JP2823730B2 - 堅型充填包装機 - Google Patents

堅型充填包装機

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JP2823730B2
JP2823730B2 JP4049390A JP4939092A JP2823730B2 JP 2823730 B2 JP2823730 B2 JP 2823730B2 JP 4049390 A JP4049390 A JP 4049390A JP 4939092 A JP4939092 A JP 4939092A JP 2823730 B2 JP2823730 B2 JP 2823730B2
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filling
bag
packaging machine
film
tubular film
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織寛 鶴田
克司 飯塚
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オリヒロ 株式会社
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Publication date
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Priority to ES92109579T priority patent/ES2091364T3/es
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  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製袋工程において液状
もしくはペースト状の充填物を充填し、シールして袋詰
めする竪型充填包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】図9および図10(a)は従来の竪型充
填包装機の充填部の構成を示す側面図および正面図であ
り、図10(b)は図10(a)のA−A線断面図であ
る。
【0003】本従来例は、投入ノズル902によって投
入される充填物Aを袋詰めするものである。
【0004】投入パイプ911の内部には充填物Aを投
入するための投入ノズル902が挿通され、略中央とな
る外周部にはシート状フィルム925を筒状に成形する
ための製袋ガイド913が取り付けられている。製袋ガ
イド913によって筒状に形成された筒状フィルム90
1は、製袋ガイド913の下方に設けられた竪シール部
922によってその合わせ面がヒートシールされる。
【0005】投入パイプ911の下部には、一方が2つ
の円盤状ローラにて構成され、4個のローラによって筒
状フィルム901を挟み込むフィルム送りローラ対92
1,9232と、筒状フィルム901に投入された充填
物Aを扱くための円柱状の2つのローラから成る扱きロ
ーラ対9241,9242と、扱きローラ対9241,9
242によって得られた空充填部をシールするための横
シール刃9201,9202が筒状フィルム901を挟ん
で対向するようにそれぞれ設けられている。扱きローラ
対9241,9242のそれぞれは、充填物Aが投入され
た筒状フィルム901を下方に移動させるために、筒状
フィルム901の移動方向に垂直な方向(図8における
左右方向)に移動可能に構成されている。
【0006】横シール刃9201,9202のうち、横シ
ール刃9201の略中央にはシールされた空充填部を切
断するカット刃921が設けられている。また、投入パ
イプ911の下端には、下方に向けて広げられた2本の
ピンを有する案内張り926が取り付けられている。
【0007】上記のように構成された本従来例におい
て、製袋ガイド913および竪シール部922によって
シート状フィルム925を成形することによって得られ
る筒状フィルム901は、フィルム送りローラ対923
1,9232を駆動するモータ(不図示)の回転によって
案内張り926によって開いた状態とされて下方に引き
出される。充填物Aの投入は、フィルム送りローラ対9
231,9232の回転が停止状態とされ、扱きローラ対
9241,9242および横シール刃9201,9202
開いた状態のときに行われる。投入終了後、扱きローラ
対9241,9242は筒状フィルム901を挟む方向に
移動し、フィルム送りローラ対9231,9232ととも
に図中の矢印方向に回転する。該回転によって筒状フィ
ルム901が下方に引き下げられるとともに、扱きロー
ラ対9241,9242によって空充填部が生じる。各ロ
ーラ対の回転によって、筒状フィルム902が図9およ
び図10(a)に示される位置まで引き下げられると、
