JP2828028B2 - 電子電話帳システム - Google Patents
電子電話帳システムInfo
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子電話帳システ
ムに係り、特に、ファクシミリ装置に好適な電子電話帳
システムに関する。
ムに係り、特に、ファクシミリ装置に好適な電子電話帳
システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置の電子電話帳に
は、センターで一括して管理する電子電話帳（以下、グ
ローバル電子電話帳と称す。）と、個人ユーザが個別に
管理する電子電話帳（以下、個人電子電話帳と称す。）
との２種類がある。
は、センターで一括して管理する電子電話帳（以下、グ
ローバル電子電話帳と称す。）と、個人ユーザが個別に
管理する電子電話帳（以下、個人電子電話帳と称す。）
との２種類がある。
【０００３】グローバル電子電話帳を使用したファクシ
ミリ装置の一例が、特開平４−２２０８７２号公報に記
載されている。この公報に記載された電子電話帳は、セ
ンターのファクシミリ装置が電子電話帳データベースを
備え、これにネットワーク接続された複数の端末ファク
シミリ装置からアクセスできるものである。
ミリ装置の一例が、特開平４−２２０８７２号公報に記
載されている。この公報に記載された電子電話帳は、セ
ンターのファクシミリ装置が電子電話帳データベースを
備え、これにネットワーク接続された複数の端末ファク
シミリ装置からアクセスできるものである。
【０００４】グローバル電子電話帳には、個人のデータ
ではなく大企業の社内内線電話番号のように広く使用さ
れ、かつ、膨大なデータからなる資料が収録され、これ
をセンターのデータベースで一括管理する。これによ
り、各端末ファクシミリ装置には大容量メモリを設ける
必要がなくなり、メモリの有効利用を図ることができ
る。この種のシステムを構成する端末ファクシミリ装置
は、センターファクシミリ装置の電子電話帳から電話番
号（宛先情報）を検査する検索手段と、この検索結果に
基づき送信相手先へ自動発呼する自動発呼手段とを備え
ている。
ではなく大企業の社内内線電話番号のように広く使用さ
れ、かつ、膨大なデータからなる資料が収録され、これ
をセンターのデータベースで一括管理する。これによ
り、各端末ファクシミリ装置には大容量メモリを設ける
必要がなくなり、メモリの有効利用を図ることができ
る。この種のシステムを構成する端末ファクシミリ装置
は、センターファクシミリ装置の電子電話帳から電話番
号（宛先情報）を検査する検索手段と、この検索結果に
基づき送信相手先へ自動発呼する自動発呼手段とを備え
ている。
【０００５】一方、個人電子電話帳を使用したファクシ
ミリ装置の一例が、特開平６−６２１４６号公報に記載
されている。この公報に記載された電子電話帳は、ファ
クシミリ装置を使用する個人ユーザ毎に用意され個人的
に管理される。各個人ユーザが個人の電子電話帳を持つ
ことで、電話番号（宛先情報）の選択誤りを削減し、ま
た、電話番号（宛先情報）の検索時間を短縮できる。こ
れに加え、電話帳を個人使用とすることで電話番号（宛
先情報）の秘匿性を確保している。そして、この種のフ
ァクシミリ装置は、個人ユーザが選択した特定の個人電
子電話帳を読み出す手段と、個人電子電話帳から電話番
号（宛先情報）を検索する検索手段と、この検索結果に
基づき送信相手先へ自動発呼する自動発呼手段とから構
成される。
ミリ装置の一例が、特開平６−６２１４６号公報に記載
されている。この公報に記載された電子電話帳は、ファ
クシミリ装置を使用する個人ユーザ毎に用意され個人的
に管理される。各個人ユーザが個人の電子電話帳を持つ
ことで、電話番号（宛先情報）の選択誤りを削減し、ま
た、電話番号（宛先情報）の検索時間を短縮できる。こ
れに加え、電話帳を個人使用とすることで電話番号（宛
先情報）の秘匿性を確保している。そして、この種のフ
ァクシミリ装置は、個人ユーザが選択した特定の個人電
子電話帳を読み出す手段と、個人電子電話帳から電話番
号（宛先情報）を検索する検索手段と、この検索結果に
基づき送信相手先へ自動発呼する自動発呼手段とから構
成される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、グローバル電話帳ではデータベースの
秘匿性に欠ける不都合があり、個人電話帳では、データ
ベース資源の有効利用を図れない不都合があった。
来例にあっては、グローバル電話帳ではデータベースの
秘匿性に欠ける不都合があり、個人電話帳では、データ
ベース資源の有効利用を図れない不都合があった。
【０００７】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、電話帳ファイルをある程度の秘匿性を
