JP3801440B2 - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
組み合わせ遊技機、例えばアレンジボール機は、遊技球投入式とメダル投入式とがある。その何れの形式のアレンジボール機でも、ゲームに際しては各ゲーム毎に16個の遊技球を発射手段により遊技盤の遊技領域へと打ち込んで、その遊技球を下部に横一列状に配置された入賞口手段の何れかの入賞口に入賞させ、その入賞口手段の隣合う4個の入賞口に入賞して所定の入賞役が成立したときに、その成立の難易度に応じて得点を付与して所定数のメダル又は遊技球を景品として遊技者に払い出すようにしている。
【0003】
また各アレンジボール機は、商用電源等の外部電源から電源基板に電力を供給し、この電源基板から主制御基板、払い出し制御基板、発射制御基板等に給電して、ゲームに関連する各情報を随時各制御基板のRAM等の遊技状態記憶手段に記憶しながら、遊技盤側の各遊技部品、遊技機本体側の払い出し手段等を制御する方式を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアレンジボール機では、稼働中、取り分けゲーム中に商用電源等の外部電源が停電した場合に、その遊技状態記憶手段の記憶情報をバックアップする機能がなく、停電の発生と同時にRAM等の記憶手段の一切の遊技情報が消えるようになっている。
【0005】
このため複数ゲームに亘って遊技者に有利な状態を継続させる特別遊技状態が発生した後に停電したような場合には、遊技者と遊技ホールとの間で、その特別遊技状態によって遊技者が当然に獲得できたであろう利益の補償等を巡ってトラブルが発生する惧れがある。また停電の復旧後にそのゲームを続行したい遊技者があっても、RAM等の遊技状態記憶手段の記憶情報が消えているので、停電前の状態からゲームを再開することは不可能である。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑み、停電した場合に給電再開後にその前の状態からゲームを復帰させることができる組み合わせ遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技領域26の下部に複数個の入賞口38を有する入賞口手段27を備え、前記遊技領域26にゲーム毎に所定数の遊技球を打ち込みながら、その終了毎に所定の休止時間をおいてゲームを繰り返し可能にした組み合わせ遊技機において、停電後に停電時の遊技状態の記憶を保持可能な遊技状態記憶手段123と、給電再開後に前記遊技状態記憶手段123の記憶情報に基づいてゲームを復帰させる遊技復帰手段124とを備え、ゲーム中に停電した場合に、給電再開直後のゲームにおける残余遊技球数を、前記所定数の遊技球数から停電時の入賞確定済の遊技球数を減じた数に設定するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図面は本発明をメダル投入式のアレンジボール機に採用した一実施形態を例示する。このアレンジボール機は、図1〜図4に示すように、外枠1と、この外枠1の前側に配置された前枠2とを備えた遊技機本体3を有し、その前枠2は左右一端側の縦方向のヒンジ4(図7参照)を介して外枠1に開閉及び着脱自在に装着されている。
【0009】
遊技機本体3には、その前面側に前面パネル5が装着されると共に、外枠1側にメダルホッパー6、補助タンク7、電源ユニット8等が設けられ、前枠2側に遊技盤9、発射手段10、メダル選別手段11が設けられる等、遊技機本体3の内部で前面パネル5の裏側に、遊技盤9を含む各種の内部機構が設けられている。
【0010】
メダルホッパー6はメダルを貯留するもので、このメダルホッパー6には、投入メダルを受け入れるメダルシュート12と、内部のメダルが満杯状態のときに、余剰メダルを補助タンク7へと溢流させる溢流口13と、景品用のメダルを払い出すメダル払い出し手段14とが設けられている。メダル払い出し手段14は、メダルホッパー6内のメダルを景品用又は返却用として払い出すためのもので、メダルホッパー6の下部側に設けられ、モータ等の駆動手段15によりメダルホッパー6内の回転体(図示省略)を駆動して、メダル払い出し口16から前側へとメダルを払い出すようになっている。なお、補助タンク7は出し入れ自在である。電源ユニット8には電源基板17が設けられている。
【0011】
遊技盤9は、前枠2の内部の遊技盤装着枠18と支持枠19との間に裏側から嵌脱自在に嵌合され、遊技盤装着枠18の裏側に設けられた複数個の締結手段20により着脱自在に固定されている。従って、遊技盤9は、遊技機本体3の前部側、取り分け前枠2に裏側から着脱自在である。遊技盤装着枠18は門型状で、その上側及び左右両側が支持枠19の上側で前枠2の内側面に固定されている。支持枠19は、遊技盤9を下側から受ける遊技盤受け部21を上縁側に一体に備え、前枠2の内部に左右方向に架設されている。支持枠19の裏側には、払い出し制御基板22を収納する払い出し基板ケース23が着脱自在に装着されている。
【0012】
遊技盤9の前面には、図1に示すように、ガイドレール25が環状に装着されると共に、このガイドレール25の内側の遊技領域26の下部に入賞口手段27が配置され、また入賞口手段27の上側に誘導図柄表示手段28、特定入賞手段29、得点増加手段24、作動手段30,31、普通入賞手段32,33等の各遊技部品が配置されている。なお、入賞口手段27と各遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省略)が設けられている。
【0013】
入賞口手段27は、図5、図7に示すように、遊技盤9の開口部36に裏側から着脱自在に装着された入賞ケース37と、この入賞ケース37に横一列状等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤9の裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口38と、各入賞口38に入賞した遊技球を検出する複数個、例えば16個の入賞検出スイッチ39とを備え、遊技盤9に沿って落下する遊技球が何れかの入賞口38に入賞して、入賞検出スイッチ39がその遊技球を検出するようになっている。
【0014】
誘導図柄表示手段28は、1個又は複数個、例えば3個の誘導図柄28aを変動表示可能であって、停電した場合の停電時点の遊技情報、停電復旧後のゲームの復帰予告、復帰時の遊技条件、その他の各種の遊技情報を遊技者に報知するための液晶表示手段40により兼用されている。
