JP2828587B2 - 車両用交流発電機の冷却用ファン - Google Patents
車両用交流発電機の冷却用ファンInfo
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- F04D29/28—Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps
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- H02K9/00—Arrangements for cooling or ventilating
- H02K9/02—Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine
- H02K9/04—Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium
- H02K9/06—Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium with fans or impellers driven by the machine shaft
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- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
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- F05D—INDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
- F05D2300/00—Materials; Properties thereof
- F05D2300/40—Organic materials
- F05D2300/44—Resins
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用交流発電機の回
転軸と一体回転して発熱部分を空冷する車両用交流発電
機の冷却用ファンに関する。
転軸と一体回転して発熱部分を空冷する車両用交流発電
機の冷却用ファンに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車等の車両の居住性を向上す
べく、エンジンルームを狭小化する傾向にある。このた
め、エンジンルーム内が高密度化し、車両用交流発電機
の小型化が要求されている。また、安全性の向上や高付
加価値化の点からエンジンルームの装置の電子制御化が
図られ、その消費電力が増大する傾向にある。このた
め、エンジンルーム内の高温化が促され、これに対処す
べく、車両用交流発電機の冷却性能の一層の向上が要求
されている。車両用交流発電機の冷却方式としては、回
転軸と共に冷却用ファンを回転させて、強制冷却させる
空冷式のものが一般に用いられている。
べく、エンジンルームを狭小化する傾向にある。このた
め、エンジンルーム内が高密度化し、車両用交流発電機
の小型化が要求されている。また、安全性の向上や高付
加価値化の点からエンジンルームの装置の電子制御化が
図られ、その消費電力が増大する傾向にある。このた
め、エンジンルーム内の高温化が促され、これに対処す
べく、車両用交流発電機の冷却性能の一層の向上が要求
されている。車両用交流発電機の冷却方式としては、回
転軸と共に冷却用ファンを回転させて、強制冷却させる
空冷式のものが一般に用いられている。
【０００３】図１１は、空冷式の車両用交流発電機を示
す断面図であり、図の右側を前側とし、左側を後側とし
て、図示しない車両用エンジンに配装される。符号１
は、回転軸であり、この回転軸１は、固定子鉄芯２に嵌
合固定された前ブラケット３と後ブラケット４との中央
部に取り付けられた軸受によって、回転自在に支持され
ている。そして、回転軸１の前端部にはプーリー５が取
り付けられ、プーリー５に巻回された図示しないベルト
によって、エンジン回転が回転軸１に伝達されるように
なっている。このような回転軸１には、周縁部に複数の
磁極爪部を有する磁極鉄芯６が固着されている。そし
て、この磁極鉄芯６の前，後面に冷却用ファン１００，
１００が固着されている。これにより、回転軸１と共に
磁極鉄芯６が回転すると、冷却用ファン１００が磁極鉄
芯６と一体回転するので、冷却用ファン１００の回転作
用によって、外気が吸気口７から機内に流入し、発熱部
分を冷却しながら機内を対流，循環して、排気口９から
流出するようになっている。
す断面図であり、図の右側を前側とし、左側を後側とし
て、図示しない車両用エンジンに配装される。符号１
は、回転軸であり、この回転軸１は、固定子鉄芯２に嵌
合固定された前ブラケット３と後ブラケット４との中央
部に取り付けられた軸受によって、回転自在に支持され
ている。そして、回転軸１の前端部にはプーリー５が取
り付けられ、プーリー５に巻回された図示しないベルト
によって、エンジン回転が回転軸１に伝達されるように
なっている。このような回転軸１には、周縁部に複数の
磁極爪部を有する磁極鉄芯６が固着されている。そし
て、この磁極鉄芯６の前，後面に冷却用ファン１００，
１００が固着されている。これにより、回転軸１と共に
磁極鉄芯６が回転すると、冷却用ファン１００が磁極鉄
芯６と一体回転するので、冷却用ファン１００の回転作
用によって、外気が吸気口７から機内に流入し、発熱部
分を冷却しながら機内を対流，循環して、排気口９から
流出するようになっている。
【０００４】従来、この種の車両用交流発電機の冷却用
ファンは、図９及び図１０に示すような構成になってい
た。図９は、従来の冷却用ファンを示す斜視図であり、
図１０は平面図である。この冷却用ファン１００は、発
電機の磁極鉄芯６に取り付けられる取付基板１０１と、
この取付基板１０１の周縁に列設された複数のファンブ
レード１０２と、このファンブレード１０２に一方の端
部に溶接されたリング状の金属製ファンガイド１０３と
で構成されている。ファンブレード１０２は、取付基板
１０１と一体的に形成されている。詳しくは、一枚の薄
状金属板をファンブレード１０２と取付基板１０１の形
状を残してプレス切断し、各ファンブレード１０２を取
付基板１０１に対して直角に起こすことにより、互に斜
行する複数のファンブレード１０２を形成している。す