確保しつつ複数人で共用できる電子電話帳システムを提
供することを、その目的とする。
を改善し、特に、電話帳ファイルをある程度の秘匿性を
確保しつつ複数人で共用できる電子電話帳システムを提
供することを、その目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明では、複数の電話帳ファイルが
記憶された記憶手段と、所定の電話帳ファイルを記憶手
段から検索する検索手段と、この検索手段により検索さ
れた電話帳ファイルの内容を表示する表示手段とを備
え、電話帳ファイルの閲覧及び更新が可能となってい
る。また、電話帳ファイル毎に一又は二以上の利用可能
者を登録した電話帳別ユーザ管理ファイルと、利用者の
識別情報を入力する識別情報入力手段と、この識別情報
入力手段より入力された識別情報の正誤を確認し正しい
場合には検索手段に検索命令を出力する利用者確認手段
とを備えている。このうち、検索手段は、検索命令に応
じ識別情報に示された利用者が電話帳別ユーザ管理ファ
イルに利用可能者として登録されている電話帳ファイル
だけを記憶手段から検索する、という構成を採ってい
る。
め、請求項１記載の発明では、複数の電話帳ファイルが
記憶された記憶手段と、所定の電話帳ファイルを記憶手
段から検索する検索手段と、この検索手段により検索さ
れた電話帳ファイルの内容を表示する表示手段とを備
え、電話帳ファイルの閲覧及び更新が可能となってい
る。また、電話帳ファイル毎に一又は二以上の利用可能
者を登録した電話帳別ユーザ管理ファイルと、利用者の
識別情報を入力する識別情報入力手段と、この識別情報
入力手段より入力された識別情報の正誤を確認し正しい
場合には検索手段に検索命令を出力する利用者確認手段
とを備えている。このうち、検索手段は、検索命令に応
じ識別情報に示された利用者が電話帳別ユーザ管理ファ
イルに利用可能者として登録されている電話帳ファイル
だけを記憶手段から検索する、という構成を採ってい
る。
【０００９】本発明では、識別情報が入力され、正規の
利用者と確認されると、当該利用者が利用可能者として
登録されている電話帳ファイルのみが検索され、その内
容が表示される。よって、利用可能者として登録されて
いない電話帳ファイルについては表示されない。また、
同一の電話帳ファイルについて二以上の利用可能者が登
録されている場合、ある利用可能者の識別情報の入力に
よっても当該電話帳ファイルが表示されるし、他の利用
可能者の識別情報の入力によっても同一の電話帳ファイ
ルが表示される。すなわち、電話帳ファイルは予め登録
された複数人により共用される。
利用者と確認されると、当該利用者が利用可能者として
登録されている電話帳ファイルのみが検索され、その内
容が表示される。よって、利用可能者として登録されて
いない電話帳ファイルについては表示されない。また、
同一の電話帳ファイルについて二以上の利用可能者が登
録されている場合、ある利用可能者の識別情報の入力に
よっても当該電話帳ファイルが表示されるし、他の利用
可能者の識別情報の入力によっても同一の電話帳ファイ
ルが表示される。すなわち、電話帳ファイルは予め登録
された複数人により共用される。
【００１０】更に、請求項１記載の発明では、検索手段
により検索された複数の電話帳ファイルの名称一覧を表
示手段に表示させる表示制御手段と、この表示制御手段
に併設され表示手段に表示された電話帳ファイルの名称
一覧から利用者が呼び出したい電話帳ファイルを選択す
るための電話帳ファイル選択手段とを備えている。そし
て、表示制御手段は、電話帳ファイル選択手段により選
択された電話帳ファイルの内容を表示手段に表示させ
る、という構成を採っている。
により検索された複数の電話帳ファイルの名称一覧を表
示手段に表示させる表示制御手段と、この表示制御手段
に併設され表示手段に表示された電話帳ファイルの名称
一覧から利用者が呼び出したい電話帳ファイルを選択す
るための電話帳ファイル選択手段とを備えている。そし
て、表示制御手段は、電話帳ファイル選択手段により選
択された電話帳ファイルの内容を表示手段に表示させ
る、という構成を採っている。
【００１１】本発明では、利用可能者として登録された
電話帳ファイルが検索されると、当該複数の電話帳ファ
イルに関する名称一覧が表示される。そして、利用者が
名称一覧から所望の電話帳ファイルを選択すると、その
電話帳ファイルの内容が表示される。
電話帳ファイルが検索されると、当該複数の電話帳ファ
イルに関する名称一覧が表示される。そして、利用者が
名称一覧から所望の電話帳ファイルを選択すると、その
電話帳ファイルの内容が表示される。
【００１２】請求項２記載の発明では、電話帳別ユーザ
