JP2822263B2 - 半導体ウェハの位置合わせ装置 - Google Patents

半導体ウェハの位置合わせ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、半導体ウェハに形成されたオリエンテーシ
ョン・フラット(以下、OFと略称する)を検出し、その
検出した信号に基づいてウェハの位置合わせを行う装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体製造のための露光装置やウェハ上の各種パター
ン等を検査する検査装置に於いては、パターンの露光や
検査を行う際にウェハの位置合わせを行ってから、露光
用もしくは検査用のステージに載せる必要がある。
位置合わせ装置として、従来から提案されているもの
には、以下のようなものがある。
例えばその一つは、特公昭55−39901号に掲載されて
おり、それは第4図に示すように、ウェハ3をウェハ3
の中心もしくは中心近傍を軸にして回転させるために保
持するウェハ載置台4と、ウェハ載置台4を回転させる
回転駆動装置5と、前記回転させられているウェハ3の
OF部では入射し、OF部以外の円弧状周縁部ではビームの
一部がOF部が通過する時よりも多く遮光されるように配
置された発光部材1−Aと受光部材2−A及び、発光部
材1−Bと受光部材2−Bにより構成された2つのフォ
トカプラーと、前記の受光部材2−A,2−Bの出力信号
a,bを利用し、その2つの信号の差が零になる位置に回
転駆動装置5の回転を制御する不図示の制御装置と、に
より構成されるウェハの位置合わせ装置である。
尚、第4図の受光部材2−A,2−Bの出力信号a,b及び
その差信号a−bと、ウェハの回転角θとの関係を第5
図に示す。
第5図において、差信号a−bが零となる時のウェハ
の回転角度rが、ウェハの位置合わせ位置の基準となる
角度である。
この位置合わせ装置に用いられる発光部材のビーム径
は、ウェハ3のウェハ載置台4への設置位置が多少ずれ
ても、ウェハ3のOF部で発光部材1−A,1−Bからのビ
ームの一部が確実に遮光されるように5〜10mm程度のも
のが用いられている。
以下、この装置を「第1の装置」と仮称する。
他の一つの装置は、第6図に示すように、ウェハ3を
ウェハ3の中心もしくは中心近傍を軸にして回転させる
ために保持するウェハ載置台4と、ウェハ載置台4を回
転させる回転駆動装置5と、発光部材1−Cからのビー
ムが、ウェハ3のOF部を除く円弧状周縁部より内側でし
かもOF部ではウェハ3の外側になるようにし、回転する
ウェハ3のOF部外側を通過したビームを受光部材2−C
に導くように配置した発光部材1−C、受光部材2−C
により構成される一つのフォトカプラーと、ウェハ3の
回転角θを検出する為に、前記回転駆動装置5の回転軸
に取り付けられたロータリーエンコーダー装置(以下、
エンコーダー装置と略称する)の目盛り円板6−A,及び
目盛り円板6−Aの目盛り読み取り検出器6−Bと、受
光部材2−Cの出力信号と前記エンコーダー装置の検出
器6−Bからの信号とに基づいて、ウェハ3の位置合わ
せを行う不図示の制御装置と、を用いたウェハの位置合
わせ装置である。
第7図に示した、第6図の受光部材2−Cの出力信号
cと、ウェハの回転角θとの関係を用いて第6図の装置
の動作を説明すると、回転しているウェハ3が、前記発
光部材1−Cのビームを遮光した瞬間及びビームが通過
した瞬間を基準レベルc0において検出し、その瞬間の2
点の回転角p,qを前記目盛り円板6−Aから前記検出器
6−Bで読み取る。読み取った回転角p,qの中点を演算
により求め、求めた値を所望の回転角度値rとし、再
び、エンコーダー装置の検出器6−Bの値が前記回転角
度値rになるように回転駆動装置5の回転を制御するこ
とでウェハの位置合わせを行う。
尚、この際の基準レベルc0は、受光部材の出力信号の
レベル,受光感度特性や誤差等を考慮し、第7図に記載
しているように、予め、前記出力信号cのピーク値のお
よそ中間レベルに決めておく。
以下、この装置を「第2の装置」と仮称する。
〔発明が解決しようとする課題〕
これら従来の装置では、回路パターンの高集積化が進
