JP2833469B2 - シートバックのフレーム構造 - Google Patents

シートバックのフレーム構造

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JP2833469B2 JP7979694A JP7979694A JP2833469B2 JP 2833469 B2 JP2833469 B2 JP 2833469B2 JP 7979694 A JP7979694 A JP 7979694A JP 7979694 A JP7979694 A JP 7979694A JP 2833469 B2 JP2833469 B2 JP 2833469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートバックのフレー
ム構造に関し、更に詳細に説明すると、パイプフレーム
を屈折させて、略四角枠状に形成されたシートバックフ
レームと、該シートバックフレームの一方の側部フレー
ムにリクライニング機構のアーム取付部が形成され、他
方の側部フレームの下端と下部フレームの一端にフリー
ヒンジ部が下方に延設して形成されたシートバックのフ
レーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すようなシートバッ
クのフレーム構造が知られている。このシートバックフ
レーム1はパイプフレームを屈折させ相対する端部を連
結させて略四角枠状に形成され、上部フレーム2,下部
フレーム3及び左右の側部フレーム5,6を有してい
る。前記上部フレーム2にはヘッドレストステーホルダ
用のブラケット等が固着され、左右の側部フレーム5,
6にはサイドパネル5a,6aが夫々溶着等により固着
されている。
【0003】そして、前記一方のサイドパネル6aの下
部側面にはリクライニング機構7のアーム部8が固着さ
れ、該アーム部8は枢支ピンによりリクライニング機構
7のベースに回動可能に取付けられている。また他方の
サイドパネル5aは下部フレーム3より下方に延設さ
れ、この延設されたサイドパネル5aの下部がフリーヒ
ンジ部9に形成されている。
【0004】このようなシートバックのフレーム構造と
しては、実公平1−20186号公報、実公平1−39
628号公報、実開昭58−62952号公報等が存在
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシー
トバックのフレーム構造においては、左右の側部フレー
ム5,6にサイドパネル5a,6aが夫々溶着等により
固着されているため、作業が煩雑となり、また実公平1
−20186号公報に示されるフレーム構造において
は、バックフレームの一端下部に押圧により平坦化され
たヒンジ用取付部が形成されているも、2本のパイプを
押圧しているため、平坦化した場合には4枚の板材が存
在することとなり、スポット溶接では4枚の板材を接合
しなければならず、表面側だけの溶着では強度を得るこ
とができないものであった。
【0006】本発明の目的は、シートバックフレームの
ねじれ剛性を向上させることができ、溶接作業が不要で
作業能率を向上させることができ、経済性に優れたシー
トバックのフレーム構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トバックのフレーム構造は、パイプフレームを屈折させ
て略四角枠状に形成されたシートバックフレームと、該
シートバックフレームの一方の側部フレームにリクライ
ニング機構のアーム取付部が形成され、他方の側部フレ
ームの下端と下部フレームの一端にフリーヒンジ部が下
方に延設して形成されたシートバックのフレーム構造に
おいて、前記シートバックフレームは一方の側部フレー
ムと下部フレームとが一体に形成され、前記一方の側部
フレームのアーム取付部より前記下部フレームの一側端
部に亘る外側に補強パイプが嵌合され、該補強パイプの
中央部とアーム取付部とが一体にプレスされて平面状に
形成され、前記補強パイプの上下端部がパイプ状を保持
し、且つアーム取付部及び補強パイプにリクライニング
機構のアーム取付用のビス穴が形成されていることを特
徴とする。
【0008】本発明の請求項2に記載のシートバックの
フレーム構造は、パイプフレームを屈折させて略四角枠
状に形成されたシートバックフレームと、該シートバッ
クフレームの一方の側部フレームにリクライニング機構
のアーム取付部が形成され、他方の側部フレームの下端
と下部フレームの一端にフリーヒンジ部が下方に延設し
て形成されたシートバックのフレーム構造において、前
記他方の側部フレームの下端と下部フレームの一端のフ
リーヒンジ部にヒンジパイプが嵌合され、該ヒンジパイ
プとフリーヒンジ部とがプレスされて平面状に形成さ
れ、且つヒンジパイプとフリーヒンジ部とにヒンジ用の
ピン穴が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載のシートバックのフレ
ーム構造によれば、一方の側部フレームと下部フレーム
とが一体に形成され、前記一方の側部フレームのアーム
取付部より前記下部フレームの一側端部に亘る外側に補
強パイプが嵌合され、該補強パイプの中央部とアーム取
付部とが一体にプレスされて平面状に形成され、前記補
強パイプの上下端部がパイプ状を保持し、且つアーム取
付部及び補強パイプにリクライニング機構のアーム取付
用のビス穴が形成されているので、側部フレームにサイ
ドパネルを溶着する必要がなく、作業能率を向上させる
ことができ、側部フレームのアーム取付部が補強パイプ
と共に平面状にプレス成形され、アーム取付部の上下位
置はパイプ状であるので、補強パイプが上下に移動する
虞れがなく、リクライニング機構のアームを確実に固着
することができる。
【0010】本発明の請求項2に記載のシートバックの
フレーム構造によれば、シートバックフレームのフリー
ヒンジ部にヒンジパイプが嵌合され、該ヒンジパイプと
フリーヒンジ部とがプレスされて平面状に形成され、且
つヒンジパイプとフリーヒンジ部とにヒンジ用のピン穴
が形成されているので、側部フレームにフリーヒンジ用
のサイドパネルを溶着する必要がなく、作業能率を向上
させることができ、側部フレームの下端と下部フレーム
の一端とを確実に一体化することができ、ねじれに対し
ても十分な強度を有するフリーヒンジ部を得ることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係わるシートバックのフレー
ム構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図5は本発
明に係るシートバックのフレーム構造の一実施例を夫々
示すもので、前述せる従来技術で示した図6と対応する
部分には同一符号を付して詳細説明はこれを省略する。
【0012】図1及び図2に示す如く、シートバックフ
レーム1は、パイプフレームを屈折させて、略四角枠状
に形成され、該シートバックフレーム1の一方の側部フ
レーム6にリクライニング機構7のアーム取付部11が
形成され、他方の側部フレーム5の下端と下部フレーム
3の一端にフリーヒンジ部12が下方に延設して形成さ
れている。
【0013】前記シートバックフレーム1は、上部フレ
ーム2と左右の側部フレーム5,6とを一体に形成し、
下部フレーム3の一端を側部フレーム6の下端に連結し
ているが、他の位置で分割されたものを連結するもので
あってもよく、または四角枠状を一連に形成するもので
あってもよい。
【0014】図3に示す如く、前記シートバックフレー
ム1の一方の側部フレーム6に形成されたアーム取付部
11の外側には、補強パイプ15が嵌合されている。こ
の補強パイプ15の一部である中央部15aと、一方の
側部フレーム6のアーム取付部11とが一体にプレスさ
れて平面状に形成され、且つリクライニング機構7のア
ーム8取付用のビス穴17が形成されている。
【0015】補強パイプ15の上下端部15b,15b
は中央部15aより大径に形成されているので、補強パ
イプ15がアーム取付部11に対して上下動する虞れが
なく、確実に取付けられる。この補強パイプ15の強度
を適宜調節することにより、所望の強度のシートバック
フレーム1を得ることができる。
【0016】シートバックフレーム1のフリーヒンジ部
12は、側部フレーム5の下端より延設されたヒンジ部
12aと、下部フレーム3の一端より延設されたヒンジ
部12bとから形成されている。このフリーヒンジ部1
2にヒンジパイプ21が嵌合されている。
【0017】図4及び図5に示す如く、フリーヒンジ部
12とヒンジパイプ21とが一体にプレスされて平面状
に形成され、且つフリーヒンジ部12とヒンジパイプ2
1とにヒンジ用のピン穴23が貫通状態で形成されてい
る。尚、ヒンジ部12a,12bを予め所望形状にプレ
スし、次いでヒンジパイプ21を嵌合し、一体にプレス
することもできる。
【0018】フリーヒンジ部12とヒンジパイプ21と
のプレス成形は、ヒンジパイプ21の上部21a側が拡
がった状態であり、下部21b側が平面状になるように
プレス成形されている。ヒンジ用のピン穴23は平面状
になるようにプレス成形された下部21b側に形成され
ている。
【0019】尚、本発明は上述した実施例構造には限定
されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得るこ
とは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載のシートバックのフレーム構造によれば、パイプ
フレームを屈折させて略四角枠状に形成されたシートバ
ックフレームと、該シートバックフレームの一方の側部
フレームにリクライニング機構のアーム取付部が形成さ
れ、他方の側部フレームの下端と下部フレームの一端に
フリーヒンジ部が下方に延設して形成されたシートバッ
クのフレーム構造において、前記シートバックフレーム
は一方の側部フレームと下部フレームとが一体に形成さ
れ、前記一方の側部フレームのアーム取付部より前記下
部フレームの一側端部に亘る外側に補強パイプが嵌合さ
れ、該補強パイプの中央部とアーム取付部とが一体にプ
レスされて平面状に形成され、前記補強パイプの上下端
部がパイプ状を保持し、且つアーム取付部及び補強パイ
プにリクライニング機構のアーム取付用のビス穴が形成
されているので、側部フレームにサイドパネルを溶着す
る必要がなく、作業能率を向上させることができ、側部
フレームのアーム取付部が平面状にプレス成形され、ア
ーム取付部の上下位置はパイプ状であるので、補強パイ
プが上下に移動する虞れがなく、リクライニング機構の
アームを確実に固着することができ、強度を有し、構成
部品点数を必要最小限とすることができ、コスト低減化
を図ることができる。
【0021】更に、本発明の請求項2に記載のシートバ
ックのフレーム構造によれば、パイプフレームを屈折さ
せて略四角枠状に形成されたシートバックフレームと、
該シートバックフレームの一方の側部フレームにリクラ
イニング機構のアーム取付部が形成され、他方の側部フ
レームの下端と下部フレームの一端にフリーヒンジ部が
下方に延設して形成されたシートバックのフレーム構造
において、前記他方の側部フレームの下端と下部フレー
ムの一端のフリーヒンジ部にヒンジパイプが嵌合され、
該ヒンジパイプとフリーヒンジ部とがプレスされて平面
状に形成され、且つヒンジパイプとフリーヒンジ部とに
ヒンジ用のピン穴が形成されているので、側部フレーム
にフリーヒンジ用のサイドパネルを溶着する必要がな
く、作業能率を向上させることができ、側部フレームの
下端と下部フレームの一端とを確実に一体化することが
でき、ねじれ剛性を向上させることができ、ねじれに対
しても十分な強度を有するフリーヒンジ部を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバックのフレーム構造の一
実施例を示す概略斜視図。
【図2】本発明に係るシートバックのフレーム構造のフ
リーヒンジ側の一部斜視図。
【図3】本発明に係るシートバックのフレーム構造のリ
クライニング機構側の断面図。
【図4】本発明に係るシートバックのフレーム構造のフ
リーヒンジ側の上部の断面図。
【図5】本発明に係るシートバックのフレーム構造のフ
リーヒンジ側の下部の断面図。
【図6】従来のシートバックのフレーム構造の斜視図。
【符号の説明】
1 シートバックフレーム 2 上部フレーム 3 下部フレーム 5 側部フレーム 6 側部フレーム 7 リクライニング機構 8 アーム 11 アーム取付部 12 フリーヒンジ部 15 補強パイプ 17 ビス穴 21 ヒンジパイプ 23 ピン穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプフレームを屈折させて略四角枠状
    に形成されたシートバックフレームと、該シートバック
    フレームの一方の側部フレームにリクライニング機構の
    アーム取付部が形成され、他方の側部フレームの下端と
    下部フレームの一端にフリーヒンジ部が下方に延設して
    形成されたシートバックのフレーム構造において、前記
    シートバックフレームは一方の側部フレームと下部フレ
    ームとが一体に形成され、前記一方の側部フレームのア
    ーム取付部より前記下部フレームの一側端部に亘る外側
    に補強パイプが嵌合され、該補強パイプの中央部とアー
    ム取付部とが一体にプレスされて平面状に形成され、前
    記補強パイプの上下端部がパイプ状を保持し、且つアー
    ム取付部及び補強パイプにリクライニング機構のアーム
    取付用のビス穴が形成されていることを特徴とするシー
    トバックのフレーム構造。
  2. 【請求項2】 パイプフレームを屈折させて略四角枠状
    に形成されたシートバックフレームと、該シートバック
    フレームの一方の側部フレームにリクライニング機構の
    アーム取付部が形成され、他方の側部フレームの下端と
    下部フレームの一端にフリーヒンジ部が下方に延設して
    形成されたシートバックのフレーム構造において、前記
    他方の側部フレームの下端と下部フレームの一端のフリ
    ーヒンジ部にヒンジパイプが嵌合され、該ヒンジパイプ
    とフリーヒンジ部とがプレスされて平面状に形成され、
    且つヒンジパイプとフリーヒンジ部とにヒンジ用のピン
    穴が形成されていることを特徴とするシートバックのフ
    レーム構造。
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