JP2826021B2 - ペングリップ式入力装置 - Google Patents
ペングリップ式入力装置Info
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- JP2826021B2 JP2826021B2 JP24783392A JP24783392A JP2826021B2 JP 2826021 B2 JP2826021 B2 JP 2826021B2 JP 24783392 A JP24783392 A JP 24783392A JP 24783392 A JP24783392 A JP 24783392A JP 2826021 B2 JP2826021 B2 JP 2826021B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は文字入力装置に関する
ものであり、特に、手書きの文字、記号等を記入と同時
に正確に認識して入力することができる入力装置に関す
るものである。
ものであり、特に、手書きの文字、記号等を記入と同時
に正確に認識して入力することができる入力装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】原稿等に記載された文字を正しく認識し
て入力するために、OCR(光学式文字読取装置)が利
用されている。OCRを使用すると、キーボード等の入
力装置を用いて手入力作業を行うことなく、文字を入力
することができる。
て入力するために、OCR(光学式文字読取装置)が利
用されている。OCRを使用すると、キーボード等の入
力装置を用いて手入力作業を行うことなく、文字を入力
することができる。
【0003】例えば、英字原稿を入力する場合、キーボ
ードを使用した手入力では、入力者は原稿中の英文字を
読み取り、読み取った英文字をキーボードから手作業で
入力する必要がある。この際、英字原稿の読み取りスピ
ードやキーボードからの入力スピードは、入力者の英語
力やキーボード操作能力により大きく左右される。
ードを使用した手入力では、入力者は原稿中の英文字を
読み取り、読み取った英文字をキーボードから手作業で
入力する必要がある。この際、英字原稿の読み取りスピ
ードやキーボードからの入力スピードは、入力者の英語
力やキーボード操作能力により大きく左右される。
【0004】これに対し、OCRを利用した入力では、
まず、英字原稿がスキャナ等の光学式装置によって画像
情報として読み取られる。この後、所定のプログラムに
したがってCPUによる画像情報の解析が行われ、画像
として読み取られた情報が特定の文字として認識され
る。認識された文字は装置内に取込まれるため、手入力
作業は不要になる。したがって、入力者の英語力やキー
ボード操作能力に左右されずに、文字の入力を行うこと
ができる。
まず、英字原稿がスキャナ等の光学式装置によって画像
情報として読み取られる。この後、所定のプログラムに
したがってCPUによる画像情報の解析が行われ、画像
として読み取られた情報が特定の文字として認識され
る。認識された文字は装置内に取込まれるため、手入力
作業は不要になる。したがって、入力者の英語力やキー
ボード操作能力に左右されずに、文字の入力を行うこと
ができる。
【0005】OCRは文字に限らず、数字や記号等も認
識することができる。このため、文字の認識・入力の他
にも、はがきや手紙に記入された郵便番号の認識(数字
の認識)、試験の採点(記号、数字の認識)等にも利用
されている。
識することができる。このため、文字の認識・入力の他
にも、はがきや手紙に記入された郵便番号の認識(数字
の認識)、試験の採点(記号、数字の認識)等にも利用
されている。
【0006】一方、OCRとは異なり、ペン入力装置の
ように、液晶画面の上で専用の電子ペンを用いて記入を
行うと、記入された文字等が認識されて入力される入力
装置もある。ペン入力装置では、文字を記入すると同時
に入力が行われるため、OCRにように改めてスキャナ
ー等を用いて認識作業を行う必要がない。また、キーボ
ードからの入力も不要であるため、迅速な入力装置とし
て有用性が注目されている。
ように、液晶画面の上で専用の電子ペンを用いて記入を
行うと、記入された文字等が認識されて入力される入力
装置もある。ペン入力装置では、文字を記入すると同時
に入力が行われるため、OCRにように改めてスキャナ
ー等を用いて認識作業を行う必要がない。また、キーボ
ードからの入力も不要であるため、迅速な入力装置とし
て有用性が注目されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の入力装置においては、次のような問題があ
った。
ような従来の入力装置においては、次のような問題があ
った。
【0008】OCRでは光学式の読み取りが行われるた
め、文字等が記入されている原稿の状態が問題になる。
例えば、OCRを利用した試験の採点では、「○、×」
等の採点記号や点数が問題文に重なって記入されている
場合には、正しく認識作業を行うことができない。
め、文字等が記入されている原稿の状態が問題になる。
例えば、OCRを利用した試験の採点では、「○、×」
等の採点記号や点数が問題文に重なって記入されている
場合には、正しく認識作業を行うことができない。
【0009】この問題を避けるために、問題文と別箇所
に採点欄を設けてここに採点記号や点数を記入するよう
にし、この採点欄だけをOCRを使用して認識するよう
にしてもよい。しかしながら、この場合には常に採点欄
を設ける必要があり、OCRに読み取り箇所を登録する
必要もあるため、認識作業を行う以前での準備が煩雑に
なる。
に採点欄を設けてここに採点記号や点数を記入するよう
にし、この採点欄だけをOCRを使用して認識するよう
にしてもよい。しかしながら、この場合には常に採点欄
を設ける必要があり、OCRに読み取り箇所を登録する
必要もあるため、認識作業を行う以前での準備が煩雑に
なる。
【0010】さらに、消しゴム等による消し痕、インク
類のもれ・にじみ、問題用紙の破損・しわ等がある場合
にも認識が不充分になる。
類のもれ・にじみ、問題用紙の破損・しわ等がある場合
にも認識が不充分になる。
【0011】また、次のような問題がある。採点した後
に、あらためてOCRを稼働させて認識作業に入るた
め、採点作業と並行して迅速に入力を行うことができな
かった。
に、あらためてOCRを稼働させて認識作業に入るた
め、採点作業と並行して迅速に入力を行うことができな
かった。
【0012】一方、ペン入力装置では、データ入力が専
用の電子ペン、液晶パネル等を用いて行われるため、認
識作業を行う上では、既存のハードウェアを利用するこ
とができず、専用のコンピュータシステムが必要になっ
ていた。また、このため、製品が高価格になっていた。
用の電子ペン、液晶パネル等を用いて行われるため、認
識作業を行う上では、既存のハードウェアを利用するこ
とができず、専用のコンピュータシステムが必要になっ
ていた。また、このため、製品が高価格になっていた。
【0013】この発明は、上記のような問題を解決し
て、光学式文字読取装置(OCR)あるいはキーボード
等の入力装置を用いることなく、手書きの文字を記入と
同時に正確に認識して入力することができる入力装置を
提供することを目的とする。
て、光学式文字読取装置(OCR)あるいはキーボード
等の入力装置を用いることなく、手書きの文字を記入と
同時に正確に認識して入力することができる入力装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1のペングリップ
式入力装置は、筆記具の周辺部に設けられる支持体、 前
記支持体に設けられ、筆記者の少なくとも2以上の指の
それぞれに対応したセンサ部位を有し、各センサ部位は
筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指の圧力
変化を検知するよう構成された検知手段、前記検知手段
から各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出力に
より示される圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか
否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える部分
を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単位波
形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当該筆
記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特性と
比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断するこ
とにより、筆記者によって記入された文字、数字、図
形、記号を認識する解析手段、を備えたことを特徴とし
ている。なお、「当該出力により示される圧力の大きさ
が所定のしきい値を越えるか否かを判断基準として用
い、当該しきい値を超える部分を単位波形として抽出す
る」とは、単位波形を抽出するための判断基準として、
少なくともしきい値を主たる判断基準として用いること
を意味し、しきい値のみを判断基準とする場合だけでな
く、しきい値に他の要素を加えて判断基準とする場合も
含む概念である。
式入力装置は、筆記具の周辺部に設けられる支持体、 前
記支持体に設けられ、筆記者の少なくとも2以上の指の
それぞれに対応したセンサ部位を有し、各センサ部位は
筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指の圧力
変化を検知するよう構成された検知手段、前記検知手段
から各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出力に
より示される圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか
否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える部分
を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単位波
形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当該筆
記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特性と
比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断するこ
とにより、筆記者によって記入された文字、数字、図
形、記号を認識する解析手段、を備えたことを特徴とし
ている。なお、「当該出力により示される圧力の大きさ
が所定のしきい値を越えるか否かを判断基準として用
い、当該しきい値を超える部分を単位波形として抽出す
る」とは、単位波形を抽出するための判断基準として、
少なくともしきい値を主たる判断基準として用いること
を意味し、しきい値のみを判断基準とする場合だけでな
く、しきい値に他の要素を加えて判断基準とする場合も
含む概念である。
【0015】請求項2のペン式入力装置は、筆記具、筆
記具の周辺部に設けられ、筆記者の少なくとも2以上の
指のそれぞれに対応したセンサ部位を有し、各センサ部
位は筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指の
圧力変化を検知するよう構成された検知手段、前記検知
手段から各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出
力により示される圧力の大きさが所定のしきい値を越え
るか否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える
部分を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単
位波形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当
該筆記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特
性と比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断す
ることにより、筆記者によって記入された文字、数字、
図形、記号を認識する解析手段、を備えたことを特徴と
している。
記具の周辺部に設けられ、筆記者の少なくとも2以上の
指のそれぞれに対応したセンサ部位を有し、各センサ部