管理ファイルに登録された電話帳ファイルの利用可能者
毎に当該電話帳ファイルの更新許否を示す属性を付加す
ると共に、この更新許否の属性として更新許可の示され
ていない電話帳ファイルの当該利用可能者による更新処
理を禁止する更新処理規制手段を設けた、という構成を
採っている。
管理ファイルに登録された電話帳ファイルの利用可能者
毎に当該電話帳ファイルの更新許否を示す属性を付加す
ると共に、この更新許否の属性として更新許可の示され
ていない電話帳ファイルの当該利用可能者による更新処
理を禁止する更新処理規制手段を設けた、という構成を
採っている。
【００１３】本発明では、例え閲覧が可能な電話帳ファ
イルであっても、そのファイルの更新処理は、更新許可
の属性が付加された利用可能者のみに許容される。
イルであっても、そのファイルの更新処理は、更新許可
の属性が付加された利用可能者のみに許容される。
【００１４】これらにより、前述した目的を達成するも
のである。
のである。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
乃至図３に基づいて説明する。
乃至図３に基づいて説明する。
【００１６】図１は、本発明の一実施形態を示すブロッ
ク図である。本実施形態において、電子電話帳システム
はファクシミリ装置１０に搭載されている。以下、ファ
クシミリ装置１０の構成を説明する。
ク図である。本実施形態において、電子電話帳システム
はファクシミリ装置１０に搭載されている。以下、ファ
クシミリ装置１０の構成を説明する。
【００１７】表示部１は、例えば液晶表示パネルやＣＲ
Ｔディスプレイ等であって、電話帳ファイルの内容など
を表示する。入力部２は、例えばキーボードやタッチパ
ネル等であり、装置利用者による識別情報の入力，電話
帳ファイルの検索方法の指定，電話帳ファイルへの新規
データの入力，電話帳ファイルの表示状態の変更などに
使用される。この入力部２からの入力データは、ＣＰＵ
４に入力される。
Ｔディスプレイ等であって、電話帳ファイルの内容など
を表示する。入力部２は、例えばキーボードやタッチパ
ネル等であり、装置利用者による識別情報の入力，電話
帳ファイルの検索方法の指定，電話帳ファイルへの新規
データの入力，電話帳ファイルの表示状態の変更などに
使用される。この入力部２からの入力データは、ＣＰＵ
４に入力される。
【００１８】ＣＰＵ（マイコン）４は、予め準備された
処理プログラムを逐次実行することで各種の機能を実現
するようになっている。このＣＰＵ４は、例えば、利用
者が入力した識別情報の正誤の確認，利用可能な電話帳
ファイルの検索，検索された電話帳ファイルの表示制御
などを実行する。ここで、このＣＰＵ４が行う処理の詳
細については、動作説明に合わせて後述する。また、Ｃ
ＰＵ４には、ファクシミリ機能部３が併設されている。
処理プログラムを逐次実行することで各種の機能を実現
するようになっている。このＣＰＵ４は、例えば、利用
者が入力した識別情報の正誤の確認，利用可能な電話帳
ファイルの検索，検索された電話帳ファイルの表示制御
などを実行する。ここで、このＣＰＵ４が行う処理の詳
細については、動作説明に合わせて後述する。また、Ｃ
ＰＵ４には、ファクシミリ機能部３が併設されている。
【００１９】ファクシミリ機能部３は、従来一般的なフ
ァクシミリの機能を奏するものであり、所定の通信回線
（図示せず）を通じ予め設定された宛先に原稿情報を発
信し、また、原稿情報を受信する機能を備えている。こ
のファクシミリ機能部３は、ＣＰＵ４の命令に従って動
作する。
ァクシミリの機能を奏するものであり、所定の通信回線
（図示せず）を通じ予め設定された宛先に原稿情報を発
信し、また、原稿情報を受信する機能を備えている。こ
のファクシミリ機能部３は、ＣＰＵ４の命令に従って動
作する。
【００２０】また、ＣＰＵ４には、記憶手段６が併設さ
れている。この記憶手段６は、ハードディスク，光ディ
スク，ミニディスク等の読み書き可能な不揮発性ディス
クでも良いし、大容量の半導体不揮発性メモリであって
も良い。この記憶手段６には、例えば、部署や課などの
任意のグループ単位で一つずつ割り当てられた複数の電
話帳ファイル６ａと、この電話帳ファイル６ａから所定
のものを検索する際に参照されるインデックスなどが収
録された検索情報ファイル６ｂと、利用者の識別情報，
この者が属するグループ名，及びこのグループに割り当
てられた電話帳ファイルの格納先アドレス（パス名）と
を対応づけたグループ別ユーザ管理ファイル６ｃと、が
それぞれ記憶されている。
れている。この記憶手段６は、ハードディスク，光ディ
スク，ミニディスク等の読み書き可能な不揮発性ディス
クでも良いし、大容量の半導体不揮発性メモリであって
も良い。この記憶手段６には、例えば、部署や課などの
任意のグループ単位で一つずつ割り当てられた複数の電
話帳ファイル６ａと、この電話帳ファイル６ａから所定
のものを検索する際に参照されるインデックスなどが収
録された検索情報ファイル６ｂと、利用者の識別情報，
この者が属するグループ名，及びこのグループに割り当
てられた電話帳ファイルの格納先アドレス（パス名）と
を対応づけたグループ別ユーザ管理ファイル６ｃと、が
それぞれ記憶されている。
【００２１】図２に、グループ別ユーザ管理ファイル６
ｃの構成を示す。複数のグループ名（グループ０１，グ
ループ０２，・・・）に対し、それぞれ一つずつの電話
帳ファイルが割り当てられ、その格納パス名（データベ
ース／ａｄｄｒ／００１，・・・）が記述されている。
そして、各グループ名に属する利用者（ユーザ）が一人
乃至複数登録されている。即ち、一つの電話帳ファイル
に対し一人又は複数人が利用可能者として登録されてい
る。例えば、グループ０１にはユーザＡのみが所属し、
この者の識別情報が入力されて電話帳機能の利用が開始
されたときに限りパス名（データベース／ａｄｄｒ／０
０１）に格納された電話帳ファイルの閲覧が可能とな
る。
ｃの構成を示す。複数のグループ名（グループ０１，グ
ループ０２，・・・）に対し、それぞれ一つずつの電話
帳ファイルが割り当てられ、その格納パス名（データベ
ース／ａｄｄｒ／００１，・・・）が記述されている。
そして、各グループ名に属する利用者（ユーザ）が一人
乃至複数登録されている。即ち、一つの電話帳ファイル
に対し一人又は複数人が利用可能者として登録されてい
る。例えば、グループ０１にはユーザＡのみが所属し、
この者の識別情報が入力されて電話帳機能の利用が開始
されたときに限りパス名（データベース／ａｄｄｒ／０
０１）に格納された電話帳ファイルの閲覧が可能とな
る。
【００２２】ここで、ユーザＡの後ろに記述された「Ｒ
Ｗ」は「Ｒ」が閲覧許可を示し、「Ｗ」が更新許可を示
している。この閲覧又は更新許可の記号は、ＣＰＵ４が
このファイルを参照する際に解釈され、ユーザＡは上記
パス名に格納された電話帳ファイルを閲覧することはも
ちろん、書き換えることもできるように処理されるよう
になっている。また、グループ０７であればユーザＤ・
ＲＷ，ユーザＥ・Ｒが登録されているから、パス名（デ
ータベース２／ａｄｄｒ／００１）に格納された電話帳
ファイルに対し、ユーザＤは、閲覧も更新も可能に処理
されるが、ユーザＥは閲覧はできるが内容の更新はでき
ないように処理される。
Ｗ」は「Ｒ」が閲覧許可を示し、「Ｗ」が更新許可を示
している。この閲覧又は更新許可の記号は、ＣＰＵ４が
このファイルを参照する際に解釈され、ユーザＡは上記
パス名に格納された電話帳ファイルを閲覧することはも
ちろん、書き換えることもできるように処理されるよう
になっている。また、グループ０７であればユーザＤ・
ＲＷ，ユーザＥ・Ｒが登録されているから、パス名（デ
ータベース２／ａｄｄｒ／００１）に格納された電話帳
ファイルに対し、ユーザＤは、閲覧も更新も可能に処理
されるが、ユーザＥは閲覧はできるが内容の更新はでき
ないように処理される。
【００２３】また、図１に戻り、ＣＰＵ４には、ネット
ワークインタフェース９が併設されており、このネット
ワークインタフェース９を介して、ネットワーク２０上
の電話帳データベース３０やグループ別ユーザ管理デー
タベース４０にアクセスして外部資源の電話帳ファイル
にアクセスすることも可能となっている。
ワークインタフェース９が併設されており、このネット
ワークインタフェース９を介して、ネットワーク２０上
の電話帳データベース３０やグループ別ユーザ管理デー
タベース４０にアクセスして外部資源の電話帳ファイル
にアクセスすることも可能となっている。
【００２４】次に、図３に基づいて本実施形態の全体動
作を説明する。
作を説明する。
【００２５】ファクシミリ装置１０の利用者が入力部２
を操作してＣＰＵ４の電子電話帳機能を起動すると、Ｃ
ＰＵ４は、表示部１に識別情報の入力を促すメッセージ
を出力し、利用者による識別情報の入力があるまで待機
する（ステップＳ１）。ここで、識別情報とは、例え
ば、ユーザ名（ユーザＡなど）とこれに対応した暗唱コ
ードである。
を操作してＣＰＵ４の電子電話帳機能を起動すると、Ｃ
ＰＵ４は、表示部１に識別情報の入力を促すメッセージ
を出力し、利用者による識別情報の入力があるまで待機
する（ステップＳ１）。ここで、識別情報とは、例え
ば、ユーザ名（ユーザＡなど）とこれに対応した暗唱コ
ードである。
【００２６】そして、入力部２から識別情報が入力され
ると、ＣＰＵ４は、入力された識別情報が正しいか否か
を判断し、正規の利用者か否かを確認する（ステップＳ
２）。この結果、識別情報が正しければ、グループ別ユ