なわち、一枚の金属板を切り起こして、複数のファンブ
レード１０２を形成していた。
ファンは、図９及び図１０に示すような構成になってい
た。図９は、従来の冷却用ファンを示す斜視図であり、
図１０は平面図である。この冷却用ファン１００は、発
電機の磁極鉄芯６に取り付けられる取付基板１０１と、
この取付基板１０１の周縁に列設された複数のファンブ
レード１０２と、このファンブレード１０２に一方の端
部に溶接されたリング状の金属製ファンガイド１０３と
で構成されている。ファンブレード１０２は、取付基板
１０１と一体的に形成されている。詳しくは、一枚の薄
状金属板をファンブレード１０２と取付基板１０１の形
状を残してプレス切断し、各ファンブレード１０２を取
付基板１０１に対して直角に起こすことにより、互に斜
行する複数のファンブレード１０２を形成している。す
なわち、一枚の金属板を切り起こして、複数のファンブ
レード１０２を形成していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用交流発電
機の冷却用ファン１００は、一枚の金属板を切り起こし
て、複数のファンブレード１０２を形成していたので、
ファンブレード１０２の断面形状が矩形状を呈してい
た。このため、このファンブレード１０２の回転によっ
て生じる風の流れに乱れが生じ、大きな騒音が発生する
という問題点があった。
機の冷却用ファン１００は、一枚の金属板を切り起こし
て、複数のファンブレード１０２を形成していたので、
ファンブレード１０２の断面形状が矩形状を呈してい
た。このため、このファンブレード１０２の回転によっ
て生じる風の流れに乱れが生じ、大きな騒音が発生する
という問題点があった。
【０００６】また、ファンブレード１０２は、発電機の
空隙８内の空気の流れを滑らかにし、かつ大きな風量を
得るように、ファンブレード１０２の幅Ｗや面積及び枚
数等が決められる。したがって、金属板の切り起こしに
よって、かかる条件を満たすためには、取付基板１０１
の半径を大きくしなければならない。しかし、冷却用フ
ァン１００が取り付けられる磁極鉄芯６の取付面積は一
定であり、取付基板１０１の半径をむやみに大きくする
ことはできないので、ファンブレード１０２の幅Ｗや面
積及び枚数の設定に制限が加わることになる。このた
め、切り起こしによってファンブレード１０２を形成す
る従来の冷却用ファン１００では、ファンブレード１０
２の幅Ｗや面積及び枚数のいずれかを少なくしなければ
ならないので、十分な風量を得るということができず、
冷却能力に劣るという問題点もあった。
空隙８内の空気の流れを滑らかにし、かつ大きな風量を
得るように、ファンブレード１０２の幅Ｗや面積及び枚
数等が決められる。したがって、金属板の切り起こしに
よって、かかる条件を満たすためには、取付基板１０１
の半径を大きくしなければならない。しかし、冷却用フ
ァン１００が取り付けられる磁極鉄芯６の取付面積は一
定であり、取付基板１０１の半径をむやみに大きくする
ことはできないので、ファンブレード１０２の幅Ｗや面
積及び枚数の設定に制限が加わることになる。このた
め、切り起こしによってファンブレード１０２を形成す
る従来の冷却用ファン１００では、ファンブレード１０
２の幅Ｗや面積及び枚数のいずれかを少なくしなければ
ならないので、十分な風量を得るということができず、
冷却能力に劣るという問題点もあった。
【０００７】さらに、取付基板１０１と複数のファンブ
レード１０２とファンガイド１０３とが全て金属で形成
されているので、冷却用ファン１００全体の重量が大き
く、このため、冷却用ファン１００を回転させるために
大きな動力を消費するという問題点もあった。
レード１０２とファンガイド１０３とが全て金属で形成
されているので、冷却用ファン１００全体の重量が大き
く、このため、冷却用ファン１００を回転させるために
大きな動力を消費するという問題点もあった。
【０００８】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、小型軽量で冷却能力が高く、し
かも静かに回転する車両用交流発電機の冷却用ファンを
提供することを目的とする。
ためになされたもので、小型軽量で冷却能力が高く、し
かも静かに回転する車両用交流発電機の冷却用ファンを
提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の車両用交流発電機の冷却用ファンは、車両
用交流発電機の回転軸と一体回転する取付基板と、この
取付基板の周縁部に沿って突設された、合成樹脂製で断
面流線形の複数のファンブレードとを備える車両用交流
発電機の冷却ファンであって、上記取付基板の周縁部に
おいて上記ファンブレードの取付位置に芯を突設し、上
記ファンブレードに形成した挿入孔を介して上記ファン
ブレードを上記芯に嵌め込み固定したものである。
め、本発明の車両用交流発電機の冷却用ファンは、車両
用交流発電機の回転軸と一体回転する取付基板と、この
取付基板の周縁部に沿って突設された、合成樹脂製で断
面流線形の複数のファンブレードとを備える車両用交流
発電機の冷却ファンであって、上記取付基板の周縁部に
おいて上記ファンブレードの取付位置に芯を突設し、上
記ファンブレードに形成した挿入孔を介して上記ファン
ブレードを上記芯に嵌め込み固定したものである。
【００１０】また、上記取付基板の周縁部に突設された
上記芯は細長状に形成され、上記挿入孔は上記ファンブ
レードの長径方向に沿って形成されるものである。
上記芯は細長状に形成され、上記挿入孔は上記ファンブ
レードの長径方向に沿って形成されるものである。
【００１１】さらに、上記複数のファンブレードの一方
の端部に位置決め用の第１係合部を設けると共に、別体
のファンガイドに、上記位置決め用の第１係合部に係合
しうる第２係合部を設け、この第２係合部を上記複数の
ファンブレードの位置決め用の第１係合部に係合させ
て、上記ファンガイドを上記基板に突設された芯に取付
固定したものである。
の端部に位置決め用の第１係合部を設けると共に、別体
のファンガイドに、上記位置決め用の第１係合部に係合
しうる第２係合部を設け、この第２係合部を上記複数の
ファンブレードの位置決め用の第１係合部に係合させ
て、上記ファンガイドを上記基板に突設された芯に取付
固定したものである。
【００１２】さらにまた、ファンガイドと上記ファンブ
レードとを合成樹脂で一体に成形し、上記挿入孔を介し
て上記ファンガイドと一体のファンブレードを上記芯に
嵌め込み固定したものである。
レードとを合成樹脂で一体に成形し、上記挿入孔を介し
て上記ファンガイドと一体のファンブレードを上記芯に
嵌め込み固定したものである。
【００１３】
【作用】本発明の車両用交流発電機の冷却用ファンによ
れば、車両用交流発電機の回転軸とともに取付基板が回
転されると、断面流線形の複数のファンブレードの回転
によって、送り込まれる風が乱れることなくファンブレ
ードの表面に沿って滑らかに流れる。また、ファンブレ
ードが合成樹脂で形成されているので、冷却用ファン全
体として軽くなっている。さらに、ファンブレードをそ
の断面積の大きさや数を任意に設定して取付基板に突設
することができ、またファンブレードは芯によって強固
に取付基板に支持され、高速回転にも耐えられる。
れば、車両用交流発電機の回転軸とともに取付基板が回
転されると、断面流線形の複数のファンブレードの回転
によって、送り込まれる風が乱れることなくファンブレ
ードの表面に沿って滑らかに流れる。また、ファンブレ
ードが合成樹脂で形成されているので、冷却用ファン全
体として軽くなっている。さらに、ファンブレードをそ
の断面積の大きさや数を任意に設定して取付基板に突設
することができ、またファンブレードは芯によって強固
に取付基板に支持され、高速回転にも耐えられる。
【００１４】また、第１及び第２係合部の係合によっ
て、ファンガイドをファンブレードに容易に位置決めし
て、ファンガイドを芯に固着することができる。
て、ファンガイドをファンブレードに容易に位置決めし
て、ファンガイドを芯に固着することができる。
【００１５】さらに、ファンガイドとファンブレードと
が合成樹脂で一体に成形されているので、冷却用ファン
がさらに軽くなっている。また、組立工数を低減でき、
安価に製造できる。
が合成樹脂で一体に成形されているので、冷却用ファン
がさらに軽くなっている。また、組立工数を低減でき、
安価に製造できる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 実施例１． 図１は、本発明の第一実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンを示す分解斜視図であり、図２は平面図で
ある。本実施例の車両用交流発電機の冷却用ファン１０
は、取付基板１１と、取付基板１１に形成された芯１４
に装着されたファンブレード１５と、ファンブレード１
５上に取り付けられるファンガイド１８とで構成されて
いる。
て説明する。 実施例１． 図１は、本発明の第一実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンを示す分解斜視図であり、図２は平面図で
ある。本実施例の車両用交流発電機の冷却用ファン１０
は、取付基板１１と、取付基板１１に形成された芯１４
に装着されたファンブレード１５と、ファンブレード１
５上に取り付けられるファンガイド１８とで構成されて
いる。
【００１７】取付基板１１は、金属製板をプレス切断等
することにより形成したもので、全体としての半径Ｒ
は、図１１に示した車両用交流発電機の磁極鉄芯６の半
径にほぼ等しく設定されてある。この取付基板１１の中
央部には、回転軸１に嵌めるための大径口１２が形成さ
れている。そして、この大径口１２には、回転軸１の図
示しない凸部に係合して取付基板１１の滑りを防止する
係合凹部１２ａが切り欠き形成されている。この様な大
径口１２の周りには複数の孔１３が穿設されている。
することにより形成したもので、全体としての半径Ｒ
は、図１１に示した車両用交流発電機の磁極鉄芯６の半
径にほぼ等しく設定されてある。この取付基板１１の中
央部には、回転軸１に嵌めるための大径口１２が形成さ
れている。そして、この大径口１２には、回転軸１の図
示しない凸部に係合して取付基板１１の滑りを防止する
係合凹部１２ａが切り欠き形成されている。この様な大
径口１２の周りには複数の孔１３が穿設されている。
【００１８】また、取付基板１１の周縁部には、放射状
に突出する複数の張出部１１ａが設けられ、この張出部
１１ａの先端に、上記芯１４が形成されている。芯１４
は、張出部１１ａから半径方向に対して所定角度の傾き
をもって突出した矩形状の細長部を張出部１１ａに対し
て直角に折り曲げることにより形成したものである。そ
して、芯１４の幅Ｗは装着するファンブレード１５の数
に対応させて設定されている。すなわち、ファンブレー
ド１５の数が多い場合には、張出部１１ａと芯１４との
数を多くすると共に芯１４の幅Ｗを小さく設定すること
により、複数のファンブレード１５を互に干渉すること
なく芯１４に装着させることができる。
に突出する複数の張出部１１ａが設けられ、この張出部
１１ａの先端に、上記芯１４が形成されている。芯１４
は、張出部１１ａから半径方向に対して所定角度の傾き
をもって突出した矩形状の細長部を張出部１１ａに対し
て直角に折り曲げることにより形成したものである。そ
して、芯１４の幅Ｗは装着するファンブレード１５の数
に対応させて設定されている。すなわち、ファンブレー
ド１５の数が多い場合には、張出部１１ａと芯１４との
数を多くすると共に芯１４の幅Ｗを小さく設定すること
により、複数のファンブレード１５を互に干渉すること
なく芯１４に装着させることができる。
【００１９】このような芯１４に装着されるファンブレ
ード１５は、軽量な合成樹脂で成形されており、その横
断面は流線形に成形されている。また、ファンブレード
１５の高さＨは芯１４の高さとほぼ等しく設定されてお
り、その縦断面積は回転時に十分な風量を得ることがで
きる大きさに設定されている。このファンブレード１５
の中央部には、芯１４の断面形状に対応した挿入孔１６
が設けられ、上面には、図３に示すような第１係合部と
しての位置決め凹溝１７が形成されている。このような
複数のファンブレード１５は、図２に示すように、その
頭部１５ａを内側に向けた状態で、挿入孔１６を介し
て、芯１４に装着されている。
ード１５は、軽量な合成樹脂で成形されており、その横
断面は流線形に成形されている。また、ファンブレード
１５の高さＨは芯１４の高さとほぼ等しく設定されてお
り、その縦断面積は回転時に十分な風量を得ることがで
きる大きさに設定されている。このファンブレード１５
の中央部には、芯１４の断面形状に対応した挿入孔１６
が設けられ、上面には、図３に示すような第１係合部と
