JP2824953B2 - 高重合度のオルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

高重合度のオルガノポリシロキサンの製造方法

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JP2824953B2 JP5199047A JP19904793A JP2824953B2 JP 2824953 B2 JP2824953 B2 JP 2824953B2 JP 5199047 A JP5199047 A JP 5199047A JP 19904793 A JP19904793 A JP 19904793A JP 2824953 B2 JP2824953 B2 JP 2824953B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高重合度のオルガノポ
リシロキサンの製造方法に関するものであり、より詳細
には、重合度の低い低分子シロキサンの生成を有効に回
避して、分子鎖末端がトリオルガノシリル基で封鎖され
た高重合度のオルガノポリシロキサンを製造する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムは、優れた耐候性、電気
特性、低圧縮永久歪、耐熱性、耐寒性等の特性を有して
いるため、電子機器、自動車、建築、医療、食品を始め
として様々な分野で広く使用されている。例えば、リモ
ートコントローラー、タイプライター、ワードプロセッ
サー、コンピューター末端、楽器等のゴム接点キーとし
て使用されるラバーコンタクト;建築用ガスケット;複
写器用ロール、現像ロール、転写ロール、帯電ロール、
給紙ロール等の各種ロール;オーディオ装置等の防振ゴ
ム;コンピューターに使用されるコンパクトディスク用
パッキン;などの用途が挙げられる。現在、シリコーン
ゴムの需要は益々高まっており、優れた特性を有するシ
リコーンゴムの開発が望まれている。
【0003】中でも高重合度のオルガノポリシロキサン
に含まれる低分子シロキサンの低減が強く求められてい
る。例えば、接点キーに用いられるコンタクトラバーで
は低分子シロキサンは接点不良を起こしたり、複写機用
ロール材においては、低分子シロキサンを介してトナー
がロール上に移行するオフセット現象が生じるという問
題がある。また建築ガスケット等においても、周辺部へ
の汚れの原因物質が、原料であるオルガノポリシロキサ
ン中に残存している低分子シロキサンであることが知ら
れている。従って、高重合度のオルガノポリシロキサン
に含まれる低分子シロキサンを低減するための様々な方
法が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な低分子シロキ
サン含有量を低減する方法として、高重合度のオルガノ
ポリシロキサン(以下、単にシロキサンガムと呼ぶこと
がある)を減圧条件下で100〜300 ℃の高温で処理する
方法が知られている。しかし、シロキサンガムは粘度が
高いため、低分子シロキサンを確実に除去するには多大
のエネルギーと時間を要し、実用上の限界がある。この
ため、シロキサンガム中の低分子シロキサン量が極端に
低いシロキサンガムを得る方法が求められていた。
【0005】シロキサンガムの製造方法として、例えば
米国特許 2,634,252号には、触媒として、水酸化カリウ
ム、カリウムシラノレート、リチウムシラノレート、テ
トラアルキルアンモニウム水酸化物等を使用し、平衡化
反応によりシロキサンガムを得る方法が開示されてい
る。これらの触媒を用いて得られるシロキサンガムは、
分子鎖末端がシラノールであり、その末端は容易に処理
することができる。しかしながら、この方法では、得ら
れたシロキサンガム中にはかなりの量(5〜10重量%程
度)の環状低分子シロキサンが残存しており、その除去
のために多大のコストを要する。
【0006】一方、低分子シロキサンが生成しないシロ
キサンガムの製造方法としては、シラノールを20℃にお
けるpka が3以下である酸性化合物を用いて脱水縮合さ
せる方法(特開平3−179027号公報)が知られており、
さらに、本発明者等は先に、重合度が3の環状ポリシロ
キサンを原料とし、これを十分に脱水した後にリンシリ
コネート等を用いて重合する方法(特願平4−345379
号)、シラノールをアミン系縮合剤で縮合させる方法
(特願平5−34211 号)を提案した。
【0007】これらの方法のうち、アミン系縮合剤を用
いてシラノールの縮合を行う方法は、得られるシロキサ
ンガムの末端基がアルキルアミノシラン基となるので、
通常の組成のシリコーンゴム組成物の配合成分としては
極めて不適当である。また、他の方法においては、低分
子シロキサンの生成を有効に抑制する点で未だ不満足で
ある。
【0008】従って本発明の課題は、低分子シロキサン
の生成を有効に抑制して、通常のシリコーンゴム組成物
の配合成分として有用な高重合度のオルガノポリシロキ
サンを製造する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式(1):
【化3】 式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよく、
