JP2821259B2 - 小麦からα―アミラーゼ阻害物質を取得する方法 - Google Patents

小麦からα―アミラーゼ阻害物質を取得する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小麦または小麦粉の水抽出液からα−アミ
ラーゼ阻害物質を取得する方法に関する。
〔従来の技術〕
小麦または小麦粉中には多種のα−アミラーゼ阻害物
質が含まれていることが知られている。
このα−アミラーゼ阻害物質はα−アミラーゼの活性
を阻害するものであるから、α−アミラーゼ阻害物質を
効率的に取り出すことができたならば、これを抗肥満の
ためのダイエット剤、高血糖症の治療剤、糖尿病の治療
剤、および虫歯の予防剤などとしての有用性が期待され
るものである。
これまでにα−アミラーゼ阻害物質を種々の原料物質
から抽出して取得することが試みられており、例えば小
麦中に含まれるα−アミラーゼ阻害物質を抽出する方法
(特開昭57−140727号公報)が知られている。さらに小
麦からのグルテンおよび小麦澱粉製造工業において発生
する洗液(廃液)からの限外過膜によるα−アミラー
ゼ阻害物質の濃縮方法(特開平2−157296号公報)も知
られている。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕
上記従来技術によればα−アミラーゼ阻害物質を小麦
または小麦粉から取り出すには、小麦または小麦粉の水
抽出液を加熱処理し、有機溶媒での分画沈澱させ、沈澱
部分を採取してその溶液を吸着剤処理し、塩溶液で溶出
し、クロマトグラフィーによって分画するというきわめ
て複雑な操作を要するため簡便で実用的なα−アミラー
ゼ阻害物質の取得方法が求められていた。
一方、小麦からのグルテン製造および小麦澱粉製造工
業にあっては、小麦粉と水とを混練して生成するドウ
(dough)またはバッター(batter)からの澱粉の洗い
出しに伴い多量の洗液(廃液)が発生し、この処理には
多大の経費と手数を要する。この廃液の処理を兼ねて限
外過の手段でα−アミラーゼ阻害物質を濃縮する上記
従来技術の方法は、廃液処理と有用物の回収という一石
二鳥の効果を奏するものではあるがなお限界過という
高度な技術と器材とを要する。従って、かかる廃水の処
理を簡便な手段で行ない得、しかも所望のα−アミラー
ゼ阻害物質を容易に得る方法が求められていた。
〔課題を解決するための手段〕
上記した課題を解決すべく本発明者らは鋭意研究の結
果、小麦または小麦粉の水抽出液中のα−アミラーゼ阻
害物質がα−アミラーゼ阻害物質と複合体形成能を有す
る多糖類とは複合体を形成しうるものであり、生成した
水不活性複合体(SS)を分離することによりα−アミラ
ーゼ阻害物質を上記水抽出液から取り出しうることを見
出して本発明を完成したのである。
すなわち、本発明は、 小麦または小麦粉の水抽出液を加熱処理し、水抽出液
に夾雑する不要蛋白質を変性させ、この変性蛋白質を除
去して得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液を
必要に応じて過および除菌処理に付し、この水溶液に
α−アミラーゼ阻害物質と複合体形成可能な多糖類を添
加してこの多糖類とα−アミラーゼ阻害物質の複合体を
形成させ、生成した水不溶性複合体を分離することによ
り多糖類とα−アミラーゼ阻害物質の複合体を取り出す
か、または必要に応じて分離した上記複合体を水に再分
散させ、多糖類をゲル化して除き、得られるα−アミラ
ーゼ阻害物質含有の水溶液を濃縮または乾燥させること
から成る、α−アミラーゼ阻害物質を取得する方法に関
する。
本発明はまた、小麦または小麦粉を水で抽出し、必要
に応じて過および除菌処理に付して得られる、α−ア