しての位置決め凹溝１７が形成されている。このような
複数のファンブレード１５は、図２に示すように、その
頭部１５ａを内側に向けた状態で、挿入孔１６を介し
て、芯１４に装着されている。
【００２０】ファンガイド１８は、このように装着され
た複数のファンブレード１５上に取り付けられている。
ファンガイド１８は、金属製のリング体であり、円形状
に並んだ複数のファンブレード１５に載置できるよう
に、その半径は取付基板１１の半径Ｒに対応して設定さ
れている。さらに、このファンガイド１８の中央部に
は、図３に示すように、ファンブレード１５の位置決め
凹溝１７と一致する位置決め凸条１９が突設されてい
る。これにより、位置決め凸条１９を複数のファンブレ
ード１５の位置決め凹溝１７に嵌めると、図２に示すよ
うに、ファンガイド１８が、取付基板１１と同心状に位
置決めされた状態で、複数のファンブレード１５上に載
置される。この状態で、ファンガイド１８と芯１４とを
プロジェクション溶接することにより、ファンガイド１
８と芯１４との連結が図られている。
た複数のファンブレード１５上に取り付けられている。
ファンガイド１８は、金属製のリング体であり、円形状
に並んだ複数のファンブレード１５に載置できるよう
に、その半径は取付基板１１の半径Ｒに対応して設定さ
れている。さらに、このファンガイド１８の中央部に
は、図３に示すように、ファンブレード１５の位置決め
凹溝１７と一致する位置決め凸条１９が突設されてい
る。これにより、位置決め凸条１９を複数のファンブレ
ード１５の位置決め凹溝１７に嵌めると、図２に示すよ
うに、ファンガイド１８が、取付基板１１と同心状に位
置決めされた状態で、複数のファンブレード１５上に載
置される。この状態で、ファンガイド１８と芯１４とを
プロジェクション溶接することにより、ファンガイド１
８と芯１４との連結が図られている。
【００２１】次に、本実施例の動作について説明する。
図１１において、ファンガイド１８を前ブラケット３側
に向けた状態で、取付基板１１の大径口１２を回転軸１
に嵌め、取付基板１１を磁極鉄芯６に固定することによ
り、本実施例の冷却用ファン１０を発電機内に装着す
る。この状態で、図示しないエンジンを駆動させ、ベル
ト，プーリー５を介して回転軸１を回転させると、冷却
用ファン１０が磁極鉄芯６と一体に回転する。
図１１において、ファンガイド１８を前ブラケット３側
に向けた状態で、取付基板１１の大径口１２を回転軸１
に嵌め、取付基板１１を磁極鉄芯６に固定することによ
り、本実施例の冷却用ファン１０を発電機内に装着す
る。この状態で、図示しないエンジンを駆動させ、ベル
ト，プーリー５を介して回転軸１を回転させると、冷却
用ファン１０が磁極鉄芯６と一体に回転する。
【００２２】この冷却用ファン１０の回転はエンジンの
動力によって維持される。このとき、冷却用ファン１０
のファンブレード部分が細長い芯１４と軽量な合成樹脂
製のファンブレード１５とで形成されているので、上述
した従来の冷却用ファン１００の幅広金属製のファンブ
レード１０２に比べて著しく軽くなっている。このた
め、冷却用ファン１０を回転させるためのエンジン動力
の消費量は少ない。
動力によって維持される。このとき、冷却用ファン１０
のファンブレード部分が細長い芯１４と軽量な合成樹脂
製のファンブレード１５とで形成されているので、上述
した従来の冷却用ファン１００の幅広金属製のファンブ
レード１０２に比べて著しく軽くなっている。このた
め、冷却用ファン１０を回転させるためのエンジン動力
の消費量は少ない。
【００２３】このように冷却用ファン１０を回転させる
と、外気が前ブラケット３の吸気口７から発電機内に流
入し、ファンブレード１５の回転作用によって、機内に
送り込まれる。このとき、ファンブレード１５の横断面
が流線形になっているので、送り込まれる風が、乱れる
ことなくファンブレード１５の表面に沿って滑らかに流
れる。この結果、ファンブレード１５による騒音は小さ
く、ファンブレード１５は静かに回転する。さらに、芯
１４の幅Ｗを小さくすることにより芯１４の数を多く稼
いで、ファンブレード１５の数を増やし、しかも、その
縦断面積を大きくして、回転時に十分な風量を得ること
ができるように設定しているので、十分な風量の風が機
内に送り込まれ、機内を循環した後、排気口９から排出
される。
と、外気が前ブラケット３の吸気口７から発電機内に流
入し、ファンブレード１５の回転作用によって、機内に
送り込まれる。このとき、ファンブレード１５の横断面
が流線形になっているので、送り込まれる風が、乱れる
ことなくファンブレード１５の表面に沿って滑らかに流
れる。この結果、ファンブレード１５による騒音は小さ
く、ファンブレード１５は静かに回転する。さらに、芯
１４の幅Ｗを小さくすることにより芯１４の数を多く稼
いで、ファンブレード１５の数を増やし、しかも、その
縦断面積を大きくして、回転時に十分な風量を得ること
ができるように設定しているので、十分な風量の風が機
内に送り込まれ、機内を循環した後、排気口９から排出
される。
【００２４】このように、本実施例の車両用交流発電機
の冷却用ファン１０によれば、エンジン動力の消費量は
少なくて済み、かつ、静かな回転が達成され、しかも、
十分な風量の風を得ることができる。なお、本実施例に
おいては、ファンブレード１５が独立に成形された後、
芯１４に装着されたものとして説明したが、これに限る
ものではなく、ファンブレード１５が芯１４に装着され
た状態にインサート成形しても良い。また、本実施例に
おいては、ファンブレード１５に位置決め凹溝１７を設
け、ファンガイド１８に位置決め凸条１９を設けたが、
これらを逆に設けても良い。
の冷却用ファン１０によれば、エンジン動力の消費量は
少なくて済み、かつ、静かな回転が達成され、しかも、
十分な風量の風を得ることができる。なお、本実施例に
おいては、ファンブレード１５が独立に成形された後、
芯１４に装着されたものとして説明したが、これに限る
ものではなく、ファンブレード１５が芯１４に装着され
た状態にインサート成形しても良い。また、本実施例に
おいては、ファンブレード１５に位置決め凹溝１７を設
け、ファンガイド１８に位置決め凸条１９を設けたが、
これらを逆に設けても良い。
【００２５】実施例２． 次いで、本発明の第二実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンについて説明する。図４は本実施例に係る