位は筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指の
圧力変化を検知するよう構成された検知手段、前記検知
手段から各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出
力により示される圧力の大きさが所定のしきい値を越え
るか否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える
部分を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単
位波形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当
該筆記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特
性と比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断す
ることにより、筆記者によって記入された文字、数字、
図形、記号を認識する解析手段、を備えたことを特徴と
している。
【0016】請求項3の入力装置は、前記検知手段によ
って検知される圧力変化は、筆記者の中指、人差し指、
親指の圧力変化であることを特徴としている。
って検知される圧力変化は、筆記者の中指、人差し指、
親指の圧力変化であることを特徴としている。
【0017】請求項4の入力装置は、前記センサ部位
は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾性体、弾性体
の上表面に設けられた磁性体によって構成されるもので
あることを特徴としている。
は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾性体、弾性体
の上表面に設けられた磁性体によって構成されるもので
あることを特徴としている。
【0018】請求項5の入力装置は、前記解析手段によ
って比較照合される波形特性には、単位波形の形成に要
する記入時間が含まれることを特徴としている。
って比較照合される波形特性には、単位波形の形成に要
する記入時間が含まれることを特徴としている。
【0019】請求項6の入力装置は、前記解析手段によ
って比較照合される波形特性には、単位波形内の山の数
または谷の数が含まれることを特徴としている。
って比較照合される波形特性には、単位波形内の山の数
または谷の数が含まれることを特徴としている。
【0020】請求項7の入力装置は、前記解析手段によ
って比較照合される波形特性には、単位波形を複数区間
に区分した場合における、単位波形内のピークの位置ま
たはボトムの位置が含まれることを特徴としている。
って比較照合される波形特性には、単位波形を複数区間
に区分した場合における、単位波形内のピークの位置ま
たはボトムの位置が含まれることを特徴としている。
【0021】請求項8の入力装置は、前記解析手段によ
って比較照合される波形特性には、単位波形を複数区間
に区分した場合における、圧力の増加、減少を各区分ご
とに示したパターンが含まれることを特徴としている。
って比較照合される波形特性には、単位波形を複数区間
に区分した場合における、圧力の増加、減少を各区分ご
とに示したパターンが含まれることを特徴としている。
【0022】請求項9の入力装置は、さらに、筆記者に
よって記入された文字、数字、図形、記号が解析手段に
よって正しく解析されたかどうかを入力するためのスイ
ッチを備えたことを特徴としている。
よって記入された文字、数字、図形、記号が解析手段に
よって正しく解析されたかどうかを入力するためのスイ
ッチを備えたことを特徴としている。
【0023】請求項10の認識方法は、筆記者の少なく
とも2以上の指について、筆記具の軸方向に実質的に垂
直な方向に向かう各指の圧力変化を検知し、検知した各
指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出力により示
される圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか否かを
判断基準として用い、当該しきい値を超える部分を単位
波形として抽出するとともに、各指ごとの単位波形の波
形特性を分析し、予め学習され記憶された当該筆記者の
文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特性と比較照
合し、各指ごとの照合結果を総合して判断することによ
り、筆記者によって記入された文字、数字、図形、記号
を認識するものである。
とも2以上の指について、筆記具の軸方向に実質的に垂
直な方向に向かう各指の圧力変化を検知し、検知した各
指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出力により示
される圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか否かを
判断基準として用い、当該しきい値を超える部分を単位
波形として抽出するとともに、各指ごとの単位波形の波
形特性を分析し、予め学習され記憶された当該筆記者の
文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特性と比較照
合し、各指ごとの照合結果を総合して判断することによ
り、筆記者によって記入された文字、数字、図形、記号
を認識するものである。
【0024】なお、単位波形とは、一単位の文字、数
字、図形、記号等に対応する波形である。
字、図形、記号等に対応する波形である。
【0025】
【作用】請求項1、請求項2の入力装置は、筆記者の少
なくとも2以上の指のそれぞれに対応したセンサ部位に
より、筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指
の圧力変化を検知するよう構成されている。したがっ
て、筆記者の筆運びに応じたそれぞれの指の圧力変化が
測定される。
なくとも2以上の指のそれぞれに対応したセンサ部位に
より、筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指
の圧力変化を検知するよう構成されている。したがっ
て、筆記者の筆運びに応じたそれぞれの指の圧力変化が
測定される。
【0026】また、解析手段は、前記検知手段で検知さ
れた圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか否かを判
断基準として用い、当該しきい値を超える部分を単位波
形として抽出するとともに、各指ごとの単位波形の波形
特性を分析する。
れた圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか否かを判
断基準として用い、当該しきい値を超える部分を単位波
形として抽出するとともに、各指ごとの単位波形の波形
特性を分析する。
【0027】一方、当該筆記者の各種文字等に関して、
各指の単位波形の特性が予め学習されて記憶されてい
る。
各指の単位波形の特性が予め学習されて記憶されてい
る。
【0028】解析手段は、入力された文字等の各指ごと
に単位波形の特徴と、各種文字等の予め学習された各指
ごとの単位波形とを比較し、文字等の認識を行う。各指
ごとの単位波形の特徴を比較して総合的に判断している
ので、正確な認識を行うことができる。
に単位波形の特徴と、各種文字等の予め学習された各指
ごとの単位波形とを比較し、文字等の認識を行う。各指
ごとの単位波形の特徴を比較して総合的に判断している
ので、正確な認識を行うことができる。
【0029】請求項3の入力装置は、前記検知手段によ
って検知される圧力変化は、筆記者の中指、人差し指、
親指の圧力変化であることを特徴としている。これによ
り、筆記者の指運びに応じた中指、人差し指、親指の圧
力変化を測定できる。
って検知される圧力変化は、筆記者の中指、人差し指、
親指の圧力変化であることを特徴としている。これによ
り、筆記者の指運びに応じた中指、人差し指、親指の圧
力変化を測定できる。
【0030】請求項4の入力装置においては、センサ部
位は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾性体、弾性
体の上表面に設けられた磁性体によって構成されるもの
であることを特徴としている。これにより、筆記者の筆
運びに応じた指の圧力変化が電気的変化として測定され
る。
位は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾性体、弾性
体の上表面に設けられた磁性体によって構成されるもの
であることを特徴としている。これにより、筆記者の筆
運びに応じた指の圧力変化が電気的変化として測定され
る。
【0031】請求項5の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性に、単位波形の形成に
要する記入時間が含まれる。したがって、記入時間を指
標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識するこ
とができる。
によって比較照合される波形特性に、単位波形の形成に
要する記入時間が含まれる。したがって、記入時間を指
標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識するこ
とができる。
【0032】請求項6の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性に、単位波形内の山の
数または谷の数が含まれる。したがって、山の数や谷の
数を指標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識
することができる。
によって比較照合される波形特性に、単位波形内の山の
数または谷の数が含まれる。したがって、山の数や谷の
数を指標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識
することができる。
【0033】請求項7の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性に、単位波形を複数区
間に区分した場合における、単位波形内のピークの位置
またはボトムの位置が含まれる。したがって、ピークの
位置やボトムの位置を指標として筆記者が手書きした文
字等を正しく認識することができる。
によって比較照合される波形特性に、単位波形を複数区
間に区分した場合における、単位波形内のピークの位置
またはボトムの位置が含まれる。したがって、ピークの
位置やボトムの位置を指標として筆記者が手書きした文
字等を正しく認識することができる。
【0034】請求項8の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性には、単位波形を複数
区間に区分した場合における、圧力の増加、減少を各区
分ごとに示したパターンが含まれる。したがって、この
パターンを指標として、筆記者が手書きした文字等を正
しく認識することができる。
によって比較照合される波形特性には、単位波形を複数
区間に区分した場合における、圧力の増加、減少を各区
分ごとに示したパターンが含まれる。したがって、この
パターンを指標として、筆記者が手書きした文字等を正
しく認識することができる。
【0035】請求項9の入力装置は、さらに、筆記者に
よって記入された文字、数字、図形、記号が解析手段に
よって正しく解析されたかどうかを入力するためのスイ
ッチを備えている。これにより、筆記者によって記入さ
れた文字等の認識・入力作業が効率よく行われる。
よって記入された文字、数字、図形、記号が解析手段に
よって正しく解析されたかどうかを入力するためのスイ
ッチを備えている。これにより、筆記者によって記入さ
れた文字等の認識・入力作業が効率よく行われる。
【0036】請求項10の認識方法は、筆記者の少なく
とも2以上の指について、筆記具の軸方向に実質的に垂
直な方向に向かう各指の圧力変化を検知している。した
がって、筆記者の軸方向に実質的に垂直な方向に向かう
各指の圧力変化が得られる。さらに、各指ごとの圧力変
化を示す出力を得て、当該出力により示される圧力の大
きさが所定のしきい値を越えるか否かを判断基準として
用い、当該しきい値を超える部分を単位波形として抽出
するとともに、各指ごとの単位波形の波形特性を分析
し、予め学習され記憶された当該筆記者の文字、数字、
図形、記号の各指ごとの波形特性と比較照合し、各指ご
との照合結果を総合して判断することにより、筆記者に
よって記入された文字等の認識を行う。各指ごとの単位
