JP2834611B2 - 射出成形機における制御位置設定方法および装置 - Google Patents

射出成形機における制御位置設定方法および装置

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JP2834611B2 JP4068287A JP6828792A JP2834611B2 JP 2834611 B2 JP2834611 B2 JP 2834611B2 JP 4068287 A JP4068287 A JP 4068287A JP 6828792 A JP6828792 A JP 6828792A JP 2834611 B2 JP2834611 B2 JP 2834611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機における制
御位置設定方法および装置に関し、特に、型開閉、ノズ
ル前後進及びエジェクト前後進の動作を途中で止めるこ
となく型開閉、ノズル前後進及びエジェクト前後進の速
度又は圧力の制御位置設定値を自動的に設定するための
新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の型開閉制御位置の設定方
法として、例えば型開閉位置の場合、その金型の特長
(2枚型、3枚型、薄物、深物など)に応じて低速で型
開閉しながら切換位置として適応と思われる位置を位置
検出器の値を目で読取り、記録しておいて手動で設定器
にキー入力するのが一般的であった。また、エジェクト
位置の場合においても、その成形品の特長(薄物、深物
など)に応じて、実際に低速で成形品をエジェクトしな
がら低速域、高速域、などの切換位置を位置検出器の値
を目で読取り、記録しておいて手動で設定器にキー入力
するのが一般的であった。さらに、ノズル前進・後退の
速度制御用切換位置においても同様の動作で行うのが一
般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の型開閉等速度又
は圧力の制御位置の設定方法は、以上のように構成され
ていたため、次のような課題が存在していた。すなわ
ち、位置検出器の値の読取りを人手で行っているため、
読取りミスや記録ミスが多く発生し、切換位置の設定方
法としては人為的ミスが防ぎきれないことから不完全と
いわざるを得ないものであった。また型盤を任意の位置
で停めて、位置検出器の数値を読取り、また型盤を移動
させて任意の位置で停めて、位置を読取るなどの繰り返
し動作を必要とするため、設定に多くの時間を要してい
た。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、型開閉、ノズル前後進及び
エジェクト前後進の動作を途中で止めることなく型開
閉、ノズル前後進及びエジェクト前後進の速度又は圧力
の制御位置設定値を自動的に設定するようにした射出成
形機における制御位置設定方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
における制御位置設定方法は、射出成形機の可動部材の
位置検出を位置検出器で行うようにした射出成形機にお
いて、前記可動部材が原点位置から動作を行い任意の位
置に達した時にキー入力により信号発生器(10)から第n
信号又は第m信号を送信し、前記各信号受信時の前記可
動部材の位置を前記位置検出器で検出して、演算器で自
動読取りし、記憶部に前記n信号又は第m信号に対する
第n位置読取値又は第m位置読取値を順次前記第n信号
と第n位置読取値の対又は前記第m信号と第m位置読取
値の対として記憶し、変換器によって制御位置設定値(M
Oi,yi)として変換する方法である。
【0006】さらに詳細には、前記可動部材は前記射出
成形機の射出ユニット前後進シリンダのロッドであり、
ノズル前後進位置を制御する方法である。
【0007】さらに詳細には、前記可動部材は前記射出
成形機の可動盤に設けられたエジェクタプレートであ
り、エジェクト前後進位置を制御する方法である。
【0008】さらに詳細には、前記可動部材の動作は途
中で止めることなく行う方法である。
【0009】さらに詳細には、金型に接続された可動
盤、型開閉シリンダのロッド及びクロスヘッドの何れか
