JP2833498B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2833498B2
JP2833498B2 JP6327665A JP32766594A JP2833498B2 JP 2833498 B2 JP2833498 B2 JP 2833498B2 JP 6327665 A JP6327665 A JP 6327665A JP 32766594 A JP32766594 A JP 32766594A JP 2833498 B2 JP2833498 B2 JP 2833498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品などの調理物を加熱
する加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】代表的な加熱調理器である電子レンジ
は、従来は図10に示すような構成であった。加熱手段
としてのマグネトロン4から出た電波は、導波管15を
介して、加熱室1に伝送され、加熱室1と食品などの調
理物2の形状で決まる定在波となって加熱室1内に分布
し、調理物2を加熱する。尚、加熱調理中は、調理物が
一様に加熱されるように回転載置台8は、回転モーター
10によって回転軸9を通じて回転していた。このとき
制御部7は、あらかじめ入力された調理物の重量に対し
て最適な仕上がり状態に成るようマグネトロン4を作動
させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、調理物が固体状であるか液体状であるかの
状態にかかわらず調理物の重量だけで、制御部により電
波放射部の作動時間を決定し、加熱調理を実施すること
になる。しかし、同じ重量でも調理物が味噌汁などの液
体の場合と、ご飯などの固体の場合とでは、最適温度に
達する時間が異なる。そのため、重量のみで加熱時間を
決定した場合、調理物に合った最適な仕上がり状態を実
現できないという問題があった。
【0004】図11に、味噌汁とご飯を加熱調理したと
きの加熱時間と調理物の温度を示す。このとき調理物の
初期温度はともに、20℃のものを用いた。さらに、味
噌汁とご飯の重量は共に130gとしそれぞれの容器も
70gの同じものを用いた。この結果より同じ重量にお
いても味噌汁の場合では、温度上昇が小さい。これは、
誘電率、電気抵抗、イオン伝導性などの影響、または味
噌汁の塩分などの影響により電波が表面に集中、あるい
は反射することなどによるものと考えられる。しかし、
ご飯の場合では上記の影響が少ないため、電波が奥まで
入るので味噌汁の場合と比較すると温度上昇が大きいも
のと考えられる。つまり、味噌汁の場合では最適仕上が
り温度は約77℃でそれに要する加熱時間は約120秒
であるが、御飯の場合では最適仕上がり温度は約91℃
で要する時間は約90秒であった。故に御飯の温度上昇
率は味噌汁に比べ約1.7倍ほど大きかった。このた
め、同じ重量でも最適温度になる時間が異なる。そこ
で、従来の調理物の重量で調理時間を設定していた場合
では、仕上がりに偏りが生じるのを防ぐため、調理設定
時間は味噌汁とご飯の最適仕上がり状態になる中間に設
定し、あたため調理を行っていた。その結果、仕上がり
状態がご飯ではあたためすぎ、味噌汁ではぬるめになる
という問題があった。
【0005】図12は、図11に示した条件での味噌汁
とご飯をあたためた時の、調理時間と湿度センサの出力
との関係を示す。同図より、ご飯の場合はほとんど蒸気
は発生しないが、味噌汁の場合は、短時間で蒸気が発生
している。これは、味噌汁が液体である、また塩分など
の影響により表面が集中して加熱されるなどの影響によ
るものと考えられる。従って、湿度センサで調理時間を
していた場合では、湿度センサの出力があるレベルに達
すると、調理を停止してしまい御飯の場合は加熱しすぎ
の状態になり、逆に味噌汁の場合ではぬるめの仕上がり
状態となるという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、調理
物の状態を状態判別手段により判別し、調理物の状態に
応じて最適な温度状態になるよう調理時間を調節するこ
とで調理物の状態にかかわらず常に最適な仕上がり状態
を実現することを第一の目的とする。
【0007】また、調理物の初期状態が仕上がり状態と
異なるような調理メニュー、例えば溶かしバターや溶か
