JP2772744B2 - 車両用ロック装置のバネ装着装置 - Google Patents
車両用ロック装置のバネ装着装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ロック装置のバ
ネ装着装置に関するものである。
ネ装着装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の車両用ロック装置は、車体又は
扉のいずれか一方にストライカーを固定し、車体又は扉
のいずれか他方に前記ストライカーと係合すると回転す
るラッチを持つロック装置本体を固定し、該本体には前
記ラッチの外周面に形成した係合段部に爪が係合して前
記ラッチの逆転を防止するラチェットを設けた構造であ
る。前記ラチェットを前記ラッチの係合段部に弾着係合
させるバネは、図1、図2のように圧縮コイルバネaを
用い、該圧縮コイルバネaの長さを縮めて、ラチェット
bと合成樹脂ボディの内壁cとの間に装着していた。
扉のいずれか一方にストライカーを固定し、車体又は扉
のいずれか他方に前記ストライカーと係合すると回転す
るラッチを持つロック装置本体を固定し、該本体には前
記ラッチの外周面に形成した係合段部に爪が係合して前
記ラッチの逆転を防止するラチェットを設けた構造であ
る。前記ラチェットを前記ラッチの係合段部に弾着係合
させるバネは、図1、図2のように圧縮コイルバネaを
用い、該圧縮コイルバネaの長さを縮めて、ラチェット
bと合成樹脂ボディの内壁cとの間に装着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記圧縮コイ
ルバネaは、図1の如くラチェットbとボディ凹部内壁
cとの間に長さを縮めて装着し、図2のようにカバープ
レートdを被せて蓋をしていたが、前記バネaは長さを
縮めて装着しようとすると、カバープレートdを被せる
以前に、図1の点線矢印のように上方に弧状に彎曲して
飛出すことがあった。即ち、バネaの中央部を指先で押
えて図2のように逆弧状に凹ませて凹部の底面に弾着さ
せ、安定したことを見計らってすばやくカバープレート
dを被せていたが、失敗してバネaが飛び出すことがあ
り、厄介な作業の一つであった。
ルバネaは、図1の如くラチェットbとボディ凹部内壁
cとの間に長さを縮めて装着し、図2のようにカバープ
レートdを被せて蓋をしていたが、前記バネaは長さを
縮めて装着しようとすると、カバープレートdを被せる
以前に、図1の点線矢印のように上方に弧状に彎曲して
飛出すことがあった。即ち、バネaの中央部を指先で押
えて図2のように逆弧状に凹ませて凹部の底面に弾着さ
せ、安定したことを見計らってすばやくカバープレート
dを被せていたが、失敗してバネaが飛び出すことがあ
り、厄介な作業の一つであった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、コイルバネの装着時の飛出し
を防止して、組立能率を高めることを目的としたもので
ある。
を防止して、組立能率を高めることを目的としたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、スト
ライカー6と係合して回転するラッチ4および該ラッチ
4の外周面に形成したフル係合段部10に爪12が係合
して前記ラッチ4の逆転を防止するラチェット11を合
成樹脂製ボディ1の凹部2内に設け、前記ラチェット1
1の回動部分に形成したラチェット側バネ弾着部14と
該バネ弾着部14と対峙する前記ボディ1の凹部2の内
壁の一部に形成したボディ側バネ弾着部15との間に圧
縮コイルバネ16を長さを縮めて装着したものにおい
て、前記ボディ側バネ弾着部15は、前記ラチェット側
バネ弾着部14よりの間隔の広い表側のボディ側仮保持
部19と、傾斜面26で連結される前記ラチェット側バ
ネ弾着部14よりの間隔の狭い奥側のボディ側本保持部
20との、2段構成とした車両用ロック装置のバネ装着
装置としたものである。また、本発明は、前記におい
て、前記ラチェット11の表側を合成樹脂17により包