むにつれてより高い位置合わせ精度が要求される為、以
下にあげる問題点がある。
第1図で示した「第1の装置」では、第6図で示した
「第2の装置」のように、回転駆動装置5の回転角度を
エンコーダー装置で読み取る必要がなく構成を比較的簡
単にできる長所をもつが、経年劣化等によって誤差が生
じやすい。
例えば、ウェハ3をウェハ載置台4に設置する際のY
方向(図に示すように2本の光軸を含む面に垂直な方
向)の設置位置にばらつきがある場合、ウェハ3のOF部
とフォトカプラーのビームの重なり具合に影響し、フォ
トカプラーのビームの照度むらの影響も受けて位置合わ
せの精度が悪くなることが上げられる。
第8図の(a),(b)は、第4図のフォトカプラー
の発光部材1−A,1−BのビームのY方向照度分布の一
例をそれぞれ示す図であり、第8図の(a)のように、
第4図の発光部材1−Aから射出されるビームのY方向
の照度分布は均一で、第8図の(b)のように、第4図
の発光部材1−Bから射出されるビームのY方向の照度
分布はビームの中心では高く周辺部にいくにつれ低くな
る、といった照度むらが2つの発光部材の間にあるもの
とする。
ここで、第4図の発光部材1−A,1−Bから出たビー
ムが受光部材2−A,2−Bに入射した際の出力信号a0,b0
(第8図(a),(b))は、それぞれの受光部材に入
射したビームの面積とビームの照度むらによる重みをか
けた値となる。
従って、この装置のように2つの受光部材の出力信号
の差で位置合わせを行う装置において発光部材のビーム
に照度むらがある場合、第9図に示すように、第4図中
のウェハ3をウェハ載置台4に設置する際に2つのフォ
トカプラーの光軸の中心どうしを結ぶ線m−nに対して
ウェハ3がY方向にΔYだけずれた場合に、2つの受光
部材からの出力が一致する位置にウェハの位置合わせを
行えば、本来の位置合わせの基準位置(中心線m−n)
に対して、Δθだけ傾いた位置で止まることになる。
また、第10図のように、ウェハ3が中心線m−nに対
して−ΔYだけずれた場合は、ウェハ3のOF部と中心線
m−nが平行になる時、ビームの中心付近の照度が高い
受光部材2−Bからの出力bの方が、受光部材2−Aか
らの出力信号aより小さくなるので、2つの受光部材か
らの出力信号が一致する位置までウェハ3を回転させて
停止させると、上記のΔYだけずれた場合とは逆にウェ
ハ3は、−Δθだけ傾いた位置で止まることになる。
このように2つのフォトカプラーを用いた位置検出装
置を構成した場合、それぞれのビームの照度むら特性の
違いが位置合わせの誤差の原因となる為に第8図のよう
に2つのフォトカプラー間の照度のばらつきが生じると
微妙に位置合わせ精度に影響し、さらに照度むらだけで
なく2つのフォトカプラーの発光量や受光感度が経年劣
化をおこすことによっても位置合わせ誤差を生じること
になり、長期間に渡って初期の精度を保つことが難しか
った。
一方の「第2の装置」では、「第1の装置」のように
複数のフォトカプラーに起因する誤差は起きず、ビーム
をウェハと交差する場所で焦点を結ばせるなどの方法で
小さくする事により、ビームの照度むらによる誤差もあ
る程度小さくすることができる。
しかしこの装置では、ウェハのOF部においてビームを
通過させて、OF部以外の円弧状周縁部では確実にビーム
を遮断させなければならない。
また、1つのビームが、回転させられているウェハに
より断続させられる為に、ビーム径を絞る場合、ビーム
径が絞らない場合よりもウェハのOF部でビームが遮断さ
れる又は通過する2箇所の間の距離が増すことになる。
従って、エンコーダー装置で検出するウェハの回転角
度が大きいことになり、ウェハの位置合わせ精度を上げ
る為にエンコーダー装置の分解能を上げる必要が生じて
くる。
エンコーダー装置の分解能を上げるには、エンコーダ
ー装置の目盛り円板の目盛り数を増やしてやり、その目
盛り数を正確に検出できる検出器を使って分解能を上げ
ればよいのだが、半導体製造装置のように高精度が要求
される装置の場合、コスト高や大型化、複雑化を招く結
果となり、読み取り精度を向上させることが困難である
という欠点があった。
そこで本発明は、従来技術の欠点を無くし、半導体ウ