ミラーゼ阻害物質含有の水溶液に、α−アミラーゼ阻害
物質と複合体形成可能な多糖類を添加してこの多糖類と
α−アミラーゼ阻害物質の複合体を形成させ、生成した
水不溶性複合体を分離し、分離した水不溶性複合体を水
に再分散させ、得られた多糖類とα−アミラーゼ阻害物
質の混液を加熱処理して混液に夾雑する不要蛋白質を変
性させ、この変性蛋白質を除去して得られるα−アミラ
ーゼ阻害物質含有の水溶液を濃縮または乾燥させるか、
または必要に応じて上記の変性蛋白質を除去して得られ
るα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液中の多糖類をゲ
ル化して除き、得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の
水溶液を濃縮または乾燥させることから成る、α−アミ
ラーゼ阻害物質を取得する方法にも関する。
本発明は更にまた、小麦または小麦粉を水で抽出し、
必要に応じて過および除菌処理に付して得られる、α
−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液に、α−アミラーゼ
阻害物質と複合体形成可能な多糖類を添加してこの多糖
類とα−アミラーゼ阻害物質の複合体を形成させ、生成
した水不溶性複合体を水に再分散させ、得られた多糖類
とα−アミラーゼ阻害物質の混液中の多糖類をゲル化し
て除き、得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液
に夾雑する不要蛋白質を変性させ、この変性蛋白質を除
去して得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液を
濃縮または乾燥させることから成る、α−アミラーゼ阻
害物質を取得する方法にも関する。
この発明の小麦または小麦粉の水抽出液からのα−ア
ミラーゼ阻害物質の取得は具体的には次のような工程に
よって達成されうる。
(a)小麦または小麦粉に充分量の水を加えて0゜〜40
゜の温度で撹拌処理し、遠心分離または静置により水抽
出液をうる。この水抽出液には可溶性蛋白、可溶性糖
質、無機塩類、色素などの可溶性物質および所望のα−
アミラーゼ阻害物質が含まれている。この水抽出液の取
得源としては小麦粉からグルテンおよび澱粉を採取する
際のドウまたはバッターの水洗廃液であっても良い。
(b)α−アミラーゼ阻害物質含有液を70〜90℃、好ま
しくは85〜90℃に加熱するかpHを2以上4未満に保ち放
置するか、あるいはpH2〜6で40〜80℃に加熱すること
により不要蛋白質を変性させる。この際α−アミラーゼ
阻害物質はこれらの処理に対して極めて安定であるので
ほとんど変性することはないが、他の蛋白質の多くは変
性され水不溶性となる。このようにして生成した水不溶
性の変性蛋白は遠心分離または静置により除去される。
(c)変性蛋白を分離した液あるいは(a)工程で得ら
れる水抽出物は必要に応じて精密過膜を通過させて除
菌を行う。
(d)得られたα−アミラーゼ阻害物質含有液にα−ア
ミラーゼ阻害物質と複合体形成能を有する多糖類を添加
する。α−アミラーゼ阻害物質は酸性領域において水溶
性多糖類と複合体、すなわちSSを形成する。
(e)上記(d)工程により形成されたSSは過または
遠心分離により分離され、α−アミラーゼ阻害物質は多
糖類と結合した形態で取り出される。
(f)このようにして取り出されたα−アミラーゼ阻害
物質の多糖類複合体はアンモニア水、炭酸水素アンモニ
ウム等pH調節剤によって中和され、α−アミラーゼ阻害
物質と多糖類は解離状態におかれる。本工程は加温によ
って更に効果的に行いうる。
(g)解離状態の多糖類とα−アミラーゼ阻害物質の混
