JP2824879B2 - ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法

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JP2824879B2 JP4070964A JP7096492A JP2824879B2 JP 2824879 B2 JP2824879 B2 JP 2824879B2 JP 4070964 A JP4070964 A JP 4070964A JP 7096492 A JP7096492 A JP 7096492A JP 2824879 B2 JP2824879 B2 JP 2824879B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、特に写真製版用に用いられる超硬調ハロゲン
化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】写真製版工程において、網点画像(dot
image)による連続階調の再生あるいは、線画の再生を、
良好ならしめるために、超硬調の写真特性を示す画像形
成システムが必要である。従来、この目的のためにリス
現像液と呼ばれる特別な現像液が用いられてきた。リス
現像液は、現像主薬として、ハイドロキノンのみを含
み、その伝染現像性を阻害しないように保恒剤なる亜硫
酸塩をホルムアルデヒドとの付加物の形にして用いた遊
離の亜硫酸イオンの濃度を極めて低く(通常0.1モル
/リットル以下)し、かつ、高pH(実質的にはpH1
1以上)で用いなければ所望の性能が得られない。その
ためリス現像液は、極めて空気酸化を受けやすく3日を
越える保存に耐えられないという重大な欠点を持ってい
る。
【0003】このため米国特許4,224,401号、
同4,168,977号、同4,166,742号、同
4,311,781号、同4,272,606号、同
4,221,857号、同4,243,739号、同
4,272,606号、同4,311,781号等に
は、特定のアシルヒドラジン化合物を添加した表面潜像
型のハロゲン化銀写真感光材料をpH11.0〜12.
3の安定な現像液で処理し、γが10を越える超硬調の
ネガ画像を形成するシステムが提案されている。しかし
ながらこの方法では、著しい硬調化は得られるものの、
現像液のpHが高いため空気酸化が著しくハイドロキノ
ンを多量に用いる必要があり、かつ一定水準以上に保つ
必要があった。従って現像主薬としてハイドロキノンを
使用しない比較的pHの低い硬調画像形成システムが望
まれている。
【0004】L−アスコルビン酸現像液を用いて硬調化
する方法は、米国特許T896,022号、特公昭49
−46939号等に開示されている。さらに特開平3−
249756号、同4−32838号には、超硬調なシ
ステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は安定な現像液を用いて硬調なネガ階調の写真特性を得
ることができるハロゲン化銀写真感光材料およびそれを
用いる画像形成方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、支持体
上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有する写真
感光材料を露光後現像処理する方法において、該乳剤層
のハロゲン化銀粒子が、銀1モルあたり10-8〜1×1
-6モルの周期律表の第V〜VIII族の元素から選択され
る遷移金属錯体を含有し、該乳剤層または他の親水性コ
ロイド層中に下記一般式(I)および(II)で表わされ
る化合物から選ばれる少なくとも一種を含有し、かつ該
現像液がL−アスコルビン酸を現像主薬として含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の現像方法
により達成された。
【0007】
【化3】
【0008】式中、A1 、A2 、A3 およびA4 は含窒
素ヘテロ環を完成させるための非金属原子群を表わし、
それぞれが同一であっても、異なっていてもよい。Bは
2価の連結基を表わす。mは0または1を表わす。
1 、R2 、R3 およびR4 は各々アルキル基を表わ
す。Xは電荷を均衡さすに必要な対イオンを表わす。n
は、電荷を均衡するのに必要な対イオンの数を表わし、
分子内塩の場合は0である。
【0009】本発明で用いられる一般式(I)および
(II)で表わされる化合物について更に詳しく説明す
る。A1 、A2 、A3 およびA4 は、含窒素ヘテロ環を
完成させるための非金属原子群を表わし、酸素原子、窒
素原子、硫黄原子を含んでもよく、ベンゼン環が縮環し
てもかまわない。A1 、A2 、A3 およびA4 で構成さ
れるヘテロ環は置換基を有してもよく、それぞれが同一
でも異っていてもよい。置換基としては、アルキル基、
アリール基、アラルキル基、アルケニル基、ハロゲン原
子、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキ
シカルボニル基、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミド基、スル