しチョコレートなどのような固体から液体に変化するも
の、あるいはプリンや茶碗蒸しのような液体から固体に
変化するものの場合いおいても従来の加熱調理器ではあ
らかじめ入力された調理物の重量あるいは、湿度センサ
などの出力により調理時間を推定していた。従って、調
理物の仕上がりにむらができ、調理が未完全あるいは、
加熱しすぎになるなどの問題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、調理
物の状態を調理中に一定時間ごとに状態判別手段により
判別し、調理物の状態を判別することで調理物の仕上が
りを検知する仕上がり検知を実現することを第二の目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の加熱調理器は下記の構成とした。
【0010】すなわち、調理物を収容する加熱室と、前
記調理物のメニューを選択するメニュー選択部と、前記
メニュー選択部の結果に応じて前記調理物を加熱する加
熱手段と、前記調理物が液体状であるか固体状であるか
あるいはその中間状態であるかなどの状態を判別する状
態判別手段と、前記調理物の調理進行具合を検知する調
理検知手段と、前記メニュー選択部と状態判別手段の結
果に基づいて加熱手段の動作時間などを制御する制御部
とを備え、調理物が液体状か固体状かなどの状態に応じ
て調理時間を調節できる構成とし、状態判別手段は調理
物を載置するための回転載置台と、前記回転載置台を回
転自在に支える回転軸と、前記回転軸を回転させるモー
タと、前記回転載置台の残響振動を検知する振動検知器
と、前記信号検知器の結果により前記調理物が固体状で
あるか液体状であるか、あるいはその中間状態であるか
を判別する判別部とを備えた構成とした。
【0011】また、メニュー選択部の入力結果が「あた
ため」を意味するときに状態判別手段の結果が固体なら
ば、制御部により加熱手段の動作時間を通常より短めに
制御する構成とした。
【0012】また、メニュー選択部の入力結果が「あた
ため」を意味するときに状態判別手段の結果が液体なら
ば、制御部により加熱手段の動作時間を通常より長めに
制御する構成とした。
【0013】さらに、メニュー選択部の入力結果が調理
開始前後で調理物の状態が変化するような場合において
状態判別手段の結果が調理中に変化したときに、制御部
により加熱手段の動作を終了させる仕上がり検知を備え
た構成とした。
【0014】
【0015】さらに、判別部は調理物を一定時間回転さ
せて停止させた後の、あるいは調理物を一定時間回転さ
せ、次に逆方向に回転させて停止させた後の残留振動を
振動検知器で検知し、その結果により調理物が固体状で
あるか液体状であるか、あるいはその中間状態であるか
を判別する構成とした。
【0016】
【作用】本発明の加熱調理器は、調理物を回転停止させ
ることで調理物に振動を与え、そのとき発生する振動の
時間変化を振動検知器で検知することにより、調理物が
液体状か固体状かを判別できる。
【0017】つまり、調理物が液体であれば、回転停止
時に発生した振動は長時間継続し、調理物が固体であれ
ば、短時間で消滅する。この結果、調理物の状態を判別
することができる。
【0018】しかも、メニュー選択部の入力結果が「あ
たため」を意味するときに状態判別手段の結果が固体な
らば、制御部で加熱手段の動作時間を通常より長めに制
御することで、従来の固体をあたためたときに生じる加
熱しすぎという課題が解消される。
【0019】また、メニュー選択部の入力結果が「あた
ため」を意味するときに状態判別手段の結果が液体なら
ば、制御部で加熱手段の動作時間を通常より短めに制御
することで、従来の液体をあたためた時に生じる、加熱
不十分という課題が解消されるとともに、再加熱する必
要がなくなる時間だけ調理スピードがあがる。
【0020】さらに、メニュー選択部の入力結果が調理
開始前後で調理物の状態が変化するような場合におい
て、状態判別手段の結果が調理中に変化したときに、制
御部により加熱手段の動作を終了させることにより、仕
上がり検知が可能となり常に最適な調理状態を実現する
ことができる。
【0021】また、状態判別手段は振動検知器で検知し
た振動の残響振動の継続時間によって判別部で調理物の
状態を判別することができる。さらに振動の減衰状態、
あるいは振動を与えてから一定時間後の振幅を見ること
