JP2823460B2 - 低温貯蔵装置 - Google Patents

低温貯蔵装置

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JP2823460B2 JP34934492A JP34934492A JP2823460B2 JP 2823460 B2 JP2823460 B2 JP 2823460B2 JP 34934492 A JP34934492 A JP 34934492A JP 34934492 A JP34934492 A JP 34934492A JP 2823460 B2 JP2823460 B2 JP 2823460B2
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雅美 川崎
秀夫 吉井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米、麦又は野菜等の貯
蔵物を貯蔵するための小型の低温貯蔵装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】農家において穀物等の貯蔵物を貯蔵する
ための小型の低温貯蔵装置としては、特公昭61−20
256号公報及び実開昭56−131855号公報など
があり、いずれも貯蔵庫の一側内面に貯蔵物を収納する
収納容器を取り付け、この収納容器の底部に排風路を設
けて、冷却機構からの冷却風を収納容器の上から貯蔵物
内を通して下方へ排風し、これを送風機で循環させるよ
うに構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、冷却風を貯蔵物内を通して温度及び湿度を制御して
いるが、収納容器の壁際には冷却風が通り難く、特に貯
蔵庫の側壁と接している米及び収納容器の底の米には冷
却むらを生じることがあり、また、冷却風を貯蔵米内に
通すために強力な冷却機構を必要をし、装置コストが高
くなっている。
【0004】そこで、収納容器を貯蔵庫内に配置して、
その全外面と貯蔵庫の全内面との間の総てに冷却風流通
空間を形成し、この冷却風流通空間に冷却風を循環流通
させることにより、米に冷却むらを生じることなくかつ
安価な装置で冷却貯蔵できるようにすることが考えられ
ている。しかしながら、収納容器には貯蔵庫の貯蔵物挿
入用開口に対向した開口が形成されているので、その開
口を閉鎖する必要があり、蓋を設けると貯蔵庫用開口を
開閉する蓋と別個となり、両蓋の開閉をしなければなら
ないので、非常に面倒になる。
【0005】本発明は、貯蔵庫を開閉する開閉体の内面
に、収納容器の内開口を開閉する内開閉体を冷却風流通
空間を介在して取り付けることにより、貯蔵庫の開閉体
を開閉するだけで収納容器の内開閉体も同時に開閉する
ことができ、しかも、開閉体と内開閉体との間にも冷却
風を循環できるようにした低温貯蔵装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、開閉体2で開閉される外開口3
を有する貯蔵庫4と、貯蔵庫4内に配置されていて外開
口3に対応する内開口5を有して貯蔵物6を収納する収
納容器7と、貯蔵庫4と収納容器7との間に冷却風を循
環供給して貯蔵庫4内の温度を制御する冷却機構8とを
備えた低温貯蔵装置において、前記開閉体2の内面に内
開口5を開閉する内開閉体9を取り付け、両開閉体2、
9間に冷却風流通空間10を形成していることである。
【0007】
【作用】貯蔵庫4の上部外面に設けた冷却機構8の排出
口13から貯蔵庫4内に送り出された冷却風は、遮蔽板
14の片側の冷却風流通空間10に入って貯蔵庫4の上
部内面と収納容器7の上部外面との間を通り、貯蔵庫4
の開閉体2とその内面に取り付けた収納容器7の内開閉
体9との間の冷却風流通空間10に入り、そして、遮蔽
板14の反対側の冷却風流通空間10を通って冷却機構
8の吸入口15に戻る。
【0008】冷却風流通空間10を通る冷却風は、収納
容器7をその全外面から全体的に冷却し、その内部に収
納した貯蔵物6を略均一に冷却する。これは、内開閉体
9によって閉鎖されている内開口5近傍の貯蔵物6にお
