JP2002253826A - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

組み合わせ遊技機

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JP2002253826A
JP2002253826A JP2001060738A JP2001060738A JP2002253826A JP 2002253826 A JP2002253826 A JP 2002253826A JP 2001060738 A JP2001060738 A JP 2001060738A JP 2001060738 A JP2001060738 A JP 2001060738A JP 2002253826 A JP2002253826 A JP 2002253826A
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Application number
JP2001060738A
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English (en)
Inventor
Takao Nishinomiya
崇夫 西宮
Sohei Kuze
壮平 久世
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な情報を外部装置へと容易に送信できる
組み合わせ遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域26に複数個の入賞口38が配
置された遊技盤9と、遊技領域26に単位遊技毎に所定
数の遊技球を順次発射する発射手段10と、入賞口38
に対応する入賞表示部97aを有する入賞表示手段97
と、所定の入賞口38に遊技球が入賞して所定の入賞役
が成立したときに遊技価値を付与する遊技価値付与手段
126と、遊技価値に基づいて遊技媒体を払い出す払い
出し手段14と、遊技状態に基づく遊技情報等の所定の
情報を外部装置へと送信可能な情報送信手段とを備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレンジボール
機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】組み合わせ遊技機、例えばアレンジボー
ル機は、発射手段により遊技盤の遊技領域へと所定数、
例えば16個の遊技球を打ち込み、その遊技球が遊技領
域の下部に配列された複数個の入賞口の何れかに入賞し
て所定の入賞役が成立した場合に、その入賞役の成立の
難易度に応じて所定の得点等の遊技価値を付与して、そ
の遊技価値に応じて払い出し手段により遊技球、メダル
等の遊技媒体を払い出す。
【0003】また遊技球が遊技領域内の始動手段に入賞
した場合に、その遊技球の検出に基づいて図柄表示手段
の誘導図柄が所定時間変動し、その変動後の停止図柄が
「7・7・7」等の特定態様になったときに作動口手段
が開放し、この作動口手段に入賞した遊技球がその内部
の特別領域を通過して通過検出手段がその遊技球を検出
したときに、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
る。
【0004】この種のアレンジボール機を多数設置した
遊技ホールでは、各アレンジボール機の遊技状況、その
他をコンピュータ等の管理装置により一括して集中的に
管理する集中管理方式が採用されている。
【0005】そこで、従来のアレンジボール機では、遊
技機本体の裏側の適宜基板に外部接続端子を設け、この
外部接続端子から始動手段への遊技球の入賞情報、特別
遊技状態の発生情報を外部装置へと取り出し可能にし
て、遊技ホールでの集中管理に対応できるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレンジボール
機では、その遊技盤側の遊技動作に関連して多数の情報
があるにも拘わらず、遊技盤側の遊技動作に関連する外
部情報として、一般に始動手段の入賞情報、特別遊技状
態の発生情報等の極く一部の情報が取り出し可能である
に過ぎず、全情報に対して取り出し可能な情報数が非常
に少ない。
【0007】このため、従来は外部の管理装置で各アレ
ンジボール機を集中的に管理するとしても、各アレンジ
ボール機毎にその図柄表示手段の変動回数、特別遊技情
報の発生回数を把握できる程度であり、管理装置側にお
いて、各アレンジボール機毎の遊技状態の変化、異常の
有無等を確実に把握できない欠点がある。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑み、必要
な情報を外部装置へと容易に送信できる組み合わせ遊技
機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技領域26
に複数個の入賞口38が配置された遊技盤9と、前記遊
技領域26に単位遊技毎に所定数の遊技球を順次発射す
る発射手段10と、前記入賞口38に対応する入賞表示
部97aを有する入賞表示手段97と、所定の前記入賞
口38に遊技球が入賞して所定の入賞役が成立したとき
に遊技価値を付与する遊技価値付与手段126と、前記
遊技価値に基づいて遊技媒体を払い出す払い出し手段1
4とを備えた組み合わせ遊技機において、遊技状態に基
づく遊技情報等の所定の情報を外部装置167へと送信
可能な情報送信手段129,135,154,157,
164を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図16はメダル投入型封入式
のアレンジボール機に採用した第1の実施形態を例示す
る。このアレンジボール機は、図1〜図4に示すよう
に、外枠1と、この外枠1の前側に配置された前枠2と
を有する遊技機本体3を備え、その前枠2は左右一端側
の縦方向のヒンジ4(図7参照)を介して外枠1に開閉
及び着脱自在に装着されている。
【0011】遊技機本体3には、その前面側に前面パネ
ル5が装着されると共に、外枠1側にメダルホッパー
6、補助タンク7、電源ユニット8等が設けられ、前枠
2側に遊技盤9、発射手段10、メダル選別手段11が
設けられる等、遊技機本体3の内部で前面パネル5の裏
側に、遊技盤9を含む各種の内部機構が設けられてい
る。
【0012】メダルホッパー6は遊技媒体としてのメダ
ルを貯留するもので、このメダルホッパー6には、投入
メダルを受け入れるメダルシュート12と、内部のメダ
ルが満杯状態のときに、余剰メダルを補助タンク7へと
溢流させる溢流口13と、メダルを払い出す払い出し手
段14とが設けられている。払い出し手段14は、メダ
ルホッパー6内のメダルを景品用又は返却用として払い
出すためのもので、メダルホッパー6の下部側に設けら
れ、モータ等の駆動手段15によりメダルホッパー6内
の回転体(図示省略)を駆動して、払い出し口16から
前側へとメダルを払い出すようになっている。なお、補
助タンク7は出し入れ自在である。電源ユニット8には
電源基板17が設けられている。
【0013】遊技盤9は、前枠2の内部の遊技盤装着枠
18と支持枠19との間に裏側から嵌脱自在に嵌合さ
れ、遊技盤装着枠18の裏側に設けられた複数個の締結
手段20により着脱自在に固定されている。従って、遊
技盤9は、遊技機本体3の前部側、取り分け前枠2に裏
側から着脱自在である。遊技盤装着枠18は門型状で、
その上側及び左右両側が支持枠19の上側で前枠2の内
側面に固定されている。支持枠19は、遊技盤9を下側
から受ける遊技盤受け部21を上縁側に一体に備え、前
枠2の内部に左右方向に架設されている。支持枠19の
裏側には、払い出し制御基板22を収納する払い出し基
板ケース23が着脱自在に装着されている。
【0014】遊技盤9の前面には、図1に示すように、
ガイドレール25が環状に装着されると共に、このガイ
ドレール25の内側の遊技領域26の下部に入賞口手段
27が配置され、また入賞口手段27の上側に図柄表示
手段28、作動口手段29、得点増加手段24、始動手