横シール刃9201,9202が筒状シール901を挟む
位置まで移動し、シールを行った後にカット刃921に
よる切断動作が行われる。この後、扱きローラ対924
1,9242および横シール刃9201,9202が開いた
状態とされ、上記の充填動作が繰り返し行われる。
【0008】従来、充填物Aの袋への投入量を一定とす
ることは、袋底部から所定の高さまで充填物を投入する
ことによって図られていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の竪型充
填包装機においては、袋底部から所定の高さに設けられ
た充填物投入ノズルより充填物が袋に投下されるので、
袋内にエアーが混入することが多かった。このため、袋
底部から所定高さまで投入される充填物の量が一定のも
のにならず、包装誤差量が大きなものになるという問題
点がある。
【0010】また、上述した従来の竪型充填包装機にお
いては、充填物の投入を所定高さまで制限することによ
り、筒状フィルムへ投入される充填物の量を一定とする
ことが図られているが、筒状フィルムに投入された充填
物は筒状フィルムの内壁に沿って拡がり、筒状フィルム
の内壁には該拡がった充填物による重さが加わり、筒状
フィルムに変形が生じる。このような変形が筒状フィル
ムに生じた場合には、筒状フィルムに包装される充填物
の高さを所定高さに制限しても、包装量は一定のものと
ならない。このため、袋詰めされる充填物の量が一定の
ものにならず、包装誤差量が大きなものになるという問
題点がある。
【0011】このような問題点に対処するために充填物
を所定量づつ投入することも考えられるが、このように
構成した場合には、エアーの混入があったときには袋内
の体積が増加するために袋に変形が生じてしまい、生産
される袋の形状が一定にならないという問題点がある。
【0012】本発明は上記のような従来技術が有する問
題点に鑑みてなされたものであって、袋詰めされる充填
物の量を一定として包装誤差量を小さなものとすること
ができるとともに、同じ袋形状とすることのできる竪充
填包装機を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の竪型充填包装機
は、投入ノズルより排出される流体物質を袋に所定高さ
まで充填して包装する竪型充填包装機において、前記袋
に充填された流体物質の上面の高さを検出する上面高さ
検出手段と、前記投入ノズルと連結して該投入ノズルを
上下動可能とするシリンダと、前記上面高さ検出手段の
検出結果に応じて前記シリンダを動作させ、投入ノズル
を上下させる制御装置とを有し、前記制御装置は、充填
時における前記投入ノズルの排出口が常に袋に充填され
た流体物質の上面から所定量埋没するように制御を行
う。
【0014】また、本発明の他の形態による竪型充填包
装機は、袋に流体物質を所定高さまで充填することによ
り、該流体物質の充填量を一定とする竪型充填包装機に
おいて、前記流体物質の充填時に、前記袋の胴部を押え
て袋が変形することを防ぐ成型板が設けられている。
【0015】この場合、前記流体物質の充填時に、前記
袋の底部を押えて袋が変形することを防ぐシャッター板
が設けられてもよく、また、成型板およびシャッター板
が製袋の行われる方向に移動可能に構成されてもよい。
【0016】
【0017】
【作用】充填時における投入ノズルの排出口は、常に袋
に充填された流体物質の上面から所定量埋没したものと
なるので、袋内にエアーが混入することがなくなる。
【0018】また、成型板やシャッター板を備えたもの
においては、充填時に、成型板によって袋が押えられて
袋に変形が生じることが防止されるので、所定高さまで
充填物を充填したときの包装誤差量が小さくなる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1、図2のそれぞれは本発明の一実施例
の要部構成を示す図であり、図1は充填部の構成を示す
図、図2は図1に示した充填部の下部に設けられ、充填
終了後に扱き動作を行う扱き部の構成を示す図である。
【0021】本実施例は、製袋ガイド113によって筒
状に成形される筒状フィルム101によって、投入ノズ
ル102の投入排出口103より投入される包装充填物
Aを包装するものである。
【0022】ベース114の上部にはシリンダスタンド
115が、また、ベース114の下部には投入パイプ1
11がそれぞれ設けられている。
【0023】投入パイプ111は製袋ガイド113およ
び該製袋ガイド113によって筒状に成形される筒状フ
ィルム101の内部に挿通するもので、端部にそれぞれ
設けられた上ガイド110,下ガイド112によって投
入ノズル102を上下方向に摺動可能に支持している。
【0024】ベース114の上部に設けられるシリンダ
スタンド115の内部には、T字状のジョイント10