いても同様になる。貯蔵物6を出し入れするために、貯
蔵庫4の開閉体2を開くと、内開閉体9も一体的に開か
れ、内開閉体9だけを単独操作する必要はなく、内開口
5は外開口3と同時に開閉される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3において、低温貯蔵装置1の本体となる
貯蔵庫4が正面開口の箱形状に形成され、この正面の外
開口3が開閉体(外扉)2によって開閉自在になってい
る。貯蔵庫4の内周面、上面及び底面は断熱材で被覆さ
れ、開閉体2の内面にも断熱材が設けられている。開閉
体2はその側部が枢支具12を介して貯蔵庫4に枢支さ
れ、閉鎖状態で周縁のシール材16を介して気密性を確
保し、左右一方に開閉できるようになっている、貯蔵庫
4の底部には車輪17が設けられ、可搬式になってい
る。
【0010】貯蔵庫4内にはひとまわり小さい略相似形
の収納容器7がスペーサ18を介して固定又は挿脱自在
に配置されており、この収納容器7の外周面、上面及び
底面と貯蔵庫4との間には冷却風流通空間10が形成さ
れている。収納容器7は板金又はプラスチックで形成さ
れ、精米、玄米又は野菜等の貯蔵物6を袋又はその他の
容器に入れた状態で収納する。この収納容器7の正面に
は外開口3に対応して内開口5が形成され、この正面の
内開口5を開閉する内開閉体(内扉)9は開閉体2の内
面に取り付けられている。
【0011】前記内開閉体9は収納容器7と同様な材料
で形成され、開閉体2の内面にスペーサ18を介して止
め具で取り付けら、これにより内開閉体9と開閉体2と
の間には冷却風流通空間10が形成され、その他の貯蔵
庫4と収納容器7との間の冷却風流通空間10と連通し
ている。内開閉体9は閉鎖しても収納容器7と僅少間隙
を有しており、収納容器7内の空気を徐徐に入替え可能
にし、温度及び湿度が急激に変化するのを避ける構造に
している。しかし、内開閉体9を収納容器7に当接して
密閉するように構成しても良い。
【0012】貯蔵庫4の外開口3を形成している上下縁
には風案内体19が固定されている。この風案内体19
は断面側面形状がL字状又はへの字状であり、上風案内
体19Uは冷却風を内開口5に沿って下向きに案内し、
下風案内体19Dは上風案内体19Uから送られてきた
風を導入して収納容器7の下側に案内する。この上下上
風案内体19U、19Dは開閉体2を閉鎖したとき、開
閉体2の上下部と内開閉体9との間に位置し、両開閉体
2、9の閉鎖に支障を与えることがなく、冷却風を両開
閉体2、9間の冷却風流通空間10に流通し、両開閉体
2、9を開放したとき、内開口5の前面にエアーカーテ
ンを形成する。
【0013】冷却風によるエアーカーテンは、両開閉体
2、9開放時に外気が収納容器7内に入ってくるのを可
及的に阻止し、収納容器7内の温度及び湿度の上昇を防
止することができ、結露発生を減少しかつ冷却効率を向
上する。前記貯蔵庫4の上壁には遮蔽部4Aを挟んで排
出口13と吸入口15とが形成され、その中間下方に遮
蔽板14が位置している。遮蔽板14は収納容器7の前
後方向中途に固定又は着脱自在に設けられている。この
遮蔽板14は収納容器7の上面から左右側面の上下中途
まで延設され、冷却風流通空間10を前後に区分すると
共に、下部で連通させている。
【0014】8は貯蔵庫4の上側に配置された冷却機構
で、圧縮機21、凝縮器22、凝縮器ファン23、冷却
器24、冷却器フアン25、温度センサ26及びこれら
を制御する制御ボックス27等を有する。貯蔵庫4に固
定のケーシング28には冷却室28Aと放熱室28Bと
が形成され、冷却室28Aは排出口13と吸入口15と
に連通し、中央には遮蔽部4Aに対応して冷却器24が
配置され、吸入口15から吸入した空気を冷却器24に
通し、冷却器フアン25で排出口13から排出するよう
に構成されている。
【0015】放熱室28Bには圧縮機21、凝縮器22
及び凝縮器ファン23が配置されており、凝縮器ファン
23で外気を流通させて、圧縮機21及び凝縮器22を
空冷するように構成されている。30は遮蔽部4A上に
配置された水受け皿であり、冷却器24から滴下する水
を受けて排水パイプ31で貯蔵庫4外に排水するもので
ある。
【0016】前記冷却器フアン25によって排出口13
から排出された10〜20°Cの冷却風(好ましくは貯
蔵庫4内を15°C前後に保つ温度)は、遮蔽部4A及
び遮蔽板14によって貯蔵庫4内の片側の冷却風流通空
間10に入り、収納容器7の前上側から左右側部に流れ
ると共に上風案内体19Uによって開閉体2と内開閉体
9との間に導入され、これらの冷却風は収納容器7の側
部及び底部を通って遮蔽板14の反対側の冷却風流通空
間10を通り、冷却機構8の吸入口15に戻る。その循
環の間、冷却風流通空間10を通る冷却風は、収納容器
7をその全外面から全体的に冷却し、その内部に収納し
た貯蔵物6を均一に冷却する。
【0017】温度センサ26で検出する収納容器7内の
温度が15°C前後の所要温度になると、冷却機構8は
停止し、温度が上昇してくると、例えば20°C以上に
なってくると、冷却機構8が再び作動して冷却を始め
る。開閉体2を開放すると内開閉体9も同時に開放さ
れ、貯蔵物6の出し入れのため操作は開閉体2の開閉だ
けで行われ、両開閉体2、9を開放すると、収納容器7
の上側からの冷却風は上風案内体19Uによって内開口
5の前でエアーカーテンとなり、収納容器7内に外気が
侵入するのを可及的に防止する。
【0018】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、外開口
3及び内開口5を貯蔵庫4及び収納容器7の上壁に形成
し、かつ冷却機構8を貯蔵庫4の側壁に取り付けて、開
閉体2及び内開閉体9を上方から開閉する蓋に形成した
り、開閉体2を左右一対設けて観音開にしたり、1枚の
開閉体2を左右どちらからでも開くようにしたりしても
良い。
【0019】また、内開閉体9を閉鎖しておいても内開
口5から冷却風が入るので、収納容器7内に湿度センサ
を設け、かつケーシング28にソレノイド等で作動して
外気を導入する開閉弁を設けておいて、高湿外気を導入
することにより収納容器7内の湿度を所要高さに制御す
ることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、開閉体2
の内面に内開口5を開閉する内開閉体9を取り付け、両
開閉体2、9間に冷却風流通空間10を形成しているの
で、貯蔵庫4の開閉体2を開閉するだけで収納容器7の
内開閉体9も同時に開閉することができ、貯蔵物6の出
し入れが極めて容易になり、しかも、開閉体2と内開閉
体9との間にも冷却風を循環でき、収納容器7の全面を
略均一に冷却して、貯蔵物6を効率的にかつ冷却むらを
生じることなく低温で長期間貯蔵することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同開閉体開放時の断面側面図である。
【符号の説明】
1 低温貯蔵装置 2 開閉体 3 外開口 4 貯蔵庫 5 内開口 6 貯蔵物 7 収納容器 8 冷却機構 9 内開閉体 10 冷却風流通空間
フロントページの続き (72)発明者 中村 泰之 東京都中野区東中野2丁目19番1号 東 南工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23B 9/00 A01F 25/00 A23B 7/04 A23B 7/148

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体(2)で開閉される外開口(3)
    を有する貯蔵庫(4)と、貯蔵庫(4)内に配置されて
    いて外開口(3)に対応する内開口(5)を有して貯蔵
    物(6)を収納する収納容器(7)と、貯蔵庫(4)と
    収納容器(7)との間に冷却風を循環供給して貯蔵庫
    (4)内の温度を制御する冷却機構(8)とを備えた低
    温貯蔵装置において、 前記開閉体(2)の内面に内開口(5)を開閉する内開
    閉体(9)を取り付け、両開閉体(2)(9)間に冷却
    風流通空間(10)を形成していることを特徴とする低
    温貯蔵装置。
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