車両用交流発電機の冷却用ファンの分解斜視図である。
本実施例は、ファンガイドがなく、ファンブレードの抜
け止め構造を有している点が上記第一実施例と異なる。
本実施例の冷却用ファン２０は、取付基板２１と、取付
基板２１に形成された芯２４に装着された複数のファン
ブレード２５とで構成されている。
冷却用ファンについて説明する。図４は本実施例に係る
車両用交流発電機の冷却用ファンの分解斜視図である。
本実施例は、ファンガイドがなく、ファンブレードの抜
け止め構造を有している点が上記第一実施例と異なる。
本実施例の冷却用ファン２０は、取付基板２１と、取付
基板２１に形成された芯２４に装着された複数のファン
ブレード２５とで構成されている。
【００２６】取付基板２１の張出部２１ａには、折り曲
げ形成された芯２４の両側に突出する一対の支持部２１
ｂが形成されている。芯２４は、張出部２１ａから半径
方向に対して所定角度の傾きをもって突出した細長部を
張出部２１ａに対して直角に折り曲げることにより形成
したものであることは上記第一実施例の芯１４と同様で
あるが、この芯２４においては、図５に示すように、そ
の折曲部２４ａの内側（図の右方）２１ａに対して所定
の曲率ｒで折り曲げられている。また、芯２４は、図４
に示すように、その上部が所定深さだけ切込まれて形成
された一対のバネ部２４ｂを有しており、各バネ部２４
ｂには外側に突出する係合凸部２４ｃが突設されてい
る。
げ形成された芯２４の両側に突出する一対の支持部２１
ｂが形成されている。芯２４は、張出部２１ａから半径
方向に対して所定角度の傾きをもって突出した細長部を
張出部２１ａに対して直角に折り曲げることにより形成
したものであることは上記第一実施例の芯１４と同様で
あるが、この芯２４においては、図５に示すように、そ
の折曲部２４ａの内側（図の右方）２１ａに対して所定
の曲率ｒで折り曲げられている。また、芯２４は、図４
に示すように、その上部が所定深さだけ切込まれて形成
された一対のバネ部２４ｂを有しており、各バネ部２４
ｂには外側に突出する係合凸部２４ｃが突設されてい
る。
【００２７】一方、ファンブレード２５は、軽量な合成
樹脂で横断面流線形に成形され、その中央部に芯２４の
断面形状に対応した挿入孔２６が設けられている点は、
上記第一実施例のファンブレード１５と同様であるが、
このファンブレード２５においては、図５に示すよう
に、挿入孔２６の下部に、芯２４の折曲部２４ａと一致
した曲率ｒの面取部２６ａが形成され、上部には、芯２
４の係合凸部２４ｃと係合可能な係合凹部２６ｂが形成
されている。
樹脂で横断面流線形に成形され、その中央部に芯２４の
断面形状に対応した挿入孔２６が設けられている点は、
上記第一実施例のファンブレード１５と同様であるが、
このファンブレード２５においては、図５に示すよう
に、挿入孔２６の下部に、芯２４の折曲部２４ａと一致
した曲率ｒの面取部２６ａが形成され、上部には、芯２
４の係合凸部２４ｃと係合可能な係合凹部２６ｂが形成
されている。
【００２８】このようなファンブレード２５は、図６に
示すように、芯１４に装着されている。すなわち、図６
の（ａ）に示すように、ファンブレード２５を芯２４の
真上からバネ部２４ｂ先端に向けて降ろし、挿入孔２６
の下部がバネ部２４ｂの先端に入った時点で、ファンブ
レード２５を芯２４に対して圧入する。ファンブレード
２５を芯２４に対して圧入して行くと、図６の（ｂ）に
示すように、バネ部２４ｂが内側に弾性的に曲るので、
そのままファンブレード２５を底面が支持部２１ｂに当
接するまで押し下げる。ファンブレード２５の底面が支
持部２１ｂに当接すると、図６の（ｃ）に示すように、
バネ部２４ｂが両外側に戻り、その係合凸部２４ｃが挿
入孔２６上部の係合凹部２６ｂに係合する。これによ
り、ファンブレード２５の芯２４からの抜け止めがされ
る。また、図５に示すように、同一曲率ｒの面取部２６
ａと折曲部２４ａとが一致した状態で、ファンブレード
２５の底面が支持部２１ｂによって下側から支持される
ので、ファンブレード２５の芯２４に対する安定な装着
状態を得る。
示すように、芯１４に装着されている。すなわち、図６
の（ａ）に示すように、ファンブレード２５を芯２４の
真上からバネ部２４ｂ先端に向けて降ろし、挿入孔２６
の下部がバネ部２４ｂの先端に入った時点で、ファンブ
レード２５を芯２４に対して圧入する。ファンブレード
２５を芯２４に対して圧入して行くと、図６の（ｂ）に
示すように、バネ部２４ｂが内側に弾性的に曲るので、
そのままファンブレード２５を底面が支持部２１ｂに当
接するまで押し下げる。ファンブレード２５の底面が支
持部２１ｂに当接すると、図６の（ｃ）に示すように、
バネ部２４ｂが両外側に戻り、その係合凸部２４ｃが挿
入孔２６上部の係合凹部２６ｂに係合する。これによ
り、ファンブレード２５の芯２４からの抜け止めがされ
る。また、図５に示すように、同一曲率ｒの面取部２６
ａと折曲部２４ａとが一致した状態で、ファンブレード
２５の底面が支持部２１ｂによって下側から支持される
ので、ファンブレード２５の芯２４に対する安定な装着
状態を得る。
【００２９】このように本実施例の冷却用ファン１０
は、取付基板２１とファンブレード２５とでのみ構成さ
れた簡単な構造になっているので、さらなる軽量化を達
成することができると共に、製品コストの低廉化を図る
ことができる。その他の構成、作用効果は上記第一実施
例と同様であるので、その記載は省略する。
は、取付基板２１とファンブレード２５とでのみ構成さ
れた簡単な構造になっているので、さらなる軽量化を達
成することができると共に、製品コストの低廉化を図る
ことができる。その他の構成、作用効果は上記第一実施
例と同様であるので、その記載は省略する。
【００３０】実施例３． 最後に、本発明の第三実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンについて説明する。図７は本実施例に係る
車両用交流発電機の冷却用ファンの平面図であり、図８
は分解斜視図である。本実施例は、ファンブレードとフ
ァンガイドとが合成樹脂で一体成形されている点が上記
第一実施例及び第二実施例と異なる。本実施例の冷却用
ファン３０は、上記第二実施例の冷却用ファン２０と同
様に、取付基板２１とファンブレード２５とを備えてい
るが、この冷却用ファン３０においては、さらにファン
ガイド３８がファンブレード２５と一体に成形されてい
る。
冷却用ファンについて説明する。図７は本実施例に係る
車両用交流発電機の冷却用ファンの平面図であり、図８
は分解斜視図である。本実施例は、ファンブレードとフ
ァンガイドとが合成樹脂で一体成形されている点が上記
第一実施例及び第二実施例と異なる。本実施例の冷却用
ファン３０は、上記第二実施例の冷却用ファン２０と同
様に、取付基板２１とファンブレード２５とを備えてい
るが、この冷却用ファン３０においては、さらにファン
ガイド３８がファンブレード２５と一体に成形されてい
る。
【００３１】すなわち、図８に示すように、取付基板２
１の芯２４の両側に一対の支持部２１ｂが形成され、芯
２４には、面取りされた折曲部２４ａと、係合凸部２４
ｃを有した一対のバネ部２４ｂが形成されている。ま
た、各ファンブレード２５には、下部に面取部２６ａが
形成され、上部に係合凹部２６ｂが形成された挿入孔２
６が設けられている（図６参照）。そして、このような
複数のファンブレード２５の上に合成樹脂製のファンガ
イド３８が一体成形されている。
１の芯２４の両側に一対の支持部２１ｂが形成され、芯
２４には、面取りされた折曲部２４ａと、係合凸部２４
ｃを有した一対のバネ部２４ｂが形成されている。ま
た、各ファンブレード２５には、下部に面取部２６ａが
形成され、上部に係合凹部２６ｂが形成された挿入孔２
６が設けられている（図６参照）。そして、このような
複数のファンブレード２５の上に合成樹脂製のファンガ
イド３８が一体成形されている。
【００３２】このように、合成樹脂製のファンブレード
２５とファンガイド３８とを一体成形した構成にしたの
で、金属製のファンガイド１８を用いた上記第一実施例
の冷却用ファン１０に比してさらなる軽量化を図ること
ができる。また、ファンガイドとファンブレードとの位
置決めと、ファンガイドを芯に溶接等して接続する作業
が必要でなくなり、この結果、製品コストの低廉化を図
ることができる。その他の構成、作用効果は上記第一実
施例及び第二実施例と同様であるので、その記載は省略
する。上記各実施例においては、ファンブレード１５、
２５が取付基板２１上に等間隔で配置されたものを示し
たが、相互の円周方向の間隔が異なる不等間隔に配置し
たり、各ファンブレードの寸法Ｗが相互に異なるものを
用いたりして、発生する風音のスペクトルの分散を図っ
て騒音を一層低減することも可能である。上記実施例１
においては、芯１４を張出部１１ａに対して直角に折り
曲げる形状となっているが、実施例２，３と同様の曲率
ｒを有すると共に、ファンブレード１５の下部に面取部
を形成してもよい。
２５とファンガイド３８とを一体成形した構成にしたの
で、金属製のファンガイド１８を用いた上記第一実施例
の冷却用ファン１０に比してさらなる軽量化を図ること
ができる。また、ファンガイドとファンブレードとの位
置決めと、ファンガイドを芯に溶接等して接続する作業
が必要でなくなり、この結果、製品コストの低廉化を図
ることができる。その他の構成、作用効果は上記第一実
施例及び第二実施例と同様であるので、その記載は省略
する。上記各実施例においては、ファンブレード１５、
２５が取付基板２１上に等間隔で配置されたものを示し
たが、相互の円周方向の間隔が異なる不等間隔に配置し
たり、各ファンブレードの寸法Ｗが相互に異なるものを
用いたりして、発生する風音のスペクトルの分散を図っ
て騒音を一層低減することも可能である。上記実施例１
においては、芯１４を張出部１１ａに対して直角に折り
曲げる形状となっているが、実施例２，３と同様の曲率
ｒを有すると共に、ファンブレード１５の下部に面取部
を形成してもよい。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明の車両用交流発電機
の冷却用ファンによれば、車両用交流発電機の回転軸と
一体回転するよう取付基板と、この取付基板の周縁部に
沿って突設された断面流線形の複数のファンブレードと
を備えるので、送り込まれる風が乱れることなくファン
ブレードの表面に沿って滑らかに流れ、このため、騒音
が発生せず、静粛に回転させることができるという効果
がある。
の冷却用ファンによれば、車両用交流発電機の回転軸と
一体回転するよう取付基板と、この取付基板の周縁部に
沿って突設された断面流線形の複数のファンブレードと
を備えるので、送り込まれる風が乱れることなくファン
ブレードの表面に沿って滑らかに流れ、このため、騒音
が発生せず、静粛に回転させることができるという効果
がある。
【００３４】また、上記ファンブレードを合成樹脂で形
成したので、軽量化が図られ、冷却用ファンを回転させ
るための動力の消費量を低減させることができるという
効果がある。
成したので、軽量化が図られ、冷却用ファンを回転させ
るための動力の消費量を低減させることができるという
効果がある。
【００３５】さらに、上記取付基板の周縁部であって上
記ファンブレードの取付位置に芯を突設し、上記ファン
ブレードに形成した挿入孔を介して上記ファンブレード
を上記芯に嵌め込み固定したので、ファンブレードは芯
により強固に支持され、高速回転にも耐えられ、また取
付基板に設けられるファンブレードの断面積の大きさや
数を任意に設定することができ、この結果、冷却用ファ
ンを小型軽量でかつその冷却能力を高くすることができ
るという効果がある。
記ファンブレードの取付位置に芯を突設し、上記ファン
ブレードに形成した挿入孔を介して上記ファンブレード
を上記芯に嵌め込み固定したので、ファンブレードは芯
により強固に支持され、高速回転にも耐えられ、また取
付基板に設けられるファンブレードの断面積の大きさや
数を任意に設定することができ、この結果、冷却用ファ
ンを小型軽量でかつその冷却能力を高くすることができ
るという効果がある。
【００３６】さらにまた、上記複数のファンブレードの
一方の端部に位置決め用の第１係合部を設けると共に、
別体のファンガイドに上記位置決め用の第１係合部に係
合可能な第２係合部を設け、この第２係合部を上記複数
のファンブレードの位置決め用の第１係合部に係合させ
て、上記ファンガイドを上記芯に取付固定したので、フ
ァンガイドのファンブレードに対する位置決めが容易と
なり、この結果、組立作業の能率化を図ることができる
という効果がある。
一方の端部に位置決め用の第１係合部を設けると共に、
別体のファンガイドに上記位置決め用の第１係合部に係
合可能な第２係合部を設け、この第２係合部を上記複数
のファンブレードの位置決め用の第１係合部に係合させ