4、ロッド106、フリージョイント107が設けられ
ている。ジョイント104の一端はロッド106を介し
てシリンダベース116上に設けられたシリンダ105
と連結され、ロッド106の長手方向上に位置するジョ
イント104の開放端である他端は投入ノズル102と
連結されている。このため、投入ノズル102はシリン
ダ105に連動した上下動作を行う。ジョイント104
のこれらの各端部の間の周壁に設けられた開放端は投入
口104として用いられるもので、包装充填物Aを圧送
するポンプとホース(ともに不図示)を介して連結され
ているため、上記投入排出口103から包装充填物Aが
排出される。
【0025】投入ノズル102の投入排出口103の下
部には、図2に示すように2個のローラが間隔をおいて
配置されて筒状フィルム101を挟み込む形態のローラ
対であるフィルム送りローラ対2011,2012、扱き
ローラ対2041,2042が設けられ、さらにその下部
には上記各ローラ対と同様に配置された横シール刃20
1,2032が設けられている。
【0026】これらの扱きローラ対2041,2042
よび横シール刃2031,2032のそれぞれは、筒状フ
ィルム101の長手方向(包装充填物Aの投入方向)に
対して対称となるように配置され、また、その垂直方向
に移動可能に一組ずつ設けられている。
【0027】フィルム送りローラ対2011,2012
よび扱きローラ対2041,2042のそれぞれは、図9
および図10に示した従来例のものと同様に、片側のロ
ーラ対は円盤状の2つのローラが組み合わされたものお
よび円柱状のものによって構成されている。
【0028】充填物投入ノズル102は、投入排出口1
03がフィルム送りローラ対201 1,2012の間から
筒状フィルム101に挿入される形態となるように設け
られている。また、横シール刃2031には従来例と同
様のカット刃(不図示)が設けられている。
【0029】さらに、包装充填物Aの高さを検出してそ
の投入状態を調整するための上面高さ検出手段として光
電検出センサ、近接センサ等の検出センサ(不図示)が
複数設けられている。
【0030】上記の各構成部品の動作は不図示の制御装
置によって制御されるものである。該制御装置は、各部
に設けられた複数のセンサによって筒状フィルム101
の送り量や充填量を検出し、該検出値からシリンダ10
5による投入ノズル102の上下動作や横シール刃20
1,2032によるシール動作等の装置の各動作を制御
している。以下、本実施例における充填動作について説
明する。
【0031】筒状フィルム101は製袋ガイド113
の出口部に設けられた縦シール部(不図示)にてセンタ
ーシールされながらフィルム送りローラ対2011,2
012により充填が行われる下方へ送られる。制御装置
は筒状フィルム101が所定位置まで到達すると、横シ
ール刃2031,2032による筒状フィルム101の横
シールおよび切断を行う。この筒状フィルム101を横
シールすることにより袋の底部となるシール部120が
形成される。
【0032】横シールが終了すると、投入ノズル10
2の投入排出口103が筒状フィルム101の底部であ
るシール部120と接する位置となるようにシリンダ1
05を介して投入ノズル102を下方に移動させ、この
移動終了後に投入ノズル102による包装充填物Aの投
入を開始する。包装充填物Aの投入時において、制御装
置は筒上フィルム101に投入された包装充填物Aの上
面の高さを監視し、投入ノズル102の投入排出口10
3が、図1に示すように常に包装充填物Aの上面から所
定量埋没するように包装充填物Aの投入につれてシリン
ダ105によって投入ノズル102を上方に移動させ
る。
【0033】この後、包装充填物Aの上面の位置が、
包装充填物Aが所定量筒状フィルム101に投入された
ことを示す充填物レベルまで達すると、扱きローラ対2
04 1,2042を筒状フィルム101の中心部に向けて
移動させ、この部分の筒状フィルム101に充填されて
いた包装充填物Aを分離して空充填部を形成させる。 次に、フィルム送りローラ対2011,2012によっ
て筒状フィルム101を横シール刃2031,2032
配置されている部分まで移動させ、包装充填物Aが分離
された空充填部部分にて筒状フィルム101の横シール
および切断を行う。
【0034】以後これらの各工程が順次繰り返され、所
定量の包装充填物Aが包装される。本実施例のものにお
いては包装充填物Aの充填時に、投入ノズル102を上
記のように上方に移動させて投入排出口103が常に包
装充填物Aの上面から所定量埋没するものとしたので、
筒状フィルム101への包装充填物Aの充填を、エアー
が混入することなく、また、均一に行うものとすること
ができた。これにより、包装充填物Aの実際の包装誤差
量は設定値の1%以内となった。