波形の特徴に基づいて比較を行い、総合的に判断してい
るので、正確な認識を行うことができる。
とも2以上の指について、筆記具の軸方向に実質的に垂
直な方向に向かう各指の圧力変化を検知している。した
がって、筆記者の軸方向に実質的に垂直な方向に向かう
各指の圧力変化が得られる。さらに、各指ごとの圧力変
化を示す出力を得て、当該出力により示される圧力の大
きさが所定のしきい値を越えるか否かを判断基準として
用い、当該しきい値を超える部分を単位波形として抽出
するとともに、各指ごとの単位波形の波形特性を分析
し、予め学習され記憶された当該筆記者の文字、数字、
図形、記号の各指ごとの波形特性と比較照合し、各指ご
との照合結果を総合して判断することにより、筆記者に
よって記入された文字等の認識を行う。各指ごとの単位
波形の特徴に基づいて比較を行い、総合的に判断してい
るので、正確な認識を行うことができる。
【0037】
【実施例】この発明の一実施例によるペングリップ式入
力装置について図面に基づいて説明する。
力装置について図面に基づいて説明する。
【0038】図1は、ペングリップ式入力装置の構成を
表わすブロック図である。検知手段2は、筆記具に装着
される。この筆記具を使用して「あいうえお」等の文
字、「123」等の数字、「○×△□」等の図形、「+
−」等の記号を記入する際に、センサ部位8、10、12は
筆記具に加わる指の圧力を測定する。センサ部位8は中
指の圧力を測定し、センサ部位10は人差し指の圧力を測
定し、センサ部位12は親指の圧力を測定する。
表わすブロック図である。検知手段2は、筆記具に装着
される。この筆記具を使用して「あいうえお」等の文
字、「123」等の数字、「○×△□」等の図形、「+
−」等の記号を記入する際に、センサ部位8、10、12は
筆記具に加わる指の圧力を測定する。センサ部位8は中
指の圧力を測定し、センサ部位10は人差し指の圧力を測
定し、センサ部位12は親指の圧力を測定する。
【0039】センサ部位8、10、12で測定された圧力は
電気信号に変換され、波形として解析手段14に与えられ
る。解析手段14は与えられた波形を解析して、波形がい
ずれの文字等に相当するかを判断する。解析手段14に
は、個別の文字等毎に波形の特徴を表す波形特性16が予
め学習されて記憶されている。与えられた波形は1個の
文字等に相当する単位波形に区分され、予め記憶された
各文字等の波形特性と比較照合される。
電気信号に変換され、波形として解析手段14に与えられ
る。解析手段14は与えられた波形を解析して、波形がい
ずれの文字等に相当するかを判断する。解析手段14に
は、個別の文字等毎に波形の特徴を表す波形特性16が予
め学習されて記憶されている。与えられた波形は1個の
文字等に相当する単位波形に区分され、予め記憶された
各文字等の波形特性と比較照合される。
【0040】検知手段2の具体的な構造を図に基づいて
説明する。検知手段2であるペングリップを図2に示
す。ペングリップ22は、三角柱状の支持体24と支持体24
上に取り付けられた磁気センサ28a、28b、28cで構成さ
れる。支持体24は、ボールペン、サインペン、鉛筆、万
年筆等の筆記具26に装着することができるように中空に
なっている。磁気センサ28a、28b、28cは、支持体24の
異なる3つの外面上に各々1個ずつ取り付けらている。
磁気センサ28aは、図3に示すように、磁気抵抗素子30
をシリコンラバー32とマグネットシート34で覆ったもの
である。指の圧力は、矢印Y1の方向に加わる。磁気セン
サ28b、28cも磁気センサ28aと同様の構造を持つ。
説明する。検知手段2であるペングリップを図2に示
す。ペングリップ22は、三角柱状の支持体24と支持体24
上に取り付けられた磁気センサ28a、28b、28cで構成さ
れる。支持体24は、ボールペン、サインペン、鉛筆、万
年筆等の筆記具26に装着することができるように中空に
なっている。磁気センサ28a、28b、28cは、支持体24の
異なる3つの外面上に各々1個ずつ取り付けらている。
磁気センサ28aは、図3に示すように、磁気抵抗素子30
をシリコンラバー32とマグネットシート34で覆ったもの
である。指の圧力は、矢印Y1の方向に加わる。磁気セン
サ28b、28cも磁気センサ28aと同様の構造を持つ。
【0041】図1の各ブロックの機能を、CPUを用い
て実現した場合のハードウェア構成の一例を図4に示
す。解析手段14であるCPU40には、ペングリップ22、
ROM42、RAM44、データディスク45、キーボード4
6、CRT48、プリンタ49が接続されている。CPU40
は、ROM42に格納されたプログラムにしたがって各部
を制御する。
て実現した場合のハードウェア構成の一例を図4に示
す。解析手段14であるCPU40には、ペングリップ22、
ROM42、RAM44、データディスク45、キーボード4
6、CRT48、プリンタ49が接続されている。CPU40
は、ROM42に格納されたプログラムにしたがって各部
を制御する。
【0042】ROM42もしくはRAM44に格納されてい
るプログラムには、記入された文字を認識する方法を定
めたプログラム等がある。RAM44は、磁気センサから
の出力、記入文字の波形特性等を記憶する。データディ
スク45は、予め学習された波形特性等を記憶する。キー
ボード46は、認識作業を進める上でコマンド入力が必要
な場合に、コマンドを入力するのに使用される。CRT
48は認識作業を進める上で必要な画面を表示する。プリ
ンタ49は認識された文字等を記録紙に印刷する。
るプログラムには、記入された文字を認識する方法を定
めたプログラム等がある。RAM44は、磁気センサから
の出力、記入文字の波形特性等を記憶する。データディ
スク45は、予め学習された波形特性等を記憶する。キー
ボード46は、認識作業を進める上でコマンド入力が必要
な場合に、コマンドを入力するのに使用される。CRT
48は認識作業を進める上で必要な画面を表示する。プリ
ンタ49は認識された文字等を記録紙に印刷する。
【0043】次に、ペングリップ式入力装置を用いた文
字等の入力・認識方法について、記号の「○」、「/」
(スラッシュ)および数字の「1」から「9」までを記
入する場合を例にして説明する(以下の説明では、記号
の「○」、「/」および数字の「1」から「9」までを
記号・数字とする)。筆記具にペングリップ22を装着
し、ペングリップ22の部分を中指、人差し指、親指で支
えて記号・数字の記入を行う。この際、中指が磁気セン
サ28aに、人差し指が磁気センサ28bに、親指が磁気セン
サ28cにそれぞれ触れるようにする。
字等の入力・認識方法について、記号の「○」、「/」
(スラッシュ)および数字の「1」から「9」までを記
入する場合を例にして説明する(以下の説明では、記号
の「○」、「/」および数字の「1」から「9」までを
記号・数字とする)。筆記具にペングリップ22を装着
し、ペングリップ22の部分を中指、人差し指、親指で支
えて記号・数字の記入を行う。この際、中指が磁気セン
サ28aに、人差し指が磁気センサ28bに、親指が磁気セン
サ28cにそれぞれ触れるようにする。
【0044】記入される記号・数字の違いにより、記入
に要する時間(すなわち磁気センサ28a、28b、28cに圧
力を加えている時間)や指の圧力が変化する。例えば、
数字の「5」は数字の「1」に比べて記入に要する時間
が長く、中指、人差し指、親指の各指に加わる圧力は変
化に富んでいる。
に要する時間(すなわち磁気センサ28a、28b、28cに圧
力を加えている時間)や指の圧力が変化する。例えば、
数字の「5」は数字の「1」に比べて記入に要する時間
が長く、中指、人差し指、親指の各指に加わる圧力は変
化に富んでいる。
【0045】磁気センサ28a、28b、28cは、これらの圧
力変化を電気的変化として検出することができる。図5
は、ある1個の記号・数字が書かれた際に、磁気センサ
28a、28b、28cで検出された中指(A)、人差し指
(B)、親指(C)の圧力変化を示す図である。圧力変
化のパターンは、指によって異なっている。
力変化を電気的変化として検出することができる。図5
は、ある1個の記号・数字が書かれた際に、磁気センサ
28a、28b、28cで検出された中指(A)、人差し指
(B)、親指(C)の圧力変化を示す図である。圧力変
化のパターンは、指によって異なっている。
【0046】磁気センサ28a、28b、28cから出力された
電気的変化は、図6に示すアダプタ50を用いてデジタル
処理され、電圧変化に変換される。アダプタ50は、アン
プ51a、51b、51c、アナログマルチプレクサ52、クロッ
ク制御回路54、A/D変換回路56、パラレル・シリアル
変換回路58により構成される。
電気的変化は、図6に示すアダプタ50を用いてデジタル
処理され、電圧変化に変換される。アダプタ50は、アン
プ51a、51b、51c、アナログマルチプレクサ52、クロッ
ク制御回路54、A/D変換回路56、パラレル・シリアル
変換回路58により構成される。
【0047】アンプ51a、51b、51cは、オフセットなら
びにゲイン調節等のアナログ処理を行い、磁気センサ28
a、28b、28cの出力を電圧変化に変換する。クロック制
御回路54のクロック信号によりアナログマルチプレクサ
52に入る磁気センサ28a、28b、28cが逐次選択され、ア
ンプ51a、51b、51cの出力電圧がA/D変換回路56に加
えられる。
びにゲイン調節等のアナログ処理を行い、磁気センサ28
a、28b、28cの出力を電圧変化に変換する。クロック制
御回路54のクロック信号によりアナログマルチプレクサ
52に入る磁気センサ28a、28b、28cが逐次選択され、ア
ンプ51a、51b、51cの出力電圧がA/D変換回路56に加
えられる。
【0048】A/D変換回路56はクロック(サンプリン
グパルス)によって一定時間電圧をホールドし、入力電
圧値をデジタル信号として出力する。パラレル・シリア
ル変換回路58は、その時点で選択されている磁気センサ
28a、28b、28cと電圧値をシリアルデータに変換してC
PU40に送信する。CPU40は、受信したデータを磁気
センサ28a、28b、28c毎にRAM44に記憶する。
グパルス)によって一定時間電圧をホールドし、入力電
圧値をデジタル信号として出力する。パラレル・シリア
ル変換回路58は、その時点で選択されている磁気センサ
28a、28b、28cと電圧値をシリアルデータに変換してC
PU40に送信する。CPU40は、受信したデータを磁気
センサ28a、28b、28c毎にRAM44に記憶する。
【0049】CPU40による解析方法を説明する。CP
U40はRAM44に記憶されたデータを読み出して、磁気
センサ28a、28b、28cの出力を再現する。このようにし
て再現された再現波形L3の一例を図7に示す。再現波形
L3は、サンプリングパルスに基づいて得た電圧値T1…TN
を結ぶことにより形成される。縦線L4はサンプリングパ
ルスのパルス間隔を示す。なお、1個の記号・数字を記
入した場合、中指、人差し指、親指をモニターする各磁
気センサ28a、28b、28cからの出力に対応して、再現波
形L3は3本得られる。
U40はRAM44に記憶されたデータを読み出して、磁気
センサ28a、28b、28cの出力を再現する。このようにし
て再現された再現波形L3の一例を図7に示す。再現波形
L3は、サンプリングパルスに基づいて得た電圧値T1…TN
を結ぶことにより形成される。縦線L4はサンプリングパ
ルスのパルス間隔を示す。なお、1個の記号・数字を記
入した場合、中指、人差し指、親指をモニターする各磁
気センサ28a、28b、28cからの出力に対応して、再現波
形L3は3本得られる。
【0050】再現波形L3は、必ずしも1個の記号・数字
に対応するものではなく、筆記された記号・数字の個数
に対応して長くなる。そこで、再現波形L3を1個の記号
・数字に対応させる必要がある。そのためにまず、再現
波形L3を、筆記具を保持しているが記入は行っていない
保持状態と、筆記具で記入を行った記入状態に区別す
る。
に対応するものではなく、筆記された記号・数字の個数
に対応して長くなる。そこで、再現波形L3を1個の記号
・数字に対応させる必要がある。そのためにまず、再現
波形L3を、筆記具を保持しているが記入は行っていない
保持状態と、筆記具で記入を行った記入状態に区別す
る。
【0051】再現波形L3を、保持状態を表す保持型波形
L5と記入状態を表す記入型波形L6に区別する方法を、図
8に基づいて説明する。この区別は、当該波形の電圧値
を所定のしきい値Vthと比較することにより行う。当該
波形の電圧値がしきい値Vthを上回る場合には、同波形
は記入状態を表わすものと判断される。一方、当該波形