て、上記ファンガイドを上記芯に取付固定したので、フ
ァンガイドのファンブレードに対する位置決めが容易と
なり、この結果、組立作業の能率化を図ることができる
という効果がある。
【００３７】また、上記ファンガイドと上記ファンブレ
ードとを合成樹脂で一体に成形し、上記挿入孔を介して
上記ファンガイドと一体のファンブレードを上記芯に嵌
め込み固定したので、冷却ファンのさらなる軽量化を図
ることができ、さらに、ファンガイドとファンブレード
との位置決め作業やファンガイドの接続作業が不必要と
なり、この結果、組立作業をさらに省力化することがで
きるという効果がある。
ードとを合成樹脂で一体に成形し、上記挿入孔を介して
上記ファンガイドと一体のファンブレードを上記芯に嵌
め込み固定したので、冷却ファンのさらなる軽量化を図
ることができ、さらに、ファンガイドとファンブレード
との位置決め作業やファンガイドの接続作業が不必要と
なり、この結果、組立作業をさらに省力化することがで
きるという効果がある。
【図１】本発明の第一実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンを示す分解斜視図である。
冷却用ファンを示す分解斜視図である。
【図２】図１の冷却用ファンの平面図である。
【図３】ファンガイドとファンブレードとの位置決め状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図４】本発明の第二実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンを示す分解斜視図である。
冷却用ファンを示す分解斜視図である。
【図５】ファンブレードを芯に装着した状態を示す断面
図である。
図である。
【図６】ファンブレードの芯への装着方法を示す図であ
り、図６の（ａ）は装着前の状態を示し、図６の（ｂ）
は圧入状態を示し、図６の（ｃ）は装着後の状態を示
す。
り、図６の（ａ）は装着前の状態を示し、図６の（ｂ）
は圧入状態を示し、図６の（ｃ）は装着後の状態を示
す。
【図７】本発明の第三実施例に係る車両用交流発電機の
冷却用ファンを示す平面図である。
冷却用ファンを示す平面図である。
【図８】図７の冷却用ファンの分解斜視図である。
【図９】従来例に係る冷却用ファンの斜視図である。
【図１０】図９の冷却用ファンの平面図である。
【図１１】空冷式の車両用交流発電機を示す縦断面図で
ある。
ある。
１０ 冷却用ファン １１ 取付基板 １４ 芯 １５ ファンブレード １６ 挿入孔 １７ 第１係合部としての位置決め凹溝 １８ ファンガイド １９ 第２係合部としての位置決め凸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−236701（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−19395（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−107998（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−14998（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭38−15685（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 9/00 - 9/28
Claims (4)
- 【請求項１】 車両用交流発電機の回転軸と一体回転す
る取付基板と、 この取付基板の周縁部に沿って突設された、合成樹脂製
で断面流線形の複数のファンブレードと、 を備える車両用交流発電機の冷却ファンであって、 上記取付基板の周縁部において上記ファンブレードの取
付位置に芯を突設し、 上記ファンブレードに形成した挿入孔を介して上記ファ
ンブレードを上記芯に嵌め込み固定した ことを特徴とす
る車両用交流発電機の冷却用ファン。 - 【請求項２】 上記取付基板の周縁部に突設された上記
芯は細長状に形成され、また上記挿入孔は上記ファンブ
レードの長径方向に沿って形成されることを特徴とする
請求項１記載の車両用交流発電機の冷却用ファン。 - 【請求項３】 上記複数のファンブレードの一方の端部
に位置決め用の第１係合部を設けると共に、別体のファ
ンガイドに、上記位置決め用の第１係合部に係合しうる
第２係合部を設け、 この第２係合部を上記複数のファンブレードの位置決め
用の第１係合部に係合させて、上記ファンガイドを上記
基板に突設された芯に取付固定した ことを特徴とする請
求項１記載の車両用交流発電機の冷却用ファン。 - 【請求項４】 ファンガイドと上記ファンブレードとを
合成樹脂で一体に成形し、 上記挿入孔を介して上記ファンガイドと一体のファンブ
レードを上記芯に嵌め込み固定した ことを特徴とする請
求項１記載の車両用交流発電機の冷却用ファン。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5336998A JP2828587B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 車両用交流発電機の冷却用ファン |
| TW083111305A TW255070B (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-06 | |
| US08/359,649 US5693992A (en) | 1993-12-28 | 1994-12-20 | Cooling fan structure for AC generator |
| DE4446110A DE4446110C2 (de) | 1993-12-28 | 1994-12-22 | Kühlgebläseanordnung für Wechselstromgenerator |
| KR1019940036581A KR0167119B1 (ko) | 1993-12-28 | 1994-12-24 | 차량용 교류발전기의 냉각용 팬 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5336998A JP2828587B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 車両用交流発電機の冷却用ファン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07194059A JPH07194059A (ja) | 1995-07-28 |