【0035】なお、本実施例においては投入ノズル10
2の投入排出口103を常に包装充填物Aの上面から所
定量埋没したものとするため、充填物Aの上面の高さを
検出する上面高さ検出手段として検出センサを設けるも
のとして説明したが、投入排出口103から排出される
包装充填物Aの排出速度および筒状フィルム101の容
積から充填物Aの充填状態を算出し、この結果から投入
ノズル102を移動させるものとしても当然よい。
【0036】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して説明する。
【0037】図3は本発明の第2の実施例の要部構成を
示す側面図である。
【0038】本実施例は、製袋ガイド313によって筒
状に成形される筒状フィルム301によって、投入ノズ
ル302より投入される包装充填物Aを包装するもので
ある。
【0039】製袋ガイド313の下部には、図1および
図2に示した第1の実施例と同様に片側に2個のローラ
が間隔をおいて配置されて筒状フィルム301を挟み込
む形態のフィルム送りローラ対3181,3182と、円
柱状の2つのローラから成る扱きローラ対3171,3
172とが設けられている。各ローラ対の下部には、連
結されたシリンダ3071,3072によって駆動される
成型板3061,3062と、該成型板3061,3062
と連設された平板状のシャッター板3041,3042
よび該シャッター板3041,3042を保持するシャッ
ター板受け3051,3052と、横シール刃3191
3192が設けられている。これらの扱きローラ対31
1,3172、シリンダ3071,3072(成型板30
1,3062、シャッター板3041,3042、シャッ
ター板受け3051,3052)および横シール刃319
1,3192のそれぞれは筒状フィルム301の長手方向
(充填物の投入方向)に対して対称に配置され、また、
該長手方向との垂直な筒状フィルム301を挟み込む方
向に移動可能に一組ずつ設けられている。
【0040】充填物投入ノズル302は、その筒先がフ
ィルム送りローラ対3181,3182の間から筒状フィ
ルム301に挿入される形態に設けられている。また、
横シール刃3191には第1の実施例と同様のカット刃
(不図示)が設けられている。成型板3061,3062
は平板部を有するもので、該平板部の平面が上記筒状フ
ィルム301の長手方向および横シール刃3191,3
192による横シールの長手方向のそれぞれに対して略
平行となるように設けられている。また、平板状のシャ
ッター板3041,3042は、その平面部が筒状フィル
ム301の長手方向に対して垂直となるように設けられ
ている。
【0041】さらに、充填物の投入状態を検出するた
め、所定高さである充填物レベルLには、光電検出セン
サ、近接センサ等の検出センサ(不図示)が設けられて
いる。上記の各構成部品の動作は不図示の制御装置によ
って制御されるものである。該制御装置は、各部に設け
られた複数のセンサによって筒状フィルム301の送り
量や充填量を検出し、該検出値から装置の動作を制御し
ている。以下、本実施例における充填動作について説明
する。
【0042】筒状フィルム301は製袋ガイド313
の出口部に設けられた縦シール部(不図示)にてセンタ
ーシールされながらフィルム送りローラ対3181,3
182により充填が行われる下方へ送られる。この初期
状態において、成型板3061,3062、シャッター板
3041,3042および横シール刃3191,3192
それぞれは左右に開いた状態とされている。制御装置は
筒状フィルム301が所定位置まで到達すると、横シー
ル刃3191,3192による筒状フィルム301の横シ
ールおよび切断を行う。この筒状フィルム301を横シ
ールすることにより袋の底部が形成される。
【0043】横シールが終了すると、成型板30
1,3062が充填時の筒状フィルム301の胴部を押
える位置となり、シャッター板3041,3042が筒状
フィルム301の底部を押える位置となるようにシリン
ダ3071,3072を介してこれらを筒状フィルム30
1の中心部に向けて移動させる。この後に充填物投入ノ
ズル302による充填物Aの投入が開始されるが、筒状
フィルム301は成型板3061,3062によって横方
向に規制され、シャッター板3041,3042によって
底部も規制されているため、充填物Aの荷重によって筒
状フィルム301に変形が生じることはない。
【0044】この後、充填物Aの上面の位置が、充填
物Aが所定量筒状フィルム301に投入されたことを示
す充填物レベルLまで達すると、扱きローラ対31
1,3172を筒状フィルム301の中心部に向けて移
動させ、この部分の筒状フィルム301に充填されてい
た充填物Aを分離して空充填部を形成させる。
【0045】次に、シリンダ3071,3072を駆動