の電圧値がしきい値Vthを下回る場合には、同波形は保
持状態を表わしていると判断される。
L5と記入状態を表す記入型波形L6に区別する方法を、図
8に基づいて説明する。この区別は、当該波形の電圧値
を所定のしきい値Vthと比較することにより行う。当該
波形の電圧値がしきい値Vthを上回る場合には、同波形
は記入状態を表わすものと判断される。一方、当該波形
の電圧値がしきい値Vthを下回る場合には、同波形は保
持状態を表わしていると判断される。
【0052】この実施例では、しきい値Vthを1.5ボ
ルトに設定している。したがって、電圧値が1.5ボル
ト未満であれば保持型波形L5に区分される。記入型波形
L6は1.5ボルトから6ボルトの間の電圧変化として検
出されている。一般に、保持状態では筆圧をあまり加え
ていないため、波形には変化が少なく電圧値は低い。一
方、記入状態では、電圧値が記入開始とともに急激に増
加し、筆運びに応じて複雑に変化する。
ルトに設定している。したがって、電圧値が1.5ボル
ト未満であれば保持型波形L5に区分される。記入型波形
L6は1.5ボルトから6ボルトの間の電圧変化として検
出されている。一般に、保持状態では筆圧をあまり加え
ていないため、波形には変化が少なく電圧値は低い。一
方、記入状態では、電圧値が記入開始とともに急激に増
加し、筆運びに応じて複雑に変化する。
【0053】次に、記入型波形L6について、時間補正と
スムージングを行う。時間補正は記入時間の差異を補正
するための処理で、記入型波形L6を16の区間K1…K16
に区切る。こうして形成された区間K1…K16が波形特性
を分析する上での基本単位になる。なお、記入時間が所
定の値よりも短い(サンプリングパルスの数が少ない)
場合には、記入型波形L6は8の区間K1…K8に区切られ
る。
スムージングを行う。時間補正は記入時間の差異を補正
するための処理で、記入型波形L6を16の区間K1…K16
に区切る。こうして形成された区間K1…K16が波形特性
を分析する上での基本単位になる。なお、記入時間が所
定の値よりも短い(サンプリングパルスの数が少ない)
場合には、記入型波形L6は8の区間K1…K8に区切られ
る。
【0054】スムージングは微小な電圧変化を除去して
波形を滑らかにするための処理で、電圧の移動平均を求
めて電圧変化を移動平均線で表すようにしたものであ
る。このようにして、記入型波形L6に時間補正とスムー
ジングを施すことにより、図9に示す単位波形L7が得ら
れる。なお、1個の記号・数字を記入した場合、中指、
人差し指、親指をモニターする各磁気センサ28a、28b、
28cからの出力に対応して、単位波形L7は3本得られ
る。
波形を滑らかにするための処理で、電圧の移動平均を求
めて電圧変化を移動平均線で表すようにしたものであ
る。このようにして、記入型波形L6に時間補正とスムー
ジングを施すことにより、図9に示す単位波形L7が得ら
れる。なお、1個の記号・数字を記入した場合、中指、
人差し指、親指をモニターする各磁気センサ28a、28b、
28cからの出力に対応して、単位波形L7は3本得られ
る。
【0055】さらに、単位波形L7の波形特性を求める。
波形特性とは波形の特徴を表す指標で、記入時間、山の
数、谷の数、ピークの位置、ボトムの位置、記号化増減
パターン、記号化変化パターンである。ここで、「山」
および「谷」とは、単位波形L7のそれぞれ凸形および凹
形になった変極点を指し、「ピーク」および「ボトム」
とは、それぞれ最も高い山および最も低い谷を指す。こ
れらの波形特性について説明する。
波形特性とは波形の特徴を表す指標で、記入時間、山の
数、谷の数、ピークの位置、ボトムの位置、記号化増減
パターン、記号化変化パターンである。ここで、「山」
および「谷」とは、単位波形L7のそれぞれ凸形および凹
形になった変極点を指し、「ピーク」および「ボトム」
とは、それぞれ最も高い山および最も低い谷を指す。こ
れらの波形特性について説明する。
【0056】記入時間は、1個の記号・数字の記入に要
した時間で、単位波形L7の形成に要したサンプリングパ
ルスの数で表す。
した時間で、単位波形L7の形成に要したサンプリングパ
ルスの数で表す。
【0057】山の数、谷の数は、それぞれ凸形および凹
形になった変極点の数である。図9の単位波形L7の山の
数は2、谷の数は1である。
形になった変極点の数である。図9の単位波形L7の山の
数は2、谷の数は1である。
【0058】ピークの位置、ボトムの位置は、それぞれ
凸形および凹形になった変極点が存在する区間K1…K16
である。図9の単位波形L7のピークの位置は区間K12、
ボトムの位置は区間K7である。
凸形および凹形になった変極点が存在する区間K1…K16
である。図9の単位波形L7のピークの位置は区間K12、
ボトムの位置は区間K7である。
【0059】記号化増減パターンは、各区間K1…K16内
での電圧の増減を、区間K1から区間K16の順に16桁の
記号の列として表現したものである。記号化は図10に
示す基準に基づいて行われる。例えば、図9の単位波形
L7において、区間K1内では電圧が0.09ボルト増加し
ているので、区間K1の増減パターンは記号Cで表され
る。したがって、単位波形L7の記号化増減パターンは、
CBCDNNODCCCDONLMになる。なお、単位
波形L7が8区間K1…K8である場合には、記号化増減パタ
ーンは、区間K1から区間K8の順に8桁の記号の列として
表現される。
での電圧の増減を、区間K1から区間K16の順に16桁の
記号の列として表現したものである。記号化は図10に
示す基準に基づいて行われる。例えば、図9の単位波形
L7において、区間K1内では電圧が0.09ボルト増加し
ているので、区間K1の増減パターンは記号Cで表され
る。したがって、単位波形L7の記号化増減パターンは、
CBCDNNODCCCDONLMになる。なお、単位
波形L7が8区間K1…K8である場合には、記号化増減パタ
ーンは、区間K1から区間K8の順に8桁の記号の列として
表現される。
【0060】記号化変化パターンは、各区間K1…K16の
電圧変化のパターンについて、区間K1から区間K16の順
に16桁の記号の列で表現したものである。記号化は図
11に示す基準に基づいて行われる。例えば、図9の単
位波形L7において、最初に電圧増加する区間は区間K1な
ので、区間K1が記号Sで表される。また、ピークの位置
は区間K12なので、区間K12が記号Xで表される。したが
って、単位波形L7の記号化変化パターンは、S△△*△
△N△△△△X△△△△になる。なお、単位波形L7が8
区間K1…K8である場合には、記号化変化パターンは、区
間K1から区間K8の順に8桁の記号の列として表現され
る。
電圧変化のパターンについて、区間K1から区間K16の順
に16桁の記号の列で表現したものである。記号化は図
11に示す基準に基づいて行われる。例えば、図9の単
位波形L7において、最初に電圧増加する区間は区間K1な
ので、区間K1が記号Sで表される。また、ピークの位置
は区間K12なので、区間K12が記号Xで表される。したが
って、単位波形L7の記号化変化パターンは、S△△*△
△N△△△△X△△△△になる。なお、単位波形L7が8
区間K1…K8である場合には、記号化変化パターンは、区
間K1から区間K8の順に8桁の記号の列として表現され
る。
【0061】以上の処理によって求められた波形特性
が、予め学習・記憶された「○」、「/」および「0」
から「9」までの各記号・数字の波形特性と比較照合さ
れる。これらの各記号・数字の波形特性の学習と記憶に
ついて以下に説明する。
が、予め学習・記憶された「○」、「/」および「0」
から「9」までの各記号・数字の波形特性と比較照合さ
れる。これらの各記号・数字の波形特性の学習と記憶に
ついて以下に説明する。
【0062】波形特性の学習と記憶は、認識作業の前に
行われる。筆記者はペングリップ装置22を用いて
「○」、「/」および「0」から「9」までの各記号・
数字につき10回ずつ記入を行う。記入された記号・数
字は分析されて、各記号・数字の波形特性がデータディ
スク45に記憶される。
行われる。筆記者はペングリップ装置22を用いて
「○」、「/」および「0」から「9」までの各記号・
数字につき10回ずつ記入を行う。記入された記号・数
字は分析されて、各記号・数字の波形特性がデータディ
スク45に記憶される。
【0063】記入時間については、1個の記号・数字の
記入開始から記入終了までの平均記入時間、最長記入時
間、最短記入時間がサンプリングパルス数で記憶され
る。図12に、記憶されたデータの一例を示す。
記入開始から記入終了までの平均記入時間、最長記入時
間、最短記入時間がサンプリングパルス数で記憶され
る。図12に、記憶されたデータの一例を示す。
【0064】山の数については、1字中に出現した山の
数が図13から図15のような表の形式で記憶される。
この表は、例えば数字の「1」を記入した場合に、親指
をモニターする磁気センサ28cでは、1字中に出現した
山の数が1個であるのは10回の試行中8回で、山が0
個であるのは10回の試行中2回であることを表してい
る。谷の数についても同様に記憶される。図16から図
18に、記憶されたデータの一例を示す。
数が図13から図15のような表の形式で記憶される。
この表は、例えば数字の「1」を記入した場合に、親指
をモニターする磁気センサ28cでは、1字中に出現した
山の数が1個であるのは10回の試行中8回で、山が0
個であるのは10回の試行中2回であることを表してい
る。谷の数についても同様に記憶される。図16から図
18に、記憶されたデータの一例を示す。
【0065】ピークの位置については、山が存在する区
間K1…K16が図19から図22のような表の形式で記憶
される。この表は、例えば数字の「1」を記入した場合
に、親指をモニターする磁気センサ28cでは、ピークの
位置が区間K4であるのは10回の試行中5回で、区間K3
であるのは10回の試行中2回、区間K2、区間K10、区
間K12であるのはそれぞれ10回の試行中1回であるこ
とを表している。ボトムの位置についても同様に記憶さ
れる。図23から図26に、記憶されたデータの一例を
示す。
間K1…K16が図19から図22のような表の形式で記憶
される。この表は、例えば数字の「1」を記入した場合
に、親指をモニターする磁気センサ28cでは、ピークの
位置が区間K4であるのは10回の試行中5回で、区間K3
であるのは10回の試行中2回、区間K2、区間K10、区
間K12であるのはそれぞれ10回の試行中1回であるこ
とを表している。ボトムの位置についても同様に記憶さ
れる。図23から図26に、記憶されたデータの一例を
示す。
【0066】記号化増減パターンと記号化変化パターン
については、10回の試行結果が図27から図38のよ
うな表形式で記憶される。
については、10回の試行結果が図27から図38のよ
うな表形式で記憶される。
【0067】記入された記号・数字の波形特性を、予め
学習・記憶された波形特性と比較照合する方法につい
て、図39に基づいて説明する。学習により得られた
「○」、「/」および「0」から「9」までの各記号・
数字の波形特性がデータディスク45に記憶されており、
そのデータを読み込んでRAM44に格納する(ステップ
S1)。
学習・記憶された波形特性と比較照合する方法につい
て、図39に基づいて説明する。学習により得られた
「○」、「/」および「0」から「9」までの各記号・
数字の波形特性がデータディスク45に記憶されており、
そのデータを読み込んでRAM44に格納する(ステップ
S1)。
【0068】ペングリップ装置22を装着した筆記具を使
用して記号・数字が1字記入されると(ステップS
2)、磁気センサ28a、28b、28cからの出力を基に単位
波形L7が作成される。単位波形L7の波形特性が分析さ
れ、記入時間、山の数、谷の数、ピークの位置、ボトム
の位置、記号化増減パターン、記号化変化パターンが求
められる(ステップS4)。
用して記号・数字が1字記入されると(ステップS
2)、磁気センサ28a、28b、28cからの出力を基に単位
波形L7が作成される。単位波形L7の波形特性が分析さ
れ、記入時間、山の数、谷の数、ピークの位置、ボトム
の位置、記号化増減パターン、記号化変化パターンが求
められる(ステップS4)。
【0069】比較照合は、図40の評価テーブルに記さ
れた各項目について行われる。まず、記入時間の評価が
行われる(ステップS6)。単位波形L7の記入時間(サ
ンプリングパルス数)を「○」、「/」および「0」か
ら「9」までの各記号・数字の学習データと比較し、平
均値±3の範囲内であれば0.9点の評価点を与える。
例えば、数字の「3」と「8」がこの条件を満たす場合
には、これらの数字に対して0.9点が与えられる。