ーザ管理ファイルを参照し、識別情報に示されたユーザ
名の登録されたグループ名をすべて検索する（ステップ
Ｓ４）。この際、ＣＰＵ４は、ネットワークインタフェ
ース９を介してネットワーク２０上のグループ別ユーザ
管理データベース４０をも検索する。一方、入力された
識別情報が誤りの場合、ＣＰＵ４は電子電話帳機能を終
了する（ステップＳ３）。
ると、ＣＰＵ４は、入力された識別情報が正しいか否か
を判断し、正規の利用者か否かを確認する（ステップＳ
２）。この結果、識別情報が正しければ、グループ別ユ
ーザ管理ファイルを参照し、識別情報に示されたユーザ
名の登録されたグループ名をすべて検索する（ステップ
Ｓ４）。この際、ＣＰＵ４は、ネットワークインタフェ
ース９を介してネットワーク２０上のグループ別ユーザ
管理データベース４０をも検索する。一方、入力された
識別情報が誤りの場合、ＣＰＵ４は電子電話帳機能を終
了する（ステップＳ３）。
【００２７】グループ別ユーザ管理ファイルの検索を終
えたＣＰＵ４は、表示部１をして、電話帳データの読み
出しに関する二つの選択枝を表示させる。一つは、閲覧
可能な電話帳ファイルをすべて読み込む処理であり、も
う一つは、まず利用者の登録されているグループ名だけ
を一覧として表示させ、その中から該当するグループの
電話帳ファイルだけを選択して読み出す処理である（ス
テップＳ６）。
えたＣＰＵ４は、表示部１をして、電話帳データの読み
出しに関する二つの選択枝を表示させる。一つは、閲覧
可能な電話帳ファイルをすべて読み込む処理であり、も
う一つは、まず利用者の登録されているグループ名だけ
を一覧として表示させ、その中から該当するグループの
電話帳ファイルだけを選択して読み出す処理である（ス
テップＳ６）。
【００２８】これに対し、利用者は、「１」又は「２」
の番号を入力して前者か又は後者を選択する。「１」の
入力を受けたＣＰＵ４は、グループ別ユーザ管理ファイ
ルのパス名に従い、全てのデータベースを検索し、該当
する電話帳ファイルを全て読み出しメモリ５に格納する
（ステップＳ７）。そして、電話帳ファイルの内容を表
示部１に表示させる（ステップＳ１１）。
の番号を入力して前者か又は後者を選択する。「１」の
入力を受けたＣＰＵ４は、グループ別ユーザ管理ファイ
ルのパス名に従い、全てのデータベースを検索し、該当
する電話帳ファイルを全て読み出しメモリ５に格納する
（ステップＳ７）。そして、電話帳ファイルの内容を表
示部１に表示させる（ステップＳ１１）。
【００２９】一方、「２」の入力を受けたＣＰＵ４は、
先に検索したグループ名を一覧として表示部１に表示さ
せ（ステップＳ８）、入力部２からグループ名選択操作
を受けつける。利用者は、入力部２を操作して表示上で
希望のグループ名を指定する（ステップＳ９）。グルー
プ名の指定を受けたＣＰＵ４は、指定されたグループ名
に対応したパス名に従い、該当する電話帳ファイルだけ
を読み出しメモリ５に格納する（ステップＳ１０）。そ
して、電話帳ファイルの内容を表示部１に表示させる
（ステップＳ１１）。
先に検索したグループ名を一覧として表示部１に表示さ
せ（ステップＳ８）、入力部２からグループ名選択操作
を受けつける。利用者は、入力部２を操作して表示上で
希望のグループ名を指定する（ステップＳ９）。グルー
プ名の指定を受けたＣＰＵ４は、指定されたグループ名
に対応したパス名に従い、該当する電話帳ファイルだけ
を読み出しメモリ５に格納する（ステップＳ１０）。そ
して、電話帳ファイルの内容を表示部１に表示させる
（ステップＳ１１）。
【００３０】ここで、電話帳ファイルの内容は、例え
ば、宛名と電話番号を対にしたものである。また、ＣＰ
Ｕ４は、表示させた電話帳ファイルにつき、利用者が更
新許可を与えられていない場合、入力部２からのファイ
ル内容の書き換えを禁止する。電話帳ファイルの表示
後、ＣＰＵ４は、入力部２からの操作によりファクシミ
リ送信を実行したい宛先の選択を受けつける。利用者
は、入力部２を操作して表示された宛名の一覧からファ
クシミリ送信を行いたい相手先の宛名を選択する。宛名
の選択を受けつけたＣＰＵ４は、ファクシミリ機能部３
に選択された宛名と対応した電話番号をセットし、宛先
の自動発呼及び原稿情報の自動発信を実行する。
ば、宛名と電話番号を対にしたものである。また、ＣＰ
Ｕ４は、表示させた電話帳ファイルにつき、利用者が更
新許可を与えられていない場合、入力部２からのファイ
ル内容の書き換えを禁止する。電話帳ファイルの表示
後、ＣＰＵ４は、入力部２からの操作によりファクシミ
リ送信を実行したい宛先の選択を受けつける。利用者
は、入力部２を操作して表示された宛名の一覧からファ
クシミリ送信を行いたい相手先の宛名を選択する。宛名
の選択を受けつけたＣＰＵ４は、ファクシミリ機能部３
