JP2822696B2 - ビデオプロジェクタ - Google Patents

ビデオプロジェクタ

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JP2822696B2 JP3156950A JP15695091A JP2822696B2 JP 2822696 B2 JP2822696 B2 JP 2822696B2 JP 3156950 A JP3156950 A JP 3156950A JP 15695091 A JP15695091 A JP 15695091A JP 2822696 B2 JP2822696 B2 JP 2822696B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はビデオプロジェクタに係
り、特に透過型液晶パネル等の透過型表示手段に表示さ
れた画像を、投影レンズ及びプロジェクタ光源を用いて
拡大投影するビデオプロジェクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、この種のビデオプロジェクタ
は、プロジェクタ光源として消費電力の大きなランプ
（例えば数１００ワットのハロゲンランプ）が使用され
ている。また最近、バッテリーで駆動できる小型軽量の
ビデオプロジェクタが提案され、実用化されている（特
願平３−２２４４７号明細書）。
【０００３】この小型軽量のビデオプロジェクタは、投
影レンズ、透過型液晶パネル及びランプが収納されたキ
ャビネットの後方にランプを交換するための蓋を設け、
この蓋の背面にプロジェクタ駆動用のバッテリーを装着
するためのバッテリー取付部が形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビ
デオプロジェクタは後部に重量の大きいバッテリーが取
り付けられるため、重量バランスが悪いという問題があ
る。また、ランプ交換をする場合には、蓋を取り外して
からランプの交換作業を行わなければならず、煩雑であ
り、更にランプが切れた直後のランプ交換はランプの熱
のよる火傷の危険性があった。
【０００５】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ランプ交換が簡単に且つ安全にでき、またバッ
テリー駆動が可能な安定性のよい小型軽量のビデオプロ
ジェクタを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、キャビネットと、前記キャビネット内に配
設された投影レンズ及び映像信号に基づいて画像を表示
する透過型表示手段と、ランプユニットと、前記キャビ
ネットの底面の略全体にわたって形成されたバッテリー
取付部であって、プロジェクタ駆動用の略直方体形状の
バッテリーが外付けされるバッテリー取付部と、を備
え、前記バッテリー上に前記バッテリー取付部を介して
載置されることを特徴としている。
【０００７】また、後部にランプ取付部が形成されたキ
ャビネットと、前記キャビネット内に配設された投影レ
ンズ、映像信号に基づいて画像を表示する透過型表示手
段及び前記ランプ取付部に臨む電源出力端子と、前記ラ
ンプ取付部に着脱自在なランプユニットであって、ラン
プと該ランプの電源入力端子とが分離不能に一体的に形
成され、ランプユニット装着時に前記電源出力端子と前
記電源入力端子とが接続されるとともに、装置の外装の
一部を構成するランプユニットと、を備えたことを特徴
としている。
【０００８】
【作用】本発明によれば、キャビネットの底部に形成さ
れたバッテリー取付部にプロジェクタ駆動用のバッテリ
ーを装着するようにしている。これにより、重量の大き
いバッテリーがキャビネット底部に位置するため、ビデ
オプロジェクタの安定性が良くなる。
【０００９】また、本発明の他の態様によれば、キャビ
ネットの後部に形成されたランプ取付部に、ランプユニ
ットが着脱できるように構成され、また、ランプユニッ
トの装着と同時にキャビネット内の電源出力端子とラン
プユニットの電源入力端子とが接続できるようになって
いる。これにより、ランプ交換時には、従来のように蓋
の開閉やランプの電気的接続等を行うことなく、ランプ
ユニットの着脱のみでランプ交換ができる。
【００１０】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るビデオプ