ファモイル基、カルバモイル基、ウレイド基、アミノ
基、スルホニル基、シアノ基、ニトロ基、メルカプト
基、アルキルチオ基、アリールチオ基を表わす。好まし
い例としてはA1 、A2 、A3 およびA4 は5〜6員環
(例えば、ピリジン環、イミダゾール環、チオゾール
環、オキサゾール環、ピラジン環、ピリミジン環など)
をあげることができ、さらに好ましい例としてピリジン
環をあげることができる。
【0010】Bは、2価の連結基を表わす。2価の連結
基とは、アルキレン、アリーレン、アルケニレン、−S
2 −、−SO−、−O−、−S−、−CO−、−N
(R5)−(R5 はアルキル基、アリール基、水素原子を
表わす。)を単独または組合せて構成されるものを表わ
す。好ましい例としては、Bはアルキレン、アルケニレ
ンをあげることができる。R1 、R2 、R3 およびR4
は、炭素数1以上20以下のアルキル基を表わす。
1 、R2 、R3 およびR4 は同一でも異なっていても
よい。アルキル基とは、置換あるいは無置換のアルキル
基を表わし、置換基としては、A1 、A2 、A3 および
4 の置換基としてあげた置換基と同様である。
【0011】好ましい例としては、R1 、R2 、R3
よびR4 はそれぞれ炭素数4〜10のアルキル基を表わ
す。さらに好ましい例として置換あるいは無置換のアリ
ール置換アルキル基を表わす。Xは分子全体の電荷を均
衡さすに必要な対イオンを表わす。例えば、塩素イオ
ン、臭素イオン、ヨウ素イオン、硝酸イオン、硫酸イオ
ン、p−トルエンスルホナート、オギザラート、を表わ
す。nは分子全体の電荷を均衡さすに必要な対イオンの
数を表わし、分子内塩の場合には、nは0である。以下
に一般式(I)または一般式(II)で表わさる化合物の
具体例を列挙するが、本発明はこれらの化合物のみに限
定されるものではない。
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】本発明の目的を達成する遷移金属配位錯体
の好ましいものとしては、下の一般式で表される六配位
錯体である。 〔ML6 m (式中、Mは元素の周期律表の第V〜VIII族の元素から
選ばれる遷移金属であり、Lは架橋配位子である。m=
0、−1、−2、−3である。)好ましい架橋配位子は
ニトロシル及びチオニトロシル、ハロゲン化物配位子
(フッ化物、塩化物、臭化物及びヨウ化物)、シアン化
物配位子、シアネート配位子、チオシアネート配位子、
セレノシアネート配位子、テルロシアネート配位子、ア
ジド配位子及びアコ配位子が挙げられる。アコ配位子が
存在する場合には、配位子の1つ又は2つを占めること
が好ましい。Mの特に好ましい具体例は、ロジウム、ル
テニウム、レニウム、オスミウム、イリジウムである。
【0019】以下に遷移金属配位錯体の具体例を示す。 1 〔Ru(NO)Cl5 -2 2 〔Ru(H2 O)Cl5 -1 3 〔Ru(NO)(H2 O)Cl4 -1 4 〔Rh(NO)Cl5 -2 5 〔Rh(H2 O)Cl5 -2 6 〔Re(H2 O)CN5 -2 7 〔Re(NO)ClCN4 -2 8 〔Rh(NO)2 Cl4 -1 9 〔Rh(NO)(H2 O)Cl4 -1 10 〔Ru(NO)CN5 -2 11 〔Ru(NO)Cl5 -2 12 〔Rh(NS)Cl5 -2 13 〔Os(NO)Cl5 -2 14 〔Cr(NO)Cl5 -3 15 〔Re(H2 O)Cl5 -1 16 〔Os(NS)Cl4 (TeCN)〕-2 17 〔Ru(NS)l5 -2 18 〔Re(NS)Cl4 (SeCN)〕-2 19 〔Os(NS)Cl(SCN)4 -2 20 〔Ir(NO)Cl5 -2
【0020】上記金属錯体をハロゲン化銀に含有せしめ
るには、粒子調製時に添加することができる。本発明の
ハロゲン化銀粒子中に該遷移金属の含有率はハロゲン化
銀1モル当り少なくとも10-8〜1×10-6モルである
が好ましくは10-7〜5×10-7モルである。本発明の
ハロゲン化銀粒子は上記ニトロシル、チオニトロシル配
位子を有する金属錯体以外に異なった配位子を有する金
属を併用することができる。
【0021】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤のハ
ロゲン組成は塩化銀含有率が50モル%以上であり塩臭
化銀、沃塩臭化銀のいずれかが、好ましい。沃化銀含有
率は3モル%以下、より好ましくは、0.5モル%以下
である。本発明に用いられる単分散ハロゲン化銀乳剤の
調製方法は、ハロゲン化銀写真感光材料の分野で公知の
種々の手法が用いられる。例えばピ・グラフキデ(P.Gl
afkides )著「シミー・エ・フィジク・フォトグラフィ
ック(Chimie et Physique Photographique )」(ポー
ル・モンテル(Paul Montel )社刊1967年)、ジー
・エフ・デュフィン(G.F.Duffin)著「フォトグラフィ
ック・エマルジョン・ケミストリー(Photographic Emu
lsion Chemistry )(ザ・フォーカル・プレス(The Fo
cal Press )刊1966年)、ブイ・エル・ツェリクマ
