JP2826720B2 - 廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法 - Google Patents

廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法

Info

Publication number
JP2826720B2
JP2826720B2 JP8911196A JP8911196A JP2826720B2 JP 2826720 B2 JP2826720 B2 JP 2826720B2 JP 8911196 A JP8911196 A JP 8911196A JP 8911196 A JP8911196 A JP 8911196A JP 2826720 B2 JP2826720 B2 JP 2826720B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
disposal site
layer
waste
optical fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8911196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08338783A (ja
Inventor
徹 幸前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daito Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Kogyo Co Ltd filed Critical Daito Kogyo Co Ltd
Priority to JP8911196A priority Critical patent/JP2826720B2/ja
Publication of JPH08338783A publication Critical patent/JPH08338783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826720B2 publication Critical patent/JP2826720B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】廃棄物処分場の地山と廃棄物
を遮断するために敷設された遮水シートの破損箇所を検
知する廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法に
関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場には、生活環境の保全上支
障が生じない方法で廃棄物を適切に貯留し、自然界の代
謝機能を利用し安定化、無害化するという観点から埋立
処分されている。そして、廃棄物には一般廃棄物と産業
廃棄物とがあり、それらのうち、家庭又は、産業活動に
より発生する生ゴミ、木質ゴミ、紙質ゴミ、繊維質ゴ
ミ、有機汚泥、焼却灰といった有機物を含んだもの等雑
多なものであり、その中に有害物質が含まれている場
合、それらの廃棄物が埋め立てられたときに分解や溶出
等の変化を伴い環境を汚染する恐れがあるので、廃棄物
は充分な管理のもとに処分することが必要である。
【0003】一般的に、産業廃棄物の管理型最終処分場
又は一般廃棄物処分場においては、廃棄物処分場に埋め
立てられた廃棄物が、経時変化していく過程で土中の微
生物により分解されるが、化学反応等により有害物質を
生成する恐れがあることから、これらが雨水等とともに
浸出水となり公共水域や地下水の汚染及びこれらに起因
する周辺環境への悪影響を防止するために、地山と廃棄
物とを遮断する合成樹脂系や合成ゴム系の材料からなる
遮水シートを敷設している。
【0004】そして、合成樹脂系や合成ゴム系の材料か
らなる遮水シートが例えば、遮水シートの接合部の構造
上の欠陥、廃棄物処分場の掘削面の整備の不十分さ、廃
棄物を投棄するときのオペレーターの操作ミス等によ
り、万一破損した場合には、廃棄物中の有害物質が地下
水に漏洩し、飲料水や農業用水が汚染される危険性があ
るので、遮水シートの破損による浸出水の流出を早期に
発見し、発見したらその破損箇所を速やかに補修しなけ
ればならない。
【0005】廃棄物処分場からの浸出水の流出を発見す
る方法の一つに、廃棄物処分場周辺に観測井戸を堀り、
水質を検査するというものがあるが、この方法では漏水
位置の特定ができないので遮水シートの破損箇所の発
見、破損箇所の補修まで相当の期間を要する。
【0006】また、廃棄物処分場に敷設されている遮水
シートの損傷位置を検知する方法としては、電気探査を
応用した電位測定法と電流測定法が知られている。電位
測定法は、廃棄物処分場の内外に電圧を加え、処分場内
に発生した電位分布の歪みから漏水位置を検知するとい
うものである。また、電流測定法は、遮水シートの上部
と下部にそれぞれ直交する線電極を等間隔に設置して、
遮水シートの上下間の電極に流れる電流を測定し、この
電流の変化から漏水位置を検知するというものである。
しかし、これらの方法はいずれも不確実で信頼性に欠
け、実用化が難しいという問題を有している。
【0007】ところで、特開平04ー168335号公
報には、「水道管などの管路からの液漏れ(漏水)を監