ロジェクタの好ましい実施例を詳述する。図１は本発明
に係るビデオプロジェクタの外観を示す斜視図であり、
図２はこのビデオプロジェクタのキャビネットの分解斜
視図、図３はこのキャビネット内に配設される内部機器
を示す斜視図である。
【００１１】図２に示すように、このビデオプロジェク
タは、左右に２分割された外装カバー１０Ａ、１０Ｂ
と、この外装カバー１０Ａ、１０Ｂの底部に配設された
下蓋１０Ｃとによってビデオプロジェクタのキャビネッ
トが構成されている。左右の外装カバー１０Ａ、１０Ｂ
の前部及び後部には後述するランプユニット２０を装着
するためのランプ取付部１２、１４が形成され、外装カ
バー１０Ａ、１０Ｂの側部にはステレオスピーカ用のグ
リル１６Ｒ、１６Ｌが形成されている。
【００１２】この左右の外装カバー１０Ａ、１０Ｂによ
って画成される空間内には、図３に示すように投影レン
ズ３０、約１インチの光透過型の液晶パネル３１、偏光
板３２、コンデンサーレンズ３３及び熱線カットフィル
タ３４が順次一列に配設される。また、この空間内に
は、液晶パネル３１等を冷却する冷却ファン３５、図示
しないステレオスピーカ等が配設されている。尚、図４
に示すように、投影レンズ２０は伸縮自在に形成されて
おり、未使用時には縮退されキャビネット内に全て収納
される。
【００１３】一方、下蓋１０Ｃの下面にはプロジェクタ
駆動用のバッテリー５０を装着するためのバッテリー取
付部１１が形成され、下蓋１０Ｃ内には、基板４０が配
設される。この基板４０には、電源回路、音声再生回
路、映像再生回路、液晶駆動回路等が搭載されている。
また、この基板４０には、電源ＯＮ／ＯＦＦ用のスイッ
チ４１、明るさ調節ダイヤル４２、色合い調節ダイヤル
４３、音量調節ダイヤル４４が配設され、更に電源入力
用の２つの端子ピン４１が配設されている。この端子ピ
ン４１は、下蓋１０Ｃに形成された孔１３（図２）から
弾性をもって突出し、前記バッテリー取付部１１に取り
付けられるバッテリー５０と電気的に接続される。ま
た、基板４０上には、ランプユニット２０に電源を供給
するための電源出力端子４６が植設されている。尚、下
蓋１０Ｃ内に基板４０を配設するようにしたため、下蓋
１０Ｃを外すことにより、各種の回路調整やメンテナン
スが容易にできる。
【００１４】ランプユニット２０は、１８ワットのミラ
ー付きハロゲンランプ２１と、このランプ２１と配線２
２を介して接続される電源入力端子２３とが、例えば樹
脂モールドされて一体的に構成されている。このランプ
ユニット２０は、外装カバー１０Ａ、１０Ｂの後部のラ
ンプ取付部１４にワンタッチで着脱することができる。
即ち、ランプユニット２０の電源入力端子２３をランプ
取付部１４の所定位置に合わせて挿入したのち、一定量
回転させることにより装着することができ、また装着時
と逆方向に回転させることにより取り外すことができ
る。そして、装着時には、ランプユニット２０の電源入
力端子２３がプロジェクタ本体側の電源出力端子４６と
接続される。
【００１５】また、このランプユニット２０は外装カバ
ー１０Ａ、１０Ｂの前部のランプ取付部１２にもワンタ
ッチで着脱することができ、これにより、予備のランプ
ユニット２０をレンズキャップとして使用することがで
きる（図１参照）。図４は上記ビデオプロジェクタの使
用状態を示す斜視図である。同図に示すように、下蓋１
０Ｃの下面のバッテリー取付部１１にはバッテリー５０
が取り付けられ、プロジェクタ駆動用の電源が供給可能
になっている。また、レンズキャップとして用いられて
いた予備のランプユニット２０は外され、投影レンズ３
０がプロジェクタ本体内から伸長されている。
【００１６】一方、プロジェクタ本体には図示しない入
力ジャックが設けられており、接続コード１７の一端は
この入力ジャックに差し込まれ、接続コード１７の他端
はビデオカメラ５２、ＶＴＲ等に接続される。これによ
り、接続コード１７を介してビデオプロジェクタに映像
信号及び音声信号が入力可能になる。そして、ビデオプ
ロジェクタの使用中に、ランプ切れが発生すると、ラン
プユニット２０を一定量回転させてプロジェクタ本体か
ら一点鎖線に示すように取り外し、レンズキャップとし
て用いていた予備のランプユニット２０を取り付ける。
これにより、ランプ交換が完了する。
【００１７】尚、ランプ交換時にミラー付きランプ自体
には手が触れないので、火傷等の心配がない。また、ビ