ェハの位置合わせ装置の精度の向上と安定性をはかるこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
従来のウェハ位置合わせ装置の問題を解決する為に本
発明では、半導体ウェハ(3)をそのウェハ(3)の中
心もしくは中心近傍を軸として回転させる回転駆動装置
(4,5,8)と、前記ウェハ(3)に形成されたOF部を光
電的に検出する位置検出位置(1−D,7−A,7−B,2−
D)とを有し、前記位置検出装置(1−D,7−A,7−B,2
−D)の出力に基づいて前記ウェハ(3)の位置合わせ
を行う装置に於いて、前記位置検出装置として、例え
ば、第3図に示したような5〜10mm程度のビーム径を持
つほぼ平行なビームを射出する発光部材(1−D)と、
受光部材(2−D)と、前記発光部材(1−D)からの
ほぼ平行なビームを前記回転させられているウェハ
(3)の周縁部と少なくとも2箇所で交差させると共
に、前記ウェハ(3)を介して得られる前記発光部材
(1−D)からのビームを前記受光部材(2−D)に導
く光路形成光学部材(7−A,及び7−B)と、を設けて
なるウェハの位置合わせ装置を提供する。
〔作用〕
本発明の位置検出装置では、第3図に示すような発光
部材(1−D)からのほぼ平行なビームを光路形成光学
部材(7−A,及び7−B)で、発光部材(1−D)から
の方向とは逆方向でかつ平行な方向に折り返して受光部
材(2−D)に入射させて、そのうちの光路形成光学部
材(7−A)を通過する前、及び光路形成光学部材(7
−B)を通過後の2箇所で回転させられているウェハの
OF部を含む周縁部と交差するように形成された位置検出
装置であるため、発光部材(1−D)から射出するビー
ムが略平行光であれば、数10mmはどの光路でのビームの
照度むらは、ビームのどの位置においてもほぼ一定とみ
なすことができ、ウェハとビームとが交差する2箇所に
おけるビームの照度むらは、2つのビームの光軸含む面
に垂直なY方向には、交差する2箇所で同一で、前記Y
方向に垂直で且つウェハの表面と平行なX方向に対して
は、交差する2箇所では反転した分布とみなせる。
従って、ウエハの回転中心位置が若干ずれたとして
も、2つのビームのY方向の照度むらが等しいとみなせ
ることにより、照度むらによる測定誤差はほとんど生じ
ない。
これは、従来の「第1の装置」での2つのフォトカプ
ラーにおける感度差やY方向の照度むらまで含めた位置
検出に必要な光学特性が、ウェハとビームとが交わる2
箇所で誤差がない理想的な場合と等価と見なすことがで
きる。
また、ビームをウェハと少なくとも2か所で交差させ
る構成でありながら、1つのフォトカプラーのみで達成
されているので、2つのフォトカプラーを使用した場合
のように2つのフォトカプラー間の光量や受光感度の差
が位置検出精度を劣化させることもなく、構成が簡単で
あるし、1つの受光部材からの出力信号1つだけに着目
すればよいことになり、信号処理等が比較的簡単にでき
るという利点がある。
第2図に、本発明の位置検出装置でのウェハ3の回転
角度θと受光部材1−Dからの出力信号dとの関係を示
す。
第2図の出力信号dが最大値をとる時とは、第9図,
及び第10図の平面図で示した、ウェハ3と交差する2箇
所でのビームの中心どうしを結ぶ線m−nと、ウェハ3
のOF部とが、平行になる位置である。
〔発明の実施例〕
第1図に、本発明によるウェハ位置合わせ装置の一実
施例を示す。
この半導体ウェハの位置合わせ装置は、およそ10mm程
度のビーム径をもつほぼ平行なビームを射出する発光部
材1−Dと、受光部材2−Dと、ウェハ載置台4と、回
転駆動装置5と、エンコーダー装置の目盛り円板6−A,
目盛り読み取り検出器6−Bと、プリズム部材7−A,7
−Bと、変速ギア8と、小信号増幅器9と、A/D変換器1
0と、制御回路11と、D/A変換器12と、電力増幅器13とで
構成されている。
これらの相互の位置関係は、まず、発光部材1−Dか
らのビームをプリズム部材7−Aで90度折り曲げ、前記
プリズム部材7−Aで折り曲げられたビームをプリズム
部材7−Bで前記発光部材1−Dからのビームの進行方
向とは逆であるがビームの光路とは平行な方向に折り返
