JP2822193B2 - テープリール - Google Patents

テープリール

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JP2822193B2
JP2822193B2 JP63331500A JP33150088A JP2822193B2 JP 2822193 B2 JP2822193 B2 JP 2822193B2 JP 63331500 A JP63331500 A JP 63331500A JP 33150088 A JP33150088 A JP 33150088A JP 2822193 B2 JP2822193 B2 JP 2822193B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばビデオテープカセットに内蔵されるテ
ープリールに関する。
〔発明の概要〕
本発明はビデオテープカセット等に内蔵されるテープ
リールにおいて、上リールを下リールに固定するための
かしめの跡を、テープリールの回転確認用の回転表示と
して利用することにより、デザイン的に優れた外観品質
のよいテープリールを実現したものである。
〔従来の技術〕
例えばビデオテープレコーダに用いられるビデオテー
プカセットにおいては、第4図に示す如く、カセット匣
体(1)内に一対のテープリール(2)が内蔵されて、
このテープリール(2)に磁気テープ(3)が巻回収納
されている。尚、このテープリール(2)に巻回された
磁気テープ(3)は、カセット匣体(1)の上面部に形
成された透明窓部(1a)を介して目視できる。
通常ビデオテープカセットに内蔵されるテープリール
は、巻回された磁気テープがその幅方向に移動しないよ
うに、上下にフランジを有している。この上下フランジ
を有するテープリールは、上フランジ側の上リール部材
と下フランジ側の下リール部材を夫々別個に成形し、組
立製造工程においてこの上リール部材を下リール部材に
溶着かしめによって接合固定するようにしている(例え
ば実公昭57−9983号)。
ところで、この種のテープリールにおいては、その上
面の中心部に所定間隔で複数の穴を円状に配列形成し、
この穴によってカセット匣体の外部からテープリールの
回転を目視確認できるようにしたものがある。
従来のこの種のテープリールを第5図を参照して説明
するに、図において(2)はテープリールを全体として
示し、このテープリール(2)は上フランジ(4)を有
した上リール部材(5)と、下フランジ(6)及びハブ
(7)を一体に有した下リール部材(8)とにより成
る。上リール部材(5)は無色透明な樹脂材により成
り、一方下リール部材(8)は例えば白色に着色された
樹脂材により成り、これら上リール部材(5)と下リー
ル部材(8)とは溶着かしめによって合体固着される。
即ち、下リール部材(8)のハブ(7)の上面には固
体突起(9)が所定間隔で複数箇所(本例では120゜の
間隔で3箇所)に突設され、一方これに対応して上リー
ル部材(5)の中央部には固定穴(10)が穿設されてお
り、組立製造工程においてはこの固定穴(10)に固定突
起(9)を挿通させた後、固定突起(9)の上端部を例
えば超音波溶融によって潰してかしめることにより、上
リール部材(5)と下リール部材(8)とを固定するよ
うにしている。
そしてこのテープリール(2)においては、下リール
部材(8)のハブ(7)の上面に複数(本例では6個)
の回転表示穴(11)が形成されている。この回転表示穴
(11)は、テープリール(2)の回転中心を中心とする
円a上に位置して等間隔で配置されており、この回転表
示穴(11)が透明な上リール部材(5)を通してテープ
リールの上面から目視できるように成されている。
尚、(12)は下リール部材(8)のハブ(7)の上面
中心部に突設されるセンターピンで、このセンターピン
(12)は上リール部材(5)の中心部に穿設された中心
穴(13)を貫通してリールハブ上面に突出され、テープ
リール(2)をカセット匣体(1)内に収納した状態で
はこのセンターピン(12)の先端がカセット匣体の上ハ
ーフの裏面側に設けられたリール押えバネに当接され
る。
そしてこのように構成されるテープリール(2)を備
えたテープカセットをテープレコーダ本体に装填し駆動
させた状態で、カセット匣体(1)の透明窓部(1a)を
介してテープリール(2)の回転表示穴(11)を見るこ
とにより、テープリール(2)の回転を確認でき、即ち
テープが正常に走行しているか否かを認識判別すること
ができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のこのテープリールにおいては、
上リール部材(5)の中心部に、透明な上リール部材を
通して見える6個の回転表示穴(11)に加えて、これと
は径の異なる3箇所の固定突起(9)のかしめ跡(9a)
が表出されるため、デザイン的に雑然とした外観を呈
し、品質上劣悪な印象を与えることになる。
本発明は斯る点に鑑みて成されたもので、上リール部
材を下リール部材に固定するためのかしめの跡を有効利
用することにより、外観品質の優れたテープリールを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために本発明は、 上リールを下リールにかしめによって固定するテープ
リールにおいて、 下リール側に、かしめ用の固定突起及び位置決め用の
位置決め突起を有すると共に、 上リールの中心部に、下リールとは異なる色の着色部
を有し、この着色部に固定突起が挿通される固定穴及び
位置決め突起が挿通される回転表示穴が設けられ、 上下リールをかしめによって固定した後には、固定突
起のかしめ跡が回転表示穴に挿通された位置決め突起と
略同径となるように形成し、これを回転表示としたもの
である。
〔作用〕
このように固定突起のかしめ跡を位置決め突起と略同
径となるように形成し、これを回転表示としたことによ
り、テープリールの回転表示部は従来のように雑然とす
ることなくデザイン的にシンプルな美しい外観に形成さ
れ、このため外観品質の優れたテープリールを提供でき
る。
さらにこのテープリールでは、回転表示部は色の異な
る上リールの着色部を背景として明瞭に表示されること