ン(V.L.Zelikman et al)著「メーキング・アンド・コ
ーティング・フォトグラフィック・エマルジョン(Maki
ng and Coating Photographic Emulsion)」(ザ・フォ
ーカル・プレス(The Focal Press )刊1964年)な
どに記載されている方法を用いて調製することができ
る。
【0022】本発明におけるハロゲン化銀乳剤は単分散
乳剤が、好ましく変動係数が20%以下、特に好ましく
は15%以下である。ここで変動係数(%)は粒径の標
準偏差を粒径の平均値で除して100倍した値である。
単分散ハロゲン化銀乳剤中の粒子の平均粒子サイズは
0.5μm以下であり、特に好ましくは0.1μm〜
0.4μmである。
【0023】水溶性銀塩(硝酸銀水溶液)と水溶性ハロ
ゲン塩を反応させる形式としては、片側混合法、同時混
合法、それらの組合わせのいずれを用いてもよい。同時
混合法の一つの形式として、ハロゲン化銀の生成される
液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわちコントロー
ルダブルジェット法を用いることもできる。またアンモ
ニア、チオエーテル、四置換チオ尿素などのいわゆるハ
ロゲン化銀溶剤を使用して粒子形成させることが好まし
い。より好ましくは四置換チオ尿素化合物であり、特開
昭53−82408号、同55−77737号に記載さ
れている。好ましいチオ尿素化合物は、テトラメチニチ
オ尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンチオン
である。コントロールダブルジェット法およびハロゲン
化銀溶剤を使用した粒子形成方法では、結晶形が規則的
で粒子サイズ分布の狭いハロゲン化銀乳剤を作ることが
容易であり、本発明に使いられる乳剤を作るのに有効な
手段である。単分散乳剤は立方体、八面体、十四面体の
ような規則的な結晶形を有するのが好ましく、特に立方
体が好ましい。ハロゲン化銀粒子は内部と表層が均一な
相からなっていても、異なる相からなっていてもよい。
【0024】本発明の単分散乳剤は、化学増感する方が
好ましく硫黄増感、還元増感、金増感等の知られている
方法を用いることができ、単独または組合せで用いられ
る。好ましい化学増感方法は金硫黄増感である。硫黄増
感剤としては、ゼラチン中に含まれる硫黄化合物のほ
か、種々の硫黄化合物、たとえばチオ硫酸塩、チオ尿素
類、チアゾール類、ローダニン類等を用いることができ
る。具体例は米国特許1,574,944号、同2,2
78,947号、同2,410,689号、同2,72
8,668号、同3,501,313号、同3,65
6,955号に記載されたものである。好ましい硫黄化
合物は、チオ硫酸塩、チオ尿素化合物であり、化学増感
時のpAgとしては好ましくは8.3以下、より好まし
くは、7.3〜8.0の範囲である。さらに Moisar,Kl
ein Gelatine.Proc.Syme. 2nd,301〜309(197
0)らによって報告されているようなポリビニルピロリ
ドンとチオ硫酸塩を併用する方法も良好な結果を与え
る。貴金属増感法のうち金増感法はその代表的なもので
金化合物、主として金錯塩を用いる。金以外の貴金属、
たとえば白金、パラジウム、イリジウム等の錯塩を含有
しても差支えない。その具体例は米国特許2,448,
060号、英国特許618,061号などに記載されて
いる。
【0025】本発明においてより硬調な性能を得るため
に、一般式(S)で表わされる増感色素をハロゲン化銀
写真感光材料に含有させることが好ましい。
【0026】
【化10】
【0027】本発明の一般式(S)の化合物について詳
しく説明する。式中、R11およびR 12は各々水素原子、
ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子等)、置換さ
れていてもよい炭素数1〜8のアルキル基(例えばメチ
ル基、エチル基、ヒドロキシエチル基等)、置換されて
いてもよい炭素数1〜8のアルコキシ基(例えばメトキ
シ基、エトキシ基等)、フェニル基、ナフチル基、スル
ホ基またはカルボキシ基を表わし、R11とR12が結合し
て6員環を形成してもよく、この環上にハロゲン原子、
低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル
基、フェニル基、アルコキシ基、カルボキシ基等で置換
されていてもよい。
【0028】R13は置換されていてもよいアルキル基
(例えばメチル基、エチル基、スルホエチル基、スルホ
プロピル基、スルホアミドエチル基、スルホブチル基
等)または置換されていてもよいアルケニル基(例えば
アリル基等)を表わす。R14は置換されていてもよい炭
素原子数1〜12のアルキル基を表わし、置換基として
はヒドロキシ基、カルバミド基等が好ましく、このアル
キル基はその炭素鎖の間に−O−、−OCO−、−NH
−および−Nが介在しているものを包含する。R15はピ
リジル基(このピリジル基は)ハロゲン原子(例えば塩
素原子、臭素原子等)、低級アルキル基(例えばメチル