囲し、該合成樹脂17の一部を延長させて前記ラチェッ
ト側バネ弾着部14に廂18を形成し、前記圧縮コイル
バネ16の他端22側は前記廂18の下側に挿入嵌合す
るようにした車両用ロック装置のバネ装着装置としたも
のである。また、本発明は、前記において、前記ラチェ
ット11の表側を合成樹脂17により包囲し、該合成樹
脂17の一部を延長させて前記ボディ側仮保持部19に
対峙するラチェット側仮保持部24と、前記ボディ側本
保持部20に対峙するラチェット側本保持部25を形成
した車両用ロック装置のバネ装着装置としたものであ
る。また、本発明は、前記において、前記凹部2の表側
に被せる金属製カバープレート3には、前記ボディ側仮
保持部19に係合している前記圧縮コイルバネ16を押
し込む突起23を形成した車両用ロック装置のバネ装着
装置としたものである。また、本発明は、前記におい
て、前記圧縮コイルバネ16は、殆ど伸びた状態でボデ
ィ側仮保持部19に係合している車両用ロック装置のバ
ネ装着装置としたものである。
ライカー6と係合して回転するラッチ4および該ラッチ
4の外周面に形成したフル係合段部10に爪12が係合
して前記ラッチ4の逆転を防止するラチェット11を合
成樹脂製ボディ1の凹部2内に設け、前記ラチェット1
1の回動部分に形成したラチェット側バネ弾着部14と
該バネ弾着部14と対峙する前記ボディ1の凹部2の内
壁の一部に形成したボディ側バネ弾着部15との間に圧
縮コイルバネ16を長さを縮めて装着したものにおい
て、前記ボディ側バネ弾着部15は、前記ラチェット側
バネ弾着部14よりの間隔の広い表側のボディ側仮保持
部19と、傾斜面26で連結される前記ラチェット側バ
ネ弾着部14よりの間隔の狭い奥側のボディ側本保持部
20との、2段構成とした車両用ロック装置のバネ装着
装置としたものである。また、本発明は、前記におい
て、前記ラチェット11の表側を合成樹脂17により包
囲し、該合成樹脂17の一部を延長させて前記ラチェッ
ト側バネ弾着部14に廂18を形成し、前記圧縮コイル
バネ16の他端22側は前記廂18の下側に挿入嵌合す
るようにした車両用ロック装置のバネ装着装置としたも
のである。また、本発明は、前記において、前記ラチェ
ット11の表側を合成樹脂17により包囲し、該合成樹
脂17の一部を延長させて前記ボディ側仮保持部19に
対峙するラチェット側仮保持部24と、前記ボディ側本
保持部20に対峙するラチェット側本保持部25を形成
した車両用ロック装置のバネ装着装置としたものであ
る。また、本発明は、前記において、前記凹部2の表側
に被せる金属製カバープレート3には、前記ボディ側仮
保持部19に係合している前記圧縮コイルバネ16を押
し込む突起23を形成した車両用ロック装置のバネ装着
装置としたものである。また、本発明は、前記におい
て、前記圧縮コイルバネ16は、殆ど伸びた状態でボデ
ィ側仮保持部19に係合している車両用ロック装置のバ
ネ装着装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1はロック装置本体側の合成樹脂製ボディ、2は該ボデ
ィ1の表側に形成される凹部、3は前記ボディ1の表側
に当接されて固定される金属板よりなるカバープレー
ト、4は前記凹部2内に軸装されるラッチ、5は該ラッ
チ4を軸装する軸、6はストライカー、7は該ストライ
カー6の通るストライカー通路、8は前記ラッチ4の外
周に形成される前記ストライカー6が係合する係合溝、
9は前記ラッチ4の外周に形成したハーフ係合段部、1
0は前記ラッチ4の外周に形成したフル係合段部、11
は前記ハーフ係合段部9と前記フル係合段部10のいず
れかに係合して前記ラッチ4の逆転を防止するラチェッ
ト、12は該ラチェット11の爪、13は前記ラチェッ
ト11を軸装する軸である。
1はロック装置本体側の合成樹脂製ボディ、2は該ボデ
ィ1の表側に形成される凹部、3は前記ボディ1の表側
に当接されて固定される金属板よりなるカバープレー
ト、4は前記凹部2内に軸装されるラッチ、5は該ラッ
チ4を軸装する軸、6はストライカー、7は該ストライ
カー6の通るストライカー通路、8は前記ラッチ4の外