で調理物の状態を判別することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】(実施例1)図1及び図2は本発明の一実
施例に係る加熱調理器の動作を示すフローチャート及び
正面断面図を示すものである。
【0024】まず動作について図1を用いて説明する。
調理を開始する前にメニューの選定を行い、調理メニュ
ーが「あたため」である場合には調理物の状態を判別
し、その状態に応じてある常数kを得る。次に調理を開
始するが、この時の調理経過時間tを0に設定し調理を
行う。調理は加熱手段として電波を放射あるいはヒータ
加熱などをすることによって、調理の進行具合を検知す
る調理検知手段により検知結果があるレベルに達するま
で行う。例えば調理進行検知手段として蒸気センサを用
いた場合では、調理物から発生する蒸気があるレベルに
達するまで調理は継続するが、あるレベルに達したのを
検知すると検知までに要した時間、つまり経過時間tを
tsと設定して仕上げ加熱に入る。この仕上げ加熱時間
は調理開始前に調理物の状態を判別することで得られた
常数k、つまり調理物の状態に依存する。仕上げ加熱時
間としては、蒸気を検知した時間に常数kをかけた時間
になり、全体としての調理終了時間tfは(1)式にな
る。
【0025】tf=ts(1+k)・・・(1) 次に調理メニュー「あたため」以外に選定された場合に
ついて説明する。選定された調理メニューが「湯煎」あ
るいは「プリン」あるいは「茶碗蒸し」の場合には、そ
のメニューに応じた常数kを得る。しかしそれ以外のメ
ニューに選定されたと判断した場合は、存在しないメニ
ューなので異常とみなし、調理を中止する。あるいは再
度メニューの選定を行うモードに入ってもよい。調理メ
ニューが正確に選定されたら「あたため」と同様に調理
開始前に調理物の状態を判別する。ここでk=dつまり
調理メニューが湯煎にも関わらず、調理物の状態が液体
と判断した場、またk=eあるいはk=fにも関わらず
調理物の状態が固体と判断した場合は異常とみなし調理
を中止する。あるいは再度メニューの選定を行うモード
に入ってもよい。調理物の状態が正確に判別できたら調
理を開始するが、この時の調理経過時間tを0に設定し
調理を行う。調理は、k=dつまり「湯煎」の場合は加
熱手段として電波などを用い、k=e及びk=fつまり
「プリン」及び「茶碗蒸し」の場合は加熱手段としてヒ
ータなどを用いる。また調理は調理物の状態が変化する
まで行い、変化した時点つまり経過時間tをtcと設定
し仕上げ加熱に入る。この仕上げ加熱時間は調理開始前
に調理物の状態を判別することで得られた常数k、つま
り調理物の状態に依存する。仕上げ加熱時間としては、
調理物の状態が変化した時間tcに常数kをかけた時間
になり、全体としての調理終了時間tfは(2)式にな
る。
【0026】tf=tc(1+k)・・・(2) なお、実施例では加熱手段の一例として電波あるいはヒ
ータを用いたが他の加熱手段を用いても同様の結果が得
られる。
【0027】次に本発明の加熱調理器の構成について説
明する。図2は本発明の加熱調理器の正面断面図であ
る。従来例と同じ構成要素には同じ番号を付けた。調理
物のメニューを選択するメニュー選択部3の結果に応じ
て、加熱手段4から出た熱源は加熱室1内に導入され、
調理物2を加熱する。このとき状態判別手段4で前記調
理物2が液体状であるか固体状であるかあるいはその中
間状態であるかなどの状態を判別し、制御部7で加熱手
段4の動作時間などを制御する。また、メニュー選択部
3の結果によっては調理物2の調理進行具合を検知する
調理進行検知手段6の結果をあわせて制御部12で加熱
手段4の動作時間などを制御する。
【0028】状態判別手段4としては振動検知器11で
調理物2が設置された回転載置台8の残留振動を検知す
る。この時の振動はモータ10によって、回転軸9を通
じて回転載置台85を回転停止させることで与え、さら
に判別部12は前記振動検知器11から得た残留振動の
時間変化により調理物の状態を判別する。
【0029】(実施例2)図3、4に図1に示した本発
明の加熱調理器において状態判別手段4として振動検知
器11に変位センサを用い回転載置台8の上下振動を測
定した結果の、経過時間と回転載置台8の振動(回転載
置台の上下動)の関係を示す。
【0030】図3aに、70gの容器に味噌汁(液体)
を130g加え、合計200gになるようにした場合の振
動検知器11で検知した回転載置台8の振動(上下動)