非置換または置換の一価炭化水素基であり、nは、2〜
3,000 の整数である、で表される分子鎖両末端にシラノ
ール基を有するオルガノポリシロキサンと、一分子中に
2個のジアルキルアミノシリル基を含むシランもしくは
シロキサンとを、シラノール基/ジアルキルアミノシリ
ル基=0.5〜3.0のモル比で混合し、加熱することによ
って、鎖長延長された高重合度のオルガノポリシロキサ
ンを得る方法であって、下記一般式(2):
【化4】 式中、aは、1または2であり、R3 ,R4 及びR
5 は、同一でも異なっていてもよく、非置換または置換
の一価炭化水素基であり、Zは、a=1の時は、水酸
基、ハロゲン原子又は−NR6 7 であり、a=2の時
は、>NXである、(上記において、R6 及びR7 は、
同一でも異なっていてもよく、非置換もしくは置換の一
価炭化水素基であり、Xは、水素原子または非置換もし
くは置換の一価炭化水素基である)で表される有機ケイ
素化合物の存在下に前記加熱を行なうか、または前記加
熱の終了後に該有機ケイ素化合物を反応させるを特徴と
する高重合度のオルガノポリシロキサンの製造方法が提
供される。
【0010】この方法で得られる鎖長延長された高重合
度のオルガノポリシロキサンは、通常、下記式(3):
【化5】 式中、R1 及びR2 は、前記と同じであり、pは、25
以下の整数である、で表される低分子シロキサンのトー
タル含有量が 5,000ppm 以下であり、特に原料として使
用される前記一般式(1)で表されるオルガノポリシロ
キサン中の低分子シロキサンが十分に除去されている場
合には、上記の低分子シロキサンのトータル含有量は
2,000ppm 以下となり、その生成が極めて有効に抑制さ
れていることが理解される。
【0011】また前記一般式(2)で表される有機ケイ
素化合物は末端封鎖剤として作用するものであり、最終
的に得られる高重合度のオルガノポリシロキサンは、分
子鎖末端がトリオルガノシリル基で封鎖されているた
め、通常のシリコーンゴム組成物の配合成分として有効
に使用に供することができる。
【0012】出発原料;本発明方法において、出発原料
としては、前記一般式(1)で表される分子鎖両末端に
シラノール基を有するオルガノポリシロキサンが使用さ
れる。かかる一般式(1)において、R1 及びR2 は非
置換または置換の一価炭化水素基であるが、具体的には
メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、ビニ
ル基、アリル基等のアルケニル基、シクロヘキシル基等
のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリー
ル基、ベンジル基、フェニルエチル基等のアラルキル
基、及びこれらの基の水素原子の一部または全部をハロ
ゲン原子、シアノ基等で置換した基、例えばクロロメチ
ル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基、α−シ
アノフェニルエチル基等を例示することができる。
【0013】また、nは重合度を表わす整数であり、2
〜3,000 であるが、経済性の観点から、好ましくは10〜
1,000 の整数である。
【0014】本発明においては、上記のオルガノポリシ
ロキサンの中でも、低分子シロキサン量を抑えるという
観点から、ストリップ等の除去操作により重合に関与し
ない環状シロキサンを極力除いたものが好適に使用さ
れ、最も好適には、環状トリシロキサンを開環重合して
得られるものが使用される。
【0015】鎖長延長 本発明においては、原料オルガノポリシロキサンを縮重
合させて鎖長延長するための反応触媒として、一分子中
に2個のジアルキルアミノシリル基を含むシランもしく
はシロキサンが使用される。かかるシランもしくはシロ
キサンとしては、例えば下記一般式(4):
【化6】 式中、R8 及びR9 は、非置換または置換一価炭化水素
基を示し、R10は、アルキル基である、qは、0〜10
00の整数である、で表される化合物を挙げることがで
きる。この一般式(4)において、非置換または置換一
価炭化水素基R8 及びR9 の具体例としては、前記一般
式(1)におけるR1 及びR2 について例示したものと
同様の基を挙げることができるが、特にR8 について
は、メチル基等のアルキル基、ビニル基、トリフロロプ
ロピル基及びフェニル基が好ましく、R9 については、
メチル基等のアルキル基が好ましい。またR10は、炭素
原子数が4以下のアルキル基が好適である。またqは、
0〜1000の整数であるが、一般的には、この値が低
い程、触媒活性が大きいため、好ましくは1〜100で
ある。かかる触媒の具体例としては、以下のものを例示
することができる。
【0016】
【化7】
【0017】上記の式中、Rは、メチル基等のアルキル
基、ビニル基、トリフロロプロピル基及びフェニル基の
何れかであり、Meはメチル基、Etはエチル基、Pr
はプロピル基、Buはブチル基を示す。またrは、1〜
100の整数である。
【0018】原料のオルガノポリシロキサンと、触媒で
ある上記シランもしくはシロキサンとは、シラノール基
とジアルキルアミノ基とのモル比が0.5〜3.0、特に0.
8〜1.5となる割合で使用される。また反応温度は、通
常、25℃〜200℃の範囲に設定され、反応時間は数
時間から数日程度でよい。この場合、触媒である上記シ
ランもしくはシロキサンとして揮発性のものを使用した
時には、室温である程度縮合を行った後に、150〜1
80℃に加熱して反応を続行させることにより、目的と
する分子量のシロキサンガムを速やかに得ることができ
る。
【0019】このようにして得られたシロキサンガム
は、例えば重合度が25以下の低分子シロキサン含有量
が5000ppm 以下であり、特に原料オルガノポリシロキサ
ンに含まれる低分子シロキサン含有量が非常に少ない場
合には、低分子シロキサン量は2000ppm 以下となる。
【0020】末端封鎖剤 本発明においては、前記一般式(2)で表される有機ケ
イ素化合物を末端封鎖封鎖剤として使用し、この末端封
鎖剤の存在下で前記の鎖長延長を行なうか、或いは鎖長
延長後にこの末端封鎖剤を反応させることにより、トリ
オルガノシリル基で末端封鎖された高重合度のシロキサ
ンガムが得られる。即ち、鎖長延長により得られるシロ
キサンガムは、分子鎖末端が、アルキルアミノ基を有す
るシリル基で封鎖されているので、上記の末端封鎖剤は
速やかに反応して、分子末端にトリオルガノシリル基が
導入されるのである。
【0021】かかる一般式(2)において、一価炭化水
素基R3 〜R5 としては、前記一般式(1)におけるR
1 について例示したものと同様の基を例示することがで
き、またXとしては、水素原子、炭素原子数5以下の低
級アルキル基、シクロアルキル基が好適である。この有
機ケイ素化合物の代表的な例としては、以下のものを例
示することができる。
【0022】
【化8】
【0023】上記の各式中、R’は、メチル基、エチル
基、プロピル基等の炭素原子数5以下の低級アルキル基
である。
【0024】鎖長延長を上記の末端封鎖剤の存在下で行
なう場合には、鎖長延長と同時に末端封鎖が行なわれ、
また鎖長延長反応終了後に末端封鎖を行なう場合には、
単に反応系に末端封鎖剤を混合すればよい。
【0025】末端封鎖反応は、例えば前記一般式(2)
中のZが水酸基である有機ケイ素化合物を末端封鎖剤と
して使用した場合を例に取ると、その反応は以下の式で
示される。尚、便宜上、ケイ素原子に結合している有機
基等は全てRで示した。
【0026】
【化9】
【0027】尚、末端封鎖を鎖長延長終了後に行なう場
合、末端封鎖剤の混合は、例えばニーダー、プラネタリ
ーミキサー等の混合機を用いて行われ、混合温度は常温
で十分であるが、反応性が低い場合には、必要に応じ
て、末端封鎖剤である上記有機ケイ素化合物の分解限界
温度まで加熱することもできる。混合時間は、一般に、
0.5〜3時間、特に0.5〜1時間程度である。
【0028】本発明において、上述した末端封鎖を行な
うための末端封鎖剤の使用量は、鎖長延長と同時に末端
封鎖を行なう場合には、出発原料であるオルガノポリシ
ロキサン100重量部当り0.001 〜3重量部、特に0.05
〜0.5重量部の範囲が適当であり、また鎖長延長後に末
端封鎖を行なう場合には、0.01〜5重量部、特に0.05〜
3重量部の範囲が適当である。上記範囲よりも少ない
と、末端の封鎖を有効に行うことが困難であり、また多
量に使用すると、低分子シロキサン生成の原因となるお
それがある。
【0029】鎖長延長及び末端封鎖が終了後は、過剰の
有機ケイ素化合物を加熱ストリップすることにより、ト
リオルガノシリル基で末端が封鎖されたシロキサンガム
を得ることができる。このシロキサンガムは、重合度が
25以下の低分子シロキサンの含有量が著しく少量であ
り、これらの低分子シロキサンの混入を嫌う種々の用途
に有効に適用される。
【0030】
【実施例】尚、以下の例において、Dは重合度を示し、
例えばD3とは重合度が3であることを意味する。
【0031】実施例1 ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシランと両末端シラノ
ール基含有ジアルキルシロキサンを混合加熱して得られ
たジメチルポリシロキサンガム(低分子シロキサン含有
量D3〜D25; 530ppm 、平均重合度 7.5×103 ) 500g
と、トリメチルシラノール5gを、ニーダーにて室温で
2時間混合した後、 180℃にて2時間加熱ストリップ
し、末端封鎖シロキサンガムを得た。得られた末端封鎖
シロキサンガムの末端封鎖率及び低分子シロキサンの含
有量を測定し、その結果を表1に示した。尚、末端封鎖
率は、残存シラノールならびにアルキルアミノ基を滴定
して求めた。
【0032】実施例2 ビス(ジエチルアミノ)ジメチルシランと両末端シラノ
ール基含有ジアルキルシロキサンを混合加熱して得られ
たジメチルポリシロキサンガム(低分子シロキサン含有
量D3〜D25; 3440ppm、平均重合度 6.9×103 ) 500g
と、トリメチルクロロシラン5gを、ニーダーにて室温
で2時間混合した後、 180℃にて2時間加熱ストリップ
し、末端封鎖シロキサンガムを得た。得られた末端封鎖
シロキサンガムの末端封鎖率及び低分子シロキサンの含
有量を測定し、その結果を表1に示した。
【0033】実施例3 ビス(ジエチルアミノ)ビニルメチルシランと両末端シ
ラノール基含有ジアルキルシロキサンを混合加熱して得
られたジメチルポリシロキサンガム(低分子シロキサン
含有量D3〜D25; 1240ppm、平均重合度 8.4×103 ) 500
gと、ジメチルビニルシラノール5gを、ニーダーにて
2時間混合した後、 180℃にて2時間加熱ストリップ
し、末端封鎖シロキサンガムを得た。得られた末端封鎖
シロキサンガムの末端封鎖率及び低分子シロキサンの含
有量を測定し、その結果を表1に示した。
【0034】実施例4 ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシランと両末端シラノ
ール基含有ジアルキルシロキサンを混合加熱して得られ
たジメチルポリシロキサンガム(低分子シロキサン含有
量D3〜D25; 530ppm 、平均重合度 7.5×103 ) 500g
と、ヘキサメチルジシラザン5gを、ニーダーにて2時
間混合した後、 150℃にて2時間加熱ストリップし、ジ
メチルポリシロキサンガムを得た。得られた末端封鎖シ
ロキサンガムの末端封鎖率及び低分子シロキサンの含有
量を測定し、その結果を表1に示した。
【0035】
【表1】
【0036】比較例1 ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシランと両末端シラノ
ール基含有ジアルキルシロキサンを混合加熱して得られ
たジメチルポリシロキサンガム(低分子シロキサン含有
量D3〜D25; 1530ppm、平均重合度 7.5×103 ) 500g
と、1N塩酸水5gを、ニーダーにて2時間混合した
後、 180℃にて2時間加熱ストリップし、ジメチルポリ
シロキサンガムを得た。得られたジメチルポリシロキサ
ンガムの末端封鎖率及び低分子シロキサンの含有量を測
定し、その結果を表2に示した。
【0037】比較例2 オクタメチルシクロテトラシロキサン 500gを170 ℃に
加温した後、下記式:
【化10】 で表される末端封鎖剤0.15g及び水酸化カリウムとジメ
チルシロキサンガムとの10%ペースト(10%カリウ
ムシリコネート)0.01gを加え、2時間重合を行った
後、100℃まで温度を下げ、エピクロルヒドリン0.4
gを添加して中和を行い、平均重合度 7×103 ,低分子
シロキサン含有量D3〜D25; 35,000ppmのシロキサンガム
を得た。次いでニーダーを用い、180 ℃にて2時間加熱
ストリップし、ジメチルポリシロキサンガムを得た。得
られたジメチルポリシロキサンガムの末端封鎖率及び低
分子シロキサンの含有量を測定し、その結果を表2に示
した。
【0038】
【表2】
【0039】実施例5〜7 両末端シラノール基含有ジメチルポリシロキサン(シラ
ノール基含量:0.0195モル,低分子シロキサン含有量D3
〜D25; 654ppm) 500gと、トリメチルシラノールを
それぞれ0.6g,1.0g及び1.2gを仕込み、室温で3
0分攪拌混合し、それぞれにビス(ジメチルアミノ)ジ
メチルシラン1.42g(ジメチルアミノ基含量0.0195モ
ル)を添加して30分攪拌した後、温度を150℃に上
