JP2829861B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2829861B2 JP1053780A JP5378089A JP2829861B2 JP 2829861 B2 JP2829861 B2 JP 2829861B2 JP 1053780 A JP1053780 A JP 1053780A JP 5378089 A JP5378089 A JP 5378089A JP 2829861 B2 JP2829861 B2 JP 2829861B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、操縦安定性および耐久性を低下させずにロ
ードノイズの低減と耐摩耗性の向上を両立させた空気入
りタイヤ(以下、タイヤという)、特にラジアルタイヤ
に関する。
〔従来の技術〕
従来、走行するタイヤと路面との接触により発生する
ロードノイズに起因するタイヤの車内騒音を低減させる
手法として、トレッドゴムの硬度を下げ、トレッドゴム
の振動入力低減効果を高める方法が知られている。しか
しながら、単にトレッドゴムの硬度を低下させた場合
は、コーナリングフォースが低下して操縦安定性が低下
するほか、ゴム硬度の低下による耐摩耗性の悪化が著し
く、限られたゴム硬度のゴムしか適用できなかった。
また、これら諸特性を満たすため、キャップトレッド
ゴムとして異種のゴムを組み合わせて適用する提案がな
されているが、タイヤの燃費性やウエット性能等の維持
が困難となり、一般的な手法ではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、操縦安定性および耐久性を低下させ
ずに車内騒音(ロードノイズ)の低下と耐摩耗性の向上
を両立させたタイヤを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、空気入りタイヤにおいて、タイヤサイズ表
示の断面幅呼び(S.W)に対する実接地幅(G.C.W)比
(G.C.W/S.W)が0.73〜0.80であり、かつキャップトレ
ッドゴムの25℃におけるJIS硬度(Hs)を50以上、58未
満としたことを特徴とする。
ここでタイヤの実接地幅は、JATMAに規定する正規リ
ムに装着し、正規の空気内圧を充填し、正規荷重を負荷
した場合の値であり、キャップトレッドゴムの25℃にお
けるJIS硬度(Hs)はJIS K 6301に規定されているゴム
硬度試験法に準拠じて測定した値である。
以下、図面に基づいて本発明のタイヤを詳細に説明す
る。
図は、本発明のタイヤの1例を示す子午線方向半断面
図であり、図に示す通り、左右一対のビード部1,1間に
カーカス層2が装架され、カーカス層2とキャップトレ
ッド3との間に複数層のベルト層4がタイヤ周方向に環
状に配置されている。
本発明タイヤは、図に示すタイヤのキャップトレッド
3を25℃におけるJIS硬度(Hs)が50以上、58未満のゴ
ムから構成すること並びにタイヤサイズ表示の断面幅呼
び(S.W)に対する実接地幅(G.C.W)比(G.C.W/S.W)
を0.73〜0.80の範囲内とすることを要件とする。
通常のタイヤのキャップトレッドゴムの前記25℃にお
けるJIS硬度(Hs)は少なくとも60以上であるのが一般
的であるが、本発明タイヤのキャップトレッドゴムは前
記比(G.C.W/S.W)との関係において操縦安定性を低下
させない範囲で騒音特性を改良するため、JIS硬度(H
s)を50以上、58未満としたことを特徴としている。
ここてJIS硬度が50未満の場合には耐摩耗性が極端に
低下するためタイヤ耐久寿命の面で好ましくなく、前記
比(G.C.W/S.W)が0.73未満の場合は操縦安定性が維持
できなくなるため好ましくない。
また、キャップトレッドゴムのJIS硬度(Hs)が58以
上ではロードノイズの低減の上で好ましくないし、前記
比(G.C.W/S.W)が0.80を越えると耐久性(ベルトセパ
レーション)の上で好ましくない。
このようなJIS硬度(Hs)を有するトレッドゴムは、
天然ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SB
R)、ブチルゴム等のトレッドゴムとして優れた物性を
有するゴム成分、カーボンブラック、イオウ、加硫促進
剤等の各種配合剤の種類、配合量等を調整することによ
り得ることができる。
以下、実施例に基づき本発明の効果を具体的に説明す