基、エチル基等)、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル
基(例えばヒドロキシエチル基)、アルコキシ基(例え
ばメトキシ基、エトキシ基等)、スルホ基またはカルボ
キシ基で置換されていてもよい)を表わす。一般式
(S)で示される化合物の具体例を以下に示す。
【0029】
【化11】
【0030】
【化12】
【0031】
【化13】
【0032】本発明の感光材料に用いられるその他の各
種添加剤に関しては、前記の他に特に制限はなく、例え
ば下記箇所に記載されたものを好ましく用いることが出
来る。 項目 該当箇所 1) ヒドラジン造 特開平2−12236号公報第2頁右上欄19行目から 核剤 同第7頁右上欄3行目の記載、同3−174143号公 報第20頁右下欄1行目から同第27頁右上欄20行目 の一般式(II) 及び化合物II−1ないしII−54。 2) 造核促進剤 特開平2−103536号公報第9頁右上欄13行目か ら同第16頁左上欄10行目の一般式(II−m)ないし (II−p)及び化合物II−1ないしII−22、特開平1 −179939号公報に記載の化合物。 3) ハロゲン化銀乳 特開平2−97937号公報第20頁右下欄12行目か 剤とその製法 ら同第21頁左下欄14行目、特開平2−12236号 公報第7頁右上欄19行目から同第8頁左下欄12行目 、および特願平3−189532号に記載のセレン増感 法。 4) 分光増感色素 特開平2−12236号公報第8頁左下欄13行目から 同右下欄4行目、同2−103536号公報第16頁右 下欄3行目から同第17頁左下欄20行目、さらに特開 平1−112235号、同2−124560号、同3− 7928号、特願平3−189532号及び同3−41 1064号に記載の分光増感色素。
【0033】 5) 界面活性剤 特開平2−12236号公報第9頁右上欄7行目から同 右下欄7行目、及び特開平2−18542号公報第2頁 左下欄13行目から同第4頁右下欄18行目。 6) カブリ防止剤 特開平2−103536号公報第17頁右下欄19行目 から同第18頁右上欄4行目及び同右下欄1行目から5 行目、さらに特開平1−237538号公報に記載のチ オスルフィン酸化合物。 7) ポリマーラテッ 特開平2−103536号公報第18頁左下欄12行目 クス から同20行目。 8) 酸基を有する化 特開平2−103536号公報第18頁右下欄6行目か 合物 ら同19行目左上欄1行目。 9) マット剤・滑り 特開平2−103536号公報第19頁左上欄15行目 剤・可塑剤 から同第19頁右上欄15行目。 10) 硬膜剤 特開平2−103536号公報第18頁右上欄5行目か ら同17行目。 11) 染料 特開平2−103536号公報第17頁右下欄1行目か ら同18行目の染料、同2−294638号公報及び特 願平3−185773号に記載の固体染料。 12) バインダー 特開平2−18542号公報第3頁右下欄1行目から2 行目。 13) 黒ポツ防止剤 米国特許第4956257号及び特開平1−11883 2号公報に記載の化合物 14) レドックス化合 特開平2−301743号公報の一般式(I)で表され 物 る化合物(特に化合物例1ないし50)、同3−174 143号公報第3頁ないし第20頁に記載の一般式(R −1)、(R−2)、(R−3)、化合物例1ないし7 5、さらに特願平3−69466号、同15648号に 記載の化合物。 15) モノメチン化合 特開平2−287532号公報の一般式(II)の化合物 物 (特に化合物II−1ないしII−26)。 16) ジヒドロキシベ 特開平3−39948号公報第11頁左上欄から第12 ンゼン類 頁左下欄の記載、及びEP452772A号公報に記載 の化合物。
【0034】本発明に使用する現像液はL−アスコルビ
ン酸を現像主薬とするものである。補助現像主薬とし
て、p−アミノフェノール類を含有することが好まし
い。前期成分以外に保恒剤およびアルカリを含むことが
望ましい。本発明に用いるp−アミノフェノール類とし
てはN−メチル−p−アミノフェノール、p−アミノフ
ェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノ
フェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシ
ン、2−メチル−p−アミノフェノール、p−ベンジル
アミノフェノール等があるが、なかでもN−メチル−p
−アミノフェノールが好ましい。現像主薬は通常0.0
5モル/リットル〜0.8モル/リットルの量で用いら
れるのが好ましい。またL−アスコルビン酸類と1−フ
ェニル−3−ピラゾリドン類又はp−アミノフェノール
類との組合せを用いる場合には前者を0.05モル/リ
ットル〜0.5モル/リットル、後者を0.06モル/
リットル以下の量で用いるのが好ましい。
【0035】本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫
酸カリウム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなど
がある。亜硫酸塩は0.15モル/リットル以上、特に
0.5モル/リットル以上が好ましい。また上限は2.