液に金属イオン、例えばK+、Ca++、Mg++の添加により多
糖類をゲル化させ、このゲル化した多糖類を過または
遠心分離のような手段により分離してα−アミラーゼ阻
害物質を溶解してなる水溶液を取得する。
(h)多糖類を除去したα−アミラーゼ阻害物質を含有
する水溶液は直接、または限外過に付して濃縮したの
ち乾燥することによりα−アミラーゼ阻害物質を高度に
濃縮された形で含有する製品とする。
この発明によれば、上記した工程による他に別法とし
て次の工程によってもα−アミラーゼ阻害物質の取得を
目的が達成される。
すなわち、上記(a)工程で得られた水抽出液につい
て、上記(b)、(c)工程を経由することなく直接
(d)、(e)および(f)工程に付する。
(i)得られた多糖類とα−アミラーゼ阻害物質とが解
離状態になって混液を70〜95℃、好ましくは85〜90℃に
加熱して不要蛋白質を変性させる。このようにして生成
した水不溶性の変性蛋白は遠心分離または静置により除
去される。
(j)変性蛋白を除去した多糖類とα−アミラーゼ阻害
物質の混液に金属イオン、例えばK+、Ca++、Mg++の添加
により多糖類をゲル化させ、このゲル化した多糖類を
過または遠心分離のような手段により分離してα−アミ
ラーゼ阻害物質を溶解してなる水溶液を取得する。
(k)多糖類を除去したα−アミラーゼ阻害物質を溶解
してなる水溶液について上記(h)の工程に付する。
更に本発明によれば、上記別法において(i)および
(j)の工程を逆にした他の別法によっても多糖類を除
去したα−アミラーゼ阻害物質の取得の目的が達成され
る。
すなわち、上記(a)工程で得られた水抽出液につい
て、上記(b)および(c)工程を経由することなく直
接(d)、(e)および(f)工程に付する。
(l)得られた多糖類とα−アミラーゼ阻害物質とが解
離状態となった混液に金属イオン、例えばK+、Ca++、Mg
++の添加により多糖類をゲル化させ、このゲル化した多
糖類を過または遠心分離のような手段により分離す
る。
(m)得られたα−アミラーゼ阻害物質を溶解してなる
水溶液を70〜95℃、好ましくは85゜〜90℃に加熱して不
要蛋白質を変性させ、生成した水不溶性の変性蛋白は遠
心分離または静置により除去される。
(n)得られた変性蛋白が除去されたα−アミラーゼ阻
害物質を溶解してなる水溶液について上記(h)の工程
に付する。
上記した(a)工程におけるα−アミラーゼ阻害物質
含有の水抽出液としては小麦粉からグルテンおよび澱粉
を採取する際に発生する廃液であっても良いことは上記
したとおりである。すなわち、グルテンおよび小麦粉製
造工業では現在多くの工場でマーチン法、またはバッタ
ー法が採用されている。この方法で使用する水の一部分
についてはグルテンが湿麸状態で保持する水分として、
および澱粉ケーキ中に含まれる水分として製造系外に持
ち去られるが、これは僅少量にすぎず大部分の水は廃水
として排出されている。かから廃水には、炭水化物、蛋
白質などの高分子有機物が多量に含まれており、その有
効利用を図ることは廃水処理の上から有用である。
上記マーチン法およびバッター法は、小麦粉に水を加
えて混練してドウ(生地)またはバッターをつくり、こ
れをねかせてグルテンを充分に水和させた後に、加水し
ながら生地の洗浄を繰返し、グルテンと澱粉乳(グルテ
ン洗液)とに分離し、この澱粉乳から機械的分離などに
よって澱粉を得る方法である。この際発生する廃液中に
は小麦粉に含まれていたα−アミラーゼ阻害物質が含ま
れることになり、この廃液が本発明における有力な原料
物質となりうるものである。
本発明で得ようとするα−アミラーゼ阻害物質は耐熱
性かつ、耐酸性の蛋白質であるから、本発明方法ではこ
の性質を巧みに利用して夾雑した他の蛋白質を除去する
