JP2829741B2 - 防災設備 - Google Patents

防災設備

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JP2829741B2 JP11252389A JP11252389A JP2829741B2 JP 2829741 B2 JP2829741 B2 JP 2829741B2 JP 11252389 A JP11252389 A JP 11252389A JP 11252389 A JP11252389 A JP 11252389A JP 2829741 B2 JP2829741 B2 JP 2829741B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、受信機または中継器等の受信部から中継器
等の端末が制御命令を受信したときに、その制御命令に
従って防火戸等の被制御機器を制御する防災設備に関す
る。
[従来の技術] 上記防災設備、たとえば火災報知設備においては、被
制御機器の制御盤を兼ねた受信機が火災感知器から火災
信号を受信すると、火災発生場所に関する防火戸、ダン
パ、地区ベル等の被制御機器が接続されている中継器
(端末)に制御命令を送り、この中継器を介して上記被
制御機器を制御するように構成されている。
ところで、上記のような防災設備において、伝送エラ
ーまたは中継器内のマイクロコンピュータの暴走等によ
って、被制御機器を誤って制御することを防止する必要
がある。
これを防止するために、制御盤である受信機が同一制
御命令を複数回送出し、中継器(端末)は受信した複数
の制御令名が互いに同一であると判断したときに、正し
い制御命令を受信したと認識し、対応する被制御機器を
制御するように構成することが考えられている。
[発明が解決しようとする課題] 上記構成において、複数の受信制御命令を比較し、こ
れらが同一であれば、中継器(端末)が被制御機器を直
ちに制御するので、マイクロコンピュータに異常動作が
発生した場合には、誤制御を防止することができないと
いう問題がある。
[課題を解決する手段] 本発明は、受信機または中継器等の受信部から中継器
等の端末が制御命令を受信したときに、その制御命令に
従って防火戸等の被制御機器を制御する防災設備におい
て、同一の上記端末に、同一の所定制御命令を2回送出
する制御命令手段を上記受信部が有し、所定の上記端末
に上記受信部から2回送出される制御命令のうちの一方
の制御命令をそのまま受信する第1の受信手段と、所定
の上記端末に上記受信部から2回送出される制御命令の
うち他方の制御命令を反転して受信する第2の受信手段
と、上記第1の受信手段が受信した制御命令と、上記第
2受信手段が受信し、反転した制御命令とを演算処理
し、その演算結果が所定値であるときに、その制御命令
の内容を識別し、該当する被制御機器に制御信号を出力
する命令手段とを上記端末が有する防災設備である。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
この実施例は、受信部の一例としての火災受信機RE
に、複数の中継器T1、T2、…Tnが接続されたものであ
る。火災受信機REは、マイクロプロセッサMPU1と、ROM1
1〜ROM13、RAM11と、送受信部TRX1と、表示部DPと、操
作部OPと、インタフェースIF11〜IF13とを有する。
ROM11は、第3図にフローチャートで示すプログラム
を記憶する領域である。ROM12は、端末としての中継器T
1〜Tnの各番号(各アドレス)、端末の種別(火災感知
器等が接続された監視用端末、被制御機器が接続された
制御用端末等の種類)、端末に対応した地区番号等の端
末マップテーブルの記憶領域である。ROM13は、火災等
の異常を検出した端末に応じて、制御すべき端末とその
制御内容(地区ベルの鳴動、防火戸の閉鎖、排煙ダンパ
の開等の制御内容)とを記憶した連動制御テーブルの記
憶領域である。RAM11は、作業領域である。
表示部DPは、CRT、表示灯等を有し、操作部OPは、制
御用スイッチ等の各種スイッチを有するものであり、送
受信部TRX1は、並直列変換器、送信回路、受信回路、直
並列変換器等を有するものである。
中継器T1は、制御用端末または監視用端末として働
き、この点で、中継器T2〜Tnは、中継器T1と同様であ