に選択された宛名と対応した電話番号をセットし、宛先
の自動発呼及び原稿情報の自動発信を実行する。
【００３１】このように、本実施形態では、グループ別
ユーザ管理ファイル６ｃでグループ毎に電話帳ファイル
を割り当てると共にこの電話帳ファイルを閲覧できる利
用可能者を一人乃至複数登録し、ＣＰＵ４がこのファイ
ルを参照して識別情報の確認が行われた利用者に対し閲
覧可能な電話帳ファイルの内容だけを表示するので、グ
ループ単位で秘匿性を確保しつつ電話帳ファイルを複数
人で共用することができる。このため、個人電子電話帳
へ共通なデータを個々に登録するよりもデータ容量の有
効利用を図ることができ、また、電話番号（宛先情報）
の登録（更新）処理にかかる手間を削減することもでき
る。
ユーザ管理ファイル６ｃでグループ毎に電話帳ファイル
を割り当てると共にこの電話帳ファイルを閲覧できる利
用可能者を一人乃至複数登録し、ＣＰＵ４がこのファイ
ルを参照して識別情報の確認が行われた利用者に対し閲
覧可能な電話帳ファイルの内容だけを表示するので、グ
ループ単位で秘匿性を確保しつつ電話帳ファイルを複数
人で共用することができる。このため、個人電子電話帳
へ共通なデータを個々に登録するよりもデータ容量の有
効利用を図ることができ、また、電話番号（宛先情報）
の登録（更新）処理にかかる手間を削減することもでき
る。
【００３２】また、ＣＰＵ４が、グループ名の一覧を表
示させて選択されたグループの電話帳ファイルを読み出
す場合には、不必要な電話番号を表示せずに必要な電話
番号（宛先情報）の閲覧を容易に行うことができる。
示させて選択されたグループの電話帳ファイルを読み出
す場合には、不必要な電話番号を表示せずに必要な電話
番号（宛先情報）の閲覧を容易に行うことができる。
【００３３】更に、ＣＰＵ４が，利用可能者毎に設定さ
れた電話帳ファイルの更新許可に基づき、更新許可のな
い利用者の電話帳ファイルの更新処理を禁止するので、
電話帳ファイルの信頼性を維持することができる。
れた電話帳ファイルの更新許可に基づき、更新許可のな
い利用者の電話帳ファイルの更新処理を禁止するので、
電話帳ファイルの信頼性を維持することができる。
【００３４】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、電話帳別ユーザ管理ファイルで
電話帳ファイルを閲覧できる利用可能者を一人乃至複数
登録し、検索手段が、このファイルを参照して識別情報
の確認が行われた利用者に対し閲覧可能な電話帳ファイ
ルの内容だけを表示させるので、秘匿性をある程度確保
しつつ電話帳ファイルを複数人で共用することができ
る。このため、個人電子電話帳へ共通なデータを個々に
登録するよりもデータ容量の有効利用を図ることがで
き、また、電話番号（宛先情報）の登録（更新）処理に
かかる手間を削減することもできる。
るので、これによると、電話帳別ユーザ管理ファイルで
電話帳ファイルを閲覧できる利用可能者を一人乃至複数
登録し、検索手段が、このファイルを参照して識別情報
の確認が行われた利用者に対し閲覧可能な電話帳ファイ
ルの内容だけを表示させるので、秘匿性をある程度確保
しつつ電話帳ファイルを複数人で共用することができ
る。このため、個人電子電話帳へ共通なデータを個々に
登録するよりもデータ容量の有効利用を図ることがで
き、また、電話番号（宛先情報）の登録（更新）処理に
かかる手間を削減することもできる。
【００３５】特に、検索手段が、電話帳ファイルに関す
る名称一覧を表示させ、選択されたグループの電話帳フ
ァイルを読み出すので、不必要な電話番号を表示せずに
必要な電話番号（宛先情報）の閲覧を容易に行うことが
できる。
る名称一覧を表示させ、選択されたグループの電話帳フ
ァイルを読み出すので、不必要な電話番号を表示せずに
必要な電話番号（宛先情報）の閲覧を容易に行うことが
できる。
【００３６】請求項２記載の発明では、更新処理規制手
段が、利用可能者毎に設定された電話帳ファイルの更新
許可に基づき、更新許可のない利用者の電話帳ファイル
の更新処理を禁止するので、電話帳ファイルの信頼性を
維持することができる、という従来にない優れた電子電
話帳システムを提供することができる。
段が、利用可能者毎に設定された電話帳ファイルの更新
許可に基づき、更新許可のない利用者の電話帳ファイル
の更新処理を禁止するので、電話帳ファイルの信頼性を
維持することができる、という従来にない優れた電子電
話帳システムを提供することができる。
【図１】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図２】グループ別ユーザ管理ファイルの内容を示す構
成図である。
成図である。
