JP3192083B2 - 遠心送風機の羽根車及びその製造方法 - Google Patents
遠心送風機の羽根車及びその製造方法Info
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- JP3192083B2 JP3192083B2 JP06248696A JP6248696A JP3192083B2 JP 3192083 B2 JP3192083 B2 JP 3192083B2 JP 06248696 A JP06248696 A JP 06248696A JP 6248696 A JP6248696 A JP 6248696A JP 3192083 B2 JP3192083 B2 JP 3192083B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/44—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles
- B29C33/48—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles with means for collapsing or disassembling
- B29C33/485—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles with means for collapsing or disassembling cores or mandrels
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/08—Blades for rotors, stators, fans, turbines or the like, e.g. screw propellers
- B29L2031/087—Propellers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心送風機の羽根車
及びその製造方法に関し、特に空気調和機用に使用され
る樹脂成形の羽根車に好適である。
及びその製造方法に関し、特に空気調和機用に使用され
る樹脂成形の羽根車に好適である。
【０００２】
【従来の技術】従来、ハブ部の外径をシュラウド部内径
より小さくして、ボス部とハブ部と複数のブレード部と
シュラウド部とを一体に抽出成形して、ハブ部外周と複
数のブレード端面とに接合して固定した外径がシュラウ
ド内径より大きい環状ハブリングを設けることが知られ
ていた。例えば、その一例としてシュラウドとハブ部の
回転軸方向の距離が径方向に徐々に小さくしている遠心
送風機の羽根車として特開昭６１ー１９７８００号公報
のものがある。
より小さくして、ボス部とハブ部と複数のブレード部と
シュラウド部とを一体に抽出成形して、ハブ部外周と複
数のブレード端面とに接合して固定した外径がシュラウ
ド内径より大きい環状ハブリングを設けることが知られ
ていた。例えば、その一例としてシュラウドとハブ部の
回転軸方向の距離が径方向に徐々に小さくしている遠心
送風機の羽根車として特開昭６１ー１９７８００号公報
のものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遠心送風機
用の羽根車においてはハブの外径がシュラウドの内径よ
り大きい環状ハブリングを設けていた。しかし羽根車を
製作するためには、羽根車と環状ハブリングを射出成形
した後、羽根車と環状ハブリングを接合しバランス取り
を行っていた。そのため、工程が３つになり製作時間が
長く、設備費も高価になり、コストが高くなる要因とな
っていた。
用の羽根車においてはハブの外径がシュラウドの内径よ
り大きい環状ハブリングを設けていた。しかし羽根車を
製作するためには、羽根車と環状ハブリングを射出成形
した後、羽根車と環状ハブリングを接合しバランス取り
を行っていた。そのため、工程が３つになり製作時間が
長く、設備費も高価になり、コストが高くなる要因とな
っていた。
【０００４】本発明の目的は、流体性能が良く風量を増
大したり、低騒音化に有利な羽根車にすると共に、制作
工程を一つとし製作時間が短く、バランス等の精度も良