になるので、テープリールの回転をより確認し易い。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図を参照しながら本発明の実施例
を説明するに、上述した第4図〜第5図の従来例と対応
する部分には同一符号を付しその説明は省略する。
本例においては、透明の上フランジ(4)を有する上
リール部材(5)の中心部に、下リール部材(8)の白
色と異なる色例えば黒色の樹脂材により成る着色部(1
4)を二色成形によって形成してあり、この着色部(1
4)に回転表示穴(11)を穿設してある。本例ではこの
回転表示穴(11)は、テープリールの回転中心を中心と
する円a上に位置して120゜の間隔で3箇所に設けてあ
る。
またこの回転表示穴(11)に対応して下リール部材
(8)のハブ(7)の上面には、回転表示穴(11)の内
径と略等しい外径の位置決め突起(15)が突設されてお
り、上リール部材(5)と下リール部材(8)を固定す
る際にはこの位置決め突起(15)が回転表示穴(11)に
対して隙間なく嵌合されることにより上リール部材
(5)の正確な位置決めが行われる。
また本例では、上リール部材(5)と下リール部材
(8)を固定するための固定突起(9)及びこれが挿通
される固定穴(10)は、回転表示穴(11)と同一の配列
上に形成されている。即ち、この固定突起(9)及び固
定穴(10)は、テープリールの回転中心を中心とする円
a上に位置して3箇所に形成されており、かつ各固定突
起(9)及び固定穴(10)は夫々回転表示穴(11)と回
転表示穴(11)の中間部に位置するように形成されてい
る。
そしてこの固定突起(9)は、上端部を潰してかしめ
た状態でそのかしめ跡(9a)の外径d1が回転表示穴(1
1)の内径即ち位置決め突起(15)の外径d2と略等しく
なるようにその径を設定してある。
このよう構成されるテープリールの組立においては、
先ず第2図に示す如く上リール部材(5)の固定穴(1
0)に下リール部材(8)の固定突起(9)を挿通嵌合
させると同時に回転表示穴(11)に位置決め突起(15)
を挿通嵌合させて位置決めし、この状態から第3図に示
す如く固定突起(9)の上端部を超音波溶融等によって
潰してかしめる。このとき、この固定突起(9)のかし
め跡(9a)の外径d1は位置決め突起(15)の外径d2と略
同径に形成される。
このようにして組立られた本例のテープリールは、上
リール部材(5)の黒色の着色部(14)の上面に、下リ
ール部材(8)側から突出される固定突起(9)と位置
決め突起(15)が表出され、この固定突起(9)のかし
め跡(9a)と位置決め突起(15)の径が互いに等しく、
しかもこの固定突起(9)と位置決め突起(15)とは何
れも下リール部材(8)と一体の白色であるため、テー
プリール(2)の中心部は、あたかも同種の回転表示マ
ークが等間隔で6個形成されている如き外観を呈する。
そしてテープリール(2)が回転されたときには、こ
の固定突起(9)のかしめ跡(9a)と、回転表示穴(1
1)に嵌合された位置決め突起(15)とが一連の回転表
示として見られ、テープリール(2)の回転を容易に確
認することができる。
以上のように本例においては上リール部材(5)と下
リール部材(8)を固定するための固定突起(9)のか
しめ跡(9a)をテープリールの回転表示の一部として利
用したことにより、テープリール(2)の回転表示部
は、従来の如く雑然とすることなくデザイン的にすっき
りしたシンプルで美しい外観に形成される。
また、特に本例では上リール部材(5)の中心部に白
色の下リール部材(8)と異なる黒色の着色部(14)を
形成し、この着色部(14)を貫通して下リール部材
(8)側から白色の固定突起(9)及び位置決め突起
(15)を表出させて回転表示部としたので、この回転表
示部は従来に比して格段に明瞭に形成され、このためデ
ザイン的効果に加えて、テープリールの回転をより確認
し易い利点を有する。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、上下リールのかしめ用の
固定突起のかしめ跡を、上下リールの位置決め用の位置
決め突起と略同径となるように形成し、これを回転表示
として利用するようにしたので、テープリールの回転表
示部は従来に比してデザイン的にすっきりとした美しい
外観に形成でき、このためテープリールの外観品質が向
上される効果を有する。
さらにこのテープリールでは、回転表示部は色の異な
る上リールの着色部を背景として明瞭に表示されるの
で、テープリールの回転をより確認し易いという効果を
も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープリールの斜視図、第2図A及び
Bは本発明のテープリールのかしめ前の状態を示す平面
図及びそのI−I線断面図、第3図A及びBは本発明の
テープリールの平面図及びそのI−I線断面図、第4図
はテープリールを内蔵したビデオテープカセットの斜視
図、第5図A及びBは従来のテープリールの平面図及び
そのII−II線断面図である。 図中、(2)はテープリール、(5)は上リール部材、
(8)は下リール部材、(9)は固定突起、(9a)は固
定突起のかしめ跡、(10)は固定穴、(11)は回転表示
穴、(14)は着色部、(15)は位置決め突起である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上リールを下リールにかしめによって固定
    するテープリールにおいて、 前記下リール側に、かしめ用の固定突起及び位置決め用
    の位置決め突起を有すると共に、 前記上リールの中心部に、前記下リールとは異なる色の
    着色部を有し、この着色部に前記固定突起が挿通される
    固定穴及び前記位置決め突起が挿通される回転表示穴が
    設けられ、 前記上下リールをかしめによって固定した後には、前記
    固定突起のかしめ跡が前記回転表示穴に挿通された位置
    決め突起と略同径となるように形成し、これを回転表示
    としたことを特徴とするテープリール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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