し、前記プリズム部材7−Bで折り曲げられたビームを
受光部材2−Dで受光するといった光路をとるようにそ
れぞれを配置させて位置検出装置を構成する。
次に、ウェハ3が回転できるようにウェハ3を保持し
て載せるウェハ載置台4が、減速ギア8を介して回転駆
動装置5の回転軸に接続されており、位置検出装置との
位置関係は、前記した位置検出装置のビームと、回転さ
せられているウェハ3の周縁部とが、2箇所において垂
直に交差するように配置されていて、しかも、ビームと
ウェハとの重なり具合が、ウェハがウェハ載置台4に載
置される際に多少ずれた場合でも、回転しているウェハ
のOF部がビームのほぼ中心を通過して、OF部以外の円弧
状周縁部より多くビームを通過するような位置関係にな
るようにビームの光路が形成されている。
また、回転駆動装置5の回転軸には、エンコーダー装
置の目盛り円板6−A,及び前記目盛り円板6−Aの目盛
り読み取り検出器6−Bとが接続されていて、回転させ
られるウェハ3の回転角度θを検出する。
回転させられているウェハ3と発光部材1−Dからで
たビームが2箇所で交わった後に、ウェハ3で遮光され
なかったビームが受光部材2−Dに入射した時に出力さ
れる受光部材2−Dからの出力信号dを、小信号増幅器
9で増幅し、増幅した信号を、A/D変換器10で、デジタ
ル信号に変換して制御回路10に入力する。
また、前記エンコーダー装置の検出器6−Bで読み取
ったウェハ3の回転角θはデジタル信号の形で、制御回
路11に入力される。
また、制御回路11からの電圧信号が、D/A変換器12で
アナログ電圧信号に変換され、その変換された電圧信号
を、電圧増幅器13で、回転駆動装置5を駆動できる電圧
まで増幅し、その増幅された電圧信号によって、回転駆
動装置5を駆動させる。
次に位置合わせの過程を見ていくと、まず、ウェハ3
が、ウェハ載置台4に載せられると、制御回路11からの
信号によって、回転駆動装置5を高速で駆動させる。
その時に、回転させられているウェハ3のOF部と、位
置検出装置のビームの光路とが交差する時に受光部材2
−Dから出力信号dが基準電圧shを越えるので、その時
に回転駆動装置5の駆動を止める。
ここでの動作は精密な位置合わせの前段階の位置合わ
せなので、位置合わせ装置のビームの一部を2個所でウ
ェハのOF部が遮断する位置、つまりウェハ3の回転角度
と受光部材2−Dの出力信号dとの関係を示した第2図
のように受光部材2−Dの出力信号dが前記基準電圧sh
を越える位置まできていれば良く、精密に出力信号dが
最大値をとる位置にウェハを止める必要はない。
次に、制御回路11から、受光部材1−Dの出力電圧d
が予め定めておいた基準電圧shになるまでウェハ載置台
4を低速で正転(CW),逆転(CCW)方向に回転させる
信号を出力し、前記基準電圧shになった位置でのウェハ
3の回転角度p,q(第2図に於けるp及びq)をエンコ
ーダー装置の目盛り円板6−Aの目盛りから目盛り検出
器6−Bで読み取り、制御回路11で演算して、角度値p
とqの中心角度値rを求める。
前記中心角度値rの演算結果を元にして、制御回路11
では、前記目盛り検出器6−Bの出力信号が中心角度値
rとなる位置まで回転駆動装置5を回転させて停止させ
る。
その停止位置が、所望のウェハの位置合わせ位置とな
る。
前述において、受光部材1−Dの出力波形は必ず、発
光部材側でウェハと交差する所と、プリズム部材で反射
させた後にウェハと交差する所と、でのビームの照射む
らが、Y方向には同一で、X方向に左右対象の形となる
ので、(p+q)/2で求めた値rの位置こそ受光部材の
出力信号dが最大になる位置であり、且つウェハのOF部
が受光部材及び発光部材を結ぶ線m−nと平行になる位
置である。
尚、この際の基準電圧shとは、ウェハ3のウェハ載置
台4への設置精度等を考慮して予め実験により適当に決
めておくものとする。
また、前記実施例中の減速ギア8については、より精
密な回転角度を検出し、且つ、装置自体が大型化した
り、複雑にならないでエンコーダー装置の分解能を上げ
る手段として取り付けたもので、エンコーダー装置の目
盛り円板のパルス数と、変速ギア8のギア比とを上手く
考えて組合せることで効果的に要望の分解能が、安価で