の位置検出を位置検出器で行うようにした射出成形機に
おいて、前記金型の型開制御位置設定は金型タッチ状態
を型開閉位置の原点とし、この状態から低速で型開動作
を行い任意の型開位置に達した時にキー入力により信号
発生器から第n型開信号を送信し、前記第n型開信号受
信時の前記クロスヘッドのクロスヘッド位置を前記位置
検出器で検出して、演算器で自動読取りし、記憶部に前
記第n型開信号に対する第n型開位置読取値を順次前記
第n型開信号と第n型開位置読取値の対として記憶し、
変換器によって型開制御位置設定値として変換する方法
である。
【0010】さらに詳細には、前記金型の型閉制御位置
設定は型開完了状態から低速で型閉動作を行い任意の型
閉位置に達した時、第m型閉信号を送信し、前記第m型
閉信号受信時の前記クロスヘッドのクロスヘッド位置を
前記位置検出器で検出して演算器で自動読取りし、記憶
部に前記第m信号に対する第m型閉位置読取値を順次前
記第m型閉信号と第m型閉位置読取値の対として記憶
し、変換器によって型閉制御位置設定値として変換する
方法である。
【0011】さらに詳細には、前記金型の型開動作を途
中で止めることなく行い、前記型開制御位置設定値を自
動的に設定する方法である。
【0012】さらに詳細には、前記金型の型閉動作を途
中で止めることなく行い、前記型閉制御位置設定値を自
動的に設定する方法である。
【0013】射出成形機の可動部材の位置検出を位置検
出器で行うようにした射出成形機において、前記可動部
材が所定の位置に到達した時にキー入力により第n又は
m信号を発信する信号発生器と、前記第n又はm信号を
受信した際の前記位置検出器の出力を自動読取りするた
めの演算器と、前記n又はm信号に対する第n又は第m
位置読取値を順次前記第n信号と第n信号読取値の対又
は前記第m信号と第m位置読取値の対として記憶するた
めの記憶部と、前記記憶部に記憶された記憶値を制御位
置設定値として変換するための変換器とからなる構成で
ある。
【0014】さらに詳細には、前記可動部材は前記射出
成形機の射出ユニット前後進シリンダのロッドであり、
ノズル前後進位置を制御する構成である。
【0015】さらに詳細には、前記可動部材は前記射出
成形機の可動盤に設けられたエジェクタプレートであ
り、エジェクト前後進位置を制御する構成である。
【0016】さらに詳細には、金型に接続された可動
盤、型開閉シリンダのロッド及びクロスヘッドの何れか
の位置検出を位置検出器で行うようにした射出成形機に
おいて、前記可動盤が所定の位置に到達した時にキー入
力により第n又はm信号を発信する信号発生器と、前記
n又はm信号を受信した際の前記位置検出器の出力を自
動読取りするための演算器と、前記第n又はm信号に対
する型開又は型閉位置読取値を順次前記n又はm信号と
型開又は型閉位置読取値の対として記憶するための記憶
部と、前記記憶部に記憶された記憶値を型開制御位置設
定値)又は型閉制御位置設定値として変換するための変
換器とから構成したことを特徴とする射出成形機におけ
る制御位置設定装置。
【0017】
【作用】本発明による射出成形機における制御位置設定
方法および装置における例えば型開閉の場合において
は、金型タッチ状態を型開・型閉の位置の原点とし、こ
の状態から低速で型開きを行い、金型タッチ状態より約
10mm金型が開いた時、信号発生器10のキー入力によ
り第1型開信号を送信し、この第1型開信号受信時のク
ロスヘッドのクロスヘッド位置を例えばアブソリュート
型エンコーダ等の位置検出器で検出し、アンプを介して
演算器で自動読取りし、さらに記憶部に第1型開信号に
対する第1型開位置読取値をこの第1型開信号と第1型
開位置読取値の対として記憶していく。この動作は瞬時
に行われるので、型開動作を止める必要はない。
【0018】次に金型の一方の金型コアの全姿が見えた
時、第1信号発生器のキー入力により第2型開信号を送
信し、第2型開信号受信時のクロスヘッドのクロスヘッ
ド位置を位置検出器で検出し、アンプを介して演算器で
自動読取し、さらに記憶部に第2型開信号に対する第2
型開位置読取値を第2型開信号と第2型開位置読取値の
対として記憶していく。さらに、型開完了が適当と思わ
れる位置まで型開きした場合には、型開動作を完了する