段30、作動手段31、普通入賞手段32,33等の各
遊技部品が配置されている。なお、入賞口手段27と各
遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省略)が設け
られている。
【0015】入賞口手段27は、図5、図7に示すよう
に、遊技盤9の開口部36に裏側から着脱自在に装着さ
れた入賞ケース37と、この入賞ケース37に横一列状
等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤9の
裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口38
と、各入賞口38に入賞した遊技球を検出する複数個、
例えば16個の入賞検出手段39とを備え、遊技盤9に
沿って落下する遊技球が何れかの入賞口38に入賞し、
その遊技球を入賞検出手段39で検出するようになって
いる。
【0016】図柄表示手段28は、1個又は複数個、例
えば3個の誘導図柄28aを変動表示可能であって、停
電した場合の停電時点の遊技情報、停電復旧後の遊技の
復帰予告、復帰時の遊技条件、その他の各種の遊技情報
を遊技者に報知するための液晶表示手段40により兼用
されている。なお、図柄表示手段28は、液晶表示手段
により構成され、その液晶表示手段の裏側に、図柄表示
基板34を収納する図柄基板ケース35が装着されてい
る。
【0017】各誘導図柄28aは、始動手段30が遊技
球を検出することを条件に所定時間変動して、変動後に
特定態様(「7・7・7」等の同種図柄の組み合わせ)
又はそれ以外の非特定態様で停止するようになってい
る。なお、誘導図柄28aには数字図柄等の適宜図柄が
使用されている。
【0018】作動口手段29は、図柄表示手段28の変
動後の誘導図柄28aが特定態様で停止した場合に所定
時間開放する開閉式であって、開閉自在に枢支され且つ
開放状態のときに遊技球を内部へと案内する開閉体29
aと、その内部に設けられた特定領域29bとを備えて
いる。作動口手段29には、これに入賞した遊技球を検
出する作動口検出手段29c(図10参照)と、その特
定領域29bを通過する遊技球を検出する通過検出手段
29d(図10参照)が設けられている。
【0019】作動口手段29は、遊技球を遊技盤9の裏
側に誘導するように構成されており、この作動口手段2
9に遊技球が入賞したときに、入賞口手段27の入賞し
易い及び/又は入賞し難い複数個の入賞口38への入賞
と同等に取り扱うように、例えば作動口検出手段29c
が入賞口手段27の11番目及び14番目の入賞口38
の入賞検出手段39bと対応している。
【0020】始動手段30は、遊技球が通過(又は入
賞)したときに図柄表示手段28の誘導図柄28aを変
動させるためのもので、遊技球を検出する始動検出手段
30a(図10参照)を備えている。作動手段31は特
別遊技状態が発生したときに有効になるもので、遊技球
の入賞を検出する作動検出手段31a(図10参照)を
備えている。
【0021】普通入賞手段32,33は、遊技球を遊技
盤9の裏側に誘導するように構成されており、この普通
入賞手段32,33に遊技球が入賞したときに、入賞口
手段27の任意の1個の入賞口38への入賞と同等に取
り扱うように、その普通入賞手段32の普通入賞検出手
段32a(図10参照)が入賞口手段27の7番目の入
賞検出手段39に、普通入賞手段33の普通入賞検出手
段33a(図10参照)が入賞口手段27の14番目の
入賞検出手段39と夫々対応している。
【0022】得点増加手段24は遊技球が入賞したとき
に得点を増加させるためのもので、特別遊技状態が発生
したときに作動手段31に遊技球が入賞することを条件
に所定時間開放する開閉体24aと、これに入賞した遊
技球を検出する得点増加検出手段24b(図10参照)
とを備え、この得点増加手段24に入賞した遊技球を得
点増加検出手段24bが検出したときに得点を増加(例
えば2倍)させるようになっている。
【0023】また得点増加手段24は、遊技球が入賞し
たときに、入賞口手段27の入賞し易い及び/又は入賞
し難い複数個の入賞口38への入賞と同等に取り扱うよ
うに、得点増加検出手段24bが入賞口手段27の11
〜13番目及び15番目の入賞口38の入賞検出手段3
9と対応している。
【0024】遊技盤9の裏面には、図2及び図3に示す
ように入賞口手段27、図柄表示手段28、作動口手段
29、得点増加手段24、始動手段30、作動手段31
等の各遊技部品を裏側から覆う裏カバー45と、この裏
カバー45の下側に配置された球集合ケース46とが着
脱自在に装着され、その裏カバー45の裏面に、主制御
基板47を収納する主基板ケース48と、ランプ制御基
板49を収納するランプ基板ケース50と、音声制御基
板51を収納する音声基板ケース52とが着脱自在に装
着されている。
【0025】球集合ケース46は、入賞口手段27、作
動口手段29、得点増加手段24等の遊技部品を経て遊
技盤9の裏側に誘導された遊技球を集合させるためのも
ので、図5、図7及び図8に示すように、上側が開口す
る球集合部41と、この球集合部41で集合した遊技球
を下方へと排出する排出口42とを有し、入賞ケース3
7の下側で遊技盤9の裏側に装着されている。なお、入
賞口38に入賞した遊技球は、入賞検出手段39で検出
された後、入賞口手段27等の内部に停留することな
く、球集合ケース46を経て排出口42から排出される
ようになっている。
【0026】球集合ケース46の排出口42は、待機通
路68の長さを容易に確保できるように、球集合ケース
46の左右方向の略中央よりも球送り手段69と反対側
に偏位して配置されている。また入賞口手段27の左右
両側には、作動口手段29、得点増加手段24等からの
遊技球を球集合ケース46の球集合部41へと案内する
球案内通路43が、裏カバー45内を経て球集合ケース
46側に突出するように装着されている。
【0027】発射手段10は、単位遊技毎に所定数(例
えば16個)の遊技球をガイドレール25を経て遊技盤
9の遊技領域26へと順次発射させるためのもので、図
1〜図3に示すように、発射レール53と、発射レール
53上の遊技球をガイドレール25側に向かって打撃す
る打撃槌54と、打撃槌54を遊技球の打撃方向に付勢
する発射バネ(図示省略)と、カム機構55を介して発
射バネに抗しながら打撃槌54を反打撃方向へと間欠的
に揺動させるモータ等の発射駆動手段56と、遊技者の
把持により発射駆動手段56を起動させ且つその回動操
作により発射バネのバネ圧を調整可能な発射ハンドル5
7とを備え、取り付け板58等を介して支持枠19に着
脱自在に装着されている。取り付け板58には、発射制
御基板59を収納する発射基板ケース60が着脱自在に
装着されている。
【0028】発射レール53は、遊技盤9側のガイドレ
ール25に対応して支持枠19の前側等に装着されてい
る。打撃槌54は発射レール53上の遊技球を打撃する
ように、発射レール53に対応して支持枠19の前側等
に配置され、取り付け板58に前後方向の枢軸により揺
動自在に軸支されている。発射ハンドル57は、図5に
示すように、前面パネル5側の通孔61を貫通して前側
に突出する支持筒62の前端部側に設けられており、遊
技者が前面パネル5の前側で把持して回動操作できるよ
うになっている。なお、発射ハンドル57には、遊技者
の把持又は操作を検出する接触検出手段57a(図15
省略)の接触片が設けられている。
【0029】発射レール53の前側には、発射レール5
3及びガイドレール25の発射レール53側の一部分を
前側から覆うレールカバー63が設けられている。この
レールカバー63は、例えば前面パネル5に左右方向に
架設された支持部材64に着脱自在に装着されている。
【0030】発射手段10側と遊技盤9側との間には、
図3、図5及び図8に示すように、これらを含む遊技球
用の循環経路65が閉ループ状に形成され、その循環経
路65内に複数個の遊技球が封入されている。循環経路
65は、発射手段10により発射された遊技球を遊技盤
9側へと案内する発射側経路66と、遊技盤9の裏側に
通過した遊技球を発射手段10側へと戻す戻り側経路6
7とを備えている。発射側経路66は発射レール53、
ガイドレール25等により構成され、また戻り側経路6
7は球集合ケース46、待機通路68、球送り手段69
等により構成されている。
【0031】待機通路68は、遊技盤9を通過して戻っ
て来た遊技球を待機させるためのもので、支持枠19の
裏側等の前枠2側に、発射手段10側が低くなるように
左右方向に傾斜させて着脱自在に装着され、その上流側
が遊技盤9の下端と干渉しない位置で球集合ケース46
の排出口42に下側から連通している。球送り手段69
は、発射手段10の発射動作に連動して待機通路68内
の遊技球を1個づつ発射レール53上へと送るためのも
ので、発射レール53と待機通路68の下流側端部との
間で支持枠19等に着脱自在に装着されている。
【0032】なお、循環経路65中の遊技球の封入個数
は、単位遊技の必要最低個数以上(例えば16〜25個
程度)が望ましいが、少なくとも複数個あれば良い。ま
た待機通路68は、その封入個数分の遊技球の全て、又
は下流側の一部(数個程度)が一列状に整列する程度の
長さであることが望ましい。
【0033】メダル選別手段11は、後述のメダル投入
口75から投入されたメダルの正否を選別するためのも
ので、図6及び図8に示すように、メダル投入口75に
対応して支持枠19等に着脱自在に装着されている。そ
して、このメダル選別手段11は、メダルの移動中に重
量、外形、材質等を基準に正否を判別し、その判別結果
に応じて不良なメダルを返却シュート76を経て後述の
メダル案内樋77へと戻し、正常な(正規の)メダルを
メダルホッパー6のメダルシュート12へと案内するよ
うになっている。メダル選別手段11には、正規のメダ
ルを検出するためのメダル検出手段78がその判別部よ
りも下流側に設けられている。
【0034】前面パネル5は、少なくとも遊技盤9の前
側に対応するガラス扉82と、その他の部分との複数個
に分割されている。例えば前面パネル5は、図5及び図
6に示すように、例えば遊技盤9の前面側に対応するガ
ラス扉82の他に、ガラス扉82の上側に配置された上
パネル83と、ガラス扉82の下側に配置された中間パ
ネル84と、中間パネル84の下側に配置された下パネ
ル85との複数個に分割され、その下パネル85を除く
上パネル83、ガラス扉82、中間パネル84が、前枠
2のヒンジ4と同一側で縦方向のヒンジ86により前枠
2に対して個別に開閉自在に枢着されている。
【0035】ガラス扉82は、遊技盤9の遊技領域26
に対応する窓孔87が形成された扉枠88と、その窓孔
87を塞ぐように扉枠88に装着されたガラス板89と
を備えている。上パネル83は前枠2の上部側に配置さ
れ、特別遊技状態、その他の遊技状態等を表示する上部
表示手段81が装着されている。上部表示手段81は、
上パネル83に着脱自在に装着された表示カバー90
と、表示カバー90内に設けられた1個又は複数個の表
示ランプ91とを備え、その表示ランプ91が遊技状態
に応じて点滅発光するようになっている。表示カバー9
0は、遊技機本体3の左右方向の略全幅に亘って前方に
突出すると共に、その前側が後ろ下がりに傾斜状に構成
されている。
【0036】中間パネル84は、図5〜図7に示すよう
に、前方に張り出す張り出し部94を有し、この張り出
し部94の上部側に、前下がりに傾斜する表示パネル部
95と操作パネル部96とが設けられ、また張り出し部
94の下側に、その下端から前枠2側へと後方に屈曲す
る底壁部93が設けられている。なお、中間パネル84
の下端部は、その開閉時に発射ハンドル57と干渉しな
いように、発射ハンドル57よりも上側で下パネル85
と分離され、中間パネル84を閉じたときに、下パネル
85の上端部に前側から当接するか、又は下パネル85
の上端部と上下に重なるようになっている。下パネル8
5の裏側には、スピーカ等の音声発生手段92(図9参
照)が着脱自在に装着されている。
【0037】表示パネル部95はガラス扉82の下辺側
の近傍に左右方向に細長く形成され、この表示パネル部
95の手前側に操作パネル部96が設けられている。表
示パネル部95には、左右方向の略中央部分に入賞表示
手段97が設けられ、この入賞表示手段97の左右方向
の一方にメダル数表示手段98が、他方に得点表示手段
99と異常表示手段100とが夫々設けられている。な
お、表示パネル部95は、各表示手段97〜100の表
示状態が確認し易くなるように、操作パネル部96より
も傾斜角度が大になっているが、操作パネル部96と略
同一角度にしても良い。
【0038】入賞表示手段97は、入賞口手段27の各
入賞口38と対応する複数個、例えば16個の入賞表示
部97aを備え、その各入賞表示部97aが入賞口手段
27の各入賞口38と相対応して前後方向に近接するよ
うに横一列状に配置されている。各入賞表示部97a
は、遊技球が何れかの入賞口38に入賞したときに、そ
れに対応する入賞表示部97aが発光、その他によって
その入賞を遊技者に表示するようになっている。各入賞
表示部97aには、各入賞口38に対応して一端側から
順番に番号が付されている。なお、入賞表示手段97
は、入賞口手段27よりも上側の遊技領域26の中央部
等に、入賞表示部97aを縦横に所定数(例えば4個)
づつ組み合わせて配置しても良い。
【0039】メダル数表示手段98は、メダル投入口7
5から投入されたメダルの保有枚数(預託メダル数)を
表示するためのものであり、得点表示手段99は、入賞
役の成立により付与された得点又は景品用メダルの未払
い出し分の得点を表示するためのものであって、これら
はメダルの個数、得点を数字で表示するように適宜表示
手段により構成されている。
【0040】操作パネル部96には、メダル投入口7
5、手動選択スイッチ105、自動選択スイッチ106
及び返却スイッチ107が設けられている。操作パネル
部96の裏側には、預託制御基板103を収納した預託
基板ケース104が着脱自在に装着されている。
【0041】メダル投入口75は、操作パネル部96の
左右方向の一方側でヒンジ4,86に近い側の端部若し
くはその近傍に配置され、このメダル投入口75よりも
左右方向の中央側に手動選択スイッチ105と自動選択
スイッチ106と返却スイッチ107とが左右方向に一
列状に配置されている。
【0042】メダル投入口75は、遊技対価としてのメ
ダルを投入して預託するためのもので、少なくとも単位
遊技に必要な規定数の複数枚、好ましくは複数遊技分の
多数枚のメダルを投入し得る大きさのホッパー状に構成
されている。なお、メダル投入口75の下部側の出口7
5aは、メダル選別手段11に対してメダルを1枚づつ
供給し得るように狭くなっている。
【0043】メダル投入口75の外側には、多数枚のメ
ダルを投入したときにも、出口75a側でメダルが整列
するようにメダル投入口75を微震動させる振動付与手
段108が装着されている。振動付与手段108は、メ
ダル投入口75にメダルを投入したときに作動するよう
になっている。なお、メダル投入口75は、一度の投入
枚数が単位遊技に必要な規定数以下のメダル数、例えば
メダルを1枚づつ投入できる程度のものでも良い。
【0044】手動選択スイッチ105は、その操作毎に
単位遊技づつの遊技を開始可能にするためのもので、こ
の手動選択スイッチ105を操作したときに、預託対価
である預託メダル数から単位遊技分の遊技対価である規
定数の複数枚、例えば4枚分のメダルを減算する処理を
行い、単位遊技分の遊技を開始可能な状態になるように
なっている。
【0045】自動選択スイッチ106は、所定の休止時
間をおいて繰り返し連続的に遊技を開始可能にするため
のもので、この自動選択スイッチ106を操作したとき
に、単位遊技分の遊技対価である規定数以上のメダルの
預託分があれば、手動選択スイッチ105を操作しない
限り、各遊技の開始前にその預託メダルから規定数のメ
ダルを減算する処理を行い、その後に遊技が開始可能な
状態になるようになっている。
【0046】返却スイッチ107は、預託メダルの返却
を求めるためのもので、この返却スイッチ107を操作
したときに、払い出し手段14が作動して預託分のメダ