して成型板3061,3062およびシャッター板304
1,3042を初期状態である左右に開いた状態とし、フ
ィルム送りローラ対3181,3182によって筒状フィ
ルム301を横シール刃3191,3192が設けられた
部分まで移動させ、包装充填物A’が分離された空充填
部にて筒状フィルム301の横シールおよび切断を行
う。
【0046】以後これらの各工程が順次繰り返され、所
定量の包装充填物A”が包装される。
【0047】本実施例のものにおいては、充填物Aの包
装量は工程での扱きローラ対3171,3172による
分離作業によって決定されるが、このときに筒状フィル
ム301が変形することは成型板3061,3062およ
びシャッター板3041,3042によって防止されるた
め、包装充填物A”の実際の包装誤差量は設定値の1%
以内となった。
【0048】次に、本発明の第3の実施例について図面
を参照して説明する。
【0049】図4および図5のそれぞれは本発明の第3
の実施例の要部構成を示す側面図および正面図である。
【0050】本実施例は、第2の実施例にて示した成型
板およびシャッター板を筒状フィルムの長手方向に移動
可能に構成し、小型の充填物の製造を可能としたもので
ある。
【0051】図3に示した第2の実施例のように成型板
を投入ノズルと横シール刃との間に設けたものにおいて
は、製袋を形成する際に移動する横シール刃が成型板に
干渉しないように設計する必要があり、装置が複雑にな
ることがある。また、袋の底部とシャッター板とは極め
て近くなることが好ましいが、シャッター板が固定式で
あると限界があるために本実施例においては上記のよう
に横シールを行うときに成型板およびシャッター板が下
方に移動するように構成されている。
【0052】本実施例の構成について図4および図5を
参照して説明する。
【0053】本実施例における筒状フィルム401、投
入ノズル402、投入パイプ411、製袋ガイド41
3、横シール刃4201,4202、カット刃421、竪
シール部422、フィルム送りローラ対4231,42
2、扱きローラ対4241,4242、シート状フィル
ム425および案内張り428のそれぞれは、図9に示
した従来の筒状フィルム901、投入ノズル902、投
入パイプ911、製袋ガイド913、横シール刃920
1,9202、カット刃921、竪シール部922、フィ
ルム送りローラ対9231,9232、扱きローラ対92
1,9242、シート状フィルム925および案内張り
926と同様に構成され、また、動作も同じものである
ために説明は省略する。
【0054】扱きローラ対4241,4242の下部に
は、移動可能に構成された成型板4261,4262およ
びシャッター板4311,4312が設けられている。成
型板4261,4262およびシャッター板4311,4
312のそれぞれは、シリンダ4281,4282および
シリンダ4291,4292によって筒状フィルム401
を挟み込む方向に移動可能とされている。シリンダ42
1,4282およびシリンダ4291,4292は支持棒
4261,4262に沿って筒状フィルム401の長手方
向に移動する摺動部4271,4272と連結されてい
る。
【0055】これらの成型板4261,4262、シャッ
ター板4311,4312、成型板4261,4262、シ
ャッター板4311,4312シリンダ4281,42
2、シリンダ4291,4292および支持棒4261
4262のそれぞれは、筒状フィルム401の長手方向
に対称に配置されている。
【0056】図6(a),(b)は本実施例における成
型板およびシャッター板の移動機構に関する部分を示す
正面図および側面図である。
【0057】支持棒4261,4262に沿って移動する
摺動部4271,4272は連結バー604によって連結
されている。該連結バー604は成型板上下シリンダ6
03によって筒状フィルム401の長手方向に上下し、
該上下移動につれて摺動部4271,4272や、これら
に連設された成型板4261,4262およびシャッター
板4311,4312が上下移動する。
【0058】摺動部4271,4272には成型板426
1,4262およびシャッター板4311,4312を移動
方向に支持する成型板ガイド6011,6012およびシ
ャッター板ガイド6021,6022がそれぞれ設けられ
ている。
【0059】上記の各構成を用いた本実施例における充
填動作は不図示の制御装置によって行われる。
【0060】次に、制御装置による本実施例の充填動作
について図7および図8を参照して説明する。図7
(a)〜(e)および図8(f)〜(j)は第3の実施
例の充填動作を摸式的に示す連続図である。
【0061】図7(a)に示される充填物投入のときに
は、フィルム送りローラ対4231,4232および扱き
ローラ対4241,4242の回転動作は停止されるとと
