JP2822792B2 - 画像ノイズ除去装置 - Google Patents

画像ノイズ除去装置

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JP2822792B2 JP4198121A JP19812192A JP2822792B2 JP 2822792 B2 JP2822792 B2 JP 2822792B2 JP 4198121 A JP4198121 A JP 4198121A JP 19812192 A JP19812192 A JP 19812192A JP 2822792 B2 JP2822792 B2 JP 2822792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ等で用い
られる画像の平滑化処理技術に関し、特に2値画像にお
ける孤立した画素を除去するための画像ノイズ除去装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置などに用いられ
ている画像ノイズ除去装置おいては、原稿入力の際の原
稿の汚れ、傾き、歪み、2値化時の量子化誤差等によっ
て図5のa点、b点に示すような不要な孤立した画素が
生じる。この孤立点は画像を読みにくくする。孤立点除
去の技術には、原画像中のm×n(m,nは正整数)の
マスクで形成される局所領域中にある画素の多数決をと
り、その中央画素を多数決により決められた画素値に変
更することにより、孤立画素を除去するようにしたもの
がある。例としてマスクが3×3の場合に、マスク内の
画素が図7(a)に示すパターンの場合は多数決により
中央画素値を白にし、図7(b)に示すパターンの場合
には多数決により黒にする。以上の動作をした後、図8
に示すように処理対象画素を次に移し、以下同様の動作
を全画素に対して実施する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の画
像ノイズ除去装置により、図5の画像を処理した場合に
は図6の画像のようになる。斜線で示した画素が除去さ
れた画素であり、領域cの如く線分の長さが変化した
り、画像の角の部分が消去されたり(d点)、本来の画
像が変形する(e点,f点)といった問題点がある。局
所領域を大きくすれば、より太い線までも消去し、小さ
くすれば、画像の変形が大きくなる。本発明はかかる点
に鑑み、孤立画素を、簡易に除去する画像ノイズ除去装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、マスクで形成
される局所領域中にある画素の多数決をとり、その中央
画素を多数決により決められた画素値に変更することに
より、孤立画素を除去する画像ノイズ除去装置におい
て、処理対象画素を含む複数個の画素で構成される複数
のウインドウを抽出する複数の抽出手段と、前記複数の
ウインドウ領域内に含まれる画素の多数決を取る複数の
多数決手段と、前記複数の多数決手段から得られるそれ
ぞれの値、および前記処理対象画素より多数決を取る最
終多数決手段を備え、前記最終多数決手段から得られる
値をもって、処理対象画素の出力値とすることを特徴と
する画像ノイズ除去装置である。
【0005】
【作用】本発明は前記の構成により、処理対象画素を含
む複数のウインドウ領域に含まれる画素の各々の多数決
値をとり、その複数の多数決値と処理対象画素とで再度
多数決をとることにより、処理対象画素の周囲の画像情
報を確実に処理対象として取り入れることができるの
で、ウインドウ内の原画像を保持でき、孤立画素をひず
みなく効率的に除去できる。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例にもとづき図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明に係わる画像の雑
音処理方式を説明するための、ブロック構成図である。
図1に示すように構成要素として、1は入力装置、2は
画像メモリ、3はアドレス生成部、4、5はウインドウ
抽出手段としてのウインドウ抽出部、6,7は多数決手
段としての多数決算出部、8は最終多数決手段としての
最終多数決算出部、9は画像メモリ、10は出力装置で
ある。
【0007】画像メモリ2は入力装置1から読み込まれ
たデータを蓄えるものである。アドレス生成部3はウイ
ンドウのアドレスを画像メモリ2に転送し、処理対象画
素のアドレスを画像メモリ9に転送する。ウインドウ抽
出部4,5はアドレス生成部3によって参照されたマス
ク位置よりウインドウを抽出する。多数決算出部6,7
は、ウインドウ抽出部4,5で抽出された図3に示すウ
インドウA、ウインドウB内の白画素、黒画素の個数を
調べ、各々の多数決値を算出する。多数決算出部8は多
数決算出部6,7の値と処理対象画素より多数決を算出
する。画像メモリ9は、出力画となるデータを蓄える。
【0008】以下、画像メモリ2の内容の1部が図2に
記された場合について説明する。本実施例ではウインド
