JPS60159018A

JPS60159018A - 複数の型締装置を有する射出成形機

Info

Publication number: JPS60159018A
Application number: JP1582784A
Authority: JP
Inventors: Katsuyoshi Yasumiishi; 休石　勝義
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-01-30
Filing date: 1984-01-30
Publication date: 1985-08-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は一台の射出成形機に対し二辺上の型締装置を有
すると共に、各型締装置に別個独立の金型が取付けられ
るものに関する。

〔発明の技術的背景及びその問題点〕

従来、特に小物製品を多量に生産するためには比較的安
価で小型の射出成形機を多数用いることにより行ってい
た。しかしながら、一台の射出成形機でさらに多くの生
産能力を有することが好ましいと共に、その射出成形機
自体の小型低価格も望まれていた。

〔発明の概要〕

そこで、本発明は以上の問題点を解決した射出成形機を
提供することを特徴とする特に、本発明は一つの金型が
小数取り小物製品用のものに対し、有用である。

本発明の射出成形機は成形機本体１に複数の型締装置４
，５が設けられ、該型締装置４，５に夫々別個独立の金
型２．３が着脱自在に取付けられる。それと共に、成形
機本体１に一つの射出装置６が設けられ、該射出装置６
により各金型内に順次流動化したプラスチックを高圧で
射出し得る。さらに、前記夫々の金型の射出条件を定め
る射出条件設定部７，８を有する。それと共に、金型選
択駆動装置９を有し、それにより射出準備が完了し、又
は該準備が完了しつつある金型を選択し、該金型と前記
射出装置６とを近接させるように駆動するものである。

従って、本成形機は−の射出装置に対し、二辺上の型締
装置を有するから、射出装置自体の待機時間を少なくし
、その分だけ一台の成形機の生産能力を向上し得る。そ
れと共に、生産能力に比べて成形機全体の大きさが小型
化軽量化され且つ、安価なものとなる。

〔発明の実施例〕

次に、図面に基づいて本発明の実施例につき説明する。

第１図は本射出成形機の第１実施例の要部を示す説明図
であり、第２図は本射出成形機の各構成部分のブロック
図の一例である。又、第３図は本射出成形機の各動作区
分のシーケンスを線図で表した一例である。

第１図に示す実施例は縦型射出成形機であって、ベント
等を構成する成形機本体１上に二つの型締装置４，５と
−っの射出装置６とが設けられている。各型締装置４，
５は、成形機本体１上で放射方向に夫々配設されている
。この型締装置は従来周知のものが二つ用いられる。即
ち、各装置は固定ｉｌｌと可動盤１２とを有し、該可動
盤１２がタイバー１３に案内されてトグル機構１４によ
り開閉される。そして、・固定盤１１及び可動盤１２に
は雌雄一対の金型３が着脱自在に取付けられる。次に、
射出装置６は射出筒１０及びホッパー１５を有する。射
出筒１０には周知のスクリューやその駆動機構その他が
内装されている。

そして、射出筒１０は、この実施例ではシャフトからな
る金型選択駆動装置９に取付けられている。この金型選
択駆動装置９は各金型の射出準備完了信号その他により
矢印方向に回転自在に構成されている。

これらをブロック図について説明すると、第２図の如く
表される。即ち、随１金型の型締袋Ｗ４と阻２金型の型
締装置５の各射出準備信号に基づいて金型選択駆動装置
９が作動し、該装置９の作動完了信号に基づいて射出装
置６が作動する。又、阻１金型射出条件設定部７とＮ１
１Ｚ金型射出条件設定部８とが夫々成形機本体１の図示
しない制御盤内に設けられている。この各設定部７，８
は夫々の金型に応じて射出圧力や保圧等の各種条件を任
意に設定し得るように構成されている。そして、その条
件設定部７．８からの信号が少なくとも射出装置６に入
力され、それに基づいて射出装置が適宜駆動される。な
お、この射出条件設定信号は各金型の型締装置４．５そ
の他にも入力されることがある。

而して、第１図の如く先ず、第１の型締装置４の射出準
備が完了したとする。すると、金型選択駆動装置９が回
動し、射出筒１０先端を金型２のスプルーに整合させる
。そして、射出が行われる。次に、第１の金型２の冷却
工程中に又はそれ以前に第２の金型３が閉じられる。そ
こで、金型選択駆動装置９が左回動し、第２の金型３に
おいて、前記同様の順序で射出が行われる。このことを
第３図によりさらに詳細に述べる。先ず、第１金型が型
閉じされ、次いで型締される。すると、その信号又はタ
イマー等により金型選択駆動装置が作動する。そして、
第１の金型に射出装置が結合される。そこで、射出装置
先端のノズルが金型のスプルーにノズルタッチされる。

次いで、嵐１の金型へ射出が行われ、保圧工程に移る。

保圧が完了すると、次いでノズル後退と共に、可塑化工
程に入る。このとき、すでに第２金型は型閉じから型締
工程を終了し、待機状態にある。なお、第２金型がいか
なる状態にあるかは、射出条件設定部の各設定値その他
により異なる。次に、金型選択駆動装置９が駆動し、第
２の金型と射出装置とが結合される。そして、第２の金
型に射出が行われる。この間、第１の金型は冷却され、
型開から突き落とし工程を経て、型閉じ、型締待機工程
に入っている。次いで、第２の金型が冷却工程から前記
第１金型同様の工程に入る。

以上のようにして、第１金型と第２金型とに順次射出が
行われ、射出装置自体は殆ど待機することなく駆動し、
各金型から順次成形品が取り出される。即ち、一方の金
型が冷却工程中でも射出装置が有効に作動している。な
お、第１図では二つの型締装置４，５を設けたが、それ
以上の型締装置を一つの成形機本体１上に設けることも
できる。この場合にば、各型締装置の型締が完了したも
のから順に射出が行われる。

又、同時に二辺上の型締装置が型締されたときには射出
筒１０の最も近い位置にある金型から射出が順次行われ
る。又、場合によってはタイミング間接等のため、射出
装置６自体が待機状態にある場合がある。

さらに、第１図は射出筒１０が各金型１に回動するよう
に構成しているが、回動する代わりに射出筒１０を直線
移動させてもよい。この場合には各金型２，３が該直線
上に並列される。又、金型選択駆動装置９は駆動モータ
ーによっても或いは空気圧又は油圧さらには水圧等によ
り駆動することができる。又、射出装置のスクリューの
代わりにプランジャーが用いられることもある。さらに
、横型の成形機であってもよい。

次に、第４図は金型選択駆動装置９の第２実施例を示す
説明図である。この実施例では各型締装置４，５がシリ
ンダー型のものからなる。即ち、各型締装置４，５は夫
々メインラム１６．ブースターラム１７を有し、夫々別
個のメインラム油入孔１８．ブースターラム油入孔１９
を有し、夫々別個に制御される。そして、これらの各型
締装置４，５は夫々一つの可動テーブル２０上に固定さ
れている。そして、該可動テーブル２０が油圧シリンダ
ーからなる金型選択駆動装置９により成形機本体１上を
直線方向に進退するように構成されている。そして、図
示しない射出筒自体は成形機本体１に固定されている。

而して、金型選択駆動装置９を進退させることにより射
出筒のノズルと各金型のスプルーとを順次整合させるも
のであり、他の構成は前記の実施例に準じたものである
。

なお、駆動源として油圧装置又は水圧装置を設ける場合
には一つの射出成形機に対して一台取付ければ充分であ
る。それにより、二辺上の型締装置を駆動し得る。この
とき、好ましくは、一方の金型が型締され、射出成形中
には他方の金型の型締装置を開閉しないようにインター
ロックするものとする。それにより、射出金型の型締力
を一定に維持し得る。しかしながら、駆動源として大型
のコンブレノザーを用いる場合等には各型締装置は相互
の連絡なしに夫々独自のタイミングにより作動させるこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明の射出成形機は
次の構成からなる。

成形機本体１に複数の型締装置４．５が設けられ、該型
締装置４，５に夫々別個独立の金型２．３が着脱自在に
取付けられる。それと共に、成形機本体１に一つの射出
装置６が設けられ、該射出装置６により各金型内に順次
流動化したプラスチックを高圧で射出し得る。さらに、
前記夫々の金型の射出条件を定める射出条件設定部７．
８を有する。それと共に、金型選択駆動装置９を有し、
それにより射出準備が完了し、又は該準備が完了しつつ
ある金型を選択し、該金型と前記射出装置６とを近接さ
せるように駆動することを特徴とする。

本発明の射出成形機は以上のような構成からなり、次の
効果を有する。

（１）本装置は一つの射出装置６に対し、二つ以」二の
型締装置４，５を有する。そして、金型選択駆動装置に
より射出準備が完了した又は、完了しつつある金型を順
次選択し、該金型と射出装置６とを近接駆動し得るから
、一台の射出装置で二辺上の金型に次々と流動化したプ
ラスチックを高圧で射出することができる。

そのため、射出装置６の待機時間を少なくし、一台の成
形機でより多くの製品を製造することができる。即ち、
従来の射出成形機のほぼ複数倍の射出成形能力を有し得
る。

（２）又、夫々別個独立の金型が取付けられる複数の型
締装置４，５に対し、共用できる一つの射出装置６を有
するから、一つの金型に対する射出装置６部分の消費電
力が少なくなる％果を有し、結果として生産量に対する
消費動力を減少させる効果がある。即ち、従来の成形機
において、射出装置の待機時間における消費動力を減少
させ得る効果がある。なお、油圧装置を有する成形機に
おいては一台の油圧装置で複数の型締装置を駆動できる
から、油圧装置の消費動力も減少させ得る。又、二つ以
上の金型に対し、一つの射出装置で足りるから、一定の
金型に対する射出成形機全体の大きさが小型化され、場
所を取らない成形機となり得る。

（３）　次に、特許請求の範囲第２項記載の実施態様は
、型締装置４，５がトグル機構を有するものからなる。

それと共に、金型選択駆動装置９は射出装置の射出筒１
０を成形機本体に対して移動し得るように構成したもの
である。

この実施態様によれば、Ｉ〜グル機構を有するため、比
較的複雑な構成からなる型締装置４゜５を射出装置６に
対して移動する必要がない。

それと共に、射出装置６のみを移動させることにより各
金型に順次流動化したプラスチックを射出することがで
きる。

（４）次に、特許請求の範囲第３項記載の実施態様は、
型締装置がシリンダー型のものからなる。それと共に、
金型選択駆動装置９は各型締装置４，５が成形機本体に
対して移動し得るように構成したものである。この実施
態様によれば、型締装置がトグル機構を有するものに比
べて単純化されるから、各型締装置全体を移動させる金
型選択駆動装置を容易に構成し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の射出成形機の要部説明図
、第２図は同実施例における各構成部分のブロック図、
第３図は同実施例におりる各動作区分のシーケンスを線
図で表したもの、第４図は本発明の射出成形機におりる
金型選択駆動装置９の第２実施例を示す説明図。 ■・・・成形機本体　２，３・・・金型４．５・・・型
締装置　６・・・射出装置７．８・・・射出条件設定部９・・・金型選択駆動装置　１０・・・射出筒１１・・
・固定盤　１２・・・可動盤１３・・・タイバー　１４・・・トグル機構１５・・・
ボンパー　１６・・・メインラム１７・・・ブースター
ラム　１８・・・メインラム油入孔１９・・・ブースタ
ーラム油入孔２０・・・可動テーブル代理人　弁理士　窪　１）卓　美

Claims

【特許請求の範囲】（１）成形機本体（１１と、該本体＋１１に設けられ、
夫々別個独立の金型（２１，＋３１が着脱自在に取付け
られる複数の型締装置（４１，ｆ５）と、前記本体（１
１に設けられ、前記各金型内に順次流動化したプラスチ
ックを高圧で射出する一つの射出装置（６〕と、前記夫
々の金型（２１，＋３１の射出条件を定める射出条件設
定部＋７１．　＋８１と、射出準備が完了し又は、該準
備が完了しつつある金型を順次選択し、該金型と前記射
出装置（６）とを近接させるために駆動させる金型選択
駆動装置（９）と、を具備することを特徴とする複数の
型締装置を有する射出成形機。（２）　型締装置（４１，（５１がトグル機構を有する
ものからなり、金型選択駆動装置（９）は射出装置（６
）の射出筒（１０）を成形機本体（１）に対して移動し
得るように構成したものからなる特許請求の範囲第１項
記載の射出成形機。（３）型締装置＋４１　、　（５１がシリンダ型のもの
からなり、金型選択駆動装置（９）は複数の型締装置（
４）。（５）が成形機本体（１）に対して移動するように構成
したものからなる特許請求の範囲第１項記載の射米版千
機（４）各型締装置（４）、　（５）が−の液体圧発生装
置により駆動され、一方の型締装置（４）の金型（２）
が射出中には、他方の型締装置（５）は開閉動作しない
こととした特許請求の範囲第１項記載の射出成形機。