【0015】
各誘導図柄28aは、作動手段30が遊技球を検出することを条件に所定時間変動して、「7・7・7」等の特定態様又はそれ以外の非特定態様で停止するようになっている。なお、誘導図柄28aには数字図柄等の適宜図柄が使用されている。
【0016】
特定入賞手段29は、誘導図柄表示手段28の変動後の誘導図柄28aが「7・7・7」等の特定態様で確定した後に所定時間開放する開閉体29aを備えると共に、その内部が複数個(例えば3個)の領域に分割され、その一部(例えば中央)が特別作動領域29bとなっている。特別作動領域29bは、遊技球が通過したときに所定条件に基づいて後述の特別遊技状態を発生させ、再度、遊技球が通過したときに、その特別遊技状態を終了させるためのものである。
【0017】
得点増加手段24は遊技球が入賞したときに得点を増加させるためのもので、特別遊技状態が発生した場合に作動手段31が遊技球を検出することを条件に所定時間開放する開閉体30aを備え、この得点増加手段24に遊技球が入賞したときに得点を増加(例えば2倍)させるようになっている。
【0018】
なお、特定入賞手段29、得点増加手段24、普通入賞手段32,33は、遊技盤9の前側で入賞した遊技球を遊技盤9の裏側に誘導するように構成され、これらに遊技球が入賞したときに、それに対応する1個又は複数個の入賞口38への遊技球の入賞と同等に取り扱われるようになっている。
【0019】
例えば、特定入賞手段29は入賞口38の11番目及び14番目に、得点増加手段24は11〜13番目及び5番目に夫々対応する等、入賞口手段27の遊技球が入賞し難い入賞口38、又は入賞役が成立し難い入賞口38に対応して、それに遊技球が入賞したときに、対応する入賞口38に遊技球が入賞したと同様に、その入賞口38に対応する入賞表示部(後述)が入賞を表示するようになっている。
【0020】
遊技盤9の裏面には、図2及び図3に示すように入賞口手段27、誘導図柄表示手段28、特定入賞手段29、得点増加手段24、作動手段30,31等の各遊技部品を裏側から覆う裏カバー45と、この裏カバー45の下側に配置された球集合ケース46とが着脱自在に装着され、その裏カバー45の裏面に、主制御基板47を収納する主基板ケース48と、表示制御基板49を収納する表示基板ケース50、音声制御基板51を収納する音声基板ケース52とが着脱自在に装着されている。
【0021】
球集合ケース46は、入賞口手段27、特定入賞手段29、得点増加手段24等の遊技部品を経て遊技盤9の裏側に誘導された遊技球を集合させるためのもので、図5、図7及び図8に示すように、上側が開口する球集合部41と、この球集合部41で集合した遊技球を下方へと排出する排出口42とを有し、入賞ケース37の下側で遊技盤9の裏側に装着されている。なお、入賞口38に入賞した遊技球は、入賞検出スイッチ39で検出された後、入賞口手段27等の内部に停留することなく、球集合ケース46を経て排出口42から排出されるようになっている。
【0022】
球集合ケース46の排出口42は、待機通路68の長さを容易に確保できるように、球集合ケース46の左右方向の略中央よりも球送り手段69と反対側に偏位して配置されている。また入賞口手段27の左右両側には、特定入賞手段29、得点増加手段24等からの遊技球を球集合ケース46の球集合部41へと案内する球案内通路43が、裏カバー45内を経て球集合ケース46側に突出するように装着されている。
【0023】
発射手段10は、遊技球をガイドレール25を経て遊技盤9の遊技領域26へと発射させるためのもので、図1〜図3に示すように、発射レール53と、発射レール53上の遊技球をガイドレール25側に向かって打撃する打撃槌54と、打撃槌54を遊技球の打撃方向に付勢する発射バネ(図示省略)と、カム機構55を介して発射バネに抗しながら打撃槌54を反打撃方向へと間欠的に揺動させるモータ等の発射駆動手段56と、遊技者の把持により発射駆動手段56を起動させ且つその回動操作により発射バネのバネ圧を調整可能な発射ハンドル57とを備え、取り付け板58等を介して支持枠19に着脱自在に装着されている。取り付け板58には、発射制御基板59を収納する発射基板ケース60が着脱自在に装着されている。
【0024】
発射レール53は、遊技盤9側のガイドレール25に対応して支持枠19の前側等に装着されている。打撃槌54は発射レール53上の遊技球を打撃するように、発射レール53に対応して支持枠19の前側等に配置され、取り付け板58に前後方向の枢軸により揺動自在に軸支されている。発射ハンドル57は、図5に示すように、前面パネル5側の通孔61を貫通して前側に突出する支持筒62の前端部側に設けられており、遊技者が前面パネル5の前側で把持して回動操作できるようになっている。なお、発射ハンドル57には、遊技者の把持又は操作を検出するタッチスイッチ(図示省略)のタッチ片が設けられている。
【0025】
発射レール53の前側には、発射レール53及びガイドレール25の発射レール53側の一部分を前側から覆うレールカバー63が設けられている。このレールカバー63は、例えば前面パネル5に左右方向に架設された支持部材64に着脱自在に装着されている。
【0026】
発射手段10側と遊技盤9側との間には、図3、図5及び図8に示すように、これらを含む遊技球用の循環経路65が閉ループ状に形成され、その循環経路65内に複数個の遊技球が封入されている。循環経路65は、発射手段10により発射された遊技球を遊技盤9側へと案内する発射側経路66と、遊技盤9の裏側に通過した遊技球を発射手段10側へと戻す戻り側経路67とを備えている。発射側経路66は発射レール53、ガイドレール25等により構成され、また戻り側経路67は球集合ケース46、待機通路68、球送り手段69等により構成されている。
【0027】
待機通路68は、遊技盤9を通過して戻って来た遊技球を待機させるためのもので、支持枠19の裏側等の前枠2側に、発射手段10側が低くなるように左右方向に傾斜させて着脱自在に装着され、その上流側が遊技盤9の下端と干渉しない位置で球集合ケース46の排出口42に下側から連通している。球送り手段69は、発射手段10の発射動作に連動して待機通路68内の遊技球を1個づつ発射レール53上へと送るためのもので、発射レール53と待機通路68の下流側端部との間で支持枠19等に着脱自在に装着されている。
【0028】
なお、循環経路65中の遊技球の封入個数は、1ゲームの必要最低個数以上(例えば16〜25個程度)が望ましいが、少なくとも複数個あれば良い。また待機通路68は、その封入個数分の遊技球の全て、又は下流側の一部(数個程度)が一列状に整列する程度の長さであることが望ましい。
