JP2834672B2 - 玄関用収納装置 - Google Patents

玄関用収納装置

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JP2834672B2
JP2834672B2 JP6142510A JP14251094A JP2834672B2 JP 2834672 B2 JP2834672 B2 JP 2834672B2 JP 6142510 A JP6142510 A JP 6142510A JP 14251094 A JP14251094 A JP 14251094A JP 2834672 B2 JP2834672 B2 JP 2834672B2
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正一 追田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は玄関用収納装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、玄関に於て、靴やその他の物を収
納する場合には、下駄箱等を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、下駄箱を玄関
に置くと、玄関の使用可能なスペースが狭くなってしま
う。しかも、大きな下駄箱等を置くと出入りの際に邪魔
になるため、収納スペースが制限されて、数多くの収納
物を収納できない問題がある。
【0004】そこで、本発明は、玄関を広く使えて多く
の数量を収納できる玄関用収納装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、玄関の上がり口の鉛直壁部に収納物取出
口を設けると共に、該上がり口の床下に、エンドレス状
の水平レールと、エンドレス状に連動連結されると共に
該水平レールに沿って上記収納物取出口に順次送られる
複数個の収納台と、を設けると共に、一対の連結片を鉛
直軸心廻りに揺動開閉自在に枢着すると共に、隣合う収
納台の側縁部が相互に近接・開脚自在なように、一対の
該連結片の揺動端部を、隣合う該収納台の背部に、夫々
固着した。
【0006】さらに、環状に閉じたエンドルス状の水平
レールの内側の空間部に補強用支柱を配設し、該支柱に
て、該空間部に対応する上がり口の床面部を支持した。
モータと、モータ駆動により同一方向へ連動回転すると
共に隣合う収納台の側方間隙よりも大きな軸心間隔をも
って配設した一対のピニオンギヤと、を備え、該ピニオ
ンギヤが順次噛合する水平のラック部を、該収納台の背
部に設けた。
【0007】収納台に背板材を付設し、該背板材に、ピ
ニオンギヤが順次噛合する多数本のスリットを水平方向
等ピッチで形成し、多数本の該スリットをもってラック
部を構成した。
【0008】収納台が、水平レールに沿って走行する主
ローラと、主ローラよりも外側に配設されて該主ローラ
と共に該収納台を支持する副ローラと、を備え、上がり
口の床下に敷設された水平基枠に、上記副ローラが転動
する水平走行路を有するプラスチック製のカバー部材を
設けると共に、該水平走行路の内側に水平レールを配設
した。
【0009】水平レールは、その横断面形状に於て、中
央寄りの一対の鉛直状ガイド面と、該ガイド面から外側
へ伸びる一対の水平状重量支持面と、を有し、主ローラ
が、重量支持面とガイド面の交わる隅部に斜めに接して
転動するように、配置された。
【0010】
【作用】一の収納台を走行させれば、それに連なって他
の収納台も走行し、収納台は水平レールに沿ってエンド
レス状に回転するので、簡単に所望の収納台を収納物取
出口まで送ることができる。
【0011】また、隣合う収納台はその背部に於て一対
の揺動開閉自在な連結片にて連結されているので、隣合
う収納台の側方間隙を最小限に抑えることが可能とな
る。さらに、水平レールは環状に閉じたエンドレス状で
あるので、水平レールの内側には何も無い空間部が余る
ことになるが、この空間部に支柱を配設して床面部を支