れた各項目について行われる。まず、記入時間の評価が
行われる(ステップS6)。単位波形L7の記入時間(サ
ンプリングパルス数)を「○」、「/」および「0」か
ら「9」までの各記号・数字の学習データと比較し、平
均値±3の範囲内であれば0.9点の評価点を与える。
例えば、数字の「3」と「8」がこの条件を満たす場合
には、これらの数字に対して0.9点が与えられる。
【0070】また、最小値−3から平均値−3の範囲内
である場合には適合度に応じて0.1点から0.9点の
適合度得点が与えられ、最大値+3から平均値+3の範
囲内である場合には適合度に応じて0.1点から0.9
点の適合度得点が与えられる。得点は図40の評価テー
ブルの「記入時間」欄に記入される。
である場合には適合度に応じて0.1点から0.9点の
適合度得点が与えられ、最大値+3から平均値+3の範
囲内である場合には適合度に応じて0.1点から0.9
点の適合度得点が与えられる。得点は図40の評価テー
ブルの「記入時間」欄に記入される。
【0071】次に、山および谷の数の評価が行われる
(ステップS7)。評価方法を示す。中指、人差し指、
親指をモニターする各磁気センサ28a、28b、28cから得
られた単位波形L7の山の数が、それぞれ1個、2個、1
個であったとする。この山の数が図13から図15の学
習データとどの程度適合するかを求めるため、適合度得
点が算出される。
(ステップS7)。評価方法を示す。中指、人差し指、
親指をモニターする各磁気センサ28a、28b、28cから得
られた単位波形L7の山の数が、それぞれ1個、2個、1
個であったとする。この山の数が図13から図15の学
習データとどの程度適合するかを求めるため、適合度得
点が算出される。
【0072】数字の「1」との適合度を求める場合を例
示する。中指において、山が1個出現するのは10回の
試行中2回なので、中指における適合度得点は2(回)
/10(回)=0.2点になる。同様に、人差し指では
0/10=0点になり、親指では8/10=0.8点に
なる。
示する。中指において、山が1個出現するのは10回の
試行中2回なので、中指における適合度得点は2(回)
/10(回)=0.2点になる。同様に、人差し指では
0/10=0点になり、親指では8/10=0.8点に
なる。
【0073】すなわち、記入された記号・数字に山がN
個出現したとすると、山の数の適合度得点は、学習デー
タにおいて山がN個出現した回数/学習データを得るた
めの試行回数で求められる。得点は、図40の評価テー
ブルの「山の数」欄に記入される。
個出現したとすると、山の数の適合度得点は、学習デー
タにおいて山がN個出現した回数/学習データを得るた
めの試行回数で求められる。得点は、図40の評価テー
ブルの「山の数」欄に記入される。
【0074】谷の数についても同様に評価が行われる。
すなわち、記入された記号・数字に谷がN個出現したと
すると、谷の数の適合度得点は、学習データにおいて谷
がN個出現した回数/学習データを得るための試行回数
で求められる。得点は、図40の評価テーブルの「谷の
数」欄に記入される。
すなわち、記入された記号・数字に谷がN個出現したと
すると、谷の数の適合度得点は、学習データにおいて谷
がN個出現した回数/学習データを得るための試行回数
で求められる。得点は、図40の評価テーブルの「谷の
数」欄に記入される。
【0075】次に、ピークおよびボトムの位置の評価が
行われる(ステップS8)。評価方法を示す。中指、人
差し指、親指をモニターする各磁気センサ28a、28b、28
cから得られた単位波形L7のピークの位置が、それぞれ
区間K7、区間K4、区間K12であったとする。このピーク
の位置が図19から図22の学習データとどの程度適合
するかを求めるため、適合度得点が算出される。
行われる(ステップS8)。評価方法を示す。中指、人
差し指、親指をモニターする各磁気センサ28a、28b、28
cから得られた単位波形L7のピークの位置が、それぞれ
区間K7、区間K4、区間K12であったとする。このピーク
の位置が図19から図22の学習データとどの程度適合
するかを求めるため、適合度得点が算出される。
【0076】数字の「1」との適合度を求める場合を例
示する。中指において、ピークの位置が区間K7になるの
は10回の試行中2回なので、中指における適合度得点
は2(回)/10(回)=0.2点になる。同様に、人
差し指では5/10=0.5点になり、親指では1/1
0=0.1点になる。
示する。中指において、ピークの位置が区間K7になるの
は10回の試行中2回なので、中指における適合度得点
は2(回)/10(回)=0.2点になる。同様に、人
差し指では5/10=0.5点になり、親指では1/1
0=0.1点になる。
【0077】すなわち、記入された記号・数字のピーク
の位置が区間KNであると、ピークの位置の適合度得点
は、学習データにおいてピークの位置が区間KNである回
数/学習データを得るための試行回数で求められる。得
点は、図40の評価テーブルの「ピークの位置」欄に記
入される。
の位置が区間KNであると、ピークの位置の適合度得点
は、学習データにおいてピークの位置が区間KNである回
数/学習データを得るための試行回数で求められる。得
点は、図40の評価テーブルの「ピークの位置」欄に記
入される。
【0078】ボトムの位置についても同様に評価が行わ
れる。すなわち、記入された記号・数字のボトムの位置
が区間KNであると、ボトムの位置の適合度得点は、学習
データにおいてボトムの位置が区間KNである回数/学習
データを得るための試行回数で求められる。得点は、図
40の評価テーブルの「ボトムの位置」欄に記入され
る。
れる。すなわち、記入された記号・数字のボトムの位置
が区間KNであると、ボトムの位置の適合度得点は、学習
データにおいてボトムの位置が区間KNである回数/学習
データを得るための試行回数で求められる。得点は、図
40の評価テーブルの「ボトムの位置」欄に記入され
る。
【0079】次に、パターン適合度の評価が行われる
(ステップS9)。パターン適合度とは、記入された記
号・数字の記号化増減パターンが、学習で得た各種記号
・数字の記号化増減パターンと適合する度合いである。
この際、記入時間の評価、山および谷の数の評価、ピー
クおよびボトムの位置の評価の合計得点(後述する重み
づけがおこなわれたもの)が、最高得点よりも1点以上
低い記号・数字については、評価の対象外になる。
(ステップS9)。パターン適合度とは、記入された記
号・数字の記号化増減パターンが、学習で得た各種記号
・数字の記号化増減パターンと適合する度合いである。
この際、記入時間の評価、山および谷の数の評価、ピー
クおよびボトムの位置の評価の合計得点(後述する重み
づけがおこなわれたもの)が、最高得点よりも1点以上
低い記号・数字については、評価の対象外になる。
【0080】評価方法を示す。人差し指をモニターする
磁気センサ28bから得られた単位波形L7の記号化増減パ
ターンが、BAAADCACAALLCCLLであった
とする。この記号化増減パターンが図27から図38の
学習データとどの程度適合するかを求めるため、適合度
得点が算出される。
磁気センサ28bから得られた単位波形L7の記号化増減パ
ターンが、BAAADCACAALLCCLLであった
とする。この記号化増減パターンが図27から図38の
学習データとどの程度適合するかを求めるため、適合度
得点が算出される。
【0081】数字の「2」との適合度を求める場合を例
示する。区間K1の増減パターン(記号化増減パターンの
左端の記号)が「B」になるのは10回の試行中1回な
ので、区間K1には1(回)/10(回)=0.1点が与
えられる。同様に、区間K2には4/10=0.4点が与
えられ、区間K3は2/10=0.2点が与えられる。こ
の点数を区間K16まで求めて合計点を求め、合計点を
0.1倍して人差し指に関するパターン適合度得点とす
る。得点は、図40の評価テーブルの「パターン適合
度」欄(B)に記入される。他の指に対応する記号化増
減パターンついても同様に評価が行われる。以上で、単
位波形L7と学習データとの比較照合が終了する。
示する。区間K1の増減パターン(記号化増減パターンの
左端の記号)が「B」になるのは10回の試行中1回な
ので、区間K1には1(回)/10(回)=0.1点が与
えられる。同様に、区間K2には4/10=0.4点が与
えられ、区間K3は2/10=0.2点が与えられる。こ
の点数を区間K16まで求めて合計点を求め、合計点を
0.1倍して人差し指に関するパターン適合度得点とす
る。得点は、図40の評価テーブルの「パターン適合
度」欄(B)に記入される。他の指に対応する記号化増
減パターンついても同様に評価が行われる。以上で、単
位波形L7と学習データとの比較照合が終了する。
【0082】この後、図40の評価テーブル中の各得点
に対して、所定の加重値が乗じられて重みづけが行われ
る。重みづけされた評価テーブルの一例を図41に示
す。例えば、数字の「2」の記入時間の得点について
は、上記の方法で求められた適合度得点0.6点が重み
づけにより0.97倍された結果、0.58点になって
いる(0.6点×0.97=0.58)。空欄は評価の
対象にならなかった項目である。なお、加重値は当初は
1.00点に設定し、後述する基準に沿って変更する。
に対して、所定の加重値が乗じられて重みづけが行われ
る。重みづけされた評価テーブルの一例を図41に示
す。例えば、数字の「2」の記入時間の得点について
は、上記の方法で求められた適合度得点0.6点が重み
づけにより0.97倍された結果、0.58点になって
いる(0.6点×0.97=0.58)。空欄は評価の
対象にならなかった項目である。なお、加重値は当初は
1.00点に設定し、後述する基準に沿って変更する。
【0083】総合得点が最も高い記号・数字(図41の
場合は「2」)が記入された記号・数字であると判断さ
れて、CRT48に表示される(ステップS10)。ペン
グリップ装置の認識結果が正しければ、記入者はキーボ
ード46から「Y」を入力する。これにより、CRT48に
表示された記号・数字が確定されて入力される。誤りで
あれば「N」を入力し、続いて正しい記号・数字を入力
する(ステップS11、12)。
場合は「2」)が記入された記号・数字であると判断さ
れて、CRT48に表示される(ステップS10)。ペン
グリップ装置の認識結果が正しければ、記入者はキーボ
ード46から「Y」を入力する。これにより、CRT48に
表示された記号・数字が確定されて入力される。誤りで
あれば「N」を入力し、続いて正しい記号・数字を入力
する(ステップS11、12)。
【0084】この操作により、データディスク45に記憶
されており、ステップS1で読み込まれている学習デー
タと加重値が更新される。すなわち、記入時間、山およ
び谷の数、ピークおよびボトムの位置については記憶さ
れる学習データが1回試行分だけ追加されて、11回試
行による学習データとして記憶される。パターン適合度
については、学習データの中で最も古いデータが削除さ
れ、今回の記入記号・数字に関するデータが記憶される
(ステップS13)。
されており、ステップS1で読み込まれている学習デー
タと加重値が更新される。すなわち、記入時間、山およ
び谷の数、ピークおよびボトムの位置については記憶さ
れる学習データが1回試行分だけ追加されて、11回試
行による学習データとして記憶される。パターン適合度
については、学習データの中で最も古いデータが削除さ
れ、今回の記入記号・数字に関するデータが記憶される
(ステップS13)。
【0085】加重値の変更については、次の通りであ
る。正答を導く上で貢献度の高かった項目には、現行の
加重値に0.01点が加算され、正答を導く上で貢献度
の低かった項目では、現行の加重値から0.02点が減
算される。
る。正答を導く上で貢献度の高かった項目には、現行の
加重値に0.01点が加算され、正答を導く上で貢献度
の低かった項目では、現行の加重値から0.02点が減
算される。
【0086】例えば、正答の「2」を「9」と誤認した
場合、「2」と「9」の評価テーブル中の記入時間、山
および谷の数、ピークおよびボトムの位置、パターン適
合度の得点を比較する。その中で、「2」よりも「9」
の方に得点が高かった項目について、当該項目の加重値
を0.02点減点する。記入時間がこれに該当するな
ら、この項目の加重値を現行の0.97点から0.95
点に変更する。
場合、「2」と「9」の評価テーブル中の記入時間、山
および谷の数、ピークおよびボトムの位置、パターン適
合度の得点を比較する。その中で、「2」よりも「9」
の方に得点が高かった項目について、当該項目の加重値
を0.02点減点する。記入時間がこれに該当するな
ら、この項目の加重値を現行の0.97点から0.95