実現できることになる。
さらに、前記実施例の中では、2つの測定点の中点を
求めて位置合わせを行うようにしているが、第2図から
も明らかなように受光部材1−Dの出力波形はピークの
時に尖った形であり、ピークの時に丸くなっている場合
と違って出力信号dの最大値を検出することは容易であ
り、且つ、検出精度も充分得られることから、出力信号
dが最大値になったところでウェハ載置台4の回転をと
めることにより、ウェハの位置合わせをすることも可能
である。
〔発明の効果〕
この発明の効果は、ウェハのOF部の回転位置検出に一
つのフォトカプラーのみを使った位置検出装置にするこ
とで、ウェハの位置合わせを行う時のフォトカプラーの
ビームの照度むらや、従来の「第1の装置」に見られた
複数のフォトカプラーを使うことによって生じる個々の
フォトカプラーの特性変化が全体としての位置検出装置
の性能を劣化させることがないので、ウェハ載置台4へ
のウェハ3の設置精度のが多少悪くても問題なく、しか
もフォトカプラー特性の経年劣化の影響を受けないで長
期間にわたって精度の良い位置合わせを行うことが容易
にできることである。
さらに、およそ10mm程度のフォトカプラーのビーム径
を用いて、受光部材2−Dの出力信号dという尖った波
形の信号を検出しているので、従来の「第2の装置」に
比べて、精密位置合わせをする際に検出するウェハの回
転角度は非常に小さくてすみ、動作時間を短くできる。
また、前述したように、第6図に示す位置合わせ装置
のようにフォトカプラーのビーム径を絞った場合、ウェ
ハ3のOF部においてビームを通過させ、その他の周縁部
では必ず遮断させる必要があるが、本発明でも同じよう
に、OF部ではビームを通過させ、その他の周縁部では遮
光させる方が良いが、第2図に示した出力信号dの中の
回転角度値p,qが検出できる程度であれば、必ず、その
他の周縁部で完全にビームを遮光していなくても、位置
合わせの精度に影響しないということも、ウェハ載置台
4へのウェハ3の設置位置のずれに強い事を示してお
り、実施例としておよそ10mmと示したように、5〜10mm
程度のビーム径であれば、十分にウェハの設置位置のず
れに対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図及び電気ブロック
図であり、第2図は第1図の受光部材2−Dの出力信号
dとウェハ回転角度θの関係を示す図、第3図は第1図
の要部拡大図、第4図は従来の位置合わせ装置の一例を
示す斜視図、第5図は第4図の受光部材2−A,2−Bの
出力信号a,bとウェハ回転角度θの関係を示す図、第6
図は従来の他の位置合わせ装置を示す斜視図、第7図は
第6図の受光部材2−Cの出力信号cとウェハ回転角度
θの関係を示す図、第8図(a),(b)は第4図中の
フォトカプラーのビームの照射面の照度むらの例を示す
図、第9図と第10図は第4図の発光部材1−A,1−Bの
ビーム径とウェハとの位置関係の平面図であり、互いに
別の状態を示す図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1−D:発光部材、2−D:受光部材 7−A,7−B:プリズム部材(光路形成光学部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェハをそのウェハの中心もしくは
    中心近傍を軸として回転させる回転駆動装置と、前記ウ
    ェハに形成されたオリエンテーション・フラットを光電
    的に検出する位置検出装置と、を有し、前記位置検出装
    置の出力に基づいて前記ウェハの位置合わせを行う装置
    に於いて、 前記位置検出装置を、 ほぼ平行なビームを射出する発光部材と、 受光部材と、 前記発光部材からのビームを前記回転させられているウ
    ェハの周縁部と少なくとも2箇所で交差させると共に、
    前記ウェハを介して得られる前記発光部材からのビーム
    を前記受光部材に導く光路形成光学部材と、 により形成したことを特徴とする半導体ウェハの位置合
    わせ装置。
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