視する漏液監視装置について、一般に、光ファイバの一
部を加温すると、その温度上昇した部分での散乱光が増
大する。そこで、光ファイバの一端からパルス光を入射
し、その一端に戻ってくる後方散乱光を観測し、後方散
乱光の強度によりその温度が計測され、またパルス光の
入射から後方散乱光が戻ってくるまでの時間により温度
上昇した位置が計測される。温度センシング用の光ファ
イバを水道管などの管路に添わせて敷設し、この光ファ
イバを管路とは熱的に絶縁し、且つ管路から漏れてきた
水などの液体に浸るようにしておくと、漏れてきた水な
どに浸ることによってその光ファイバのその浸った箇所
だけが他の部分と温度が異なる。そこで、この温度セン
シング用光ファイバの一端に後方散乱光計測装置を接続
して、その光ファイバの後方散乱光を計測することによ
り、管路の全長のどこで漏液が生じても、その漏液を、
その箇所の位置とともに検出することが可能となる。」
ことが記載されている。
【0008】また、特開平04ー294236号公報に
は、「水分と化学反応を起こし、発熱または吸熱する反
応物質、たとえば水分と化学反応を起こし発熱する塩化
カルシウム(CaCl2)、塩化第1鉄(FeCl2)等
と、光ファイバ複合架空地線内に侵入した水分とが発熱
または吸熱した位置の温度変化が光ファイバを介して光
ファイバ式温度分布センサに検知され、光ファイバ複合
架空地線の浸水位置を検知すること」が記載されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電気探査を応用した従
来の方法は、いずれのものも解析に専門的知識を必要と
し、地中電流あるいは漏電等の不確定要素が多く、外乱
要因に左右され易く、したがって信頼性に欠け、さら
に、廃棄物の埋め立て状況の経時変化等の変動要因に的
確に対応し、廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所を迅
速、正確に検知することができるというものではない。
【0010】また、上記特開平04ー168335号公
報に記載されているものは、温度センシング用の光ファ
イバを水道管などの管路に添わせて敷設し、この光ファ
イバを管路とは熱的に絶縁し、且つ管路から漏れてきた
水などの液体に浸るようにしておき、この温度センシン
グ用光ファイバの一端に後方散乱光計測装置を接続し
て、水に浸った箇所の温度を光ファイバの後方散乱光を
計測することにより、その漏液箇所の位置を検出すると
いうものであり、有機汚泥、焼却灰といった有機物を含
む廃棄物が経時変化するなかで、土中の微生物により分
解される過程で発生する熱により廃棄物の温度が廃棄物
処分場周辺の地山温度とは異なる温度になっていること
に着目して、従来不可能であった地山と廃棄物とを遮断
するために敷設された遮水シートの破損箇所を検知する
というものではなく、また直に遮水シートの破損箇所の
検知に利用できるというものではない。
【0011】また、特開平04ー294236号公報に
記載されているものは、反応物質は、水分と化学反応を
起こし、発熱または吸熱するもの、たとえば水分と化学
反応を起こし、発熱する塩化カルシウム(CaC
2)、塩化第1鉄(FeCl2)等により、光ファイバ
複合架空地線内に侵入した水の位置を把握するというも
のであり、上記特開平04ー168335号公報に記載
されているものと同様、地山と廃棄物とを遮断するため
に敷設された遮水シートの破損箇所を検知するというも
のではなく、また直に遮水シートの破損箇所の検知に利
用できるというものではない。
【0012】本発明は、有機汚泥、焼却灰といった有機
物を含む廃棄物が経時変化するなかで、土中の微生物に
より分解される過程で発生する熱により廃棄物の温度は
廃棄物処分場周辺の地山温度とは異なる温度になってい
ることに着目し、従来不可能であった地山と廃棄物とを
遮断するために敷設された遮水シートの破損箇所を、そ
の解析に専門的知識を必要とすることなく、地中電流や
漏電等の外乱要因に左右されることなく確実に、そし
て、簡単な設備により安価に検知することができる廃棄
物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法の提供を目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所
検知工法は、廃棄物処分場に光ファイバーを配設し、光
ファイバーを覆うように遮水シートを敷設し、遮水シー
ト上に廃棄物を盛り上げ、有機物を含む廃棄物が経時変
化する過程で発生する熱により上昇した浸出水が漏出し
たときの温度を光ファイバーをセンサーとした温度計測
器により検出して、遮水シートの破損箇所を検知するも
のである。
【0014】上記の目的を達成するための本発明に係る
廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法は、廃棄
物処分場の地下水が流下する斜面及び底面に透水層を形
成し、該層に光ファイバーを配設し、廃棄物からの浸出
水が廃棄物処分場の外に漏洩することを防ぐ遮水シート
を前記光ファイバーを覆うように敷設し、該遮水シート
上に廃棄物を盛り上げ、有機物を含む廃棄物が経時変化
する過程で発生する熱により上昇した浸出水が漏出した
ときの温度を光ファイバーをセンサーとした温度計測器
により検出して、遮水シートの破損箇所を検知するもの
である。
【0015】上記の目的を達成するための本発明に係る
廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法は、廃棄
物処分場の地下水が流下する斜面及び底面に透水層及び
不透水層又は難透水層からなる複合層を設け、該複合層
の上に多孔シース管内に収納された光ファイバーを配設
し、前記多孔シース管を覆い廃棄物からの浸出水が廃棄
物処分場の外に漏洩することを防ぐ遮水シートを敷設
し、遮水シート上に廃棄物を盛り上げ、有機物を含む廃
棄物が経時変化する過程で発生する熱により上昇した浸
出水が漏出したときの温度を光ファイバーをセンサーと
した温度計測器により検出して、遮水シートの破損箇所
を検知するものである。
【0016】上記の目的を達成するための本発明に係る
廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法は、掘削
した地山の斜面及び底面上に設けた基層の上に透水層を
形成し、該透水層に光ファイバーを配設し、前記透水層
を覆うように遮水層を形成し、遮水層より漏出した有機
物を含む廃棄物が経時変化する過程で発生する熱により
上昇した浸出水が透水層を通過するときの温度を前記光
ファイバーをセンサーとした温度計測器により検出し
て、遮水シートの破損箇所を検知するものである。
【0017】本発明に係る廃棄物処分場の遮水シートの
破損箇所検知工法における基層は、地山から浸出した地
下水が透水層に浸透することを防ぐとともに遮水層から
漏出した浸出水が地山に浸入することを防ぐものであ
る。
【0018】本発明に係る廃棄物処分場の遮水シートの
破損箇所検知工法における基層は、合成樹脂系或いは合
成ゴム系の材料又はベントナイト含浸マットからなる遮
水シート材を敷設したものである。
【0019】本発明に係る廃棄物処分場の遮水シートの
破損箇所検知工法における基層は、モルタル又はゴムア
スファルトの吹付層である。
【0020】本発明に係る廃棄物処分場の遮水シートの
破損箇所検知工法における遮水層は、遮水シート単体又
は遮水シートと発泡ポリエチレンシートを重ね合わせた
ものである。
【0021】本発明に係る廃棄物処分場の遮水シートの
破損箇所検知工法における透水層は、不織布製マット、
ドレーン用マットの単体又はそれらを重ね合わせたもの
である。
【0022】
【作用】有機汚泥、焼却灰といった有機物を含む廃棄物
が経時変化するなかで、土中の微生物により分解される
過程で発生する熱により廃棄物の温度は廃棄物処分場周
辺の地山温度よりも上昇している。
【0023】遮水シート上に盛り上げられ貯留されてい
る有機物を含む廃棄物が経時変化する過程で発生する熱
により上昇した浸出水が遮水シートの破損箇所から漏出
したときの温度を廃棄物処分場に配設された光ファイバ
ーをセンサーとした温度計測器により検出する。
【0024】複合層、不透水層又は難透水層の上に多孔
シース管内に収納された光ファイバーを配設し、前記多
孔シース管を覆い廃棄物からの浸出水が廃棄物処分場の
外に漏洩することを防ぐ遮水シートを敷設しているの
で、透水マットの弾力性、クッション作用により掘削し
て形成された廃棄物処分場の地山の不整備或いは投棄、
盛り上げられる廃棄物に含まれる突起物により遮水シー
トのさらなる破損が起こりにくく、不透水層又は難透水
層によってそれらの層の下を流下する又はそれらの下に
存在する地下水との遮断が確実に行われ、したがって漏
出した浸出水のみの温度が光ファイバーをセンサーとし
た温度計測器により検出され、より正確に遮水シートの
破損箇所の検知ができる。
【0025】透水マットは、地下水の流下を容易にする
ことから、廃棄物処分場への地下水の浸出を防ぐととも
に、地下水を遮水シート下面に配設された光ファイバー
に接触させない作用をしている。
【0026】光ファイバーは、温度センサーとして使用
される。即ち、光ファイバーにレーザーパルスを入射す
ると、光ファイバーを構成するガラス分子の動きによる
ラマン散乱光が発生し、このラマン散乱光は温度に大き
く依存するため、散乱光の強度と入射側に戻ってくるま
での遅延時間を測定することによって散乱光の発生した
位置の温度が求められる。そしてその測定距離は数キロ
にわたって可能である。
【0027】遮水シートの破損部から漏出した浸出水
は、不透水層又は難透水層と遮水シートの間隙を流下
し、不透水層又は難透水層の上に敷設された多孔シース
管内に収納された光ファイバーをセンサーとした温度計
測器により、浸出水の温度が測定される。
【0028】掘削して造成された廃棄物処分場の斜面及
び底面上に形成されている基層により、地山から浸出し
た地下水は光ファイバーが配設された透水層に浸透する
ことが防がれるとともに、遮水シートが何らかの原因で
破損し、破損箇所から漏出した浸出水が地山1に浸入す
ることが防がれる。
【0029】基層は、廃棄物処分場の地下水をこの基層
の下を流下させ、基層上の透水層に配設された光ファイ
バーを地下水から遮断している。また、廃棄物処分場の
地下水が流下する小段部にも、基層が設けられているの
で、地下水はこの基層の下を流下し、透水層の光ファイ
バーを地下水から遮断する。
【0030】遮水シートが破損したときには、透水層に
浸入した浸出水が基層により地山に漏出することが防止
できるとともに、有機汚泥、焼却灰といった有機物を含
む廃棄物が経時変化するなかで、土中の微生物により分
解される過程で発生する熱により廃棄物の温度は廃棄物