昇させ、攪拌下に2時間縮重合を行なった。次いで、18
0 ℃にて2時間加熱ストリップして末端封鎖シロキサン
ガムを得た。得られた末端封鎖シロキサンガムの重合
度、末端封鎖率、及び低分子シロキサン(D3 〜D25)の含
有量を測定し、その結果を表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】実施例8〜10 両末端シラノール基含有ジメチルポリシロキサン(シラ
ノール基含量:0.0190モル,低分子シロキサン含有量D3
〜D25; 329ppm) 500gと、ジエチルアミノトリメチ
ルシランをそれぞれ0.4g,0.6g及び0.8gを仕込
み、室温で30分攪拌混合し、それぞれにビス(ジエチ
ルアミノ)ビニルメチルシラン1.36g(ジメチルアミ
ノ基含量0.0190モル)を添加し、以下、実施例5と同様
にして縮重合を行い、末端封鎖シロキサンガムを得た。
得られた末端封鎖シロキサンガムの重合度、末端封鎖
率、及び低分子シロキサン(D3 〜D25)の含有量を測定
し、その結果を表4に示した。
【0042】
【表4】
【0043】比較例3 両末端シラノール基含有ジメチルポリシロキサン(シラ
ノール基含量:0.0195モル,低分子シロキサン含有量D3
〜D25; 654ppm) 500gと、ビス(ジメチルアミノ)
ジメチルシラン1.42g(ジメチルアミノ基含量0.0195
モル)とをニーダーに仕込み、室温で1時間攪拌混合し
た後、温度を150℃に上昇させ、攪拌下に2時間縮重
合を行なった。次いで、180 ℃にて2時間加熱ストリッ
プして字メチルシロキサンガムを得た。得られたジメチ
ルシロキサンガムの重合度、末端封鎖率、及び低分子シ
ロキサン(D3 〜D25)の含有量を測定し、その結果を表5
に示した。
【0044】
【表5】
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、低分子シロキサンの生
成を有効に抑制して、末端がトリオルガノシリル基で封
鎖された高重合度のオルガノポリシロキサン(シロキサ
ンガム)を製造することができる。
フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 実 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (72)発明者 高橋 政晴 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 77/06 C08G 77/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1): 【化1】 式中、R1 及びR2 は、同一でも異なっていてもよく、
    非置換または置換の一価炭化水素基であり、 nは、2〜3,000 の整数である、で表される分子鎖両末
    端にシラノール基を有するオルガノポリシロキサンと、
    一分子中に2個のジアルキルアミノシリル基を含むシラ
    ンもしくはシロキサンとを、シラノール基/ジアルキル
    アミノシリル基=0.5〜3.0のモル比で混合し、加熱す
    ることによって、鎖長延長された高重合度のオルガノポ
    リシロキサンを得る方法であって、 下記一般式(2): 【化2】 式中、aは、1または2であり、 R3 ,R4 及びR5 は、同一でも異なっていてもよく、
    非置換または置換の一価炭化水素基であり、 Zは、a=1の時は、水酸基、ハロゲン原子又は−NR
    6 7 であり、 a=2の時は、>NXである、 (上記において、R6 及びR7 は、同一でも異なってい
    てもよく、非置換もしくは置換の一価炭化水素基であ
    り、Xは、水素原子または非置換もしくは置換の一価炭
    化水素基である)で表される有機ケイ素化合物の存在下
    に前記加熱を行なうか、または前記加熱の終了後に該有
    機ケイ素化合物を反応させるを特徴とする高重合度のオ
    ルガノポリシロキサンの製造方法。
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