JP2767297B2 - 粉粒体の計量包装装置 - Google Patents

粉粒体の計量包装装置

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JP2767297B2
JP2767297B2 JP22974989A JP22974989A JP2767297B2 JP 2767297 B2 JP2767297 B2 JP 2767297B2 JP 22974989 A JP22974989 A JP 22974989A JP 22974989 A JP22974989 A JP 22974989A JP 2767297 B2 JP2767297 B2 JP 2767297B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は米麦等の穀粒に適する、粉粒体の計量包装
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ロール状のチューブフィルム(以下「チュー
ブ」という)を一定の長手方向寸法毎に切断(カット)
するとともに底部をシールして所定サイズの包装袋を形
成し(製袋部)、この袋内に、計量部で所定量に計量さ
れた米粒等を投入して袋詰めする(包装部)粉粒体の計
量包装装置が知られている。
ところで、1〜15kg程度の小量包装を行う場合、更
に、これらの小量包装を多種にわたって行う場合には製
袋・計量・包装の各工程を効率よく行うとともに、各重
量に応じたチューブの交換を迅速に行うことがこの種の
計量包装装置の能力向上に欠かせない。
〔発明が解決しようとする課題〕
そのため、1つの製袋部に対して2系列の計量・包装
部を設けたものが公知であるが、このものは、それだけ
大形な装置となり、精米工場等の狭い設置場所には不向
きである。
また、特開平1-124533においては、チューブを案内す
るガイドベルトによって製袋機構を移動可能に設け、チ
ューブにあらかじめ印刷されたマーク間のピッチを検出
することにより袋サイズを判別し、これにより前記製袋
機構をガイドベルトと共に前後動させて袋サイズに応じ
た所定位置にセットする粉粒体のパッカー装置が開示さ
れているが、このものは、チューブが、停止したガイド
ベルト上を搬送されるので引っ掛かったり蛇行したりす
る恐れがある。
この発明はこれらの点を考え合わせ、大能力であって
もコンパクトであり、しかも、チューブをスムーズに搬
送することのできる粉粒体の計量包装装置を提供するこ
とを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、本発明の粉粒体の計量包装
装置においては、長尺偏平状のチューブフィルムを切断
してシールし、所定サイズの包装袋を形成する製袋部
と、粉粒体の所定重量を計量して払い出す計量部と、前
記製袋部で形成した包装袋内に前記計量部で計量した粉
粒体を投入して開口部をシールする包装部とからなる粉
粒体の計量包装装置において、 前記包装部には、 イ.前記製袋部で形成された包装袋を前記計量部の払出
し手段の直下にセットする袋供給手段と、 ロ.この包装袋の袋口をシールするための袋張り手段及
びシール手段と、 ハ.この包装袋の底を保持するとともに包装された包装
袋を排出するための底上げ手段と、を中心となる線を挟
んで背中合わせに一対ずつ設ける。
ニ.更に、前記一対の供給手段が交互に前記製袋部の袋
取りを行うようこの包装部を、一定時間間隔おきに反転
するターンテーブル上に載設して回動包装部となる。
という技術手段を講じた。
また、前記製袋部には、 イ.包装袋の底部を形成するための切断手段及びシール
手段を備えた製袋ユニットを、チューブフィルムの種類
に応じてチューブフィルムの搬送方向へ往復移動させる
ための製袋ユニットスライド手段を設ける。
ロ.チューブフィルムを搬送するためのフィードローラ
並びにチューブフィルム搬送路に掛け渡したチューブ供
給無端ベルトを設ける。
ハ.このチューブ供給無端ベルトは前記製袋ユニットに