周に形成される前記ストライカー6が係合する係合溝、
9は前記ラッチ4の外周に形成したハーフ係合段部、1
0は前記ラッチ4の外周に形成したフル係合段部、11
は前記ハーフ係合段部9と前記フル係合段部10のいず
れかに係合して前記ラッチ4の逆転を防止するラチェッ
ト、12は該ラチェット11の爪、13は前記ラチェッ
ト11を軸装する軸である。
【0007】しかして、前記ラチェット11は、前記ラ
ッチ4の外周面にその爪12が常時弾着するようにバネ
を取付けるが、通常該バネには2通りあって、前記軸1
3の周りに巻いたねじりコイルバネ(トーションバネ)
を用いる場合と、前記ラチェット11の前記爪12の反
対側に形成したラチェット側バネ弾着部14と、該ラチ
ェット側バネ弾着部14と対峙する前記ボディ1の凹部
2の内壁に形成したボディ側バネ弾着部15との間に長
さを縮めて設けた圧縮コイルバネ16の2通りがある
が、本発明は、後者の圧縮コイルバネ16を用いたもの
であり、前記バネ弾着部14、15の構成について工夫
したものである。
ッチ4の外周面にその爪12が常時弾着するようにバネ
を取付けるが、通常該バネには2通りあって、前記軸1
3の周りに巻いたねじりコイルバネ(トーションバネ)
を用いる場合と、前記ラチェット11の前記爪12の反
対側に形成したラチェット側バネ弾着部14と、該ラチ
ェット側バネ弾着部14と対峙する前記ボディ1の凹部
2の内壁に形成したボディ側バネ弾着部15との間に長
さを縮めて設けた圧縮コイルバネ16の2通りがある
が、本発明は、後者の圧縮コイルバネ16を用いたもの
であり、前記バネ弾着部14、15の構成について工夫
したものである。
【0008】即ち、前記ラチェット11は金属製である
から、不快音防止のため、その表側の一部を合成樹脂1
7で包囲しているが、該合成樹脂17を利用して、前記
ラチェット側バネ弾着部14の部分には、一部を延長さ
せた廂18を形成し、前記圧縮コイルバネ16の他端2
2は前記廂18の下側に嵌合するようにする。他方ボデ
ィ側バネ弾着部15の方は、前記ラチェット側バネ弾着
部14よりの間隔の広い表側のボディ側仮保持部19と
傾斜面26で連結される間隔の狭い奥側のボディ側本保
持部20を2段に形成する。
から、不快音防止のため、その表側の一部を合成樹脂1
7で包囲しているが、該合成樹脂17を利用して、前記
ラチェット側バネ弾着部14の部分には、一部を延長さ
せた廂18を形成し、前記圧縮コイルバネ16の他端2
2は前記廂18の下側に嵌合するようにする。他方ボデ
ィ側バネ弾着部15の方は、前記ラチェット側バネ弾着
部14よりの間隔の広い表側のボディ側仮保持部19と
傾斜面26で連結される間隔の狭い奥側のボディ側本保
持部20を2段に形成する。
【0009】なお、前記圧縮コイルバネ16はボディ側
仮保持部19に係合したときは、殆ど伸びた状態にする
こともある。また、図9〜図11に図示したものは第2
実施例であり、前記ラチェット11の表側を合成樹脂1
7により包囲し、該合成樹脂17の一部を延長させて前
記ボディ側仮保持部19に対峙するラチェット側仮保持
部24と、前記ボディ側本保持部20に対峙するラチェ
ット側本保持部25を形成したものである。
仮保持部19に係合したときは、殆ど伸びた状態にする
こともある。また、図9〜図11に図示したものは第2
実施例であり、前記ラチェット11の表側を合成樹脂1
7により包囲し、該合成樹脂17の一部を延長させて前
記ボディ側仮保持部19に対峙するラチェット側仮保持
部24と、前記ボディ側本保持部20に対峙するラチェ
ット側本保持部25を形成したものである。
【0010】
【作用】本発明は、以上の構成であるから、閉扉する
と、ストライカー6はストライカー通路7を通ってラッ
チ4の係合溝8に係合して前記ラッチ4をバネの弾力に
抗して左転させ、ラチェット11の爪12は圧縮コイル
バネ16の弾力で前記ラッチ4の外周に形成したフル係
合段部10に弾着係合してフルロックする。
と、ストライカー6はストライカー通路7を通ってラッ
チ4の係合溝8に係合して前記ラッチ4をバネの弾力に