を示す。測定開始後の7秒間は回転載置台8は静止状態
であり、回転載置台8の上下動も見られない。しかし、
その後の10秒間に回転載置台を一方向に約1回転させ
るように回転させると、回転載置台8の上下動はほぼサ
インカーブを描いて変動した。さらに測定開始後の約1
7秒に回転を停止させると回転載置台8は波打つように
上下に振動していた。この振動をより見やすくするた
め、図3bに回転停止後の回転載置台8の上下動を拡大
して示す。この図より回転が停止した後も、回転載置台
8は上下に振動しており、時間と共に上下動のその振幅
は減少しているものの、振動数はほぼ一定であった。
【0031】図4aに、70gの容器にご飯(固体)を
130g加え、合計200gになるようにした場合の振動
検知器11検知した回転載置台8の上下動を示す。測定
開始後の7秒間は回転載置台8は静止状態であり、回転
載置台8の上下動も見られない。しかし、その後10秒
間に回転載置台8を一方向に1回転させるように回転さ
せると、回転載置台8の上下動は図3に示した液体の場
合と同様に、ほぼサインカーブを描いて変動した。さら
に測定開始、約17秒後に回転を停止させると回転載置
台8はごくわずかに上下に振動しているが、ほぼ静止状
態であった。回転停止後の振動をより見やすくするた
め、図4bに回転停止後の回転載置台8の上下動を拡大
して示す。この図より回転が停止した後は、回転載置台
8はほとんど上下に振動していない。
【0032】これらの結果により物体に振動を与えたあ
との振動状態は、調理物の状態で変わり、味噌汁(液
体)の場合では大きくいつまでも継続し、ご飯(固体)
の場合では、ほとんど継続しない。この結果、振動を検
知することだけで簡単に判別できた。
【0033】従来では、例えば味噌汁のような液体の調
理物と御飯のような固体の調理物130gを、70gの容
器に入れ、計200gとした場合では、最適仕上がり状
態に達する時間が図11に示したように異なるため、従
来の味噌汁の場合では、電波放射部を作動させる時間
を、従来の味噌汁と御飯の最適仕上がり温度に達する時
間の中間をとっていた。
【0034】しかし、上記に示した様に、調理物の状態
を容易に判別することができるので、本発明では、例え
ば調理物が130gで容器が70gの場合においては、従
来の調理時間(加熱手段の動作時間)の105秒より1
5%長くし、ご飯のような固体のものであれば15%短
くすることで調理物を最適の仕上がり状態にすることが
できた。
【0035】つまり、調理開始前に調理物の状態を判別
し、その調理物の状態に応じて加熱時間を液体であれば
長く、固体であれば短くすることにより調理物の状態に
関係なく常に最適な仕上がり状態を得ることができた。
【0036】(実施例3)メニュー選択部で調理メニュ
ーを「プリン」、あるいは「茶碗蒸し」あるいは、「溶
かす」のような調理物開始前の状態と調理終了の状態が
変化するメニューに設定された場合は、判別手段として
の振動検知器11は調理開始前と調理中の一定時間ごと
に回転載置台8の残留振動を検知することで調理物の仕
上がり検知が実現できる。これは調理が仕上がることに
より、調理物の状態が変化するので実施例2で述べたよ
うに固体と液体が判別できる。つまり調理物が仕上がれ
ば残留振動の継続時間はほぼ同じ値をとると同時に、調
理開始前と比較すると大きく異なるためであ。そこで振
動検知器11の結果から判別部12で調理物4の状態を
判別し、制御部7で仕上がり検知を判断し、調理進行検
知手段6として調理物2から発生する蒸気を検知する蒸
気検知部6の結果から前記加熱手段4を停止させる時間
を制御させる構成にした。
【0037】次に、固体から液体へと変化する調理メニ
ューについて、従来の加熱調理器と本発明の加熱調理器
を用いてバター100gを溶かした。このバターは冷蔵
庫から取り出してすぐのものを使用した。従来加熱調理
器ではレンジ強にモードを合わせ、マニュアルでは10
0gは60〜80秒と記されていたのでその中間の70
秒を手動で入力した。しかし、できあがりは不十分で再
度加熱する必要があった。しかし本発明の加熱調理器で
は、メニュー設定ボタンを「溶かす」にするだけで自動
的に調理が終了し、調理時間を測定すると約78秒であ
った。また仕上がりについては最適な仕上がり状態であ
った。さらにバターを一時間室温に戻したもので溶かし
バターを行うと本発明の加熱調理器での調理時間は約6
