JP2826794B2 - 大断面の矩形シールド用セグメントの組立方法 - Google Patents

大断面の矩形シールド用セグメントの組立方法

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JP2826794B2 JP5118369A JP11836993A JP2826794B2 JP 2826794 B2 JP2826794 B2 JP 2826794B2 JP 5118369 A JP5118369 A JP 5118369A JP 11836993 A JP11836993 A JP 11836993A JP 2826794 B2 JP2826794 B2 JP 2826794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、横幅が7m以上の大
断面の矩形シールド用セグメントの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の矩形断面シールドは、図9に例示
したように、トンネル幅が5m程度の大きさであり、1
ピースのセグメントの長さは短かい。このためセグメン
トの組立方法は、台車で運んできたセグメントをエレク
タで把持し所定の向きに回転させて組み立てる方法であ
った。従って、図9に示した上辺のセグメント1はその
仕上り面1aを上向きとした姿勢として台車で運ばれ、
この姿勢のままエレクタ2によって把持され、約180
゜回転させて組み立てられる。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】道路などは一車線ラ
ンプでもトンネルの横寸法は7〜12m程度の大きさで
あり、大断面矩形シールドの施工が要求される。大断面
矩形シールドの施工において、セグメントの分割数を増
やし、継手数を増加させると、矩形シールドの剛性が低
下され、変形を大きくしてしまう。従って、セグメント
の分割数を、ひいては継手数を減らすことが有効的であ
る。ところが、継手数を従来同様8分割ぐらいに制限す
ると、1ピースのセグメントの長さが長くなるから、図
10に例示したように、特に上辺部分のセグメントピー
ス10の組立てに関しては、従来のセグメント組立方法
ではエレクタ2で把持してトンネル内で回転させること
ができず、組み立てを行えない。
【0004】従って、本発明の目的は、トンネル横寸法
が大きい大断面の矩形シールド用セグメントの継手数を
減らし、その一方で、上辺部分の長いセグメントピース
を容易に組み立てることができる方法を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明に係る大断面の矩形シールド用
セグメントの組立方法は、大断面矩形シールドの上辺部
分のセグメントピース10は仕上がり面10aを下に向
けた姿勢で搬入し、組立て位置において、前記セグメン
トピース10は先ずホイスト5等でエレクタ2による把
持が可能な高さまで水平に吊り上げる。前記の高さに達
した時点で、前記セグメントピース10の下面側をエレ
クタ2により把持せしめて負荷の盛り替えを行い、その
後エレクタ2により前記セグメントピース1を持ち上げ
て上辺部分へはめ込み継手の接合を行うことを特徴とす
る。
【0006】本発明はまた、エレクタ2を横並びの配置
で合計2台設置し、ホイスト5等により水平に所定の高
さまで吊り上げた上辺部分のセグメントピース10は、
その下面側を前記2台のエレクタ2,2が共同して左右
2カ所をバランス良く把持して負荷の盛り替えを行い、
上辺部分への組立てを行うことも特徴とする。
【0007】
【作用】台車3は、仕上り面10aを下に向けた上辺部
分のセグメントピース10を組立て位置へ搬入する。ホ
イスト5は、前記セグメントピース10をエレクタ2で
把持可能な高さまで水平に吊り上げる。エレクタ2は、
前記セグメントピース10を把持すると、回転させる必
要もなく、そのまま直線的動作で上辺部分への組立てを
行える。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1から図7は大断面の矩形シールド用セグメン
トの組立工程を順に示している。先ず図1に示したよう
に、下辺部分のコーナセグメントピース4を台車3によ
り組立て位置まで搬入する。次いで図2に示したよう
に、前記組立て位置に左右に横並びの配置で合計2台設
置されたエレクタ2,2をそれぞれ運転して、矩形シー
ルドの下辺の左右の両角部へ、仕上り面4aを内方に向
けたコーナセグメントピース4をそれぞれ組立てる。前
記2台のエレクタ2,2の配置は、矩形シールド断面の
中央部にオープンスペース6を確保し、前記オープンス
ペース6に電源線や油圧ケーブルあるいは排土装置等の
装備を収納することができるように考慮されている。
【0009】図3では前記同様に、2台のエレクタ2を
運転して、矩形シールドの下辺部分には前記左右のコー
ナセグメントピース4の間に納める配置で仕上り面7a
を上方に向けた下辺部分のセグメントピース7を組立て
る。つづいて前記左右のコーナセグメントピース4の上
に、仕上り面8aを内方に向けた左右両側辺のセグメン
トピース8をそれぞれ組立てる(図4参照)。更に前記
左右両側辺のセグメントピース8の上に、仕上り面9a
を内方に向けた上辺左右のコーナセグメントピース9を
それぞれ組立て、継手の接合がそれぞれ行われる(図5
参照)。
【0010】最後に、仕上り面10aを下に向けた姿勢
で上辺部分のセグメントピース10を台車3によって搬
入する(図6参照)。前記上辺のセグメントピース10
は、シールド坑内の天井部分に配備された2台のホイス
ト5(又はその他の同種の吊り上げ装置)により、エレ
クタ2による支持が可能な高さまで水平姿勢のまま吊り
上げる。そして、図7に示したように、2台のエレクタ