く、かつコストの安い、あるいは以上のうち少なくとも
一つを目的にした遠心送風機の羽根車及びその製造方法
を得ることにある。
大したり、低騒音化に有利な羽根車にすると共に、制作
工程を一つとし製作時間が短く、バランス等の精度も良
く、かつコストの安い、あるいは以上のうち少なくとも
一つを目的にした遠心送風機の羽根車及びその製造方法
を得ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による回転中心部
に配置されたボスと、該ボスの外径方向に延びるハブ
と、前記回転中心部を中心とする円上に配置された複数
のブレードと、シュラウド内径より大きな外径を持つハ
ブを有する遠心送風機の羽根車は、シュラウドがハブと
の回転軸方向の寸法が外径方向に向かうに従って徐々に
小さくなるように構成され、隣接するブレードの回転方
向側のブレードを第１ブレード、反回転側のブレードを
第２ブレードとしたとき、第１ブレードの負圧面側のシ
ュラウド外径から内径に向かうまでの任意の点での接線
と、第２ブレードの圧力面側のシュラウドの外径から内
径に向かうまでの任意の点での接線とがシュラウドの外
径より内側において交点を持つようにブレード形状が構
成されている。
に配置されたボスと、該ボスの外径方向に延びるハブ
と、前記回転中心部を中心とする円上に配置された複数
のブレードと、シュラウド内径より大きな外径を持つハ
ブを有する遠心送風機の羽根車は、シュラウドがハブと
の回転軸方向の寸法が外径方向に向かうに従って徐々に
小さくなるように構成され、隣接するブレードの回転方
向側のブレードを第１ブレード、反回転側のブレードを
第２ブレードとしたとき、第１ブレードの負圧面側のシ
ュラウド外径から内径に向かうまでの任意の点での接線
と、第２ブレードの圧力面側のシュラウドの外径から内
径に向かうまでの任意の点での接線とがシュラウドの外
径より内側において交点を持つようにブレード形状が構
成されている。
【０００６】シュラウド内径より大きな外径を持つハブ
を有し、シュラウドがハブとの回転軸方向の距離が外径
方向に向かうに従って徐々に小さくなるように構成する
ことにより、流体性能の向上が図られる。さらに、隣接
するブレードを上記のような形状とすることにより、一
体成形を可能にできる。
を有し、シュラウドがハブとの回転軸方向の距離が外径
方向に向かうに従って徐々に小さくなるように構成する
ことにより、流体性能の向上が図られる。さらに、隣接
するブレードを上記のような形状とすることにより、一
体成形を可能にできる。
【０００７】
【０００８】さらに、本発明は上記においてシュラウド
は外径側を円弧形状に構成され、ハブは外径側を円弧形
状に構成され、シュラウドの円弧部分の円弧中心とハブ
の円弧部分の円弧中心とは略同一としている。◆これに
より、流体性能の向上、特に風量の増加及び低騒音化を
図ることができる。
は外径側を円弧形状に構成され、ハブは外径側を円弧形
状に構成され、シュラウドの円弧部分の円弧中心とハブ
の円弧部分の円弧中心とは略同一としている。◆これに
より、流体性能の向上、特に風量の増加及び低騒音化を
図ることができる。
【０００９】さらに、ハブとシュラウドとブレードとの
間の空間に設けられたハブ側の下コアとシュラウド側の
上コアとを備え、下コアをハブの外径方向に引き抜き、
上コアをコア回転軸を中心として回転させ引き抜くこと
により一体に成形する。これにより、バランス等の精度
を良くすることができる。
間の空間に設けられたハブ側の下コアとシュラウド側の
上コアとを備え、下コアをハブの外径方向に引き抜き、
上コアをコア回転軸を中心として回転させ引き抜くこと
により一体に成形する。これにより、バランス等の精度
を良くすることができる。
【００１０】さらに、本発明は回転中心部に配置された
ボスと、該ボスの外径方向に延びるハブと、前記回転中
心部を中心とする円上に配置された複数のブレードと、
シュラウド内径より大きな外径を持つハブを有する遠心
送風機の羽根車において、前記シュラウドは前記ハブと
の回転軸方向の寸法が外径方向に向かうに従って徐々に
小さくなるように構成され、隣接する前記ブレードの回
転方向側のブレードを第１ブレード、反回転側のブレー