ものである。すなわち上記した(b)の工程において水
抽出液を70〜90℃に加熱あるいは酸処理、または両者を
併用するが、この際に水に可溶性であった他の蛋白質は
変性をうけてその多くが水溶性を失いモロモロの沈澱と
なるので、このものは容易に静置、過、または遠心分
離などの手段により分離しうるのである。この工程によ
ってα−アミラーゼ阻害物質の損失を伴うことなく、夾
雑する蛋白質量を1/2〜1/5の程度に減少させることがで
きる。
α−アミラーゼ阻害物質含有液は任意的に(c)工程
に付される。この工程は例えば0.2μmの開口を有する
精密フィルターを通過させて行なわれる。ここで用いる
フィルターには多孔性高分子膜、セラミックフィルター
など除菌のために使用されているフィルターの何れもが
使用可能である。
本発明方法と著しい特徴をなすのが(d)および
(e)工程である。これら工程においてα−アミラーゼ
阻害物質を吸着するために多糖類が用いられる。この多
糖類は水溶性であるか水不溶性のいずれのものであって
も良いが、α−アミラーゼ阻害物質と結合した状態で水
溶液(すなわち水)から不溶性物質として機械的手段、
例えば過、遠心分離、または静置沈降の手段によって
分離しうるものであることが必要である。そして水溶性
の多糖類を使用した場合、温度、およびpH条件の調整に
よって水不溶性複合体の状態に変化させることができ
る。ここで用いうる多糖類の典型的なものとして、アル
ギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、κ−
カラギーナン、i−カラギーナンおよびλ−カラギーナ
ンなどのカチオン交換能を有する多糖類が挙げられる。
その他、使用し得るものとしてペクチン、キサンタンガ
ム、デュランガム等の多糖類とポリアクリル酸ナトリウ
ムを挙げることができる。
これらの多糖類はα−アミラーゼ阻害物質含有液に50
ppm〜600ppmの量になるように添加される。
多糖類へのα−アミラーゼ阻害物質の結合は加温下に
おいても起るが、室温または冷却下において行うことが
好ましい。そして充分な撹拌と充分な時間の接触が望ま
しいが、通常、数十分〜数時間の接触で充分である。生
成した不溶性物質は(e)工程において過、遠心分離
その他の公知手段で取り出される。
上記の(e)工程のあとで得られた不溶性物質は
(f)工程において水に再溶解される。この溶解は加
熱、またはpHの調節もしくはこの両者の操作の併用によ
って行なわれ、得られた溶液には(g)工程において金
属イオン例えばK+、Ca++、Mg++が添加されて多糖類をゲ
ル化させる。このような操作でゲル化しうるものの例に
はアルギン酸ナトリウム、κ−カラギーナン、およびi
−カラギーナンがある。生成したゲルを過で除去し、
多糖類を含まない液を直接または限外過に付して濃
縮したのち凍結乾燥またはスプレー乾燥に付すことによ
り多糖類を含まないα−アミラーゼ阻害物質製品をうる
ことができる。
ここで使用する限外過膜としては、ポリアクリロニ
トリル系、ポリオレフィン系、ポリスルフォン系、ポリ
イミド系、ポリプロピレン系、またはセルロース系の素
材よりなる分画分子量が5000、6000、8000、10,000、1
3,000、20,000、30,000、50,000、100,000および200,00
0のものが挙げられる。
上記した本発明における別法の(j)および(l)工
程は、(g)工程と同様に行なわれる。
また上記した本発明における別法の(i)および
(m)工程の加熱によって夾雑する水に可溶性であった
他のた蛋白質は熱変性をうけ、容易にα−アミラーゼ阻
害物質の損失を伴うことなく分離除去しうるのである。
このようにして得られたα−アミラーゼ阻害物質を含
有する製品は、そのままでダイエット剤その他の用途に