おけるチューブフィルム搬送面よりも下方に設けたロー
ラによってU字形に曲折して走行する。
ニ.前記チューブフィルム搬送面を挟んで上方とこのU
字部内とに前記切断手段及びシール手段を配設する。
とよい。
更に、チューブフィルムの種類を変えたとき、このチ
ューブフィルムの種類に応じて製袋ユニットが所定の位
置に移動するように、各種チューブフィルムに対応する
製袋ユニットの位置を記憶する制御部とチューブフィル
ムの種類を選択する入力手段とを設けると効果的であ
る。
〔作用及び効果〕
製袋部に搬送されるチューブは所定サイズの包装袋に
形成され、回動包装部の一方側の袋供給手段によって計
量部の払出し手段の直下にセットされると、底上げ手段
により包装袋の底部を保持しながら、計量部で所定重量
に計量された粉粒体が払い出されてこの包装袋内に投入
される。投入が終わるとターンテーブルが反転し、製袋
部の反対の排出側において、袋張り手段によって袋口が
シール可能な状態に引っ張られ、シール手段によりシー
ルされ、底上げ吸込が下降して袋詰めされた包装袋を排
出する。このとき、他方の包装部、すなわち製袋部側で
は2つ目の包装袋内への払い出しが終了しているので、
ターンテーブルが反転することにより袋供給手段によっ
て3回目の袋取りが行われる。
このように、製袋部、計量部及び袋詰め体の排出部を
1つずつ配設し、背中合わせに対称的に形成した包装部
を反転させて袋取り、払出し、シール及び排出を行うの
で、包装部が1つのものに比べて能力が2倍となり、包
装部が固定された2系列のものに比べてコンパクトにな
るとともに、計量部の投入手段が1つのみでよく、更
に、袋詰め体を同じ芳香に正確に排出できるので排出手
段を簡単な構成とすることができる。
また、チューブはフィードローラと共に駆動するチュ
ーブ供給無端ベルトによって搬送され、製袋ユニットに
おいて切断及びシールされて所定サイズの包装袋に形成
されるのであるが、製袋ユニットスライド手段により、
セットされたチューブの種類に応じて製袋ユニットがス
ライドする。
これにより、フィードローラによって強制搬送される
チューブは、このフィードローラと共に動くチューブ供
給無端ベルトによってより円滑に搬送され、製袋を正確
に迅速に行うことができるとともに、包装部への袋供給
が円滑・迅速になる。
この際、製袋ユニットがスライドして停止する位置
を、あらかじめチューブの種類に応じて記憶しておくこ
とにより、入力手段によってチューブの種類を選択して
製袋ユニットをいち速く移動させることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は粉粒体の計量包装装置の全体を示し、本装
置は製袋部1、計量部2、回動包装部3及び制御部4か
らなり、以下、製袋部1から順に説明する。
製袋部1は、巻取ロール5に巻回したチューブ6を所
定サイズの包装袋7に形成する工程であり、巻取ロール
5のチューブ6は引出しくさび8により開きぐせをつけ
られながら、ガイドローラ9及び一対のフィードローラ
10によって製袋部1の終端部に向けて搬送されるのであ
るが(第2図参照)、チューブ6は無端のチューブ供給
ベルト11によって円滑に搬送される。すなわち、後述す
る製袋ユニット12のフレーム13に固着した供給ベルト駆
動モータ14とプーリ16、更にフィードローラ10を駆動す
るプーリ17,17との間に掛け渡された駆動ベルト(タイ
ミングベルト)15によって駆動ローラ18が回転する。チ
ューブ供給ベルト11は、製袋部1の本体フレーム19に軸
着したガイドローラ20…と、製袋ユニット12に軸着した
ガイドローラ21、一対のフィードローラ10の内の下方の
フィードローラ10及び前記駆動ローラ18の間に掛け渡さ
れており、駆動ローラ18によって回動することにより、
チューブ6をよりスムーズに搬送するように働く。
前記駆動ローラ18、一対のフィードローラ10及びガイ
ドローラ21は、チューブ6の長手方向にスライド可能に