ドを第２ブレードとしたとき、第１ブレードの負圧面側
の前記シュラウド外径から内径に向かうまでの任意の点
での接線と、前記第２ブレードの圧力面側の前記シュラ
ウドの外径から内径に向かうまでの任意の点での接線と
が前記シュラウドの外径より内側において交点を持つよ
うにブレード形状が構成され、前記ハブは外径は前記シ
ュラウドの内径より大きく、かつ外径側が外径方向に行
くに従って端面からの軸方向の寸法が徐々に小さくなる
ようにされ、前記ハブと前記シュラウドと前記ブレード
との間の空間に設けられた前記ハブ側の下コアと前記ハ
ブと回転によって接触しないような位置にコア回転軸が
設けられた前記シュラウド側の上コアとを備え、前記の
下コアを前記ハブの外径方向に引き抜き、上コアを前記
コア回転軸を中心として回転させ引き抜くことにより一
体に成形されるものである。これにより、流体性能を考
慮してハブ及びシュラウドの形状を最適化できると共
に、一体成形により低価格化が可能となる。
ボスと、該ボスの外径方向に延びるハブと、前記回転中
心部を中心とする円上に配置された複数のブレードと、
シュラウド内径より大きな外径を持つハブを有する遠心
送風機の羽根車において、前記シュラウドは前記ハブと
の回転軸方向の寸法が外径方向に向かうに従って徐々に
小さくなるように構成され、隣接する前記ブレードの回
転方向側のブレードを第１ブレード、反回転側のブレー
ドを第２ブレードとしたとき、第１ブレードの負圧面側
の前記シュラウド外径から内径に向かうまでの任意の点
での接線と、前記第２ブレードの圧力面側の前記シュラ
ウドの外径から内径に向かうまでの任意の点での接線と
が前記シュラウドの外径より内側において交点を持つよ
うにブレード形状が構成され、前記ハブは外径は前記シ
ュラウドの内径より大きく、かつ外径側が外径方向に行
くに従って端面からの軸方向の寸法が徐々に小さくなる
ようにされ、前記ハブと前記シュラウドと前記ブレード
との間の空間に設けられた前記ハブ側の下コアと前記ハ
ブと回転によって接触しないような位置にコア回転軸が
設けられた前記シュラウド側の上コアとを備え、前記の
下コアを前記ハブの外径方向に引き抜き、上コアを前記
コア回転軸を中心として回転させ引き抜くことにより一
体に成形されるものである。これにより、流体性能を考
慮してハブ及びシュラウドの形状を最適化できると共
に、一体成形により低価格化が可能となる。
【００１１】
【００１２】
【００１３】
【００１４】
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
ないし図１３により詳細に説明する。図１は遠心送風機
の羽根車の斜視図、図２は上面図、図３はブレード４を
円柱座標投影した図２の断面図、図４はシュラウド５と
ハブ３間のコアの抜け路方向を示す上面図、図５は図４
におけるブレード形状が直線の場合の上面図である。
ないし図１３により詳細に説明する。図１は遠心送風機
の羽根車の斜視図、図２は上面図、図３はブレード４を
円柱座標投影した図２の断面図、図４はシュラウド５と
ハブ３間のコアの抜け路方向を示す上面図、図５は図４
におけるブレード形状が直線の場合の上面図である。
【００１６】図１、図２における遠心送風機の羽根車１
は、回転中心部にボス２を配置し、ボス２とハブ３と複
数のブレード４とシュラウド５を有する。また、ハブ３
の外径ＤＨ１はシュラウド５内径ｄｓ１より大径つまり
ＤＨ１＞ｄｓ１となり、シュラウド５とハブ３の回転軸
方向の距離Ｙ１、Ｙ２、Ｙ３、が径方向に徐々に小さく
なるつまり図中、Ｙ１＞Ｙ２＞Ｙ３となっている。
は、回転中心部にボス２を配置し、ボス２とハブ３と複
数のブレード４とシュラウド５を有する。また、ハブ３
の外径ＤＨ１はシュラウド５内径ｄｓ１より大径つまり
ＤＨ１＞ｄｓ１となり、シュラウド５とハブ３の回転軸
方向の距離Ｙ１、Ｙ２、Ｙ３、が径方向に徐々に小さく
なるつまり図中、Ｙ１＞Ｙ２＞Ｙ３となっている。
【００１７】上面より見たブレード４の形状は図４に示
す如く、ブレード４０１の回転方向反対側の線上のシュ
ラウド５の外径からコア内径までの任意の点での接線と
ブレード４０２の回転方向側の線上のシュラウド５の外
径からコア内径までの任意の点での接線とが、シュラウ
ド５の外径方向において交点を持たず、シュラウド５の
外径より内側で交点を持った形状となっている。
す如く、ブレード４０１の回転方向反対側の線上のシュ
ラウド５の外径からコア内径までの任意の点での接線と
ブレード４０２の回転方向側の線上のシュラウド５の外
径からコア内径までの任意の点での接線とが、シュラウ
ド５の外径方向において交点を持たず、シュラウド５の
外径より内側で交点を持った形状となっている。
【００１８】よって、図示した接線どうしのなす角度が
最も小さくなる角度θ0の範囲の外径方向に放射状に図
４でコアD01は、コアD02の如く抜けることになる。
最も小さくなる角度θ0の範囲の外径方向に放射状に図
４でコアD01は、コアD02の如く抜けることになる。
【００１９】さらに、図５に示す如くブレード４１１の
形状がブレード４１１の回転方向反対側の線上のシュラ
ウド外径からコア内径まで直線でブレード４１２の回転
方向側の線上のシュラウド外径からコア内径まで直線と
している。◆この場合、ブレード４は上記の２直線がシ
ュラウド５の外径方向において交点を持たない形状とな
っている。◆よって、図５で角度θ１の範囲の外径方向
には、コアD11は、コアD12の如く抜くことができる。
形状がブレード４１１の回転方向反対側の線上のシュラ
ウド外径からコア内径まで直線でブレード４１２の回転
方向側の線上のシュラウド外径からコア内径まで直線と
している。◆この場合、ブレード４は上記の２直線がシ
ュラウド５の外径方向において交点を持たない形状とな
っている。◆よって、図５で角度θ１の範囲の外径方向
には、コアD11は、コアD12の如く抜くことができる。
【００２０】図６及び図７に以上説明した条件による遠
心送風機の羽根車の断面を示す。図６は羽根車の断面
図、図７は参考例として図６の羽根車を成形するために
用いる金型の形締め状態を示す断面図である。◆図６の
羽根車において、シュラウド５の断面のブレード４側の
円弧と、ハブ３の金型ＰＬ面Ｌより外径部分のハブ３の
断面のブレード４の円弧と、同一の中心、図７中アにコ
ア回転軸を持つようにする。
心送風機の羽根車の断面を示す。図６は羽根車の断面
図、図７は参考例として図６の羽根車を成形するために
用いる金型の形締め状態を示す断面図である。◆図６の
羽根車において、シュラウド５の断面のブレード４側の
円弧と、ハブ３の金型ＰＬ面Ｌより外径部分のハブ３の
断面のブレード４の円弧と、同一の中心、図７中アにコ
ア回転軸を持つようにする。
【００２１】これによって、図７の如く金型を構成し、
型締めを行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、可動金型
Ａ１を上方に引き抜き、コアＣ１をコア回転軸アの点を
原点として反時計方向に回転させ、固定金型Ｂ１より引
き抜くことができる。
型締めを行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、可動金型
Ａ１を上方に引き抜き、コアＣ１をコア回転軸アの点を
原点として反時計方向に回転させ、固定金型Ｂ１より引
き抜くことができる。
【００２２】図８及び図９に遠心送風機の羽根車の実施
の形態を示す。◆図８は羽根車の断面図、図９は図８の
羽根車を成形するために用いる金型の形締め状態を示す
断面図である。◆図８においてシュラウド５の内径ｄｓ
１より大となる部分のシュラウド５の断面においてブレ
ード４側を円弧としている。ハブ３の金型ＰＬ面Ｌより
外径部分は、ハブ３の端面の直線部分に対して外径方向
にいくに従って接近しないようにしている。つまり、ハ
ブ３の端面の直線部分とハブ３の距離ｈ１，ｈ２，ｈ３
の関係はｈ１≧ｈ２≧ｈ３となっている。さらに、シュ
ラウド５の断面のブレード４側の円弧と、ハブ３の金型
ＰＬ面Ｌより外径部分のハブ３の断面のブレード４の円
弧と、同一の中心、図９中イにコア回転軸を持つように
する。
の形態を示す。◆図８は羽根車の断面図、図９は図８の
羽根車を成形するために用いる金型の形締め状態を示す
断面図である。◆図８においてシュラウド５の内径ｄｓ
１より大となる部分のシュラウド５の断面においてブレ
ード４側を円弧としている。ハブ３の金型ＰＬ面Ｌより
外径部分は、ハブ３の端面の直線部分に対して外径方向