処分場の周辺の地山温度よりも上昇している浸出水は、
遮水シートの破損箇所から透水層を流下し、透水層に配
設された光ファイバーに接触し、光ファイバーをセンサ
ーとした温度計測器によりその温度が検出され、遮水シ
ートの破損箇所が正確に検出される。
【0031】地下水は浸透の容易な透水マットを通って
下部の集排水管に導かれる。
【発明の実施の形態】本発明に係る廃棄物処分場の遮水
シートの破損箇所検知工法の発明の実施の形態を、図面
を参照して、実施例に基づき説明する。図1は廃棄物処
分場の要部を示す断面図であり、図2は廃棄物処分場に
配設した光ファイバーケーブルの敷設状況を示す廃棄物
処分場の平面図であり、図3は廃棄物処分場の第1の実
施例の一部を拡大して示す断面図であり、図4は廃棄物
処分場の第2の実施例の一部を拡大して示す断面図であ
り、図5は廃棄物処分場の第3の実施例の一部を拡大し
て示す断面図であり、図6は遮水シートの破損箇所と浸
出水の漏水箇所を検知する光ファイバーとの状況を示す
廃棄物処分場の一部を拡大して示す断面図であり、図7
は廃棄物処分場の第4の実施例の一部を拡大して示す断
面図であり、図8は廃棄物処分場の第5の実施例の一部
を拡大して示す断面図であり、図9は廃棄物処分場の第
6の実施例の一部を拡大して示す断面図であり、図10
は廃棄物処分場の第7の実施例の一部を拡大して示す断
面図であり、図11は廃棄物処分場の第5の実施例にお
ける遮水シートの破損箇所と浸出水の漏水箇所を検知す
る光ファイバーとの状況及び基層と地下水との関係を示
す廃棄物処分場の一部を拡大して示す断面図であり、そ
して、図12は光ファイバーの検知温度と計測距離の関
係を示すグラフ図である。
【0032】図1に示すように、地山1の地形に合わせ
て掘削して形成してなる廃棄物処分場2の底面16、周
囲の傾斜面17及び小段部18には、透水マット8と透
水マット8の上面又は下面に設けられた不透水層又は難
透水層9とからなる複合層15が設けられている。そし
て、この複合層15の上には有孔ステンレス管等からな
る多孔シース管7内に光ファイバー6を収納し、これら
を連結した光ファイバーケーブル12が配設されてい
る。
【0033】図2に示す、温度計測器14は、レーザー
パルスを光ファイバー6に発信し、光ファイバー6が温
度センサーとして作用し、発生するラマン散乱光を受信
する。光ファイバーケーブル12は廃棄物処分場2の底
面16、周囲の傾斜面17及び小段部18に傾斜面17
のコンターラインに沿うように、そして底面16及び小
段部18にほぼ均等の所定間隔でループ状に配設されて
いる。
【0034】光ファイバー6は、前記公知文献にも記載
されているように、温度センサーとして使用される。光
ファイバー6にレーザーパルスを入射すると、光ファイ
バー6を構成するガラス分子の動きによるラマン散乱光
が発生し、このラマン散乱光は温度に大きく依存するた
め、散乱光の強度と入射側に戻ってくるまでの遅延時間
を測定することによって、散乱光の発生した位置の温度
が温度計測器14により求められる。そしてその測定距
離は、数キロにわたって可能である。
【0035】遮水シート4は、廃棄物3からの浸出水が
地下水とともに廃棄物処分場2の外に排出されることを
防ぐためのものであり、光ファイバーケーブル12を覆
い、そして、遮水シート4の地山1の上の端部は、雨水
等が遮水シート4の下を流下しないように折曲げられて
地山1に挿入固定されている。そして、敷設されている
遮水シート4の上に廃棄物3が投棄され、盛り上げられ
る。廃棄物3の上には数層の土砂の層21が覆土され
る。なお、図1において、Aは遮水シート4の破損箇所
であり、矢印は浸出水13の流下の状況を示すものであ
る。また、図1は廃棄物3が盛り上げ過程にある状態を
示しており、覆土である土砂の層21は通常複数の層が
形成されるが、図1においては一つの層のものを図示し
ている。
【0036】廃棄物処分場2の底面16はそこに集まっ
た水が集水されるように緩やかに傾斜しており、底面1
6の最低部には集排水溝20が設けられており、砂等の
透水材11を介して多孔管等からなる集排水管10が埋
設されている。
【0037】地山1の地形に合わせて平面形状が円形、
楕円形、多角形に掘削形成されており、遮水シート4は
廃棄物処分場2の掘削形成された傾斜面17、小段部1
8及び底面16を覆うように敷設される。遮水シート4
は、盛り上げられた廃棄物3内を流下する雨水が廃棄物
処分場2の地下に浸透しあるいは表面水となって流下し
ないように水密性を保って敷設されている。
【0038】図3に示す廃棄物処分場2の第1の実施例
においては、廃棄物処分場2の斜面17、小段部(図示
せず。)及び底面16上に透水マット8を敷設し、透水
マット8上に光ファイバー6が収納された多孔シース管
7を配設し、前記多孔シース管7を覆うように廃棄物3
からの浸出水が廃棄物処分場の外に漏洩することを防ぐ
遮水シート4が敷設されており、遮水シート4上に廃棄
物3が盛り上げられている。遮水シート4は、盛り上げ
られた廃棄物3内を流下する雨水が廃棄物処分場2の地
下に浸透しあるいは表面水となって流下しないように水
密性を保って敷設されている。遮水シート4は、廃棄物
3からの浸出水が地下水とともに廃棄物処分場2の外に
排出されることを防ぐためのものである。透水マット8
は、透水性を有する不織布製マット、ドレーン用マット