設けた製袋ユニットフレーム13に軸着され、駆動ローラ
18はフィードローラ10とガイドローラ21との中間部の下
方位置に軸着し、チューブ供給ベルト11はこの位置にお
いて大きくU字形に凹んだ形に曲折して回動する。そし
て、このチューブ供給ベルト11の凹み内(曲折部)には
ヒータを備えた下部シール台22及び固定カッタ刃23を横
設し、チュー6は下部シール台22及び固定カッタ刃23の
各上端部上を搬送されることになる。チューブを挟ん
で、下部シール台22の上方には下部シール用シリンダ24
により上下動するクッションプレート25が、また、固定
カッタ刃23の上方にはカッタ用シリンダ26によって上下
動する移動カッタ刃27が、各々下方に向けて設けられ
る。更に、製袋ユニットに至るチューブ搬送経路には、
チューブ6に一定の長さおきに印刷されたフォトマーク
を検出するマーク検出手段としての光電管28を配設し、
この光電管28が前記フォトマークを検出したときのパル
ス(信号)により供給ベルト駆動モータ14が停止してチ
ューブ供給ベルト11及びフィードローラ10,10の駆動を
止めてチューブ6のカット・シールを行うよう働く。
次に、前記製袋ユニット12をチューブ6の長手方向に
スライドさせる製袋ユニットスライド機構29について説
明する。製袋部1の下部に、チューブ6の長手方向に向
く螺軸30を一対の螺軸用軸受31によって軸着するととも
に、この螺軸30の一端をカップリング32を介して製袋ユ
ニットスライド用モータ33に連結し、更に、製袋ユニッ
トフレーム13の裏面に固着したナット部材30aに螺入
し、製袋ユニットスライド用モータ33の正・逆転駆動に
より製袋ユニット12が螺軸30方向に移動するように働
く。螺軸30の両側には摺動軸34,35がこの螺軸30に平行
に摺動用固定部材36,36,37,37によって各々本体フレー
ム19に固着されるとともに、この摺動軸34,35は製袋ユ
ニットフレーム13裏面両側部に設けた軸挿通部材38,38,
39,39に摺動自在に貫通される。なお、螺軸30の反モー
タ側端部には製袋ユニット12の位置検出手段としてのロ
ータリエンコーダ40を装着する。また、製袋部1の終端
部、すなわち、チューブ6の先端が到達する位置の上方
には、チューブ6の先端検出センサ47を臨ませるととも
に(第4,第5図参照)、吸盤用シリンダ48によって上下
動する上部吸盤49,49並びに下部吸盤50,50を対向状に設
け、更に、チューブ6内に高圧空気を噴射するエアジェ
ッタ51をエアジェッタ用シリンダ52によって回動可能に
設ける。
次に、計量部21について説明する。計量部2は本装置
の最上部に位置し、本実施例においては、1つの排出ホ
ッパ41に対して2つの計量槽42,43を設け、計量槽42,43
の下端には各々モータで駆動する払出しゲート(図示せ
ず)を備える。前記排出ホッパ41とこの下段に接続する
充填ノズル42とは、カム等からなる充填リフト駆動機構
43によって上下動する充填リフト機構44のプッシュロッ
ド45によって支えられ、更に、充填ノズル42はモータ等
からなる充填ノズル開閉機構46により開口を開閉可能に
形成される。また、各計量槽42,43にはロードセル並び
に大・中供給ゲート及び小供給用の振動フィーダが付設
される。
次に、回動包装部3について説明する(第6図乃至第
9図参照)。回動包装部3は、ターンテーブル駆動機構
53によって反転、つまり、180°往復回動するターンテ
ーブル54上に立設した回動包装部フレーム55によって形
成される。すなわち、回動包装部3は製袋部1に隣設す
るとともに計量部2の下方に位置し、回動包装部フレー
ム55内袋供給手段、袋張り手段、シール手段、底上げ手
段及び袋排出手段等を一対ずつ背中合わせに対称的に形
成してなり、ターンテーブル54の反転動作に合わせて製
袋部1側では袋供給工程〜払出し工程を、製袋部1の反
対側の排出プレート56側ではシール工程〜排出工程を、
交互におこなうものであり、これを以下に詳述する。
回動包装部フレーム55の上部両側端部には、チャック