使用しうるが、その他、液剤化、顆粒剤化もしくは錠剤
化のための公知の助剤と共に製剤化されうる。これらの
製剤化のための助剤としては、例えば公知の賦形剤、増
量剤、滑沢剤、結合剤、香料、着色料などを使用するこ
とができる。
以下に本発明を実施例によって説明することがこれら
の説明のためのものであって本発明がこれらによって限
定されるものではない。
なお、本明細書に記載した方法におけるアミラーゼ阻
害活性は以下のようにして測定される。
アミラーゼ活性は市販のアミラーゼ測定キットすなわ
ちネオ・アミラーゼテスト「第一」(第一化学薬品株式
会社製)によるブルースターチ法で測定した。測定法は
同キットのプロトコールに従った。
ヒト・ダ液アミラーゼ(シグマ社製)約0.02国際単位
を含有する水溶液4mlに0.1mlのアミラーゼ阻害物質溶液
を添加し、37℃にて30分間保温後、ネオ・アミラーゼテ
スト「第一」の錠剤1錠を加え、充分に混合する。37℃
で30分間保温後、0.5N NaOH 1mlを加え反応を停止、
過後620nmの吸光度を測定し反応液中の存在アミラーゼ
活性を算出する。2ユニットのアミラーゼを上記条件下
で1ユニット阻害する活性量をもって阻害活性1ユニッ
トと定義した。
実施例 1 小麦粉200kgに110の水を加え、混練してドウを形成
させ、このドウを1890の水を用いて洗い、グルテン96
kg、小麦澱粉126kgを回収したが、このとき1800の廃
液が発生した。この廃液に蒸気を吹き込んで加熱して80
℃とし、15分間保持したのち、遠心分離機にかけ不溶性
物質を取り出し、このようにして不溶性物質が除去され
た廃液を冷却し、3μフィルターを用いて過して1900
の液を得た。この液は、糖分を3.62mg/ml、α−
アミラーゼ阻害物質を47U/ml、蛋白質を1.47mg/ml含有
した。
このように処理して用意した液の4個の試料に、ア
ルギン酸ナトリウム、κ−カラギーナン、λ−カラギー
ナン、およびi−カラギーナンを夫々500ppm、300ppm、
100ppmおよび100ppmの量で添加し、そしてpHを夫々3、
4、4および4に調整し、30分間緊密に接触させ、生成
する不溶性物質をドラバル型遠心分離機で回収した。回
収物に3倍量の水を添加して分散させ、3%NH4HCO3 5
加えて中和した。このようにして中和した分散物を凍
結乾燥に付し、乾物をそれぞれ2.6kg、2.2kg、1.2kgお
よび1.2kgを得た。
これらの乾物のα−アミラーゼ阻害物質、蛋白質およ
び糖分の含有量は以下の通りであった。
また上記した多糖類の夫々で処理した液の上澄液のα
−アミラーゼ阻害物質、蛋白質および糖分の分析結果は
以下の通りである。
多糖類で処理前の液と、処理後の液のα−アミラー
ゼ阻害物質の含有量の差からα−アミラーゼ阻害物質の
回収率を計算すると以下の通りである。
吸 着 物 質 回収率(%) アルギン酸ナトリウム 85 κ−カラギーナン 83 λ−カラギーナン 43 i−カラギーナン 86 実施例 2 実施例1と同様に小麦粉に水を加えてドウを形成さ
せ、このドウを水洗し、得られた廃液を蒸気加熱し、不
溶性物質を過して得た液の3個の試料に、アルギン
酸ナトリウム、κ−カラギーナンおよびi−カラギーナ
ンを夫々500ppm、300ppm、100ppmの量で添加し、そして
pHを夫々3.0、4.0および4.0に調整し30分間緊密に接触
させ、生成した不溶性物質をノズルセパレーターで回収
した。このように回収した不溶性物質に90の水、20%
CaCl2 19(アルギン酸ナトリウムの場合)、90の
水、20%CaCl2 14(κ−カラギーナンの場合)および
90の水、20%CaCl2 5(i−カラギーナンの場合)
を加えて不溶性物質を分散させ、1Nアンモニア水でpH7.