る。
従来例、実施例および比較例中、騒音性能(ロードノ
イズ)、耐摩耗性、操縦安定性は、次の方法により評価
した。
評価結果は従来例を100とする指数により表示した。
各性能は、その指数が大きい方が優れていることを示し
ている。
騒音性能(ロードノイズ): 空気圧が1.9Kgf/cm2、タイヤサイズの呼び幅が155サ
イズのタイヤについて、41/2J×13のリムを使用し、排
気量1.5の前部機関前輪駆動車(FF車)に装着して、
ある区間に設定された荒れた路面を一定速度(50Km/
時)で走行した場合の車内音を計測した。車内音の計測
位置は、運転者が着席したときの窓側耳付近であり、計
測位置における音圧レベルの高低でロードノイズを評価
した。
耐摩耗性: 前記騒音性能評価に使用したタイヤと同じタイヤを前
記FF車に装着し、一般舗装路を5万Km走行する前および
走行後のトレッド面主溝の深さをmm単位で測定し,その
テスト走行前後の測定値の平均値をもって摩耗量とし
た。この摩耗量により走行距離(5万Km)を除して摩耗
量1mm当たりの走行距離を算出した。
操縦安定性: 次の条件の室内コーナリング試験により、回転中のタ
イヤに所定のスリップアングルを与えて回転させた場合
のコーナリングフォースを測定し、コーナリングフォー
スの大きさにより操縦安定性とした。
空気圧:JIS設定常用圧=1.9Kgf/cm2 荷重:JIS設定常用荷重=385kg 速度:10Km/時 試験機:平板式コーナリング試験機。
従来例、実施例1〜2、比較例1〜4 図に示すタイヤにおいて、偏平比を70%(一定)、タ
イヤサイズ表示の断面幅呼び(S.W)に対する実接地幅
(G.C.W)比(G.C.W/S.W)とトレッドゴムのJIS硬度(H
s)を、それぞれ表に示す通り変更したタイヤサイズが1
55/70 R13(実接地面積80%一定)のタイヤを作成し
た。
これらのタイヤについて、騒音性能、耐摩耗性、コー
ナリングフォースを測定し、表に示す結果を得た。
上表から、実施例1および2のタイヤが騒音特性、耐
摩耗性および操縦安定性の面で優れていることが確認さ
れた。なお、比較例2のタイヤはこれらの諸特性が優れ
ているものの、耐久性の面で劣ることが判った。
また、本発明タイヤは耐摩耗性の面から偏平比が70%
以上のタイヤ、特に偏平比が70〜82%のタイヤに好適で
あり、さらにトレッドの実接地面積が65%以上の場合に
より顕著な効果が得られることが確認された。
ここでタイヤの実接地面積は、前記実接地幅と同様に
JATMAに規定されている正規リムに装着し、正規の空気
内圧を充填し、正規荷重を附加した場合の値である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、空気入りラジアルタイヤ、特に偏平
比が70%以上の偏平ラジアルタイヤの操縦安定性を損な
うことなしに、その騒音(ロードノイズ)を低減し、耐
摩耗性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明のタイヤのトレッドパターンの1例を示す
子午線方向半断面図である。 1……左右一対のビード部、2……カーカス層、3……
トレッド層、4……ベルト層4。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−110604(JP,A) 特開 昭61−229602(JP,A) 特開 昭61−64503(JP,A) 特開 昭63−297106(JP,A) 特開 昭64−60404(JP,A) 特開 昭64−66248(JP,A) 特開 昭57−194104(JP,A) 特開 昭60−169304(JP,A) 特開 昭59−124406(JP,A) 特開 昭60−169305(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 3/04 B60C 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤサイズ表示の断面幅の呼び(S.W)
    に対する実接地幅(G.C.W)比(G.C.W/S.W)が0.73〜0.
    80であり、かつキャップトレッドゴムの25℃におけるJI
    S硬度(Hs)を50以上、58未満としたことを特徴とする
    空気入りタイヤ。
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