アーム用シリンダー57によって回動するチャックアーム
軸58が夫々軸支され、このチャックアーム軸58にそれぞ
れチャックアーム59が軸着される(以下、対称的に形成
される回動包装部の一方のみについて説明する)。チャ
ックアーム59の遊端側には充填ノズル42の直下に当たる
位置に一対の向き合ったチャック60を設ける。各々チャ
ック60は、チャックアーム59が水平位置にあるときに下
向きとなるように設けるとともに、各々チャック用シリ
ンダ61及びカム機構によって開閉するよう形成される。
前記チャックアーム軸58の反対側、つまり、回動包装
部フレーム55上部中央寄りには、前記一対のチャック60
で囲まれた空間にあって前記チャックアーム軸58方向に
互いに遠近に水平移動する、袋張り用の一対のフック62
を下向きに設ける。このフック62はフック用モータ63に
よって回動するフック用ベルト64の往路側と復路側とに
1つずつ固着して互いに遠近移動可能に形成されたトル
クリミッターにより任意の張力を保持する。
次に、上部シール手段について説明する。前記一対の
フック62によって袋張りされた包装袋7の袋口を挟む高
さ位置の一方にシール台65を、他方にクッションプレー
ト66を、互いに遠近移動可能に設けるとともにシール台
65の先端部にはヒータ67を添着してある。一方、回転包
装部フレーム55の両側面にはシールドライブ手段とし
て、シール用モータ68によって駆動するラックとピニオ
ンとが設けられる。すなわち、シール用モータ68とシー
ルドライブ軸69とをトルクリミタ71を介してベベルギア
70によって連結するとともに、シールドライブ軸69に軸
着した第1ピニオン72と第1ラック73と噛み合わせ、更
に、第1ラック73と第2ピニオン75とを噛み合わせると
ともに、第2ピニオン75と第2ラック74とを噛合する。
これにより、第1ラック73と第2ラック74とは互いに遠
近動作することになる。そして、第1ラック73は、回動
包装部フレーム55両側壁に水平状に設けた溝76に遊貫す
るスライドプレート77から垂下する連結板78とによって
シール台65に接続され、他方、第2ラック74はスプリン
グを備えた連結部材79を介してクッションプレート66に
接続される。
次に、底上げ機構80について説明する。回動包装部フ
レーム55の両側壁上下部に各々軸支した一対の底上げ軸
81,81の両端に各々プーリ82…を軸着し、上下のプーリ8
2,82間にそれぞれ底上げベルト83,83を掛け渡す。そし
て、包装部フレーム55の両側壁に前記ベルト83に沿って
開口した底上げ溝85に遊貫する連結棒84を両ベルト83間
に水平状に掛け渡し、この連結棒84から突設した2つの
底板支持アーム86と、底板87の裏面から突設した連結ア
ーム88とをピン89及びスプリング90によって接続してあ
る。下部の底上げ軸81のやや上方には底板反転軸91を横
架する一方、底上げ機構80の駆動手段としては、下部の
底上げ軸81の端部に軸着したベベルギア92にロータリエ
ンコーダ94を備えた底上げ用モータ93を接続する。
また、ターンテーブル54の円周寄りには本体フレーム
に設けた排出プレート56に連絡するよう排出ローラ95を
設け、ターンテーブル54は正逆転ユニット、ギア減速機
等からなるターンテーブル駆動機構53に連絡される。
本装置前面に配設した操作盤96には、計量部2に隣設
する制御部4を介して運転開始・停止スイッチ、定量設
定スイッチ等が設けられるとともに、チューブ選択スイ
ッチ97を設ける。このチューブ選択スイッチ97は、セッ
トするチューブ6の種類に応じて選択するものであり、
これにより、製袋部2及び回動包装部3がチューブの種
類に応じてあらかじめ記憶した態勢に整えられるよう働
く。
以下、上記実施例における具体的作動について説明す
る。運転開始に先立って、まず、所望する製品(袋詰め
体)に応じた巻取ロール(例えば15kg用)をセットする
とともに、操作盤96のチューブ選択スイッチ97から当該