等からなるものである。また、不透水層又は難透水層9
は、遮水シート、モルタル又はゴムアスファルトの吹付
層或いはベントナイトを含浸させたマットを敷設したも
のである。
【0039】図4に示す廃棄物処分場2の第2の実施例
においては、廃棄物処分場2の斜面17、小段部(図示
せず。)及び底面16に不透水層又は難透水層9が敷設
されており、該不透水層又は難透水層9の上に透水マッ
ト8が敷設されており、透水マット8とその下に重ね合
わせて敷設されている不透水層又は難透水層9とで複合
層15が形成される。そして、透水マット8上に光ファ
イバー6が収納された多孔シース管7を配設し、前記多
孔シース管7を覆うように廃棄物3からの浸出水が廃棄
物処分場の外に漏洩することを防ぐ遮水シート4が敷設
されている。廃棄物処分場2の地下水19が流下する傾
斜面17及び底部16に不透水層又は難透水層9を設
け、地下水19をこの不透水層又は難透水層9の下を流
下させ、複合層15の上に多孔シース管7内に収納され
た光ファイバー6を配設し、光ファイバー6を地下水1
9から遮断している。なお、廃棄物処分場2の地下水1
9が流下する小段部18(図4には図示されていな
い。)においても、不透水層又は難透水層9を設け、地
下水19をこの不透水層又は難透水層9の下を流下さ
せ、光ファイバー6を地下水19から遮断している。遮
水シート4上に廃棄物3が盛り上げられている。
【0040】図5に示す廃棄物処分場2の第3の実施例
においては、廃棄物処分場2の斜面17、小段部(図示
せず。)及び底面16上に透水マット8を敷設し、その
上に、不透水層又は難透水層9が敷設されており、該不
透水層又は難透水層9上に光ファイバー6が収納された
多孔シース管7を配設し、前記多孔シース管7を覆うよ
うに廃棄物3からの浸出水が廃棄物処分場の外に漏洩す
ることを防ぐ遮水シート4が敷設されており、遮水シー
ト4上に廃棄物3が盛り上げられている。透水マット8
とその下に重ね合わせて敷設されている不透水層又は難
透水層9とで複合層15が形成される。
【0041】図6に示すように、廃棄物処分場2の地山
の不整備或いは投棄、盛り上げられる廃棄物3に含まれ
る突起物により遮水シート4が破損すると、有機汚泥、
焼却灰といった有機物を含む廃棄物3が経時変化するな
かで、土中の微生物により分解される過程で発生する熱
により廃棄物3の温度は廃棄物処分場2の周辺の地山1
温度よりも上昇しており、矢印で示す浸出水13は、遮
水シート4の破損箇所Aから遮水シート4と複合層15
の不透水層又は難透水層9の間を流下し、多孔シース管
7内の光ファイバー6をセンサーとした温度計測器14
によりその温度が検出され、遮水シート4の破損箇所A
が正確に検出される。
【0042】複合層15、不透水層又は難透水層9の上
に多孔シース管7内に収納された光ファイバー6を配設
し、前記多孔シース管7を覆い廃棄物3からの浸出水1
3が廃棄物処分場2の外に漏洩することを防ぐ遮水シー
ト4を敷設しているので、透水マット8の弾力性、クッ
ション作用により掘削して形成された廃棄物処分場2の
地山の不整備或いは投棄、盛り上げられる廃棄物3に含
まれる突起物により遮水シート4の破損が起こりにく
い。また、不透水層又は難透水層9によって、それらの
層9の下を流下したり、或いはそれらの下に存在する地
下水19との遮断が確実に行われるので、漏出した浸出
水13のみの温度が光ファイバー6をセンサーとした温
度計測器14により検出され、より正確に遮水シート4
の破損箇所Aの検知ができる。
【0043】図7に示す廃棄物処分場2の第4の実施例
においては、廃棄物処分場2の掘削形成された傾斜面1
7、小段部(図示せず。)及び底面16上に透水マット
8が敷設され、該透水マット8に光ファイバー6が配設
されており、該光ファイバー6を覆うように廃棄物3か
らの浸出水が廃棄物処分場の外に漏洩することを防ぐ遮
水シート4が敷設されている。そして、遮水シート4上
に廃棄物3が盛り上げられている。遮水シート4は、盛
り上げられた廃棄物3内を流下する雨水が廃棄物処分場
2の地下に浸透しあるいは表面水となって流下しないよ
うに水密性を保って敷設されている。遮水シート4は、
廃棄物3からの浸出水が地下水とともに廃棄物処分場2
の外に排出されることを防ぐためのものであり、光ファ
イバー6は、多孔シース管に収納されることなく、その
まま透水マット8に配設されている。
【0044】図8に示す廃棄物処分場2の第5の実施例
においては、掘削して造成された廃棄物処分場2の傾斜
面17、小段部(図示せず。)及び底面16上に基層2
2がが形成されている。基層22は、地山1から浸出し
た地下水19が光ファイバー6が配設された透水層8に
浸透することを防ぐとともに遮水シート4が何らかの原
因で破損し、破損箇所から漏出した浸出水13が地山1
に浸入することを防ぐものである。
【0045】そして、この第5の実施例においては、基
層22は、合成樹脂系或いは合成ゴム系の材料又はベン
トナイト含浸マットからなる遮水シート材23を敷設し
たものである。
【0046】基層22は、廃棄物処分場2の地下水19
をこの基層22の下を流下させ、基層22の上に配設さ
れた光ファイバー6を地下水19から遮断している。な
お、廃棄物処分場2の地下水19が流下する小段部18
(図4には図示されていない。)においても、基層22
を設け、地下水19をこの基層22の下を流下させ、光
ファイバー6を地下水19から遮断している。