ウAの大きさが3×1、ウインドウBの大きさが1×3
の場合について説明する。まず、アドレス生成部3は処
理対象画素gを中心とした、大きさ3×3のマスク内の
画素のアドレスを生成し、それを画像メモリ2に転送す
る。画像メモリ2は、そのアドレスによって指し示され
るデータを出力する。ウインドウ抽出部4,5は、図3
に示すような長方形でウインドウ領域を特定できるよう
な、ある方向に長い形状すなわち方向性をもつ形状をも
ち、かつ直交するウインドウA、ウインドウBに属する
画素データを画像メモリ2より読みとり、多数決算出部
6,7に転送する。多数決算出部6,7は、ウインドウ
抽出部4,5から渡されたウインドウA、ウインドウB
内の白画素、黒画素の個数を調べ、多数決算出部6は白
画素2画素、黒画素1画素という結果より、多数決値と
して白画素を、多数決算出部7は白画素2画素、黒画素
1画素という結果より、多数決値として白画素を算出
し、その値を最終多数決算出部8に転送する。アドレス
生成部3は、画像メモリ9に処理対象画素gのアドレス
を転送しており、多数決算出部8は、ウインドウAの算
出した白画素、ウインドウBの算出した白画素、処理対
象画素gの黒画素という結果から最終多数決をとり、白
画素を処理対象画素gの出力として画像メモリ9に出力
する。
【0009】以上の動作をした後、処理対象画素を次に
移し、以下同様の動作を全画素に対して実施する。図2
に示すデータを有する画像メモリ2に対して、本発明か
ら得られる画像メモリ9のデータ内容は図4に示すよう
になり、斜線で示す孤立点を原画像を保持したまま除去
している。
【0010】なお、本実施例においてマスクの大きさを
3×3、ウインドウの大きさを各々3×1、1×3、ウ
インドウの個数を2個としたが、他のウインドウの大き
さ、ウインドウの個数を用いても良いことは言うまでも
ない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
理対象画素を中心とした方向性を持つウインドウより得
られる多数決値と処理対象画素との多数決値を再度とる
ことで処理対象画素の値を決定するようにしたので、そ
の結果、原画像を正確に保持しつつ、孤立画素を除去
し、画質の向上ができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像ノイズ除去装置を示すブロック図
【図2】(a)は処理対象画素を説明するパターン図 (b)はウインドウAの形を説明するパターン図 (c)はウインドウBの形を説明するパターン図
【図3】同実施例のウインドウA,ウインドウBの構成
を示すパターン図
【図4】同実施例の画像ノイズ除去装置の結果を示すパ
ターン図
【図5】同実施例で使用した入力画像である画像メモリ
の内容を示すパターン図
【図6】従来用いられてきた画像ノイズ除去装置の結果
を示すパターン図
【図7】(a)は従来の画像ノイズ除去装置で処理対象
画素を白とする場合のマスクパターンの一例を示すパタ
ーン図 (b)は従来の画像ノイズ除去装置で処理対象画素を黒
とする場合のマスクパタンの一例を示すパターン図
【図8】マスクの移動例を示すパターン図
【符号の説明】
1 入力装置 2,9 画像メモリ 3 アドレス生成部 4,5 ウインドウ抽出部 6,7,8 多数決算出部 10 出力装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理対象画素を含む複数個の画素で構成さ
    れる複数のウインドウを抽出する複数の抽出手段と、前
    記複数のウインドウ領域内に含まれる画素の多数決を取
    る複数の多数決手段と、前記複数の多数決手段から得ら
    れるそれぞれの値、および前記処理対象画素の値より多
    数決を取る最終多数決手段を備え、前記最終多数決手段
    から得られる値をもって、前記処理対象画素の出力デー
    タとすることを特徴とする画像ノイズ除去装置。
  2. 【請求項2】処理対象画素を含むh×iの画素で構成さ
    れる第1のウインドウを抽出する第1の抽出手段と、前
    記第1のウインドウ領域内に含まれる画素の多数決を取
    る第1の多数決手段と、前記処理対象画素を含むj×k
    の画素で構成される第2のウインドウを抽出する第2の
    抽出手段と、前記第2のウインドウ領域内に含まれる画
    素の多数決を取る第2の多数決手段と、前記第1の多数
    決手段から得られる値、および前記第2の多数決手段か
    ら得られる値、および前記処理対象画素の値より多数決
    を取る第3の多数決手段を備え、前記第3の多数決手段
    から得られる値をもって、前記処理対象画素の出力デー
    タとすることを特徴とする画像ノイズ除去装置。
  3. 【請求項3】ウインドウ領域が処理対象画素を中心とす
    る長方形で特定できるとともに前記長方形が直行してい
    る請求項2記載の画像ノイズ除去装置。
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