にいくに従って接近しないようにしている。つまり、ハ
ブ３の端面の直線部分とハブ３の距離ｈ１，ｈ２，ｈ３
の関係はｈ１≧ｈ２≧ｈ３となっている。さらに、シュ
ラウド５の断面のブレード４側の円弧と、ハブ３の金型
ＰＬ面Ｌより外径部分のハブ３の断面のブレード４の円
弧と、同一の中心、図９中イにコア回転軸を持つように
する。
【００２３】金型は図９の如くコアをハブ３側の一方の
下コアＤ１と、もう一方の上コアＤ２に二分割して構成
し、型締めを行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、下コ
アＤ１をハブ部の外径方向に引き抜き、固定金型Ｂ２よ
り引き離す。そして、もう一方の上コアＤ２をコア回転
軸イを原点として反時計方向に回転させ、可動金型Ａ２
を上に引き抜くことができる。
下コアＤ１と、もう一方の上コアＤ２に二分割して構成
し、型締めを行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、下コ
アＤ１をハブ部の外径方向に引き抜き、固定金型Ｂ２よ
り引き離す。そして、もう一方の上コアＤ２をコア回転
軸イを原点として反時計方向に回転させ、可動金型Ａ２
を上に引き抜くことができる。
【００２４】図１０及び図１１に上記図４あるいは図５
で説明した条件による遠心送風機の羽根車の形態を示
す。◆図１０は参考例として示す羽根車の断面図、図１
１は参考例として図１０の羽根車を成形するために用い
る金型の形締め状態を示す断面図である。◆図１０にお
いてシュラウド５の内径ｄｓ１より大となる部分のシュ
ラウド５断面においてブレード４側を一円弧とは限らな
い形状となっている。また、ハブ３の金型ＰＬ面Ｌより
外径部分は、ハブ３の直線部分に対して外径方向にいく
に従って接近または変化しないようにしている。ハブ３
の端面の直線部分とハブ３の距離ｈ１，ｈ２，ｈ３の関
係はｈ１≧ｈ２≧ｈ３としている。
で説明した条件による遠心送風機の羽根車の形態を示
す。◆図１０は参考例として示す羽根車の断面図、図１
１は参考例として図１０の羽根車を成形するために用い
る金型の形締め状態を示す断面図である。◆図１０にお
いてシュラウド５の内径ｄｓ１より大となる部分のシュ
ラウド５断面においてブレード４側を一円弧とは限らな
い形状となっている。また、ハブ３の金型ＰＬ面Ｌより
外径部分は、ハブ３の直線部分に対して外径方向にいく
に従って接近または変化しないようにしている。ハブ３
の端面の直線部分とハブ３の距離ｈ１，ｈ２，ｈ３の関
係はｈ１≧ｈ２≧ｈ３としている。
【００２５】金型は図１１の如くハブ３側の一方Ｄ３
と、もう一方のコアＤ４に二分割して構成し、型締めを
行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、二分割されたコア
Ｄ３、Ｄ４のうちＤ３をハブ３の外径方向に引き抜き、
固定金型Ｂ３より引き離す。そして、もう一方のコアＤ
４をハブ３の回転軸に沿って移動させハブ３の外径方向
に引き抜く。続いて、可動金型Ａ３を上に引き抜くこと
ができる。
と、もう一方のコアＤ４に二分割して構成し、型締めを
行い合成樹脂等を流し込む。つぎに、二分割されたコア
Ｄ３、Ｄ４のうちＤ３をハブ３の外径方向に引き抜き、
固定金型Ｂ３より引き離す。そして、もう一方のコアＤ
４をハブ３の回転軸に沿って移動させハブ３の外径方向
に引き抜く。続いて、可動金型Ａ３を上に引き抜くこと
ができる。
【００２６】図１２及び図１３に上記図４あるいは図５
で説明した条件による遠心送風機の羽根車の形態を示
す。◆図１２は参考例として示す羽根車の断面図、図１
３は参考例として図１２の羽根車を成形するために用い
る金型の形締め状態を示す断面図、図１４は放射状に引
き抜くコアを示す上面図、図１５は、金型を抜いた状態
を示す断面図である。 ◆図１２においてシュラウド５の内径ｄｓ１より大とな
る部分のシュラウド５断面においてブレード４側を一円
弧とは限らない形状となっている。また、ハブ３の金型
ＰＬ面Ｌより外径部分は、直線部分に対して外径方向に
いくに従って接近または変化しないようにしている。ハ
ブ３の端面の直線部分とハブ３の距離ｈ１，ｈ２，ｈ３
の関係がｈ１≧ｈ２≧ｈ３としている。
で説明した条件による遠心送風機の羽根車の形態を示
す。◆図１２は参考例として示す羽根車の断面図、図１
３は参考例として図１２の羽根車を成形するために用い
る金型の形締め状態を示す断面図、図１４は放射状に引
き抜くコアを示す上面図、図１５は、金型を抜いた状態
を示す断面図である。 ◆図１２においてシュラウド５の内径ｄｓ１より大とな
る部分のシュラウド５断面においてブレード４側を一円
弧とは限らない形状となっている。また、ハブ３の金型
ＰＬ面Ｌより外径部分は、直線部分に対して外径方向に
いくに従って接近または変化しないようにしている。ハ
ブ３の端面の直線部分とハブ３の距離ｈ１，ｈ２，ｈ３
の関係がｈ１≧ｈ２≧ｈ３としている。
【００２７】金型は図１３の如くハブ３側の一方Ｄ５
と、もう一方のコアＤ６に二分割して構成し、型締めを
行い合成樹脂等を流し込む。さらに、シュラウド５の断
面のブレード４側に対してコア回転軸ウを持つようにす
る。
と、もう一方のコアＤ６に二分割して構成し、型締めを
行い合成樹脂等を流し込む。さらに、シュラウド５の断
面のブレード４側に対してコア回転軸ウを持つようにす
る。
【００２８】つぎに、型締めを行い合成樹脂等を流し込
み、二分割されたコアのハブ側の一方Ｄ５をハブ部を外
径方向に引き抜き、図１４に示されるように固定金型Ｂ
４より引き離す。そして、もう一方のコアＤ６をハブ３
側にかつコア回転軸ウに沿って移動させる。その後、コ
ア回転軸を中心に反時計方向に回転させ、ハブ３の外径
方向に引き抜く。続いて、可動金型Ａ４を上に引き抜
き、図１５に示すようにして製造することができる。
み、二分割されたコアのハブ側の一方Ｄ５をハブ部を外
径方向に引き抜き、図１４に示されるように固定金型Ｂ
４より引き離す。そして、もう一方のコアＤ６をハブ３
側にかつコア回転軸ウに沿って移動させる。その後、コ
ア回転軸を中心に反時計方向に回転させ、ハブ３の外径
方向に引き抜く。続いて、可動金型Ａ４を上に引き抜
き、図１５に示すようにして製造することができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、射出成形等により一体
成形ができるので、流体性能が良く風量を増大したり、
低騒音化に有利な羽根車にできると共に、製作時間が短
く、コストの安い、かつバランス等の精度も良い遠心送
風機の羽根車が得られる。
成形ができるので、流体性能が良く風量を増大したり、
低騒音化に有利な羽根車にできると共に、製作時間が短
く、コストの安い、かつバランス等の精度も良い遠心送
風機の羽根車が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の基本構成であり、実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】図１の上面図である。
【図３】本発明の実施の形態を示し、ブレード４を円柱
座標へ投影した図２の断面図である。
座標へ投影した図２の断面図である。
【図４】本発明の実施の形態を示し、シュラウド５とハ
ブ３間で金型の一部であるコアの抜け路方向を示す上面
図である。
ブ３間で金型の一部であるコアの抜け路方向を示す上面
図である。
【図５】本発明の実施の形態を示し、図４におけるブレ
ード４の形状が直線の場合の上面図である。
ード４の形状が直線の場合の上面図である。
【図６】本発明の実施の形態を示すブレード４を円柱座
標へ投影した断面図である。
標へ投影した断面図である。
【図７】参考例として図６の羽根車を成形する金型の型
締め状態を示す断面図である。
締め状態を示す断面図である。
【図８】本発明の実施の形態を示すブレード４を円柱座
標へ投影した断面図である。
標へ投影した断面図である。
【図９】図８の羽根車を成形する金型の型締め状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図１０】本発明の参考例を示すブレード４を円柱座標
へ投影した断面図である。
へ投影した断面図である。
【図１１】参考例として図１０の羽根車を成形する金型
の型締め状態を示す断面図である。
の型締め状態を示す断面図である。
【図１２】本発明の参考例を示すブレード４を円柱座標
へ投影した断面図である。
へ投影した断面図である。