【0029】
メダル選別手段11は、後述のメダル投入口75から投入されたメダルの正否を選別するためのもので、図6及び図8に示すように、メダル投入口75に対応して支持枠19等に着脱自在に装着されている。そして、このメダル選別手段11は、メダルの移動中に重量、外形、材質等を基準に正否を判別し、その判別結果に応じて不良なメダルを返却シュート76を経て後述のメダル案内樋77へと戻し、正常な(正規の)メダルをメダルホッパー6のメダルシュート12へと案内するようになっている。メダル選別手段11には、正規のメダルを検出するためのメダル検出スイッチ78がその判別部よりも下流側に設けられている。
【0030】
前面パネル5は、少なくとも遊技盤9の前側に対応するガラス扉82と、その他の部分との複数個に分割されている。例えば前面パネル5は、図5及び図6に示すように、例えば遊技盤9の前面側に対応するガラス扉82の他に、ガラス扉82の上側に配置された上パネル83と、ガラス扉82の下側に配置された中間パネル84と、中間パネル84の下側に配置された下パネル85との複数個に分割され、その下パネル85を除く上パネル83、ガラス扉82、中間パネル84が、前枠2のヒンジ4と同一側で縦方向のヒンジ86により前枠2に対して個別に開閉自在に枢着されている。
【0031】
ガラス扉82は、遊技盤9の遊技領域26に対応する窓孔87が形成された扉枠88と、その窓孔87を塞ぐように扉枠88に装着されたガラス板89とを備えている。上パネル83は前枠2の上部側に配置され、特別遊技状態、その他のゲーム状態等を表示する上部表示手段81が装着されている。上部表示手段81は、上パネル83に着脱自在に装着された表示カバー90と、表示カバー90内に設けられた1個又は複数個の表示ランプ91とを備え、その表示ランプ91がゲーム状態に応じて点滅発光するようになっている。表示カバー90は、遊技機本体3の左右方向の略全幅に亘って前方に突出すると共に、その前側が後ろ下がりに傾斜状に構成されている。
【0032】
中間パネル84は、図5〜図7に示すように、前方に張り出す張り出し部94を有し、この張り出し部94の上部側に、前下がりに傾斜する表示パネル部95と操作パネル部96とが設けられ、また張り出し部94の下側に、その下端から前枠2側へと後方に屈曲する底壁部93が設けられている。なお、中間パネル84の下端部は、その開閉時に発射ハンドル57と干渉しないように、発射ハンドル57よりも上側で下パネル85と分離され、中間パネル84を閉じたときに、下パネル85の上端部に前側から当接するか、又は下パネル85の上端部と上下に重なるようになっている。
【0033】
表示パネル部95はガラス扉82の下辺側の近傍に左右方向に細長く形成され、この表示パネル部95の手前側に操作パネル部96が設けられている。表示パネル部95には、左右方向の略中央部分に入賞表示手段97が設けられ、この入賞表示手段97の左右方向の一方にメダル数表示手段98が、他方に得点表示手段99が夫々設けられている。なお、表示パネル部95は、各表示手段97〜99の表示状態が確認し易くなるように、操作パネル部96よりも傾斜角度が大になっているが、操作パネル部96と略同一角度にしても良い。
【0034】
入賞表示手段97は、入賞口手段27の各入賞口38と対応する複数個、例えば16個の入賞表示部100を備え、その各入賞表示部100が入賞口手段27の各入賞口38と相対応して前後方向に近接するように横一列状に配置されている。そして、各入賞表示部100は、遊技球が何れかの入賞口38に入賞したときに、それに対応する入賞表示部100が発光、その他によってその入賞を遊技者に表示するようになっている。各入賞表示部100には、各入賞口38に対応して一端側から順番に番号が付されている。なお、入賞表示手段97は、入賞口手段27よりも上側の遊技領域26の中央部等に、入賞表示部100を縦横に所定数(例えば4個)づつ組み合わせて配置しても良い。
【0035】
メダル数表示手段98は、メダル投入口75から投入されたメダルの保有枚数(預託メダル数)を表示するためのものであり、得点表示手段99は、入賞役の成立により付与された得点又は景品用メダルの未払い出し分の得点を表示するためのものであって、これらはメダルの個数、得点を数字で表示するように適宜表示手段により構成されている。なお、得点表示手段99に代えて、又は得点表示手段99と共に獲得メダル数表示手段を設け、その獲得メダル数表示手段により、得点に応じて獲得した獲得メダル数又は未払い出し分の獲得メダル数を表示するようにしても良い。
【0036】
操作パネル部96には、メダル投入口75、手動選択スイッチ105、自動選択スイッチ106及び返却スイッチ107が設けられている。メダル投入口75は、操作パネル部96の左右方向の一方側でヒンジ4,86に近い側の端部若しくはその近傍に配置され、このメダル投入口75よりも左右方向の中央側に手動選択スイッチ105と自動選択スイッチ106と返却スイッチ107とが左右方向に一列状に配置されている。
【0037】
メダル投入口75は、遊技対価としてのメダルを投入して預託するためのもので、少なくとも1ゲームに必要な規定の複数枚、好ましくは複数ゲーム分の多数枚のメダルを投入し得る大きさのホッパー状に構成されている。なお、メダル投入口75の下部側の出口75aは、メダル選別手段11に対してメダルを1枚づつ供給し得るように狭くなっている。
【0038】
メダル投入口75の外側には、多数枚のメダルを投入したときにも、出口75a側でメダルが整列するようにメダル投入口75を微震動させる振動付与手段108が装着されている。振動付与手段108は、メダル投入口75にメダルを投入したときに作動するようになっている。なお、メダル投入口75は、一度の投入枚数が1ゲームに必要な規定数以下のメダル数、例えばメダルを1枚づつ投入できる程度のものでも良い。
【0039】
手動選択スイッチ105は、その操作毎に1ゲームづつのゲームを開始可能にするためのもので、この手動選択スイッチ105を操作したときに、預託対価である預託メダル数から1ゲーム分の遊技対価である規定の複数枚、例えば4枚分のメダルを減算する処理を行い、1ゲーム分のゲームが開始可能な状態になるようになっている。
【0040】