巻取ロールの種類15kgを選択して入力する。これによ
り、製袋ユニット12が所定の位置に移動する。すなわ
ち、製袋ユニットスライド用モータ33が駆動して螺軸30
を回動させ、ナット部材30aを介して製袋ユニットフレ
ーム13を摺動軸34,35に沿ってスライドさせる(第2図
乃至第3図における想像線参照)。このとき、無端のチ
ューブ供給ベルト11は製袋ユニット12に掛け回されたま
まの状態で移動する。そして、チューブ6の先端部を製
袋部1に装着していわゆる初期セットを行う。それとと
もに、計量部2並びに回動包装部3の底上げ機構80等が
当該チューブ6用にあらかじめ記憶された態勢となる。
次に、計量開始のスイッチをONすると、計量部2にお
いては計量槽43内に大・中・小投入ゲートにより15kgの
粉粒体、例えば米粒が正確に計量される。一方、製袋部
1では製袋ユニット12において、カッター用シリンダ26
の伸張により移動カッタ刃27が下降してチューブ6を切
断するとともに、下部シール用シリンダ24が伸張してク
ッションプレート25が下降し、下部シール台22のヒータ
が所定時間赤熱していわゆる下部シールが行われ、包装
体7が形成される。ヒーターへの通電時間はチューブ選
択スイッチ97で選択されたチューブの材質によってあら
かじめ設定されている。このとき、包装体7の先端側で
は先端検出センサ47からの信号により吸盤用シリンダ48
が伸張するとともに、上部吸盤49と下部吸盤50の真空弁
が開いてチューブ6の開口部を各々上下方向に吸着し、
次に、吸盤用シリンダ48が収縮することによりこの開口
部が大きく開かれることになる。更に、このとき、エア
ジェッタ用シリンダ52が短時間伸張してエアジェッタ51
を直立状に回動させて前記包装体7の開口内にエアを噴
き込み、偏平状の包装体7を膨らませ、エアジェッタ51
は再び下方へ回動する。
回動包装部3においては、製袋部1側に位置するチャ
ックアーム用シリンダ57が収縮し、チャックアーム軸58
と共にチャックアーム59が下方へ回動すると共に、チャ
ック用シリンダ61,61が駆動して一対のチャック60,60を
開く。このチャック60,60が前記包装袋7の開口部に到
達するとチャック60,60が閉じ、包装袋の開口部を開い
たままで挟持し、チャックアーム用シリンダ57が伸びる
ことにより上方へ回動して包装袋7を充填ノズル42の直
下にセットする。
包装袋7が回動包装部3へ供給されると、互いに接近
していたフック62が、フック用モータ63の駆動により互
いに遠ざかり、その先端部で包装袋7の袋口を開き、袋
口が開ききったところでトルクリミタ等によりフック用
モータ63が停止する。また、これと共に、充填リフト駆
動機構43により充填リフト機構44が下降し、充填ノズル
42が包装袋7の開口内に挿入されるとともに、充填ノズ
ル開閉機構46によって充填ノズル42が開く(このとき、
チャック60,60が開いて袋口の挟持を解放する)。充填
ノズル42が前記フック62に当接し、トルクリミタによっ
て開動作が停止すると計量部2の払出しゲート用のモー
タが駆動して払出しが行われる。
一方、包装袋7が回動包装部3へセットされると、底
上げ機構80の底板87が底上げ用モータ93の駆動により15
kg包装袋用の所定位置に上昇し(位置検出はロータリー
エンコーダで行う)て払い出しに備える。また、米粒の
充填を容易にするため、払出し中に底板87がわずかに上
昇するよう形成してもよい。払出しが終わると、充填ノ
ズル開閉機構46により充填ノズル42が閉じるとともに、
充填リフト機構44によって充填ノズル42及び排出ホッパ
41を上昇し、ターンテーブル54も反転する。ターンテー
ブル54が反転するとシール用モータ68が駆動し、ベベル
ギア70、第1ピニオン72を介して第1ラック73が第9図
実線矢印方向へ移動する。これに伴い、第1ラック73に
固着したスライドプレート77が溝76に沿って移動し、こ
のスライドプレート77と連結板78によって一体化したシ
ール台65がクッションプレート66側へ移動する。一方、