抗して左転させ、ラチェット11の爪12は圧縮コイル
バネ16の弾力で前記ラッチ4の外周に形成したフル係
合段部10に弾着係合してフルロックする。
【0011】しかして、本発明は、前記ロック装置を組
立るときの前記圧縮コイルバネ16の飛出しを防止につ
いて特段の工夫をしたものであり、図4のようにバネ1
6の一端21を持って他端22をラチェット11のラチ
ェット側バネ弾着部14に形成した合成樹脂の廂18の
内側に嵌合させる。この状態で前記圧縮コイルバネ16
の一端21側を、ボディ側バネ弾着部15のボディ側仮
保持部19に係合させるが、前記圧縮コイルバネ16の
他端22が廂18の内側に嵌合しているので、外れにく
く飛出さない。
立るときの前記圧縮コイルバネ16の飛出しを防止につ
いて特段の工夫をしたものであり、図4のようにバネ1
6の一端21を持って他端22をラチェット11のラチ
ェット側バネ弾着部14に形成した合成樹脂の廂18の
内側に嵌合させる。この状態で前記圧縮コイルバネ16
の一端21側を、ボディ側バネ弾着部15のボディ側仮
保持部19に係合させるが、前記圧縮コイルバネ16の
他端22が廂18の内側に嵌合しているので、外れにく
く飛出さない。
【0012】そこで、図5のように、上から前記圧縮コ
イルバネ16を押すと、図6のように嵌合するので、上
方からカバープレート3を被せると、前記一側21はカ
バープレート3の凸部23で押し込まれるものである。
イルバネ16を押すと、図6のように嵌合するので、上
方からカバープレート3を被せると、前記一側21はカ
バープレート3の凸部23で押し込まれるものである。
【0013】図9〜図11に図示した第2実施例は、前
記圧縮コイルバネ16は、ラチェット11の表側の合成
樹脂17の一部を延長させて形成したラチェット側仮保
持部24と前記ボディ側仮保持部19の間で保持され
る。
記圧縮コイルバネ16は、ラチェット11の表側の合成
樹脂17の一部を延長させて形成したラチェット側仮保
持部24と前記ボディ側仮保持部19の間で保持され
る。
【0014】
【発明の効果】前記のとおり、車両用ロック装置のラッ
チの逆転を防止するラチェットは、圧縮コイルバネによ
りラッチに弾着されているが、該圧縮コイルバネaは長
さを縮めて装着するので飛び出すことがあり、厄介な作
業の一つであった。しかるに、本発明は、ストライカー
6と係合して回転するラッチ4および該ラッチ4の外周
面に形成したフル係合段部10に爪12が係合して前記
ラッチ4の逆転を防止するラチェット11を合成樹脂製
ボディ1の凹部2内に設け、前記ラチェット11の回動
部分に形成したラチェット側バネ弾着部14と該バネ弾
着部14と対峙する前記ボディ1の凹部2の内壁の一部
に形成したボディ側バネ弾着部15との間に圧縮コイル
バネ16を長さを縮めて装着したものにおいて、前記ボ
ディ側バネ弾着部15は、前記ラチェット側バネ弾着部
14よりの間隔の広い表側のボディ側仮保持部19と、
傾斜面26で連結される前記ラチェット側バネ弾着部1
4よりの間隔の狭い奥側のボディ側本保持部20との、
2段構成とした車両用ロック装置のバネ装着装置とした
ものであるから、前記圧縮コイルバネ16は比較的安定
してボディ側仮保持部19に装着され、組立作業能率を
大幅に向上できる。また、本発明は、前記において、前
記ラチェット11の表側を合成樹脂17により包囲し、
該合成樹脂17の一部を延長させて前記ラチェット側バ
ネ弾着部14に廂18を形成し、前記圧縮コイルバネ1
6の他端22側は前記廂18の下側に挿入嵌合するよう
にした車両用ロック装置のバネ装着装置としたものであ
るから、前記圧縮コイルバネ16の他端22側は廂18
の下側に挿入嵌合させることにより外れないようにする
ことができる。また、本発明は、前記において、前記ラ
チェット11の表側を合成樹脂17により包囲し、該合
成樹脂17の一部を延長させて前記ボディ側仮保持部1
9に対峙するラチェット側仮保持部24と、前記ボディ
側本保持部20に対峙するラチェット側本保持部25を
形成した車両用ロック装置のバネ装着装置としたもので
あるから、前記圧縮コイルバネ16をボディ側仮保持部