4秒であった。つまり同じ調理物で同じ重量であって
も、調理物の温度によって調理時間も変化することが解
った。そのため手動で調理時間を設定する場合では調理
物の重量のみならず温度まで計算に入れる必要があり仕
上がり状態にも大きな影響を及ぼしていた。
【0038】しかし、本発明の加熱調理器では調理中に
調理物の状態が判別できるので、調理物の状態が調理開
始前と変わった時点が判定できる。このことから、仕上
がり検知が可能となるので、最適な仕上がり状態を実現
できる。さらに加熱時間を設定する手間が省け、調理ス
ピードを向上させることができた。また、プリンのよう
な固体と液体の中間状態のような調理物においては振動
の振幅が固体と液体の中間をとることから、調理物の初
期振動を検知することで仕上がり検知が可能となった。
つまり、初期の半分の振幅を検知した時点を仕上がり検
知とすることで、自動的に最適な仕上がり状態を実現で
きた。
【0039】(実施例4)図2に示した状態判別手段4
としての振動検知器11に、重量センサを用いた場合の
加熱調理器の構成図を図5に示す。振動検知器11とし
ての重量センサ13は直径約30mmの2枚のアルミナ基
板(板厚約0.5mm〜0.7mm)をその周辺部を接着層で
固定し、その内面中央部に円形の電極(直径約11mm)
を形成したものを用いた。この時、両電極間の距離は約
45μmとした。回転載置台8上におかれた物体の重量
は回転軸9を介して下部のアルミナ基板へ伝達される。
この力により、アルミナ基板が変形する。この変形によ
り2つの円形電極で形成される静電容量が変化し、調理
物2の重量が静電容量の変化として検知されることにな
る。つまり、調理物2を回転停止させた後の調理物2及
び回転載置台8の振動は回転載置台8の下部に位置する
回転軸9を通して回転軸9の下部に位置された重量セン
サに伝わる。この振動を容量の変化として検知すること
で調理物の状態を判別することができる。また、この静
電容量は、CR発信器を用いて周波数として検知するよ
うにした。
【0040】図6に上記の加熱調理器を用いて、回転載
置台8を10秒間回転させて停止させたときの、振動検
知器11の測定結果つまり検知された周波数を示した。
これは回転を停止させた直後の結果であり一部拡大図で
ある。図6aは、70gの容器に味噌汁(液体)を13
0g加え、合計200gになるようにした場合、図6bは
70gの容器にご飯(固体)を130g加え、合計200
gになるようにした場合の結果を示している。この結
果、液体の場合では周波数は約20Hzほど変動してい
るのに対し、固体の場合ではほとんど変化は見られな
い。つまり振動検知部8に重量センサで周波数の変化を
見ることでも、固体と液体の判別ができ、実施例2と同
様の結果が得られた。
【0041】この結果、実施例2で述べたように、メニ
ュー選択部で「あたため」に設定された場合、調理物の
状態に応じて加熱時間を液体であれば長く、固体であれ
ば短くすることで調理物の状態に関係なく常に最適な仕
上がり状態を得ることができた。さらに調理物の重量を
いちいち入力する手間もはぶけるという利点も得られ
た。また、実施例3で述べたようにメニュー選択部を調
理物2の状態が調理開始前と終了時で変化するメニュー
に選択された場合についても、重量センサで固体と液体
あるいは、その中間状態を判別できることから、調理物
4の仕上がり検知が実現できるので、自動的に最適な仕
上がり状態が可能となった。
【0042】(実施例5)図7に状態判別手段としての
振動検知器11としてモータに流れる電流を検知する電
流検知器14を用いた場合の加熱調理器の構成図を示
す。これは、モータ10が停止した後でも調理物2及び
回転載置台8が振動することによりモータ10の回転軸
9が回転され、モータ10内に電磁誘導の原理により電
流が発生することからこの電流値を検出することで調理
物の状態を判別する。この発生した電流を電流検知器で
検知した結果を図8に示す。この結果調理物が液体の場
合は固体の場合に比べ振動動の振幅も大きくまた、残留
振動の継続時間も長い。従ってモータ10内の電流を電
流検知器で検知することで調理物2の状態を判別するこ
とができる。図8aは、70gの容器に味噌汁(液体)
を130g加え、合計200gになるようにした場合、図
8bは70gの容器にご飯(固体)を130g加え、合計
200gになるようにした場合での結果を示している。
この結果、振動検知器11をとして、モータ10内に発
生する電流を検知する電流検知器を用いても実施例2、
及び実施例4で示した変位センサ及び重量センサを用い
たときと同様の結果が得られた。
【0043】この結果、実施例4で述べたように、調理
メニューが「あたため」の場合では調理物の状態に応じ
て加熱時間を液体であれば長く、固体であれば短くする
ことで調理物の状態に関係なく常に最適な仕上がり状態
を得ることができ、調理メニューを調理物の状態が調理
開始前と終了時で変化するような例えば「プリン」など
に設定した場合では仕上がり検知が可能となり最適な仕
上がり状態を実現できた。
【0044】(実施例6)本発明の加熱調理器におい
て、調理進行検知手段6として加熱によって調理物2か
ら発生する蒸気を検知する蒸気センサによって調理の進
行状態を検知しているが、調理進行検知手段6として湿
度センサ、あるいは蒸気センサ、あるいは絶対湿度セン
サ、あるいは赤外線温度センサなどを使用したが、いず
れのセンサにおいても同様の感度が得られ調理物の加熱
状態を検知するのにたいへん有効であった。この調理進
行検知手段6と振動検知部11の結果から調理物2の状
態を判別する判別部12の両者によって加熱手段1を作
動させる時間を制御部7で制御することで調理物2を最
適の仕上がり状態にできた。
【0045】(実施例7)振動検知器11を上記の回転
載置台8の上下動ではなく、調理物そのものの振動を検
知した場合においても上記実施例で述べた場合と同様の
効果が得られた。また、実施例2では回転載置台の上下
動を振動検知器11により検知したが、光センサなどで
回転載置台8の回転振動を測定することでも同様の結果
が得られた。
【0046】(実施例8)状態判別手段としての振動検
知器11で検知した振動の残留振動の継続時間によって
判別部12で調理物2の状態を判別してきたが、振動の
減衰状態、あるいは振動を与えてから一定時間後の振幅
を見ることでも調理物の状態を判別することができる。
さらに、回転載置台8を回転停止させて振動を与えて調
理物の状態を判別していたが、回転スピードを変化さ
せ、その時の振動を見ることでも同様に調理物の状態を
判別できる。
【0047】(実施例9)図9に調理物に与える振動を
大きくするため回転載置台8を約10秒間回転させ次に
逆方向に約数秒間、回転させて停止させたときの振動検
知器8として変位センサを用いた時の振動の拡大図を示
す。この時の振動は回転載置台8の上下動を測定したも
のである。図9aは、70gの容器に味噌汁(液体)を
130g加え、合計200gになるようにした場合、図9
bは70gの容器にご飯(固体)を130g加え、合計2
00gになるようにした場合での結果を示している。こ
の結果、味噌汁(液体)の場合では一方向にのみ回転さ
せた場合の図3と比較して約2倍ほど振幅が増加してい
るが、図4に示したご飯(固体)の場合ではほとんど、
影響が見られなかった。この結果、調理物を一定時間回
転させ次に逆方向に回転させて停止させることは、調理
物の状態を判別することにおいてより効果的であった。
また、この逆方向にも回転させることで振動を増幅させ
ることができたが、これはその調理物2が持つ固有振動
数にも大きく影響するものである。
【0048】以上、より正確に効率よく調理物の状態を
判別することができるので、実施例2と同様のことが、
すなわち、調理物の状態に応じて加熱時間を液体であれ
ば長く、固体であれば短くすることで調理物の状態に関
係なく常に最適な仕上がり状態を得ることができた。ま
た、より正確に調理物の状態を判別できることから実施
例3で述べた仕上がり検知もより精度よく実現できた。
【0049】なお、振動検知器11として変位センサを
用いたが、実施例4及び5で述べた振動検知器11とし
て、重量センサ及び電流検知器などを用いても同様の結
果が得られた。
【0050】なお、本発明の加熱調理器に調理進行検知
手段を用いたが、上記実施例で述べたように固体であれ
ば通常より短めに、液体であれば通常より長めにするこ
とで最適な仕上がり状態が提供できることから、調理進
行検知手段を使用しなくても従来のように、調理物の重
量を入力するかあるいは調理物の重量を検知する重量セ
ンサなどを用いることによっても、上記実施例で述べた
効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱調理器
によれば以下の効果が得られる。