第1ラック73の移動に伴って第2ピニオン75が回転し第
2ラック74が移動するので、第2ラック74に連結したク
ッションプレート66がシール台65側へ向けて移動するこ
とになる。こうして、シール台65とクッションプレート
66とは互いに接近し、フック62,62によって、いわゆる
袋張りの行われた包装袋7の開口部付近を挟んで接触状
態となり、トルクリミッタ71によってシール用モータ68
の駆動が停止し、ヒータ67によって上部シールが行われ
る。上部シールが終わるとシール用モータ68が逆転し、
シール台65及びクッションプレート66が前述とは逆方向
(第8図乃至第9図において二点鎖線矢印)に移動して
互いに遠ざかる。
こうして袋詰めが終了すると、底板87が下降して底板
反転軸91に当接し、底板87を反転させて袋詰め体を排出
プレート56側へ倒し、排出ローラ95及び排出プレート56
上を滑流して機外のベルトコンベア等に正確に落下さ
せ、再び、ターンテーブル駆動機構53によってターンテ
ーブル54が反転してチャックアーム59が下方へスイング
するとともに、払出しの終った包装袋7が排出プレート
56側へ回動してシールされ、排出される。
以上の工程を繰り返して15kg詰めの袋詰め体が一定量
でき、次に10kg詰めの袋詰めを行う場合は、巻取ロール
5を10kg用に交換するとともに、操作盤96から10kgのス
イッチを入力し、製袋ユニット12等を10kg用に自動的に
調整する。なお、この際前述の如く、チューブの材質の
違い、例えばポリプロピレン、ラミネート、アルミ蒸着
フィルム等の種別を計量重量と共に入力することにより
シール台65(22)のヒータ67の通電時間を自動的に変
え、効率的にシールを行うとよい。
更に、シール台の別のヒータとサーミスタとを埋設
し、運転開始時や運転中断時にシール台を一定温度に保
温することによりシールミスを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図における製袋部の拡大図、第3図は同横断図面、第4
図は第2図の一部拡大図、第5図は第4図の正面図、第
6図は回転包装部の縦断面図、第7図は第6図のA−A
線断面図、第8図は第7図の一部拡大図、第9図は第8
図の側面図である。 1……製袋部、2……計量部、3……回動包装部、4…
…制御部、5……巻取ロール、6……チューブ、7……
包装袋、8……引出しくさび、9……ガイドローラ、10
……フィードローラ、11……チューブ供給ベルト、12…
…製袋ユニット、13……フレーム、14……供給ベルト、
15……駆動ベルト、16……プーリー、17……プーリー、
18……駆動ローラ、19……本体クレーム、20……ガイド
ローラ、21……ガイドローラ、22……下部シール台、23
……固定カッタ刃、24……下部シール用シリンダ、25…
…クッションプレート、26……カッタ用シリンダ、27…
…移動カッタ刃、28……光電管、29……製袋ユニットス
ライド機構、30……螺軸、31……螺軸用軸受、32……カ
ップリング、33……製袋ユニットスライド用モータ、3
4,35……摺動軸、36,37……揺動軸用固定部材、38,39…
…軸挿通部材、40……ロータリエンコーダ、41……排出
ホッパ、42……充填ノズル、43……充填リフト駆動機
構、44……充填リフト機構、45……プッシュロット、46
……充填ノズル開閉機構、47……先端検出センサ、48…
…吸盤用シリンダ、49……上部吸盤、50……下部吸盤、
51……エアジェッタ、52……エアジェッタ用シリンダ、
53……ターンテーブル駆動機構、54……ターンテーブ
ル、55……回動包装部フレーム、56……排出プレート、
57……チャックアーム用シリンダー、58……チャックア
ーム軸、59……チャックアーム、60……チャック、61…
…チャック用シリンダ、62……フック、63……フック用
モータ、64……フック用ベルト、65……シール台、66…
…クッションプレート、67……ヒータ、68……シール用
モータ、69……シールドライブ軸、68……シール用モー
タ、69……シールドライブ軸、70……ベベルギア、71…
…トルクリミタ、72……第1ピニオン、73……第1ラッ
ク、74……第2ラック、75……第2ピニオン、76……
溝、77……スライドプレート、78……連結板、79……連
結部材、80……底上げ機構、81……底上げ軸、82……プ
ーリー、83……底上げベルト、84……連結棒、85……底
上げ溝、86……底板支持アーム、87……底板、88……連
結アーム、89……ピン、90……スプリング、91……底板
反転軸、92……ベベルギア、93……底上げ用モータ、94
……ロータリエンコーダ、95……排出ローラ、96……操
作盤、97……チューブ選択スイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 山本 明仁 広島県東広島市西条西本町2番30号 株 式会社佐竹製作所内 (72)発明者 安藤 泰二 広島県広島市安芸区中野東7丁目26番19 号 株式会社トーワテクノ内 審査官 池田 貴俊 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 59/00 B65B 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺偏平状のチューブフィルムを切断して
    シールし、所定サイズの包装袋を形成する製袋部と、粉
    粒体の所定重量を計量して払い出す計量部と、前記製袋
    部で形成した包装袋内に前記計量部で計量した粉粒体を
    投入して開口部をシールする包装部と、からなる粉粒体
    の計量包装装置において、前記包装部には前記製袋部で
    形成された包装袋を前記計量部の払出し手段の直下にセ
    ットする袋供給手段と、この包装袋の袋口をシールする
    ための袋張り手段及びシール手段と、この包装袋の底を
    保持するとともに、包装された包装袋を排出するための
    底上げ手段と、を中心となる線を挟んで背中合わせに一
    対ずつ設け、更に、前記一対の袋供給手段が交互に前記
    製袋部の袋取りを行うようこの包装部を、一定時間間隔
    おきに反転するターンテーブル上に載設して回動包装部
    となしたことを特徴とする粉粒体の計量包装装置。
  2. 【請求項2】長尺偏平状のチューブフィルムを切断して
    シールし、所定サイズの包装袋を形成する製袋部と、粉
    粒体の所定重量を計量して払い出す計量部と、前記製袋
    部で形成した包装袋内に前記計量部で計量した粉粒体を
    投入して開口部をシールする包装部と、からなる粉粒体
    の計量包装装置において、前記製袋部には包装袋の底部
    を形成するための切断手段及びシール手段を備えた製袋
    ユニットを、チューブフィルムの種類に応じてチューブ
    フィルム搬送方向へ往復移動させるための製袋ユニット
    スライド手段を設けるとともに、チューブフィルムを搬
    送するためのフィードローラ並びにチューブフィルム搬
    送路に掛け渡したチューブ供給無端ベルトを設け、この
    チューブ供給無端ベルトは前記製袋ユニットにおけるチ
    ューブフィルム搬送面よりも下方に設けたローラによっ
    てU字形に曲折して走行し、前記チューブフィルム搬送
    面を挟んで上方とこのU字部内とに前記切断手段及びシ
    ール手段を配設したことを特徴とする粉粒体の計量包装
    装置。
  3. 【請求項3】チューブフィルムの種類を変えたとき、こ
    のチューブフィルムの種類に応じて製袋ユニットが所定
    の位置に移動するように、各種チューブィルムに対応す
    る製袋ユニットの位置を記憶する制御部とチューブフィ
    ルムの種類を選択する入力手段とを設けてなる請求項
    (2)記載の粉粒体の計量包装装置。
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