【図３】図１に示すＣＰＵの動作を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
１ 表示部 ２ 入力部（識別情報入力手段，電話帳ファイル選択手
段） ３ ファクシミリ機能部 ４ ＣＰＵ（検索手段，利用者確認手段，表示制御手
段，更新処理規制手段） ５ メモリ ６ 記憶部 ６ａ 電話帳ファイル ６ｂ 検索情報ファイル ６ｃ グループ別ユーザ管理ファイル（電話帳別ユーザ
管理ファイル） ９ ネットワークインタフェース １０ ファクシミリ装置 ２０ ネットワーク ３０ 電話帳データベース ４０ グループ別ユーザ管理データベース
段） ３ ファクシミリ機能部 ４ ＣＰＵ（検索手段，利用者確認手段，表示制御手
段，更新処理規制手段） ５ メモリ ６ 記憶部 ６ａ 電話帳ファイル ６ｂ 検索情報ファイル ６ｃ グループ別ユーザ管理ファイル（電話帳別ユーザ
管理ファイル） ９ ネットワークインタフェース １０ ファクシミリ装置 ２０ ネットワーク ３０ 電話帳データベース ４０ グループ別ユーザ管理データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 1/32 Ｇ０６Ｆ 15/40 ３２０Ｂ (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04M 1/274 H04M 1/56 H04M 11/00 303 H04N 1/00 106 H04N 1/32 G06F 15/40
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の電話帳ファイルが記憶された記憶
手段と、所定の電話帳ファイルを前記記憶手段から検索
する検索手段と、この検索手段により検索された電話帳
ファイルの内容を表示する表示手段とを備え、前記電話
帳ファイルの閲覧及び更新が可能な電子電話帳システム
であって、 前記電話帳ファイル毎に一又は二以上の利用可能者を登
録した電話帳別ユーザ管理ファイルと、利用者の識別情
報を入力する識別情報入力手段と、この識別情報入力手
段より入力された識別情報の正誤を確認し正しい場合に
は前記検索手段に検索命令を出力する利用者確認手段と
を備え、 前記検索手段は、前記検索命令に応じ前記識別情報に示
された利用者が前記電話帳別ユーザ管理ファイルに利用
可能者として登録されている電話帳ファイルだけを前記
記憶手段から検索する電子電話帳システムにおいて、 前記検索手段により検索された複数の電話帳ファイルに
関する名称一覧を前記表示手段に表示させる表示制御手
段と、この表示制御手段に併設され前記表示手段に表示
された電話帳ファイルに関する名称一覧から利用者が呼
び出したい電話帳ファイルを選択するための電話帳ファ
イル選択手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記電話帳ファイル選択手段によ
り選択された電話帳ファイルの内容を前記表示手段に表
示させることを特徴とした電子電話帳システム。 - 【請求項２】 前記電話帳別ユーザ管理ファイルに登録
された電話帳ファイルの利用可能者毎に当該電話帳ファ
イルの更新許否を示す属性を付加すると共に、この更新
許否の属性として更新許可が示されていない電話帳ファ
イルの当該利用可能者による更新処理を禁止する更新処
理規制手段を設けたことを特徴とした請求項１記載の電
子電話帳システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8107582A JP2828028B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 電子電話帳システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8107582A JP2828028B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 電子電話帳システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09294158A JPH09294158A (ja) | 1997-11-11 |