もに扱きローラ対4241,4242、横シール刃420
1,4202、成型板426 1,4262およびシャッター
板4311,4312のいずれも左右に開かれた状態とさ
れ、また、成型板4261,4262およびシャッター板
4311,4312は横シール刃4201,4202よりも
下方の位置とされる。
【0062】充填物の投入が終了すると、図7(b)に
示されるように成型板4261,4262およびシャッタ
ー板4311,4312が成型板上下シリンダ603(図
6参照)によって上昇し、扱きローラ対4241,42
2と横シール刃4201,4202の間の位置に置かれ
る。このとき、シャッター板4311,4312はシリン
ダ4291,4292(図4参照)によって筒状フィルム
401を挟み込む方向に移動し、筒状フィルム401に
よる製袋の底部となる部分を支える。
【0063】次に、図7(c)に示すように成型板42
1,4262がシリンダ4281,4282(図4参照)
によって筒状フィルム401を挟み込む方向に移動し、
筒状フィルム401による製袋の胴部となる部分を支え
る。
【0064】上記のように成型板4261,4262およ
びシャッター板4311,4312による筒状フィルム4
01による製袋を押える動作が終了すると、図7(d)
に示すように扱きローラ対4241,4242を筒状フィ
ルム301の中心部に向け、筒状フィルム401による
製袋の上部が塞がれる位置まで移動させる。このときの
製袋の形状は、成型板4261,4262、シャッター板
4311,4312および扱きローラ対4241,4242
の各位置によって決定される所定形状となり、製袋内の
包装充填物の量が一定となる。
【0065】扱きローラ対4241,4242の移動が終
了すると、図7(e)に示されるように成型板42
1,4262を筒状フィルム401から離れる方向に開
き、続いて図8(f)に示すようにシャッター板431
1,4312筒状フィルム401から離れる方向に開いた
後に、成型板4261,4262およびシャッター板43
1,4312を横シール刃4201,4202の下方に移
動させる。
【0066】次に、図8(g)に示すように、フィルム
送りローラ対4181,4182および扱きローラ対42
1,4242を回転させて筒状フィルム401に充填さ
れていた充填物が分離された空充填部を形成させる。
【0067】上記の動作によって形成された空充填部が
横シール刃4201,4202の位置まで達すると、図8
(h)に示すように、横シール刃4201,4202を筒
状フィルム401に向けて移動させ、図8(i)に示す
ように筒状フィルム401の横シールおよび切断を行
う。
【0068】この後、図8(j)に示すように投入パイ
プ402による包装充填物の投入が行われる。
【0069】以後、これらの各工程が順次繰り返され、
所定量の包装充填物が包装される。本実施例のものにお
いては、成型板4261,4262およびシャッター板4
311,4312が筒状フィルム401が移動し、製袋が
形成される方向に移動可能とされているため、シャッタ
ー板4311,4312が製袋を押える位置を袋の底部と
することができ、包装誤差量をさらにちいさなものとす
ることができた。また、扱きローラ対4241,4242
と横シール刃4201,4202における設計自由度が大
きなものとなった。
【0070】以上説明した各実施例において、成型板お
よびシャッター板を備える第2の実施例および第3の実
施例では、投入ノズルについては特に記載しなかった
が、成型板およびシャッター板を設けたことによる効果
は、第1の実施例に示される投入ノズルを移動すること
によって生じる効果とは独立なものであり、これらを組
み合せても当然よい。
【0071】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0072】請求項1に記載のものにおいては、投入ノ
ズルの投入排出口が、常に包装充填物の上面から所定量
埋没したものとすることにより、筒状フィルムに袋詰め
される充填物の量を一定とすることができ、包装誤差量
を小さなものとすることができる効果がある。
【0073】請求項2および請求項3に記載のものにお
いては、充填時の袋の変形を防止する成型板およびシャ
ッター板をそれぞれ設けたことにより、製袋を同一形状
とするとともに筒状フィルムに袋詰めされる充填物の量
を一定とすることができ、包装誤差量を小さなものとす
ることができる効果がある。
【0074】請求項4に記載のものにおいては、上記の
効果に加えて設計の自由度を大きなものとすることがで
きる効果がある。および請求項5に記載のものにおいて
は、シャッター板を移動させて袋の底部を最適な位置に
て押えることができるため、包装誤差量をさらに小さく
することができる効果がある。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の充填部の構成を示す図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の扱き部の構成を示す図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の要部構成を示す側面図
である。
【図4】本発明の第3の実施例の要部構成を示す側面図
である。
【図5】本発明の第3の実施例の要部構成を示す正面図
である。
【図6】(a)は本発明の第3の実施例における成型板
およびシャッター板の移動機構に関する部分の正面図、
(b)はその側面図である。
【図7】(a)〜(e)は本発明の第3の実施例の充填
動作を模式的に示す連続図である。
【図8】(f)〜(j)は本発明の第3の実施例の充填
動作を模式的に示す連続図である。
【図9】従来例の構成を示す側面図である。
【図10】(a)は従来例の構成を示す正面図、(b)
は(a)のA−A線断面図である。
【符号の説明】
101,301,401 筒状フィルム 102,302,402 投入ノズル 103 投入排出口 104 ジョイント 105,3071,3072,4281,4282,429
1,4292 シリンダ 106 ロッド 110 上ガイド 111,411 投入パイプ 112 下ガイド 113,313,413 製袋ガイド 114 ベース 115 シリンダスタンド 116 シリンダベース 120,303 シール部 2011,2012,3181,3182,4231,42
2 フィルム送りローラ対 2031,2032,3191,3192,4201,42
2 横シール刃 2041,2042,3171,3172,4241,42
2 扱きローラ対 3041,3042,4311,4312 シャッター板 3051,3052 シャッター板受け 306,4301,4302 成型板 421 カット刃 422 竪シール部 425 シート状フィルム 4261,4262 支持棒 4271,4272 摺動部 428 案内張り 6011,6012 成型板ガイド 6021,6022 シャッター板ガイド 603 成型板上下シリンダ 604 連結バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−148406(JP,A) 実開 昭56−81001(JP,U) 特公 昭58−34324(JP,B2) 特公 昭48−25115(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 39/00 A

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入ノズルより排出される流体物質を袋
    に所定高さまで充填して包装する竪型充填包装機におい
    て、 前記袋に充填された流体物質の上面の高さを検出する上
    面高さ検出手段と、 前記投入ノズルと連結して該投入ノズルを上下動可能と
    するシリンダと、 前記上面高さ検出手段の検出結果に応じて前記シリンダ
    を動作させ、投入ノズルを上下させる制御装置とを有
    し、 前記制御装置は、充填時における前記投入ノズルの排出
    口が常に袋に充填された流体物質の上面から所定量埋没
    するように制御を行うことを特徴とする竪型充填包装
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の竪型充填包装機におい
    て、 前記流体物質の充填時に、前記袋の胴部を押えて袋が変
    形することを防ぐ成型板が設けられていることを特徴と
    する竪型充填包装機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の竪型充填包装機におい
    て、 前記流体物質の充填時に、前記袋の底部を押えて袋が変
    形することを防ぐシャッター板が設けられていることを
    特徴とする竪型充填包装機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の竪型充填包装機におい
    て、成型板が製袋の行われる方向に移動可能に構成され
    ていることを特徴とする竪型充填包装機。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の竪型充填包装機におい
    て、シャッター板が製袋の行われる方向に移動可能に構
    成されていることを特徴とする竪型充填包装機。
JP4049390A 1991-06-11 1992-03-06 堅型充填包装機 Expired - Lifetime JP2823730B2 (ja)

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