【0047】図9に示す廃棄物処分場2の第6の実施例
においては、廃棄物処分場2の掘削形成された傾斜面1
7、小段部(図示せず。)及び底面16上に遮水シート
材23からなる基層22が設けられている。遮水シート
材23上の透水マット8に光ファイバー6が配設されて
おり、該光ファイバー6を覆うように廃棄物3からの浸
出水が廃棄物処分場の外に漏洩することを防ぐ遮水シー
ト4と発泡ポリエチレンシート24が重ね合わせて敷設
されている。遮水シート4上に廃棄物3が盛り上げられ
ている。光ファイバー6は、多孔シース管に収納される
ことなく、そのまま透水マット8に配設されている。
【0048】そしてまた、図10に示す廃棄物処分場2
の第7の実施例においては、廃棄物処分場2の地山1の
上に、廃棄物処分場2の地下水19が流下する傾斜面1
7、小段部18(図示せず)及び底部16にモルタル又
はゴムアスファルトの吹付層25からなる基層22が形
成されている。地下水19は、このモルタル又はゴムア
スファルトの吹付層25からなる基層22の下を流下
し、基層22上の透水層8に配設された光ファイバー6
は地下水19から遮断されている。遮水シート4と光フ
ァイバー6が配設されている透水層8との間には、遮水
シート4に重ね合わせるように発泡ポリエチレンシート
24が敷設されているので、このシート24の弾力性、
クッション作用により掘削して形成された廃棄物処分場
2の地山の不整備或いは投棄、盛り上げられる廃棄物3
に含まれる突起物により遮水シート4が破損しにくく、
発泡ポリエチレンシート24自体が難透水性の材料であ
るから、遮水シート4の止水性が向上するとともに、遮
水層の断熱性が向上する。
【0049】図11に示すように、遮水シート4が破損
したときには、透水層8に浸入した浸出水13が基層2
2により地山1に漏出することが防止できるとともに、
有機汚泥、焼却灰といった有機物を含む廃棄物3が経時
変化するなかで、土中の微生物により分解される過程で
発生する熱により廃棄物3の温度は廃棄物処分場2の周
辺の地山1温度よりも上昇している矢印で示す浸出水1
3は、遮水シート4の破損箇所Aから透水層8を流下
し、透水層8に配設された光ファイバー6に接触し、光
ファイバー6をセンサーとした温度計測器14によりそ
の温度が検出され、遮水シート4の破損箇所Aが正確に
検出される。
【0050】地下水13は浸透の容易な透水マット8を
通って、底面16下部の集排水管10に導かれ、廃棄物
処分場2内の浸出水13は、浸出水排水管(図示せず)
を経て水処理され廃棄物処理場2の外に排出される。
【0051】光ファイバー6をセンサーとした温度計測
器14により検出された温度と温度計測器14からの距
離から、浸出水13の漏水位置である遮水シート4の破
損箇所Aが検知できる。
【0052】したがって、図2に示すように、遮水シー
ト4の破損箇所Aからの浸出水13は、矢印のように流
下し箇所Bで検出される。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る廃棄物処分場の漏水検知工
法は、従来不可能であった地山と廃棄物とを遮断するた
めに敷設された遮水シートの破損箇所を、その解析に専
門的知識を必要とすることなく、地中電流や漏電等の外
乱要因に左右されることなく確実に、そして、簡単な設
備により安価に検知することができるという効果を奏す
る。
【0054】本発明に係る廃棄物処分場の漏水検知工法
は、透水マットの弾力性、クッション作用により掘削し
て形成された廃棄物処分場の地山の不整備或いは投棄、
盛り上げられる廃棄物に含まれる突起物により遮水シー
トのさらなる破損が防止され、透水マットにより地下水
の流下が容易になるとともに、不透水層又は難透水層に
よってそれらの層の下を流下する又はそれらの下に存在
する地下水との遮断が確実に行われ、したがって漏出し
た浸出水のみの温度が光ファイバーにより測定されるこ
とによって、正確に遮水シートの破損箇所の検知ができ
るという効果を奏する。
【0055】本発明に係る廃棄物処分場の漏水検知工法
は、不透水層又は難透水層によってそれらの層の下を流
下する又はそれらの下に存在する地下水との遮断が確実
に行われるので、漏出した浸出水のみの温度が光ファイ
バーにより正確に検知でき、遮水シートの破損箇所の検
知ができるという効果を奏する。
【0056】本発明に係る廃棄物処分場の漏水検知工法
は、掘削した地山の斜面及び底面上に設けた基層の上に
透水層が形成され、該透水層に光ファイバーを配設し、
前記透水層を覆うように遮水シート及び発泡ポリエチレ
ンシートからなる遮水層が形成されているので、遮水層
の遮水性、止水性が向上するとともに、断熱性を高め、
光ファイバーの遮水シートの破損箇所からの浸出水の検
知性能を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃棄物処分場の要部を示す断面図である。
【図2】廃棄物処分場に配設した光ファイバーケーブル
の敷設状況を示す廃棄物処分場の平面図である。
【図3】廃棄物処分場の第1の実施例の一部を拡大して
示す断面図である。
【図4】廃棄物処分場の第2の実施例の一部を拡大して
示す断面図である。
【図5】廃棄物処分場の第3の実施例の一部を拡大して
示す拡大断面図である。
【図6】廃棄物処分場の第1の実施例における遮水シー
トの破損箇所と浸出水の漏水箇所を検知する光ファイバ