| JP2828028B2 true JP2828028B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=14462827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8107582A Expired - Fee Related JP2828028B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 電子電話帳システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2828028B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001282841A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Japan Tobacco Inc | データ検索条件登録機能を利用したデータ検索方法 |
| JP2007013238A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Murata Mach Ltd | ネットワークファクシミリ装置 |
| JP2007324784A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像通信宛先処理プログラム、画像通信プログラム、画像通信宛先処理装置、画像通信装置および画像通信システム |
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| US9392120B2 (en) | 2002-02-27 | 2016-07-12 | Verizon Patent And Licensing Inc. | Methods and systems for call management with user intervention |
| US8023925B2 (en) * | 2002-08-07 | 2011-09-20 | Deluca Peter | System and method for receiving and transferring a telephone directory from one cellular telephone to the same or another |
| US20060021013A1 (en) * | 2004-07-12 | 2006-01-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method of transmitting data |
| JP4604928B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2011-01-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 送信機能付き共有情報処理装置、画像形成装置 |
| JP4910983B2 (ja) * | 2007-10-22 | 2012-04-04 | 村田機械株式会社 | 画像処理装置 |
| JP5295184B2 (ja) * | 2010-07-24 | 2013-09-18 | 株式会社エイティング | 個人情報の閲覧方法、個人情報端末、個人情報管理サーバー、および電子アドレス帳 |
| JP6180951B2 (ja) | 2014-01-31 | 2017-08-16 | 株式会社沖データ | 電子アドレス帳記憶装置及び電子アドレス帳記憶方法 |
| JP6620799B2 (ja) * | 2017-10-25 | 2019-12-18 | 株式会社Ｊｖｃケンウッド | 電子機器、制御方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH03261258A (ja) * | 1990-03-09 | 1991-11-21 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置 |
| JPH05145686A (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-11 | Toshiba Corp | フアクシミリ装置 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8107582A patent/JP2828028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001282841A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Japan Tobacco Inc | データ検索条件登録機能を利用したデータ検索方法 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09294158A (ja) | 1997-11-11 |
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