5モル/リットルまでとするのが好ましい。
【0036】pHの設定のために用いるアルカリ剤には
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリ
ウムの如きpH調節剤や緩衝剤を含む。現像液のpHは
10.5〜12.3の間に設定される。上記成分以外に
用いられる添加剤としてはホウ酸、ホウ砂などの化合
物、臭化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如
き現像抑制剤;エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トルエチレングリコール、ジメチルホルムアミ
ド、メチルセロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノ
ール、メタノールの如き有機溶剤;1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール、5−ニトロインダゾール等の
インダゾール系化合物、5−メチルベンツトリアゾール
等のベンツトリアゾール系化合物などのカブリ防止剤又
は黒ポツ(black pepper) 防止剤;を含んでもよく、更
に必要に応じて色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化
剤、硬膜剤、特開昭56−106244号記載のアミノ
化合物などを含んでもよい。特に好ましい化合物はイン
ダゾール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物であ
り、本発明においてさらに硬調化、抜き文字画質の改良
を達成できる。好ましい化合物は、特開昭53−166
23号、同54−37732号に開示されており、その
添加量は現像液1リットルあたり1mg〜200mg、好ま
しくは5mg〜100mgの範囲である。
【0037】本発明の現像液には銀汚れ防止剤として特
開昭56−24,347号に記載の化合物を用いること
ができる。現像液中に添加する溶解助剤として特開昭6
1−267759号に記載の化合物を用いることができ
る。さらに現像液に用いるpH緩衝剤として特開昭60
−93,433号に記載の化合物あるいは特開昭62−
186259号に記載の化合物を用いることができる。
【0038】定着液は定着剤の他に必要に応じて硬膜剤
(例えば水溶性アルミニウム化合物)、酢酸及び二塩基
酸(例えば酒石酸、クエン酸又はこれらの塩)を含む水
溶液であり、好ましくは、pH3.8以上、より好まし
くは4.0〜5.5を有する。定着剤としてはチオ硫酸
ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムなどであり、定着速
度の点からチオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着
剤の使用量は適宜変えることができ、一般には約0.1
〜約5モル/リットルである。定着液中で主として硬膜
剤として使用する水溶性アルミニウム塩は一般に酸性硬
膜定着液の硬膜剤として知られている化合物であり、例
えば塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばん
などがある。前述の二塩基酸として、酒石酸あるいはそ
の誘導体、クエン酸あるいはその誘導体が単独で、ある
いは二種以上を併用することができる。これらの化合物
は定着液1リットルにつき0.005モル以上含むもの
が有効で、特に0.01モル/リットル〜0.03モル
/リットルが特に有効である。具体的には、酒石酸、酒
石酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナト
リウム、酒石酸アンモニウム、酒石酸アンモニウムカリ
ウム、などがある。本発明において有効なクエン酸ある
いはその誘導体の例としてクエン酸、クエン酸ナトリウ
ム、クエン酸カリウム、などがある。
【0039】定着液にはさらに所望により保恒剤(例え
ば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢
酸、硼酸)、pH調整剤(例えば、アンモニア、硫
酸)、画像保存良化剤(例えば沃化カリ)、キレート剤
を含むことができる。ここでpH緩衝剤は、現像液のp
Hが高いので10〜40g/リットル、より好ましくは
18〜25g/リットル程度用いる。定着温度及び時間
は現像の場合と同様であり、約20℃〜約50℃で10
秒〜1分が好ましい。また、水洗水には、カビ防止剤
(例えば堀口著「防菌防ばいの化学」、特開昭62−1
15154号明細書に記載の化合物)、水洗促進剤(亜
硫酸塩など)、キレート剤などを含有していてもよい。
【0040】上記の方法によれば、現像、定着された写
真材料は水洗及び乾燥される。水洗は定着によって溶解
した銀塩をほぼ完全に除くために行なわれ、約20℃〜
約50℃で10秒〜3分が好ましい。乾燥は約40℃〜
約100℃で行なわれ、乾燥時間は周囲の状態によって
適宜変えられるが、通常は約5秒〜3分30秒でよい。
ローラー搬送型の自動現像機については米国特許第30
25559号明細書、同第3545971号明細書など
に記載されており、本明細書においては単にローラー搬
送型プロセッサーとして言及する。ローラー搬送型プロ
セッサーは現像、定着、水洗及び乾燥の四工程からなっ
ており、本発明の方法も、他の工程(例えば、停止工