とともに、信号発生器のキー入力により第3型開信号を
送信し、第3型開信号受信時のクロスヘッドのクロスヘ
ッド位置を前述と同様の動作で自動読取りして、記憶部
に第3型開信号と第3型開読取値の対として記憶してい
く。従って、1回の連続した低速型開動作によって型開
制御位置は各型開信号に基づいて位置の自動読取り、位
置の自動記憶が行われ、変換器によって型開制御位置設
定値として自動設定される。また、型閉についても前述
の逆動作により行うことができる。さらに、ノズル前後
進及びエジェクト前後進についても前述と同様に行うこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、図面と共に本発明による射出成形機に
おける制御位置設定方法および装置の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。図1及び図2は本発明による射出
成形機における制御位置設定方法および装置を示すもの
で、図1は全体構成図、図2はフロー図、図3はノズル
前後進を示す構成図、図4及び図5はエジェクト前後進
を示す構成図である。
【0020】まず、図1において符号1で示されるもの
は、台1A上に固定された固定盤であり、この固定盤1
には金型キャビティ側3aが設けられ、この固定盤1に
対向して金型コア側3bを有する可動部材としての可動
盤2が固定体4Aに設けられ可動部材としてのクロスヘ
ッド6を有するリンク機構4によって移動自在に構成さ
れている。
【0021】前記金型キャビティ側3a及び金型コア側
3bによって金型3を構成すると共に、前記クロスヘッ
ド6は前記固定体4Aに設けられた型開閉シリンダ5の
可動部材としてのロッド5Aによって作動するように構
成されている。
【0022】前記クロスヘッド6には、このクロスヘッ
ド位置を検出するためのアブソリュートエンコーダ等か
らなる位置検出器7が設けられ、この位置検出器7から
のクロスヘッド位置信号7aはアンプ8を介して演算器
9に入力され、この演算器9は記憶部11を介して変換
器12に接続されている。前記演算器9には、信号発生
器10の第1信号発生部10a及び第2信号発生部10
bが接続され、この第1信号発生部10aからはキー入
力により第n型開信号MOi(i=1,・・・n)を送信すると
共に、第2信号発生部10bからはキー入力により第n
型閉信号MCj(j=1,・・・n)を送信するように構成され
ている。
【0023】なお、前記位置検出器7は、可動部材とし
ての前記クロスヘッド6に設ける構成に限ることなく、
例えば、可動盤2又は型開閉シリンダ5のロッド5Aに
設けた場合も同様の作用を得ることができるもので、ク
ロスヘッド6のクロスヘッド位置と可動盤2の可動盤位
置とはある関数関係にあり、何れを検出しても良いこと
は周知である。
【0024】次に、前述の構成において、実際に型開閉
を行う場合について説明する。まず、金型3の金型キャ
ビティ側3aと金型コア側3bが接合した状態すなわち
金型タッチ状態を型開、型閉の位置の原点とし、この状
態から低速で型開きを行い(第1ステップ100)、金型
タッチより約10mm金型3が型開した時、信号発生器1
0の第1信号発生部10aのキー入力により第1型開信
号MO1を送信し(第2ステップ101)、この第1型開
信号MO1受信時のクロスヘッド6のクロスヘッド位置
7aを位置検出器7で検出し、アンプ8を介して演算器
9で自動読取りし、さらに記憶部11に第1型開信号M
O1に対する第1型開位置読取値y1を第1型開信号M
O1と第1型開位置読取値y1対として記憶していく
(第3ステップ102)。この動作は瞬時に行われるの
で、型開動作を止める必要はない。
【0025】次に金型コア3bの全姿が見えた時、第1
信号発生部10aのキー入力により第2型開信号MO2
を送信し、この第2型開信号MO2受信時のクロスヘッ
ド6のクロスヘッド位置7aを位置検出器7で検出し、
アンプ8を介して演算器9で自動読取し、さらに記憶部
11に第2型開信号MO2に対する第2型開位置読取値
2を第2型開信号MO1と第2型開位置読取値y2の対
として記憶していく(第4ステップ104)。さらに、型
開完了が適当と思われる位置まで型開きした状態で、型
