JP2833408B2 - 筺体の基板固定構造 - Google Patents

筺体の基板固定構造

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JP2833408B2
JP2833408B2 JP9216093A JP9216093A JP2833408B2 JP 2833408 B2 JP2833408 B2 JP 2833408B2 JP 9216093 A JP9216093 A JP 9216093A JP 9216093 A JP9216093 A JP 9216093A JP 2833408 B2 JP2833408 B2 JP 2833408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば金属製の筺体
等にプリント基板を固定する場合の固定構造、特に作業
性に優れた基板固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】筺体への基板取付構造としては、例え
ば、図7に示すようなものがある。
【0003】これは、金属製筺体50の底面51に設け
られたねじ穴52aを有する複数の支持体52に、その
ねじ穴52aに対応してねじの挿通穴53aが形成され
たプリント基板53を載せ、図8に示すように、前記挿
通穴53aに通したねじ54を前記支持体52のねじ穴
52aにねじ込むことによってプリント基板53を金属
製筺体50に固定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな基板取付構造は、ねじを用いて基板を固定するもの
ゆえ、部品点数が多くなる他、固定作業に際してねじを
締めるための工具としてドライバー等が必要となる。
【0005】また、当然のことながら、ねじの数だけ締
め付け作業が必要となるので、ねじの数が多い場合は固
定作業に時間がかかり、作業性が問題となる。
【0006】そこで、この発明の課題は、この種の基板
固定構造を改良することにより、部品点数を少なくする
と共に基板の固定作業を簡易かつ能率的に行わしめるこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、本体上部より幅広に形成された本体下
部の上端を基板の載置部とし、この載置部に続いて前記
本体上部側に基板を挟み込む切欠部を形成して成る少な
くとも一対の支持体を、筺体内に固定される前記基板の
左右両側の各位置にそれぞれの切欠部を互いに対向させ
立設し、前記基板の左右両側部には、前記支持体の本
体上部を下方より通す切欠挿通部それぞれ形成すると
共にこれらの切欠挿通部に続いてその後部側に前記支持
体の切欠部と係合する切欠係合部をそれぞれ形成し、
記各支持体の切欠部は、下方に向けて外向き傾斜するよ
うに仕上げられて前記載置部に連続する支持体側テーパ
面をそれぞれ有し、前記基板の各切欠係合部は、前記切
欠挿通部より後方に向けて外向き傾斜するように仕上げ
られた基板側テーパ面と、この基板側テーパ面の後端側
より外方へ延設したストッパ面とをそれぞれ有し、前記
載置部に載置された前記基板を、前記支持体側テーパ面
と前記基板側テーパ面とを互いに摺動させながら前方に
移動させて前記ストッパ面を前記支持体に係止すること
により前記基板を三次元方向に位置決めした状態で、そ
の基板の後端を前記筺体内に設けられた押圧体により前
方へ押圧するようにした筺体の基板固定構造を提供する
ものである。
【0008】
【作用】以上のように構成された筺体の基板固定構造で
は、基板の切欠挿通部に支持体の本体上部を通すように
して基板を本体下部の載置部に載せた後、この基板を前
方へスライドさせると共に押圧体で前方に押圧すると、
基板の切欠係合部が支持体の切欠部に係合し、基板が前
後、左右に位置決めされた状態で筺体に固定される。
【0009】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、金属製の筺体10には、プリン
ト基板30を支持する4つの支持体20と、プリント基
板30を前方に押圧する1つの押圧体40とが設けられ
ている。
【0010】前記支持体20は、図2に示すように、本
体上部21と本体下部22から成る板状部材であり、本
体下部22は本体上部21より幅広に形成されている。
前記本体下部22は、その上端がプリント基板30の載
置部22aとなり、この載置部22aに続いて前記本体
上部21側には、プリント基板30を挟み込む切欠部2
1aが形成されている。この切欠部21aは、下方に向
けて外向き傾斜するように仕上げられて前記載置部22
aに連続する支持体側テーパ面21a 1 を備えている。
このように形成された支持体20は、前記切欠部21a
が互いに向き合うように、前記筺体10の底面11の四
隅に立設されている。
【0011】前記プリント基板30には、図1及び図3
に示すように、前記支持体20に対応して、前端側の左
右コーナー部及び後端側の左右コーナー部より若干前端
寄りの位置にそれぞれ切欠挿通部31a、31b及びこ
れに続く切欠係合部32a、32bが形成されている。
【0012】前記切欠挿通部31a、31bの切欠幅
L’は、前記支持体20の本体上部21の上端幅Lと略
同一長さに形成されており、前記支持体20の本体上部
21をこの切欠部31a、31bに通してプリント基板
30を本体下部22の載置部22aに載置することがで
ようになっている。
【0013】前記切欠係合部32a、32bは、前記
欠挿通部31a、31bと同様にプリント基板30の一
部を切除することにより形成されたものであり、その切
欠挿通部31a,31bより後方に向けて外向き傾斜す
るように仕上げられた基板側テーパ面32a 1 ,32b 1
と、この基板側テーパ面32a 1 ,32b 1 の後端側より
外方へ延設したストッパ面32a 2 ,32b 2 とを有して
いる。この切欠係合部32a,32bの前端側の切除幅
は、上記切欠幅L’と同一であるが、後端側の切除幅
l’は前記支持体20本体上部21の下端幅lと略同一
長さになっている。
【0014】前記押圧体40は、プリント基板30の後
端縁を前端側に向って押圧することのできるばね性を有
するロック爪41であり、その上端にはプリント基板3
0を外す際にロック爪41自体を後方側へ弾性変形させ
るためのつまみ片42が設けられている。
【0015】以上のように構成された筺体10に、プリ
ント基板30を固定する場合は、まず、図4に示すよう
に、プリント基板30の切欠挿通部31a、31bに
持体20の本体上部21を通して、プリント基板30を
本体下部22の載置部22aに載置する。続いて、プリ
ント基板30を前方へスライドさせると、図5に示すよ
うに、切欠係合部32a、32bの後端側のストッパ面
32a 2 ,32b 2 が支持体20の本体上部21の下端部
に当接して前後方向の位置決めが行われる。 また、この
ようにプリント基板30を前方へスライドさせる際、支
持体側テーパ面21a 1 と基板側テーパ面32a 1 ,32
1 とが互いに摺動しながら前方に移動することにな
り、そのプリント基板30の左右及び上下方向の位置決
めも同時に行われる。
【0016】最後に、図6に示すように、前記押圧体4
0のロック爪41によってプリント基板30の後端縁を
前方に押圧すると前記切欠係合部32a、32bと切欠
部21aとの係合が保持され、プリント基板30が筺体
10に完全に固定される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の基板固定構造
は、基板の切欠部に支持体の本体上部を通すようにして
基板を本体下部の載置部に載せた後、この基板を前方へ
スライドさせると共に押圧体で前方に押圧することによ
って、基板の係合部を支持体の切欠部に係合させて基板
を筺体に固定するようにしたため、従来のように固定用
のねじを別途準備する必要がなく、部品点数を少なくす
ることができると共にドライバー等の工具も不要とな
る。また、支持部の数に拘らず基板を前方へスライドさ
せるだけで固定できるので、作業性が良く、作業時間の
短縮化を図ることができる。また、各支持体の切欠部が
下方に向けて外向き傾斜するように仕上げられて載置部
に連続する支持体側テーパ面をそれぞれ有しており、前
記基板の各切欠係合部が切欠挿通部より後方に向けて外
向き傾斜するように仕上げられた基板側テーパ面とこの
基板側テーパ面の後端側より外方へ延設したストッパ面
とをそれぞれ有しているため、載置部に載置された基板
を、支持体側テーパ面と基板側テーパ面とを互いに摺動
させながら前方に移動させてストッパ面を支持体に係止
し、その基板の後端を前記筺体内に設けられた押圧体に
より前方へ押圧することにより当該基板を三次元方向に
位置決めした状態で筺体に固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る一実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同上の支持体を示す正面図である。
【図3】同上のプリント基板の切欠部及び係合部を示す
部分詳細図である。
【図4】同上のプリント基板の筺体への固定作業の一工
程を示す斜視図である。
【図5】同上のプリント基板の固定状態を示す部分詳細
図である。
【図6】同上のプリント基板が筺体に固定された状態を
示す斜視図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【図8】同上のプリント基板の固定状態を示す部分詳細
図である。
【符号の説明】
10 筺体 11 底面 20 支持体 21 本体上部 21a 切欠部21a 1 本体側テーパ面 22 本体下部 22a 載置部 30 プリント基板 31a,31b 切欠挿通部 32a,32b 切欠係合部 32a 1 ,32b 1 基板側テーパ面 32a 2 ,32b 2 ストッパ面 40 押圧体 41 ロック爪 42 つまみ片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体上部より幅広に形成された本体下部
    の上端を基板の載置部とし、この載置部に続いて前記本
    体上部側に基板を挟み込む切欠部を形成して成る少なく
    とも一対の支持体を、筺体内に固定される前記基板の左
    右両側の各位置にそれぞれの切欠部を互いに対向させて
    立設し、 前記基板の左右両側部には、前記支持体の本体上部を
    方より通す切欠挿通部それぞれ形成すると共にこれら
    の切欠挿通部に続いてその後部側に前記支持体の切欠部
    係合する切欠係合部をそれぞれ形成し、前記各支持体の切欠部は、下方に向けて外向き傾斜する
    ように仕上げられて前記載置部に連続する支持体側テー
    パ面をそれぞれ有し、 前記基板の各切欠係合部は、前記切欠挿通部より後方に
    向けて外向き傾斜するように仕上げられた基板側テーパ
    面と、この基板側テーパ面の後端側より外方へ延設した
    ストッパ面とをそれぞれ有し、 前記載置部に載置された前記基板を、前記支持体側テー
    パ面と前記基板側テーパ面とを互いに摺動させながら前
    方に移動させて前記ストッパ面を前記支持体に係止する
    ことにより前記基板を三次元方向に位置決めした状態
    で、その基板の後端を前記筺体内に設けられた押圧体に
    より前方へ押圧する ようにした筺体の基板固定構造。
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JP5433628B2 (ja) 2011-05-12 2014-03-05 東芝テック株式会社 回路基板およびインクジェットヘッドの製造方法

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