ーとの状況を示す廃棄物処分場の一部を拡大して示す断
面図である。
【図7】廃棄物処分場の第4の実施例の一部を拡大して
示す断面図である。
【図8】廃棄物処分場の第5の実施例の一部を拡大して
示す断面図である。
【図9】廃棄物処分場の第6の実施例の一部を拡大して
示す断面図である。
【図10】廃棄物処分場の第7の実施例の一部を拡大し
て示す断面図である。
【図11】廃棄物処分場の第4の実施例における遮水シ
ートの破損箇所と浸出水の漏水箇所を検知する光ファイ
バーとの状況及び基層と地下水との関係を示す廃棄物処
分場の一部を拡大して示す断面図である。
【図12】光ファイバーの検知温度と計測距離の関係を
示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 地山 2 廃棄物処分場 3 廃棄物 4 遮水シート 6 光ファイバー 7 多孔シース管 8 透水マット 9 不透水層又は難透水層 12 光ファイバーケーブル 13 浸出水 14 温度計測器 15 複合層 16 底面 17 傾斜面 18 小段部 19 地下水 22 基層 23 合成樹脂系或いは合成ゴム系の材料又はベントナ
イト含浸マットからなる遮水シート材 24 発泡ポリエチレンシート 25 モルタル又はゴムアスファルトの吹付層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 3/02 B09B 1/00 ZAB E02B 7/02 G01M 3/20 G01M 3/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物処分場に光ファイバーを配設し、
    光ファイバーを覆うように遮水シートを敷設し、遮水シ
    ート上に廃棄物を盛り上げ、有機物を含む廃棄物が経時
    変化する過程で発生する熱により上昇した浸出水が漏出
    したときの温度を光ファイバーをセンサーとした温度計
    測器により検出して、遮水シートの破損箇所を検知する
    ことを特徴とする廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所
    検知工法。
  2. 【請求項2】 廃棄物処分場の地下水が流下する斜面及
    び底面に透水層を形成し、該層に光ファイバーを配設
    し、廃棄物からの浸出水が廃棄物処分場の外に漏洩する
    ことを防ぐ遮水シートを前記光ファイバーを覆うように
    敷設し、該遮水シート上に廃棄物を盛り上げ、有機物を
    含む廃棄物が経時変化する過程で発生する熱により上昇
    した浸出水が漏出したときの温度を光ファイバーをセン
    サーとした温度計測器により検出して、遮水シートの破
    損箇所を検知することを特徴とする廃棄物処分場の遮水
    シートの破損箇所検知工法。
  3. 【請求項3】 廃棄物処分場の地下水が流下する斜面及
    び底面に透水層及び不透水層又は難透水層からなる複合
    層を設け、該複合層の上に多孔シース管内に収納された
    光ファイバーを配設し、前記多孔シース管を覆い廃棄物
    からの浸出水が廃棄物処分場の外に漏洩することを防ぐ
    遮水シートを敷設し、遮水シート上に廃棄物を盛り上
    げ、有機物を含む廃棄物が経時変化する過程で発生する
    熱により上昇した浸出水が漏出したときの温度を光ファ
    イバーをセンサーとした温度計測器により検出して、遮
    水シートの破損箇所を検知することを特徴とする廃棄物
    処分場の遮水シートの破損箇所検知工法。
  4. 【請求項4】 掘削した地山の斜面及び底面上に設けた
    基層の上に透水層を形成し、該透水層に光ファイバーを
    配設し、前記透水層を覆うように遮水層を形成し、遮水
    層より漏出した有機物を含む廃棄物が経時変化する過程
    で発生する熱により上昇した浸出水が透水層を通過する
    ときの温度を前記光ファイバーをセンサーとした温度計
    測器により検出して、遮水シートの破損箇所を検知する
    ことを特徴とする廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所
    検知工法。
  5. 【請求項5】 基層は、地山から浸出した地下水が透水
    層に浸透することを防ぐとともに遮水層から漏出した浸
    出水が地山に浸入することを防ぐものであることを特徴
    とする請求項4に記載の遮水シートの破損箇所検知工
    法。
  6. 【請求項6】 基層は、合成樹脂系或いは合成ゴム系の
    材料又はベントナイト含浸マットからなる遮水シート材
    を敷設したものであることを特徴とする請求項4又は請
    求項5に記載の遮水シートの破損箇所検知工法。
  7. 【請求項7】 基層は、モルタル又はゴムアスファルト
    の吹付層であることを特徴とする請求項4又は請求項5
    に記載の遮水シートの破損箇所検知工法。
  8. 【請求項8】 遮水層は、遮水シート単体又は遮水シー
    トと発泡ポリエチレンシートを重ね合わせたものである
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の遮水シ
    ートの破損箇所検知工法。
  9. 【請求項9】 透水層は、不織布製マット、ドレーン用