【図１３】図１２の羽根車を成形する金型の型締め状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図１４】図１３において、金型のコアＤ５を放射状に
引き抜いた状態を示す上面図である。
引き抜いた状態を示す上面図である。
【図１５】図１３において、金型を抜いた状態を示す断
面図である。
面図である。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 良次 静岡県清水市村松390番地 株式会社 日立製作所 空調システム事業部内 (72)発明者 米山 裕康 静岡県清水市村松390番地 日立清水エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森 豊 静岡県清水市村松390番地 株式会社 日立製作所 空調システム事業部内 (72)発明者 望月 正昭 静岡県清水市村松390番地 株式会社 日立製作所 空調システム事業部内 (72)発明者 望月 佳彦 静岡県清水市村松390番地 日立清水エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡邉 昌俊 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (56)参考文献 特開 平７−103184（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−293494（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04D 29/30 F04D 29/28
Claims (2)
- 【請求項１】回転中心部に配置されたボスと、該ボスの
外径方向に延びるハブと、前記回転中心部を中心とする
円上に配置された複数のブレードと、シュラウド内径よ
り大きな外径を持つハブを有する遠心送風機の羽根車に
おいて、 前記シュラウドは前記ハブとの回転軸方向の寸法が外径
方向に向かうに従って徐々に小さくなるように構成さ
れ、 隣接する前記ブレードの回転方向側のブレードを第１ブ
レード、反回転側のブレードを第２ブレードとしたと
き、第１ブレードの負圧面側の前記シュラウド外径から
内径に向かうまでの任意の点での接線と、前記第２ブレ
ードの圧力面側の前記シュラウドの外径から内径に向か
うまでの任意の点での接線とが前記シュラウドの外径よ
り内側において交点を持つようにブレード形状が構成さ
れ、 前記シュラウドは外径側を円弧形状に構成され、前記ハ
ブは外径側を円弧形状に構成され、前記シュラウドの円
弧部分の円弧中心と前記ハブの円弧部分の円弧中心とは
略同一であることを特徴とする遠心送風機の羽根車。 - 【請求項２】回転中心部に配置されたボスと、該ボスの
外径方向に延びるハブと、前記回転中心部を中心とする
円上に配置された複数のブレードと、シュラウド内径よ
り大きな外径を持つハブを有する遠心送風機の羽根車に
おいて、 前記シュラウドは前記ハブとの回転軸方向の寸法が外径
方向に向かうに従って徐々に小さくなるように構成さ
れ、 隣接する前記ブレードの回転方向側のブレードを第１ブ
レード、反回転側のブレードを第２ブレードとしたと
き、第１ブレードの負圧面側の前記シュラウド外径から
内径に向かうまでの任意の点での接線と、前記第２ブレ
ードの圧力面側の前記シュラウドの外径から内径に向か
うまでの任意の点での接線とが前記シュラウドの外径よ
り内側において交点を持つようにブレード形状が構成さ
れ、 前記ハブは外径が前記シュラウドの内径より大きく、か
つ外径側が外径方向に行くに従って端面からの軸方向の
寸法が徐々に小さくなるようにされ、 前記ハブと前記シュラウドと前記ブレードとの間の空間
に設けられた前記ハブ側の下コアと前記ハブと回転によ
って接触しないような位置にコア回転軸が設けられた前
記シュラウド側の上コアとを備え、前記の下コアを前記
ハブの外径方向に引き抜き、上コアを前記コア回転軸を
中心として回転させ引き抜くことにより一体に成形され
ることを特徴とする遠心送風機の羽根車。
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