自動選択スイッチ106は、所定の休止期間をおいて繰り返し連続的にゲームを開始可能にするためのもので、この自動選択スイッチ106を操作したときに、1ゲーム分の遊技対価である規定数以上のメダルの預託分があれば、手動選択スイッチ105を操作しない限り、各ゲームの開始前にその預託メダルから規定数のメダルを減算する処理を行い、その後にゲームが開始可能な状態になるようになっている。
【0041】
返却スイッチ107は、預託メダルの返却を求めるためのもので、この返却スイッチ107を操作したときに、メダル払い出し手段14が作動して預託分のメダルをメダルホッパー6から払い出すようになっている。
【0042】
手動選択スイッチ105、自動選択スイッチ106、返却スイッチ107には、押しボタン式、その他のものが使用されている。また手動選択スイッチ105、自動選択スイッチ106には、その操作部側にランプ等の選択表示手段(図示省略)が設けられ、その選択表示手段で選択状況を表示するようになっている。なお、選択表示手段は、手動選択スイッチ105、自動選択スイッチ106の近傍に設けても良い。
【0043】
下パネル85は、前枠2の下部側に固定されている。下パネル85には、その下部側の左右方向の略中央にメダル受け皿109とメダル案内樋77とが前後に設けられ、またメダル受け皿109の左右方向の一方側で且つヒンジ4,86に近い側に灰皿110が、反対側に手乗せ台111が夫々設けられている。メダル受け皿109、灰皿110及び手乗せ台111は、下パネル85から前方に突出しており、その前端は面一状になっている。なお、下パネル85に、発射ハンドル57を支持する支持筒62を前後方向に貫通させる通孔61が形成されている。
【0044】
メダル受け皿109は、メダル払い出し手段14から払い出されたメダル、及び返却シュート76を経て返却された不良メダル等を貯留するためのものである。メダル案内樋77は、メダル払い出し手段14から払い出されたメダル、返却シュート76を経て返却された不良メダルをメダル受け皿109へと案内するためのもので、下パネル85から後方に突出するようにメダル受け皿109に一体又は別体に設けられている。
【0045】
手乗せ台111の上側には発射ハンドル57があり、これら手乗せ台111及び発射ハンドル57は、ヒンジ4,86、メダル投入口75に対して左右方向の反対側の端部若しくはその近傍に配置されている。手乗せ台111は、発射ハンドル57を操作するときに手の一部を乗せておくためのもので、この手乗せ台111と発射ハンドル57との間隔は、手乗せ台111上に手の一部を乗せた状態でも発射ハンドル57を操作できるし、乗せない状態でも操作できる程度に設定されている。
【0046】
また発射ハンドル57の上側には、中間パネル84の張り出し部94に、上側へと円弧状に凹入する凹部112が形成され、発射ハンドル57と張り出し部94との間に、発射ハンドル57を把持したときに、手が中間パネル84の張り出し部94に接触しない程度の間隔が確保されている。
【0047】
図9はアレンジボール機の制御系のブロック図である。この制御系は、図9に示すように基板の単機能化を図るべくその機能別に電源基板17、払い出し制御基板22、主制御基板47、表示制御基板49、音声制御基板51、発射制御基板59に分割して実装されている。
【0048】
そして、主制御基板47には、主制御手段120、預託処理手段121、ゲーム選択手段122、遊技状態記憶手段123、遊技復帰手段124、タイマー手段125等が設けられ、これらはCPU、ROM、RAM等により構成されている。また表示制御基板49に表示制御手段126が、音声制御基板51に音声制御手段127が、払い出し制御基板22に払い出し制御手段128が、発射制御基板59に発射制御手段129が夫々設けられている。なお、表示制御手段126、音声制御手段127、払い出し制御手段128等もCPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0049】
主制御手段120は、遊技盤9側を含む全体の遊技動作の制御を行うもので、入賞口手段27への遊技球の確定入賞等から遊技領域26への打ち込み個数を計数して、打ち込み個数16個を1単位とするゲームを所定の休止時間をおいて順次進行させる遊技動作制御機能と、入賞口手段27等への遊技球の入賞に応じて入賞表示手段97に入賞を表示させる入賞表示処理機能と、入賞口手段27等への確定入賞から入賞役の正否を判定する入賞処理機能と、入賞役に応じて得点を付与して得点表示手段99に表示させる精算処理機能と、作動手段30の遊技球の検出を条件に誘導図柄表示手段28の誘導図柄28aを所定時間変動させる誘導図柄変動処理機能と、変動後の誘導図柄28aが「7・7・7」等の特定態様で確定した場合に、特定入賞手段29の特別作動領域29bを遊技球が通過することを条件に遊技者に有利な特別遊技状態を複数ゲーム(例えば14ゲーム)に亘って発生させる特別遊技状態発生機能等を備えている。
【0050】
預託処理手段121は、メダル投入口75に投入されたメダル数をメダル検出スイッチ78の信号により計数するメダル計数機能と、各ゲームの開始前に預託対価である預託メダルから1ゲームに必要な遊技対価(例えば1ゲームに4枚のメダルが必要な場合には4枚分)を減算処理して更新する対価減算機能と、預託対価である預託メダル数をメダル数表示手段98に表示させるメダル数表示処理機能(対価表示処理機能)と、返却スイッチ107の操作によるメダル返却要求があった場合に預託メダルの返却処理を行う返却処理機能とを備えている。
【0051】
ゲーム選択手段122は、手動選択スイッチ105、自動選択スイッチ106で選択された選択結果に基づいて、主制御手段120、預託処理手段121等に1ゲーム又は連続ゲームの指令を送るためのもので、例えば手動選択スイッチ105を操作したときにその操作毎に1ゲームの指令を、自動選択スイッチ106を操作したときに連続ゲームの指令を夫々出すようになっている。
【0052】
遊技状態記憶手段123は、遊技状態の進行に伴って主制御手段120側からの遊技球の打ち込み個数情報、確定入賞情報、得点情報、特別遊技状態発生情報、特別遊技状態でのゲーム回数情報等の各情報、預託処理手段121からの預託対価情報、遊技対価減算情報、ゲーム選択手段122からの連続ゲーム情報等を随時記憶すると共に、ゲーム中を含む稼働中に停電した場合にも、その停電時点の遊技状態から自動的にゲームを復帰させるに必要な最低限の遊技情報の記憶を保持するようになっている。例えば、記憶保持情報としては、打ち込み個数情報、確定入賞情報、特別遊技状態発生情報、ゲーム回数情報、預託対価情報、遊技対価減算情報、連続ゲーム情報等がある。
【0053】
