JP2005196398A - 小動物の行動解析装置、小動物の行動解析方法および行動診断方法 - Google Patents
小動物の行動解析装置、小動物の行動解析方法および行動診断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005196398A JP2005196398A JP2004001117A JP2004001117A JP2005196398A JP 2005196398 A JP2005196398 A JP 2005196398A JP 2004001117 A JP2004001117 A JP 2004001117A JP 2004001117 A JP2004001117 A JP 2004001117A JP 2005196398 A JP2005196398 A JP 2005196398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- black
- white
- behavior
- small animal
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 title claims abstract description 201
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 title claims description 47
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 36
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 title description 7
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims abstract description 23
- 230000006399 behavior Effects 0.000 claims description 94
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 51
- 238000009395 breeding Methods 0.000 claims description 19
- 230000001488 breeding effect Effects 0.000 claims description 19
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 16
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000011273 social behavior Effects 0.000 claims description 12
- 206010021033 Hypomenorrhoea Diseases 0.000 claims description 10
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 23
- 238000010171 animal model Methods 0.000 abstract description 7
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 7
- 230000007958 sleep Effects 0.000 description 6
- 241000699666 Mus <mouse, genus> Species 0.000 description 5
- 241000699670 Mus sp. Species 0.000 description 5
- 108010042955 Calcineurin Proteins 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 4
- 201000000980 schizophrenia Diseases 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000422 nocturnal effect Effects 0.000 description 3
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 2
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 2
- 238000001415 gene therapy Methods 0.000 description 2
- 238000010353 genetic engineering Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 2
- 208000028017 Psychotic disease Diseases 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000003542 behavioural effect Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 210000003608 fece Anatomy 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000037308 hair color Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000825 pharmaceutical preparation Substances 0.000 description 1
- 229940127557 pharmaceutical product Drugs 0.000 description 1
- 108090000623 proteins and genes Proteins 0.000 description 1
- 230000000384 rearing effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000008685 targeting Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Image Processing (AREA)
Abstract