2の共同作用として前記セグメントピース10の左右2
カ所をバランス良く把持させて前記ホイスト5との負荷
の盛り替えを行う。従って、エレクタ2はセグメントピ
ース10を回転させることなく、矩形シールドの上辺部
分の前記左右のコーナセグメントピース4,4の間へ仕
上り面10aを下方に向けた姿勢のまま納める要領で直
線的動作で組立てを行う。
【0011】なお、上述した実施例では2台のエレクタ
2,2を使用してセグメントピースを把持し組み立てる
方法を説明したが、この限りではない。図8に示したよ
うに、シールドトンネルの中央部に設置した1台のエレ
クタ2によってセグメントピースを把持させ組み立てる
ことも可能である。更に、図6のホイスト5に代わる吊
り上げ手段として、後方台車に装備された持ち上げ装置
等によりセグメントピースの吊り上げを行う方法も実施
できる。
【0012】
【本発明が奏する効果】本発明に係る大断面の矩形シー
ルド用セグメントの組立方法によれば、横寸法が長い上
辺部分のセグメントピース10を、矩形シールド断面内
において回転させることなく、容易に迅速に組立てられ
る。また、2台のエレクタ2,2を使用することによっ
て、長いセグメントピース10の2カ所をバランス良く
把持できるので、発生する曲げモーメントを小さくで
き、セグメントピース10を損傷させることもない。更
に、2台のエレクタ2,2の間の矩形シールド断面の中
央部に生じるオープンスペース6には油圧ケーブル等の
装備を収納できるので、セグメント組立時に前記装備を
一時的に撤去する必要もなく、大断面矩形シールド工事
を効率的に施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コーナセグメントピースを搬入した状態を示し
た矩形シールドの断面図である。
【図2】2台のエレクタで下辺部分のコーナセグメント
ピースを組み立てる状態を示した矩形シールドの断面図
である。
【図3】2台のエレクタで下辺部分のセグメントピース
を組み立てる状態を示した矩形シールドの断面図であ
る。
【図4】2台のエレクタで側辺部分のセグメントピース
を組み立てる状態を示した矩形シールドの断面図であ
る。
【図5】2台のエレクタで上辺のコーナセグメントピー
スを組み立てる状態を示した矩形シールドの断面図であ
る。
【図6】上辺部分のセグメントピースを搬入した状態を
示した矩形シールドの断面図である。
【図7】2台のエレクタで上辺部分のセグメントピース
を組み立てる状態を示した矩形シールドの断面図であ
る。
【図8】1台のエレクタで上辺部分のセグメントピース
を組み立てる状態を示した矩形シールドの断面図であ
る。
【図9】従来の方法によるエレクタのセグメント組立て
状態を示した矩形シールドの断面図である。
【図10】従来の方法による横寸の長いセグメントの組
立て状態を示した矩形シールドの断面図である。
【符号の説明】
10 セグメントピース 10a 仕上り面 2 エレクタ 3 台車 5 ホイスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋場 博史 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 田川 弘義 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 桜井 洋 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 藤井 義文 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 福本 忠浩 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 永島 哲紀 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 七瀬 太志 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 11/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大断面の矩形シールド用セグメントをエレ
    クタで組立てる方法において、 矩形シールドの上辺部分のセグメントピースはその仕上
    がり面を下に向けた姿勢で搬入し、組立て位置におい
    て、前記セグメントピースは先ずホイスト等でエレクタ
    による把持が可能な高さまで水平に吊り上げ、前記高さ
    に達した時点で、前記セグメントピースの下面側をエレ
    クタにより把持せしめて盛り替えを行い、その後エレク
    タにより前記セグメントピースを持ち上げて上辺部分へ
    はめ込み継手の接合を行うことを特徴とする、大断面の
    矩形シールド用セグメントの組立方法。
  2. 【請求項2】エレクタを横並びの配置で合計2台設置
    し、ホイスト等により水平に所定の高さまで吊り上げた
    上辺部分のセグメントピースはその下面側を前記2台の
    エレクタが共同して左右2カ所をバランス良く把持して
    盛り替えを行い、上辺部分への組立てを行うことを特徴
    とする、請求項1に記載した大断面の矩形シールド用セ
    グメントの組立方法。
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JP5279676B2 (ja) * 2009-10-08 2013-09-04 株式会社奥村組 函体組立装置
CN104863619A (zh) * 2015-04-22 2015-08-26 上海市机械施工集团有限公司 矩形隧道管片的拼装方法

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