程)を除外しないが、この四工程を踏襲するのが最も好
ましい。ここで、水洗工程は、2〜3段の向流水洗方式
を用いることによって節水処理することができる。
【0041】本発明に用いられる現像液は特開昭61−
73147号に記載された酸素透過性の低い包材で保管
することが好ましい。また本発明に用いられる現像液は
特開昭62−91939号に記載された補助システムを
好ましく用いることができる。以下に実施例を挙げて本
発明をさらに説明する。
【0042】
【実施例】
〔実施例1〕以下の方法で乳剤を調製した。乳剤A:
0.13Mの硝酸銀水溶液と、銀1モルあたり1×10
-7モルに相当するK2 Ru(NO)Cl5 及び2×10
-7モルに相当するK2 IrCl6 を含み0.04Mの臭
化カリウムと0.09Mの塩化ナトリウムを含むハロゲ
ン塩水溶液を、塩化ナトリウムと、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジンチオンを含有するゼラチン水溶液
に、攪拌しながら40℃で12分間ダブルジェット法に
より添加し、平均粒子サイズ0.15μm 、塩化銀含有
率70モル%の塩臭化銀粒子を得ることにより核形成を
行なった。続いて同様に0.87Mの硝酸銀水溶液と、
0.26Mの臭化カリウムと、0.65Mの塩化ナトリ
ウムを含むハロゲン塩水溶液をダブルジェット法によ
り、20分間かけて添加した。その後1×10-3モルの
KI溶液を加えてコンバージョンを行ない常法に従って
フロキュレーション法により水洗し、ゼラチン40gを
加え、pH6.5、pAg7.5に調整し、さらに銀1
モルあたりベンゼンチオスルフォン酸ナトリウム8mg、
チオ硫酸ナトリウム5mg及び塩化金酸8mgを加え、60
℃で60分間加熱し、化学増感処理を施し、安定剤とし
て、6−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−
テトラザインデン150mgを加えた。得られた粒子は平
均粒子サイズ0.27μm 、塩化銀含量70モル%の塩
臭化銀立方体粒子であった。(変動係数10%)
【0043】乳剤B:乳剤Aにおいて1×10-7モルに
相当するK2 Ru(NO)Cl6 を1.2×10-7モル
のK2 Rh(H2 O)Cl5 に置換する以外は全く同様
の方法で平均粒子サイズ0.27μm 、塩化銀含量70
モル%の塩臭化銀立方体粒子を調製した。(変動係数1
0%) 乳剤C:乳剤AにおいてK2 Rh(NO)Cl5 および
2 IrCl6 を含まず粒子サイズを0.23μm に調
製する以外は、全く同様の方法で乳剤Bを調製した。得
られた粒子は平均粒子サイズ0.23μm 、塩化銀含量
70モル%の塩臭化銀立方体粒子であった。(変動係数
10%)
【0044】乳剤D:0.13Mの硝酸銀水溶液と、銀
1モルあたり1×10-7モルに相当するK2 Ru(N
O)Cl6 および2×10-7モルに相当するK3 IrC
6 を含み0.052Mの臭化カリウムと0.078M
の塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液を、塩化ナト
リウムと、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンチオ
ンを含有するゼラチン水溶液に、攪拌しながら45℃で
12分間ダブルジェット法により添加し、平均粒子サイ
ズ0.15μm 、塩化銀含有率60モル%の塩臭化銀粒
子を得ることにより核形成を行なった。続いて同様に
0.87Mの硝酸銀水溶液と、0.34Mの臭化カリウ
ムと、0.52Mの塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水
溶液をダブルジェット法により、20分間かけて添加し
た。その後1×10-3モルのKI溶液を加えてコンバー
ジョンを行ない常法に従ってフロキュレーション法によ
り水洗し、ゼラチン40gを加え、pH6.5、pAg
7.5に調整し、さらに銀1モルあたりベンゼンチオス
ルフォン酸ナトリウム8mg、チオ硫酸ナトリウム5mg及
び塩化金酸8mgを加え、60℃で60分間加熱し、化学
増感処理を施し、安定剤として、6−メチル−4−ヒド
ロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデン150mg
を加えた。得られた粒子は平均粒子サイズ0.27μm
、塩化銀含量60モル%の塩臭化銀立方体粒子であっ
た。(変動係数10%)
【0045】乳剤E:0.13Mの硝酸銀水溶液と、銀
1モルあたり1×10-7モルに相当するK2 Ru(N
O)Cl6 および2×10-7モルに相当するK3 IrC
6 を含み0.078Mの臭化カリウムと0.052M
の塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液を、塩化ナト
リウムとを含有するゼラチン水溶液に、攪拌しながら4
5℃で12分間ダブルジェット法により添加し、平均粒
子サイズ0.15μm 、塩化銀含有率70モル%の塩臭
化銀粒子を得ることにより核形成を行なった。続いて同
様に0.87Mの硝酸銀水溶液と、0.522Mの臭化
カリウムと、0.348Mの塩化ナトリウムを含むハロ
ゲン塩水溶液をダブルジェット法により、20分間かけ
て添加した。その後1×10-3モルのKI溶液を加えて
コンバージョンを行ない常法に従ってフロキュレーショ
ン法により水洗し、ゼラチン40gを加え、pH6.