点に変更する。
【0087】一方、「9」よりも「2」の方に得点が高
かった項目については、当該項目の加重値を0.01点
加点する。人差し指における山の数がこれに該当するな
ら、この項目の加重値を現行の0.93点から0.94
点に変更する。
かった項目については、当該項目の加重値を0.01点
加点する。人差し指における山の数がこれに該当するな
ら、この項目の加重値を現行の0.93点から0.94
点に変更する。
【0088】こうして、学習データと加重値が更新され
ると、ステップS2で記入された記号・数字の1字分の
認識が終了する。更新された学習データと加重値は、デ
ータディスク45に出力される(ステップS3)。
ると、ステップS2で記入された記号・数字の1字分の
認識が終了する。更新された学習データと加重値は、デ
ータディスク45に出力される(ステップS3)。
【0089】引続いて記入する場合には、次の1字を記
入する(ステップS2)。これについても、ステップS
3からステップS13の一連の作業が行われ、記入され
た記号・数字が認識される。以上のようにして、記号・
数字の記入と比較照合、学習データの更新が繰り返しな
がら、記入された記号・数字の認識が1字毎に進められ
る。
入する(ステップS2)。これについても、ステップS
3からステップS13の一連の作業が行われ、記入され
た記号・数字が認識される。以上のようにして、記号・
数字の記入と比較照合、学習データの更新が繰り返しな
がら、記入された記号・数字の認識が1字毎に進められ
る。
【0090】他の実施例によるペングリップ式入力装置
を図42に示す。ペングリップ22には、機能補足手段で
あるファンクションスイッチ60が、支持体24の磁気セン
サ28bと同一の面上に設けられている。ファンクション
スイッチ60は、図3に示された磁気センサ28aと同じ構
造を持ち、人差し指で押えて操作する。また、上記実施
例と同様に、ファンクションスイッチ60で検知された指
の圧力は、アダプタでデジタル処理され電圧値に変換さ
れた後、CPU40に与えられる。CPU40で行われる処
理を以下に述べる。
を図42に示す。ペングリップ22には、機能補足手段で
あるファンクションスイッチ60が、支持体24の磁気セン
サ28bと同一の面上に設けられている。ファンクション
スイッチ60は、図3に示された磁気センサ28aと同じ構
造を持ち、人差し指で押えて操作する。また、上記実施
例と同様に、ファンクションスイッチ60で検知された指
の圧力は、アダプタでデジタル処理され電圧値に変換さ
れた後、CPU40に与えられる。CPU40で行われる処
理を以下に述べる。
【0091】ファンクションスイッチ60には、認識対象
の指定機能、誤入力された記号・数字の取消機能、入力
確認機能がある。
の指定機能、誤入力された記号・数字の取消機能、入力
確認機能がある。
【0092】まず、認識対象の指定機能について説明す
る。この機能は、認識する対象を数字か記号のいずれか
から選択して指定する機能である。例えば、記号の
「○」、「×」は記入されず、数字の「0」から「9」
だけが記入される場合には、認識対象を数字だけに限定
する機能である。こうすることで、学習データの中から
数字に関するデータだけが読み込まれ、記入された数字
の波形特性と比較照合される。
る。この機能は、認識する対象を数字か記号のいずれか
から選択して指定する機能である。例えば、記号の
「○」、「×」は記入されず、数字の「0」から「9」
だけが記入される場合には、認識対象を数字だけに限定
する機能である。こうすることで、学習データの中から
数字に関するデータだけが読み込まれ、記入された数字
の波形特性と比較照合される。
【0093】認識対象の指定機能を選択するためには、
ファンクションスイッチ60を人差し指で1.0秒以上継
続して押え、CPU40に1.5ボルト以上の電圧値を
1.0秒間以上与える。引続いて、ファンクションスイ
ッチ60を人差し指で瞬間的に押えることにより、1.5
ボルト以上の電圧が0.1秒から0.3秒間検出された
場合には、認識対象として数字が選択される。一方、
1.5ボルト以上の電圧が0.5秒から1.0秒間検出
された場合には、認識対象として記号が選択される。所
望の認識対象になれば、ファンクションスイッチ60を人
差し指で1.0秒間以上押えて確定する。
ファンクションスイッチ60を人差し指で1.0秒以上継
続して押え、CPU40に1.5ボルト以上の電圧値を
1.0秒間以上与える。引続いて、ファンクションスイ
ッチ60を人差し指で瞬間的に押えることにより、1.5
ボルト以上の電圧が0.1秒から0.3秒間検出された
場合には、認識対象として数字が選択される。一方、
1.5ボルト以上の電圧が0.5秒から1.0秒間検出
された場合には、認識対象として記号が選択される。所
望の認識対象になれば、ファンクションスイッチ60を人
差し指で1.0秒間以上押えて確定する。
【0094】次に、誤入力された記号・数字の取消機能
について説明する。この機能は、記入された記号・数字
自体が誤り(誤記)である場合、認識作業は正しく行わ
れても、誤った記号・数字が入力されるので、それを取
消すためのものである。ファンクションスイッチ60の取
消機能には2種類の取消モードが備えられている。一字
取消機能と一行取消機能である。
について説明する。この機能は、記入された記号・数字
自体が誤り(誤記)である場合、認識作業は正しく行わ
れても、誤った記号・数字が入力されるので、それを取
消すためのものである。ファンクションスイッチ60の取
消機能には2種類の取消モードが備えられている。一字
取消機能と一行取消機能である。
【0095】ファンクションスイッチ60を人差し指で瞬
間的に押えることにより、5ボルト以上の電圧が0.1
秒から0.3秒間検出された場合には、一字取消機能が
選択される。このため、直前に認識されコンピュータ等
に入力された記号・数字が一字だけ削除される。
間的に押えることにより、5ボルト以上の電圧が0.1
秒から0.3秒間検出された場合には、一字取消機能が
選択される。このため、直前に認識されコンピュータ等
に入力された記号・数字が一字だけ削除される。
【0096】一方、ファンクションスイッチ60を人差し
指で長目に押えることにより、5ボルト以上の電圧が
0.5秒以上連続して検出された場合には、一行取消機
能が選択される。このため、直前に認識され入力された
記号・数字と同じ行に入力された記号・数字が全て削除
される。
指で長目に押えることにより、5ボルト以上の電圧が
0.5秒以上連続して検出された場合には、一行取消機
能が選択される。このため、直前に認識され入力された
記号・数字と同じ行に入力された記号・数字が全て削除
される。
【0097】入力確認機能は、認識・入力された記号・
数字を確定する機能である。先の実施例では、CRT48
に表示された認識結果が正しければ、記入者はキーボー
ド46から「Y」を入力することにより認識結果を確定し
て入力したが、この実施例では、ファンクションスイッ
チ60を人差し指で押えることにより、1.5ボルトから
2ボルト程度の電圧が0.5秒間程度検出された場合に
入力が確定する。また、CRT48に表示された認識結果
が誤りであれば、ファンクションスイッチ60を人差し指
で押えて1.5ボルトから2ボルト程度の電圧を0.1
秒から0.3秒間与えた後、続いてキーボード46から正
しい記号・数字を入力する。
数字を確定する機能である。先の実施例では、CRT48
に表示された認識結果が正しければ、記入者はキーボー
ド46から「Y」を入力することにより認識結果を確定し
て入力したが、この実施例では、ファンクションスイッ
チ60を人差し指で押えることにより、1.5ボルトから
2ボルト程度の電圧が0.5秒間程度検出された場合に
入力が確定する。また、CRT48に表示された認識結果
が誤りであれば、ファンクションスイッチ60を人差し指
で押えて1.5ボルトから2ボルト程度の電圧を0.1
秒から0.3秒間与えた後、続いてキーボード46から正
しい記号・数字を入力する。
【0098】上記の二つの実施例においては、記号・数
字の記入と比較照合、学習データの更新を繰り返しなが
ら、記入された記号・数字の認識が1字毎に進められ
た。しかしながら、複数の記号・数字を記入した後に認
識作業をまとめて行うようにしても良い。
字の記入と比較照合、学習データの更新を繰り返しなが
ら、記入された記号・数字の認識が1字毎に進められ
た。しかしながら、複数の記号・数字を記入した後に認
識作業をまとめて行うようにしても良い。
【0099】また、上記の二つの実施例においては、筆
記者が筆記した記号・数字を学習させ、これを学習デー
タとして記憶するようにしている。しかしながら、他の
実施例では、予め多数の試験者により学習を行って学習
データを複数パターン得るようにしておき、筆記者によ
って記入された記号・数字については、どのパターンに
合致するかを判定して最も良く合致する学習パターンを
使用して認識作業を行うようにしても良い。
記者が筆記した記号・数字を学習させ、これを学習デー
タとして記憶するようにしている。しかしながら、他の
実施例では、予め多数の試験者により学習を行って学習
データを複数パターン得るようにしておき、筆記者によ
って記入された記号・数字については、どのパターンに
合致するかを判定して最も良く合致する学習パターンを
使用して認識作業を行うようにしても良い。
【0100】さらに、上記の二つの実施例では、記号と
数字を同時に認識するようにしている。しかしながら、
記号のみまたは数字のみが入力されることが明らかな場
合には、入力対象を記号のみまたは数字のみに限定して
認識作業を行うと、より確実に認識が行える。その際、
認識対象を指定するための切替スイッチを設けて、認識
対象を指定するようにしても良い。
数字を同時に認識するようにしている。しかしながら、
記号のみまたは数字のみが入力されることが明らかな場
合には、入力対象を記号のみまたは数字のみに限定して
認識作業を行うと、より確実に認識が行える。その際、
認識対象を指定するための切替スイッチを設けて、認識
対象を指定するようにしても良い。
【0101】なお、上記の二つの実施例では、記号およ
び数字を記入したが、文字、図形等を記入しても良い。
び数字を記入したが、文字、図形等を記入しても良い。
【0102】また、上記の二つの実施例では、指の圧力
を検知するセンサとして磁気センサ28a、28b、28cを用
いたが、圧電セラミック等の圧電体、加圧電導性ゴム、
コンデンサマイクのように静電容量もしくは電磁誘導を
利用したセンサを用いても良い。さらに、それぞれの指
毎に異なるセンサを用いるようにしても良い。
を検知するセンサとして磁気センサ28a、28b、28cを用
いたが、圧電セラミック等の圧電体、加圧電導性ゴム、
コンデンサマイクのように静電容量もしくは電磁誘導を
利用したセンサを用いても良い。さらに、それぞれの指
毎に異なるセンサを用いるようにしても良い。
【0103】なお、上記の二つの実施例では、ペングリ
ップ22に磁気センサ28a、28b、28cを3個設けたが、
4個以上であっても良いし2個以下であっても良い。ペ
ングリップ22の形状や磁気センサ28a、28b、28cの設
置位置についても、上記実施例のみに限定されない。
ップ22に磁気センサ28a、28b、28cを3個設けたが、
4個以上であっても良いし2個以下であっても良い。ペ
ングリップ22の形状や磁気センサ28a、28b、28cの設
置位置についても、上記実施例のみに限定されない。
【0104】また、上記の二つの実施例では、ペングリ
ップ22は筆記具に装着されたが、ペングリップ22は筆記
具と一体になっていても良い。
ップ22は筆記具に装着されたが、ペングリップ22は筆記
具と一体になっていても良い。
【0105】さらに、上記の二つの実施例では、波形特
性として記入時間、山の数、谷の数、ピークの位置、ボ
トムの位置、記号化増減パターン、記号化変化パターン
が評価されたが、この他の指標を波形特性としても良
い。
性として記入時間、山の数、谷の数、ピークの位置、ボ
トムの位置、記号化増減パターン、記号化変化パターン
が評価されたが、この他の指標を波形特性としても良
い。
【0106】なお、上記の二番目の実施例においては、
ファンクションスイッチ60には、認識対象の指定機能、
誤入力された記号・数字の取消機能、入力確認機能が備
えられていた。しかしながら、ファンクションスイッチ
60に備えられた機能は、これに限らず別の機能であって
も良い。
ファンクションスイッチ60には、認識対象の指定機能、
誤入力された記号・数字の取消機能、入力確認機能が備
えられていた。しかしながら、ファンクションスイッチ
60に備えられた機能は、これに限らず別の機能であって
も良い。
【0107】また、上記の二番目の実施例においては、
ファンクションスイッチ60を操作することにより補足的
機能を選択・実行したが、ファンクションスイッチ60と
任意の磁気センサ28a、28b、28cを同時に操作して補足
的機能を選択・実行するようにしても良い。例えば、人
差し指でファンクションスイッチ60を押えてCPU40に
1.5ボルト以上の電圧値を与えながら、親指の磁気セ
ンサ28cから5ボルト以上の電圧値を0.5秒以上連続
して与えた場合には、一行取消機能が選択されるように
しても良い。
ファンクションスイッチ60を操作することにより補足的
機能を選択・実行したが、ファンクションスイッチ60と
任意の磁気センサ28a、28b、28cを同時に操作して補足
的機能を選択・実行するようにしても良い。例えば、人
差し指でファンクションスイッチ60を押えてCPU40に
1.5ボルト以上の電圧値を与えながら、親指の磁気セ
ンサ28cから5ボルト以上の電圧値を0.5秒以上連続
して与えた場合には、一行取消機能が選択されるように
しても良い。
【0108】
【発明の効果】請求項1、請求項2の入力装置は、筆記
者の少なくとも2本の指における筆記具の軸方向に垂直
な方向に向かう圧力変化を検知する。検知した各指の圧
力変化に基づいて、圧力の大きさが所定のしきい値を越
えるか否かを判断基準として用い、当該しきい値を超え
る部分を単位波形として抽出し、その波形特性を、予め
学習・記憶した波形特性と比較して、文字等の認識を行
う。
者の少なくとも2本の指における筆記具の軸方向に垂直
な方向に向かう圧力変化を検知する。検知した各指の圧
力変化に基づいて、圧力の大きさが所定のしきい値を越
えるか否かを判断基準として用い、当該しきい値を超え
る部分を単位波形として抽出し、その波形特性を、予め
学習・記憶した波形特性と比較して、文字等の認識を行
う。
【0109】各指ごとの単位波形を比較し、総合的に判
断するようにしているので、より正確に文字等の認識を
行うことができる。
断するようにしているので、より正確に文字等の認識を
行うことができる。
【0110】請求項3の入力装置は、前記検知手段によ
って検知される圧力変化は、筆記者の中指、人差し指、
親指の圧力変化であることを特徴としている。これによ
り、筆記者の指運びに応じた中指、人差し指、親指の圧
力変化を測定して、認識を行うことができる。
って検知される圧力変化は、筆記者の中指、人差し指、
親指の圧力変化であることを特徴としている。これによ
り、筆記者の指運びに応じた中指、人差し指、親指の圧
力変化を測定して、認識を行うことができる。
【0111】請求項4の入力装置においては、センサ部
位は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾性体、弾性
体の上表面に設けられた磁性体によって構成されるもの
であることを特徴としている。これにより、筆記者の筆
運びに応じた指の圧力変化を正確に測定することができ
る。
位は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾性体、弾性
体の上表面に設けられた磁性体によって構成されるもの
であることを特徴としている。これにより、筆記者の筆
運びに応じた指の圧力変化を正確に測定することができ
る。
【0112】請求項5の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性に、単位波形の形成に
要する記入時間が含まれる。したがって、記入時間を指
標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識するこ
とができる。
によって比較照合される波形特性に、単位波形の形成に
要する記入時間が含まれる。したがって、記入時間を指
標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識するこ
とができる。
【0113】請求項6の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性に、単位波形内の山の
数または谷の数が含まれる。したがって、山の数や谷の
数を指標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識
することができる。
によって比較照合される波形特性に、単位波形内の山の
数または谷の数が含まれる。したがって、山の数や谷の
数を指標として、筆記者が手書きした文字を正しく認識
することができる。
【0114】請求項7の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性に、単位波形を複数区
間に区分した場合における、単位波形内のピークの位置
またはボトムの位置が含まれる。したがって、ピークの
位置やボトムの位置を指標として筆記者が手書きした文
字等を正しく認識することができる。
によって比較照合される波形特性に、単位波形を複数区
間に区分した場合における、単位波形内のピークの位置
またはボトムの位置が含まれる。したがって、ピークの
位置やボトムの位置を指標として筆記者が手書きした文
字等を正しく認識することができる。
【0115】請求項8の入力装置においては、解析手段
によって比較照合される波形特性には、単位波形を複数
区間に区分した場合における、圧力の増加、減少を各区
分ごとに示したパターンが含まれる。したがって、この
パターンを指標として、筆記者が手書きした文字等を正
しく認識することができる。
によって比較照合される波形特性には、単位波形を複数
区間に区分した場合における、圧力の増加、減少を各区
分ごとに示したパターンが含まれる。したがって、この
パターンを指標として、筆記者が手書きした文字等を正
しく認識することができる。
【0116】請求項9の入力装置は、さらに、筆記者に
よって記入された文字、数字、図形、記号が解析手段に
よって正しく解析されたかどうかを入力するためのスイ
ッチを備えている。これにより、筆記者によって記入さ
れた文字等の認識・入力作業が効率よく行われる。
よって記入された文字、数字、図形、記号が解析手段に
よって正しく解析されたかどうかを入力するためのスイ
ッチを備えている。これにより、筆記者によって記入さ
れた文字等の認識・入力作業が効率よく行われる。
【0117】請求項10の認識方法は、筆記者の少なく
とも2以上の指について、筆記具の軸方向に実質的に垂
直な方向に向かう各指の圧力変化を検知している。さら
に、各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出力に
より示される圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか
否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える部分
を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単位波
形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当該筆
記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特性と
比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断するこ
とにより、筆記者によって記入された文字等の認識を行
う。
とも2以上の指について、筆記具の軸方向に実質的に垂
直な方向に向かう各指の圧力変化を検知している。さら
に、各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出力に
より示される圧力の大きさが所定のしきい値を越えるか
否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える部分
を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単位波
形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当該筆
記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特性と
比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断するこ
とにより、筆記者によって記入された文字等の認識を行
う。
【0118】各指ごとの単位波形の特徴に基づいて比較
を行い、総合的に判断しているので、正確な認識を行う
ことができる。
を行い、総合的に判断しているので、正確な認識を行う
ことができる。
【0119】すなわち、この発明によれば、より正確に
文字等の認識を行うことのできる入力装置を提供するこ
とができる。
文字等の認識を行うことのできる入力装置を提供するこ
とができる。
【図1】この発明の一実施例によるペングリップ式入力
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ペングリップを示す図である。図2Aはペング
リップの斜視図、図2Bはペングリップを装着した筆記
具を示す平面図、図2Cは図2Bの線L1―L1に沿った断
面図である。
リップの斜視図、図2Bはペングリップを装着した筆記
具を示す平面図、図2Cは図2Bの線L1―L1に沿った断
面図である。
【図3】磁気センサを示す図である。図3Aは磁気セン
サの上面図、図3Bは図3Aの線L2―L2に沿った断面図
である。
サの上面図、図3Bは図3Aの線L2―L2に沿った断面図
である。
【図4】この発明の一実施例によるペングリップ式入力
装置のハードウェア構成を示す図である。
装置のハードウェア構成を示す図である。
【図5】磁気センサの出力を示す図である。図5Aは中
指の圧力変化を示す出力、図5Bは人差し指の圧力変化
を示す出力、図5Cは親指の圧力変化を示す出力であ
る。
指の圧力変化を示す出力、図5Bは人差し指の圧力変化
を示す出力、図5Cは親指の圧力変化を示す出力であ
る。
【図6】磁気センサの電気的変化を電圧変化に変換する
ためのアダプタの構成を示す図である。
ためのアダプタの構成を示す図である。
【図7】磁気センサの出力をCPUによって再現した再
現波形を示す図である。
現波形を示す図である。
【図8】再現波形を保持状態を表す波形と記入状態を表
す波形に区分した図である。
す波形に区分した図である。
【図9】単位波形を示す図である。
【図10】波形特性を記号化するための基準を示す図で
ある。
ある。
【図11】波形特性を記号化するための基準を示す別の
図である。
図である。
【図12】学習データとして記憶された波形特性(記入
時間)を示す図である。
時間)を示す図である。
【図13】学習データとして記憶された波形特性(山の
数)を示す図である。
数)を示す図である。
【図14】学習データとして記憶された波形特性(山の
数)を示す別の図である。
数)を示す別の図である。
【図15】学習データとして記憶された波形特性(山の
数)を示すさらに別の図である。
数)を示すさらに別の図である。
【図16】学習データとして記憶された波形特性(谷の
数)を示す図である。
数)を示す図である。
【図17】学習データとして記憶された波形特性(谷の
数)を示す別の図である。
数)を示す別の図である。
【図18】学習データとして記憶された波形特性(谷の
数)を示すさらに別の図である。
数)を示すさらに別の図である。
【図19】学習データとして記憶された波形特性(ピー
クの位置)を示す図である。
クの位置)を示す図である。
【図20】学習データとして記憶された波形特性(ピー
クの位置)を示す別の図である。
クの位置)を示す別の図である。
【図21】学習データとして記憶された波形特性(ピー
クの位置)を示すさらに別の図である。
クの位置)を示すさらに別の図である。
【図22】学習データとして記憶された波形特性(ピー
クの位置)を示すさらに別の図である。
クの位置)を示すさらに別の図である。
【図23】学習データとして記憶された波形特性(ボト
ムの位置)を示す図である。
ムの位置)を示す図である。
【図24】学習データとして記憶された波形特性(ボト
ムの位置)を示す別の図である。
ムの位置)を示す別の図である。
【図25】学習データとして記憶された波形特性(ボト
ムの位置)を示すさらに別の図である。
ムの位置)を示すさらに別の図である。
【図26】学習データとして記憶された波形特性(ボト
ムの位置)を示すさらに別の図である。
ムの位置)を示すさらに別の図である。
【図27】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示す図で