0に調整して生成するカルシウムゲルを遠心分離機を用
いて除去し、夫々106、99および92の回収液を得
た。この回収液を分析したところ、全固体分、蛋白質、
糖分およびα−アミラーゼ阻害物質含量は以下の通りで
あった。
これらの回収液の夫々を凍結乾燥したところ、α−ア
ミラーゼ阻害物質含有量が夫々23.0U/mg、30U/mgおよび
39U/mgの乾燥物が得られた。
実施例 3 実施例2の操作で得られたi−カラギーナンを用いた
回収液を100を限外過モジュール(日東電工(株)
製NTU−3250 CIR(2万分画))を用い、カラギーナン
−Ca−ゲル形成に過剰に用いたCa塩の除去と、蛋白質お
よびα−アミラーゼ阻害物質の濃縮とを行った。体積で
25倍の濃縮を行った結果、全固体分9.2%、蛋白質7.4
%、糖分0.68%、α−アミラーゼ阻害物質15000U/mlの
濃縮液5を得た。
この濃縮液を凍結乾燥して460gの固型物を得た。この
ものは160U/mgの高力価のα−アミラーゼ阻害物質を含
有していた。
実施例 4 実施例1と同様に小麦粉を処理して得られる1800の
排水をケイ藻土で過した。液はα−アミラーゼ阻害
物質を55U/ml、老分を3.7mg/ml、蛋白質を1.9mg/ml含有
していた。この液にアルギン酸ナトリウム、κ−カラ
ギーナン、λ−カラギーナンおよびi−カラギーナンを
各々300ppm添加しpH4.0で30分間処理したあと、生成し
た不溶性物質をデカンタで回収した。この際分離された
液中のα−アミラーゼ阻害物質、蛋白質および糖分の含
有量は以下の通りである。
このようにして回収した不溶性物質に水180を加え
て分散させ、次いで10%NH4HCO3でpH7.0に中和した。こ
の中和液を80℃に加熱して10分間保持した後に生成する
不溶性物質をドラバル型遠心分離機で分離し、上澄部を
凍結乾燥した。得られた乾燥物の量、乾燥物中のα−ア
ミラーゼ阻害物質含量および回収率は以下の通りであ
る。
実施例 5 実施例4と同様にアルギン酸ナトリウム、κ−カラギ
ーナンおよびi−カラギーナンの3種の多糖類で複合体
を形成し、得られた不溶性物質にそれぞれ180の水を
加えて分散させ、続いて10%NH4HCO3でpH7.0に中和し溶
解した。それぞれの溶液90につき以下の操作を行っ
た。90の各溶液を80℃で加熱後、遠心分離によって得
た上澄液に20%CaCl2を10(アルギン酸ナトリウムの
場合)、7(κ−カラギーナンの場合)、3(i−
カラギーナンの場合)を加えた。生成するカルシウムゲ
ルを遠心分離機を用いて除去し、得られる上澄液を実施
例3と同様に限外過モジュールを用いて約5に濃縮
後、凍結乾燥した。アルギン酸ナトリウム、κ−カラギ
ーナン、i−カラギーナンで、それぞれ290g、313g、26
2gの乾燥物が得られ、α−アミラーゼ阻害物質含有量は
それぞれ、145U/mg、113U/mg、162U/mgであった。
実施例 6 実施例5で得られた中和溶液各90に20%CaCl2を10
(アルギン酸ナトリウムの場合)、7(κ−カラギ
ーナンの場合)、3(i−カラギーナンの場合)を加
え、生成するカルシウムゲルを遠心分離により除去し
た。上澄液を80℃加熱処理後、遠心分離で得られる上澄
液を実施例3と同様に限外過モジュールを用いて約5
に濃縮した。この濃縮液を凍結乾燥して得られる乾燥
物はアルギン酸ナトリウムで267g、κ−カラギーナンで
281g、i−カラギーナンで285gであり、α−アミラーゼ
阻害物質含有量はそれぞれ157U/mg、146U/mg、149U/mg
であった。
実施例 7 本発明において実施されるα−アミラーゼ阻害物質含
有液の加熱あるいは酸処理の夾雑蛋白変性工程・有効性
をα−アミラーゼを指標として以下に示す。小麦粉10g
に水20mlを加え小麦粉中のα−アミラーゼを抽出し、21
0U/mgのα−アミラーゼ含有液を得た。これをpH6.0で6
0、70、80℃で10、20、30分間保温した後ブルースター
チ法で測定したα−アミラーゼ残存活性(U/ml)は以下
の通りであった。
60℃ 70℃ 80℃ 10分 100 45 1 20分 55 27 0 30分 45 10 0 上述のα−アミラーゼ含有液を25℃でpH2.0、3.0、4.
