JP2832233B2 - 車両用ロック装置のバネ装着装置 - Google Patents

車両用ロック装置のバネ装着装置

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JP2832233B2 JP32359792A JP32359792A JP2832233B2 JP 2832233 B2 JP2832233 B2 JP 2832233B2 JP 32359792 A JP32359792 A JP 32359792A JP 32359792 A JP32359792 A JP 32359792A JP 2832233 B2 JP2832233 B2 JP 2832233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ロック装置のバ
ネ装着装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の車両用ロック装置は、車体又は
扉のいずれか一方にストライカーを固定し、車体又は扉
のいずれか他方には前記ストライカーと係合して正回転
するラッチを持つロック装置本体を固定し、該本体には
前記ラッチの外周面に形成した係合段部に爪が係合して
前記ラッチの逆転を防止するラチェットを設けた構造で
ある。前記ラチェットを前記ラッチの係合段部に弾着係
合させるバネは、図1、図2のように圧縮コイルバネa
を用い、該圧縮コイルバネaを長さを縮めて、ラチェッ
トbと合成樹脂ボディの内壁cとの間に装着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記圧縮コイ
ルバネaは、図1の如くラチェットbとボディ凹部内壁
cとの間に長さを縮めて装着し、図2のようにカバープ
レートdを被せて蓋をしていたが、前記バネaは長さを
縮めると、図1の点線矢印のように上方に弧状に彎曲し
て飛出すことがあった。即ち、図1のように、バネaの
中央部を指先で押えて図2のように逆弧状に凹ませて凹
部の底面に弾着させ、安定したことを見計らってすばや
くカバープレートdを被せていたが、失敗してバネaが
飛び出すことがあり、厄介な作業の一つであった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、コイルバネの装着時の飛出し
を防止して、組立能率を高めることを目的としたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、スト
ライカー6と係合して回転するラッチ4および該ラッチ
4の外周面に形成したフル係合段部11に爪13が係合
して前記ラッチ4の逆転を防止するラチェット12を合
成樹脂製ボディ1の凹部2内に設け、前記ラチェット1
2に回動部分に形成したバネ弾着部16と該バネ弾着部
16と対峙する前記ボディ1の凹部2の内壁の一部に形
成したバネ弾着部17との間に圧縮コイルバネ15を長
さを縮めて装着したものにおいて、前記バネ弾着部1
6、17の両方か少なくともいずれか一方には、前記バ
ネ15の端部18の直径より幅の小さい挾持溝21を形
成した車両用ロック装置のバネ装着装置としたものであ
る。また、本発明は、前記において、前記挾持溝21
は、奥側に至るに従いテーパー状に狭くなる狭隘部20
を形成した車両用ロック装置のバネ装着装置としたもの
である。また、本発明は、前記において、前記挾持溝2
1の左右両側には、前記バネ15の端部18を左右側よ
り弾力的に挾持し得る弾力挾持片23を形成した車両用
ロック装置のバネ装着装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1はロック装置本体側の合成樹脂製ボディ、2は該ボデ
ィ1の表側に形成される凹部、3は前記ボディ1の表側
に当接されて固定される金属板よりなるカバープレー
ト、4は前記凹部2内に軸装されるラッチ、5は該ラッ
チ4を軸装する軸、6はストライカー、7は該ストライ
カー6の通るストライカー通路、8は前記ラッチ4の外
周に形成される前記ストライカー6が係合する係合溝、
9は前記ラッチ4を常時図8において右転させるように
付勢し開扉状態では前記係合溝8がストライカー通路7
の入口に臨むようにするバネで一端は前記ボディ1側に
弾着し他端は前記ラッチ4より突出るピンに弾着してい
る。10は前記ラッチ4の外周に形成したハーフ係合段
部、11は前記ラッチ4の外周に形成したフル係合段
部、12は前記ハーフ係合段部10と前記フル係合段部
11のいずれかに係合して前記ラッチ4の逆転を防止す
るラチェット、13は該ラチェット12の爪、14は前
記ラチェット12を軸装する軸である。
【0007】しかして、前記ラチェット12は、前記ラ
ッチ4の外周面にその爪13が常時弾着するようにバネ
を取付けるが、通常該バネには2通りあって、前記軸1
4の周りに巻いたねじりコイルバネ(トーションバネ)
を用いる場合と、図8のように、前記ラチェット12の
前記爪13の裏側のバネ弾着部16と該バネ弾着部16
と対峙する前記ボディ1の凹部2の内壁に形成したバネ
弾着部17との間に圧縮コイルバネを装着する場合との
2通りがあるが、本発明は、前記図8のとおり前記バネ
弾着部16、17の間に圧縮コイルバネ15を用いたも
のであり、前記バネ弾着部16、17の両方か少なくと
もいずれか一方に、前記圧縮コイルバネ15の端部18
の外径より幅の狭い挾持溝21を形成したものである。
【0008】該挾持溝21は、図6では、入口部19は
前記圧縮コイルバネ15の端部18と略同一幅である
が、奥側は次第に狭くなるテーパー状の狭隘部20とし
た例を図示しており、図7の実施例では、前記挾持溝2
1の両側に弾力挾持片23を置いてスリット22を設け
た例を図示してある。
【0009】なお、図6とか図7の構造に限定されず、
要は、圧縮コイルバネ15の端部18の直径より小さい
溝であれば効果は期待でき、また、バネ弾着部16、1
7の両方をそのようにすれば最も効果的であるが、少な
くともいずれか一方を圧縮コイルバネ15の端部18の
外径より幅の狭い挾持溝21にすれば、組立時のバネ跳
出し防止の効果はある。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。本発明は、以上の構成であ
るから、閉扉すると、ストライカー6はストライカー通
路7を通ってラッチ4の係合溝8に係合して前記ラッチ
4をバネ9の弾力に抗して左転させ、ラチェット12の
爪13は圧縮コイルバネ15の弾力で前記ラッチ4の外
周に形成したフル係合段部11に弾着係合してフルロッ
クする。
【0011】しかして、本発明は、前記ロック装置を組
立るときの前記圧縮コイルバネ15の装着手段について
特段の工夫をしたものであり、図3のようにバネ15の
一端を持って他端をラチェット12に形成したバネ弾着
部16の挾持溝21の上部に当てがい、当てがった端部
18の頭部分を上から指先で押し込むと、挾持溝21は
端部18の外径より幅の狭い狭隘部20が形成されてい
るので幾分小さく縮小して弾力的に嵌まり込む。この状
態になると、少々バネ15を縮小しても外れないから、
長さの方向を縮小させながらボディ1の凹部2の内壁に
形成した他方のバネ弾着部17の方に端部18を当てが
い頭部分を指先で押し込み、同時に中央部を凹ませて押
し付けると、バネ15の両端部18は挾持溝21に挟ま
って固定され、中央部は凹部2の底面に弾着し、少々の
衝撃では外れなくなる(図4)。
【0012】そこで、図5のように金属カバープレート
3を上から被せると、該プレート3の内面で、僅かに突
き出している端部18を完全に押し込んで、簡単に装着
することができる。なお、前記の場合、挾持溝21の作
用は、金属カバープレート3を上から被せるまでの圧縮
コイルバネ15の飛出し防止であるから、両側に設ける
と完全であるが、片側だけでも相当の効果はある。
【0013】また、図7の実施例では、バネ弾着部1
6、17には、圧縮コイルバネ15の端部18を左右側
から弾力的に挟むスリット22のある弾力挾持片23を
設けたので、前記バネ15の両端部18は弾力挾持片2
3により挟持固定され、圧縮コイルバネ15の中央部は
凹部2の底面に弾着し、少々の衝撃では外れなくなる。
【0014】
【発明の効果】従来公知の車両用ロック装置は、車体又
は扉のいずれか一方にストライカーを固定し、車体又は
扉のいずれか他方には前記ストライカーと係合して正回
転するラッチを持つロック装置本体を固定し、該本体に
は前記ラッチの外周面に形成した係合段部に爪が係合し
て前記ラッチの逆転を防止するラチェットを設けた構造
で、前記ラチェットを前記ラッチの係合段部に弾着係合
させるバネは、圧縮コイルバネaを用い、該圧縮コイル
バネaを長さを縮めて、ラチェットbと合成樹脂ボディ
の内壁cとの間に装着していたが、前記バネaは長さを
縮めると、図1の点線矢印のように上方に弧状に彎曲し
て飛出すことがあった。
【0015】しかるに、本発明は、ストライカー6と係
合して回転するラッチ4および該ラッチ4の外周面に形
成したフル係合段部11に爪13が係合して前記ラッチ
4の逆転を防止するラチェット12を合成樹脂製ボディ
1の凹部2内に設け、前記ラチェット12に回動部分に
形成したバネ弾着部16と該バネ弾着部16と対峙する
前記ボディ1の凹部2の内壁の一部に形成したバネ弾着
部17との間に圧縮コイルバネ15を長さを縮めて装着
したものにおいて、前記バネ弾着部16、17の両方か
少なくともいずれか一方には、前記バネ15の端部18
の直径より幅の小さい挾持溝21を形成した車両用ロッ
ク装置のバネ装着装置としたものであるから、バネ15
の一端を持ちバネ15の他端をラチェット12の爪13
の裏側に形成したバネ弾着部16の挾持溝21の上部に
当てがって指先で押し込むだくで一方の端部18を一方
の挾持溝21に簡単に嵌め込むことができ、ついでバネ
15の他方の端部18を長さを縮小させながら他方のバ
ネ弾着部17の上に当てがって押し込むことにより簡単
に装着でき、同時に中央部を凹ませるとバネ15は固定
され、少々の衝撃では外れなくなるので、組立が容易に
なる。また、前記において、前記挾持溝21は、奥側に
至るに従いテーパー状に狭くなる狭隘部20を形成した
ので、押込みの加減で挾持状態を調節することができ
る。また、前記挾持溝21は、前記バネ15の端部18
を左右側より弾力的に挾持し得るように弾力挾持片23
とした車両用ロック装置のバネ装着装置としたものであ
るから、前記バネ15の端部18は弾力挾持片23で挾
持するので一層挾持は強力である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知例の装着状態図。
【図2】 公知例の装着状態図。
【図3】 本発明の装着状態図。
【図4】 本発明の装着状態図。
【図5】 本発明の装着状態図。
【図6】 第1実施例断面図。
【図7】 第2実施例断面図。
【図8】 ロック装置本体の断面図。
【符号の説明】
1…合成樹脂製ボディ、2…凹部、3…カバープレー
ト、4…ラッチ、5…軸、6…ストライカー、7…スト
ライカー通路、8…挾持溝、9…バネ、10…ハーフ係
合段部、11…フル係合段部、12…ラチェット、13
…爪、14…軸、15…コイルバネ、16…先端突起、
17…周壁、18…両端、19…同一溝、20…狭隘
部、21…挾持溝、22…スリット、23…弾性挾持
片。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライカー6と係合して回転するラッ
    チ4および該ラッチ4の外周面に形成したフル係合段部
    11に爪13が係合して前記ラッチ4の逆転を防止する
    ラチェット12を合成樹脂製ボディ1の凹部2内に設
    け、前記ラチェット12に回動部分に形成したバネ弾着
    部16と該バネ弾着部16と対峙する前記ボディ1の凹
    部2の内壁の一部に形成したバネ弾着部17との間に圧
    縮コイルバネ15を長さを縮めて装着したものにおい
    て、前記バネ弾着部16、17の両方か少なくともいず
    れか一方には、前記バネ15の端部18の直径より幅の
    小さい挾持溝21を形成した車両用ロック装置のバネ装
    着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記挾持溝21は、
    奥側に至るに従いテーパー状に狭くなる狭隘部20を形
    成した車両用ロック装置のバネ装着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記挾持溝21の左
    右両側には、前記バネ15の端部18を左右側より弾力
    的に挾持し得る弾力挾持片23を形成した車両用ロック
    装置のバネ装着装置。
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