    マットの単体又はそれらを重ね合わせたものであること
    を特徴とする請求項2又は請求項3又は請求項4又は請
    求項5に記載の遮水シートの破損箇所検知工法。
JP8911196A 1995-04-14 1996-04-11 廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法 Expired - Fee Related JP2826720B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8911196A JP2826720B2 (ja) 1995-04-14 1996-04-11 廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8909195 1995-04-14
JP7-89091 1995-04-14
JP8911196A JP2826720B2 (ja) 1995-04-14 1996-04-11 廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08338783A JPH08338783A (ja) 1996-12-24
JP2826720B2 true JP2826720B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=26430525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8911196A Expired - Fee Related JP2826720B2 (ja) 1995-04-14 1996-04-11 廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826720B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034606A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Ohbayashi Corp 二重遮水シートの損傷検知システム及び損傷検知方法、並びに貯水構造物
JP5205850B2 (ja) * 2007-08-01 2013-06-05 株式会社大林組 遮水層の損傷検知システム及び損傷検知方法、並びに貯水構造物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08338783A (ja) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Koerner et al. Final covers for solid waste landfills and abandoned dumps
US5663490A (en) Breakage detection system for water-barrier sheet in waste disposal facility
US6851890B2 (en) Advanced containment system
JP2930922B2 (ja) 廃棄物処分場
JP2826720B2 (ja) 廃棄物処分場の遮水シートの破損箇所検知工法
KR101714484B1 (ko) 해상 폐기물처리장의 차수시트를 활용한 침출수 누출 감지 모니터링 시스템 및 그 설치방법
JP2004325194A (ja) 廃棄物処分場における電気的絶縁処理工法
JP4002344B2 (ja) 廃棄物処分施設
JPH0933382A (ja) 漏水位置検知方法
JP3600482B2 (ja) 産業施設の支持地盤への漏液防止兼浄化装置
JP3811441B2 (ja) 遮水壁で管理された区域からの内部保有水の漏出検知装置と方法及び漏出補修方法
JP3150562B2 (ja) 遮水構造、その漏水検知方法および漏水部補修方法
JP3248437B2 (ja) 廃棄物処分場およびその構築工法
JP5347323B2 (ja) 遮水層の損傷検知システム及び遮水層の損傷検知方法
JP3190952B2 (ja) 廃棄物処分場における遮水シートの補修方法
JP2003010811A (ja) 廃棄物処分場における漏水検知方法
JP3309328B2 (ja) 遮水シ−トの漏水検知システム
Darilek et al. Comparison of Dye Testing and Electrical Leak Location Testing of a Solid Waste Liner System
JP2728614B2 (ja) 廃棄物処分場
JP3186517B2 (ja) 遮水シートの漏水検知補修システム
KR100319646B1 (ko) 차수막 또는 방수막의 손상부위 탐지방법 및 탐지시스템
JP2002113438A (ja) 廃棄物海面処分場の管理方法及び装置
JP3701186B2 (ja) 遮水シートの補修方法
JP3116796B2 (ja) 遮水シートの欠損部検知方法
Purwanto Design of Landfill Structure Using Geosynthetic Clay Liner (GCLs) Based on Laboratory Study

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees