JP2825702B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JP2825702B2
JP2825702B2 JP4127250A JP12725092A JP2825702B2 JP 2825702 B2 JP2825702 B2 JP 2825702B2 JP 4127250 A JP4127250 A JP 4127250A JP 12725092 A JP12725092 A JP 12725092A JP 2825702 B2 JP2825702 B2 JP 2825702B2
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徹郎 青木
英嗣 小山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は固体撮像素子に関し、
より詳しくは、2層からなる所定パターンの転送電極を
有するCCD(電荷結合素子)型固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来技術】近年、小型ビデオカメラの普及により固体
撮像素子、特に、CCD型固体撮像素子の需要がおおい
に高まっている。従来のCCD型固体撮像素子は、図3
に示すように、半導体基板(シリコン基板)の表面に、水
平方向に延びる転送電極101,101,…と転送電極1
02,102,…を、垂直方向に所定のピッチで備えてい
る(転送電極101,転送電極102は半導体基板上に順
に形成されている。)。転送電極101のパターンは、
水平に直線状に延びる連結部111と、この連結部11
1の片側に垂直に突出するゲート部112とからなって
いる。一方、転送電極102のパターンは、転送電極1
11の連結部111と略重なって水平に直線状に延びる
連結部121と、この連結部121から上記転送電極1
01のゲート部112と対称に垂直に突出するゲート部
122とからなっている。隣接した転送電極101,1
02のゲート部112,122は、先端が重なり合い、
垂直に連続して電荷転送部105を構成している(図中
の矢印「⇒」は転送経路を示している。)。そして、両転
送電極101,102の隙間、すなわち、連結部111,
121とゲート部112,122とで四方を囲まれた矩
形領域が光電変換部103となる。上記電荷転送部10
5と光電変換部103とで長方格子状の画素を構成して
いる。なお、図中の矢印106は、光電変換部103か
ら電荷転送部105への信号電荷の転送箇所を示してい
る。
【0003】上記光電変換部103の上には、図4に示
すように、入射光の集光率を高めるために、マイクロレ
ンズ108が設けられる(実際には、透明な平坦化層を
介して設けられる)。知られているように、このマイク
ロレンズ108は、電荷転送部105および光電変換部
103を形成した半導体基板上に熱可塑性樹脂をベース
にしたフォトポリマーを設け、このフォトポリマーをフ
ォトリソグラフィ技術によって各画素毎に矩形状にパタ
ーニングした後、熱溶融により矩形のコーナー部分に丸
みを持たせて形成されている。なお、1点鎖線107は
マイクロレンズの基本セルを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体撮像素
子の性能改良は、概ね、高集積化、高解像度化および高
感度化の3つの観点から行なわれつつある。しかしなが
ら、上記従来の固体撮像素子では、せいぜいデザイン寸
法やプロセス条件の最適化を行い得るに過ぎず、次に述
べるように、性能改良を阻む多くの問題が生じている。
【0005】まず、第1に、高集積化に伴う素子の耐圧
低下の問題がある。すなわち、図3に示した転送電極1
01,102の形状のままで画素の集積化を進めるとい
うことは、単位画素セルを縮小することに他ならない。
単位画素セルを縮小することは、転送電極101,10
2のゲート部112,122の線幅(水平方向の)を狭く
することにつながり、結果的に、ゲート部112,12
2先端における電界集中を招くことになる。ゲート部1
12,122先端の重なり部分や、ゲート部112,12
2と下地シリコン活性層との間には、当然ながら層間絶
縁膜を介在させる。しかし、高集積化に伴う高電界発生
によって、層間の絶縁破壊やショートが避けられない事
態になる。なお、集積化に伴って転送パルス電圧を下げ
るということは困難である(むしろ、集積度が上がるに
つれて狭チャネル効果により反転しきい値電圧が高くな
るため、転送パルス電圧を高くしなければならな
い。)。このように、高集積化(チップ縮小)に伴って、
素子の耐圧を確保することが問題となる。
【0006】第2に、高集積化に伴う感度低下の問題が
ある。図3に示した光電変換部103の光感度は、開口
面積に略比例すると考えられる。このため、上記従来の
転送電極101,102の形状のままで単純にパターン
を比例縮小(このこと自体は高解像度化にもつながる)し
た場合、開口面積が減少して、必要な信号電荷量を確保
できなくなる。むしろ、充分な信号電荷を確保するため
には可能な限り開口面積を広げねばならないのが現状で
ある。このように、高集積化に伴って感度が低下すると
いう問題がある。
【0007】第3に、マイクロレンズによる集光率の問
題がある。図4に示したように、長方格子状にマイクロ
レンズ108を配列する場合、熱溶融時に熱可塑性ポリ
マーの矩形のコーナー部分が丸く収縮する。このため、
集光に寄与しない無効領域109が多いという問題があ
る。この問題は、高集積化を進めて、単位画素セル10
7の寸法を縮小した場合、さらに顕著になる。パターン
が微小になるにつれて、材料の熱溶融と表面張力のバラ
ンスが最適条件から逸脱して、マイクロレンズの形状が
限りなく半球に近づくからである。このため、無効領域
109を極力抑え込んで、画素上に入射する光を光電変
換部103へ効率良く集光させることが課題となる。
【0008】そこで、この発明の目的は、かかる課題を
解決して、より性能を向上させた固体撮像素子を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の固体撮像素子は、半導体基板の表面に、
一方向に延びる第1の転送電極および第2の転送電極
を、上記一方向に垂直な方向に所定のピッチで備えると
ともに、上記第1の転送電極と第2の転送電極とのパタ
ーンの隙間に入射光を信号電荷に変換する光電変換部を
備える固体撮像素子であって、上記第1の転送電極は、
上記一方向に延びる連結部と、この連結部に対して斜め
方向に延びるゲート部とが、鈍角をなして又は滑らかに
交互に連なって上記一方向に蛇行して延びるパターンを
なす一方、上記第2の転送電極は、上記第1の転送電極
の連結部に略重なって上記一方向に延びる連結部と、上
記第1の転送電極のゲート部と対称に斜め方向に延びる
ゲート部とが、交互に連なって上記一方向に蛇行して延
びるパターンをなし、隣接する上記第1の転送電極と第
2の転送電極のゲート部は、上記一方向に垂直な方向に
交互に重なって連なって、上記光電変換部が発生した信
号電荷を上記垂直な方向に蛇行しつつ転送することを特
徴としている。
【0010】また、上記両転送電極の連結部とゲート部
とで囲まれた隙間は、内角が全て鈍角である多角形をな
し、この隙間に形成された光電変換部上に、熱可塑性樹
脂からなり上記多角形を単位セルとするマイクロレンズ
が設けられているのが望ましい。
【0011】
【作用】第1の転送電極と第2の転送電極とはいずれ
も、一方向に延びる連結部と、この連結部に対して斜め
方向に延びるゲート部とが、鈍角をなして又は滑らかに
交互に連なって上記一方向に蛇行して延びているので、
ゲート部のパターンを直角または鋭角にとがらせる場合
に比して、ゲート部での電界集中が緩和される。したが
って、高集積化(チップ縮小)を進めるときに、素子の耐
圧低下が防止される。
【0012】また、従来の画素とこの発明の画素とで、
単位画素セルの面積を同一とし、かつ、単位画素セル内
での電荷転送部の面積を同一としたとき、光電変換部の
面積が増加する(後述)。したがって、高集積化を進める
ときに、素子の感度低下が防止される。
【0013】また、上記両転送電極の連結部とゲート部
とで囲まれた隙間は、内角が全て鈍角である多角形をな
し、この隙間に形成された光電変換部上に、熱可塑性樹
脂からなり上記多角形を単位セルとするマイクロレンズ
が設けられている場合、熱可塑性樹脂を熱溶融させてマ
イクロレンズを形成するとき、多角形のコーナー部分
で、樹脂の表面張力が見かけ上抑制される。したがっ
て、集光に寄与しない無効領域が少なくなって、素子の
感度が高まる。しかも、この発明によれば、マイクロレ
ンズは、いわゆる球の最密充填方式と同等の配列とな
る。すなわち、水平方向に並ぶマイクロレンズの列と、
この列に隣り合うマイクロレンズの列とが互いに半ピッ
チだけずれた状態となる。したがって、マイクロレンズ
は、隙間(無効領域)が最小になるように配列され、さら
に素子の感度が高まる。この結果、高集積化を進める場
合に、特に感度面で有利となる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の固体撮像素子を実施例によ
り詳細に説明する。
【0015】図1(a)は一実施例の固体撮像素子の電極
レイアウトを示し、同図(b)は上記電極に設けたマイク
ロレンズの配列を示している。なお、図1(a)と図3と
は、固体撮像素子の空間サンプリング密度が同等になる
ように、基本画素セルの面積が等しい状態に描かれてい
る。
【0016】この固体撮像素子は、半導体基板(シリコ
ン基板)の表面に、水平方向に延びる第1の転送電極1,
1,…と第2の転送電極2,2,…を、それぞれ垂直方向
に所定のピッチで備えている。また、第1の転送電極1
と第2の転送電極2とのパターンの隙間に、入射光を信
号電荷に変換する光電変換部3を備えている。さらに、
光電変換部3上に、図1(b)に示すように、熱可塑性樹
脂からなり6角形を単位セル7とするマイクロレンズ8
が設けられている。なお、第1の転送電極1,1,…と第
2の転送電極2,2,…とは、半導体基板上にこの順に形
成されている。簡単のため図では省略しているが、従来
と同様に、第1の転送電極1と第2の転送電極2との間
には層間絶縁膜が設けられ、また、下地シリコン基板と
マイクロレンズ8との間には平坦化絶縁層(カラー素子
の場合はさらにカラーフィルタ)が設けられている。
【0017】上記第1の転送電極1は、水平方向に延び
る連結部11と、この連結部11に対して斜め方向に延
びるゲート部12とからなっている。これらの連結部1
1とゲート部12とは、鈍角をなして交互に連なって水
平方向に蛇行して延びている。一方、上記第2の転送電
極2は、第1の転送電極1の連結部11に略重なって水
平方向に延びる連結部21と、上記第1の転送電極1の
ゲート部12と対称に斜め方向に延びるゲート部22と
からなっている。これらの連結部21とゲート部22と
は、上記連結部11,ゲート部12と同様に、鈍角をな
して交互に連なって水平方向に蛇行して延びている。隣
接する第1の転送電極1と第2の転送電極2のゲート部
12,22は、垂直方向に交互に重なって連なって電荷
転送部5を構成している。この電荷転送部5は、光電変
換部3が発生した信号電荷を垂直方向に蛇行しつつ転送
することができる(図中の矢印「⇒」は転送経路を示して
いる。)。なお、矢印6は、光電変換部3から電荷転送
部5への信号電荷の転送箇所を示している。また、上記
両転送電極1,2の連結部11,21とゲート部12,2
2とで囲まれた隙間は、内角が全て鈍角である6角形を
なしており、上記光電変換部3はこの隙間に設けられて
いる。
【0018】ここで、第1の転送電極1と第2の転送電
極2とはいずれも、連結部と、この連結部に対して斜め
方向に延びるゲート部とが、鈍角をなして交互に連なっ
て水平方向に蛇行して延びているので、ゲート部12,
22のパターンを直角または鋭角にとがらせる場合に比
して、ゲート部12,22での電界集中を緩和すること
ができ、素子の耐圧を高めることができる。したがっ
て、高集積化(チップ縮小)を進めるときに、素子の耐圧
低下を防止することができる。なお、第1の転送電極
1,第2の転送電極2において、連結部とゲート部との
交差箇所を湾曲させて滑らかに接続しても良い。そのよ
うにした場合、ゲート部12,22での電界集中をさら
に緩和でき、素子の耐圧をさらに高めることができる。
【0019】また、従来の画素とこの発明の画素とで、
単位画素セルの面積を同一とし、かつ、単位画素セル内
での電荷転送部105,5の面積を同一としたとき、光
電変換部の面積を増加でき、したがって、高集積化を進
めるときに、素子の感度低下を防止することができる。
例えば、図2(a),(b)は、それぞれ従来およびこの実施
例の単位画素セルを比較できる状態で示している。図
中、Xは従来セルの水平方向の寸法、Yは従来および実
施例のセルの垂直方向の寸法、X1は従来および実施例
のセルの電荷転送部分の水平方向の寸法、X2は従来セ
ルの光電変換部開口部分の水平方向の寸法、Dは垂直方
向画素分離部分の垂直方向の寸法をそれぞれ示してい
る。また、θは実施例セルの水平方向両端の内角を示し
ている。この例では、単位画素セルの面積は同一であ
り、かつ、セル内で占める電荷転送部分の面積も同一と
なっている。この場合、実施例セルでは、従来の垂直画
素分離部分より面積を[D(Y−D)/2tan(θ/2)〕だ
けカットし、その面積分、開口部分の面積を増やすこと
ができる。すなわち、この分だけ光電変換部3の面積を
増やすことができる。したがって、高集積化を進めると
きに、感度の低下を防止することができる。実際に、こ
の実施例の電極構成を1/3インチ光学系27万画素C
CD撮像素子にθ=120゜で適用した場合、光電変換
部分3の面積を従来に比して約30%増加させることが
できる。なお、転送可能な最大電荷量は転送ゲートの面
積とほぼ比例関係にあることから、転送電荷容量が低下
することはない。
【0020】また、図1(a)に示した6角形の隙間に形
成された光電変換部3上に、同図(b)に示した6角形を
単位セルとするマイクロレンズ8を設けているので、熱
可塑性樹脂を熱溶融させてマイクロレンズ8を形成する
とき、多角形のコーナー部分で、表面張力による樹脂表
面積の減少が抑制される。したがって、集光に寄与しな
い無効領域(図中、斜線で示す)9を減少でき、素子の感
度を高めることができる。しかも、この発明によれば、
マイクロレンズは、いわゆる球の最密充填方式と同等の
配列となる。すなわち、水平方向に並ぶマイクロレンズ
の列と、この列に隣り合うマイクロレンズの列とが互い
に半ピッチだけずれた状態となる。したがって、マイク
ロレンズ8を、隙間(無効領域)9が最小になるように配
列でき、さらに素子の感度を高めることができる。この
結果、高集積化を進める場合に、特に感度面で有利とな
る。
【0021】なお、実際には、上記マイクロレンズ8
は、平坦化された表面に熱可塑性樹脂等をベースにした
フォトポリマーを設け、このフォトポリマーをフォトリ
ソグラフィー技術などによって6角形(基本セルと相似
形状)にパターン化した後、このパターンを熱溶融・硬
化させて形成する。ただし、かかるマイクロレンズ形成
方法は一つの例に過ぎず、表面張力の発生を伴う材料の
熱溶融を応用した方法によって基本画素セル上に相似形
状のものを形成できれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の固
体撮像素子では、第1の転送電極と第2の転送電極とは
いずれも、一方向に延びる連結部と、この連結部に対し
て斜め方向に延びるゲート部とが、鈍角をなして又は滑
らかに交互に連なって上記一方向に蛇行して延びている
ので、ゲート部のパターンを直角または鋭角にとがらせ
る場合に比して、ゲート部での電界集中を緩和できる。
したがって、高集積化(チップ縮小)を進めるときに、素
子の耐圧低下を防止できる。また、従来の画素とこの発
明の画素とで、単位画素セルの面積を同一とし、かつ、
単位画素セル内での電荷転送部の面積を同一としたと
き、光電変換部の面積を増加できる。したがって、高集
積化を進めるときに、素子の感度低下が防止される。
【0023】また、上記両転送電極の連結部とゲート部
とで囲まれた隙間は、内角が全て鈍角である多角形をな
し、この隙間に形成された光電変換部上に、熱可塑性樹
脂からなり上記多角形を単位セルとするマイクロレンズ
が設けられている場合、熱可塑性樹脂を熱溶融させてマ
イクロレンズを形成するとき、多角形のコーナー部分
で、表面張力による樹脂表面積の減少を抑制できる。し
たがって、集光に寄与しない無効領域を少なくして、素
子の感度を高めることができる。しかも、マイクロレン
ズを、いわゆる球の最密充填方式と同等の配列にでき、
隙間(無効領域)が最小になるように配列できる。したが
って、さらに素子の感度を高めることができる。この結
果、高集積化を進める場合に、特に感度面で有利な固体
撮像素子を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の固体撮像素子の転送電
極とマイクロレンズのパターンを示す図である。
【図2】 従来の固体撮像素子と上記固体撮像素子の単
位画素セルの構成を比較する図である。
【図3】 従来の固体撮像素子の転送電極のパターンを
示す図である。
【図4】 従来の固体撮像素子のマイクロレンズのパタ
ーンを示す図である。
【符号の説明】
1,2 転送電極 3 光電変換部 5 電荷転送部 7 マイクロレンズの基本セル 8 マイクロレンズ 9 無効領域 11,21 連結部 21,22 ゲート部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−187187(JP,A) 特開 昭64−89363(JP,A) 特開 平2−162766(JP,A) 特開 昭61−111578(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/339 H01L 27/14 - 27/148 H01L 29/762 - 29/768 H04N 5/335

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に、一方向に延びる第
    1の転送電極および第2の転送電極を、上記一方向に垂
    直な方向に所定のピッチで備えるとともに、上記第1の
    転送電極と第2の転送電極とのパターンの隙間に入射光
    を信号電荷に変換する光電変換部を備える固体撮像素子
    であって、 上記第1の転送電極は、上記一方向に延びる連結部と、
    この連結部に対して斜め方向に延びるゲート部とが、鈍
    角をなして又は滑らかに交互に連なって上記一方向に蛇
    行して延びるパターンをなす一方、 上記第2の転送電極は、上記第1の転送電極の連結部に
    略重なって上記一方向に延びる連結部と、上記第1の転
    送電極のゲート部と対称に斜め方向に延びるゲート部と
    が、交互に連なって上記一方向に蛇行して延びるパター
    ンをなし、 隣接する上記第1の転送電極と第2の転送電極のゲート
    部は、上記一方向に垂直な方向に交互に重なって連なっ
    て、上記光電変換部が発生した信号電荷を上記垂直な方
    向に蛇行しつつ転送することを特徴とする固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 上記両転送電極の連結部とゲート部とで
    囲まれた隙間は、内角が全て鈍角である多角形をなし、 この隙間に形成された光電変換部上に、熱可塑性樹脂か
    らなり上記多角形を単位セルとするマイクロレンズが設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮
    像素子。
JP4127250A 1992-05-20 1992-05-20 固体撮像素子 Expired - Fee Related JP2825702B2 (ja)

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KR1019930008707A KR940006391A (ko) 1992-05-20 1993-05-20 고체촬상장치

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