JP2833499B2 - プランター - Google Patents

プランター

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JP2833499B2
JP2833499B2 JP6334131A JP33413194A JP2833499B2 JP 2833499 B2 JP2833499 B2 JP 2833499B2 JP 6334131 A JP6334131 A JP 6334131A JP 33413194 A JP33413194 A JP 33413194A JP 2833499 B2 JP2833499 B2 JP 2833499B2
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三郎 木田
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉もの野菜等の園芸植
物を栽培するためのプランター(植物栽培容器)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、葉もの野菜、草花等の園芸植物
(植物)を所定の気象条件に保持されたハウス内で外気
条件に左右されずに通年栽培するハウス栽培が盛んに行
われている。
【0003】このハウス栽培によれば、屋外の害虫や細
菌等がハウス内に侵入するのをハウス周壁で防いで、人
体に悪影響を及ぼす農薬を用いずに、ハウス内で植物を
いわゆる無農薬栽培法により順調に生育できる。この無
農薬栽培法は、水洗いの困難な葉もの野菜等において、
特に有効である。
【0004】このハウス栽培においては、従来一般に、
合成樹脂製のプランター内に土壌を充填して、その土壌
中で植物を栽培している。その理由は、植物の生育段階
に応じてハウス内で栽培中の植物をプランターごとハウ
スの内外に搬入、搬出できるようにしたり、ハウス内で
栽培中の植物をプランターごと他の植物と交換したりで
きるようにするためである。このようにすれば、同一ハ
ウス内で春、夏、秋、冬等の各季節に適合する各種植物
を次々と栽培し続けることができる。そして、ハウスを
一年を通して無駄なく有効利用し続けることができる。
【0005】植物を栽培中の土壌が充填されたプランタ
ーは、従来一般に、ハウス内底部に並べて置いたり、ハ
ウス内に設置された栽培棚に上下に複数段に並べて置い
たりしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして、プランターをハウス内底部に並べて置いた
場合には、ハウス内の上部空間が広くあいた状態となっ
てしまった。そして、ハウス内空間を余すところなく有
効利用して、プランターをハウス内に多数並べて収容で
きなかった。
【0007】また、プランターをハウス内に設置された
栽培棚に上下に複数段に並べて置いた場合には、上部の
栽培棚が日光を遮って、上部の栽培棚下方のプランター
内で栽培中の植物に日光が充分に当たらなくなってしま
った。それと共に、栽培棚が重量のある板材等を多数用
いて形成されていて、栽培棚の組み立てコストやその設
置コストが嵩んでしまった。
【0008】そこで、本発明者は、鋭意研究の末、ハウ
ス内空間に横棒と支持棒とを並べて横架して、その横棒
にプランターの側部を掛止すると共に、その支持棒上に
プランターの底部を載置すれば、プランターをハウス内
空間に並べて横架された横棒と支持棒とに亙って動かぬ
ように安定させて支持できることに想到した。それと共
に、プランター支持用の横棒と支持棒とがハウス内空間
を多大に専有することがなく、ハウス内空間を余すとこ
ろなく有効利用して、プランターをハウス内空間の各所
に自在に多数並べて収容できることに想到した。さら
に、プランターをハウス内空間に横棒と支持棒とで支持
すれば、それらの横棒と支持棒とがハウス内空間に占め
る量が極めて少なく、それらの横棒と支持棒とがプラン
ター内で栽培中の植物に日光が当たるのを遮ることがほ
とんどないことに想到した。そして、ハウス内空間に並
べて横架された横棒と支持棒とに亙って動かぬように安
定させて支持することの可能な、簡便なプランターを開
発した。
【0009】即ち、本発明は、ハウス内空間に並べて横
架された横棒と支持棒とに亙って動かぬように安定させ
て支持できる、簡便なプランターを提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプランターは、ハウス内空間に並べて横架
された横棒と支持棒とに亙って支持するプランターであ
って、上端が開口された有底の器と、その器の前部又は
その後部の一方の側部から器の外方に延設された、前記
横棒に掛止する鉤腕と、前記器の底部に開口された水抜
き孔と、前記器の外側底部に設けられた脚であって、前
記支持棒上に器の底部を安定させて載置するための脚
からなることを特徴としている。
【0011】本発明のプランターにおいては、鉤腕が器
の前後の側部から器の外方にそれぞれ延設された構造と
することを好適としている。
【0012】さらに、器の内側底部がその前後にほぼV
字状に窪んだ形状に形成されて、前記器の内側底部の最
下部に水抜き孔が開口された構造とすることを好適とし
ている。
【0013】
【作用】上記構成のプランターにおいては、器の前部又
はその後部の一方の側部に延設された鉤腕をハウス内
空間に横架された横棒に掛止できる。それと共に、器の
底部を、器の外側底部に設けられた脚を介して、ハウス
内空間に横架された支持棒上に安定させて載置できる。
そして、プランターをハウス内空間に並べて横架された
横棒と支持棒とに亙って動かぬように安定させて支持で
きる。
【0014】また、鉤腕が器の前後の側部から器の外方
にそれぞれ延設されたプランターにあっては、器の前部
又はその後部のいずれか一方の側部に延設された鉤腕を
横棒に掛止できる。それと共に、器の底部を、器の外側
底部に設けられた脚を介して、支持棒上に安定させて
できる。そして、プランターをハウス内空間に並べて
横架された横棒と支持棒とに亙って支持できる。換言す
れば、器の前部又はその後部を見極めることなく、器の
前部又はその後部のいずれか一方の側部に延設された鉤
腕を横棒に掛止できる。それと共に、器の底部を、器の
外側底部に設けられた脚を介して支持棒上に載置でき
る。そして、プランターをハウス内空間に並べて横架さ
れた横棒と支持棒とに亙って支持できる。
【0015】また、器の内側底部がその前後にほぼV字
状に窪んだ形状に形成されて、器の内側底部の最下部に
水抜き孔が開口されたプランターにあっては、器内に残
留する余分な水等を、重力を利用して、器の内側底部の
ほぼV字状に窪んだ最下部に的確に集めることができ
る。そして、その水等を器の内側底部の最下部に開口さ
れた水抜き孔を通して器の外部に排出できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1ないし図3は本発明のプランターの好適な実施
例を示し、図1はその正面図、図2はその側面図、図3
は図1のA―A断面図である。以下に、このプランター
を説明する。
【0017】図において、10は、上端が広く開口され
た有底の器であって、横に長い箱体に近い形状をしてい
る。器10は、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体形成
されている。
【0018】器の前後の側部12a、12bには、鉤腕
20が器10の外方にそれぞれ一体に延設されている。
具体的には、図3に示したように、器の前後の側部12
a、12bの上端に長尺の20が一体に延設されてい
る。鉤腕20は、丸い横棒に掛止可能なように、その横
断面形状がほぼ半円状に近い形状に形成されていて、そ
の下部に横棒を挿入するための開口部22が開口されて
いる。
【0019】器10とその前後の側部12a、12bに
延設された鉤腕20とは、図3に示したように、その鉤
腕20を含む器10の横断面形状が左右対称となるよう
に、形成されている。
【0020】器の外側底部14aには、図1に示したよ
うに、その左右に板状の脚30a、30bがそれぞれ延
設されている。そして、その脚30a、30bを介し
て、器10の底部を支持棒上に安定させて載置できるよ
うにしている。
【0021】器の内側底部14bは、図3に示したよう
に、その前後にほぼV字状に窪んだ形状に形成されてい
る。そして、器10内に残留する水等を、器の内側底部
14bのほぼV字状に窪んだ最下部に的確に集めること
ができるようにしている。
【0022】器の内側底部14bの最下部には、図3に
示したように、複数の小径の水抜き孔40が所定ピッチ
で並べて開口されている。そして、器の内側底部14b
の最下部に集まった水等が、その器の内側底部14bの
最下部に開口された水抜き孔40を通して器10の外部
に排出されるようにしている。
【0023】図1ないし図3に示したプランターは、以
上のように構成されている。
【0024】次に、このプランターの使用例並びにその
作用を説明する。
【0025】図4に示したように、ハウス内空間に、横
棒110と支持棒120とを並べて横架しておく。横棒
110には、丸パイプ等を用いる。支持棒120には、
横断面がほぼC字状をなすCチャンネル枠棒等を用い
る。
【0026】器10内には、土壌(図示せず)を充填し
て、その土壌に植物の種を蒔いたり、苗床から採取した
植物の苗を定植したりしておく。土壌には、肥料等を混
入しておいても良い。また、土壌には、きのこ栽培に用
いたおが屑を主体とする培養基を用いても良い。ただ
し、その場合は、培養基を蒸気滅菌等して、培養基中に
残留する細菌を死滅させる必要がある。
【0027】次いで、図4に示したように、器10の前
部又はその後部のいずれか一方の側部12a、12bに
延設された鉤腕20を、横棒110に掛止する。具体的
には、鉤腕下部の開口部22を通して鉤腕20内側に横
棒110を侵入させて、鉤腕20を横棒110に掛止す
る。
【0028】それと共に、器10の底部を、器の外側底
部14aに設けられた脚30a、30bを介して、支持
棒120上に載置する。
【0029】すると、プランターをハウス内空間に並べ
て横架された横棒110と支持棒120とに亙って動か
ぬように安定させて支持できる。
【0030】その際には、鉤腕20が器の前後の側部1
2a、12bから器10の外方にそれぞれ延設されてい
るため、器10の前部又はその後部を見極めることな
く、器の前部又はその後部のいずれか一方の側部12
a、12bに延設された鉤腕20を横棒110に掛止
きる。それと共に、器10の底部を、器の外側底部14
に設けられた脚30a、30bを介して、支持棒12
0上に安定させて載置できる。そして、器10をハウス
内空間に並べて横架された横棒110と支持棒120と
に亙って支持できる。
【0031】その後、器10内の土壌で生育中の植物に
水や肥料を適宜補給し続けて、器10内で植物を生育す
る。
【0032】すると、器10内の余分な水等が、器の内
側底部14bのほぼV字状に窪んだ最下部に集まって、
その水等が器の内側底部14bの最下部に開口された水
抜き孔40を通して器10の外部に排出される。そし
て、器10内の土壌で栽培中の植物が、湿度過多となっ
て、根腐れ等を起こすのが防止される。
【0033】器10内で収穫可能なまでに育てた植物
は、器10を横棒110と支持棒120とに亙って支持
したままの状態で、器10内の土壌から抜き取る等して
収穫する。又は、器10を、横棒110と支持棒120
とから取り外して、ハウス内底部等に置いた後、その器
10内の土壌から抜き取る等して収穫する。
【0034】なお、前述図1ないし図3に示したプラン
ターにおいて、器10は、それを用いて生育する植物の
形状等に応じて、その横断面形状が左右対称とならない
ように形成しても良く、そのようにしても、図1ないし
図3に示したプランターとほぼ同様の作用を持つプラン
ターを提供できる。
【0035】また、鉤腕20は、器の前部の側部12a
又はその後部の側部12bの一方のみに備えても良い
が、そうした場合には、器の前部の側部12a又は器の
後部の側部12bを見極めて、その器の前部の側部12
a又は器の後部の側部12bの一方に延設された鉤腕2
0を横棒110に掛止する必要がある。
【0036】また、器の側部12a、12bの丈が長い
場合等には、鉤腕20を器の側部12a、12bの中途
部に延設しても良い。
【0037】また、器10内で生育する植物が高湿度の
土壌を好む場合には、器の内側底部14bを、その前後
にV字状等に窪ませずに、水等が残留し易い平面状等に
形成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプランタ
ーによれば、植物を栽培する土壌が充填された器をハウ
ス内空間に並べて横架された横棒と支持棒とに亙って
かぬように安定させて支持できる。そして、植物栽培用
の土壌が充填された器をハウス内空間の各所に横棒と支
持棒とを介して自在に並べて支持できる。
【0039】それと共に、器と鉤腕等からなるプランタ
ーが、ポリプロピレン等の合成樹脂を用いて一体形成可
能な簡単な構造をしているため、大量生産可能な安価な
汎用タイプの植物栽培用のプランターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプランターの正面図である。
【図2】本発明のプランターの側面図である。
【図3】図1のA―A断面図である。
【図4】本発明のプランターの使用状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 器 12a 器の前部の側部 12b 器の後部の側部 14a 器の外側底部 14b 器の内側底部 20 鉤腕 22 鉤腕の下部の開口部 30a、30b 脚 40 水抜き孔 110 横棒 120 支持棒

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウス内空間に並べて横架された横棒と
    支持棒とに亙って支持するプランターであって、上端が
    開口された有底の器と、その器の前部又はその後部の一
    方の側部から器の外方に延設された、前記横棒に掛止す
    る鉤腕と、前記器の底部に開口された水抜き孔と、前記
    器の外側底部に設けられた脚であって、前記支持棒上に
    器の底部を安定させて載置するための脚とからなるプラ
    ンター。
  2. 【請求項2】 鉤腕が器の前後の側部から器の外方にそ
    れぞれ延設された請求項1記載のプランター。
  3. 【請求項3】 器の内側底部がその前後にほぼV字状に
    窪んだ形状に形成されて、前記器の内側底部の最下部に
    水抜き孔が開口された請求項1又は2記載のプランタ
    ー。
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