JP2834551B2 - ポリエーテルカルボン酸エステル - Google Patents
ポリエーテルカルボン酸エステルInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式 (式中Alkは炭素原子1〜8個、有利には1〜4個を有
するアルキル基、Rは水素原子またはメチル基およびn
は数3〜70を表わす)の新規のポリエーテルカルボン酸
エステル、ならびにその製造方法に関する。
するアルキル基、Rは水素原子またはメチル基およびn
は数3〜70を表わす)の新規のポリエーテルカルボン酸
エステル、ならびにその製造方法に関する。
〔従来の技術〕 一般式1の新規ポリエーテルカルボン酸エステルはビ
ス−アルコキシカルボニルエチル化されたポリテトラヒ
ドロフランであり、ポリマーのための重要な構成要素を
なす。特に工業的に重要であるのは、式 の新規のポリエーテルカルボン酸エステルで、式中nは
上述の意味を有する。
ス−アルコキシカルボニルエチル化されたポリテトラヒ
ドロフランであり、ポリマーのための重要な構成要素を
なす。特に工業的に重要であるのは、式 の新規のポリエーテルカルボン酸エステルで、式中nは
上述の意味を有する。
一般式: HO(CH2)4 nOH III のポリテトラヒドロフラン(以下PTHFと称する)は例え
ばテトラヒドロフラン(以下THFと称する)を陽イオン
重合することにより製造される。該構造式IIIで重合度
nはTHFにより誘導されるオキシ−ブタン−1,4−ジイル
−単位の1分子当りの個数を示す;これは一般にn=3
(平均分子量▲▲▼▼=234に相応する)〜n=約7
0(▲▲▼▼約5000に相応する)である。THFを重合
する際に得られるPTHF−混合物を特徴付ける重合度nな
いしはこの値に相応する平均分子量▲▲▼▼は例え
ば浸透圧法または容量分析により測定することができ
る。工業的に特に重要なのは例えば次のPTHF混合物であ
る。すなわち、 PTHF250(▲▼=約250,=約3),PTHF650(▲
▼=約650,=約9),PTHF1000(▲▼=約100
0,=約14),PTHF2000(▲▼=約2000,=約2
7),PTHF2900(▲▼=約2900,=約40)およびPTH
F4500(▲▼=約4500,=約62)。
ばテトラヒドロフラン(以下THFと称する)を陽イオン
重合することにより製造される。該構造式IIIで重合度
nはTHFにより誘導されるオキシ−ブタン−1,4−ジイル
−単位の1分子当りの個数を示す;これは一般にn=3
(平均分子量▲▲▼▼=234に相応する)〜n=約7
0(▲▲▼▼約5000に相応する)である。THFを重合
する際に得られるPTHF−混合物を特徴付ける重合度nな
いしはこの値に相応する平均分子量▲▲▼▼は例え
ば浸透圧法または容量分析により測定することができ
る。工業的に特に重要なのは例えば次のPTHF混合物であ
る。すなわち、 PTHF250(▲▼=約250,=約3),PTHF650(▲
▼=約650,=約9),PTHF1000(▲▼=約100
0,=約14),PTHF2000(▲▼=約2000,=約2
7),PTHF2900(▲▼=約2900,=約40)およびPTH
F4500(▲▼=約4500,=約62)。
これらPTHF混合物のそれぞれはPTHF同族体の巾広いス
ペクトルを含み、その数は低分子量領域で約10から20で
高分子量領域では30以上に上昇する。
ペクトルを含み、その数は低分子量領域で約10から20で
高分子量領域では30以上に上昇する。
PTHFはポリマーを製造するためのα,ω−ジオールと
して使用される。この際にPTHFはその重要な特性のため
にエラストマーおよび熱可塑性ポリマーのための重要な
構成要素として抜群である(P.Dreyfuss“Handbook of
Elastomers,New Developments and Technology",1988,
s.695)。
して使用される。この際にPTHFはその重要な特性のため
にエラストマーおよび熱可塑性ポリマーのための重要な
構成要素として抜群である(P.Dreyfuss“Handbook of
Elastomers,New Developments and Technology",1988,
s.695)。
もちろん、α,ω−ジオールとしてPTHFの反応性は第
一アルコールの典型的反応に限られている。従つてPTHF
に末端基を変えることによつて他の反応性を与え、それ
によつてその使用可能性を拡大するための試みにはこと
欠かなかつた。そこで例えばモル比1:2ぜPTHFとジイソ
シアネートとの反応は遊離の、末端にあるイソシアネー
ト基を持つPTHF−ジウレタンを生じ、(メター)アクリ
ル酸エステルとPTHFとの反応によりPTHF−ビス(メタ
ー)アクリレートを得る。PTHF同族体の混合物とのこの
種の反応の際に、構造的に同じくポリエーテル鎖内の繰
返しオキシ−ブタン−1,4−ジイル−単位の異つた数の
