JP5347323B2 - 遮水層の損傷検知システム及び遮水層の損傷検知方法 - Google Patents
遮水層の損傷検知システム及び遮水層の損傷検知方法 Download PDFInfo
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Description
特許文献1に記載の管理システムは、遮水シートの損傷の有無を電気的に検知するシステムであって、廃棄物の内部に内部電極を設置し、地盤側に外部電極を設置し、二重の遮水シート間に測定電極を設置し、内部電極と外部電極と測定電極との協働により、遮水シートが損傷しているか否かの判断を行うように構成したものである。
すなわち、本発明は、廃棄物処分場において、前記廃棄物処分場に埋め立てられる廃棄物と前記廃棄物処分場の外部領域との間に二重以上に設けられる遮水層の損傷の有無を検知する遮水層の損傷検知システムであって、前記外部領域の内部、前記埋め立てられた廃棄物の内部、及び前記少なくとも何れかの隣接する遮水層間に設置された電気伝導度又は水素イオン濃度の少なくとも何れか一方を検知するセンサと、前記センサの検知信号に基づいて少なくとも何れかの遮水層の損傷の有無を判定する損傷判定部とを備えてなり、前記センサは、電気伝導度を検知するセンサ部と水素イオン濃度を測定するセンサ部とを備えていることを特徴とする。
つまり、廃棄物から浸出した汚水と外部領域の地下水等とは、電気伝導度及び水素イオン濃度が異なる値を示すので、この特性を利用することにより少なくとも何れかの遮水層の損傷の有無を判定することができる。
また、一つのセンサにより、電気伝導度及び水素イオン濃度の両方を検知できるので、センサの配置、及びセンサの配線等をコンパクトにすることができる。
従って、二重以上に設けられた遮水層の何れの遮水層が損傷しているのかを的確に判定することができ、廃棄物処分場を長期に亘って健全な状態に維持することができる。
図1には、本発明による遮水層の損傷検知システムの第1の実施の形態が示されている。この遮水層の損傷検知システム1は、表面遮水工によって内部領域13と外部領域16との間が遮水される廃棄物処分場12に適用したものであって、廃棄物処分場12の内面14に設けられて、廃棄物処分場12の内部領域13と外部領域16との間を遮水する遮水層2の損傷の有無の検知に有効なものである。
なお、下遮水シート2a及び上遮水シート2bは、上記の構成のものに限らず、他の各種のタイプの遮水シートを用いることができる。要は、所定の遮水性を有するものであればよい。
なお、下遮水シート2aと上遮水シート2bとの間の空間4を複数の室に区画し、各室内にそれぞれ保護材5を介装するように構成してもよい。
なお、第1センサ6a、第2センサ6b、及び第3センサ6cは、上記の構成のものに限らず、電気伝導度を検知するセンサ部と水素イオン濃度を検知するセンサ部とを別体に構成したものであってもよい。
(1)下遮水シート2a及び上遮水シート2bが損傷していない場合
このパターンでは、廃棄物15側の汚水及び地盤16側の地下水が下遮水シート2aと上遮水シート2bとの間の空間4内に漏出することはない。従って、第3センサ6cによる両遮水シート2a、2b間の空間4内の水素イオン濃度及び電気伝導度は検出されない。
このパターンでは、廃棄物15側の汚水が上遮水シート2bの損傷部分を介して上遮水シート2bと下遮水シート2aとの間の空間4内に漏出することになる。従って、第3センサ6cにより検知した両遮水シート2a、2b間の空間4内の水素イオン濃度及び電気伝導度は、第1センサ6aにより検知した廃棄物15側の水素イオン濃度及び電気伝導度とほぼ同じになる。
このパターンでは、地盤16側の地下水が下遮水シート2aの損傷部分を介して上遮水シート2bと下遮水シート2aとの間の空間4内に漏出することになる。従って、第3センサ6cにより検知した両遮水シート2a、2b間の空間4内の水素イオン濃度及び電気伝導度は、第2センサ6bにより検知した地盤16側の水素イオン濃度及び電気伝導度とほぼ同じとなる。