【解決手段】ビデオカメラ17で飼育ケージ内の小動物を所定のフレーム数で撮影した画像信号を二値化回路32で白黒の二値化信号に変換し、侵食回路34および拡張回路35で侵食処理、拡張処理して二値化信号のノイズを除去し、ノイズが除去された信号による白黒画像における黒画像のかたまりをかたまり計数部36で計数する。かたまり計数部36で計数された黒画像のかたまりの数は平均化回路37で所定時間ごとに平均され、グラフ化回路38で時間変化のグラフが作成される。また、白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数が変化ピクセル計数部39で計数され、変化ピクセル計数部で計数された変化ピクセルの総数を平均化回路40で所定時間ごとに平均され、グラフ化回路38で時間変化のグラフが作成される。
【選択図】 図2
Description
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の小動物の行動解析装置において、前記ビデオカメラで撮影したケージ内の所定位置における白黒レベルの平均値により撮影時が明期であるか暗期であるかを判定する明暗判定部を備え、前記明暗判定部の判定結果に応じて前記二値化回路の閾値を異ならせることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の小動物の行動解析装置において、前記ノイズ除去回路は、前記白黒二値化信号の黒領域における特定のピクセルの周辺におけるピクセルの白黒比に応じて白または黒に変換する処理を行うことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の小動物の行動解析装置において、前記ケージ内を照明する赤外線照射投光器を有することを特徴とする。
請求項5記載の本発明の小動物の行動解析方法は、ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像における黒画像のかたまりを計数し、計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化により小動物の社会的行動等の行動を解析することを特徴とする。
請求項6記載の本発明の小動物の行動解析方法は、ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を計数し、計数されたピクセルの総数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化により小動物の行動を解析することを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項5又は請求項6に記載の小動物の行動解析方法において、ケージ内の所定位置における白黒レベルの平均値により撮影時が明期であるか暗期であるかを判定し、その判定結果に応じて画像信号の二値化の閾値を異ならせることを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項5又は請求項6に記載の小動物の行動解析方法において、白黒二値化信号の黒領域における特定のピクセルの周辺におけるピクセルをその白黒比に応じて白または黒に変換してノイズを除去することを特徴とする。
請求項9記載の本発明の小動物の行動解析方法は、ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像における黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均した数値の時間的変化と、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を所定時間ごとに平均した数値の時間的変化により小動物の社会的行動等についての行動を解析することを特徴とする。
請求項10記載の本発明の小動物の行動診断方法は、第1のケージ内の複数の標準小動物の組と第2のケージ内の被検体小動物の組とを各々個別に所定のフレーム数で撮影し、撮影した各画像信号を白黒の二値化信号に変換して二値化信号の白黒画像における黒画像のかたまりを計数し、計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均したデータの時間的変化を標準小動物の組と被検体小動物の組で比較することを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項10に記載の小動物の行動診断方法において、前記標準小動物の組のデータと前記被検体小動物の組のデータを同一画面上に重畳または並べて表示することを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項10に記載の小動物の行動診断方法において、前記標準小動物の組のデータと前記被検体小動物の組のデータの差を統計学的に判定し、前記差の大きさにより前記被検体小動物の社会的行動等の行動を診断することを特徴とする。
また、比較すべき項目が少ないので、基準となるデータを少なくすることができる。したがって、基準データを格納するデータベースを小さくすることができるので、パソコンなどの小規模のコンピュータで解析、診断することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による小動物の行動解析装置において、ケージ内の所定位置における白黒レベルの平均値により撮影時が明期であるか暗期であるかを判定し、この判定結果に応じて二値化回路の閾値を異ならせるものである。本実施の形態によれば、撮影時が昼間であるか、夜間であるかを区別して二値化処理をするので、周囲の明るさの変化に左右されずに画像信号の二値化処理を正確に行うことができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態による小動物の行動解析装置において、ノイズ除去回路が白黒二値化信号の黒領域における特定のピクセルの周辺におけるピクセルをその白黒比に応じて白または黒に変換する処理を行うものである。本実施の形態によれば、小動物の画像におけるノイズ、特に、体毛や尾などによる輪郭の不明瞭部分を除去して小動物の輪郭部分を確実に二値化することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による小動物の行動解析装置において、ケージ内を照明する赤外線照射投光器を有するものである。本実施の形態によれば、撮影時が夜間である場合に、赤外線照射投光器で照明することにより、小動物を確実に撮影することができる。
本発明の第5の実施の形態による小動物の行動解析方法は、ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像における黒画像のかたまりを計数し、計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化により小動物の社会的行動等の行動を解析するものである。本実施の形態によれば、実験用の小動物が通常互いに接触して1つになっている習性が強いことを利用して、その習性の時間変化を観察するので、解析に使用する画像パラメータの項目を最小限にすることができる。したがって、画像パラメータの比較、判定作業を簡単にすることができる。
本発明の第6の実施の形態による小動物の行動解析方法は、ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を計数し、計数されたピクセルの総数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化により小動物の行動を解析するものである。本実施の形態によれば、小動物の活動量の時間変化を計測することができ、これにより小動物の行動を解析することができる。また、解析に使用する画像パラメータの項目が少ないので、画像パラメータの比較、判定作業を簡単にすることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第5又は第6の実施の形態による小動物の行動解析方法において、ケージ内の所定位置における白黒レベルの平均値により撮影時が明期であるか暗期であるかを判定し、この判定結果に応じて二値化回路の閾値を異ならせるものである。本実施の形態によれば、撮影時が昼間であるか、夜間であるかを区別して二値化処理をするので、周囲の明るさの変化に左右されずに画像信号の二値化処理を正確に行うことができる。
本発明の第8の実施の形態は、第5又は第6の実施の形態による小動物の行動解析方法において、白黒二値化信号の黒領域における特定のピクセルの周辺におけるピクセルをその白黒比に応じて白または黒に変換してノイズを除去するものである。本実施の形態によれば、小動物の画像におけるノイズ、特に、体毛や尾などによる輪郭の不明瞭部分を除去して小動物の輪郭部分を確実に二値化することができる。
本発明の第9の実施の形態による小動物の行動解析方法は、ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像における黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均した数値の時間的変化と、白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を所定時間ごとに平均した数値の時間的変化とにより小動物の社会的行動等についての行動を解析するものである。本実施の形態によれば、実験用の小動物の習性の時間変化および活動量の時間変化により小動物の社会的行動等についての行動を解析するので、解析に使用する画像パラメータの項目を最小限にすることができる。したがって、画像パラメータの比較、判定作業を簡単にすることができる。
本発明の第10の実施の形態による小動物の行動診断方法は、ケージ内の複数の標準小動物の組と被検体小動物の組とを各々個別に所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、二値化信号の白黒画像における黒画像のかたまりを計数し、計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化を標準小動物の組と被検体小動物の組で比較するものである。本実施の形態によれば、標準小動物による標準データと被検体小動物によるデータを比較することにより、被検体小動物の行動の正常性、異常性を確実に判定、診断することができる。
本発明の第11の実施の形態は、第10の実施の形態による小動物の行動解析方法において、標準小動物の組のデータと被検体小動物の組のデータを同一画面上に重畳または並べて表示するものである。本実施の形態によれば、標準小動物の組のデータと被検体小動物の組のデータを視覚的に比較できるので、被検体小動物の行動の正常性、異常性を簡単かつ確実に判定、診断することができる。
本発明の第12の実施の形態は、第10の実施の形態による小動物の行動解析方法において、標準小動物の組のデータと被検体小動物の組のデータの差を統計学的に判定し、その差の大きさにより被検体小動物の社会的行動等の行動を診断するものである。本実施の形態によれば、標準小動物の組のデータと被検体小動物の組のデータの差を取り出して直接見ることができるで、被検体小動物の行動の正常性、異常性を簡単かつ確実に判定、診断することができる。
図1は、本発明による小動物の行動解析装置の実施例を示す概念図である。飼育ケージ11は透明ガラスなど外部から観察可能な材料で形成される。飼育ケージ11の床面には床敷き12が敷き詰められる。床敷き12はマウスなどの実験用小動物13との明度の差が大きい白色の小石などが好ましい。飼育ケージ11の側壁には、小動物13を飼育するための餌箱14および給水ビン15が設けられる。飼育ケージ11の蓋16は、小動物13が飛び上がっても届かない高さを保つように、底から30cm以上の高さに設けられる。
飼育ケージ11の蓋16の外側には、小動物の挙動を撮影するビデオカメラ17および飼育ケージ11内を照明する赤外線投光器18が設置される。ビデオカメラ17は、飼育ケージ11内部の全体を走査しないでも撮影できる位置に設置されたモノクロCCDカメラであり、赤外線投光器18は夜間などの暗期にビデオカメラ17で小動物13を撮影できるように赤外線を照射するもので、蓋16の上方や飼育ケージ11の斜め上方などの位置に1台ないし複数台設置される。ビデオカメラ17の出力は映像信号コード19により信号処理装置20に接続される。信号処理装置20は、パソコン21により制御される。
ビデオカメラ17で撮影された画像信号は、ビデオテープやビデオディスクなどの画像メモリ22に記録され、信号処理装置20に供給される。なお、画像メモリ22を介さずにビデオカメラ17で撮影した画像信号を直接信号処理装置20に供給したり、ビデオカメラ17で撮影した画像信号を信号処理装置20に供給すると同時に画像メモリにバックアップ記録するようにしても良い。
ビデオカメラ17からの画像信号は、AD変換器31でたとえば256階調などのグレースケールレベルのデジタル信号に変換される。AD変換器31でデジタル信号に変換された画像信号は二値化回路32に供給される。また、AD変換器31の出力のうち飼育ケージ11の特定の位置に対応する信号が抽出され、抽出された信号のグレースケールレベルの大きさを明暗判定部33により判定して入力された画像信号が昼間に撮影された信号であるか、夜間に撮影された信号であるかを判定し、昼間に撮影された信号である場合は二値化回路32に対して昼間時の閾値を与え、夜間に撮影された信号である場合は二値化回路32に対して夜間時の閾値を与える。二値化回路32は、明暗判定部33からの閾値に応じて、AD変換器31から出力されたデジタル画像信号を白黒二値画像に変換する。
二値化回路32により白黒二値画像に変換された信号は、侵食回路34および拡張回路35によりノイズを除去される。侵食回路34とは、白黒ニ値画像の黒領域のかたまりを物体、白領域を背景として考えたときに、物体(黒領域)の縁部の1ピクセルを取り除く処理を行う回路をいい、具体的には、特定のピクセルの周辺におけるピクセルの半分以上が白のときにそのピクセルを白に変換する処理を行う。一方、拡張回路35とは、物体(黒領域)の縁部に1ピクセルを付加する処理を行う回路をいい、具体的には、特定のピクセルの周辺におけるピクセルの半分以上が黒のときにそのピクセルを黒に変換する処理を行う。なお、侵食回路34および拡張回路35の順序は逆にしても良い。
拡張回路35の出力は二分され、一方はかたまり計数部36に供給される。かたまり計数部36は画像信号中における黒領域のかたまりを物体(本実施例では小動物)とみなし、その数を計数する。かたまり計数部36で計数された小動物の数は、平均化回路37で所定の時間ごとの平均値が演算され、グラフ化回路38で平均値の時間変化がグラフ化される。
拡張回路35の他方の出力は変化ピクセル計数部39に供給される。変化ピクセル計数部39は、連続する2フレームの画像を比較し、変化したピクセルの総数を計数する回路である。ピクセルは小動物が移動したり動いたりした場合に連続する2フレーム間で変化するので、変化したピクセルの総数は小動物の移動量あるいは運動量に対応する。変化ピクセル計数部39で計数されたピクセルの総数は、平均化回路40で所定の時間ごとの平均値が演算され、グラフ化回路41で平均値の時間変化がグラフ化される。
グラフ化回路38およびグラフ化回路41でグラフ化されたデータは、表示装置/メモリ42の表示装置に表示させたり、メモリに記録する。
本発明においては、小動物の社会的行動を観察するために、2匹以上の小動物を同一の飼育ケージ内で飼育する。2匹以上の小動物13は飼育ケージ11内で飼育されており、餌箱14および給水ビン15により常時餌および水が与えられている。飼育ケージ11内の小動物の行動はビデオカメラ17で撮影される(ステップ1)。撮影は任意のフレーム速度で撮影され、たとえば、毎秒1フレームで数日間連続して行われ、画像メモリ22に順次蓄積されていく。撮影時間が昼間の場合は周囲が明るいので特に照明は不要であるが、夜間は赤外線投光器18により撮影補助光としての赤外線を照射して撮影する。なお、マウスなどの小動物は夜行性であるので、白熱灯や蛍光灯などの照明は昼間と混同するおそれがあるので好ましくない。
ステップ1で撮影された画像信号はAD変換器31でデジタル信号に変換される(ステップ2)。デジタル化はたとえば256階調などの任意のグレースケールレベルで行われる。
AD変換器31でデジタル化された画像信号の中から飼育ケージ11内の小動物13の運動位置に左右されない特定の位置における信号を抽出し(ステップ3)、抽出した信号のグレースケールレベルの大きさにより入力画像信号が昼間の明期に撮影された信号であるか、夜間の暗期に撮影された信号であるかを明暗判定部33で判定する(ステップ4)。明暗判定部33における判定は、撮影された複数フレームの信号に対して前記特定位置のグレースケールレベルの平均値を演算して判定される。明暗判定部33は、入力画像信号が明期に撮影された信号であると判定した場合は、二値化回路32に対して明期に対する閾値レベルLを出力し、暗期に撮影された信号であると判定した場合は、二値化回路32に対して暗期に対する閾値レベルDを出力する。
入力画像信号が明期に撮影された信号である場合は、AD変換器31からのデジタル画像信号を二値化回路32において閾値レベルLと比較し、閾値レベルLより大きい場合は白、小さい場合は黒のニ値に変換する(ステップ5)。同様に、入力画像信号が暗期に撮影された信号である場合は、AD変換器31からのデジタル画像信号を二値化回路32において閾値レベルDと比較し、閾値レベルDより大きい場合は白、小さい場合は黒のニ値に変換する(ステップ6)。こうして白黒二値に変換された画像信号は、黒部分は小動物に対応し、白部分は背景に対応する。
各フレームにおける侵食処理および拡張処理が行われた信号は、かたまり計数部36で黒信号のかたまりの数が計数され(ステップ9)、平均化回路37で所定フレーム数あるいは所定時間にわたってかたまりの数の平均値を演算し(ステップ10)、グラフ化回路38でかたまり数の当該平均値の時間変化をグラフ化する(ステップ11)。グラフ化されたかたまり数の平均値の時間変化は表示装置/メモリ42の表示装置に表示され、あるいは、メモリにデータが記録される(ステップ12)。
また、各フレームにおける侵食処理および拡張処理が行われた信号は、変化ピクセル計数部39に供給され、連続した2フレームの画像を比較して変化したピクセルの総数を計数する(ステップ13)。ステップ13で計数された変化ピクセルの総数は、平均化回路40で所定フレーム数あるいは所定時間にわたって平均値が演算され(ステップ14)、グラフ化回路41で変化ピクセル総数の平均値の時間変化をグラフ化する(ステップ15)。グラフ化された変化ピクセル総数の平均値の時間変化は表示装置/メモリ42の表示装置に表示され、あるいは、メモリにデータが記録される(ステップ16)。
図1および図2で説明した小動物の行動解析装置を複数個用意し、1つの行動解析装置には、比較の基準となる標準小動物を複数匹飼育する。他の行動解析装置には、被検体小動物を複数匹飼育する。以下の説明では、説明を簡単にするために、標準小動物および被検体小動物として各々2匹のマウスを飼育して行動を解析する場合を例に説明する。ここで、標準小動物とは、遺伝子操作や投薬を行っていない小動物をいい、被検体小動物とは、遺伝子操作を行ったり投薬したりした小動物をいう。なお、以下の説明では被検体小動物としてカルシニューリン遺伝子をなくしたマウスを例に説明する。
標準小動物および被検体小動物の各々について図1ないし図3で説明した方法によりそれぞれの小動物の1時間ごとに平均したかたまりの数の時間変化および1時間ごとに平均した変化ピクセルの総数の時間変化を取得する。
このグラフは、平均化回路37でステップ10において1時間ごとの平均を取り、グラフ化回路38でステップ11において作成されたグラフに相当する。図4(A)において、曲線52は2匹の標準小動物による1時間ごとに平均したかたまりの数の時間変化を示し、曲線53は2匹の被検体小動物による1時間ごとに平均したかたまりの数の時間変化を示す。バー51の白部分は昼間を、黒部分は夜間を示す。
本実施例においては小動物が2匹であるので、2匹の小動物が離れている場合はかたまりの数は2であり、コンタクトしている場合はかたまりの数は1である。マウスなどの小動物は通常互いにコンタクトして1つにかたまっている習性が強く、特に昼間の睡眠時にこの傾向が強い。また、小動物は夜行性であり、昼間は睡眠し夜間活動する習性がある。これらの点を考慮して標準小動物による曲線52を見ると、1日目の夜間はかたまりの数が2に近く互いに離れて活動しているが、1日目の昼間にはかたまりの数が1に近くなり互いにコンタクトして一体となって睡眠していることが理解される。2日目以降は活動中の夜間でもかたまりの数は比較的1に近く、昼間の睡眠時には非常に1に近い。
被検体小動物による曲線53を見ると、3日間を通して活動中の夜間はかたまりの数が2に近く、ほとんど別々に行動していることがわかる。また、睡眠中の昼間は1日目ではかたまりの数が2に近く別々に睡眠していることがわかる。2日目以降は1に近くなるが、標準小動物に比較すると2に近く、睡眠時でも別々に離れている傾向が強い。
曲線54および曲線55を比較すると、1日目は両者は類似しているが、2日目および3日目の夜間においては、被検体小動物の活動量が明らかに大きくなっている。2日目および3日目の昼間は睡眠中であるので活動量に差はない。
なお、以上の説明では、ビデオカメラ17で撮影した画像信号を信号処理装置20で信号処理する方法にすいて説明したが、信号処理装置20の信号処理動作をハードウェアではなくソフトウェアプログラムで行うことも可能である。この場合は、当該ソフトウェアプログラムをパソコン21にインストールすればよく、信号処理装置20を省略してハードウェア構成を簡略化することができる。
なお、被検体小動物の入力データ62とデータベース61から標準データを重畳して表示する代わりに、両者の差を統計学的に判定してその差成分を表示装置に表示するようにしても良い。この場合は、差成分の大きさを直接見ることができるで、被検体小動物の行動の正常性、異常性を簡単かつ確実に判定、診断することができる。
また、本実施例においては、小動物として黒色マウスを用い、背景色を白色にした場合で説明したが、白色マウスを用いる場合には背景色を黒色とするなど、小動物を識別するために、背景色は小動物と明度の差の大きな色を用いればよい。
12 床敷き
13 小動物
14 餌箱
15 給水ビン
16 蓋
17 ビデオカメラ
18 赤外線投光器
20 信号処理装置
21 パソコン
22 画像メモリ
31 AD変換器
32 二値化回路
33 明暗判定部
34 侵食回路
35 拡張回路
36 かたまり計数部
37、40 平均化回路
38、41 グラフ化回路
39 変化ピクセル計数部
42 表示装置/メモリ
61 データベース
62 入力データ
63 パソコン
64 表示装置
Claims (12)
- 複数の小動物を飼育するケージと、前記ケージの床面全体を所定のフレーム数で撮影するビデオカメラと、前記ビデオカメラで撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換する二値化回路と、前記二値化信号のノイズを除去するノイズ除去回路と、前記ノイズ除去回路でノイズが除去された信号による白黒画像における黒画像のかたまりを計数するかたまり計数部と、前記かたまり計数部で計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均する第1の平均化回路と、前記白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を計数する変化ピクセル計数部と、前記変化ピクセル計数部で計数された変化ピクセルの総数を所定時間ごとに平均する第2の平均化回路とを有することを特徴とする小動物の行動解析装置。
- 前記ビデオカメラで撮影したケージ内の所定位置における白黒レベルの平均値により撮影時が明期であるか暗期であるかを判定する明暗判定部を備え、前記明暗判定部の判定結果に応じて前記二値化回路の閾値を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の小動物の行動解析装置。
- 前記ノイズ除去回路は、前記白黒二値化信号の黒領域における特定のピクセルの周辺におけるピクセルをその白黒比に応じて白または黒に変換する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の小動物の行動解析装置。
- 前記ケージ内を照明する赤外線照射投光器を有することを特徴とする請求項1に記載の小動物の行動解析装置。
- ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像における黒画像のかたまりを計数し、計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化により小動物の社会的行動等の行動を解析することを特徴とする小動物の行動解析方法。
- ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を計数し、計数されたピクセルの総数を所定時間ごとに平均し、その数値の時間的変化により小動物の行動を解析することを特徴とする小動物の行動解析方法。
- ケージ内の所定位置における白黒レベルの平均値により撮影時が明期であるか暗期であるかを判定し、その判定結果に応じて画像信号の二値化の閾値を異ならせることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の小動物の行動解析方法。
- 白黒二値化信号の黒領域における特定のピクセルの周辺におけるピクセルをその白黒比に応じて白または黒に変換してノイズを除去することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の小動物の行動解析方法。
- ケージ内の複数の小動物を所定のフレーム数で撮影し、撮影した画像信号を白黒の二値化信号に変換し、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像における黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均した数値の時間的変化と、前記二値化信号のノイズを除去した後の白黒画像の連続する2フレームごとに変化するピクセルの総数を所定時間ごとに平均した数値の時間的変化により小動物の社会的行動等の行動を解析することを特徴とする小動物の行動解析方法。
- 第1のケージ内の複数の標準小動物の組と第2のケージ内の被検体小動物の組とを各々個別に所定のフレーム数で撮影し、撮影した各画像信号を白黒の二値化信号に変換して二値化信号の白黒画像における黒画像のかたまりを計数し、計数された黒画像のかたまりの数を所定時間ごとに平均したデータの時間的変化を標準小動物の組と被検体小動物の組で比較することを特徴とする小動物の行動診断方法。
- 前記標準小動物の組のデータと前記被検体小動物の組のデータを同一画面上に重畳または並べて表示することを特徴とする請求項10に記載の小動物の行動診断方法。
- 前記標準小動物の組のデータと前記被検体小動物の組のデータの差を統計学的に判定し、前記差の大きさにより前記被検体小動物の社会的行動等の行動を診断することを特徴とする請求項10に記載の小動物の行動診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001117A JP4598405B2 (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 小動物の行動診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001117A JP4598405B2 (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 小動物の行動診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005196398A true JP2005196398A (ja) | 2005-07-21 |
JP4598405B2 JP4598405B2 (ja) | 2010-12-15 |
Family
ID=34816728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004001117A Expired - Lifetime JP4598405B2 (ja) | 2004-01-06 | 2004-01-06 | 小動物の行動診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4598405B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013170129A1 (en) * | 2012-05-10 | 2013-11-14 | President And Fellows Of Harvard College | A system and method for automatically discovering, characterizing, classifying and semi-automatically labeling animal behavior and quantitative phenotyping of behaviors in animals |
CN110287812A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-09-27 | 安徽中盛溯源生物科技有限公司 | 动物转圈行为的计算方法及其应用 |
KR102060019B1 (ko) * | 2019-05-08 | 2019-12-27 | 주식회사 콘쉘 | 비임상 동물 실험장치 |
US10909691B2 (en) | 2016-03-18 | 2021-02-02 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
US11020025B2 (en) | 2015-10-14 | 2021-06-01 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0122664B2 (ja) * | 1981-04-25 | 1989-04-27 | Nikon Kk | |
JPH0213510B2 (ja) * | 1981-01-21 | 1990-04-04 | Ricoh Kk | |
JPH04262470A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-09-17 | Yamaha Motor Co Ltd | 電子部品のリード検出方法 |
JPH07129753A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Omron Corp | 最適2値化しきい値設定方法およびその装置 |
JPH08261913A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 均一粒状物質の個数判定法 |
JPH1019876A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-23 | Hitachi Ltd | 水質監視システム |
JP2822792B2 (ja) * | 1992-07-24 | 1998-11-11 | 松下電器産業株式会社 | 画像ノイズ除去装置 |
JP2853510B2 (ja) * | 1993-04-13 | 1999-02-03 | 松下電器産業株式会社 | 画像ノイズ除去装置 |
JP2865774B2 (ja) * | 1990-03-02 | 1999-03-08 | 株式会社日立製作所 | 画像処理装置 |
JP3101938B2 (ja) * | 1996-03-27 | 2000-10-23 | 株式会社日立製作所 | 水棲生物用自動給餌装置及び方法 |
JP2001119584A (ja) * | 1999-10-22 | 2001-04-27 | Kyocera Mita Corp | 画像処理方法及びその装置 |
JP3270005B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2002-04-02 | 勝義 川崎 | 実験動物の行動観察の自動化方法 |
JP3297452B2 (ja) * | 1991-11-11 | 2002-07-02 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
-
2004
- 2004-01-06 JP JP2004001117A patent/JP4598405B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0213510B2 (ja) * | 1981-01-21 | 1990-04-04 | Ricoh Kk | |
JPH0122664B2 (ja) * | 1981-04-25 | 1989-04-27 | Nikon Kk | |
JP2865774B2 (ja) * | 1990-03-02 | 1999-03-08 | 株式会社日立製作所 | 画像処理装置 |
JPH04262470A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-09-17 | Yamaha Motor Co Ltd | 電子部品のリード検出方法 |
JP3297452B2 (ja) * | 1991-11-11 | 2002-07-02 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP2822792B2 (ja) * | 1992-07-24 | 1998-11-11 | 松下電器産業株式会社 | 画像ノイズ除去装置 |
JP2853510B2 (ja) * | 1993-04-13 | 1999-02-03 | 松下電器産業株式会社 | 画像ノイズ除去装置 |
JPH07129753A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-19 | Omron Corp | 最適2値化しきい値設定方法およびその装置 |
JPH08261913A (ja) * | 1995-03-24 | 1996-10-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 均一粒状物質の個数判定法 |
JP3101938B2 (ja) * | 1996-03-27 | 2000-10-23 | 株式会社日立製作所 | 水棲生物用自動給餌装置及び方法 |
JPH1019876A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-23 | Hitachi Ltd | 水質監視システム |
JP3270005B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2002-04-02 | 勝義 川崎 | 実験動物の行動観察の自動化方法 |
JP2001119584A (ja) * | 1999-10-22 | 2001-04-27 | Kyocera Mita Corp | 画像処理方法及びその装置 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11263444B2 (en) | 2012-05-10 | 2022-03-01 | President And Fellows Of Harvard College | System and method for automatically discovering, characterizing, classifying and semi-automatically labeling animal behavior and quantitative phenotyping of behaviors in animals |
US9317743B2 (en) | 2012-05-10 | 2016-04-19 | President And Fellows Of Harvard College | System and method for automatically discovering, characterizing, classifying and semi-automatically labeling animal behavior and quantitative phenotyping of behaviors in animals |
US9826922B2 (en) | 2012-05-10 | 2017-11-28 | President And Fellows Of Harvard College | System and method for automatically discovering, characterizing, classifying and semi-automatically labeling animal behavior and quantitative phenotyping of behaviors in animals |
US10025973B2 (en) | 2012-05-10 | 2018-07-17 | President And Fellows Of Harvard College | System and method for automatically discovering, characterizing, classifying and semi-automatically labeling animal behavior and quantitative phenotyping of behaviors in animals |
WO2013170129A1 (en) * | 2012-05-10 | 2013-11-14 | President And Fellows Of Harvard College | A system and method for automatically discovering, characterizing, classifying and semi-automatically labeling animal behavior and quantitative phenotyping of behaviors in animals |
US11944429B2 (en) | 2015-10-14 | 2024-04-02 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
US11622702B2 (en) | 2015-10-14 | 2023-04-11 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
US11020025B2 (en) | 2015-10-14 | 2021-06-01 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
US10909691B2 (en) | 2016-03-18 | 2021-02-02 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
US11669976B2 (en) | 2016-03-18 | 2023-06-06 | President And Fellows Of Harvard College | Automatically classifying animal behavior |
KR102060019B1 (ko) * | 2019-05-08 | 2019-12-27 | 주식회사 콘쉘 | 비임상 동물 실험장치 |
CN110287812B (zh) * | 2019-06-04 | 2023-04-07 | 安徽中盛溯源生物科技有限公司 | 动物转圈行为的计算方法及其应用 |
CN110287812A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-09-27 | 安徽中盛溯源生物科技有限公司 | 动物转圈行为的计算方法及其应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4598405B2 (ja) | 2010-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Kongsro | Estimation of pig weight using a Microsoft Kinect prototype imaging system | |
Pinkiewicz et al. | A computer vision system to analyse the swimming behaviour of farmed fish in commercial aquaculture facilities: a case study using cage-held Atlantic salmon | |
Yang et al. | An automatic recognition framework for sow daily behaviours based on motion and image analyses | |
CN100558289C (zh) | 内窥镜诊断支持装置 | |
Mehdizadeh et al. | Image analysis method to evaluate beak and head motion of broiler chickens during feeding | |
Finney et al. | Validating the IceRobotics IceQube tri-axial accelerometer for measuring daily lying duration in dairy calves | |
CN110580741B (zh) | 婴幼儿吐奶行为检测方法、装置、计算机设备及存储介质 | |
Yang et al. | Automated video analysis of sow nursing behavior based on fully convolutional network and oriented optical flow | |
CN109086696B (zh) | 一种异常行为检测方法、装置、电子设备及存储介质 | |
JP2004089027A (ja) | 動物の行動解析方法、動物の行動解析システム、動物の行動解析プログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP4598405B2 (ja) | 小動物の行動診断方法 | |
WO2023041904A1 (en) | Systems and methods for the automated monitoring of animal physiological conditions and for the prediction of animal phenotypes and health outcomes | |
Doornweerd et al. | Passive radio frequency identification and video tracking for the determination of location and movement of broilers | |
JP2010000039A (ja) | 高速ビデオ画像を用いた実験動物の強制水泳行動解析装置 | |
US20040245477A1 (en) | Automatic animal motion observation method and apparatus, and motion quantization apparatus | |
JP2020080791A (ja) | 養鶏システム、養鶏方法、プログラム、及び、畜産システム | |
Thomson et al. | Gigapixel behavioral and neural activity imaging with a novel multi-camera array microscope | |
Kim et al. | AVATAR: ai vision analysis for three-dimensional action in real-time | |
KR100942997B1 (ko) | 캡슐 내시경 영상의 디스플레이 시스템 및 그 방법 | |
JP3383808B2 (ja) | 鳥卵の雌雄鑑別方法および装置 | |
van der Eijk et al. | Individuality of a group: detailed walking ability analysis of broiler flocks using optical flow approach | |
Chowdhury et al. | Detection of cotton wool spots from retinal images using fuzzy C means | |
JPH0737975B2 (ja) | 生物の画像監視装置 | |
TWI614698B (zh) | 四足動物發情偵測方法 | |
EP4417046A1 (en) | Apparatus for identifying insect objects through learning |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100831 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100924 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4598405 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |