JP2832673B2 - 露光装置およびワークの露光方法 - Google Patents

露光装置およびワークの露光方法

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JP2832673B2
JP2832673B2 JP5271384A JP27138493A JP2832673B2 JP 2832673 B2 JP2832673 B2 JP 2832673B2 JP 5271384 A JP5271384 A JP 5271384A JP 27138493 A JP27138493 A JP 27138493A JP 2832673 B2 JP2832673 B2 JP 2832673B2
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田 亮 森
村 武 彦 岡
貫 稔 綿
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OOKU SEISAKUSHO KK
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0073Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
    • H05K3/0082Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces characterised by the exposure method of radiation-sensitive masks

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紫外線の照射により
プリント配線基板などのワークを露光する露光装置およ
びワークの露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紫外線によりワークに所定パタ
ーンを焼き付ける露光装置として種々の露光装置が提案
されている。これら露光装置は、ワークを焼枠に挟持し
た際、ワークとマスクフィルムが適切な位置関係になる
ようにCCDカメラなどで確認した後に紫外線を照射し
てワークを露光していた。
【0003】このワークとマスクフィルムの確認作業
は、露光部で行ういわゆる「内合わせ方式」であるた
め、アライメントと露光とが直列シーケンスで動作する
ことからワークの生産性が上がらない欠点があった。
【0004】そのため従来、露光部以外でワークのアラ
イメントを行ういわゆる「外合わせ方式」の利点を生か
し、かつ、正確なワークとマスクフィルムのアライメン
トを可能とした生産性の高い露光装置が本願出願人によ
り出願されている(特開平4−350857号)。
【0005】図26に示すように、この露光装置100
は、直線上に搬入ステージ101と、アライメントステ
ージ102と、露光ステージ103および搬出ステージ
104とからなる上流機105と、この上流機105の
搬出ステージ104の後方に設置したワークWの反転ス
テージ106と、この反転ステージ106の後方に、前
記搬入ステージ107、アライメントステージ108、
露光ステージ109、搬出ステージ110までを設置し
た下流機111とから構成されている。
【0006】また、ワークWを各ステージに搬送する上
流機105の搬送装置112は、中心に設置した一方の
焼枠113と、この一方の焼枠113の両側に設置した
ハンドラ114、115とを備えている。そして、下流
機111の搬送装置120は、その中心に設置した一方
の焼枠121と、この焼枠121の両側に設置したハン
ドラ122、123とを備えている。
【0007】そして、各々のアライメントステージ10
2、108および露光ステージ103、109間には、
それぞれ他方の焼枠116、124を保持して移動する
移動テーブル117、12を備えている。また、反転
ステージ106には、ワークWを表裏反転させる反転装
置(図示せず)が設置されており、この反転装置により
反転されたワークWは、下流機111の搬入ステージに
ハンドラ(図示せず)の搬送により受け渡されている。
【0008】さらに、図28で示すように、前記一方の
焼枠(上焼枠)113(121)には、ワークおよび他
方の焼枠(下焼枠)116(124)を真空吸着する吸
引機構130が設けられており、この吸引機構130
は、透光板131の四隅に取り付けた吸引支持部133
a〜133dと、前記透光板131のワーク当接側に取
り付けた枠状のシールゴム134と、前記吸引支持部1
33a〜133dに支持された吸引ホースから構成され
ている。なお、透光板131は、真空吸着用の開閉自在
のフレーム132に挟持されており、透光板131は、
支持部133a〜133bの各位置に、貫通孔(図示せ
ず)が形成されている。
【0009】また、図27で示すように、下焼枠116
(124)は、複数の貫通孔116aを設けた透光板1
16bと、この透光板116bを支持するフレーム体1
16cと、このフレーム体116cに設けられた吸引ホ
ース116eの取付部116dとから構成されている。
そして、透光板116bの各貫通孔116aが真空吸着
した際に、各貫通孔116aから真空吸引できるよう
に、真空溝116fを介して連通している。
【0010】そして、ワークの表裏反転を行う場合は、
図示しない搬送手段により反転ステージに搬送され、反
転機により反転される。この反転機の構成は、実開平4
−46445号に示すような構成のものが使用されてい
る。この反転装置は、ワークを受け取り所定位置まで移
動させる移動テーブルと、この移動テーブルからワーク
を真空吸着する吸着反転機とから構成されている。
【0011】なお、上流機105、下流機111には、
図示していないが装置の動作を制御する制御装置、紫外
線照射装置がそれぞれ備えられており、前記紫外線照射
装置では、紫外線ランプが5KWの前後のランプを使用
し、その紫外線ランプの再点灯がランプの構成上できな
いため、紫外線ランプは作業中は常に点灯させておき、
シャッター機構などを使用し、紫外線が必要のないとき
はシャッター機構を閉鎖して紫外線の照射をカットして
使用している。
【0012】したがって、上記したように構成された露
光装置100は、つぎのようにワークの搬送、位置決
め、露光、反転を行っている。はじめに、ワークWは、
上流機105の搬入ステージ101から搬送装置112
のハンドラ115で,アライメントステージ102に搬
送され、アライメントステージ102で上下の焼枠11
3,116に挟持された状態でアライメントされる。
【0013】そして、搬送装置112の上焼枠113が
アライメント済ワークWおよび下焼枠116を吸着して
露光ステージ103に搬送し露光する。一面の露光が終
了したワークWは、搬送装置112のハンドラ114に
より搬出ステージ104に搬送され、反転ステージ10
6でワークが表裏反転される。
【0014】さらに、下流機111側に図示しない搬送
装置により搬送され、上流機105で行った作業を繰り
返し行うことでワークWの他面を露光してワークを搬出
する。そのため、ワークは、正確なアライメントが行え
ると共に、生産性の向上を図ることができるものであ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の露光装
置の構成では、次のような改良する余地が残されてい
た。 露光装置は、ワークの表裏を露光する際、搬送装置
の構成、ワークの搬送方向、装置の配置などが直線方向
であるため、露光作業が行われるクリーンルームの作業
位置を大きく占めることになる。
【0016】 露光装置は、その構成上、紫外線照射
装置を上流機および下流機にそれぞれ備えると共に、制
御装置もそれぞれに設置しているため、装置の構成が大
きくなり、消費電力も大きくかかる。
【0017】 ワークは、下焼枠に保持され、あるい
は、上下の焼枠に保持された状態で搬送、露光などの作
業が行われるが、下焼枠に位置決めされたワークの位置
のズレが最小限になるように、反転機側に搬送すること
が望まれていた。
【0018】 ワークを反転する反転ステージを設置
するには、上流機の搬出ステージ、反転ステージ、およ
び、下流機の搬入ステージを設ける必要があり、作業ス
ペースを大きく取る原因にもなっている。
【0019】 ワークを保持する真空フレームは、上
下の焼枠が分離合体してワークを挟持してアライメント
作業および露光作業を行っている。しかし、ハンドラと
上焼枠が一体になっているため大型となり、動作制御が
大変であり、メンテナンス作業も困難であった。また、
下焼枠または上焼枠がそれぞれ単独で移動できないた
め、作業能率が向上できなかった。
【0020】 露光装置のアライメント位置および露
光作業位置の設置位置に係わらず、ワークのより効率的
な露光作業が行えるように真空フレームおよびワークの
位置合わせの改善が望まれていた。
【0021】この発明は、前述の問題点を解決すべく創
案されたもので、露光装置の設置スペースを小さくで
き、上焼枠は劣化の際に取り替えを容易にし、下焼枠は
ワークの吸着および離脱を適切にでき、ワークの反転装
置はスペースを取ること無くワークを反転および予備位
置決めでき、動作制御およびメンテナンスが容易である
と共に、消費電力が小さく、真空フレームの構成および
ワークの位置決めが能率よくかつ正確にできる露光装置
およびワークの露光方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、この発明は、下焼枠に保持したワークを適正位置に
移動させ位置決めするアライメント整合台、および、適
正位置を確認する撮像カメラを備える第1アライメント
ステージと、位置決め済みワークを露光する第1露光ス
テージと、露光済みワークの表裏を反転する反転ステー
ジと、前記反転ステージで表裏反転した下焼枠上のワー
クを適正位置に移動させ位置決めするアライメント整合
台、および、適正位置を確認する撮像カメラを備える第
2アライメントステージと、位置決め済みワークを露光
する第2露光ステージを備えている。
【0023】そして、前記第1アライメントステージ、
反転ステージ、第2アライメントステージを直線方向に
配設し、前記第1および第2露光ステージのそれぞれ
は、直線方向に配置した前記各ステージに対し直交する
方向で、前記第1および第2アライメントステージのそ
れぞれに隣接して配設している。
【0024】さらに、前記第1および第2露光ステージ
間に紫外線照射ステージを備え、前記第1アライメント
ステージから第2アライメントステージの直線位置に
は、ワークを搬送するハンドラを複数備えており、前記
両アライメントステージおよび露光ステージ間では、ワ
ークを保持して位置決め、搬送、露光を行う前記真空フ
レームを備え、前記真空フレームは、分離合体可能な二
基の下焼枠と一基の上焼枠から構成され、ワークの位置
決め作業、および、露光済みワークの搬送は、真空フレ
ームが分離し、下焼枠にワークを保持して行われる露光
装置として構成した。
【0025】また、ワークを搬入する搬入ステージ、前
記第1アライメントステージ、反転ステージ、第2アラ
イメントステージおよびワークを搬出する搬出ステージ
間のワークを移動させるハンドラを備え、前記ハンドラ
は、ワーク当接側に形成した平面状の当接部と、この当
接部に穿設して取り付けた吸着パッドを備え、前記吸着
パッドの下端が、当接部のワーク当接面と同一もしくは
当接面より内側に設けたワークの吸着保持装置を備える
露光装置の構成としても良い。
【0026】さらに、前記紫外線照射ステージは、紫外
線照射ランプおよび楕円反射鏡からなる光源装置と、こ
の光源装置からの紫外線を所定方向に反射する平面反射
鏡と、前記光源装置からの紫外線の光路に設置される紫
外線の照度分布を整えるフライアイレンズと、前記第1
および第2露光ステージ側に紫外線を切り替え照射する
切替えミラーとを有する紫外線照射装置を備える構成と
すると都合が良い。
【0027】そして、前記アライメント整合台は、ワー
ク当接面にワークの吸引保持手段を備えると共に、下焼
枠のワーク接続部に合致する接合部を備え、前記アライ
メント整合台は、ワークを保持する下焼枠を各方向に移
動するX,Y,θの各テーブルを備え、前記Xテーブル
およびYテーブルは、平面で直交する一方と他方に移動
自在に設け、前記θテーブルは、垂直線を中心に回動す
る方向に回動自在に設け、前記アライメント整合台のワ
ーク当接面を上下に移動させる昇降機構とからなること
を特徴とするアライメント整合台を備える構成としても
良い。
【0028】また、前記反転ステージは、ワークを載置
して昇降駆動する昇降テーブルと、この昇降テーブルか
らワークを受け取り保持してワークの表裏を反転する反
転装置と、前記昇降テーブル上の反転済みワークの予備
位置決めを行うプリアライメント機構を備える構成とす
ると都合が良い。
【0029】さらに、前記反転装置は、ワークを吸着支
持する吸着支持アームと、この吸着支持アームの一端を
支持し回動させる回動支持部と、この回動支持部を往復
移動させる移動機構とからなる反転装置を備える構成と
すると都合が良い。
【0030】そして、両面を露光するワークの一方面を
予備位置決め機構により予備位置決めする第1工程と、
予備位置決め済みワークを下焼枠上に保持し、第1アラ
イメント整合台および撮像カメラにより位置決めを行う
第2工程と、位置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に
保持し位置決め確認したのち露光位置に搬送して露光を
行う第3工程と、露光済みワークを下焼枠ごと受け取り
搬送手段により第1アライメント整合台上に搬送する第
4工程と、第1アライメント整合台上のワークをハンド
ラにより反転機に受け渡す第5工程とを備えている。
【0031】続けて、前記第5工程によりワークを受け
取った反転機がワークの表裏を反転すると共に、予備位
置決め機構により予備位置決めする第工程と、予備位
置決め済みワークを下焼枠上に保持し、第2アライメン
ト整合台および撮像カメラにより位置決めを行う第
程と、位置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に保持し
位置決め確認したのち露光位置に搬送して露光する第
工程と、露光済みワークを下焼枠に保持した状態で受け
取り搬送手段により第2アライメント整合台上に搬送す
る第工程と、アライメント整合台上の両面露光済みワ
ークを搬出する第10工程とからなるワークの露光方
して構成した。
【0032】また、露光済みワークを受け取り保持し、
保持したワークの一端側を基準としてワークの他端側を
垂直方向に立ち上げると共に、基準となる一端側を水平
方向に移動させ、ワークの他端側を水平位置に降下させ
ることでワークを反転するワークの反転方法を備える前
記ワークの露光方法としても良い。
【0033】
【作用】この発明は上記のように構成したので以下のよ
うな作用を有している。 (1) 露光装置で露光されるワークは、第1アライメント
ステージ、反転ステージおよび第2アライメントステー
ジ間の直線方向では、ハンドラによって移動し、第1ア
ライメントステージおよび第1露光ステージ間と、第2
アライメントステージおよび第2露光ステージ間とで
は、前記直線方向に直交する方向に、真空フレームの上
下焼枠のいずれか、または両方に保持されて移動する。
【0034】(2) ハンドラは、ワークの吸着面を平面状
の当接部が当接するように形成しているため、ワークの
厚みに係わらずワークを変形することなく吸着保持する
ことができる。
【0035】(3) 紫外線照射ステージの光源装置から照
射された紫外線の光軸は、平面反射鏡、フライアイレン
ズを介して切替えミラーに進む、したがって、光源装置
から切替えミラーまでの光軸の進行方向は、垂直面に沿
って進むこととなる。そして、その垂直面に沿って進ん
できた光軸を、切替えミラーを作動させ、その垂直面か
ら所定角度を有する方向に反射して光軸の方向を偏向し
て導くため、決められたスペースで両露光ステージに紫
外線を適切に導くことができる。
【0036】(4) アライメント整合台は、ワークを載置
した下焼枠を保持手段により保持して、各X,Y,θテ
ーブルを作動させ、ワークの位置合わせ作業を行う。そ
して、昇降機構により下焼枠ごとワークを上焼枠側に上
昇させ当接させる。また、露光済みワークを下焼枠ごと
移動手段から受け取る場合は、下焼枠を保持している移
動手段がアライメント整合台上に到来した後、昇降機構
によりワーク当接面を上昇させ、ワークを保持している
下焼枠ごと保持手段で保持する。それと共に、接合部を
下焼枠の接続部と合致させ、エアポンプのエア排出によ
り、ワークを下焼枠から離脱する。
【0037】(5) 反転ステージでは、ハンドラからワー
クを昇降テーブルが上昇して受け取ると共に、下降して
反転装置に受け渡す。そして、受け取ったワークは、反
転装置で表裏が反転された状態で、プリアライメント機
構により予備位置決めが行われる。
【0038】(6) 反転装置は、回動支持部を回動させワ
ークを保持している吸着支持アームを垂直方向に立ち上
げると共に、移動機構により一端から他端側に回動支持
部を所定間隔水平移動させる。そして、移動他端に到来
した回動支持部は、さらに回動支持部を回動させ、ワー
クを表裏反転した状態で昇降テーブルにワークを載置す
る。
【0039】(7) ワークは、予備位置決め機構により予
備位置決めされた後、ハンドラによりアライメント整合
台上に搬送され、第1アライメント整合台上の一方の下
焼枠に保持される。そして、撮像カメラの撮像により位
置を確認して位置ズレがある場合は、第1アライメント
整合台を作動させ、ワークを適正位置に位置決めする。
また、下焼枠の上に保持されて位置決めが済んだワーク
は、アライメント整合台の上昇により、露光位置から搬
送されて来た上焼枠と合体した状態で撮像カメラにより
再び位置確認がされる。
【0040】そして、適正位置であれば真空フレームの
状態で露光位置に搬送され、紫外線照射ステージの作動
によりワークは露光される。このとき、露光位置に設置
していた他方の下焼枠は、移動手段により第1アライメ
ント整合台上に設置されており、アライメント整合台上
では次のワークの位置決め作業が行われる。搬送手段
は、下焼枠を搬送するとすぐに露光ステージ側にもど
る。
【0041】一方、片面を露光された下焼枠上のワーク
は、搬送手段により保持され第1アライメント整合台に
再び搬送される。このとき、アライメント整合台上の下
焼枠に保持されている次のワークは、位置確認された
後、上焼枠に保持されて露光ステージに搬送されてい
る。
【0042】第1アライメントステージに到来した露光
済みワークは、ハンドラにより反転ステージに搬送さ
れ、ワークの表裏反転が行われる。と共に予備位置決め
が行われる。さらに、再びハンドラにより第2アライメ
ントステージに搬送される。そして、前記第1アライメ
ントステージおよび露光ステージで行った動作が繰り返
され、ワークの他の面が露光される。
【0043】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、全体の構成を示す原理図。図2は、露
光装置全体を示す平面図、図3は、露光装置の全体を示
す正面図、図4は、露光装置の側面図である。図1およ
び図2で示すように、露光装置1の各ステージの配置位
置は、搬入ステージA、第1アライメントステージB,
反転ステージD、第2アライメントステージEおよび搬
出ステージGを直線状に配設している。そして、搬入ス
テージAから搬出ステージGまでの直線状の配置に対し
て直交する方向で、第1露光ステージCを、第1アライ
メントステージに隣接して配置し、第2露光ステージF
を、前記第2アライメントステージEに隣接して配設し
ている。なお、紫外線照射ステージHは、第1露光ステ
ージCと第2露光ステージFの間に隣接して配設してい
る。
【0044】図1ないし図3で示すように、前記搬入ス
テージAには、ワークの予備位置決めを行うプリアライ
メント機構3および載置ローラ2が設置されている。そ
して、第1アライメントステージB(第2アライメント
ステージE)には、アライメント整合台10(60)お
よび一方の下焼枠24(44)が設置されている。ま
た、第1露光ステージC(第2露光ステージF)には、
大反射鏡20a(70a)と、上焼枠23(43)と、
他方の下焼枠24(44)と、この他方の下焼枠24
(24)を載置している移動手段26(46)と、昇降
保持台21(21)とが配置されている。さらに、反転
ステージDには、反転装置50と、昇降テーブル51
と、予備位置決めを行うプリアライメント機構63とを
備えている。そして、紫外線照射ステージは、光源装
置33および紫外線を所定方向に導く光学系を備えてい
る。
【0045】また、図1で示すように、各ステージにワ
ークWを移動する手段は、搬入ステージAから直線状に
設けた搬出ステージGに沿って設けた複数(図面では4
ヵ所)のハンドラ15、25、65、75と、第1・第
2アライメントステージB・Eおよび第1・第2露光ス
テージC・F間のそれぞれに設置した2基の下焼枠2
4、24・44、44および上焼枠23・46と、前記
上下の焼枠を搬送する搬送手段としての移動機構28
(48)(図7参照)および移動機構27(47)とを
備えている。なお、真空フレームは、下焼枠24、24
(44、44)と上焼枠23(46)とが合体すること
で構成される。
【0046】つぎに、各構成の詳細を順次述べる。図1
2に示すように、前記ハンドラ15の構成は、支持アー
ム17に昇降ガイドバー15jが昇降駆動部16を介し
て昇降自在に保持されており、前記昇降ガイドバー15
jの下端に保持部15kおよび水平ガイドバー15mを
介して吸着部15a,15aが設けられている
【0047】そして、図13および図14で示すよう
に、ハンドラ15の各吸着部15a、15aの構成は、
箱状の本体部15hと、この本体部15hの下面側取付
穴に設けた開口15b′を有する複数の吸着パッド15
bと、これら吸着パッド15bの開口15b′に一端側
を連通した空気通路15cと、この空気通路15cの他
端に設けられた吸引ホース15eの取付部15dとから
成る。また、前記吸着パッド15aのワーク当接面側
は、本体部15h下面と同一面状になるように吸着パッ
ド15bが併設されており、この吸着パッド15bは、
ゴム、合成ゴム、などの弾性部材から構成されている。
そして,本体部15hの下面は平面状に形成されたワー
クWの当接部15fを構成している。
【0048】したがって、前記構成の吸着部15a、1
5aにより真空吸着されるワークWが薄い場合、各吸着
パッド15bが真空吸着しても、本体部15hの当接部
15fの平面がワークWに当接し,この当接部15fよ
り内側あるいは下面と同一面に、吸着パッド15bの開
口下端部分があるため、吸引の強さでワークWを変形さ
せることがない。なお、吸着部15aは、吸着パッド1
5bを設けなくとも、この吸着パッド15bを設けてい
る本体部15hの取付穴の高さ寸法を短くすることで、
ワークを変形することなく吸着できる構成としても構わ
ない。また、吸着部15a,15aの取付間隔は、前記
水平ガイドバー15mを保持部15kに伸縮自在に設け
ているため、水平ガイドバー15mを伸縮することで調
整可能としている。なお、他のハンドラ25、65、7
5も同様の構成であるため説明を省略する。そして、前
記ハンドラ15、25、65、75の移動は、図3およ
び図4で示すように、搬入ステージAから搬出ステージ
Gまでの直線方向に沿って設けた搬送溝4、5に沿って
行われる。
【0049】つぎに、図2で示すように、載置ローラ2
の構成は、複数の送りローラ2aと、この送りローラ2
aを支持する支持部2bと、前記送りローラ2aをモー
タの回転により駆動する伝達部(図示せず)とからな
る。したがって、搬入ストッカ(図示せず)から送られ
て来たワークWを載置ローラ2上の所定位置に設置する
ため、この載置ローラ2をモータで作動させ、ワークW
を送りローラ2aで送り、センサーの感知によりモータ
の作動を止め、常に搬入ステージAの所定位置でワーク
Wが停止するようにしている。また、前記載置ローラ2
の所定位置にはワークWの予備位置決め(プリアライメ
ント)を行うプリアライメント機構3が設置されてい
る。このプリアライメント機構3は、反転ステージDに
設置されているものと同じ構成であるため後述する。
【0050】図3で示すように、第1アライメントステ
ージBおよび第2アライメントステージEには、共にア
ライメント整合台10(60)およびワークWの位置確
認を行う撮像手段(撮像カメラ)としてのCCDカメラ
22(82)とを備えている。
【0051】前記アライメント整合台10(60)の構
成は、図3および図5で示すように、平面上の直交する
一方向に移動させるXテーブル11と、平面上の直交す
る他方向に移動させるYテーブル12と、垂直線の周り
を回動するθテーブル13および垂直方向に上下動でき
る昇降機構としてのZ軸部14とからなる。そして、図
6で示すように、前記Xテーブル11には、下焼枠24
をXテーブル上に保持できるように、真空吸着用の保持
手段9および、下焼枠24の一方の接続部45(図9参
照)に合致する接合部9aを有している。なお、アライ
メント整合台10は、Z軸部14を作動させない場合の
ワークWの当接面位置は、後述する移動テーブル26の
ワーク当接面位置よりレベルが低くなるように構成され
ている(図5参照)
【0052】前記保持手段9は、図6で示すように、テ
ーブルの上側に設けた吸着溝7と、この吸着溝7を取り
囲む位置で枠状に設けたシールゴム8とを備えている。
そして、図示しないエアーの吸引・排出を行うエアーポ
ンプに接続ホース(図示せず)を介して前記吸着溝
連通されている。なお、保持手段9の吸着溝7は、その
代わりに複数の開口孔としても構わない。
【0053】また、図6で示すように、前記接合部9a
は、下焼枠24が到来して、前記Xテーブル11上に下
焼枠が保持できるように、Xテーブルの上面レベルから
やや下側位置で、Xテーブルの側面に設けられている。
そして、接合部9aは、上面に環状のゴムパッドを備
え、図示しないエアーの吸引・排出動作を行うエアーポ
ンプにホースなどで連結されている。
【0054】また、図6で示すように、Xテーブル11
の左右には、発光テーブル6、6が設置されている。こ
の発光テーブル6、6は、ワークに設けた位置合わせ孔
(図示せず)と、マスクフィルムの位置決めマークの
状態をCCDカメラ22(62)で撮像するときの照明
用の光を発し、より確実に確認できるようにするもので
ある。
【0055】前記ワークWの適正位置を確認するCCD
カメラ22(82)は、図3および図4で示すように、
アライメント整合台10(60)の上側で支持バー22
a(82a)に設置されている。そして、このCCDカ
メラ22(82)は、ワークWの大きさが変わっても、
ワークWの大きさに合わせて、支持バー22aでの設置
位置を変えることで、各CCDカメラ22の距離を調整
できる構成としている。また、CCDカメラ22の設置
位置は、図面上は横並び位置に設置されているが、支持
バーを平行に2本取り付け、各支持バーの反対側端部に
CCDカメラを取り付け、対角線上に設置する構成とし
ても構わない。
【0056】なお、CCDカメラ22で写すワークWと
マスクフィルムMとの整合状態は、図3で示すモニター
84で写し出される。そして、図5で示すように、ワー
クWの位置決めマーク(貫通孔)(図示せず)の適正位
置の判断は、予め制御部86に入力されている記憶デー
タと、CCDカメラ22で撮像したワークWの位置決め
マークの位置ズレを比較することで行われる。さらに、
位置ズレが存在する場合は、作動制御部87からの信号
により、各X,Y,θテーブル11、12、13を作動
させ位置ズレを補正する構成としている。
【0057】また、アライメント作業の終了後、上下焼
枠23、24でワークWを保持した状態で、マスクフィ
ルムMとワークWの位置確認を再びCCDカメラ22に
より行う構成としている。したがって、真空フレームと
なった状態でワークWは位置ズレがない状態で露光され
ることになる。
【0058】図15で示すように、紫外線照射ステージ
(図2参照)の構成は、紫外線ランプ31および楕円
反射鏡32からなる光源装置33と、この光源装置33
からの紫外線を所定方向に反射する平面反射鏡34と、
この平面反射鏡34で反射した紫外線の照度を整えるフ
ライアイレンズ35と、このフライアイレンズ35から
の紫外線を両露光ステージC,F(図2参照)の大反射
鏡20a,70aに切り替えて反射する切替えミラー3
6とから成る。
【0059】そして、図15で示すように、紫外線照射
ステージH(図2参照)の光源装置33から照射される
光軸の方向(矢印で示す)は、平面反射鏡34の傾斜角
度α1 を25度に設定し、光源装置33からの光軸の方
向が平面反射鏡34から切替えミラー36に立ち上がる
角度α2 を50度になるように設定している。したがっ
て、図15で示すように、露光ステージC(図2参照)
の大反射鏡20aから反射する光は垂直方向に落下して
ワークWを露光する。なお,光を反射する反射鏡など
は,所望の紫外線のみを反射するコールドミラーで構成
すると,紫外線ランプから発する不必要な赤外線などを
除くことができる。
【0060】つぎに、図2ないし図3で示すように、第
1露光ステージCおよび第2露光ステージには、おの
おのその上部位置に大反射鏡20a(70a)を備えて
いる。そして、図で示すように、前記大反射鏡の直下
に上焼枠23(43)がアライメントステージB側に移
動可能に配置されている。また、二基ある内の一基の下
焼枠24が、移動手段としての移動テーブル26(4
6)に載置されている。さらに、前記移動テーブル26
に露光済みワークWを受け渡す昇降保持台21(21)
が移動テーブルの直下に設置されている。そして、この
移動テーブル26は、図および図7で示すように、ア
ライメントステージB(E)と露光ステージC(F)間
を、移動機構27により移動自在に設置されている。
【0061】図6および図7に示すように、前記移動テ
ーブル26の構成は、コの字形の載置台26aと、この
載置台26aを支持する支持台26cと、前記載置台2
6aの内側位置に設けた、下焼枠24の接続部45に合
致する接合部26eとからなる。そして、前記接合部2
6eは、環状のゴムパッドを上面側に備え、図示しない
エアーの吸引・排出動作を行うエアーポンプにホースな
どで連結されている。
【0062】また、前記移動テーブル26は、露光ステ
ージBおよびアライメントステージC間に沿って設けた
エアーシリンダ27aおよびリニアガイド27b、支持
台26cの車輪などの移動機構27により両ステージ
C,B間を往復移動するよう構成されている。なお、前
記移動テーブル26の移動に伴い、昇降保持台21は、
降下した状態では、支持台26cより低い位置になるよ
うに設置されているため、移動テーブル26の移動を妨
げることはない。
【0063】また、図5ないし図7で示すように、前記
昇降保持台21の構成は、焼枠載置テーブル21aと、
この焼枠載置テーブル21aを昇降駆動するシリンダ装
置21bと,前記焼枠載置テーブル21aの中央位置に
形成した一方の切欠部21cから横方向に突設した接合
部21dとを備えている。そして、前記接合部21d
は、上面に環状のゴムパッドを備え、図示しないエアー
の吸引・排出動作を行うエアーポンプにホースなどで連
結されている。また、この結合部21dの設置位置は、
前記Xテーブル11の接合部9aの位置と離間した同位
置に設置されている。そのため、後述する下焼枠24が
移動しても下焼枠24の接続部45と各接合部9a,2
1dが当接合致できるように構成されている。なお、各
接合部9a…は、下焼枠の当接部の突設寸法によって設
置高さを決めている。
【0064】図9ないし図11で示すように、前記下焼
枠24の構成は、ワークWを載置する複数の貫通孔24
bを備える透光板24aと、この透光板24aに重ねて
取り付けた給出入孔24dを形成した透光板24eとか
ら成る。そして、前記透光板24aには、各貫通孔24
bからの空気の流出入ができるように溝部24cが形成
されている。また、前記透光板24eの給出入孔24d
の位置には、前記接続部45が複数(図面では2ヵ所、
図7参照)に設けられている。この接続部45、45
は、前記した各位置の接合部9a、21d,26eと下
焼枠が移動するごとに当接合致する。
【0065】前記下焼枠24の接続部45の構成は、図
9ないし図11で示すように、ボール弁45bが自由に
移動できる空間を備える接続部本体45aと、この接続
部本体45aの下部側に設けた前記ボール弁45bの直
径より小さな径で形成された複数の開口孔45cとから
なる。そして、前記接続部本体26aの下部には、ボー
ル弁45bが納まる凹部45dが形成されている。
【0066】一方、上焼枠23は、図7で示すように、
上焼枠23の左右位置に、取り付け部23n,23nを
介してエアーシリンダ28aおよびリニアガイド28b
などの移動機構28により接続されてアライメントステ
ージBおよび露光ステージC間を移動するように設けら
れている。
【0067】そして、上焼枠23の構成は、図8で示す
ように、透光板23aと、この透光板23aを挟持する
上下の枠体23b,23cとから成る。また、前記透光
板23aの縁側には、ワークWを真空吸着するための貫
通孔23e、23eが穿設されており、ワーク当接面に
は、枠状に取り付けたシールゴム23dを有している。
なお、マスクフィルムMを真空吸着するための吸着溝2
3f(図9参照)などの吸着機構をワーク当接面の透光
板23aおよび枠体23b側に備えている(ガラス乾板
を使用する場合は、マスクフィルムMの吸着機構は必要
ない)。
【0068】また、図8および図9で示すように、前記
枠体23bには、真空吸着用の接続パット40、40
が、取付アーム40aを介して取り付けられている。こ
の接続パット40、40は、枠体23bで透光板23a
を挟持した際、前記透光板23aの貫通孔23e,23
eに到来する位置に設置されている。そして、接続パッ
ト40、40に連結されているホース41、41は、前
記枠体23b側に取付具(図8参照)を介して取り付け
られている。また、図9で示すように、接続パット40
は、透光板23aに当接するゴムなどの弾性部材で形成
した当接部40bと、この当接部40bを支持する部分
にスプリング40cが取り付けられている。なお、上下
の枠体23b、23cは、図示しない蝶番とは反対側端
部に設けた手回しボルトなどで止め付けられている。ま
た、図8で示す、ホース41、41は、上枠体23b内
に収納される構成としても良い。
【0069】したがって、透光板23aを取り替える場
合は、手回しボルトを外せば、上枠体23bが蝶番を支
点に上昇して開口できるため、透光板23aをスライド
して外し、所望の透光板23aを入れ換えることがで
き、容易に交換可能である。なお、マスクフィルムM
は、透光板23aの吸着溝23fにより吸着する構成と
しているが、透光板23aにテープなどで止め付ける構
成としても構わない。
【0070】上記したように、上下焼枠23、24は、
その真空吸着手段の接続部45などの構成により、次の
ように、ワークWが位置ズレが最小限で各ステージ間を
移動し、上下焼枠23、24に保持でき、あるいは、強
制的に離脱することができる。
【0071】図6で示すように、アライメント整合台1
0側の接合部9aからの吸引動作を停止するとほぼ同時
に、図9で示すように、上焼枠23の接続パッド40を
介して真空吸引すると、矢印で示すように透光板23a
およびシールゴム23dおよび下焼枠24で囲まれた空
間の空気が吸引される。このとき、下焼枠24の接続部
45のボール弁45bが、透光板24eの貫通穴24d
側に吸い上げられ、貫通穴24dを塞ぐことで、前記空
間の真空吸引が達成でき、ワークWを上焼枠23と下焼
枠24間に挟持可能とする(アライメントステージBか
ら露光ステージCに移動の際)。
【0072】そして、露光ステージCから移動テーブル
26にワークが受け渡される場合は、つぎの手順によ
る。図および図10で示すように、昇降保持台21が
上昇し、その接合部26eを下焼枠24の一方の接続部
45に当接合致させた後、上焼枠23の真空吸着動作を
中止する。と同時に接合部21d側が吸引を開始する
と、図10で示すように、接続部45のボール弁45b
が透光板24の貫通穴24dから解放され降下し、矢
印で示すように空気が、接続部本体45aの開口孔45
cを介して吸引される。そして、ボール弁45dは、接
続部本体45aの凹部45dに嵌合して吸引動作を邪魔
することがない。そのため、ワークWは、矢印で示す吸
引動作により、下焼枠24の透光板24aに吸着保持さ
れる。
【0073】また、昇降保持台21から移動テーブル2
6に下焼枠24を受け渡す場合は、図6および図7で示
すように、昇降保持台21が降下して移動テーブル26
の接合部26eが下焼枠24の他方の接続部45に当接
合致した瞬間に接合部26e側からエアーの吸引を行う
と共に、今までエアーの吸引を行っていた昇降保持台2
1の接合部21dのエアーの吸引を停止することによっ
て行われる。
【0074】さらに、移動テーブル26が移動後、下焼
枠24を再びアライメント整合台10に引き渡すと共
に、下焼枠24からワークWを離脱させる場合は、図6
に示すように、移動テーブル26が下焼枠24を保持し
た状態でアライメント整合台10の位置に到来する。そ
して、アライメント整合台10のZ軸部14を上昇させ
る。そして、Xテーブル11の保持手段9にワークの下
面側が当接すると共に、接合部9aに下焼枠24の一方
の接続部が当接合致したとき、移動テーブル26側の接
合部26eの吸引動作を停止するとほぼ同時に、保持手
段9の吸引動作を行い、さらに接合部9からエアーの
吹き出しを行う。
【0075】したがって、図11の矢印で示すように、
送り込まれたエアーは、開口孔45cから透光板24e
の貫通穴24dを経て、透光板24aの各貫通孔24b
から噴出し、ワークWを透光板24eから強制的に離脱
させることができる。なお、上記エアーポンプのエアー
の吸引・吹き出し動作、および、各位置での切換え動作
は、図示しない電磁弁の作動により行われる構成として
いる。また、ステージB,C間とステージE,F間のワ
ークWの移動、位置決め、露光するための構成は同じで
あるため、ステージE,F間の説明は省略する。
【0076】また、露光作業がクリーンルームで行われ
るため、常に除湿されている状態となり、乾燥しすぎる
と、マスクフィルムM上面が変形破損の原因になると共
に、静電気が発生し易くなり、露光装置にとって、ワ
クの受け渡し時の不具合を起こす原因となる。そのた
め、図示してはいないが、各露光ステージC,Fには、
加湿器のノズルを突出させており、適切な湿度を保つよ
うに構成されている。そして、露光位置では、光源装置
33からの紫外線その他の光線(赤外線など)などによ
り、上焼枠側が熱を持つため、マスクフィルムの変形
が起こり易い。そのため、上焼枠側を冷却するため、冷
風を吹きつける構成としている。さらに、静電気による
弊害を除去するために、帯電防止の手段を備えている。
【0077】帯電防止手段としては、イオン化された空
気を吹きつける構成としている。すなわち、露光ステー
ジ側に向かって、ノズル(図示せず)を設置し、このノ
ズルからプラスとマイナスのイオン化された空気を吹き
つけることで、マスクフィルムMおよびワークの密着
による静電気が帯電されているものを中和することがで
きる。
【0078】次に、反転ステージDの構成および動作を
説明する。アライメントステージBから反転ステージD
にハンドラ25により搬送されたワークWは、表裏が反
転装置50により反転される。17で示すように、反
転ステージDの反転装置50の構成は、ワークを吸着支
持する吸着パッド52aを有する支持アーム52と、こ
の支持アーム52の基端を取付板53を介して回動自在
に支持する回動支持部54と、この回動支持部54を回
転駆動させる駆動モータ55と、前記回動支持部54お
よび駆動モータ55を載置する支持台56と、この支持
台56を所定方向に移動させる移動機構としてのラック
58、ピニオンおよびその駆動モータ57、ガイド59
とから成る。
【0079】また、図16および図18に示すように、
前記反転装置50の両側には、昇降テーブル51、51
が配置されている。この昇降テーブル51は、ワークW
の載置テーブル51dと、この載置テーブル51dを昇
降駆動する駆動装置51cとから構成されている。そし
て、前記載置テーブル51dは、その上にワークWを載
置した際、ワークWの予備位置決めをプリアライメント
機構63が行えるように、所定位置に切欠溝部51a,
51bを形成している。この切欠溝部51a,51b
は、プリアライメント機構63の各押動装置61、62
の押動突起61a,62aの数に対応して形成されてい
る。なお、載置テーブル51dは、予備位置決めおよび
ワークの載置が可能であれば、形状を問うものではな
い。
【0080】前記プリアライメント機構63は、図1
示すように、ワークWを四方からワーク中心方向に押
動する押動装置61、62を備えている。前記押動装置
61は、図19で示すように、ワークWの厚みに対応し
てワークを押動する押動部分と、この押動部分を移動さ
せる移動機構部分とから構成されている。そして、前記
押動部分は、基台61e上に左右対称に設けた、ワーク
Wに当接して押動する押動突起61aと、この押動突起
61aを支持する支持板61bと、この支持板61bを
回動自在に留め付ける支持ピン61cと、前記支持板6
1bの後部側に設けたスプリング61dとから構成され
ている。
【0081】また、前記移動機構部分は、基台61eを
支持する両脚部を有する架台61nと、この架台61n
の一方の脚部に設けた車輪部61pと、他方の脚部に設
けた駆動連結部61qとを備えている。そして、この駆
動連結部61qは、ガイド棒61fを摺動自在に保持し
ている。さらに、前記ガイド棒61fは、その両端に立
設した支持部61g,61hに支持されている。また、
前記架台61nの他方の脚部先端は、タイミングベルト
61kに接続されている。そして、このタイミングベル
ト61kは、駆動モータ61jを備える一方のプーリ
と、他方のプリー61mの間に懸け渡されている。
【0082】したがって、駆動モータ61jが、駆動し
てプーリを回転させタイミングベルト61kを駆動させ
ると、このタイミングベルト61kの駆動にしたがっ
て、押動部分がワークW側に移動し、駆動モータ61j
の反転駆動によりタイミングベルト61jは、反転する
ため、押動装置61の押動部分がワークWから離間する
方向に移動する。
【0083】また、押動突起61aを支持している支持
板61bは、支持ピン61cを支点として回動自在に取
り付けられ、その支持板61cの後部側にスプリングが
伸長方向に付勢されている。そのため、ワークWの厚み
が薄い場合でも、押動突起61aがワークを押動する際
に、ワークWを必要以上の力で押して変形させることは
ない。
【0084】なお、図19で示す61rは、押動突起6
1aの上下方向の突出レベルがワークWの予備位置決め
の動作以外で邪魔な場合に、基台61eを上下動させる
ためのシリンダ装置である。
【0085】また、押動装置62は、図20で示すよう
に、基台62eの支持板62b、スプリング62dおよ
び押動突起62aが、一つだけの構成としている以外
は、前記押動装置61と同じ構成のため、説明は省略す
る。なお、押動装置62の各アルファベットを付した符
号は、押動装置61の各アルファベットの符号と対応し
ている。
【0086】上記したプリアライメント機構63は、搬
入ステージAの所定位置に設置されるものと同じ構成と
している。そして、図2で示すように、搬入ステージA
のプリアライメント機構3は、その押動装置3a,3b
および押動装置3c,3dが上記した押動装置61、6
1、62、62と同じ構成に形成されている。また、設
置位置により押動装置61、3a…は、対面する押動装
置61、3a…の駆動源を共有した構成とし、対面する
押動装置61…の各プーリに掛け渡したタイミングベル
トに架台の一端をそれぞれ取り付けた構成としてもよ
い。
【0087】なお、各ステージの作動開始・終了および
ワークWの移動開始・終了、設置位置などは、図示しな
い各種センサにより行われており、また、各装置の動作
を制御する制御部は、予め入力された装置全体のプログ
ラムおよび加工データのプログラムなどを、図2で示す
キーボードから入力して記憶部に記憶している。
【0088】上記した露光装置1を使用してワークWの
表裏面を露光する際は、つぎの手順による。はじめに、
図1および図2で示すように、ワークWの流れ、およ
び、作業位置の関係を説明する(なお、ワークW1 から
ワークW6 は、ワークWの搬入順序を示すが図面では
入位置でのワークWとしてのみ図示する)。ワークW1
は、搬入ステージAで予備位置決め後、ハンドラ15に
より第1アライメントステージBに搬送される(矢印
(イ)で示す)。そして、第1アライメントステージB
でアライメント作業中に、次のワークW2 が搬入ステー
ジAに配置される。
【0089】アライメントが終了したワークW1 は、露
光ステージCに搬送される(矢印(ロ))。そして、搬
入ステージのワークW2 は、ハンドラ15により第1ア
ライメントステージBに搬送され(矢印(あ))、アラ
イメント作業が行われる。
【0090】このとき、搬入ステージにはワークW3
配置され予備位置決めされる。そして、露光ステージB
で露光されたワークW1 は、移動テーブル26により第
1アライメントステージBに搬送されると共に、第1ア
ライメントステージBに位置しているアライメント済み
ワークW2 が、露光ステージCに搬送される(矢印
(い))。
【0091】第1アライメントステージに戻った露光済
みワークW1 は、ハンドラ25により反転ステージDに
搬送される(矢印(ニ))。そして、次のワークW
3 は、ハンドラ15により第1アライメントステージに
搬送されアライメント作業が行われる。このとき、第1
露光ステージCでは、ワークW2 が露光された後移動テ
ーブル26に載置される。
【0092】一方、反転ステージに搬送されたワークW
1 は、表裏が反転され(矢印(ホ))、予備位置決めさ
れた後、ハンドラ65により第2アライメントステージ
Eに搬送される(矢印(ヘ))。また、搬入ステージA
には、ワークW4 が配置さている。
【0093】そして、露光済みワークW2 は、第1アラ
イメントステージBに搬送される(矢印(う))と共
に、アライメント済みワークW3 は、第1露光ステージ
Cに搬送される。さらに、第1アライメントステージB
のワークW2 は、ハンドラ25により反転ステージDに
搬送される(矢印(え))と共に、搬入ステージのワー
クW4 が、第1アライメントステージBにハンドラ15
により搬送される。
【0094】また、ワークW1 は、アライメント作業
後、第2露光ステージに搬送される(矢印(ト))。そ
して、ワークW2 は、表裏反転され(矢印(お))、予
備位置決めされた後、第2アライメントステージEに、
ハンドラ65により搬送される(矢印(か))。このと
き、ワークW5 が搬入ステージAに配置される。ワーク
3 は、露光後、移動テーブル26により第1アライメ
ントステージBに搬送され、アライメント済みワークW
4 は、第1露光ステージCに搬送される。
【0095】ワークW1 は、露光後、第2アライメント
ステージEに搬送され(矢印(チ))、アライメント済
みワークW2 は、第2露光ステージEに搬送される(矢
印(き))。そして、第1アライメントステージBに位
置するワークW3 は、ハンドラ25により反転ステージ
Dに搬送されると共に、搬入ステージAに位置している
ワークW5 は、第1アライメントステージにハンドラ1
5により搬送される。
【0096】また、第2アライメントステージに位置す
るワークW1 は、ハンドラ75により搬出ステージGに
搬送され(矢印(リ))、反転ステージのワークW
3 は、第2アライメントステージEに搬送される。この
とき、搬入ステージAには、ワークW6 が配置される。
このように順次各ステージにワークWを位置決め、搬
送、露光などの作業をしながら、ワークの表裏を露光し
ていく。なお、ワークWの各位置での作業が的確に行わ
れない場合は、図3および図4の符号89で示す表示灯
が点滅あるいは、警報をならし異常を知らせる構成とし
ている。
【0097】このように、各ステージでは、常にワーク
が作業されており、生産性を高めることができる。つぎ
に、各ステージの各装置の作動を説明する。図2で示す
ように、搬入ステージAのワークWは、載置ローラ2が
駆動モータの駆動により回転して搬入ステージAの所定
位置に設置される。そして、ワークWが、所定位置に到
来すると、各載置ローラの間に設置されたプリアライメ
ント機構3の押動装置3c,3d、3a,3bは、ワー
クWの中心点に向かって、ワークWの四方から押動す
る。そのためワークWは、そのワーク中心点側に予備位
置決めされる。ワークの予備位置決めが終了した時点
で、必要があれば、各押動装置の押動突起部分をシリン
ダ装置61r、62rの駆動により降下させる(図1
9、図20参照)。
【0098】ワークの予備位置決めが終了すると、ハ
ンドラ15は、降下しての吸着部15aにワークWを吸
着して上昇し、アライメントステージBにワークWを搬
送する。そして、ハンドラ15が降下して吸着部15a
が、ワークWを、アライメント整合台10上の一方の下
焼枠24の上に載置する。
【0099】下焼枠24に載置されたワークWは、下焼
枠24に真空吸着されて保持され(図10参照)、図5
で示すように、CCDカメラ22によりワークWの位置
決めマーク(貫通孔、図示せず)が撮像される、このと
き、アライメント整合台10に設置した発光テーブル
6,6が黄色の光を発して、ワークWの位置決めマーク
の確認を正確かつ容易にしている(図6参照)。図5で
示すように、CCDカメラ22により撮像されたワーク
の位置決めマークは、制御部86で確認される。
【0100】そして、位置ズレが無い場合は、露光ステ
ージCに位置している上焼枠23が、アライメント整合
台10の位置に移動機構28により搬送されて来る。上
焼枠23がアライメント整合台10上に到来すると、図
5で示すように、アライメント整合台10のZ軸部14
が仮想線で示すように、下焼枠24を上昇させて、上焼
枠23とワークWを当接させ、下焼枠24側の真空吸着
を解除する。そこで、上焼枠23の真空吸着作動によ
り、下焼枠24およびワークWを真空吸着する(図9の
状態)。
【0101】CCDカメラ22は、ワークWが上下焼
23、24で固定された状態で再度位置ズレの確認を行
い、適正であれば、上焼枠23の移動機構28により露
光ステージCにワークWおよび下焼枠24ごと搬送す
る。
【0102】なお、上下焼枠23、24でワークWを保
持した後に、位置ズレが生じた場合は、Z軸部14が上
昇して下焼枠24を保持(ワークも保持)する。そし
て、上焼枠23の真空吸着を解除すると共に、アライメ
ント整合台10のZ軸部14を降下させ、上焼枠23を
露光ステージCに移動手段で移動させ、再びアライメン
ト作業をCCDカメラ22を介して行う。
【0103】一方、位置決めが完了し上焼枠23によっ
てワークW、下焼枠24が露光ステージCに搬送される
と、図5で示すように、露光ステージに配置している移
動テーブル26は、他方の下焼枠24を載置台26
載置しており、移動機構27により第1アライメントス
テージBのアライメント整合台10側に、その他方の下
焼枠24を搬送する。そして、移動テーブル26は、再
び、露光ステージC側に移動機構27により搬送され
る。
【0104】なお、図5ないし図7で示すように、移動
テーブル26からアライメント整合台10に下焼枠24
を受け渡す場合は、移動テーブル26に載置されたワー
クの下面位置より、アライメント整合台10のワーク載
置面位置のレベルが低く設置されているため、移動テー
ブル26に載置されたワークWが、アライメント整合台
10の直上に移動された後、アライメント整合台10
は、Z軸部14をやや上昇させワークをXテーブル
の保持手段9などにより下焼枠24を吸着保持する。
そして、アライメント整合台10がやや上昇している間
に、移動テーブル26は、再び、露光ステージC側に搬
送されて行く。移動テーブル26が移動すると、アライ
メント整合台10は、Z軸部14を降下させて次のワー
クWの到来を待機している。
【0105】つぎに、ワークがアライメントステージ
Bから露光ステージCに移動すると、紫外線照射ステー
ジHの光源装置33から紫外線が照射される。そして、
図4および図15で示すように、紫外線は、反射鏡3
4、フライアイレンズ35および切替えミラー36を介
して大反射鏡20aに導かれる。さらに、大反射鏡20
aから垂直光が、上下焼枠23、24で挟持されている
ワークWに照射して露光作業が行われる。したがって、
光源装置から照射された光軸の方向は、切替えミラー3
6までは、垂直面に沿って進行し、切替えミラー36か
らは、垂直面から角度をもって進行する。そのため、光
源装置33からワークWまでが、狭い範囲に収納されて
いても、投射露光を可能としている。
【0106】図5で示すように、ワークWの一方面が露
光されると、露光ステージCに位置している昇降保持台
21の焼枠載置テーブル21aがシリンダ装置21bの
作動により上昇して下焼枠24の下面側に当接する。そ
して、上焼枠の真空吸着が解除され、ワークWは、下焼
枠24に真空吸着された状態で(図9から図10の状
態)、焼枠載置テーブル21aがシリンダ装置21bの
作動により降下し、移動テーブル26の載置台26aに
受け渡される。さらに、移動テーブル26は、下焼枠2
4を載置した状態で、移動機構27により再びアライメ
ントステージBに移動する。移動テーブル26により搬
送されるワークWを保持した下焼枠24は、移動機構2
7により、アライメント整合台10のXテーブル11上
の所定位置に常に搬送される。
【0107】Xテーブル11上に到来した下焼枠24
は、Xテーブル11の保持手段9により保される。そ
して、下焼枠24に真空吸着されているワークWは、下
焼枠24の接続部45と当接合致している接合部9a側
から、エアーを吹き出すことにより、(図11参照)下
焼枠24の透光板24aから離脱する。その後、ワーク
Wは、ハンドラ25により反転ステージに搬送される。
なお、ワークWがズレることなく真空吸着された状態で
の各ステージ間に受け渡される詳細は、前記したので省
略している。
【0108】つぎに、図18(a),(b),(c)で
示すように、反転ステージDに到来したワークWは、ワ
ークを保持しているハンドラ25が降下し、上昇してき
た昇降テーブル51の載置テーブル51dに受け渡す。
そして、ワークWを載置した昇降テーブル51が降下
し、反転装置50の支持アーム52の吸着パッド52a
にワークWを吸着させることで受け渡す(図18(a)
の状態)。
【0109】そして、支持アーム52を支持する回動支
持部54を駆動モータ55の駆動により回動させ、ワー
クを保持したまま支持アーム52を直立させると共に、
ガイド59およびラック58に沿って、駆動モータ57
の駆動によりピニオン57を回転させて、全体をラック
58の一端から他端側まで移動させる(図18(b)か
ら(c)の実線状態)。
【0110】さらに、移動端部で連続して駆動モータ5
4を駆動させ、ワークWを保持している支持アームを矢
印の方向に回動させ、昇降テーブル51の載置台51d
に表裏反転したワークWを載置して、支持アーム52の
吸着パッド52aの真空吸着を解除する(図18(c)
の仮想線の状態)。したがって、ワークWは、その表裏
が反転される。
【0111】また、ワークWを表裏反転した反転装置5
0は、支持アームを図18(c)の実線で示すように直
立させた状態に作動する。そして、プリアライメント機
構63によりワークWの予備位置決め作業が行われる。
この予備位置決め作業は、図16で示すように、各押動
装置61、62が、実線から仮想線の位置に移動してワ
ークWの四方からワークWの中心側にワークWを押動し
て位置決めする。この作業は、図19および図20で示
すように、各押動装置61、62の駆動モータ61j、
62jを駆動させ、タイミングベルト61を回動させる
ことで、各押動装置61、62をワークW側に移動させ
て行うものである。
【0112】予備位置決めが終了したワークWは、昇降
テーブル51の上昇と、ハンドラ65の下降によりハン
ドラ65の吸着部65aに吸着され、ハンドラ65が上
昇して、第2アライメントステージEに搬送されること
になる。なお、アライメント作業および露光作業は、前
記第1アライメントステージBおよび第1露光ステージ
Cで説明した動作を繰り返し行いワークWの裏面が露光
される。そして、両面が露光されたワークWは、第2ア
ライメントステージEからハンドラ75により搬出ステ
ージGに搬出される。したがって、ワークWの表裏が露
光され、一連の露光作業が終了する。
【0113】なお、この発明は、上記した実施例に限ら
れるものではなく、例えば、二基の下焼枠と一基の
枠の構成では、露光ステージとアライメントステージと
が同一にある露光装置に使用することも可能である。図
22で示すように、露光装置140は、搬入ステージ1
41と、露光アライメントステージ142と、搬出ステ
ージ143とから構成され、真空フレームの上焼枠14
4aと、下焼枠144bとが分離して設置され、アライ
メント整合台145の上昇により合体して真空フレーム
となる構成としている。そして、下焼枠144b、14
4bは、アライメント整合台145の上と、搬出側(次
作業位置)に配置されている。
【0114】したがって、送りローラ146により搬入
ステージに到来したワークWは、ハンドラ147により
吸着され、下焼枠144b上に載置される。そして、撮
像カメラ148により位置決めマークが確認されると共
に、位置決めが行われる。さらに、アライメント整合台
145の上昇により、上下焼枠144a,144bが合
体した状態で再び撮像カメラ148により確認され、適
正であれば露光作業が行われる。
【0115】一方、降下したアライメント整合台145
は、搬送側に設置されている他の下焼枠144bを載置
可能としている。そのため、搬送手段(図面では送りロ
ーラ149の駆動を図示しているが、下焼枠の両側を保
持して搬送する搬送ハンドラなどその他の構成でもよ
い)により搬出位置にある他の下焼枠144bを搬送し
アライメント整合台145の上に載置する。そして、
ハンドラ147によりつぎのワークを下焼枠144bの
上に載置する。
【0116】また、露光済みワークは、上焼枠144a
が搬送手段(図示せず)により搬出側に移動してワーク
Wを下焼枠144bに保持した状態で送りローラ149
上に昇降手段(図示せず)などを介して載置する(上焼
枠が移動しない場合は、上記搬送ハンドラなどの搬送手
段により、ワークと下焼枠が搬送される)。そして、搬
出口側に移動していたハンドラ150が到来してワーク
を吸着し、搬出搬送する。したがって、上焼枠と二基の
下焼枠の構成がワークの露光作業効率を向上することが
できる。
【0117】また、前記大反射鏡は、ワークWが求める
露光精度により、平面反射鏡を使用したり、垂直光を反
射する放物面鏡、疑似球面鏡あるいは擬似放物面鏡であ
っても構わない。そして、光源装置33は、隣接する露
光ステージC,F側に開閉扉を形成し、スライドレー
ル、移動機構などにより各露光ステージC,F側に移動
可能な構成としても良い。したがって、必要に応じて露
光ステージC,F側に移動させ、その位置で、紫外線照
射をしてワークを露光することを可能とする。そのた
め、ワークから光源までが、狭い範囲に設置されていて
も、投射露光を可能としている。
【0118】また、下焼枠の接続部45は、開口孔45
cが、エアーの送り込み、吸引動作の際、ボール弁でそ
の開口孔45cを塞ぐことがない構成であればよいた
め、例えば、開口孔45cの近傍に突起を設け、この突
起が、ボール弁で開口孔を塞ぐことができない構成とす
ることでも良い。
【0119】また、図23に示すように、接続部45′
の構成は、下焼枠の透光板に当接する側に、開口部45
fを設けた取付板45eを接続部本体45′に設け、他
方の開口孔45c1 を実線で示すように側面側に設けた
構成とすることや、他方の開口孔45c2 を仮想線で示
すように傾斜させて側面側に設けることにしても良い。
この際、各位置の接45′の構成は、垂直断面形状
がコ字形に形成され、接続部の開口孔45c1 にエアー
の吸引・送り出し動作ができるように開口が形成される
構成としている。
【0120】さらに、図24で示すように、接続部を下
焼枠の透光板24e′の板厚内に埋設する構成としても
よく、接続部の各構成は、上記したようにボール弁45
b′と、接続部本体45a′と、複数の開口孔45c′
と、傾斜面24d′を有する開口部などから成る。
【0121】また、図21に示すように、上焼枠の構成
は、上フレーム23b′と、透光板23a′と、下フレ
ーム23c′とから成るようにしても良く。そして、上
フレーム23b′には、真空吸着用の接続パット4
、40′が設けられている。なお、下フレーム23
c′には、上フレーム23b′と嵌合する嵌合ピン23
gが設けられいる。そして、このピン23gの反対側端
部に設けた止付部分により、上下のフレーム23c′、
23b′を透光板23a′を間にして一体に止め付けて
いる。なお、接続パット40、その他の構成は、前記し
た上焼枠と同じ構成としている。
【0122】したがって、上下方向にフレームを移動さ
せることで、上焼枠の透光板が容易に取り外し可能とな
り、透光板を自動装置により取り替えする場合には最適
な構造とすることになる。なお,透光板は上フレームの
みで保持可能な構成,例えば,透光板の側面周囲に縁枠
を取り付け,この縁枠を上フレームに設けた爪部で着脱
自在に保持する構成にすることでも良い。したがって,
上焼枠の構成は,上フレームと透光板のみで構成でき
る。
【0123】また、露光ステージに設けられている昇降
保持台(21)は、移動テーブル(26)の載置台(2
6a)と支持台(26c)の間に一体に設けた構成と
し、移動テーブルが、アライメント整合台側に移動した
際、邪魔にならない形状、例えばコ字形(載置台より小
さな形状)として構成しても良い。
【0124】そして、図25(a)(b)で示すよう
に、上焼枠23がアライメント終了後のワークおよび
下焼枠24を吸着保持して露光ステージに搬送する場合
は、上焼枠23側の真空吸着手段によりワークおよび
下焼枠24を保持するが、予期せぬ原因により(例えば
停電、故障など)、真空吸着状態が解除されてワーク
ごと下焼枠24を落下させな構成として良い。その
ため、保持補助手段19、19を上焼枠23側に設けた
構成としている。
【0125】この保持補助手段19は、上焼枠23側に
設けた本体部19aと、この本体部19aから水平方向
に出没自在に設けた支持部19bなどから構成されてい
る。そのため、下焼枠24をワークWごと上焼枠23の
接続パット40などの吸着手段で吸着保持すると、左右
の保持補助手段19、19の支持部19b.19bが下
焼枠24の中心方向に突出して、下焼枠24の下面側を
当接支持する。したがって、上焼枠23の吸着手段が途
中で停止しても、保持補助手段19により下焼枠24お
よびワークWは、落下することはない。なお、上焼枠2
3が下焼枠24およびワークを適切に搬送し、露光終
了後、保持補助手段19の支持部19bを没入して解除
し、下焼枠24が上焼枠23と分離可能状態になる構
成としている。
【0126】また、上焼枠、ワークおよび下焼枠
持手段として上記した保持補助手段を複数取り付けて
りとしても構わない(この場合、下焼枠の構成は、ボ
ールFを接続部に必要としない構成で足りる)こと等、
この発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変更
ができることは勿論である。
【0127】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明は次の優れた
効果を発揮する。 (1) 露光装置は、各ステージの配置および装置を所定の
構成にしているため、露光作業が行われるクリーンルー
ムの作業位置を従来の露光装置に比べ40パーセント以
上縮小することができる。また、一基の上焼枠と二基の
下焼枠が各位置 で分離・合体を繰り返し、ワークを位置
決め・搬送・露光などの作業を行っており、ワークの処
理能力を向上させることができる。さらに、ワークを保
持する下焼枠は、下焼枠の接続部と、各位置に設置した
接合部が当接合体してエアーポンプの吸引・排出作業を
可能にしているため、下焼枠上のワークは位置ズレをお
こすことが無い。そして、直線方向に配置した各ステー
ジ間では、ワークをハンドラにより搬送する構成として
いるため、ワークの処理能力のさらなる向上を図ること
ができる。
【0128】 (2) 露光装置は、一つの光源装置により、
ワークの両面を露光するため、装置の構成が小さくて済
み、消費電力も半減することができる。
【0129】 (3) ワークを吸引して搬送する下焼枠は、
接続部を備えているためワークと下焼枠の透光板に吸引
保持すると共に、強制的に離脱することができ、作業性
の向上を可能とする。また、露光装置の構成上複数(二
基以上)の下焼枠を使用する場合となっても対応するこ
とができる。
【0130】 (4) ワークを反転する反転ステージは、プ
リアライメント機構、ワークの反転装置を備えているた
め、作業スペースを取ることなくワークの表裏を反転す
ることができる。
【0131】 (5) 反転ステージで使用される反転装置
は、ワークを吸着支持アームで支持し、回動支持部を回
動させながら、移動機構により回動支持部を移動端まで
移動させ、ワークの表裏反転を行うため、反転作業が的
確で、また作業スペースをとることがない。
【0132】 (6) 紫外線照射ステージは、光源装置から
の紫外線を平面反射鏡、フライアイレンズを経て、左右
に紫外線の方向を切り替える切替えミラーを介して各露
光ステージに照射しているため、光源からワークまでの
紫外線の照射距離が短くなり、装置の小型化、ワークの
露光作業の時間的促進を図ることができる。
【0133】 (7) ハンドラは、当接部のワーク当接面よ
り内側に吸着パッドの下端を設置しているため、ワーク
の厚みが薄い場合でもワークを吸着力で変形することな
く保持して搬送することができる。
【0134】 (8) アライメント整合台は、下焼枠を分離
保持自在とし、下焼枠のワーク当接面から連通した接続
部に合致する接合部を備えているため、下焼枠上ワーク
のアライメント作業および露光済みワークを保持してい
る下焼枠からワークの分離を容易にすることが可能であ
る。
【0135】 (9) 下焼枠で構成される真空フレーム
は、ワークの位置決め確認作業および露光作業中は、ワ
ークを挟持して真空フレームの状態で作業し、位置決め
作業および露光済みワークの搬送は、2基の下焼枠に載
置した状態で行われるため、ワークの位置決めおよび露
光作業が効率良く行える。さらに、2基の下焼枠と1基
の上焼枠から構成される真空フレームは、2基の下焼枠
が露光位置およびアライメント位置を順次往復するた
め、露光装置の露光ステージおよびアライメントステー
ジの位置にかからわず、作業効率を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の露光装置の全体およびワークの作業
順序を示す原理図である。
【図2】この発明の露光装置の全体を示す平面図であ
る。
【図3】この発明の露光装置の全体を示す正面図であ
る。
【図4】この発明の露光装置の側面図である。
【図5】この発明のアライメントステージおよび露光ス
テージの状態を示す原理図である。
【図6】この発明のアライメントステージおよび露光ス
テージ間を移動する下焼枠を示す平面図である。
【図7】この発明の露光ステージ位置での上下焼枠、移
動テーブルおよびおのおの搬送手段を示す一部断面図で