19とラチェット側仮保持部24との間で、仮保持する
ことができる。また、本発明は、前記において、前記凹
部2の表側に被せる金属製カバープレート3には、前記
ボディ側仮保持部19に係合している前記圧縮コイルバ
ネ16を押し込む突起23を形成した車両用ロック装置
のバネ装着装置としたものであるから、装着は容易であ
る。また、本発明は、前記において、前記圧縮コイルバ
ネ16は、殆ど伸びた状態でボディ側仮保持部19に係
合している車両用ロック装置のバネ装着装置としたもの
であるから、圧縮コイルバネ16の飛び出しを防止でき
る。
チの逆転を防止するラチェットは、圧縮コイルバネによ
りラッチに弾着されているが、該圧縮コイルバネaは長
さを縮めて装着するので飛び出すことがあり、厄介な作
業の一つであった。しかるに、本発明は、ストライカー
6と係合して回転するラッチ4および該ラッチ4の外周
面に形成したフル係合段部10に爪12が係合して前記
ラッチ4の逆転を防止するラチェット11を合成樹脂製
ボディ1の凹部2内に設け、前記ラチェット11の回動
部分に形成したラチェット側バネ弾着部14と該バネ弾
着部14と対峙する前記ボディ1の凹部2の内壁の一部
に形成したボディ側バネ弾着部15との間に圧縮コイル
バネ16を長さを縮めて装着したものにおいて、前記ボ
ディ側バネ弾着部15は、前記ラチェット側バネ弾着部
14よりの間隔の広い表側のボディ側仮保持部19と、
傾斜面26で連結される前記ラチェット側バネ弾着部1
4よりの間隔の狭い奥側のボディ側本保持部20との、
2段構成とした車両用ロック装置のバネ装着装置とした
ものであるから、前記圧縮コイルバネ16は比較的安定
してボディ側仮保持部19に装着され、組立作業能率を
大幅に向上できる。また、本発明は、前記において、前
記ラチェット11の表側を合成樹脂17により包囲し、
該合成樹脂17の一部を延長させて前記ラチェット側バ
ネ弾着部14に廂18を形成し、前記圧縮コイルバネ1
6の他端22側は前記廂18の下側に挿入嵌合するよう
にした車両用ロック装置のバネ装着装置としたものであ
るから、前記圧縮コイルバネ16の他端22側は廂18
の下側に挿入嵌合させることにより外れないようにする
ことができる。また、本発明は、前記において、前記ラ
チェット11の表側を合成樹脂17により包囲し、該合
成樹脂17の一部を延長させて前記ボディ側仮保持部1
9に対峙するラチェット側仮保持部24と、前記ボディ
側本保持部20に対峙するラチェット側本保持部25を
形成した車両用ロック装置のバネ装着装置としたもので
あるから、前記圧縮コイルバネ16をボディ側仮保持部
19とラチェット側仮保持部24との間で、仮保持する
ことができる。また、本発明は、前記において、前記凹
部2の表側に被せる金属製カバープレート3には、前記
ボディ側仮保持部19に係合している前記圧縮コイルバ
ネ16を押し込む突起23を形成した車両用ロック装置
のバネ装着装置としたものであるから、装着は容易であ
る。また、本発明は、前記において、前記圧縮コイルバ
ネ16は、殆ど伸びた状態でボディ側仮保持部19に係
合している車両用ロック装置のバネ装着装置としたもの
であるから、圧縮コイルバネ16の飛び出しを防止でき
る。
【図1】 公知例のバネ装着状態図。
【図2】 公知例のバネ装着状態図。
【図3】 本発明の正面図。
【図4】 本発明のバネ装着状態図。
【図5】 本発明のバネ装着状態図。
【図6】 本発明のバネ装着状態図。
【図7】 本発明のバネ装着状態図。
【図8】 本発明のボディ側バネ弾着部側の正面図。
【図9】 第2実施例の分解図。
【図10】第2実施例の組立図。
【図11】第2実施例の出荷時の状態図。
1…合成樹脂製ボディ、2…凹部、3…カバープレー
ト、4…ラッチ、5…軸、6…ストライカー、7…スト
ライカー通路、8…挾持溝、9…バネ、9…ハーフ係合
段部、10…フル係合段部、11…ラチェット、12…
爪、13…軸、14…ラチェット側バネ弾着部、15…
ボディ側バネ弾着部、16…圧縮コイルバネ、17…合
成樹脂、18…廂、19…ボディ側仮保持部、20…ボ