持すれば、床面部の補強ができて、床下のスペースを無
駄なく活用できる。
【0012】収納台は、手動走行・電動走行何れでも可
能であるが、モータ、ピニオンギヤ、ラック部等を設け
て電動走行させる場合に於て、モータ駆動による収納台
の走行中に、隣合う収納台の側方間隙によって一方のピ
ニオンギヤが空転する場合でも、他方のピニオンギヤが
必ずラック部に噛合するので、収納台が止まらずに確実
に走行する。このラック部は、背板材の多数本のスリッ
トをもって構成すれば、背板材自体をラック部に兼用で
きることとなる。
【0013】また、床下に水平基枠及びカバー部材を敷
設すれば、プラスチック製のカバー部材の上に副ローラ
を転動させることができるので、その転動にともなって
生じる騒音の減少を図れる。また、主ローラが、水平レ
ールの重量支持面とガイド面の交わる隅部に斜めに接し
て転動するように構成すれば、水平レールのコーナ部に
おいても、主ローラの内端面がガイド面に擦れずに、収
納台が軽快かつスムースに走行する。
【0014】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0015】図1は、本発明に係る玄関用収納装置の一
実施例を示し、この収納装置は、玄関1の上がり口2の
鉛直壁部3に収納物取出口4を設けると共に、上がり口
2の床下5に、長円環状に閉じたエンドレス状の水平レ
ール6と、エンドレス状に連動連結されると共に水平レ
ール6に沿って収納物取出口4に順次送られる複数個の
収納台7…と、を設けたものである。
【0016】具体的には、上がり口2は、鉛直壁部3と
水平状の床面部8からなり、鉛直壁部3の収納物取出口
4には、図示省略の開閉扉を設ける。この収納物取出口
4は、例えば、玄関1の出入り口側に対応する鉛直壁部
3に設ける。
【0017】また、図2に示すように、収納台7は、水
平状の保持部10と、保持部10にスライド自在に取付
けられて収納物取出口4から外方へ引出し自在な収納受
皿部9と、水平レール6に沿って走行する一対の主ロー
ラ11,11と、主ローラ11よりも外側に配設されて
主ローラ11と共に収納台7を支持する副ローラ12
と、を備えている。
【0018】図示省略の靴、各種の小物、道具その他の
各種収納物は、収納受皿部9に載置して収納する。この
収納受皿部9を収納物取出口4から外に引き出せば、簡
単に収納物を出し入れできる。また、何が収納されてい
るのかが良く見えるので、収納物の取り出し間違いが無
い。
【0019】保持部10は、図例では、平板材の左右側
縁部を鉛直状に起立させてなり、背板材13が鉛直状に
固着されて付設される。図2と図3に示すように、副ロ
ーラ12は、保持部10の前端部中央の下面に水平軸心
A廻りに回転自在に設けられ、水平レール6が敷設され
た水平の床下面14を転動する。
【0020】主ローラ11,11は、背板材13の下部
の側端に、一対の連結片15,15と支持体16等を介
して付設される。連結片15,15は鉛直軸心B廻りに
揺動開閉自在に枢着され、隣合う収納台7,7の側縁部
7a,7aが相互に近接・開脚自在なように、一対の連
結片15,15の揺動端部19,19を、隣合う収納台
7,7の背部(背板材13)に、夫々固着する。
【0021】このようにすれば、収納台7…の走行を止
めた時に、慣性で収納台7…が相互にぶつからず、隣合
う収納台7,7の側方間隙Eを最小限に抑えることが可
能となる。従って、収納台7…の数を増やせると共に、
装置全体の設置スペースに占める収納台7の割合が多く
なり、スペースを有効活用できる。
【0022】図4と図5に示すように、連結片15は、
長円形断面の貫孔17を有する首部18と、首部18か
ら拡開状に延伸する揺動端部19と、からなり、全ての
連結片15…は、同一形状・構造で兼用可能となってい
る。即ち、図例の如く収納台7,7を連結する場合に
は、一対の連結片15,15の一方を上下に反転させて
使用する。
【0023】連結片15,15の貫孔17,17には、
支持体16に立設された軸部材20を挿通し、ボルトナ