デオプロジェクタの使用後、投影レンズ３０をプロジェ
クタ本体内に縮退させることにより、ビデオプロジェク
タをよりコンパクトにすることができる。図５は上記ビ
デオプロジェクタの他の使用状態を示す斜視図である。
同図に示すように、下蓋１０Ｃの下面のバッテリー取付
部１１にはバッテリー５０の代わりに商用電源が利用で
きるＡＣカプラ５４が取り付けられている。これによ
り、ビデオプロジェクタを長時間駆動することが可能に
なる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るビデオ
プロジェクタによれば、キャビネットの底部にバッテリ
ーを外付け可能にしたため、重量の大きいバッテリーが
キャビネット底部に位置し、ビデオプロジェクタの安定
性が良くなるという利点がある。また、ランプと該ラン
プの電源入力端子とが一体的に形成されたランプユニッ
トをプロジェクタ本体の後部に外付けできるようにし、
且つランプユニットの装着と同時に電気的接続も行われ
るため、ランプ交換が簡単に且つ安全にできる。更に、
予備のランプユニットはレンズキャップを兼ねることが
できる。また、投影レンズは伸縮自在に構成され、未使
用時にはキャビネット内に縮退できるため、より小型軽
量のビデオプロジェクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明に係るビデオプロジェクタの外観
を示す斜視図である。
【図２】図２は上記ビデオプロジェクタのキャビネット
の分解斜視図である。
【図３】図３は上記ビデオプロジェクタのキャビネット
内に配設される内部機器を示す斜視図である。
【図４】図４は上記ビデオプロジェクタの使用状態を示
す斜視図である。
【図５】図５は上記ビデオプロジェクタの他の使用状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
１０Ａ、１０Ｂ…外装カバー １０Ｃ…下蓋 １１…バッテリー取付部 １２、１４…ランプ取付部 ２０…ランプユニット ２１…ランプ ２２…配線 ２３…電源入力端子 ３０…投影レンズ ３１…液晶パネル ４０…基板 ４６…電源出力端子 ５０…バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G03B 21/00 G03B 21/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 キャビネットと、 前記キャビネット内に配設された投影レンズ及び映像信
    号に基づいて画像を表示する透過型表示手段と、 ランプユニットと、 前記キャビネットの底面の略全体にわたって形成された
    バッテリー取付部であって、プロジェクタ駆動用の略直
    方体形状のバッテリーが外付けされるバッテリー取付部
    と、 を備え、前記バッテリー上に前記バッテリー取付部を介
    して載置されることを特徴とするビデオプロジェクタ。
  2. 【請求項２】 前記バッテリー取付部に前記バッテリー
    の代りに外付けされ、商用電源をプロジェクタ駆動用に
    利用するためのＡＣカプラを備え、該ＡＣカプラ上に前
    記バッテリー取付部を介して載置されることを特徴とす
    る請求項１のビデオプロジェクタ。
  3. 【請求項３】 後部にランプ取付部が形成されたキャビ
    ネットと、 前記キャビネット内に配設された投影レンズ、映像信号
    に基づいて画像を表示する透過型表示手段及び前記ラン
    プ取付部に臨む電源出力端子と、 前記ランプ取付部に着脱自在なランプユニットであっ
    て、ランプと該ランプの電源入力端子とが分離不能に一
    体的に形成され、ランプユニット装着時に前記電源出力
    端子と前記電源入力端子とが接続されるとともに、装置
    の外装の一部を構成するランプユニットと、 を備えたことを特徴とするビデオプロジェクタ。
  4. 【請求項４】 予備の前記ランプユニットは、レンズキ
    ャップを兼ねることを特徴とする請求項３のビデオプロ
    ジェクタ。
  5. 【請求項５】 前記投影レンズは伸縮自在に構成され、
    使用時には前記キャビネットから伸長し、未使用時には
    前記キャビネット内に縮退する請求項３又は４のビデオ
    プロジェクタ。
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