5、pAg7.5に調整し、さらに銀1モルあたりベン
ゼンチオスルフォン酸ナトリウム8mg、チオ硫酸ナトリ
ウム5mg及び塩化金酸8mgを加え、60℃で60分間加
熱し、化学増感処理を施し、安定剤として、4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ン150mgを加えた。得られた粒子は平均粒子サイズ
0.27μm 、塩化銀含量40モル%の塩臭化銀立方体
粒子であった。(変動係数11%)
【0046】乳剤F:50℃に保ったゼラチン水溶液に
アンモニアの存在下で1モルの硝酸銀水溶液と銀1モル
当り1.2×10-7モルのK2 Ru(NO)Cl6 を含
む沃化カリウム、臭化カリウム水溶液を同時に60分間
で加え、その間のpAgを7.8に保つことにより平均
粒径0.22μm 、平均ヨウ化銀含有1モル%の立方体
単分散乳剤を調製しフロキュレーション法により脱塩を
行ないゼラチン40gを加えpH=6.0、pAg=
8.5に調製し、チオ硫酸ナトリウム8mg及び塩化金酸
6mg加え、60℃で60分間加熱し、化学増感処理を施
し、安定剤として4−ヒドロキシ−6−メチル−1、
3,3a,7−テトラザインデン150mgを加えた。
(変動係数9%) 乳剤A〜Fの特徴を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】乳剤A、B、Cを分割して増感色素として
銀1モル当たり1×10-3モルの5−〔3−(4−スル
ホブチル)−5−クロロ−2−ベンゾオキサゾリジリデ
ン〕−1−ヒドロキシエトキシエチル−3−(2−ピリ
ジル)−2−チオヒダントインK+ 塩を加え、さらに2
×10-4モルの1−フェニル−5−メルカプトテトラゾ
ール、5×10-5モルのエチルチオスルホン酸ナトリウ
ム塩、5×10-4モルの下記構造式(a)で表わされる
短波シアニン色素、(b)で表わされるラテックス(2
00mg/m2)およびポリエチルアクリレートの分散物
(200mg/m2)、硬膜剤として1,3−ジビニルスル
ホニル−2−プロパノール(200mg/m2)、および本
発明の一般式(I)、(II) の化合物を表2に示す如く
添加した。
【0049】
【表2】
【0050】
【化14】
【0051】
【化15】
【0052】この上に保護層としてゼラチン1.0g/
m2、粒子サイズ約3.5μの不定型なSiO2 マット剤
40mg/m2、メタノールシリカ0.1g/m2、ポリアク
リルアミド100mg/m2、ハイドロキノン200mg/m2
とシリコーンオイル(20mg/m2)及び塗布助剤として
下記構造式で示されるフッ素界面活性剤(5mg/m2
【0053】
【化16】
【0054】とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(100mg/m2)を含む層を同時に塗布行ない表2のよ
うな試料を作製した。評価結果を表2に示した。またバ
ック層およびバック層保護層は次に示す処方にて塗布し
た。
【0055】 〔バック層処方〕 ゼラチン 3g/m2 ラテックス ポリエチルアクリレート 2g/m2 界面活性剤 p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 40mg/m2
【0056】
【化17】
【0057】 染料 染料〔a〕、〔b〕及び〔c〕の混合物 染料〔a〕 50mg/m2 染料〔b〕 100mg/m2 染料〔c〕 50mg/m2
【0058】
【化18】
【0059】 〔バック保護層〕 ゼラチン 0.8mg/m2 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒径4.5μ) 30mg/m2 ジヘキシル−α−スルホサクシナートナトリウム塩 15mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 15mg/m2 酢酸ナトリウム 40mg/m2
【0060】
【化19】
【0061】表2より明らかな様に本発明の試料2〜
7、13〜15は硬調でかぶりも少なく良好である。な
お、評価は以下のテスト方法で行なった。 (写真特性)写真特性は、下記処方の現像液でFG−6
60F自動現像機(富士写真フイルム株式会社製)を用
いて34℃30″処理を行なった結果である。定着液
は、GR−F1を用いた。ここで感度は34℃30秒現
像における濃度1.5を与える露光量の逆数の相対値で
試料1の値を100とした。ここでγは下記式で表わさ
れる。
【0062】
【数1】
【0063】 現像液処方 N−メチル−p−アミノ・フェノール 2.5g 亜硫酸ナトリウム 19.0 L−アスコルビン酸ナトリウム 10.0 メタ硼酸ナトリウム 35.0 NaCl 0.6 水を加えて 1000ml pH 10.6