る。なお、第1図の中継器T1は、制御用端末として示し
てある。
中継器T1は、マイクロプロセッサMPU2と、ROM21、ROM
22と、RAM21〜RAM25と、鳴動制御回路LACと、排煙ダン
パ制御回路ERCと、応答信号検出回路ERRと、送受信部TR
X2と、インタフェースIF21〜IF24とを有する。なお、中
継器T1には、地区音響装置としての地区ベルBと、排煙
ダンパMDとが接続されている。
ROM21は、第4図にフローチャートで示すプログラム
の記憶領域であり、ROM22は、自己アドレス等の記憶領
域である。
RAM21は、作業領域であり、RAM22は、火災受信機REか
ら1回目に受信した制御命令(制御コード)の記憶領域
であり、RAM23は、2回目に受信した制御命令(制御コ
ード)の記憶領域である。RAM24は、比較を行なうため
にRAM22の記憶内容を再格納する記憶領域であり、RAM25
は、RAM23に記憶した制御命令を反転した反転制御命令
(反転制御コード)の記憶領域である。
送受信部TRX2は、送受信部TRX1と同様のものである。
応答信号検出回路ERRは、被制御機器(第1図におい
ては排煙ダンパMD)の応答信号(たとえば開信号)を検
出する回路であり、比較器等を有するものである。
第2図は、上記実施例における中継器T1のIF22と鳴動
制御回路LACとの一例を示す回路図である。
インタフェースIF22において、出力ポートP1〜P3は、
マイクロプロセッサMPU2の出力ポートであり、インバー
タIV1〜IV3は、出力ポートP1〜P3がオフ状態のときにH
出力を生じるものであり、ホトカプラPC1〜PC3は、マイ
クロプロセッサMPU2の内部電源と、地区ベルB等の制御
用の外部電源とを電気的に分離するものである。
鳴動制御回路LACにおいて、地区ベル鳴動制御用リレ
ーLRは、起動コイルSと復帰コイルRとを有し、制御用
電源線L2を介して受信機REから供給される電流を地区ベ
ルBに供給するリレーであり、接点LR1は、リレーLRの
接点である。
トランジスタTR4は、ホトカプラPC1によって制御さ
れ、リレーLRの起動用コイルSに起動電流を供給するス
イッチング素子であり、トランジスタTR5は、ホトカプ
ラPC2によって制御され、リレーLRの復帰用コイルRに
復帰電流を供給するスイッチング用素子である。
なお、排煙ダンパMDが羽根(ダンパ)を開放、閉鎖す
る開閉式のモータダンパである場合には、鳴動制御回路
LACと同様の回路を排煙ダンパ制御回路ERCに2組設け、
その一方の回路には、ダンパを解放させるように排煙ダ
ンパMDのモータを正転させるために使用し、他方の組の
回路には、ダンパを閉鎖させるように排煙ダンパMDのモ
ータを逆転させるために使用する。
ここで、RAM22は、受信部から受信した自己に対する
制御命令を記憶する第1記憶手段の一例であり、RAM25
は、制御命令を反転して記憶する第2記憶手段の一例で
あり、MPU2は、上記第1記憶手段の記憶内容と上記第2
記憶手段の記憶内容とを演算処理し、その演算結果が所
定値であるときに、その制御命令の内容を識別し、該当
する被制御機器に制御信号を出力する命令手段の一例で
ある。
また、送受信部TRX1は、同じ端末に所定制御命令を複
数回、送出する制御命令送出手段の一例であり、RAM2
2、RAM23とは、受信部から複数回、受信した制御命令を
個別に記憶する第1記憶手段の一例であり、RAM25は、
受信した複数の制御命令のうち少なくとも1つを反転し
て記憶する第2記憶手段の一例である。さらに、MPU2
は、第1記憶手段に記憶された複数の制御命令が同一か
否かを判別する受信信号判別手段の一例であり、また、
この受信信号判別手段が同一であると判別したときに、
上記第1記憶手段の記憶内容のうちの1つと上記第2記
憶手段の記憶内容とを演算処理し、その演算結果が所定
値であるときに、上記制御命令の内容を識別し、該当す
る被制御機器に制御信号を出力する命令制御手段の一例
でもある。
さらに、上記制御命令送出手段は、上記制御命令を送
出する第1送出手段と、この第1送出手段の送出後に上
記端末から受信した返送命令が上記第1送出手段が送出
した制御命令と同じであるときに、上記制御命令を再送
出する第2送出手段とを有するものであり、上記第1記
憶手段は、自己に対する制御命令を上記第1送出手段か
ら受信したときに、受信した制御命令を受信部に返送す
る制御命令返送手段を有する。
次に、上記実施例の動作について説明する。
第3図は、上記実施例における火災受信機REの動作を
示すフローチャートである。
第4図(1)、(2)は、上記実施例における制御端
末である中継器T1の動作を示すフローチャートである。
第5図は、第4図に示すフローチャート中で用いられ
る制御用プログラムの動作を示すフローチャートであ
る。
なお、第5図において、鳴動制御回路LACに対するフ
ローチャートを示してあり、排煙ダンパ制御回路ERCに
対するフローチャートを省略してある。また、火災受信
機REは、中継器T1〜Tnのそれぞれに対して、同じ内容の
制御命令を複数回、送信する。
まず、火災受信機REは、初期設定を行ない(S1)、中
継器の番号nを「1」にセットし(S2)、n番端末(中
継器)に状態情報返送命令を送出し(S3)、その中継器
から信号を受信し、それが制御端末からのものであれば
(S4、S5)、状態変化があったときにその状態変化を表
示する(S6、S7)。
一方、火災受信機REが信号を受信したときに監視端末
からのものであり(S5)、その受信した信号が火災信号
であれば(S8)、火災地区を表示し(S9)、制御が必要
であるか否かを判断する(S10)。制御が必要である場
合には、ROM13から端末番号kと制御内容とを読出し、
そのk番端末に制御命令を送出し(S11、S12)、返送信
号を受け(S13)、命令が一致すれば(S14)、k番端末
に制御命令を再送出する(S15)。
上記動作を中継器Tnまで各中継器に対して実行し(S1
6、S17)、中継器Tnに対して上記動作を行なった後に、
中継器T1に戻り、それらの動作を繰返す。
ところで、中継器は、初期設定を行ない(S21)、中
継器(たとえば中継器T1)が、受信機REから命令を受信
し(S22)、自己アドレスと同じであったときに状態情
報の要求があれば(S22、S23、S24)、応答信号検出回
路ERRの状態を読取り、送出し(S25)、S22に戻る。
一方、受信機REからの受信信号が自己アドレスであ
り、状態情報の要求命令でなければ(S24)、受信した
1回目の制御命令(たとえば、地区ベルBを鳴動させる
鳴動命令)をRAM22に格納し、その受信した制御命令と
自己アドレスとを受信機REに送出する(S26、S27)。こ
のときに所定時間内に受信信号があり(S28、S29)、そ
の受信信号が自己アドレスであれば(S30)、その受信
した制御命令をRAM23に格納し、RAM22に記憶した1回目
の受信制御命令とRAM23に記憶した2回目の受信制御命
令とを比較する(S23)。これらのコードが一致してい
る場合には、RAM22に記憶してある1回目に受信した制
御命令をRAM24に格納し(S33)、RAM23に記憶してある
2回目の受信制御命令を反転し、この反転コードをRAM2
5に格納し(S34)、制御フラグを立てる(S35)。
つまり、RAM22の制御命令とRAM23の制御命令とが一致
しているか否かに応じて、伝送エラーが生じているか否
かを判断する。なお、伝送エラーに問題がない場合に
は、受信機REから端末への制御命令の伝送回数を1回に
してもよく、この場合にはRAM22を省略することができ
る。
RAM22の内容とRAM23の内容とを比較することによって
受信段階の動作が終了する。
受信段階で制御命令を受信したことを判断すると、次
に制御段階に移行する。
制御段階では、まず、端末が誤動作を行なっているか
否かを判別する。すなわち、RAM22に記憶されている1
回目の受信制御命令を読出し、RAM24に格納し(S33)、
RAM23に記憶してある2回目の受信制御命令を読出し、
その反転制御命令を作り、その反転制御命令をRAM25に
格納する(S34)。その後、制御フラグを立て(S35)、
制御フラグがなければ(S36)、RAM23、RAM24、RAM25、
制御フラグをクリア(S37、S38)し、S22に戻る。一
方、制御フラグがあれば(S36)、サブPROGに進む(S4
0)。
第4図(2)に示すように、上記サブPROG(S40)に
おいて、制御フラグがあれば(S41)、RAM24に記憶して
ある1回目の受信制御命令とRAM25に記憶してある反転
制御命令とを読出し、それらの論理和を求める(S4
2)。この論理和のビットが全て「1」であれば(S4
3)、RAM23(またはRAM22)から制御命令を読出し、こ
の読出した制御命令に従って、被制御機器を実制御する
(S44)。
なお、上記論理和のビットが全て「0」等のように、
他の所定値である場合に、上記制御命令に従って、被制
御機器を実制御するようにしてもよい。さらに、RAM24
に記憶してある1回目の受信制御命令とRAM25に記憶し
てある反転制御命令とを読出した場合、論理積等、他の
論理演算を行なうようにしてもよく、このときに、ビッ
ト単位で論理演算を行なってもよく、コード単位で論理
演算を行なってもよい。
上記のように、被制御機器を制御するときに、受信し
た制御命令の反転制御命令を作成し、作成した反転制御
命令と受信制御命令とを論理和、論理積等による比較照
合を行ない、所定の結果を得たときのみ、実制御を行な
うようにしたので、端末が受信した制御命令を正しく信
号処理できたか否かを中継器が自己チェックできるとと
もに、端末である中継器がマイクロコンピュータを用い
ている場合には、そのマイクロコンピュータ(MPU2)の
暴走による制御をかなりの確率で防止することができ
る。
ところで、上記実制御(S44)に移ると、第5図に示
すように、まず、RAM22またはRAM23に記憶されている制
御命令を解読し(S50)、何の制御かを判別する。
制御命令が鳴動命令であれば(S51)、MPU2はIF22の
出力ポートP1をオン(ハイ)にセットし(S52)、トラ
ンジスタTR1をオンし、ホトカプラPC1を介してトランジ
スタTR4がオンし、リレーLRの起動コイルSへ起動電流
を供給することが可能な状態になる。
次に、所定時間経過後(S53)、すなわち、リレーLR
への起動電流の供給可能状態が安定するのに必要な時間
(たとえば1ms)経過後、MPU2はIF22の出力ポートP3を
オンにセットし(S54)、トランジスタTR3がオンし、ホ
トカプラPC3のホトトランジスタを介して、リレーLRの
起動コイルSに起動電流が流れ、接点LR1がオンし、地
区ベルBに電流が流れ、地区ベルBが鳴動する。
接点LR1がオンするのに必要な所定時間(たとえば10m
s)経過後(S55)、MPU2は出力ポートP3をオフ(ロー)
にセットする(S56)。これによって、ホトカプラPC3が
オフし、リレーLRの起動コイルSには起動電流が流れな
くなる。そして、所定時間(たとえば1ms)経過後(S5
7)、出力ポートP1をオフにセットし(S58)、トランジ
スタTR4をオフにし、リターンする。
一方、受信した制御命令が鳴動命令ではなく(S5
1)、鳴動停止命令であれば(S61)、MPU2は、出力ポー
トP2をオンにセットし(S62)、ホトカプラPC2を介して
トランジスタTR5をオンし、リレーLRの復帰コイルRに
復帰電流を供給することが可能な状態にし、所定時間経
過後(S63)、出力ポートP3をオンにセットし(S64)、
ホトカプラPC3を介して、復帰コイルRに復帰電流を流
し、接点LR1がオフする。これによって、地区ベルBに
は電流が供給されなくなり、鳴動を停止する。
この接点LR1の復帰に必要な時間(たとえば10ms)が
経過した後(S65)、出力ポートP3をオフにセットし(S
66)、トランジスタTR3をオフし、リレーLRへの通電を
停止し、所定時間が経過した後(S67)、出力ポートP1
をオフにセットし、トランジスタTR5をオフする(S6
8)。
なお、出力ポートP1とP3とを同時にオフにセットする
ようにしてもよく、出力ポートP2とP3とを同時にオフに
セットするようにしてもよい。また、リレーLRの起動コ
イルS、復帰コイルRにそれぞれ起動電流、復帰電流を
供給する場合、単安定マルチバイブレータを使用するよ
うにしてもよい。この場合、リレーLRの起動コイルSと
復帰コイルRとをたとえば接地し、接地LR1のオン、オ
フに必要な時間だけ出力を生じる単安定マルチバイブレ
ータをトランジスタTR4、TR5に接続すればよい。
なお、上記実施例において、中継器T1に接続される被
制御機器として、地区ベルB、排煙ダンパMDを設けてあ
るが、防火戸、防火ダンパ、消火装置、避難誘導装置
等、他の被制御機器を接続するようにしてもよい。
また、中継器T1を火災等の監視用端末として使用する
場合には、RAM22〜RAM25と鳴動制御回路LACと排煙ダン
パ制御回路ERCとを除去し、火災信号、ガス漏れ信号等
の信号検出回路として火災感知器、ガス漏れ感知器等を
応答信号検出回路ERRに接続し、受信機REから呼出しを
受けたときに、応答信号検出回路ERRの信号検出状態
(火災信号またはガス漏れ信号)を読込み、受信機REに
送出するプログラムをROM21に記憶すればよい。
[発明の効果] 本発明は、受信機または中継器等の受信部から中継器
等の端末が制御命令を受信したときに、その制御命令に
従って防火戸等の被制御機器を制御する防災設備におい
て、マイクロコンピュータに異常動作が発生した場合
に、その誤制御を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。 第2図は、上記実施例における中継器T1のIF22と鳴動制
御回路LACとの一例を示す回路図である。 第3図は、上記実施例における火災受信機REの動作を示
すフローチャートである。 第4図(1)、(2)は、上記実施例における制御端末
である中継器T1の動作を示すフローチャートである。 第5図は、第4図に示すフローチャート中で用いられる
制御用プログラムの動作を示すフローチャートである。 RE……火災受信機、 T1〜Tn……中継器、 LAC……鳴動制御回路、 ERC……排煙ダンパ制御回路、 ERR……応答信号検出回路、 B……地区ベル、 MD……排煙ダンパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−275479(JP,A) 特開 昭61−52758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 17/00 G08B 23/00 530 G06F 15/21 H04L 1/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機または中継器等の受信部から中継器
    等の端末が制御命令を受信したときに、その制御命令に
    従って防火戸等の被制御機器を制御する防災設備におい
    て、 同一の上記端末に、同一の所定制御命令を2回送出する
    制御命令手段を上記受信部が有し、 所定の上記端末に上記受信部から2回送出される制御命
    令のうちの一方の制御命令をそのまま受信する第1の受
    信手段と; 所定の上記端末に上記受信部から2回送出される制御命
    令のうちの他方の制御命令を反転して受信する第2の受
    信手段と; 上記第1の受信手段が受信した制御命令と、上記第2受
    信手段が受信し、反転した制御命令とを演算処理し、そ
    の演算結果が所定値であるときに、その制御命令の内容
    を識別し、該当する被制御機器に制御信号を出力する命
    令手段と; を上記端末が有することを特徴とする防災設備。
  2. 【請求項2】受信機または中継器等の受信部から中継器
    等の端末が制御命令を受信したときに、その制御命令に
    従って防火戸等の被制御機器を制御する防災設備におい
    て、 同じ端末に所定制御命令を複数回、送出する制御命令送
    出手段を上記受信部が有し、 上記受信部から複数回、受信した制御命令を個別に記憶
    する第1記憶手段と; 上記受信した複数の制御命令のうちの少なくとも1つを
    反転して記憶する第2記憶手段と; 上記第1記憶手段に記憶された複数の制御命令が同一か
    否かを判別する受信信号判別手段と; この受信信号判別手段が同一であると判別したときに、
    上記第1記憶手段の記憶内容のうちの1つと上記第2記
    憶手段の記憶内容とを演算処理し、その演算結果が所定
    値であるときに、上記制御命令の内容を識別し、該当す
    る被制御機器に制御信号を出力する命令制御手段と; を上記端末が有することを特徴とする防災設備。
  3. 【請求項3】請求項(2)において、 上記制御命令送出手段は、上記制御命令を送出する第1
    送出手段と、この第1送出手段の送出後に上記端末から
    受信した返送命令が上記第1送出手段が送出した制御命
    令と同じであるときに、上記制御命令を再送出する第2
    送出手段とを有するものであり、 上記第1記憶手段は、自己に対する制御命令を上記第1
    送出手段から受信したときに、受信した制御命令を受信
    部に返送する制御命令返送手段を有するものであること
    を特徴とする防災設備。
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