開動作を完了するとともに、第1信号発生部10aのキ
ー入力により第3型開信号MO3を送信し(第5ステッ
プ105)、第3型開信号MO3受信時のクロスヘッド6
のクロスヘッド位置7aを前述と同様の動作で自動読取
りして、記憶部11に第3型開信号MO3と第3型開位
置読取値y3の対として記憶していく(第6ステップ10
6)。なお、前記各型開信号はMOi(i=1,・・・n)であ
り、各型開位置読取値はyi(i=1,・・・n)である。
【0026】従って、1回の連続した低速型開動作によ
って型開制御位置は前記各信号MO1〜3に基づいてそ
の位置の自動読取り、及び自動記憶が行われ、変換器1
2によって型開制御位置設定値(MOi,yi)として自動設定
される(第7ステップ107)。ここで、前述の記憶した
設定値修正が生じた場合(第8ステップ108)は、手入
力で修正する(第9ステップ109)かもしくは、自動で
行いたい場合は、スタートに戻り、2回目の連続した低
速型開動作によって前述と同じ作業を行えば良い。
【0027】なお、本実施例は、油圧トグル式を前提に
して型開制御位置設定について説明したが、型閉制御切
換位置設定についても型開完了位置から低速型閉を行っ
ている間に、所望の位置で第m型閉信号MCj(j=1,・・
・m)を第2信号発生部10bから発し、その時のクロス
ヘッド位置7aを位置検出器7で検出し、アンプ8を介
して演算器9で自動読取し、さらに記憶部11に第m型
閉信号MCj(j=1,・・・m)に対する第m型閉位置読取値
Zj(j=1,・・・m)を第m型閉信号MCjと第m型閉位置
読取値Zjの対として記憶し、変換器12によって切換
位置である型閉制御位置設定値(MCj,Zj)として自動設定
することができる。さらに、前述の油圧に限らず、油圧
直圧式や電動トグル式、電動直動式を採用した場合につ
いても同様の手順で設定できる。
【0028】次に、図3に示すノズル前後進制御の場合
について説明する。すなわち、図3におけるノズル31
を有するシリンダ32に接続された射出ユニット前後進
シリンダ30の可動部材としてのロッド30Aは図1に
示した位置検出器7に接続され、前述し同様の動作によ
って制御位置の設定が行われており、前述と同じ部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0029】また、図4はエジェクト前後進位置制御を
行う場合について説明する。すなわち、可動盤2に設け
られたエジェクトシリンダ20の可動部材であるエジェ
クタプレート20Aの各突出しピン21は可動側金型3
bを貫通して出入自在に構成されており、このエジェク
タプレート20Aは図1に示した位置検出器7に接続さ
れ、前述と同様の動作によって制御位置の設定が行われ
ており、前述と同じ部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0030】また、図5は図4におけるエジェクトシリ
ンダ20の代わりに電動エジェクト手段40を用い、エ
ンコーダからなる位置検出器7を用いたサーボモータ4
1で送りねじ42のコマ43をプーリ44を介して回転
することによりエジェクタプレート20Aを介して突出
しピン21の出入を行うように構成されている。なお、
図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略し
ているが、クロスヘッド6も型開閉用サーボモータ50
による電動式に構成されている。なお、前述の図3、図
4及び図5にて示す他の実施例における動作説明は図1
の場合と同様に行われるため省略しているが、図1にお
ける第n型開閉信号MOiは第n信号に、第n型開位置
読取値yiは第n位置読取値に、第m型閉信号MCjは
第m信号に、第m型閉位置読取値Zjは第m位置読取値
に、型開位置設定値MOi,yiは制御位置設定値に、
型閉制御位置設定値MOi,yiは制御位置設定値に各
々図3、図4及び図5の他の実施例において対応してい
るものである。
【0031】
【発明の効果】本発明による射出成形機における制御位
置設定方法および装置は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
型開又は型閉における可動部材であるクロスヘッド、ロ
ッド及び可動盤の何れかの動き又はノズル前後進及びエ
ジェクト前後進の可動部材の動きを検出し、信号発生器
からの信号によって記憶部に記憶することができるた
め、位置検出器の読取りミスや記録ミスを全て排除する
ことができる。また、型開閉、ノズル前後進及びエジェ
クト前後進中における可動盤の動作を途中で止めること
なく極めて短時間に型開閉、ノズル前後進及びエジェク
ト前後進の速度又は圧力の制御位置の設定が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機における制御位置設定
装置を示す全体構成図である。
【図2】フロー図である。
【図3】他の実施例を示す構成図である。
【図4】他の実施例を示す構成図である。
【図5】他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
2 可動盤 3 金型 5 型開閉シリンダ 5A ロッド 6 クロスヘッド 7 位置検出器 7a クロスヘッド位置 9 演算器 11 記憶部 12 変換器 MOi(i=1,・・・n) 第n型開信号(第n信号) yi(i=1,・・・n) 第n型開位置読取値(第n位置読取
値) MCj(j=1,・・・m) 第m型閉信号(第m信号) Zj(j=1,・・・m) 第m型閉位置読取値(第m位置読取
値) (MOi,yi) 型開制御位置設定値(制御位置設定値) (MOj,yj) 型閉制御位置設定値(制御位置設定値) 20A エジェクタプレート 30 射出ユニット前後進シリンダ 30A ロッド

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の可動部材の位置検出を位置
    検出器(7)で行うようにした射出成形機において、前記
    可動部材が原点位置から動作を行い任意の位置に達した
    時にキー入力により信号発生器(10)から第n信号MOi
    又は第m信号MCjを送信し、前記各信号受信時の前記
    可動部材の位置を前記位置検出器(7)で検出して、演算
    器(9)で自動読取りし、記憶部(11)に前記n信号MOi
    又は第m信号MCjに対する第n位置読取値yi又は第
    m位置読取値Zjを順次前記第n信号MOiと第n位置
    読取値の対又は前記第m信号MCjと第m位置読取値Z
    jの対として記憶し、変換器(12)によって制御位置設定
    値(MOi,yi)として変換することを特徴とする射出成形機
    における制御位置設定方法。
  2. 【請求項2】 前記可動部材は前記射出成形機の射出ユ
    ニット前後進シリンダ(30)のロッド(30A)であり、ノズ
    ル前後進位置を制御することを特徴とする請求項1記載
    の射出成形機における制御位置設定方法。
  3. 【請求項3】 前記可動部材は前記射出成形機の可動盤
    (2)に設けられたエジェクタプレート(20A)であり、エジ
    ェクト前後進位置を制御することを特徴とする請求項1
    記載の射出成形機における制御位置設定方法。
  4. 【請求項4】 前記可動部材の動作は途中で止めること
    なく行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに
    記載の射出成形機における制御位置設定方法。
  5. 【請求項5】 金型(3)に接続された可動盤(2)、型開閉
    シリンダ(5)のロッド(5A)及びクロスヘッド(6)の何れか
    の位置検出を位置検出器(7)で行うようにした射出成形
    機において、前記金型(3)の型開制御位置設定は金型タ
    ッチ状態を型開閉位置の原点とし、この状態から低速で
    型開動作を行い任意の型開位置に達した時にキー入力に
    より信号発生器(10)から第n型開信号MOi(i=1,・・・n)
    を送信し、前記第n型開信号MOi受信時の前記クロス
    ヘッド(6)のクロスヘッド位置(7a)を前記位置検出器(7)
    で検出して、演算器(9)で自動読取りし、記憶部(11)に
    前記第n型開信号MOiに対する第n型開位置読取値y
    i(i=1,・・・n)を順次前記第n型開信号と第n型開位置読
    取値の対として記憶し、変換器(12)によって型開制御位
    置設定値(MOi,yi)として変換することを特徴とする射出
    成形機における制御位置設定方法。
  6. 【請求項6】 前記金型の型閉制御位置設定は型開完了
    状態から低速で型閉動作を行い任意の型閉位置に達した
    時、第m型閉信号MCj(j=1,・・・m)を送信し、前記第m
    型閉信号MCj受信時の前記クロスヘッド(6)のクロス
    ヘッド位置(7a)を前記位置検出器(7)で検出して演算器
    (9)で自動読取りし、記憶部(11)に前記第m信号MCj
    に対する第m型閉位置読取値Zjを順次前記第m型閉信
    号と第m型閉位置読取値の対として記憶し、変換器(12)
    によって型閉制御位置設定値(MCj,Zj)として変換するこ
    とを特徴とする請求項5記載の射出成形機における制御
    位置設定方法。
  7. 【請求項7】 前記金型(3)の型開動作を途中で止める
    ことなく行い、前記型開制御位置設定値(MOi,yi)を自動
    的に設定することを特徴とする請求項5記載の射出成形
    機における制御位置設定方法。
  8. 【請求項8】 前記金型(3)の型閉動作を途中で止める
    ことなく行い、前記型閉制御位置設定値(MCj,Zj)を自動
    的に設定することを請求項6記載の特徴とする射出成形
    機における制御位置設定方法。
  9. 【請求項9】 射出成形機の可動部材の位置検出を位置
    検出器(7)で行うようにした射出成形機において、前記
    可動部材が所定の位置に到達した時にキー入力により第
    n又はm信号MOi又はMCjを発信する信号発生器(1
    0)と、前記第n又はm信号MOi又はMCjを受信した
    際の前記位置検出器(7)の出力を自動読取りするための
    演算器(9)と、前記n又はm信号MOi又はMCjに対
    する第n又は第m位置読取値yi又はZjを順次前記第
    n信号MOiと第n信号読取値yiの対又は前記第m信
    号MCjと第m位置読取値Zjの対として記憶するため
    の記憶部(11)と、前記記憶部(11)に記憶された記憶値を
    制御位置設定値MOi,yi又はMCj,Zjとして変
    換するための変換器(12)とから構成したことを特徴とす
    る射出成形機における制御位置設定装置。
  10. 【請求項10】 前記可動部材は前記射出成形機の射出
    ユニット前後進シリンダ(30)のロッド(30A)であり、ノ
    ズル前後進位置を制御することを特徴とする請求項9記
    載の射出成形機における制御位置設定装置。
  11. 【請求項11】 前記可動部材は前記射出成形機の可動
    盤(2)に設けられたエジェクタプレート(20A)であり、エ
    ジェクト前後進位置を制御することを特徴とする請求項
    9記載の射出成形機における制御位置設定装置。
  12. 【請求項12】 金型(3)に接続された可動盤(2)、型開
    閉シリンダ(5)のロッド(5A)及びクロスヘッド(6)の何れ
    かの位置検出を位置検出器(7)で行うようにした射出成
    形機において、前記可動盤(2)が所定の位置に到達した
    時にキー入力により第n又はm信号を発信する信号発生
    器(10)と、前記第n又はm信号を受信した際の前記位置
    検出器(7)の出力を自動読取りするための演算器(9)と、
    前記n又はm信号MOi(i=1,・・・n)またはMCj(j=1,・
    ・・m)に対する型開又は型閉位置読取値yi(i=1,・・・n)又
    はZj(j=1,・・・m)を順次前記n又はm信号と型開又は型
    閉位置読取値の対(MOi,yi)又は(MCj,Zj)として記憶する
    ための記憶部(11)と、前記記憶部(11)に記憶された記憶
    値を型開制御位置設定値(MOi,yi)又は型閉制御位置設定
    値(MCj,Zj)として変換するための変換器(12)とから構成
    したことを特徴とする射出成形機における制御位置設定
    装置。
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