【0064】〔実施例2〕乳剤A:D、E、Fを分割し
て本発明の化合物(I)、(II)を表3の様に添加し、
さらに実施例1と同様の化合物を添加し塗布を行い、N
o. 21〜40の試料を作製した。実施例1と同様の評
価を行った結果を表3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】表3より明らかな様にAgCl含量の高い
サンプル(22〜25、27〜30)は、超硬調な特性
を得やすいことが分かる。
【0067】〔実施例3〕乳剤Aを分割して本発明の化
合物24を銀1モルあたり5×10-3モル添加し、さら
に一般式(S)の増感色素および比較化合物、を表
4の様に添加し、さらに実施例1の添加剤を加え同様の
塗布を行ないNo. 51〜62の資料を作成し、現像は表
5に記載の処方の現像液を用いて行なった。
【0068】
【化20】
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】表4より明らかな様に一般式(S)の化合
物は超硬調化に有利である。(No.51〜54と59〜
62の比較)一方、現像液中に5−ニトロインダゾール
および5−メチルベンゾトリアゾールを含有することに
よってさらに硬調化することが分かる。(53と55〜
57の比較)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03C 5/30 G03C 5/30 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 5/29 501 G03C 1/035 G03C 1/06 501 G03C 1/09 G03C 1/22 G03C 5/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
    銀乳剤層を有する写真感光材料を露光後現像液で現像処
    理する方法において、該乳剤層のハロゲン化銀粒子が、
    銀1モルあたり10−8〜1×10−6モルの周期律表
    の第V−VIII族の元素から選択される遷移金属錯体
    を含有し、該乳剤層または他の親水性コロイド層中に下
    記一般式(I)および(II)で表わされる化合物から
    選ばれる少なくとも一種を含有し、かつ該現像液がL−
    アスコルビン酸を現像主薬として含有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料の現像方法。 【化1】 式中、A、A、AおよびAは含窒素ヘテロ環を
    完成させるための非金属原子群を表わし、それぞれ同一
    であっても、異なっていてもよい。Bは2価の連結基を
    表わす。mは0または1を表わす。R、R、R
    よびRは各々アルキル基を表わす。Xは電荷を均衡さ
    すに必要な対イオンを表わす。nは、電荷を均衡するの
    に必要な対イオンの数を表わし、分子内塩の場合は0で
    ある。
  2. 【請求項2】 乳剤層中のハロゲン化銀が塩化銀含有量
    50モル%以上のハロゲン化銀であることを特徴とする
    請求項1)に記載のハロゲン化銀写真感光材料の現像方
    法。
  3. 【請求項3】 乳剤層中に一般式(S)で表わされる増
    感色素を含有することを特徴とする請求項2)に記載の
    ハロゲン化銀写真感光材料の現像方法。 【化2】 〔式中、R11およびR12は水素原子、ハロゲン原
    子、置換されていてもよい炭素原子数1〜8のアルキル
    基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、フェニル基、ナフチ
    ル基、スルホ基またはカルボキシ基を表わし、R11
    12が結合して6員環を形成してもよい。R13はそ
    れぞれ置換されていてもよいアルキル基またはアリル基
    を表わし、R14は、水素原子または置換されていても
    よい炭素原子数1〜12のアルキル基を表わす。R15
    はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、ヒド
    ロキシアルキル基、アルコキシ基、スルホ基またはカル
    ボキシ基で置換されていてもよいピリジル基を表わ
    す。〕
  4. 【請求項4】 現像液中にベンゾトリアゾール化合物あ
    るいはニトロインダゾール化合物を含有することを特徴
    とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材料の現
    像方法。
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