ディ側本保持部、21…一端、22…他端、23…凸
部、24…ラチェット側仮保持部、25…ラチェット側
本保持部、26…傾斜面。
ト、4…ラッチ、5…軸、6…ストライカー、7…スト
ライカー通路、8…挾持溝、9…バネ、9…ハーフ係合
段部、10…フル係合段部、11…ラチェット、12…
爪、13…軸、14…ラチェット側バネ弾着部、15…
ボディ側バネ弾着部、16…圧縮コイルバネ、17…合
成樹脂、18…廂、19…ボディ側仮保持部、20…ボ
ディ側本保持部、21…一端、22…他端、23…凸
部、24…ラチェット側仮保持部、25…ラチェット側
本保持部、26…傾斜面。
Claims (5)
- 【請求項1】 ストライカー6と係合して回転するラッ
チ4および該ラッチ4の外周面に形成したフル係合段部
10に爪12が係合して前記ラッチ4の逆転を防止する
ラチェット11を合成樹脂製ボディ1の凹部2内に設
け、前記ラチェット11の回動部分に形成したラチェッ
ト側バネ弾着部14と該バネ弾着部14と対峙する前記
ボディ1の凹部2の内壁の一部に形成したボディ側バネ
弾着部15との間に圧縮コイルバネ16を長さを縮めて
装着したものにおいて、前記ボディ側バネ弾着部15
は、前記ラチェット側バネ弾着部14よりの間隔の広い
表側のボディ側仮保持部19と、傾斜面26で連結され
る前記ラチェット側バネ弾着部14よりの間隔の狭い奥
側のボディ側本保持部20との、2段構成とした車両用
ロック装置のバネ装着装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ラチェット11
の表側を合成樹脂17により包囲し、該合成樹脂17の
一部を延長させて前記ラチェット側バネ弾着部14に廂
18を形成し、前記圧縮コイルバネ16の他端22側は
前記廂18の下側に挿入嵌合するようにした車両用ロッ
ク装置のバネ装着装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記ラチェット11
の表側を合成樹脂17により包囲し、該合成樹脂17の
一部を延長させて前記ボディ側仮保持部19に対峙する
ラチェット側仮保持部24と、前記ボディ側本保持部2
0に対峙するラチェット側本保持部25を形成した車両
用ロック装置のバネ装着装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記凹部2の表側に
被せる金属製カバープレート3には、前記ボディ側仮保
持部19に係合している前記圧縮コイルバネ16を押し
込む突起23を形成した車両用ロック装置のバネ装着装
置。 - 【請求項5】 請求項1において、前記圧縮コイルバネ
16は、殆ど伸びた状態でボディ側仮保持部19に係合
している車両用ロック装置のバネ装着装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33972592A JP2772744B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 車両用ロック装置のバネ装着装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33972592A JP2772744B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 車両用ロック装置のバネ装着装置 |
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Family Applications (1)
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-
1992
- 1992-11-26 JP JP33972592A patent/JP2772744B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06158927A (ja) | 1994-06-07 |
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