みにより相違する同族PTHF誘導体の混合物を再び得る。
一アルコールの典型的反応に限られている。従つてPTHF
に末端基を変えることによつて他の反応性を与え、それ
によつてその使用可能性を拡大するための試みにはこと
欠かなかつた。そこで例えばモル比1:2ぜPTHFとジイソ
シアネートとの反応は遊離の、末端にあるイソシアネー
ト基を持つPTHF−ジウレタンを生じ、(メター)アクリ
ル酸エステルとPTHFとの反応によりPTHF−ビス(メタ
ー)アクリレートを得る。PTHF同族体の混合物とのこの
種の反応の際に、構造的に同じくポリエーテル鎖内の繰
返しオキシ−ブタン−1,4−ジイル−単位の異つた数の
みにより相違する同族PTHF誘導体の混合物を再び得る。
興味あることには末端基−O−OH2−CH2−COOAlkyl
(すなわち、ビス−アルコキシカルボニルエチル化PTH
F)を持つPTHFはまだ開示されていない。
(すなわち、ビス−アルコキシカルボニルエチル化PTH
F)を持つPTHFはまだ開示されていない。
ところで、本発明の対象は一般式I、特に式IIの新規
ポリエーテルカルボン酸エステル,およびその製造方法
である。該ポリエーテルカルボン酸エステルは、本発明
により、一般式: HO(CH2)4 nOH III (式中nは3から70までの数を表わす)のポリテトラヒ
ドロフランを一般式: (式中Alkは炭素原子1から8個を持つアルキル基を、
Rは水素原子またはメチル基を表わす)のアクリル酸エ
ステルとを塩基性作用物質の存在下に反応させることに
より得られる。
ポリエーテルカルボン酸エステル,およびその製造方法
である。該ポリエーテルカルボン酸エステルは、本発明
により、一般式: HO(CH2)4 nOH III (式中nは3から70までの数を表わす)のポリテトラヒ
ドロフランを一般式: (式中Alkは炭素原子1から8個を持つアルキル基を、
Rは水素原子またはメチル基を表わす)のアクリル酸エ
ステルとを塩基性作用物質の存在下に反応させることに
より得られる。
本発明により反応する式IIIのポリテトラヒドロフラ
ンではnは3〜70、有利には4〜40の数である。式IVの
アクリル酸エステルではAlkは1〜8、有利には1〜4
個の炭素原子を持つアルカリ基を表わす。適当なアクリ
ル酸エステル酸エステルはとりわけアクリル酸のメチル
エステル、エチルエステル、n−およびイソ−ブチルエ
ステルまたは2−エチルヘキシルエステル、メタアクリ
ル酸メチルエステルおよび特にアクリル酸−t−ブチル
エステルのような工業的に容易に入手しやすいアクリル
酸−およびメタアクリル酸エステルである。
ンではnは3〜70、有利には4〜40の数である。式IVの
アクリル酸エステルではAlkは1〜8、有利には1〜4
個の炭素原子を持つアルカリ基を表わす。適当なアクリ
ル酸エステル酸エステルはとりわけアクリル酸のメチル
エステル、エチルエステル、n−およびイソ−ブチルエ
ステルまたは2−エチルヘキシルエステル、メタアクリ
ル酸メチルエステルおよび特にアクリル酸−t−ブチル
エステルのような工業的に容易に入手しやすいアクリル
酸−およびメタアクリル酸エステルである。
触媒として加えられる塩基性作用物質としては例えば
水酸化カリウムまたはナトリウム、アルカリ金属アルコ
キシド、特にカリウムt−ブトキシドのような第3アル
カリ金属アルコキシド、第4アンモニウム化合物または
第4ホスホニウム化合物が考えられる。特に第4アンモ
ニウム水酸化物および第4ホスホニウム水酸化物で良好
な結果が達成される。特に有利には、脂肪族および芳香
族の炭化水素、エーテル、アルコール、第3アミン、ケ
トンおよびエステルのような有機溶剤に良く溶解する第
4アンモニウム−または第4ホスホニウム水酸化物が有
利である。例としてテトラプロピル−、テトラ−n−ブ
チル−、トリオクチルメチル−、ドデシルトリメチル
−、ジドデシルジメチル−、ヘキサデシルトリメチル
−、オクタデシルトリメチル−、ベンジルトリメチル
−、ベンジルトリエチル−、ジベンジルジメチル−アン
モニウム水酸化物、N−ドデシル−および4−ジメチル
アミノ−N−ヘキサデシル−ピリジニウム水酸化物、ト
リオクチルメチル−、ヘキサデシルトリメチル−および
トリフエニルメチルホスホニウム水酸化物である。これ
らの親油性オニウム水酸化物はそのまま使用することで
きる。しかしまたその場で親油性オニウム塩およびアル
カリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまたはカリ
ウムのような金属水酸化物、またはテトラメチルアンモ
ニウム水酸化物またはコリンのような強親水性オニウム
水酸化物からこれらを製造することもできる。数多くの
工業的に容易に入手しやすい第4−アンモニウム−およ
び第4−ホスホニウム塩化物、−臭化物、−メトスルフ
エート、−硫酸水素塩、−硫酸塩、−ぎ酸塩および−炭
酸水素塩からの触媒的に目立つて効果的なアンモニウム
−およびホスホニウム−水酸化物のその場製造は本発明
による方法を特に巾広く使用可能にする。助触媒として
はアルコラートおよび/または陽イオンのための錯生成
剤、例えばクラウンエーテル、ポリエチレングリコール
およびそのエーテルまたはTDA−1 (Rbne−Poulen
c)を加えることができる。
水酸化カリウムまたはナトリウム、アルカリ金属アルコ
キシド、特にカリウムt−ブトキシドのような第3アル
カリ金属アルコキシド、第4アンモニウム化合物または
第4ホスホニウム化合物が考えられる。特に第4アンモ
ニウム水酸化物および第4ホスホニウム水酸化物で良好
な結果が達成される。特に有利には、脂肪族および芳香
族の炭化水素、エーテル、アルコール、第3アミン、ケ
トンおよびエステルのような有機溶剤に良く溶解する第
4アンモニウム−または第4ホスホニウム水酸化物が有
利である。例としてテトラプロピル−、テトラ−n−ブ
チル−、トリオクチルメチル−、ドデシルトリメチル
−、ジドデシルジメチル−、ヘキサデシルトリメチル
−、オクタデシルトリメチル−、ベンジルトリメチル
−、ベンジルトリエチル−、ジベンジルジメチル−アン
モニウム水酸化物、N−ドデシル−および4−ジメチル
アミノ−N−ヘキサデシル−ピリジニウム水酸化物、ト
リオクチルメチル−、ヘキサデシルトリメチル−および
トリフエニルメチルホスホニウム水酸化物である。これ
らの親油性オニウム水酸化物はそのまま使用することで
きる。しかしまたその場で親油性オニウム塩およびアル
カリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまたはカリ
ウムのような金属水酸化物、またはテトラメチルアンモ
ニウム水酸化物またはコリンのような強親水性オニウム
水酸化物からこれらを製造することもできる。数多くの
工業的に容易に入手しやすい第4−アンモニウム−およ
び第4−ホスホニウム塩化物、−臭化物、−メトスルフ
エート、−硫酸水素塩、−硫酸塩、−ぎ酸塩および−炭
酸水素塩からの触媒的に目立つて効果的なアンモニウム
−およびホスホニウム−水酸化物のその場製造は本発明
による方法を特に巾広く使用可能にする。助触媒として
はアルコラートおよび/または陽イオンのための錯生成
剤、例えばクラウンエーテル、ポリエチレングリコール
およびそのエーテルまたはTDA−1 (Rbne−Poulen
c)を加えることができる。
前記塩基性作用物質はふつうPTHFに対して0.01〜10モ
ル%有利には0.5〜5モル%の割合で使用される。これ
らを選択的に反応の始めに全部または部分的に共に装入
することおよび/または反応の間に連続的にまたはバツ
チ方式で配量するができる。定量的換化率を達成するた
めに触媒を後で配量することは屡々有利である。
ル%有利には0.5〜5モル%の割合で使用される。これ
らを選択的に反応の始めに全部または部分的に共に装入
することおよび/または反応の間に連続的にまたはバツ
チ方式で配量するができる。定量的換化率を達成するた
めに触媒を後で配量することは屡々有利である。
PTHFに対するアクリルエステルの量的比率は広い限度
で選ぶことができる。それでもビスアダクトへのできる
だけ完全な反応することを達成するためにはアクリル酸
エステルをPTHF1モル当り1.8〜3、有利には2〜2.5モ
ル使用する。
で選ぶことができる。それでもビスアダクトへのできる
だけ完全な反応することを達成するためにはアクリル酸
エステルをPTHF1モル当り1.8〜3、有利には2〜2.5モ
ル使用する。
本反応は有機溶剤の存在下で行うことができる。溶剤
としては例えば脂肪族または芳香族の溶剤、例えば、メ
チルt−ブチルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテルまたはテトラヒドロフランのようなエーテル、
トリブチルアミンのようなt−アミン、アセトンまたは
メチルエチルケトンのようなケトンおよび酢酸メチルエ
ステルのようなエステルが考えられる。PKA−値>約18
である限りは、t−ブタノールのようなアルコールもま
た適している。それでも最も有利なのは無溶剤で作業す
ることである。
としては例えば脂肪族または芳香族の溶剤、例えば、メ
チルt−ブチルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテルまたはテトラヒドロフランのようなエーテル、
トリブチルアミンのようなt−アミン、アセトンまたは
メチルエチルケトンのようなケトンおよび酢酸メチルエ
ステルのようなエステルが考えられる。PKA−値>約18
である限りは、t−ブタノールのようなアルコールもま
た適している。それでも最も有利なのは無溶剤で作業す
ることである。
反応成分の混合は連続的に、例えば撹拌容器カスカー
ド中でまたはループ型反応器中でまたはバツチ法では例
えば撹拌容器中で行うことができる。バツチ方式では場
合により溶解したPTHFを全部または一部を予め装入し、
アクリルエステルおよび場合により残余のPTHFを別別に
または溶液として一緒に加える。反応は普通には温度範
囲0゜〜100℃で、有利には20゜〜40℃で行う。
ド中でまたはループ型反応器中でまたはバツチ法では例
えば撹拌容器中で行うことができる。バツチ方式では場
合により溶解したPTHFを全部または一部を予め装入し、
アクリルエステルおよび場合により残余のPTHFを別別に
または溶液として一緒に加える。反応は普通には温度範
囲0゜〜100℃で、有利には20゜〜40℃で行う。
例 1 アクリル酸−t−ブチルエステルに対するPTHF250の
付加 PTHF250(n=3)125gベンジルトリメチルアンモニ
ウムヒドロキシド4.0gからの混合物に22〜30℃で撹拌し
ながら4時間以内にアクリル酸−t−ブチルエステル15
4gを滴加した。該反応混合物を約30℃でなお4時間再反
応させた。それから固体二酸化炭素を加えてこれを中和
した。浴温度50〜60℃で水ポンプ減圧で回転蒸発器の低
沸点分を排出した後、残渣252gを得た。本残渣はNMR−
スペクトルにより次の組成であつた。
付加 PTHF250(n=3)125gベンジルトリメチルアンモニ
ウムヒドロキシド4.0gからの混合物に22〜30℃で撹拌し
ながら4時間以内にアクリル酸−t−ブチルエステル15
4gを滴加した。該反応混合物を約30℃でなお4時間再反
応させた。それから固体二酸化炭素を加えてこれを中和
した。浴温度50〜60℃で水ポンプ減圧で回転蒸発器の低
沸点分を排出した後、残渣252gを得た。本残渣はNMR−
スペクトルにより次の組成であつた。
式 II(n=3)のアダクト 約99モル% PTHF 約1モル% 相応するRTHF−エステルは確認できなかつた。本アダ
クトの浸透圧によりアセトンを溶剤として測定した平均
分子量▲▼は500であつた(計算値:506)。実際に
アクリル酸エステルに対するPTHFの所望のビス−アダク
トのみが生じた。
クトの浸透圧によりアセトンを溶剤として測定した平均
分子量▲▼は500であつた(計算値:506)。実際に
アクリル酸エステルに対するPTHFの所望のビス−アダク
トのみが生じた。
例 2 アクリル酸−t−ブチルエステルに対するPTHF650の
付加 PTHF650 65.1g、KOH0.28gおよびテトラ−n−ブチル
アンモニウムブロミド1.6gからの混合物に22〜25℃で撹
拌しながら2次か以内にアクリル酸−t−ブチルエステ
ル28.2gを滴加した。該反応混合物を約25℃でなお2時
間再反応させた。それから例1のように操作し次の組成
を持つ残渣85.5gを得た。すなわち、 式 II(n=7)のアダクト 約98モル% PTHF 約2モル%。
付加 PTHF650 65.1g、KOH0.28gおよびテトラ−n−ブチル
アンモニウムブロミド1.6gからの混合物に22〜25℃で撹
拌しながら2次か以内にアクリル酸−t−ブチルエステ
ル28.2gを滴加した。該反応混合物を約25℃でなお2時
間再反応させた。それから例1のように操作し次の組成
を持つ残渣85.5gを得た。すなわち、 式 II(n=7)のアダクト 約98モル% PTHF 約2モル%。
相応するRTHF−エステルは検出できなかつた。本アダ
クトの浸透圧法で測定した平均分子量▲▼は870で
あつた(計算値:906)。この例で生じる第4アンモニウ
塩のその場製造の場合でも実際には所望のビス−アダク
トのみが生じた。
クトの浸透圧法で測定した平均分子量▲▼は870で
あつた(計算値:906)。この例で生じる第4アンモニウ
塩のその場製造の場合でも実際には所望のビス−アダク
トのみが生じた。
例3〜11 異つた平均分子量を持つポリテトラヒドロフランを例
1と2に記載した操作法に相応してアクリル酸−t−ブ
チルエステルと反応させた。詳細は次の表で知ることが
できる。
1と2に記載した操作法に相応してアクリル酸−t−ブ
チルエステルと反応させた。詳細は次の表で知ることが
できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−99038(JP,A) 特開 平3−12422(JP,A) 特開 昭58−176213(JP,A) 特開 昭58−83028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 65/32 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】一般式: (式中Alkは炭素原子1〜8個を有するアルキル基、R
は水素原子またはメチル基およびnは3から70の数を表
わす)のポリエーテルカルボン酸エステル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3925255A DE3925255A1 (de) | 1989-07-29 | 1989-07-29 | Polyethercarbonsaeureester und ihre herstellung |
DE3925255.8 | 1989-07-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0366645A JPH0366645A (ja) | 1991-03-22 |
JP2834551B2 true JP2834551B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=6386184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2202335A Expired - Fee Related JP2834551B2 (ja) | 1989-07-29 | 1990-07-30 | ポリエーテルカルボン酸エステル |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5034559A (ja) |
EP (1) | EP0411415B1 (ja) |
JP (1) | JP2834551B2 (ja) |
DE (2) | DE3925255A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
DE4314627A1 (de) * | 1993-05-04 | 1994-11-10 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Ethercarbonsäuren |
US5576470A (en) * | 1994-08-29 | 1996-11-19 | Henkel Corporation | Polyol esters of ether carboxylic acids and fiber finishing methods |
US5759968A (en) * | 1995-09-05 | 1998-06-02 | Hitachi Maxell, Ltd. | Lubricating agent and magnetic recording medium comprising the same |
EP1756173B1 (en) * | 2004-01-21 | 2019-04-03 | Nektar Therapeutics | Method of preparing propionic acid-terminated polymers |
WO2013112785A1 (en) * | 2012-01-26 | 2013-08-01 | Invista North America S.A.R.L. | Improved alkanolysis process |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2608578A (en) * | 1949-06-10 | 1952-08-26 | Monsanto Chemicals | Di (alkyl glycolyl) esters of oxy-di(polymethylene)-dicarboxylic acids |
US3994959A (en) * | 1975-04-18 | 1976-11-30 | Chevron Research Company | Ether acids and ester derivatives thereof |
JPS61228007A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
DE3607331A1 (de) * | 1986-03-06 | 1987-09-10 | Espe Pharm Praep | (meth)acrylsaeureester und ihre verwendung zur herstellung von dentalmassen |
-
1989
- 1989-07-29 DE DE3925255A patent/DE3925255A1/de not_active Withdrawn
-
1990
- 1990-07-02 US US07/547,812 patent/US5034559A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-21 EP EP90114002A patent/EP0411415B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-21 DE DE59010296T patent/DE59010296D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-30 JP JP2202335A patent/JP2834551B2/ja not_active Expired - Fee Related
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