ある。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示す図で
ある。
【図28】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示す別の
図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示す別の
図である。
【図29】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図30】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図31】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図32】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図33】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図34】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図35】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図36】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図37】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図38】学習データとして記憶された波形特性(記号
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
化増減パターンおよび記号化変化パターン)を示すさら
に別の図である。
【図39】ペングリップ式入力装置により入力された文
字を認識する手順を示すフローチャートである。
字を認識する手順を示すフローチャートである。
【図40】波形特性を評価する際に用いる評価テーブル
を示す図である。
を示す図である。
【図41】波形特性の評価が完了した時点での評価テー
ブルを示す図である。
ブルを示す図である。
【図42】この発明の別の実施例に係るペングリップを
示す図である。図42Aはペングリップの斜視図、図4
2Bはペングリップを装着した筆記具を示す平面図であ
る。
示す図である。図42Aはペングリップの斜視図、図4
2Bはペングリップを装着した筆記具を示す平面図であ
る。
22・・・・ペングリップ 26・・・・筆記具 28a、28b、28c・・・・磁気センサ 30・・・・磁気抵抗素子 32・・・・シリコンラバー 34・・・・マグネットシート L7・・・・単位波形 60・・・・ファンクションスイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−248224(JP,A) 特開 平2−287775(JP,A) 特開 昭57−45681(JP,A) 特開 昭51−44829(JP,A) 特開 昭62−89181(JP,A) 特開 平2−504563(JP,A) 特開 平4−216177(JP,A) 特開 平4−238582(JP,A) 特開 平3−263116(JP,A) 特開 平3−10390(JP,A) 実開 昭62−83682(JP,U) 実開 昭61−192341(JP,U) 実開 昭61−135240(JP,U) 実開 平1−68537(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/03 G06K 9/00
Claims (10)
- 【請求項1】筆記具の周辺部に設けられる支持体、 前記支持体に設けられ、 筆記者の少なくとも2以上の指
のそれぞれに対応したセンサ部位を有し、各センサ部位
は筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指の圧
力変化を検知するよう構成された検知手段、 前記検知手段から各指ごとの圧力変化を示す出力を得
て、当該出力により示される圧力の大きさが所定のしき
い値を越えるか否かを判断基準として用い、当該しきい
値を超える部分を単位波形として抽出するとともに、各
指ごとの単位波形の波形特性を分析し、予め学習され記
憶された当該筆記者の文字、数字、図形、記号の各指ご
との波形特性と比較照合し、各指ごとの照合結果を総合
して判断することにより、筆記者によって記入された文
字、数字、図形、記号を認識する解析手段、 を備えたペングリップ式入力装置。 - 【請求項2】筆記具、 筆記具の周辺部に設けられ、筆記者の少なくとも2以上
の指のそれぞれに対応したセンサ部位を有し、各センサ
部位は筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向う各指
の圧力変化を検知するよう構成された検知手段、 前記検知手段から各指ごとの圧力変化を示す出力を得
て、当該出力により示される圧力の大きさが所定のしき
い値を越えるか否かを判断基準として用い、当該しきい
値を超える部分を単位波形として抽出するとともに、各
指ごとの単位波形の波形特性を分析し、予め学習され記
憶された当該筆記者の文字、数字、図形、記号の各指ご
との波形特性と比較照合し、各指ごとの照合結果を総合
して判断することにより、筆記者によって記入された文
字、数字、図形、記号を認識する解析手段、 を備えたことを特徴とするペン式入力装置。 - 【請求項3】請求項1または2の入力装置において、前
記検知手段によって検知される圧力変化は、筆記者の中
指、人差し指、親指の圧力変化であることを特徴とする
入力装置。 - 【請求項4】請求項1または2の入力装置において、前
記センサ部位は、磁気抵抗素子、磁気抵抗素子を覆う弾
性体、弾性体の上表面に設けられた磁性体によって構成
されたものであることを特徴とする入力装置。 - 【請求項5】請求項1または2の入力装置において、前
記解析手段によって比較照合される波形特性には、単位
波形の形成に要する記入時間が含まれることを特徴とす
る入力装置。 - 【請求項6】請求項1または2の入力装置において、前
記解析手段によって比較照合される波形特性には、単位
波形内の山の数または谷の数が含まれることを特徴とす
る入力装置。 - 【請求項7】請求項1または2の入力装置において、 前記解析手段によって比較照合される波形特性には、単
位波形を複数区間に区分した場合における、単位波形内
のピークの位置またはボトムの位置が含まれることを特
徴とする入力装置。 - 【請求項8】請求項1または2の入力装置において、 前記解析手段によって比較照合される波形特性には、単
位波形を複数区間に区分した場合における、圧力の増
加、減少を各区分ごとに示したパターンが含まれること
を特徴とする入力装置。 - 【請求項9】請求項1または2の入力装置において、さ
らに、 筆記者によって記入された文字、数字、図形、記号が解
析手段によって正しく解析されたかどうかを入力するた
めのスイッチ、 を備えたことを特徴とする入力装置。 - 【請求項10】筆記者の少なくとも2以上の指につい
て、筆記具の軸方向に実質的に垂直な方向に向かう各指
の圧力変化を検知し、 検知した各指ごとの圧力変化を示す出力を得て、当該出
力により示される圧力の大きさが所定のしきい値を越え
るか否かを判断基準として用い、当該しきい値を超える
部分を単位波形として抽出するとともに、各指ごとの単
位波形の波形特性を分析し、予め学習され記憶された当
該筆記者の文字、数字、図形、記号の各指ごとの波形特
性と比較照合し、各指ごとの照合結果を総合して判断す
ることにより、筆記者によって記入された文字、数字、
図形、記号を認識する認識方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24783392A JP2826021B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | ペングリップ式入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24783392A JP2826021B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | ペングリップ式入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0695800A JPH0695800A (ja) | 1994-04-08 |
JP2826021B2 true JP2826021B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=17169359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24783392A Expired - Fee Related JP2826021B2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | ペングリップ式入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826021B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JPH0720983A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Casio Comput Co Ltd | コマンド出力装置 |
JPH086710A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-12 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ペン型入力装置 |
US5781661A (en) * | 1994-06-29 | 1998-07-14 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Handwritting information detecting method and apparatus detachably holding writing tool |
JPH0816301A (ja) * | 1994-06-29 | 1996-01-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 筆跡情報入力方法及び装置 |
JP3606969B2 (ja) * | 1995-10-18 | 2005-01-05 | 株式会社リコー | ペン型入力装置 |
JP5822677B2 (ja) | 2011-11-24 | 2015-11-24 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | デジタルペンを用いて手書き可能な物理的媒体上の情報を修正することによって、記憶手段内に格納された情報を修正する方法、並びに、その装置及びコンピュータ・プログラム |
KR101775080B1 (ko) * | 2016-06-07 | 2017-09-05 | 동국대학교 산학협력단 | Nui/nux에 기반하여 드로잉 영상을 처리하는 장치 및 방법 |
JP6916506B2 (ja) * | 2016-07-08 | 2021-08-11 | 国立大学法人大阪大学 | 筆記装置及びコンピュータープログラム |
EP3518802A4 (en) | 2016-12-09 | 2020-06-24 | Verb Surgical Inc. | USER INTERFACE DEVICES FOR USE IN ROBOTIC SURGERY |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017528A (ja) * | 1983-07-08 | 1985-01-29 | Syst Soken:Kk | 表示位置(カ−ソル)移動装置 |
JPH02287775A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-27 | Hitachi Ltd | パターン認識システム |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP24783392A patent/JP2826021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0695800A (ja) | 1994-04-08 |
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