遊技復帰手段124は、外部電源130の停電が復旧した場合に遊技状態記憶手段123の記憶情報に基づいてゲームを自動的に復帰させるためのもので、ゲームの途中で停電が発生した場合には、主制御手段120、預託処理手段121に復帰指令を出して、停電時点の遊技状態からゲームを復帰させると共に、その停電時点の記憶遊技情報及び/又は復帰時の遊技条件を遊技情報記憶手段123から読み出して液晶表示手段40に表示し遊技者に報知させるようになっている。例えば、この遊技復帰手段124は、ゲーム中に停電した場合に、給電再開直後のゲームにおける残余遊技球数を、所定数(16個)の遊技球数から停電時の入賞確定済の遊技球数を減じた数に設定するようになっている。なお、記憶遊技情報及び/又は復帰時の遊技条件は、停電の発生からゲームの復帰までの停電中、連続的又は間欠的に表示させるようにしても良い。
【0054】
タイマー手段125は、外部電源130の停電が復旧して給電を再開した場合に計時動作を開始し、その給電時点から所定時間の経過後に遊技復帰手段124を作動させるべく、給電再開時点から所定時間遅延させてゲームを復帰させると共に、ゲームを復帰させる時間、その他を液晶表示手段40が表示して復帰を遊技者に予告すべく、液晶表示手段40に対して予告表示指令を出すようになっている。
【0055】
表示制御手段126は、例えば特別遊技状態が発生した場合に、主制御手段120からの信号に基づいて上部表示手段81を点滅発光させて、その遊技状態を表示させるためのものである。音声制御手段127は、例えば特別遊技状態が発生した場合に、主制御手段120からの信号に基づいてスピーカ等の音声発生手段119に効果音を発生させるためのものである。
【0056】
払い出し制御手段128は、主制御手段120側での精算処理により得点が付与されて払い出し指令があった場合、預託処理手段121から預託メダルの返却指令があった場合にメダル払い出し手段14を作動させて、その得点及び預託対価に応じてメダルホッパー6内のメダルを払い出させるようになっている。なお、景品用のメダルはゲーム中に払い出すが、ゲームの終了後に払い出すようにしても良い。
【0057】
発射制御手段129は、遊技対価の回収処理後に発射手段10による遊技球の発射を可能にし、遊技者が発射ハンドル57を操作すれば、遊技領域26への遊技球の打ち込み個数が16個となるように、発射手段10を作動させて遊技球を発射させるようになっている。
【0058】
電源基板17には、主電源部131、バックアップ電源部132、電源監視部133及びリセット部134が設けられている。主電源部131は、主制御基板47、表示制御基板49、音声制御基板51、発射制御基板59、払い出し制御基板22等を経て各部分に給電するためのものである。バックアップ電源部132は、外部電源130が停電した場合に、遊技状態記憶手段123が記憶を保持するように、その電源端子に記憶保持電位の電圧を印加するためのもので、コンデンサ、乾電池等により構成されている。
【0059】
電源監視部133は、主電源部131の電源異常の有無を監視し、外部電源130が停電した場合に、主電源部131の電源電圧の低下を検出して、その電圧がバックアップ処理可能な電圧以下に低下するまでに異常信号を出し、主制御手段120等に対して遊技状態記憶手段123の記憶情報の保持に必要なバックアップ処理を行わせるようになっている。
【0060】
リセット部134は、電源監視部133から異常信号があった場合に、バックアップ処理に必要な時間遅延させて主制御手段120、預託処理手段121、表示制御手段126、音声制御手段127、発射制御手段129、払い出し制御手段128等にリセット信号を出し、それらに所定のリセット処理を行わせるようになっている。
【0061】
次に、上記構成のアレンジボール機における動作を説明する。ゲームの開始に際しては、メダル投入口75に1ゲームに必要な規定数以上の複数枚のメダルを投入する。すると、各メダルはメダル投入口75内で整列してメダル選別手段11へと入り、そのメダル選別手段11で正否の判別を受け、不良メダルは返却シュート76からメダル受け皿109へと戻され、正規のメダルのみがメダルシュート12を経てメダルホッパー6へと落下する。
【0062】
このときメダル検出スイッチ78が正規のメダルを検出し、預託処理手段121がそのメダル数を計数して、遊技状態記憶手段123が記憶中の預託メダル数に加算して更新する。これによってゲームを開始可能な状態になる。またメダルを投入すれば、預託処理手段121の制御によってメダル数表示手段98が預託メダル数を表示する。このため遊技者は、その表示によってその時点の預託メダル数を容易に確認できる。
【0063】
次に手動選択スイッチ105を操作すると、ゲーム選択手段122が1ゲーム選択の指令を主制御手段120、預託処理手段121、その他の各部に送り、預託処理手段121が預託メダル数から規定数分を減算し更新する処理を行い、これによって発射手段10が実際に遊技球を発射可能になる。なお、預託処理手段121が減算処理を行えば、メダル数表示手段98はその減算後の預託メダル数を表示する。
【0064】
その後、遊技者が発射ハンドル57を把持して操作すると、発射制御手段129がゲーム選択手段122からの指令に基づいて発射手段10を作動させ、球送り手段69が待機通路68内の遊技球を1個づつ発射レール53上に供給し、その発射レール53上の遊技球を打撃槌54で打撃して順次ガイドレール25を経て遊技盤9の遊技領域26へと打ち込んで行き、これによって通常のゲームが進行する。
【0065】
遊技領域26に打ち込まれた遊技球は、入賞口手段27の何れかの入賞口38に入賞するか、又は特定入賞手段29等に入賞して、遊技盤9の裏側へと案内された後、球集合ケース46を経て待機通路68へと順次戻されて行く。例えば、遊技球が入賞口手段27の何れかの入賞口38に入賞すると、その遊技球は入賞口38から遊技盤9の裏側へと案内され、球集合ケース46を経て待機通路68へと戻される。
【0066】
遊技球が入賞口38から遊技盤9の裏側へと通過するときに、入賞検出スイッチ39がその遊技球を検出し、主制御手段120の入賞処理を経てその確定した入賞情報を遊技状態記憶手段123が順次記憶し、入賞表示手段97の対応する入賞表示部100が入賞を表示する。
【0067】
入賞口手段27の入賞口38の内、その隣り合う4個の入賞口38に遊技球が入賞して入賞役が成立すると、主制御手段120が入賞役の成立を判定し、入賞役の成立の難易度に応じて得点を付与する精算処理を行い、その得点情報を遊技状態記憶手段123が記憶すると共に、得点表示手段99が得点を表示する。このため遊技者は、そのゲームで獲得した得点を得点表示手段99の表示によって容易に確認できる。
【0068】
一方、得点が付与されると、主制御手段120からの払い出し指令によって払い出し制御手段128がメダル払い出し手段14を制御し、メダル払い出し手段14が得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメダル受け皿109へと払い出す。これによって遊技者は、所定の利益を享受できる。なお、1ゲーム当たりの得点は最高10点であり、また1点当たりのメダルの払い出し個数は4枚である。
【0069】
作動手段30が遊技球の入賞を検出すると、主制御手段120の乱数制御により誘導図柄表示手段28の誘導図柄28aが所定時間変動して「7・7・7」等の特定態様か、又は特定態様以外の非特定態様で停止する。そして、誘導図柄28aが特定態様で停止し確定すると、特定入賞手段29の開閉体29aが開放する。
【0070】
特定入賞手段29に入賞した遊技球がその内部の特別作動領域29bを通過すると、主制御手段120により特別遊技状態が発生して作動手段31が有効になり、この作動手段31に遊技球が入賞する毎に得点増加手段24が所定時間開放する。従って、得点増加手段24に遊技球が入賞すれば、そのゲーム中に獲得した得点が増加(例えば2倍)し、その得点に応じてメダルが払い出されるので、遊技者は有利な状態でゲームを行える。この特別遊技状態は遊技状態記憶手段123で記憶され、発生時点のゲームからゲームが終了するまで継続する。
【0071】
遊技領域26へと遊技球を打ち込むと、その遊技球の打ち込み個数を主制御手段120側で順次計数し、その打ち込み個数情報を遊技状態記憶手段123が記憶する。そして、その打ち込み個数が16個になれば、主制御手段120から発射制御手段129に所定時間の休止指令が入り、発射手段10が遊技球の発射を停止して1ゲームが終了し、次のゲームまで所定時間休止する休止状態となる。このため休止時間中に手動選択スイッチ105を操作しても、ゲーム選択手段122、預託処理手段121等は同様に機能するが、発射手段10は直ちには作動せず、休止時間の経過後に作動して遊技球の発射を開始する。
【0072】
自動選択スイッチ106を操作したときには、預託メダル数が1ゲームに必要な規定数以上である限り、預託処理手段121が各ゲーム毎にその開始前に規定数のメダルの減算処理を行い、発射手段10が各ゲーム毎に遊技領域26へと所定数の遊技球を打ち込んで行く。従って、遊技者は、発射ハンドル57を操作するだけで、所定の休止時間をおきながら自動的に連続してゲームを行うことができる。
【0073】
返却スイッチ107を操作したときには、遊技状態記憶手段123に預託メダル数の記憶があることを条件に、メダル払い出し手段14が作動してメダルホッパー6から預託分のメダルをメダル受け皿109へと払い出す。
【0074】
ゲーム中及び休止時間を含む稼働中に外部電源130が停電すると、主電源部131からの給電が停止するため、ゲームの途中であってもその続行が不能になる。この場合、電源監視部133が電源異常を検出して、主電源部131の電源電圧が所定電圧以下に低下するまでの間に主制御手段120、払い出し制御手段128等に電源異常信号を送る。これによって主制御手段120、預託処理手段121が所定のバックアップ処理を行い、遊技状態記憶手段123が停電後も停電時点における遊技状態の記憶情報を保持する。
【0075】
停電の復旧、又はその後に主電源部131を再投入すると、主電源部131が各制御基板22,47,49,51,59への給電を再開する。これによってタイマー手段125が計時動作を開始し、液晶表示手段40がゲームの復帰を予告する。給電の再開から所定時間が経過すれば、タイマー手段125からの信号により遊技復帰手段124が作動して、主制御手段120等が遊技状態記憶手段123の記憶情報を読み出し、その記憶情報に基づいて停電時点の遊技状態からゲームを復帰させる。従って、特別遊技状態でのゲーム中、又は通常のゲーム中に停電が発生した場合でも、遊技者はその停電時点の遊技状態からゲームを再開できる。
【0076】
例えば、1ゲーム16個の打ち込み個数の内、10個の遊技球を打ち込んだ時点で停電した場合には、遊技状態記憶手段123がその10個の確定済の入賞情報と遊技球の打ち込み個数情報とを記憶しており、その入賞情報及び打ち込み個数情報に基づいてゲームを復帰させる。このため11個目の遊技球の発射から開始して、16個目の遊技球の打ち込みによってそのゲームが終了する。そして、主制御手段120がその後の遊技球の打ち込みに伴う入賞情報と、停電時点の入賞情報とから入賞役の正否を判定し、入賞役が成立しておれば得点を付与する。なお、遊技状態記憶手段123は、入賞情報と打ち込み個数情報との一方を記憶するようにしても良い。
【0077】
また特別遊技状態の発生中であれば、遊技状態記憶手段123が特別遊技状態の発生情報とそれまでのゲーム数情報とを記憶する。このため例えば8ゲーム目と9ゲーム目との休止時間中に停電した場合には、その特別遊技状態の発生情報と8ゲーム終了のゲーム数情報とに基づいて9ゲーム目からゲームを復帰させる。
【0078】
従って、特別遊技状態の発生中に停電した場合でも、その停電時点が休止時間中であるか、又はゲームの途中であるかに関係なく、停電時点の状態からゲームを再開でき、停電等に伴う遊技者と遊技ホール側との間のトラブルの発生を未然に防止できる。
【0079】
また停電の復旧等で給電を再開しても直ちにゲームを復帰させずに、先ずタイマー手段125からの予告表示指令により液晶表示手段40がゲームの復帰の予告を行い、タイマー手段125により給電再開から所定時間だけ遅延させて、その所定時間の経過を待って遊技復帰手段124がゲームを復帰させる。このため遊技復帰手段124が自動的にゲームを復帰させるにも拘わらず、停電後に遊技者が遊技機から一時的に離れたような場合であっても、遊技者の不測の不利益を防止できる。
【0080】
更に停電後にゲームを復帰させる場合に、停電時点の遊技情報、復帰時の遊技条件(例えば、遊技領域26に入って入賞口手段27に入賞する前の遊技球に対する処理又は取り扱い、再開時点の遊技状態等)を液晶表示手段40の表示により事前に遊技者に報知する。このため遊技者は停電時点の遊技状態等を把握した上でゲームを再開することができる。なお、この表示は、液晶表示手段40で行っても良い。
【0081】
預託メダルがある状態で停電した場合には、その預託メダル数の記憶情報を遊技状態記憶手段123で保持する。このため複数ゲーム分のメダル数を預託可能にし、その預託メダル数から規定数のメダルを減算してゲームを開始可能にしているにも拘わらず、その預託メダル数の記憶情報が消えることもない。
【0082】
また遊技状態記憶手段123は、預託処理手段121が預託メダル数から規定数のメダルの減算処理を行った後であって、ゲームを開始する前に停電した場合には、その開始前のゲーム分を有効として記憶する。このためゲーム開始前に減算処理を行うにも拘わらず、遊技球の発射前、又は発射直後で確定済の入賞情報の記憶がない場合でも、遊技者に対して損失を与えるようなこともない。
【0083】
なお、連続ゲーム中に停電した場合には、遊技状態記憶手段123がその連続ゲーム情報を記憶しているので、復帰後は所定の休止時間をおいて連続的にゲームが進行する。
【0084】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、メダル投入口75から投入されたメダルを主制御手段120で1枚づつ計数するようにしているが、規定の複数枚を単位として検出し、その検出を条件にゲームを開始可能にしても良い。
【0085】
複数枚のメダルの投入でゲームを開始可能にするとき、実施形態では手動・自動の別を選択するようにしているが、ゲームに必要な預託メダルがある限り、発射ハンドル57を操作しておれば、所定の休止時間をおいて自動的にゲームを繰り返すようにしても良い。この場合にも、発射ハンドル57のタッチ片から手を放したときに、そのゲームの終了を待ってゲームの継続を停止するように構成すれば、別段問題はない。
【0086】
手動、自動を選択する選択スイッチを設ける場合にも、実施形態のように手動選択スイッチ105と自動選択スイッチ106とを別々に設ける必要はなく、1個の選択スイッチで手動、自動を選択するようにしても良い。この場合、選択スイッチの近傍等の適当箇所に手動選択表示手段、自動選択表示手段を設けることにより、遊技者は容易に手動、自動の区別が可能である。なお、選択表示手段を1個として、その表示の色、点滅の有無等により自動、手動を識別可能に表示するようにしても良い。
【0087】
また実施形態では、手動選択スイッチ105を操作するときには、その操作によって預託処理手段121がそのゲームの開始前に規定数のメダル(遊技対価)の減算処理を行い、自動選択スイッチ106を操作するときには、その操作によって預託処理手段121がその各ゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにしているが、何れの場合にもメダルの投入後に遊技者が発射ハンドル57を操作することを条件に、預託処理手段121がゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにしても良い。
【0088】
実施形態では、外枠1とその前側の前枠2とから遊技機本体3を構成し、その前枠2の前面側に前面パネル5を設けているが、外枠1及び前枠2を一体にして遊技機本体3を構成し、この遊技機本体3の前面側に前面パネル5を開閉自在に設けても良い。遊技機本体3の前面に前面パネル5を設けるに当たっても、その前面パネル5を複数個に分割する必要は必ずしもない。ガラス扉82を含む前面パネル5の全体を一体に構成し、その前面パネル5を遊技機本体3に対して開閉自在に設けても良い。1ゲームに必要なメダルの枚数は4枚である必要はなく、1枚以上であれば良い。また複数種類のメダルを使用可能にしても良い。
【0089】
また、実施形態では、遊技者が獲得したメダルを各ゲーム毎にメダル受け皿109に払い出すようにしたが、その都度払い出すのではなく、獲得メダル数を各ゲーム毎に預託メダル数に順次加算して更新すると共にメダル数表示手段98に表示し、例えば返却スイッチ107が押された時に獲得メダル分を含む預託メダルをまとめて払い出すようにしても良い。
【0090】
特別遊技状態が発生した場合、実施形態では得点を増加させるようにしているが、複数ゲームに亘って誘導図柄表示手段28の変動後の誘導図柄28aが特定態様となる確率が通常確率から高確率に確率変動するようにしても良い。要するに遊技者に対して有利になる遊技状態であれば、その遊技内容は別段問題ではない。
【0091】
また主制御基板47側の遊技状態記憶手段123、遊技復帰手段124等に相当するものを払い出し制御基板22側に設けて、停電した場合に、その遊技状態の一種であるメダルの払い出し状態、特に未払い出し分のメダル数の記憶を保持しておき、停電の復旧等で給電を再開した場合に、その停電時点の状態からメダルの払い出しを再開させるようにしても良い。
【0092】
遊技復帰手段124は、自動的にゲームを復帰させる他、遊技者の発射ハンドル57の把持、その他の操作を契機として復帰させるようにしても良い。また停電後に遊技状態記憶手段123が保持する記憶保持情報、遊技復帰手段124がゲームを復帰させたときの復帰情報を、各遊技機を管理する遊技ホール側の管理装置に出力する記憶保持情報出力手段、復帰情報出力手段等を設けても良い。遊技者に予告又は報知する手段には、液晶表示手段40以外の表示手段を採用しても良いし、スピーカ等の音声発生手段119を採用しても良い。
【0093】
更に実施形態では、アレンジボール機について例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技機等の各種の組み合わせ遊技機でも同様に実施できることはいうまでもない。またメダル投入式の他、遊技球投入式でも良いし、カード等の有価媒体を挿入してゲームを行うものでも良い。
【0094】
【発明の効果】
本発明では、遊技領域26の下部に複数個の入賞口38を有する入賞口手段27を備え、遊技領域26にゲーム毎に所定数の遊技球を打ち込みながら、その終了毎に所定の休止時間をおいてゲームを繰り返し可能にした組み合わせ遊技機において、停電後に停電時の遊技状態の記憶を保持可能な遊技状態記憶手段123と、給電再開後に遊技状態記憶手段123の記憶情報に基づいてゲームを復帰させる遊技復帰手段124とを備え、ゲーム中に停電した場合に、給電再開直後のゲームにおける残余遊技球数を、所定数の遊技球数から停電時の入賞確定済の遊技球数を減じた数に設定するようにしているので、停電した場合でも給電再開後にその前の状態からゲームを復帰させることができる。特に停電時点の遊技状態から記憶情報に基づいてゲームを復帰させる機能を備えておけば、復帰に際してもゲームの連続性を確保できる。
【0095】
またゲーム中に停電した場合にそれまでに入賞確定済の入賞情報及び/又は打ち込み個数情報の記憶を保持する機能と、該入賞情報及び/又は打ち込み個数情報に基づいてゲームを復帰させる機能とを備えているので、その情報に従って復帰後のゲームを続行することができる。
【0096】
しかも所定条件に基づいて複数ゲームに亘って遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる機能と、特別遊技状態の発生中に停電した場合に該特別遊技状態でのそれまでのゲーム数情報の記憶を保持する機能と、該特別遊技状態の発生情報及びゲーム数情報に基づいてゲームを復帰させる機能とを備えているので、復旧後も特別遊技状態による利益を補償できる。
【0097】
更に給電再開から所定時間経過後に記憶情報に基づいてゲームを自動的に復帰させる機能と、その復帰を予告する機能とを備えているので、復帰操作等が不要であると共に、遊技者が復帰時期に合わせて余裕をもって待機でき、自動復帰による遊技者の不測の不利益を防止できる。また停電中及び/又はゲームを復帰させる場合に、停電時点の遊技情報及び/又は復帰時の遊技条件を報知する機能を備えておけば、その情報を把握した状態でゲームを再開できる。
【0098】
複数ゲーム分の遊技対価を預託する機能と、ゲーム毎に預託対価からゲーム分の遊技対価を減算する機能と、停電した場合に預託対価の記憶を保持する機能とを備えているので、遊技者はゲーム毎に遊技対価を支払う必要がなく、しかも停電によって預託対価を失うようなこともない。またゲームの開始前に預託対価から遊技対価を減算する機能と、遊技対価の減算後に停電した場合に、遊技対価の減算記憶を有効に保持する機能とを備えておけば、遊技ホール側は遊技対価を確実に回収できる、しかも遊技者がゲームを行っていないにも拘わらず、停電によってその遊技対価を失うようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の側面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す前枠の背面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す外枠の正面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の横断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す戻り側経路部分の縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図である。
【符号の説明】
9 遊技盤
10 発射手段
26 遊技領域
27 入賞口手段
38 入賞口
65 循環経路
66 発射側経路
67 戻り側経路
75 メダル投入口
123 遊技状態記憶手段
124 遊技復帰手段

Claims (10)

  1. 遊技領域(26)の下部に複数個の入賞口(38)を有する入賞口手段(27)を備え、前記遊技領域(26)にゲーム毎に所定数の遊技球を打ち込みながら、その終了毎に所定の休止時間をおいてゲームを繰り返し可能にした組み合わせ遊技機において、停電後に停電時の遊技状態の記憶を保持可能な遊技状態記憶手段(123)と、給電再開後に前記遊技状態記憶手段(123)の記憶情報に基づいてゲームを復帰させる遊技復帰手段(124)とを備え、ゲーム中に停電した場合に、給電再開直後のゲームにおける残余遊技球数を、前記所定数の遊技球数から停電時の入賞確定済の遊技球数を減じた数に設定するようにしたことを特徴とする組み合わせ遊技機。
  2. 停電時点の遊技状態から前記記憶情報に基づいてゲームを復帰させる機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の組み合わせ遊技機。
  3. ゲーム中に停電した場合にそれまでに入賞確定済の入賞情報及び/又は打ち込み個数情報の記憶を保持する機能と、該入賞情報及び/又は打ち込み個数情報に基づいてゲームを復帰させる機能とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の組み合わせ遊技機。
  4. 所定条件に基づいて複数ゲームに亘って遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる機能と、前記特別遊技状態の発生中に停電した場合に該特別遊技状態でのそれまでのゲーム数情報の記憶を保持する機能と、該特別遊技状態の発生情報及びゲーム数情報に基づいてゲームを復帰させる機能とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  5. 給電再開から所定時間経過後に前記記憶情報に基づいてゲームを自動的に復帰させる機能と、その復帰を予告する機能とを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  6. 停電中及び/又はゲームを復帰させる場合に、停電時点の遊技情報及び/又は復帰時の遊技条件を報知する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  7. 複数ゲーム分の遊技対価を預託する機能と、ゲーム毎に前記預託対価からゲーム分の遊技対価を減算する機能と、停電した場合に前記預託対価の記憶を保持する機能とを備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  8. ゲームの開始前に前記預託対価から前記遊技対価を減算する機能と、前記遊技対価の減算後に停電した場合に、前記遊技対価の減算記憶を有効に保持する機能とを備えたことを特徴とする請求項に記載の組み合わせ遊技機。
  9. メダルを投入するメダル投入口(75)を備え、該メダル投入口(75)に規定の複数枚のメダルを投入することを条件にゲームを開始可能に構成したことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  10. 発射手段(10)から遊技盤(9)へと遊技球を案内する発射側経路(66)と、前記遊技盤(9)から前記発射手段(10)側へと遊技球を戻す戻り側経路(67)とを含む閉ループ状の循環経路(65)を構成し、該循環経路(65)中に複数個の遊技球を封入したことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
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