このパターンでは、廃棄物15から浸出した汚水が上遮水シート2bの損傷部分を介して上遮水シート2bと下遮水シート2aとの間の空間4内に漏出するとともに、空間4内に漏出した汚水が下遮水シート2aの損傷部分を介して地盤16側に漏出する。さらに、地盤16側の地下水が下遮水シート2aの損傷部分を介して両遮水シート2a、2b間の空間4内に漏出する。従って、第2センサ6bにより検知した地盤16側の水素イオン濃度及び電気伝導度、及び第3センサ6cにより検知した上遮水シート2bと下遮水シート2aとの間の空間4内の水素イオン濃度及び電気伝導度が上昇することになる。
この遮水層の損傷検知システム1は、第1の実施の形態と同様に、第1センサ6a、第2センサ6b、及び第3センサ6bによって廃棄物15側の電気伝導度及び水素イオン濃度、地盤16側の電気伝導度及び水素イオン濃度、及び上遮水シート2bと下遮水シート2あとの間の空間4内の電気伝導度及び水素イオン濃度を検知し、これらの第1センサ6あ、第2センサ6b、及び第3センサ6cからの検知信号に基づいて上遮水シート2b及び下遮水シート2aの損傷の有無を判定するとともに、第1電極21と第2電極22と第3電極23とを備えた電気検知システム20を併用し、この電気検知システム20の第1電極21を廃棄物15側に設置し、第2電極22を地盤16側に設置し、第3電極23を上遮水シート2bと下遮水シート2aとの間の空間4内に設置し、これらの第1電極21と第2電極22と第3電極23との協働により、上遮水シート2b及び下遮水シート2aの損傷箇所を検知するように構成したものである。
この遮水層の損傷検知システム1は、鉛直遮水工によって内部領域13と外部領域16との間が遮水される廃棄物処分場12に適用したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
この遮水層の損傷検知システム1は、鉛直遮水工と表面遮水工との組み合わせによって内部領域13と外部領域16との間が遮水される廃棄物処分場12に適用したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
2 遮水層
2a 下遮水シート
2b 上遮水シート
4 空間
5 保護材
6 センサ
6a 第1センサ
6b 第2センサ
6c 第3センサ
9 配線
10 損傷判定部
11 表示部
12 廃棄物処分場
13 内部領域
14 内面
15 廃棄物
16 外部領域(地盤)
17 管理棟
18 不透水性地盤
19 透水低地盤
20 電気検知システム
21 第1電極
22 第2電極
23 第3電極
Claims (4)
- 廃棄物処分場において、前記廃棄物処分場に埋め立てられる廃棄物と前記廃棄物処分場の外部領域との間に二重以上に設けられる遮水層の損傷の有無を検知する遮水層の損傷検知システムであって、
前記外部領域の内部、前記埋め立てられた廃棄物の内部、及び前記少なくとも何れかの隣接する遮水層間に設置された電気伝導度又は水素イオン濃度の少なくとも何れか一方を検知するセンサと、
前記センサの検知信号に基づいて少なくとも何れかの遮水層の損傷の有無を判定する損傷判定部とを備えてなり、
前記センサは、電気伝導度を検知するセンサ部と水素イオン濃度を測定するセンサ部とを備えていることを特徴とする遮水層の損傷検知システム。 - 前記外部領域の内部、及び前記少なくとも何れかの隣接する遮水層間には、複数のセンサが分散配置されるとともに、前記外部領域の内部のセンサと遮水層間のセンサが対応するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遮水層の損傷検知システム。
- 前記遮水層は、アスファルト層、土質層、又は遮水シートの少なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の遮水層の損傷検知システム。
- 廃棄物処分場において、前記廃棄物処分場に埋め立てられる廃棄物と前記廃棄物処分場の外部領域との間に二重以上に設けられる遮水層の損傷の有無を検知する遮水層の損傷検知方法であって、
前記外部領域の内部、前記埋め立てられた廃棄物の内部、及び前記少なくとも何れかの隣接する遮水層間における電気伝導度又は水素イオン濃度の少なくとも何れか一方を、電気伝導度を検知するセンサ部と水素イオン濃度を測定するセンサ部とを備えるセンサにより検知し、該センサによる検知結果に基づいて少なくとも何れかの遮水層の損傷の有無を判定することを特徴とする遮水層の損傷検知方法。
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