ット結合等にて、支持体16と連結片15,15を相互
に鉛直軸心B廻りに揺動自在に連結する。
【0024】支持体16は、その両端の下方屈曲部16
a,16aが内側へ傾斜しており、この下方屈曲部16
aに、主ローラ11を、その端面が沿うようにして、傾
斜軸心C廻りに回転自在に枢着される。この傾斜軸心C
は水平面に対して所定角度傾斜する。
【0025】軸部材20は、連結片15,15の連結
と、支持体16及び主ローラ11の取付け支持を兼用さ
せてある。しかも、隣合う収納台7,7で主ローラ11
を兼用しているので、部品点数が少なくて済むと共に、
製作が容易となり、コストダウンを図れる利点がある。
【0026】水平レール6は、その横断面形状に於て、
中央寄りの一対の鉛直状ガイド面21,21と、該ガイ
ド面21,21の下端から外側へ伸びる一対の水平状重
量支持面22,22と、を有している。
【0027】主ローラ11は、重量支持面22とガイド
面21の交わる隅部23の幅に対応させた軸心方向幅と
し、主ローラ11が隅部23に斜めに接して転動するよ
うに配置する。この主ローラ11の転動面及び隅部23
の断面形状は、円弧状として一致させるのが好ましい。
【0028】このようにすれば、水平レール6のコーナ
部6a(図3参照)においても、主ローラ11の内端面
がガイド面21に擦れずに、収納台7が軽快かつスムー
スに走行するので、水平レール6及び主ローラ11の損
傷を防止できて、強い送り力を必要としない。
【0029】しかも、一対の主ローラ11,11で水平
レール6を挟むようにして転動するので、収納台7の走
行中の横揺れを防止できる。なお、水平レール6はプラ
スチック製とするのが好ましく、主ローラ11が転動す
る際の騒音を減少できる利点がある。
【0030】しかして、図3に示すように、水平レール
6のコーナ部6aを収納台7が走行する場合には、隣合
う収納台7,7の側縁部7a,7aは相互に、該収納台
7,7を連結する連結片15,15の揺動軸心を中心に
開脚すると共に、水平レール6の直線部6bを収納台7
が走行する場合には、隣合う収納台7,7の側縁部7
a,7aが相互に閉脚し平行状に近接する。
【0031】この収納台7…は、図1に示すように、水
平レール6に沿ってエンドレス状に回転すると共に、一
の収納台7を走行させれば、それに連なって他の収納台
7…も走行し、簡単に所望の収納台7を収納物取出口4
まで送ることができる。
【0032】また、図2と図6に示すように、収納台7
…は、電動にて送りが与えられるように構成される。即
ち、収納装置は、減速機付きのモータ24と、モータ2
4の駆動により同一方向へ連動回転する一対のピニオン
ギヤ25,25と、を備えており、ピニオンギヤ25が
順次噛合する水平のラック部26か、収納台7の背部に
設けられる。
【0033】モータ24は、床下面14に取付部材27
を介して鉛直状に固定し、取付部材27には、ピニオン
ギヤ25,25を相互に噛合させずに鉛直軸心D,D廻
りに回転自在に枢着する。
【0034】モータ24の回転軸には駆動ギヤ28が固
着され、駆動ギヤ28が両ピニオンギヤ25,25と噛
合する。従って、モータ24の駆動により駆動ギヤ28
を介してピニオンギヤ25,25が同一方向へ連動回転
し、その回転運動がラック部26にて直線運動に変換さ
れて収納台7…に送りが与えられる。
【0035】このモータ24やピニオンギヤ25,25
等の駆動部は、隣合う収納台7,7のラック部26,2
6が一直線状に揃う位置に対応させて、配設する。さら
に、両ピニオンギヤ25,25は、隣合う収納台7,7
の側方間隙Eよりも大きな軸心間隔Pをもって配設し、
両ピニオンギヤ25,25が一方のラック部26に同時
に噛合すると共に、側方間隙Eを跨ぐようにして隣合う
収納台7,7のラック部26,26に、ピニオンギヤ2
5,25が夫々噛合するように構成する。
【0036】従って、モータ24駆動による収納台7…
の走行中に、側方間隙Eによって一方のピニオンギヤ2
5が空転する場合でも、他方のピニオンギヤ25が必ず
ラック部26に噛合するので、側方間隙Eがあっても、
収納台7…が止まらずに確実に連続して走行する。この
モータ24の駆動及び停止は、上がり口2の外部等に於
て図示省略のスイッチ操作にて行えるようにする。
【0037】なお、図例では、ラック部26をラックギ
ヤをもって構成しているが、図7に示すように、背板材
13に、ピニオンギヤ25が順次噛合する多数本のスリ
ット29…を水平方向等ピッチで形成し、多数本のスリ
ット29…をもってラック部26を構成するも好まし
く、背板材13自体をラック部26に兼用できて、部品
点数が少なくなる。このスリット29…をプレス加工で
打ち抜いて形成すれば、加工の手間が掛からず、コスト
ダウンを図れる利点もある。
【0038】また、モータ24、ピニオンギヤ25,2
5等の駆動部やラック部26を省略して、収納台7…に
電動にて送りを与えずに、手動にて送りを与えることも
できる。その場合には、収納物取出口4から収納台7を
手でもって直接動かせばよい。
【0039】ところで、図1と図2に示すように、水平
レール6は環状に閉じたエンドレス状であるので、水平
レール6の内側には平面視長円形状の空間部Vが余るこ
とになる。そこで、この空間部Vに支柱35を適数本配
設し、支柱35…にて、空間部Vに対応する上がり口2
の床面部8を支持する。このようにして、空間部Vを、
床面部8の補強のために利用でき、床下5のスペースを
無駄なく活用できる。
【0040】次に、図8〜図10は、他の実施例で、上
がり口2の床下5に敷設された水平基枠30に、副ロー
ラ12が転動する水平走行路31を上面に有するプラス
チック製のカバー部材32を設けると共に、水平走行路
31の内側に水平レール6を配設した場合を示してい
る。
【0041】水平基枠30は、下面側に長手方向のスリ
ット33を有する矩形状断面の角筒体を、図8と図9の
如く枠組みしてなり、アジャスター34を介して床下面
14に敷設される。
【0042】図9〜図11に示すように、カバー部材3
2は、水平走行路31の直線部位に対応する帯板状の直
線対応部32aと、水平走行路31のコーナ部に対応す
るコーナ対応部32bと、からなり、直線対応部32a
とコーナ対応部32bを組み合わせて水平走行路31を
形成する。
【0043】カバー部材32は、その断面形状に於て水
平基枠30の上面及び側面に沿うように形成され、水平
基枠30にカバー部材32を被せることにより、直線対
応部32aとコーナ対応部32bが位置決めされて、長
円環状に閉じたエンドレス状の水平走行路31を簡単に
形成できるようになっている。
【0044】この実施例は、図8に示すように、床下面
14が凹凸のある土面等で、副ローラ12がスムースに
走行できない場合に有用であると共に、プラスチック製
のカバー部材32の上を副ローラ12が転動するので、
その転動にともなって生じる騒音の減少を図れる。
【0045】また、同図の実施例では、長円環状に閉じ
たエントルス状の上水平レール36が、水平レール6と
相対面するように、支持枠37を介して、設けられる。
上水平レール36は、下方に開口する凹溝38を長手方
向全周に有し、凹溝38内に上ローラ39がスライド自
在に挿入される。
【0046】この上ローラ39は、上側の連結片40,
40を連結する連結軸41の上端に設けられる。上側の
連結片40,40は、下側の連結片15,15と同一構
成のものであり、(図3と同様にして)隣合う収納台
7,7をその背部上方で連結し、その揺動軸心Iと、下
側の連結片15,15の揺動軸心Bを一致させる。
【0047】図例のようにすれば、上ローラ39と主ロ
ーラ11,11の共働により、鉛直方向と、水平方向で
あって水平レール6と直交方向に、収納台7が振れるの
が規制されて、収納台7の浮き上がりや脱輪を防止でき
る利点がある。
【0048】同図の実施例に於て、上述以外の構成につ
いては、前実施例と同じであるので説明は省略する。
【0049】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。
【0050】例えば、上記各実施例に於て、水平レール
6は、図12に示すような断面形状のものであってもよ
く、図例の水平レール6は、略凹の字型断面形状の本体
部42と、横倒略L字型断面の副部43と、からなり、
副部43の上面が重量支持面22となると共に、副部4
3の上面より上方の本体部42の側面がガイド面21と
なる。
【0051】さらに、水平レール6は、図1の如く平面
視が長円形状のものに限定されず円形状や楕円形状等種
々の形状のものとするも自由で、収納台7の数の増減も
自由である。また、収納物取出口4は手前側(長辺側)
の鉛直壁部3に設けてあるが、上がり口2が、その側方
(短辺側)からも出入り可能な場合には、側方の鉛直壁
部3に収納物取出口4を設けてもよい。
【0052】さらに、収納台7は、収納受皿部9が無い
構成であってもよく、収納物は収納物取出口4から保持
部10に収納する。この保持部10の構造・形状の変更
も自由である。また、収納台7…を連結する連結片15
の構造・形状の変更も自由であり、収納台7…の連結方
法についても、連結片15を用いずに、帯、紐、ワイヤ
等の可撓性牽体でもってエンドレス状に連結してもよ
く、その場合には、収納台7に直接主ローラ11を設け
る。
【0053】また、ラック部26、及びモータ24やピ
ニオンギヤ25,25等の駆動部の設置の仕方も図例の
ものに限定されず変更は自由である。さらに、主ローラ
11及び副ローラ12の数の変更も自由で、主ローラ1
1を、重量支持面22とガイド面21の隅部23に斜め
に接して転動させずに、重量支持面22のみに転動させ
るも自由である。
【0054】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0055】請求項1記載の玄関用収納装置によれば、
通常使われない床下5のデッドスペースを極めて有効に
活用できて玄関1を広く使えると共に、外部から収納装
置が見えないので見栄えも良い。また、簡単に所望の収
納台7を収納物取出口4まで送ることができるので、収
納物取出口4を収納台7に合わせて小さくでき、収納物
の出し入れに手間が掛からない。しかも、収納台7…は
水平レール6に沿ってエンドレス状に回転するので、収
納物取出口4から全く手の届かない奥の方のスペースに
も収納物を収納して出し入れでき、多くの数量を収納可
能である。さらに、隣合う収納台7,7を相互に近接さ
せることができて、収納台7…の数を増やせると共に、
装置全体の設置スペースに占める収納台7の割合が多く
なり、収納スペースが増す。
【0056】請求項2記載の玄関用収納装置によれば、
環状に閉じたエンドレス状の水平レール6の内側の余っ
た空間部Vを無駄なく活用できて、収納装置全体が広い
面積にわたる場合でも、上がり口2の床面部8の撓み等
を防止するに十分な強度を得ることができる。
【0057】請求項3記載の玄関用収納装置によれば、
収納台7…を電動で送ることができて楽である。しか
も、隣合う収納台7,7の側方間隙Eによって一方のピ
ニオンギヤ25が空転する場合でも、他方のピニオンギ
ヤ25が必ずラック部26に噛合するので、収納台7…
が止まるようなことがなく、確実かつ安定した走行を得
ることができる。
【0058】請求項4記載の玄関用収納装置によれば、
背板材13自体をラック部26に兼用できて、部品点数
が少なくなり、しかも、スリット29の加工は容易であ
るから、コストダウンを図り得る。
【0059】請求項5記載の玄関用収納装置によれば、
プラスチック製のカバー部材32の上を副ローラ12が
転動するので、収納台7…の静粛かつスムースな走行が
可能となる。特に、床下面14が凹凸のある土面等で、
副ローラ12のスムースな走行が困難な場合に有用であ
る。
【0060】請求項6記載の玄関用収納装置によれば、
水平レール6のコーナ部6aにおいても、主ローラ11
の内端面がガイド面21に擦れずに、収納台7が軽快か
つスムースに走行するので、水平レール6及び主ローラ
11の損傷を防止できると共に、小さな力で収納台7を
走行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】要部断面側面図である。
【図3】要部拡大平面図である。
【図4】主ローラ及び連結片を示す側面図である。
【図5】連結された連結片を示す平面図である。
【図6】駆動部を示す平面図である。
【図7】ラック部の変形例を示す背面図である。
【図8】他の実施例を示す要部断面側面図である。
【図9】水平基枠の平面図である。
【図10】カバー部材の平面図である。
【図11】水平基枠にカバー部材を取付けた状態を示す要
部断面図である。
【図12】水平レールの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 玄関 2 上がり口 3 鉛直壁部 4 収納物取出口 5 床下 6 水平レール 7 収納台 7a 側縁部 8 床面部 9 収納受皿部 11 主ローラ 12 副ローラ 13 背板材 15 連結片 19 揺動端部 21 ガイド面 22 重量支持面 23 隅部 24 モータ 25 ピニオンギヤ 26 ラック部 29 スリット 30 水平基枠 31 水平走行路 32 カバー部材 35 支柱 B 鉛直軸心 E 側方間隙 P 軸心間隔 V 空間部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄関1の上がり口2の鉛直壁部3に収納
    物取出口4を設けると共に、該上がり口2の床下5に、
    エンドレス状の水平レール6と、エンドレス状に連動連
    結されると共に該水平レール6に沿って上記収納物取出
    口4に順次送られる複数個の収納台7と、を設けると共
    に、一対の連結片15,15を鉛直軸心B廻りに揺動開
    閉自在に枢着すると共に、隣合う収納台7,7の側縁部
    7a,7aが相互に近接・開脚自在なように、一対の該
    連結片15,15の揺動端部19,19を、隣合う該収
    納台7,7の背部に、夫々固着したことを特徴とする玄
    関用収納装置。
  2. 【請求項2】 環状に閉じたエンドレス状の水平レール
    6の内側の空間部Vに補強用支柱35を配設し、該支柱
    35にて、該空間部Vに対応する上がり口2の床面部8
    を支持した請求項1記載の玄関用収納装置。
  3. 【請求項3】 モータ24と、モータ24駆動により同
    一方向へ連動回転すると共に隣合う収納台7,7の側方
    間隙Eよりも大きな軸心間隔Pをもって配設した一対の
    ピニオンギヤ25,25と、を備え、該ピニオンギヤ2
    5が順次噛合する水平のラック部26を、該収納台7の
    背部に設けた請求項1又は2記載の玄関用収納装置。
  4. 【請求項4】 収納台7に背板材13を付設し、該背板
    材13に、ピニオンギヤ25が順次噛合する多数本のス
    リット29…を水平方向等ピッチで形成し、多数本の該
    スリット29をもってラック部26を構成した請求項3
    記載の玄関用収納装置。
  5. 【請求項5】 収納台7が、水平レール6に沿って走行
    する主ローラ11と、主ローラ11よりも外側に配設さ
    れて該主ローラ11と共に該収納台7を支持する副ロー
    ラ12と、を備え、上がり口2の床下5に敷設された水
    平基枠30に、上記副ローラ12が転動する水平走行路
    31を有するプラスチック製のカバー部材32を設ける
    と共に、該水平走行路31の内側に水平レール6を配設
    た請求項1,2,3又は4記載の玄関用収納装置。
  6. 【請求項6】 水平レール6は、その横断面形状に於
    て、中央寄りの一対の鉛直状ガイド面21,21と、該
    ガイド面21から外側へ伸びる一対の水平 状重量支持面
    22,22と、を有し、主ローラ11が、該重量支持面
    22とガイド面21の交わる隅部23に斜めに接して転
    動するように、配置された請求項5記載の玄関用収納装
    置。
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