ルをメダルホッパー6から払い出すようになっている。
【0047】手動選択スイッチ105、自動選択スイッ
チ106、返却スイッチ107には、押しボタン式、そ
の他のものが使用されている。また手動選択スイッチ1
05、自動選択スイッチ106には、その操作部側にラ
ンプ等の選択表示手段(図示省略)が設けられ、その選
択表示手段で選択状況を表示するようになっている。な
お、選択表示手段は、手動選択スイッチ105、自動選
択スイッチ106の近傍に設けても良い。
【0048】下パネル85は、前枠2の下部側に固定さ
れている。下パネル85には、その下部側の左右方向の
略中央にメダル受け皿109とメダル案内樋77とが前
後に設けられ、またメダル受け皿109の左右方向の一
方側で且つヒンジ4,86に近い側に灰皿110が、反
対側に手乗せ台111が夫々設けられている。メダル受
け皿109、灰皿110及び手乗せ台111は、下パネ
ル85から前方に突出しており、その前端は面一状にな
っている。なお、下パネル85に、発射ハンドル57を
支持する支持筒62を前後方向に貫通させる通孔61が
形成されている。
【0049】メダル受け皿109は、払い出し手段14
から払い出されたメダル、及び返却シュート76を経て
返却された不良メダル等を貯留するためのものである。
メダル案内樋77は、払い出し手段14から払い出され
たメダル、返却シュート76を経て返却された不良メダ
ルをメダル受け皿109へと案内するためのもので、下
パネル85から後方に突出するようにメダル受け皿10
9に一体又は別体に設けられている。
【0050】手乗せ台111の上側には発射ハンドル5
7があり、これら手乗せ台111及び発射ハンドル57
は、ヒンジ4,86、メダル投入口75に対して左右方
向の反対側の端部若しくはその近傍に配置されている。
手乗せ台111は、発射ハンドル57を操作するときに
手の一部を乗せておくためのもので、この手乗せ台11
1と発射ハンドル57との間隔は、手乗せ台111上に
手の一部を乗せた状態でも発射ハンドル57を操作でき
るし、乗せない状態でも操作できる程度に設定されてい
る。
【0051】また発射ハンドル57の上側には、中間パ
ネル84の張り出し部94に、上側へと円弧状に凹入す
る凹部112が形成され、発射ハンドル57と張り出し
部94との間に、発射ハンドル57を把持したときに、
手が中間パネル84の張り出し部94に接触しない程度
の間隔が確保されている。
【0052】図9はアレンジボール機の制御系のブロッ
ク図である。この制御系は、図9に示すように基板の単
機能化を図るべく複数種類の制御機能別に分けられ、そ
の各制御機能別に払い出し制御基板22、表示制御基板
34、主制御基板47、ランプ制御基板49、音声制御
基板51、発射制御基板59、預託制御基板103に分
けて実装されている。
【0053】主制御基板47は、主として遊技盤9側の
遊技動作の制御を行うためのもので、図10に示すよう
に遊技制御手段120、入賞処理手段121、乱数発生
手段122、遊技状態判定手段123、図柄選択手段1
24、特別遊技状態発生手段125、精算処理手段12
6、制御コマンド送信手段127、遊技異常判定手段1
28、情報送信手段129等を備えている。なお、この
各手段120〜129は、CPU、ROM、RAM等の
電子部品により構成されている。
【0054】遊技制御手段120は、発射手段10が所
定数(16個)の遊技球を遊技領域26へと発射するこ
とにより成立する単位遊技毎に、その遊技の開始から終
了までの遊技中の制御を行い、所定の休止時間をおいて
単位遊技を繰り返し可能に制御するためのものである。
【0055】入賞処理手段121は、入賞口手段27の
入賞検出手段39、普通入賞手段32,33の普通入賞
検出手段32a,33a、作動口手段29の作動口検出
手段29c、得点増加手段24の得点増加検出手段24
b等の入賞情報に基づいて入賞処理を行うためのもの
で、入賞口手段27の入賞口38等に遊技球が入賞した
ときに、所定の入賞口38に対応する入賞表示手段97
の入賞表示部97aに入賞表示を行わせる機能と、隣り
合う複数個(例えば4個)の入賞口38に遊技球が入賞
する等の所定の入賞役の正否を判定する機能とを有す
る。
【0056】乱数発生手段122は、遊技状態決定用乱
数、その他の所定の乱数を繰り返し発生するようになっ
ている。
【0057】遊技状態判定手段123は、乱数発生手段
122からの抽選乱数値に基づいて特別遊技か否かの遊
技状態を判定するためのもので、始動手段30が遊技球
を検出することを条件に乱数発生手段122の遊技状態
決定乱数の発生乱数値を抽選して、その抽選乱数値が特
別遊技判定乱数値のときに特別遊技と判定するようにな
っている。なお、遊技状態判定手段123が特別遊技と
判定したときには、図柄表示手段28の変動後の誘導図
柄28aが「7・7・7」等の特定態様で停止した後に
作動口手段29が所定時間開放するようになっている。
【0058】図柄選択手段124は、遊技状態判定手段
123の特別遊技、非特別遊技の判定結果に基づいて、
図柄表示手段28が変動後に停止表示する誘導図柄28
aの種類を乱数抽選等により選択して設定するためのも
ので、遊技状態判定手段123が特別遊技と判定したと
きには、全ての誘導図柄28aが同種図柄となる複数種
類の特定態様の中から何れか1つを、また非特別遊技と
判定したときには、少なくとも1つの誘導図柄28aが
異なる複数種類の非特定態様の中から何れか1つを夫々
選択するようになっている。
【0059】特別遊技状態発生手段125は、通過検出
手段29dが特定領域29cを通過する遊技球を検出し
たときに、その検出を条件に遊技者に有利な特別遊技状
態を発生するためのもので、遊技状態判定手段123の
判定結果が特別遊技のときに、作動口手段29が開放し
て通過検出手段29dが特定領域29cの遊技球の通過
を検出することを条件に、所定遊技回数(例えば14回
等の複数回)に亘って特別遊技状態を継続させるように
なっている。
【0060】特別遊技状態では作動手段31が有効にな
り、この作動手段31に遊技球が入賞すれば得点増加手
段24が開放して、この得点増加手段24に遊技球が入
賞することを条件に、その遊技で獲得した得点を増加
(例えば2倍)させるようになっている。なお、特別遊
技状態発生手段125は、通過検出手段29dが遊技球
を検出した後に、再度遊技球を検出すれば、特別遊技状
態を終了させるようになっている。
【0061】精算処理手段126は、単位遊技毎に得点
等の遊技価値を付与する等の精算処理を行うためのもの
で、入賞処理手段121が入賞役の成立を判定した場合
にその成立の難易度に応じて得点を付与し、また特別遊
技状態の発生中に得点増加手段24に遊技球が入れば、
その単位遊技での得点を2倍に増加させるようになって
いる。なお、精算処理手段126により遊技価値付与手
段が構成されている。
【0062】遊技異常判定手段128は、作動口手段2
9、得点増加手段24等の開閉式の遊技部品に作動不良
が生じたとき、入賞検出手段39、作動口検出手段29
c、通過検出手段29d、得点増加検出手段24b、始
動検出手段30a、普通入賞検出手段32a,33a等
の各検出手段の短絡、断線等が生じたとき、発射手段1
0から所定数の遊技球を遊技領域26に発射したにも拘
わらず、所定時間経過しても所定数(16個)の遊技球
が入賞口手段27の入賞口38等に入賞しない等の入賞
異常が生じたときに、その異常を個別に判定して異常情
報を出すようになっている。
【0063】制御コマンド送信手段127は、各制御基
板22,34,49,51,59,103に制御コマン
ドを一方向通信により送信するためのもので、入賞処理
手段121の入賞処理に基づいて表示制御基板34側に
入賞表示の制御コマンドを送信する機能、遊技状態判定
手段123の判定結果に基づいて表示制御基板34側に
図柄変動の制御コマンドを送信する機能、精算処理手段
126の得点に基づいてランプ制御基板49側に得点表
示の制御コマンドを送信する機能、精算処理手段126
の得点に基づいて払い出し制御基板22にメダル払い出
しの制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生
等の遊技状態に基づいて音声制御基板51側に音声発生
の制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等
の遊技状態に基づいてランプ制御基板49側にランプ表
示の制御コマンドを送信する機能、遊技異常判定手段1
28の異常情報に基づいてランプ制御基板49側に異常
表示の制御コマンドを送信する機能、遊技制御手段12
0からの遊技球の発射、終了等の制御コマンドを発射制
御基板59へと送信する機能等を有する。
【0064】情報送信手段129は、遊技盤側の遊技動
作に関連する各種の情報を管理装置等の外部装置167
へと送信するためのもので、入賞検出手段39の入賞情
報、入賞表示手段97の入賞表示情報、作動口検出手段
29cの作動口情報、通過検出手段29dの通過情報、
得点増加検出手段24bの得点増加情報、始動検出手段
30aの始動情報(図柄表示手段28の変動情報)、普
通入賞検出手段32a,33aの普通入賞情報、遊技制
御手段120の遊技開始情報、遊技中情報、遊技終了情
報、休止時間情報、入賞処理手段121の入賞処理情
報、遊技状態判定手段123の特定遊技判定情報、非特
定遊技判定情報、図柄選択手段124の図柄種別情報、
特別遊技状態発生手段125の特別遊技状態発生情報、
特別遊技状態の継続回数情報、精算処理手段126の得
点情報、遊技異常判定手段128の異常情報等、遊技盤
9側の遊技動作の制御に関連する各種の情報の一部又は
全部を1又は複数バイトのデジタル情報で送信可能にな
っている。
【0065】この情報送信手段129は、主制御基板4
7の適当箇所に設けられた出力端側のコネクタを含み、
そのコネクタに外部コネクタを接続することにより、必
要な情報を外部装置167へと送信でき、コネクタの必
要な箇所に外部コネクタを接続することにより、複数種
類の情報の中から必要な情報を選択して取り出すことも
可能である。
【0066】なお、コネクタは各情報毎に別々に独立し
て設けても良いし、検出情報とそれ以外の情報とに分け
る等、適宜区分で複数個のコネクタを設け、その各コネ
クタから複数種類の情報を取り出すようにしても良い。
また情報送信手段129は、必ずしも各情報の全てを送
信可能に構成する必要はない。
【0067】預託制御基板103には、図11に示すよ
うに預託制御手段131と返却制御手段132と遊技選
択手段133と預託異常判定手段134と情報送信手段
135とが設けられている。
【0068】預託制御手段131は、預託されたメダル
(遊技媒体)に関する預託制御を行うためのもので、投
入メダル数を記憶中の預託メダル数に順次加算して預託
メダル数を更新する機能と、遊技選択手段133の単独
遊技、連続遊技の選択結果に基づいて各単位遊技毎にそ
の開始前に預託メダル数から単位遊技に必要な規定数分
のメダルを遊技対価として減算処理する機能と、預託メ
ダル数を更新する都度、その時点の預託メダル数をメダ
ル数表示手段98に表示させる機能とを備えている。な
お、預託制御基板103は、手動選択スイッチ105を
操作した場合にはその操作毎に、また自動選択スイッチ
106を操作した場合には各単位遊技毎に夫々規定数の
メダルを減算するようになっている。
【0069】遊技選択手段133は、手動選択スイッチ
105、自動選択スイッチ106の操作に基づいて単独
遊技と連続遊技とを選択するためのもので、手動選択ス
イッチ105を操作したときにその操作毎に単位遊技を
行う単独遊技を、自動選択スイッチ106を操作したと
きに所定の休止時間をおいて連続的に遊技を行う連続遊
技を夫々選択するようになっている。返却制御手段13
2は、返却スイッチ107の操作があったときに預託制
御基板103からの預託メダル数を読み込んで、その預
託メダルの一部又は全部を返却する返却コマンドを払い
出し制御基板22に送信するようになっている。
【0070】預託異常判定手段134は、メダル選別手
段11に異常が生じたとき、メダル検出手段78、手動
選択スイッチ105、自動選択スイッチ106の断線、
短絡が生じたときに、その異常を判定して異常情報を出
力するようになっている。情報送信手段135は、預託
制御手段131の預託情報、遊技選択手段133の単独
遊技情報、連続遊技情報、返却制御手段132の返却情
報、メダル選別手段11、メダル検出手段78、手動選
択スイッチ105、自動選択スイッチ106等の異常情
報の一部又は全部を1又は複数バイトのデジタル情報で
送信可能になっている。
【0071】表示制御基板34は、図12に示すように
図柄表示制御手段136と入賞表示制御手段137とを
備えている。図柄表示制御手段136は、始動検出手段
30aが遊技球を検出することに基づいて図柄表示手段
28の誘導図柄28aを所定時間変動させて、遊技状態
判定手段123の特定遊技判定又は非特定遊技判定、図
柄選択手段124の選択結果に応じて誘導図柄28aを
特定態様又は非特定態様で停止させるようになってい
る。
【0072】入賞表示制御手段137は、入賞処理手段
121の入賞処理結果に基づいて、遊技球が入賞した入
賞口38等に対応する入賞表示手段97の入賞表示部9
7aに入賞表示を表示させると共に、遊技の終了後に入
賞表示部97aの入賞表示を消して入賞表示手段97を
初期状態に戻すようになっている。
【0073】ランプ制御基板49は、図13に示すよう
に、特別遊技状態の発生等の遊技状態の変化に基づいて
遊技盤9側及び/又は前面パネル5側の1個又は複数個
の表示ランプ138を点灯させるランプ制御手段139
と、精算処理手段126からの情報に基づいて得点表示
手段99に得点を表示させる得点制御手段140と、遊
技盤9側の各種の異常を異常表示手段100に表示させ
る異常表示制御手段141とを備えている。なお、異常
表示手段100は、各異常をその種類毎に数字等で表示
するように構成されている。異常表示手段100はラン
プ制御基板49に設けても良い。
【0074】払い出し制御基板22は、図14に示すよ
うに払い出し制御手段151、払い出し異常判定手段1
52、払い出し異常表示手段153、情報送信手段15
4等を備えている。払い出し制御手段151は、得点の
発生及び/又は返却スイッチ107の操作による返却要
求に基づいて払い出し手段14を制御するためのもの
で、精算処理手段126の精算処理により付与された得
点に基づいてメダルの獲得数を演算し、その獲得数のメ
ダルを払い出させる機能と、返却制御手段132からの
返却コマンドに基づいてメダルを払い出させる機能等を
備え、その各機能に従って払い出し手段14を制御する
ようになっている。
【0075】払い出し異常判定手段152は、払い出し
手段14から実際に払い出されるメダル数を払い出し検
出手段152aにより検出して、実際のメダルの払い出
し数が払い出し予定数に満たないときに払い出し異常と
判定して、その払い出し異常情報を出力するようになっ
ている。払い出し異常表示手段153は表示ランプ等か
らなり、払い出し異常判定手段152から払い出し異常
情報があったときに、点灯して払い出し異常を報知する
ようになっている。情報送信手段154は、払い出し制
御基板22側の獲得メダル数情報、返却メダル数情報及
び/又は払い出し個数情報等、払い出し手段14の払い
出し制御に関連する各種の払い出し情報、払い出し異常
判定手段152からの払い出し異常情報を外部装置16
7へと1又は複数バイトのデジタル情報で送信可能にな
っている。
【0076】音声制御基板51は、遊技状態に基づいて
音声発生手段92が発生する効果音等の音声の制御を行
うためのもので、CPU、ROM、RAM等を備え、主
制御基板47側からの制御コマンドがあったときに、音
声発生手段92から所定の音声を発生させるようになっ
ている。
【0077】発射制御基板59は、各単位遊技の終了毎
に所定の休止時間をおいて発射手段10の発射制御を行
うためのもので、図15に示すように発射制御手段15
5と発射異常判定手段156と情報送信手段157とを
備えている。発射制御手段155は、遊技制御手段12
0の制御により遊技可能な状態になった場合に、遊技者
が発射ハンドル57を把持して操作することを条件に発
射手段10を作動させて、発射レール53近傍で遊技球
の発射を検出する発射検出手段158の発射信号と、フ
ァール球通路側に戻るファール球を検出するファール球
検出手段159のファール球検出信号とに基づいて、遊
技領域26へと実際に発射された遊技球の発射数を確認
しながら、単位遊技に必要な所定数(16個)の遊技球
を遊技領域26へと打ち込むように、発射手段10を制
御するようになっている。
【0078】発射異常判定手段156は、発射手段10
の作動不良が生じたとき、発射検出手段158、ファー
ル球検出手段159の断線、短絡等が生じたとき、遊技
者による発射ハンドル57の把持等の接触を検出する接
触検出手段57aの作動不良が生じたときに、その異常
を判定して異常情報を出力するようになっている。
【0079】情報送信手段157は、発射情報、発射検
出情報、ファール球検出情報、発射数情報等、発射手段
10の遊技球の発射に関連する各種の発射関連情報、発
射手段10の異常情報、発射検出手段158及びファー
ル球検出手段159の断線、短絡等の異常情報、接触検
出手段57aの異常情報を1又は複数バイトのデジタル
情報で送信可能になっている。
【0080】その他、遊技機本体3側には、図16に示
すように前枠2の開閉を検出する前枠開閉検出手段16
0、前面パネル5の開閉を検出するパネル開閉検出手段
161、ガラス扉82の開閉を検出する扉開閉検出手段
162等があり、これらは外部送信基板163の情報送
信手段164に接続されている。情報送信手段164
は、前枠2の開閉情報、前面パネル5の開閉情報、ガラ
ス扉82の開閉情報、各検出手段160〜162の断
線、短絡等の異常情報を外部装置167へと1又は複数
バイトのデジタル情報で送信可能になっている。
【0081】各情報送信手段135,154,157,
164は、各制御基板22,49,103、外部送信基
板163の適当箇所に設けられた出力端側のコネクタを
含み、そのコネクタに外部コネクタを接続することによ
り、必要な情報を外部装置167へと送信でき、コネク
タの必要な箇所に外部コネクタを接続することにより、
その複数種類の情報の中から必要な情報を選択して取り
出すことも可能である。
【0082】次にこのアレンジボール機における動作を
説明する。遊技の開始に際しては、メダル投入口75に
単位遊技に必要な規定数以上の複数枚のメダルを投入す
る。すると各メダルはメダル投入口75内で整列してメ
ダル選別手段11へと入り、そのメダル選別手段11で
正否の判別を受け、不良メダルは返却シュート76から
メダル受け皿109へと戻され、正規のメダルのみがメ
ダルシュート12を経てメダルホッパー6へと落下す
る。
【0083】このときメダル検出手段78が正規のメダ
ルを検出し、預託制御手段131側でそのメダル数を計
数して、記憶中の預託メダル数に加算して更新する。こ
れによって遊技対価として規定数のメダルの減算処理が
可能になるため、遊技を開始可能になる。またメダルを
投入すれば、預託制御手段131の制御によってメダル
数表示手段98が預託メダル数を表示する。このため遊
技者は、その表示によってその時点の預託メダル数を容
易に確認できる。
【0084】次に手動選択スイッチ105を操作する
と、遊技選択手段133が単独遊技の指令を預託制御基
板103、発射制御基板59、その他の各部に送り、預
託制御手段131が預託メダル数から規定数分を減算し
更新する処理を行い、これによって発射手段10が実際
に遊技球を発射可能になる。なお、預託制御手段131
が減算処理を行えば、メダル数表示手段98はその減算
後の預託メダル数を表示する。
【0085】その後、遊技者が発射ハンドル57を把持
して操作すると、発射制御手段155が遊技選択手段1
33からの単独遊技の指令に基づいて発射手段10を作
動させ、球送り手段69が待機通路68内の遊技球を1
個づつ発射レール53上に供給し、その発射レール53
上の遊技球を打撃槌54で打撃して順次ガイドレール2
5を経て遊技盤9の遊技領域26へと打ち込んで行き、
これによって通常の遊技が進行する。なお、規定数のメ
ダルを投入した場合に、預託を経ずに遊技を開始させる
ようにしても良い。
【0086】遊技領域26に打ち込まれた遊技球は、入
賞口手段27の何れかの入賞口38に入賞するか、又は
作動口手段29等に入賞して、遊技盤9の裏側へと案内
された後、球集合ケース46を経て待機通路68へと順
次戻されて行く。例えば、遊技球が入賞口手段27の何
れかの入賞口38に入賞すると、その遊技球は入賞口3
8から遊技盤9の裏側へと案内され、球集合ケース46
を経て待機通路68へと戻される。また、遊技球が入賞
口38から遊技盤9の裏側へと通過するときに、入賞検
出手段39がその遊技球を検出し、入賞処理手段121
の入賞処理によって、入賞表示手段97の対応する入賞
表示部97aが入賞を表示する。
【0087】入賞口手段27の入賞口38の内、その隣
り合う4個の入賞口38に遊技球が入賞して入賞役が成
立すると、入賞処理手段121が入賞役の成立を判定
し、その入賞役の成立の難易度に応じて精算処理手段1
26が得点を付与する精算処理を行い、得点表示手段9
9がその得点を表示する。このため遊技者は、その遊技
で獲得した得点を得点表示手段99の表示によって容易
に確認できる。
【0088】一方、得点が付与されると、払い出し手段
14が払い出し制御基板22の制御により作動して、そ
の得点に応じてメダルホッパー6内のメダルを払い出し
口16からメダル受け皿109へと払い出す。これによ
って遊技者は、所定の利益を享受できる。なお、単位遊
技当たりの得点は最高10点であり、また1点当たりの
メダルの払い出し枚数は4枚である。
【0089】始動手段30に入賞した遊技球を始動検出
手段30aが検出すると、遊技状態判定手段123が乱
数発生手段122の発生乱数値を抽選して、その抽選乱
数値から特別遊技にするか否かを判定し、また図柄選択
手段124が変動後の誘導図柄28aの種類を選択す
る。そして、図柄表示手段28の誘導図柄28aが図柄
表示制御手段136の制御により変動を開始する。誘導
図柄28aは、変動開始から所定時間経過した後、遊技
状態判定手段123の判定結果に基づいて、その判定結
果が特別遊技のときに特定態様となり、非特別遊技のと
きに非特定態様となるように、図柄選択手段124によ
り選択された停止図柄で特定態様又は非特定態様で停止
する。
【0090】誘導図柄28aが特定態様で停止し確定す
ると、作動口手段29の開閉体29aが左右両側へと開
放して、上方から落下する遊技球を内部へと誘導する。
そして、遊技球が特定領域29bを通過すると、通過検
出手段29dがその遊技球の通過を検出して、特別遊技
状態発生手段125が働いて特別遊技状態が発生する。
【0091】なお、作動口手段29に入賞した遊技球を
作動口検出手段29cが検出すると、遊技球が11番目
及び14番目の入賞口38に入賞したときと同様に、入
賞表示手段97のそれに対応する入賞表示部97aが入
賞を表示する。また遊技領域26に16個の遊技球を打
ち込むと、発射制御手段155の制御により発射手段1
0が停止して単位遊技が終了し、次の単位遊技を開始す
るまで所定の休止状態となる。
【0092】特別遊技状態発生手段125が作動して特
別遊技状態が発生すれば、作動手段31が有効になり、
この作動手段31に遊技球が入賞すると、得点増加手段
24が所定時間開放する。そして、得点増加手段24に
遊技球が入賞すると、精算処理手段126がその遊技中
に獲得した得点を2倍に増加させる処理を行い、その得
点に応じてメダルが払い出される。
【0093】自動選択スイッチ106を操作したときに
は、預託メダル数が単位遊技に必要な規定数以上である
限り、遊技選択手段133の連続遊技の指令に基づいて
預託制御手段131が各遊技毎に規定数のメダルの減算
処理を行い、発射手段10が各遊技毎に遊技領域26へ
と所定数の遊技球を打ち込んで行く。従って、遊技者
は、発射ハンドル57を操作するだけで、所定の休止時
間をおきながら自動的に連続して遊技を行うことができ
る。
【0094】返却スイッチ107を操作したときには返
却制御手段132が返却を指令し、預託制御手段131
側に預託メダル数の記憶があることを条件に、払い出し
制御手段151の制御により、払い出し手段14が作動
してメダルホッパー6から預託メダル数分のメダルをメ
ダル受け皿109へと払い出す。
【0095】このような遊技を行う場合、各情報送信手
段129,135,154,157,164が所定の情
報を外部装置167へと送信し、外部装置167ではそ
の情報に基づいて各アレンジボール機を集中的に管理す
る。例えば、メダル投入口75に単位遊技に必要な規定
数以上のメダルを投入すれば、預託制御基板103の情
報送信手段135が預託情報を送信し、記憶中の預託メ
ダル数に加算して更新する毎に、その預託情報を送信す
る。また遊技者が単独遊技を選択すれば単独遊技情報
を、連続遊技を選択すれば連続遊技情報を情報送信手段
135が夫々送信する。更に発射選別手段11に異常が
あれば、その異常情報を送信する。このため外部装置1
67側では、メダルの預託状況、単独遊技と連続遊技と
の選択状況、メダル選別手段11の異常の有無等を容易
に管理できる。
【0096】遊技制御手段120の制御によって遊技を
開始可能になり、実際の単位遊技を開始すると、主制御
基板47の情報送信手段129が遊技中情報、遊技開始
情報等を送信し、また単位遊技を終了すると、同様に遊
技終了情報を外部装置167へと送信する。このため外
部装置167側では、遊技中か否か、遊技の開始時期、
遊技の終了時期等を管理できる。
【0097】その後、遊技者が発射ハンドル57の把
持、操作により発射手段10が作動して遊技領域26へ
の遊技球の発射を開始すると、発射制御基板59の情報
送信手段157が発射検出情報、発射数情報等を外部装
置167へと送信する。また発射手段10、発射検出手
段158、ファール球検出手段159等に異常があれ
ば、同様に情報送信手段157がその異常情報を送信す
る。このため外部装置167側では、発射手段10によ
る遊技球の発射数、或いは異常の有無等を管理できる。
【0098】入賞口手段27の入賞口38に遊技球が入
賞し、入賞表示手段97の入賞表示部97aが入賞表示
をすれば、情報送信手段129が入賞情報、入賞表示情
報を外部装置167へと送信する。また始動手段30に
遊技球が入賞して、遊技状態判定手段123が遊技状態
を判定し、図柄選択手段124が停止図柄を選択すれ
ば、情報送信手段129がその始動情報、特別遊技判定
情報、非特別遊技判定情報、停止図柄情報を外部装置1
67へと送信する。
【0099】更に特別遊技状態が発生して作動手段31
が有効になり、作動口手段29に遊技球が入賞して特定
領域29bを通過し、得点増加手段24に遊技球が入賞
すれば、情報送信手段129が同様に作動状態、作動口
情報、特定領域通過情報、入賞表示情報、開閉体24a
の開閉情報、得点増加情報を外部装置167へと送信す
る。精算処理手段126による精算処理が終了して単位
遊技が終了すれば、情報送信手段129が得点情報、遊
技終了情報等を送信する。
【0100】このため外部装置167では、遊技盤9側
の各遊技動作毎の情報、異常情報等に基づいてアレンジ
ボール機を管理できる。また入賞口38への遊技球の入
賞による入賞情報と、作動口手段29への遊技球の入賞
による作動口情報とを外部装置167へと送信すること
により、入賞役情報があった場合にも、その入賞役が作
動口手段29への入賞に基づくものか否かを容易に判断
できる。
【0101】また払い出し手段14がメダルを払い出す
と、払い出し制御基板22の情報送信手段154が払い
出し情報を外部装置167へと送信する。このため外部
装置167では、払い出し手段14のメダルの払い出し
状況等を管理できる。
【0102】図17は本発明の第2の実施形態を例示す
る。この実施形態では、主制御基板47、預託制御基板
103、払い出し制御基板22、発射制御基板59とは
別に情報送信基板168,169を設け、その情報送信
基板168に主制御基板47側からの各情報用の情報送
信手段129を、情報送信基板169に預託制御基板1
03、払い出し制御基板22及び発射制御基板59側の
各情報用の情報送信手段135,154,157を夫々
設け、この各情報送信手段129,135,154,1
57から外部装置167へと夫々の情報を送信するよう
にしている。
【0103】このように情報送信専用の情報送信基板1
68,169を設け、その情報送信基板168,169
側の情報送信手段129,135,154,157のコ
ネクタに外部コネクタを接続するようにしても良い。こ
の場合、預託制御基板103、払い出し制御基板22及
び発射制御基板59の情報を送信する情報送信手段13
5,154,157は、別々に設けても良いし、一体に
構成しても良い。
【0104】なお、遊技盤9側の各情報を送信する情報
送信基板168と、遊技機本体3側の各情報を送信する
情報送信基板169とに分けることが望ましい。また情
報送信基板168は遊技盤9の裏側の裏カバー等に、情
報送信基板169は遊技機本体3の裏側の裏機構板等に
設けることが望ましいが、各情報送信基板168,16
9を遊技盤9の裏側又は遊技機本体3の裏側に設けても
良い。
【0105】図18は本発明の第3の実施形態を例示
し、この実施形態は、本発明を非循環式のアレンジボー
ル機に採用したものである。遊技機本体3は、外枠1
と、この外枠1に開閉自在に枢着された前枠2を有す
る。前枠2には、遊技盤9が裏側から着脱自在に装着さ
れ、この遊技盤9の前側にガラス扉82と前面パネル5
とが開閉自在に配置されている。前面パネル5には、発
射用の遊技球を貯留する上皿170が装着されている。
前枠2の下部には、余剰球を貯留する下皿171と、発
射手段10の発射ハンドル57とが夫々設けられてい
る。
【0106】発射手段10は、発射レール53と、上皿
170から発射レール53上に1個づつ供給される遊技
球を打撃する打撃槌54と、遊技者が発射ハンドル57
を操作したときに打撃槌54を駆動する発射駆動手段5
6とを備え、単位遊技毎に所定数の遊技球を遊技盤9側
へと発射させるようになっている。
【0107】前枠2の裏側には、遊技球を払い出す払い
出し手段が設けられ、得点に応じて景品用の遊技球を上
皿170へと払い出すようになっている。また遊技盤9
の遊技領域26の下部には、横一列状に配置された入賞
口38を有する入賞口手段27と、横一列状に配置され
た入賞表示部97aを有する入賞表示手段97とが設け
られている。入賞口38と入賞表示部97aは、上下に
相対応して配置されている。なお、遊技領域26の上部
には、第1の実施形態と同様に各遊技部品が配置されて
いる。
【0108】このアレンジボール機では、遊技に際して
予め上皿170に遊技球を入れておき、その遊技球を発
射手段10で1個づつ発射しながら遊技を行い、遊技に
使用した遊技球は遊技盤9の裏側から島側へと回収して
行く。そして、得点があれば、払い出し手段により上皿
170へと遊技球を払い出す。このように非循環式のア
レンジボール機でも同様に実施できる。なお、入賞表示
手段97は、入賞口手段27の上側で遊技領域26の略
中央部分に配置しても良い。
【0109】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、第1の実施形態では、遊技球を発射手段10側
と遊技盤9側との間で循環させて遊技を行う循環式につ
いて例示し、第3の実施形態では上皿170に貯留した
遊技球を消費して遊技を行う非循環式について例示して
いるように、本発明は循環式、非循環式を問わず実施可
能である。
【0110】またアレンジボール機の他、入賞牌の組み
合わせで入賞役が成立する雀球遊技機等の組み合わせ遊
技機(アレンジボール機を含む)は勿論のこと、パチン
コ機でも同様に実施可能である。要するに本発明は、弾
球遊技機全般に採用可能である。
【0111】特別遊技状態での遊技内容は、遊技者に有
利となるものであれば良く、実施形態に例示の遊技状態
に限定されるものではない。例えば、アレンジボール機
の場合に、特別遊技状態で誘導増加装置が作動して作動
手段31を有効にする構成の他、入賞役が成立し易くす
るか、又は複数遊技に亘って図柄表示手段28の変動後
の誘導図柄28aが特定態様となる確率が通常確率から
高確率に確率変動するようにしても良い。
【0112】各情報送信手段129,135,154,
157は、遊技状態の変化に伴う遊技情報、検出手段の
検出情報等を外部装置167へと送信可能なものであれ
ば十分であり、その情報もデジタル情報、アナログ情
報、電圧情報、電流情報の何れでも良い。また多種類の
情報を送信する場合、各情報送信手段129,135,
154,157は、必要な情報を取り出し得るものであ
れば良い。なお、実施形態の情報は単なる例示に過ぎ
ず、これらの情報に限定されるものでもないし、その全
ての情報を送信する必要もない。
【0113】外部へと送信すべき情報としては、実施形
態に例示の各情報の他に、図柄表示手段28の変動後の
誘導図柄28aが特定態様となる確率が通常確率から高
確率へと確率変動する場合の確率変動情報(通常確率情
報、高確率情報を含む)、先の特定態様又は特別遊技状
態の発生から次の特定態様又は特別遊技状態の発生まで
の遊技回数情報等がある。また外部装置167には、遊
技ホールの管理装置の他、型式試験の試験装置等があ
り、型式試験の際に試験装置へと情報を送信するように
しても良い。
【0114】第1の実施形態に例示のように規定の複数
枚のメダルの投入によて遊技を開始可能にする場合、メ
ダル投入口75から投入されたメダルを預託制御基板1
03で1枚づつ計数する他、規定の複数枚を単位として
検出し、その検出を条件に遊技を開始可能にしても良
い。
【0115】また第1の実施形態では手動・自動の別を
選択するようにしているが、遊技に必要な預託メダルが
ある限り、発射ハンドル57を操作しておれば、所定の
休止時間をおいて自動的に遊技を繰り返すようにしても
良い。この場合にも、発射ハンドル57のタッチ片から
手を放したときに、その遊技の終了又は所定時間の経過
を待って遊技の継続を停止するように構成すれば、別段
問題はない。
【0116】手動、自動を選択する遊技選択手段133
を設ける場合にも、手動選択スイッチ105と自動選択
スイッチ106とを別々に設ける必要はなく、1個の選
択手段で手動、自動を選択するようにしても良い。この
場合、遊技選択手段133の近傍等の適当箇所に手動選
択表示手段、自動選択表示手段を設けることにより、遊
技者は容易に手動、自動の区別が可能である。なお、選
択表示手段を1個として、その表示の色、点滅の有無等
により自動、手動を識別可能に表示するようにしても良
い。
【0117】また第1の実施形態では、手動選択スイッ
チ105を操作したときには、その操作によって預託制
御基板103がその遊技の開始前に規定数のメダル(遊
技対価)の減算処理を行い、自動選択スイッチ106を
操作したときには、その操作によって預託制御基板10
3がその各遊技の開始前に規定数のメダルの減算処理を
行うようにしているが、何れの場合にもメダルの投入後
に遊技者が発射ハンドル57を操作することを条件に、
預託制御基板103が遊技の開始前に規定数のメダルの
減算処理を行うようにしても良い。
【0118】預託メダルがない場合には、規定数のメダ
ルを投入した後に手動選択スイッチ105を操作しなく
ても、預託制御基板103がそのメダルを自動的に処理
をして遊技を開始可能にするように構成(プログラム等
により)しても良い。
【0119】実施形態では入賞役が成立した場合に得点
を付与するようにしているが、得点の付与に限らず、所
定の遊技価値を付与するものであれば良い。また遊技媒
体にはメダル以外のものを使用しても良い。
【0120】
【発明の効果】本発明では、遊技領域26に複数個の入
賞口38が配置された遊技盤9と、遊技領域26に単位
遊技毎に所定数の遊技球を順次発射する発射手段10
と、入賞口38に対応する入賞表示部97aを有する入
賞表示手段97と、所定の入賞口38に遊技球が入賞し
て所定の入賞役が成立したときに遊技価値を付与する遊
技価値付与手段126と、遊技価値に基づいて遊技媒体
を払い出す払い出し手段14とを備えた組み合わせ遊技
機において、遊技状態に基づく遊技情報等の所定の情報
を外部装置167へと送信可能な情報送信手段129,
135,154,157,164を備えているので、必
要な情報を外部装置167へと容易に送信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す前枠の背面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す外枠の正面図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の横断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す戻り側経路部分
の縦断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す主制御基板側
のブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す預託制御基板
側のブロック図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す表示制御基板
側のブロック図である。
【図13】本発明の第1の実施形態を示すランプ制御基
板側のブロック図である。
【図14】本発明の第1の実施形態を示す払い出し制御
基板側のブロック図である。
【図15】本発明の第1の実施形態を示す発射制御基板
側のブロック図である。
【図16】本発明の第1の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図17】本発明の第2の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図18】本発明の第3の実施形態を示すアレンジボー
ル機の正面図である。
【符号の説明】
9 遊技盤 10 発射手段 14 払い出し手段 26 遊技領域 38 入賞口 97 入賞表示手段 97a 入賞表示部 126 精算処理手段(遊技価値付与手段) 129,135,154,157,164 情報送信手
段 167 外部装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域(26)に複数個の入賞口(38)が配
    置された遊技盤(9)と、前記遊技領域(26)に単位遊技毎
    に所定数の遊技球を順次発射する発射手段(10)と、前記
    入賞口(38)に対応する入賞表示部(97a) を有する入賞表
    示手段(97)と、所定の前記入賞口(38)に遊技球が入賞し
    て所定の入賞役が成立したときに遊技価値を付与する遊
    技価値付与手段(126) と、前記遊技価値に基づいて遊技
    媒体を払い出す払い出し手段(14)とを備えた組み合わせ
    遊技機において、遊技状態に基づく遊技情報等の所定の
    情報を外部装置(167) へと送信可能な情報送信手段(12
    9)(135)(154)(157)(164) を備えたことを特徴とする組
    み合わせ遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004180845A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Taiyo Elec Co Ltd 組合せ式遊技機
JP2004215874A (ja) * 2003-01-15 2004-08-05 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2007252755A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Samii Kk 雀球遊技機

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