JPS6225027A - 射出成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は複数の型締装置を有し、射出機能と可塑化機能
とを分離させた機構の射出成形システムに関するもので
、成形品の量産を目標とした射出成形装置として利用さ
れるものである。

（従来の技術） 本発明に係る従来技術としては複数の型締装置を平行に
配列し、移動式の射出ユニットがレール上を移動して、
型締装置に対して射出−保圧−可塑化の各工程を繰り返
して成形品の製造を行っており、これを第４図により説
明すれば、１０は移動式射出ユニットで、１１はレール
１２．１３及び１４は型締装置であり、移動式射出ユニ
ット１０が移動し型締装置１２．１３及び１４に順次射
出、保圧、可塑化を行うシステムである。

このシステムでは一つの型締装置１２で射出及び保圧を
完了した移動式射出ユニツ１−１０は、保圧完了直後に
次の型締装置１３に向けて移動を開始し、移動開始と同
時に射出ユニツ）１０４ご於ても可塑化を開始するため
、システム全体としては冷却時間を有効に活用している
ものである。第５図は型締装置１２，１３．１４の各工
程と時間の関係を示すもので型閉−射出一保圧一冷却一
型開一取出の工程と保圧後射出ユニットが次の型締装置
へ移動することを示すものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、前記の成形システムでは移動式射出ユニット１
０が保圧作用を行っているために保圧時間中に次のショ
ットのための樹脂材料の可塑化を開始することができな
いという問題点があり、また３、射出ユニット１０はレ
ール１１上を直線往復運動の移動をするために、それに
要する起動エネルギー及びレール等の固定設備費が多大
で、かつ必要敷地面積も広くなるという問題点がある。

本発明は複数の型締装置と１台の可塑化装置よりなる射
出成形装置に、おいて、射出ユニットが保圧工程の時間
を有効に活用すると共に、前記起動エネルギー及びレー
ル等の固定設備費を省略し、更に必要敷地面積を減少で
きる射出成形装置を提供することを目的とするものであ
る。

〔発明の構成〕

（問題μを解決するための手段） 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
次のようである。すなわち、複数の型締装置と複数の射
出装置よりなる射出成形装置において、可塑化機能を有
する装置と射出機能を有する装置を分離し、可塑化機能
を有する装置はスクリュー式押出し機とし、射出機能を
有する装置はプランジャ一式の射出装置で、１台のスク
リュー式押出し機構の可塑化装置に対して、複数のプラ
ンジャ一式射出装置を配置し、それぞれを加熱管にて連
結して、熔融樹脂が移送できるようにしたもので、更に
前記射出装置の射出口通路と、熔融樹脂の流入口にはシ
ャットオフバルブを設けるものである。

（作用） 上記技術的手段は次のように作用する。すなわち、射出
ユニットに於ては可塑化機能と射出機能が分離され、可
塑化機能としてスクリュー式押出機により連続的に熔融
樹脂が成形され、更に加熱円管により射出成形機のプラ
ンジャーに移送されるために射出成形時に溶融樹脂は不
足することはない。

また各型締装置には射出機能である各プランジャー装置
が固着されており、油圧により順次熔融樹脂がプランジ
ャーより射出され保圧後、シャットオフバルブの作用に
より注入停止、冷却等により成形品が形成され、更に順
次プランジャー内にスクリュー式押出機より加熱円管を
通って溶融樹脂が移送されるものである。

このようにスクリュー式押出機及びプランジャー装置が
移動せず、それぞれ固定のままで、各型締装置に順次熔
融樹脂が射出され、射出−保圧一冷却一・・・の工程と
並行して、スクリュー式押出機では、常時可塑化が行な
われるため、システム全体としては、保圧時間を有効に
活用できるものである。

（実施例） 以下実施例について説明する。

第１図および第２図において、Ａは可塑化ユニットで、
Ｂ、ＣおよびＤはそれぞれ射出装置で配置されており、
Ｅ、Ｆ、及びＧは型締装置で複数配列されており、Ｈは
加熱円管で、１台の可塑化ユニツｌ−Ａと複数の射出装
置Ｂ、Ｃ，Ｄを連結して熔融樹脂を移送するバイブであ
る。

可塑化ユニッｌ−Ａには押出しスクリューが内装され、
射出ユニツ）Ｂはプランジャ２．先端ノズル部にシャッ
トオフバルブ３と、加熱円管との連結部分にシャットオ
フバルブ４より構成されている。５はシリンダー内部、
６は型締装置の固定盤で、７は金型で、８はキャビティ
を示す。