| JP2828587B2 true JP2828587B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=18304524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5336998A Expired - Lifetime JP2828587B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 車両用交流発電機の冷却用ファン |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5693992A (ja) |
| JP (1) | JP2828587B2 (ja) |
| KR (1) | KR0167119B1 (ja) |
| DE (1) | DE4446110C2 (ja) |
| TW (1) | TW255070B (ja) |
Families Citing this family (33)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3336831B2 (ja) * | 1995-11-06 | 2002-10-21 | 三菱電機株式会社 | 交流発電機 |
| JP3192083B2 (ja) * | 1996-03-19 | 2001-07-23 | 株式会社日立製作所 | 遠心送風機の羽根車及びその製造方法 |
| JP3537998B2 (ja) * | 1997-07-08 | 2004-06-14 | 三菱電機株式会社 | 車両用交流発電機 |
| JP3435075B2 (ja) * | 1998-09-07 | 2003-08-11 | 三菱電機株式会社 | 車両用交流発電機 |
| KR100367369B1 (ko) | 1998-09-11 | 2003-01-09 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 차량용 교류 발전기 |
| JP3449330B2 (ja) | 2000-01-31 | 2003-09-22 | 株式会社日立製作所 | 車両用交流発電機 |
| KR100342206B1 (ko) * | 2000-06-17 | 2002-07-02 | 김용갑 | 교류발전기 |
| DE10111292A1 (de) * | 2001-03-09 | 2002-10-10 | Bosch Gmbh Robert | Lüfteranordnung für eine elektrische Maschine |
| FR2830293B1 (fr) * | 2001-09-28 | 2004-04-30 | Valeo Equip Electr Moteur | Ventilateur notamment pour machines electriques tournantes tel qu'un alternateur |
| DE10155224A1 (de) * | 2001-11-09 | 2003-05-22 | Bosch Gmbh Robert | Lüfterrad für elektrische Maschinen |
| US6707181B1 (en) * | 2002-11-15 | 2004-03-16 | Visteon Global Technologies, Inc. | Alternator fan |
| DE10344634A1 (de) * | 2003-09-25 | 2005-05-04 | Bosch Gmbh Robert | Elektrische Maschine |
| JP4432474B2 (ja) * | 2003-11-27 | 2010-03-17 | ダイキン工業株式会社 | 遠心送風機の羽根車及びそれを備えた遠心送風機 |
| JP4123197B2 (ja) * | 2004-06-28 | 2008-07-23 | 株式会社デンソー | 車両用交流発電機 |
| WO2006080686A1 (en) * | 2004-10-08 | 2006-08-03 | Daewoo Electronics Corporation | Outer rotor type motor and drum type washing machine including same |
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| JP4846065B1 (ja) * | 2010-08-04 | 2011-12-28 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
| JP2014180164A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Densan Corp | Ｄｃブラシレスモータ |
| KR101645178B1 (ko) * | 2013-05-10 | 2016-08-03 | 엘지전자 주식회사 | 원심팬 및 원심팬의 제조방법 |
| US9537373B2 (en) | 2013-05-16 | 2017-01-03 | Remy Technologies, L.L.C. | Alternator fan |
| JP6341637B2 (ja) * | 2013-06-14 | 2018-06-13 | 三菱電機株式会社 | 遠心送風機の製造方法 |
| US9605540B2 (en) * | 2013-08-20 | 2017-03-28 | Honeywell International Inc. | Alternating nozzles for radial inflow turbine |
| US9502944B2 (en) | 2013-09-09 | 2016-11-22 | Remy Technologies, L.L.C. | Component for an electric machine |
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