ある。
【図8】この発明の上焼枠の構成を示す斜視図である。
【図9】この発明の上下焼枠の吸着状態を示す要部の
面図である。
【図10】この発明の下焼枠の要部の断面図である。
【図11】この発明の下焼枠の要部の断面図である。
【図12】この発明のハンドラの全体を示す斜視図であ
る。
【図13】この発明のハンドラの吸着部を示す斜視図で
ある。
【図14】この発明のハンドラの吸着部の断面図であ
る。
【図15】この発明の紫外線照射ステージの構成を示す
斜視図である。
【図16】この発明の反転ステージの配置を示す斜視図
である。
【図17】この発明の反転装置の全体を示す斜視図であ
る。
【図18】(a),(b),(c)は、この発明の反転
ステージの反転動作を示す側面図である。
【図19】この発明のプリアライメント機構の押動装置
を示す斜視図である。
【図20】この発明のプリアライメント機構の押動装置
を示す斜視図である。
【図21】この発明の上焼枠の応用例を示す分解斜視図
である。
【図22】この発明の上下焼枠の応用例を示す原理図で
ある。
【図23】この発明の下焼枠の接続部の応用例を示す
部の断面図である。
【図24】この発明の下焼枠の接続部の応用例を示す
部の断面図である。
【図25】(a),(b)は、この発明の上下焼枠の接
続状態を現わす平面図および側面図である。
【図26】従来の露光装置の全体を示す原理図である。
【図27】従来の下焼枠の一部を示す斜視図である。
【図28】従来の上焼枠の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 露光装置 A 搬入ステージ B 第1アライメントステージ C 第露光ステージ D 反転ステージ E 第2アライメントステージ F 第2露光ステージ G 搬出ステージ H 紫外線照射ステージ 3、63 プリアライメント機構 3a,3b,3c,3d,61,62 押動装置 9 保持手段 9a 接合部 19 保持補助手段 10、60 アライメント整合台 15、25、65、75 ハンドラ 15b 吸着パッド 15f 当接部 21 昇降保持台 21d 接合部 23 上焼枠 23a 透光板 23b,23c 上焼枠の上下のフレーム 24 下焼枠 26 移動テーブル(移動手段) 26e 接合部 27、47 下焼枠の移動機構(搬送手段) 28、48 上焼枠の移動機構(搬送手段) 33 光源装置 34 平面反射鏡 35 フライアイレンズ 36 切替えミラー 40 接続パット 45 接続部 45a 接続部本体 45b ボール弁 45f 一側の開口孔 45c,45c1 ,45c2 他側の開口孔 50 反転装置 51 昇降テーブル 52 吸着支持アーム 54 回動支持部 57 ピニオンおよび駆動モータ 58 ラック 59 ガイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−184821(JP,A) 特開 昭58−7635(JP,A) 特公 昭55−40859(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 9/00 G03F 7/20 H01L 21/30

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下焼枠に保持したワークを適正位置に移動
    させ位置決めするアライメント整合台、および、適正位
    置を確認する撮像カメラを備える第1アライメントステ
    ージと、位置決め済みワークを露光する第1露光ステー
    ジと、露光済みワークの表裏を反転する反転ステージ
    と、前記反転ステージで表裏反転した下焼枠上のワーク
    を適正位置に移動させ位置決めするアライメント整合
    台、および、適正位置を確認する撮像カメラを備える第
    2アライメントステージと、位置決め済みワークを露光
    する第2露光ステージを備え、 前記第1アライメントステージ、反転ステージ、第2ア
    ライメントステージを直線方向に配設し、前記第1およ
    び第2露光ステージのそれぞれは、直線方向に配置した
    前記各ステージに対し直交する方向で、前記第1および
    第2アライメントステージのそれぞれに隣接して配設
    し、前記第1および第2露光ステージ間に紫外線照射ス
    テージを備え、 前記第1アライメントステージから第2アライメントス
    テージの直線位置には、ワークを搬送するハンドラを複
    数備えており、前記両アライメントステージおよび露光ステージ間で
    は、ワークを保持して位置決め、搬送、露光を行う前記
    真空フレームを備え、前記真空フレームは、分離合体可
    能な二基の下焼枠と一基の上焼枠から構成され、ワーク
    の位置決め作業、および、露光済みワークの搬送は、真
    空フレームが分離し、下焼枠にワークを保持して行われ
    ことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 ワークを搬入する搬入ステージ、前記第1
    アライメントステージ、反転ステージ、第2アライメン
    トステージおよびワークを搬出する搬出ステージ間のワ
    ークを移動させるハンドラを備え、前記ハンドラは、ワ
    ーク当接側に形成した平面状の当接部と、この当接部に
    穿設して取り付けた吸着パッドを備え、前記吸着パッド
    の下端が、当接部のワーク当接面と同一もしくは当接面
    より内側に設けたワー クの吸着保持装置を備える請求項
    1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記紫外線照射ステージは、紫外線照射ラ
    ンプおよび楕円反射鏡からなる光源装置と、この光源装
    置からの紫外線を所定方向に反射する平面反射鏡と、前
    記光源装置からの紫外線の光路に設置される紫外線の照
    度分布を整えるフライアイレンズと、前記第1および第
    2露光ステージ側に紫外線を切り替え照射する切替えミ
    ラーとを有する紫外線照射装置を備える請求項1に記載
    の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記アライメント整合台は、ワーク当接面
    にワークの吸引保持手段を備えると共に、下焼枠のワー
    ク接続部に合致する接合部を備え、 前記アライメント整合台は、ワークを保持する下焼枠を
    各方向に移動するX,Y,θの各テーブルを備え、 前記XテーブルおよびYテーブルは、平面で直交する一
    方と他方に移動自在に設け、前記θテーブルは、垂直線
    を中心に回動する方向に回動自在に設け、 前記アライメント整合台のワーク当接面を上下に移動さ
    せる昇降機構とからなることを特徴とするアライメント
    整合台を備える請求項1または2に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記反転ステージは、ワークを載置して昇
    降駆動する昇降テーブルと、この昇降テーブルからワー
    クを受け取り保持してワークの表裏を反転する反転装置
    と、前記昇降テーブル上の反転済みワークの予備位置決
    めを行うプリアライメント機構を備える請求項1または
    2に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記反転装置は、ワークを吸着支持する吸
    着支持アームと、この吸着支持アームの一端を支持し回
    動させる回動支持部と、この回動支持部を往復移動させ
    る移動機構とからなる反転装置を備える請求項5に記載
    の露光装置。
  7. 【請求項7】 両面を露光するワークの一方面を予備位置
    決め機構により予備位置決めする第1工程と、予備位置
    決め済みワークを下焼枠上に保持し、第1アライメント
    整合台および撮像カメラにより位置決めを行う第2工程
    と、位置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に保持し位
    置決め確認したのち露光位置に搬送して露光を行う第3
    工程と、露光済みワークを下焼枠ごと受け取り搬送手段
    により第1アライメント整合台上に搬送する第4工程
    と、第1アライメント整合台上のワークをハンドラによ
    り反転機に受け渡す第5工程と、ワークを受け取った反
    転機がワークの表裏を反転すると共に、予備位置決め機
    構により予備位置決めする第工程と、予備位置決め済
    みワークを下焼枠上に保持し、第2アライメント整合台
    および撮像カメラにより位置決めを行う第工程と、位
    置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に保持し位置決め
    確認したのち露光位置に搬送して露光する第工程と、
    露光済みワークを下焼枠に保持した状態で受け取り搬送
    手段により第2アライメント整合台上に搬送する第
    程と、アライメント整合台上の両面露光済みワークを搬
    出する第10工程とからなるワークの露光方法。
  8. 【請求項8】 露光済みワークを受け取り保持し、保持し
    たワークの一端側を基準としてワークの他端側を垂直方
    向に立ち上げると共に、基準となる一端側を水平方向に
    移動させ、ワークの他端側を水平位置に降下させること
    でワークを反転するワークの反転方法を備える請求項7
    に記載のワークの露光方法。
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