【0052】(1)調理物に振動を与えその振動が調理
物の状態で異なることから、状態判別手段で振動を検知
し、判別部で調理物の状態を簡単に判別できる。この結
果、調理物の状態に応じて制御部により加熱時間を調節
することで、調理物の状態に関係なく常に最適の仕上が
り状態を提供できる。
【0053】(2)調理物をあたためる場合、調理開始
前に調理物の状態を判別することで、調理物が液体であ
れば調理時間を長めに調節することで、従来の調理不十
分という課題が解決され、自動的に最適の仕上がり状態
が実現できる。
【0054】(3)調理物をあたためる場合、調理開始
前に調理物の状態を判別することで、調理物が固体であ
れば調理時間を短めに調節することで、従来の加熱しす
ぎという課題が解決され自動的に最適の仕上がり状態が
実現できる。
【0055】(4)調理物の状態が調理開始前と終了時
とで変化するような調理メニューにおいて、調理開始前
と調理中の一定時間ごとに振動検知器により調理物の状
態を判別することで、仕上がり検知が可能となり、常に
最適の仕上がり状態が可能となる。
【0056】(5)状態判別手段に振動検知器として変
位センサ、または重量センサ、または電流検知センサを
用いることで容易に回転皿の振動を検知することが出来
るので、より簡単に調理物の状態を判別することが出来
る。この結果、調理物の状態に応じて調理時間を調節で
きるうえに仕上がり検知も可能となり、最適の仕上がり
状態を実現できる。
【0057】(6)調理物を一定時間回転させ次に逆方
向に回転させて停止させることで、振動を大きく得るこ
とができたためより効率よく、正確に調理物の状態を判
別できる。この結果、より最適の仕上がり状態を提供で
きると共に、仕上がり検知もより精度よく実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における加熱調理器の動作を
示すフローチャート
【図2】同加熱調理器の構成図
【図3】(a)同加熱調理器の特性図 (b)同加熱調理器の特性図の要部拡大図
【図4】(a)同加熱調理器の他の特性図 (b)同加熱調理器の他の特性図の要部拡大図
【図5】本発明の他の実施例における加熱調理器の構成
【図6】(a)同加熱調理器の特性図 (b)同加熱調理器の他の特性図
【図7】本発明の他の実施例における加熱調理器の構成
【図8】(a)同加熱調理器の検知電流値の特性図 (b)同加熱調理器の他の検知電流値の特性図
【図9】(a)同加熱調理器の特性図 (b)同加熱調理器の他の特性図
【図10】従来の加熱調理器の構成図
【図11】同加熱調理器の特性図
【図12】同加熱調理器の他の特性図
【符号の説明】
1 加熱室 2 調理物 3 メニュー選択部 4 加熱手段 5 状態判別手段 6 調理進行検知手段 7 制御部 8 回転載置台 9 回転軸 10 モータ 11 振動検知器 12 判別部 13 重量センサ 14 電流検知器 15 導波管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−281155(JP,A) 特開 平5−288353(JP,A) 特開 平4−292714(JP,A) 特開 平7−174342(JP,A) 特公 昭61−18132(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 7/02 340 F24C 7/02 551 H05B 6/78 F24C 7/02 310

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を収容する加熱室と、前記調理物の
    メニューを選択するメニュー選択部と、前記メニュー選
    択部の結果に応じて前記調理物を加熱する加熱手段と、
    前記調理物が液体状であるか固体状であるかあるいはそ
    の中間状態であるかなどの状態を判別する状態判別手段
    と、前記調理物の調理進行具合を検知する調理進行検知
    手段と制御部とを備え、前記制御部は前記メニュー選択
    部と状態判別手段および調理進行検知手段の結果に基づ
    いて加熱手段の動作時間などを制御する構成とし、前記
    状態判別手段は調理物を載置するための回転載置台と、
    前記回転載置台を回転自在に支える回転軸と、前記回転
    軸を回転させるモータと、前記回転載置台の残留振動を
    検知する振動検知器と、前記信号検知器の結果により前
    記調理物が固体状であるか液体状であるか、あるいはそ
    の中間状態であるかを判別する判別部とを備える構成と
    した加熱調理器。
  2. 【請求項2】調理物を収容する加熱室と、前記調理物の
    メニューを選択するメニュー選択部と、前記メニュー選
    択部の結果に応じて前記調理物を加熱する加熱手段と、
    前記調理物が液体状であるか固体状であるかあるいはそ
    の中間状態であるかなどの状態を判別する状態判別手段
    と、前記調理物の調理進行具合を検知する調理進行検知
    手段と制御部とを備え、前記制御部は前記メニュー選択
    部の入力結果が「あたため」を意味するときに状態判別
    手段の結果が固体ならば加熱手段の動作時間を通常より
    短めに制御し、前記状態判別手段は調理物を載置するた
    めの回転載置台と、前記回転載置台を回転自在に支える
    回転軸と、前記回転軸を回転させるモータと、前記回転
    載置台の残留振動を検知する振動検知器と、前記信号検
    知器の結果により前記調理物が固体状であるか液体状で
    あるか、あるいはその中間状態であるかを判別する判別
    部とを備える構成とした加熱調理器。
  3. 【請求項3】調理物を収容する加熱室と、前記調理物の
    メニューを選択するメニュー選択部と、前記メニュー選
    択部の結果に応じて前記調理物を加熱する加熱手段と、
    前記調理物が液体状であるか固体状であるかあるいはそ
    の中間状態であるかなどの状態を判別する状態判別手段
    と、前記調理物の調理進行具合を検知する調理進行検知
    手段と制御部とを備え、前記制御部は前記メニュー選択
    部の入力結果が「あたため」を意味するときに状態判別
    手段の結果が液体ならば加熱手段の動作時間を通常より
    長めに制御し、前記状態判別手段は調理物を載置するた
    めの回転載置台と、前記回転載置台を回転自在に支える
    回転軸と、前記回転軸を回転させるモータと、前記回転
    載置台の残留振動を検知する振動検知器と、前記信号検
    知器の結果により前記調理物が固体状であるか液体状で
    あるか、あるいはその中間状態であるかを判別する判別
    部とを備える構成とした加熱調理器。とした加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】調理物を収容する加熱室と、前記調理物の
    メニューを選択するメニュー選択部と、前記メニュー選
    択部の結果に応じて前記調理物を加熱する加熱手段と、
    前記調理物が液体状であるか固体状であるかあるいはそ
    の中間状態であるかなどの状態を判別する状態判別手段
    と、前記調理物の調理進行具合を検知する調理進行検知
    手段と制御部とを備え、前記制御部は前記メニュー選択
    部の入力結果が調理開始前後で調理物の状態が変化する
    ような場合において状態判別手段の結果が調理中に変化
    したときに加熱手段の動作を終了させ、前記状態判別手
    段は調理物を載置するための回転載置台と、前記回転載
    置台を回転自在に支える回転軸と、前記回転軸を回転さ
    せるモータと、前記回転載置台の残留振動を検知する振
    動検知器と、前記信号検知器の結果により前記調理物が
    固体状であるか液体状であるか、あるいはその中間状態
    であるかを判別する判別部とを備える構成とした加熱調
    理器。
  5. 【請求項5】判別部は調理物を一定時間回転させて停止
    させた後の残留振動を前記振動検知器で検知し、その結
    果により調理物が固体状であるか液体状であるか、ある
    いはその中間状態であるかを判別する構成とした請求
    1ないし4のいづれか1項記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】判別部は調理物を一定時間回転させ、次
    に、逆方向に回転させて停止させた後の残留振動を振動
    検知器で検知し、その結果により調理物が固体状である
    か液体状であるか、あるいはその中間状態であるかを判
    別する構成とした請求項1ないし4のいづれか1項記載
    の加熱調理器。
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