上記構成において、可塑化装置Ａ内の樹脂はヒータ等で
加熱された加熱円管Ｈを通り射出ユニットＢ、Ｃ，Ｄへ
順次供給される。

射出ユニットＢにおいては、シャットオフバルブ３を開
口し、シャットオフバルブ４を閉じた状態で油圧Ｐによ
りプランジャー２を前進させて、プランジャー前方のシ
リンダー内部５に、加熱円管Ｈを通って移送されてきた
溶融樹脂は金型７へ射出される。

次に保圧については肘用時と同様にシャットオフバルブ
３を開口し、シャットオフバルブ４は閉じて、保圧状態
とする。保圧が終了して冷却段階に入ると同時にシャッ
トオフバルブ３を閉じシャットオフバルブ４を開口し、
可塑化ユニツ）Ａにて可塑化した樹脂材料を射出ユニッ
トＢのシリンダー内部５へ供給する。この時樹脂圧によ
りプランジャー２は後退する。この後退距離を調整する
ことにより金型内への射出容量を制御することができる
ものである。

溶融樹脂を供給完了後はシャットオフバルブ４を閉じ、
次の射出工程に入るまではこのままの状態を保ち、射出
工程に入ると同時にシャットオフバルブ３を開けるもの
である。

可塑化ユニットＡにおいてはスクリュー押出機１により
常時可塑化が行われており、射出ユニットＢ、Ｃ，Ｄに
シャットオフバルブ４の作用により溶融樹脂を供給する
ものである。

Ｂ、Ｃ，Ｄの射出ユニットと型締装置Ｅ、Ｆ。

Ｇを連続的に作動した場合の工程図を第３図に示す。Ｅ
、Ｆ、Ｇは型締装置でＥに於ては、型閉。

射出、保圧、冷却、型開、取出の各工程が行われ、保圧
後、斜線で示すように冷却時に平行してシリンダー内部
５に溶融樹脂が送られるものである。

Ｅのプランジャーへの供給が終了直後にＦに溶融樹脂が
送られるシステムであり、Ｇに示す装置に於ても同様に
、この工程が繰返し行われ成形品を製造するものである
。

〔発明の効果〕

本発明は次の特有の効果を有する。すなわち、射出成形
機において保圧時間中に次のショツト分の熔融樹脂が可
塑化できない場合に、可塑化ユニットのシリンダーヘッ
ドに保圧ユニットを取り付ける装置もあるが（特公昭５
７−４５１５３号）、この装置で保圧開始と同時に次の
ショツト分の可塑化が開始可能になるが、複数の型締装
置を有する射出成形システムにおいては溶融樹脂が不足
するものである。

本発明はスクリュー式押出機で構成される可塑化ユニッ
トで可塑化された溶融樹脂は、加熱管を通じて、〔型締
＋射出〕ユニットに供給されるため、複数の〔型締＋射
出〕ユニットを有する射出成形システムにおいては、一
つの〔型締＋射出〕ユニットで保圧を行っている最中に
、可塑化ユニットは別の〔型締＋射出〕ユニットに対し
て可塑化を行ない熔融樹脂を加熱管を通して供給できる
ため、システム全体としては保圧時間を極めて有効に活
用しているものである。

従来技術の射出ユニットの移動式（第４図）と比較して
も本発明は、各型締装置が成形品取出後に移動式射出ユ
ニットの到着を待たねばならないという無駄な時間が節
減できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の概略の説明図であり、第２図は第１
図の要部の断面図であり、第３図は本実施例の各工程の
説明図であり、第４図は従来例の説明図であり、第５図
は従来例の工程の説明図である。 Ａ・・・可塑化装置、Ｂ、Ｃ，Ｄ・・・射出装置、Ｅ、
Ｆ、Ｃ・・・型締装置、Ｈ・・・加熱管。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の型締装置を有する射出成形装置において、
   スクリュー式押出機よりなる可塑化装置と油圧にて作動
   するプランジャーを有する射出装置とを分離し、前記可
   塑化装置と複数の射出装置とを溶融樹脂を移送する加熱
   管にて連結してなる射出成形装置。
2. （２）前記射出装置は、型締装置への射出通路と可塑化
   装置よりの流入通路に、それぞれバルブを設けた特許請
   求の範囲第１項に示す射出成形装置。