0、8.0、9.0、10.0で10、20、30分間保温した時のα−
アミラーゼ残存活性(U/ml)は以下の通りであった。 pH 2.0 3.0 4.0 8.0 9.0 10.0 10分 0 0 142 170 169 95 20分 0 0 120 174 179 88 30分 0 0 131 180 161 59 実施例 8 実施例7と同様の目的でβ−アミラーゼを指標として
加熱あるいは酸処理の有効性を以下に示す。実施例7の
方法で小麦粉を抽出し、75U/mlのβ−アミラーゼ含有液
を得た。これをpH6.0で60、70、80℃で10、20、30分間
保温した後のβ−アミラーゼ残存活性(U/ml)を測定し
た。
β−アミラーゼの活性測定は「澱粉科学ハンドブッ
ク」二国二朗編、朝倉書店、S52年版、265頁の方法に従
い、反応液1ml当り1分間に1μMのマルトースを遊離
する酵素量を1ユニットとした。
60℃ 70℃ 80℃ 10分 2.3 0.1 0 20分 2.3 0 0 30分 0.3 0 0 上述のβ−アミラーゼ含有液を実施例6と同一の条件
下に保温した時のβ−アミラーゼ残存活性(U/ml)は以
下の通りであった。 pH 2.0 3.0 4.0 8.0 9.0 10.0 10分 0.2 0.4 75 71 67 27 20分 0 0 73 69 58 23 30分 0 0 72 58 58 18 実施例 9 加熱および酸処理のα−アミラーゼ阻害物質の活性に
及ぼす影響を以下に示す。
60U/mlのα−アミラーゼ阻害物質を含有する小麦粉抽
出液をpH6.0で60、70、80℃で10、20、30分間保温した
際のα−アミラーゼ阻害物質の残存活性(U/ml)は以下
の通りであった。
60℃ 70℃ 80℃ 10分 56 58 56 20分 58 57 54 30分 55 57 55 ph2.0、3.0、4.0、9.0、10.0で10、20、30分間25℃に
保温した際のα−アミラーゼ阻害物質の残存活性(U/m
l)は以下の通りであった。 pH 2.0 3.0 4.0 9.0 10.0 10分 54 57 62 55 56 20分 53 61 60 60 54 30分 56 62 59 6 61 実施例 10 異なったpHにおける多糖類のα−アミラーゼ阻害物質
に対する複合体形成性能を試験した。
すなわち、小麦粉に水を加えてドウを形成させ、ドウ
を水洗し、得られた廃液を蒸気加熱し、不溶性物質を遠
心分離により除き、上澄液を得た。この上澄液はα−ア
ミラーゼ阻害物質の含有量が51U/ml、蛋白質の含有量が
1.5mg/mlであった。
この上澄液に複合体形成能を有する多糖類としてアル
ギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、κ−
カラギーナン、λ−カラギーナン、またはi−カラギー
ナンを用い、pHを調整した後生成する不溶性物質を遠心
分離し、上澄液中のα−アミラーゼ阻害物質含有量およ
び蛋白質含有量を測定した。多糖類を100ppm添加の場合
と300ppm添加の場合の結果を示すと以下の通りである。
以上の結果から多糖類の複合体形成能力は多糖類の添
加量およびpH条件によって相違することが認められ、添
加量と形成能力との間には比例関係は認められず、各多
糖類における最適添加量と最適pHは多糖類によって異な
ることが分る。しかしながら一般的傾向として多糖類と
してκ−カラギーナンがすぐれ、次にλ−カラギーナ
ン、i−カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、カルボ
キシメチルセルロースの順となることが分る。
実施例 11 実施例1と同様に小麦粉を処理して得られる1800の
排水を1N−HClを用いてpH2.5に調節し、常温で20分間保
持し、生成する不溶物をドラバル型遠心分離機で除去し
た。次いで、この処理液を1NのNH4OHでpH4.0に調整し、
400を分取し、夫々に、アルギン酸ナトリウム、κ−
カラギーナン、λ−カラギーナン、およびi−カラギー
ナンの2%溶液を1.5%添加、20分間撹拌することによ
って生成する不溶性物質をデカンタで回収した。
回収物に3倍量の水を添加して分散させ3%NH4OH 1.
2を加えて中和した。
このようにして中和した分散物を凍結乾燥に付し乾物
をそれぞれ710g、680g、750g、および680gを得た。これ
らの乾物のα−アミラーゼ阻害物質含量は18U/mg、17U/
mg、14U/mgおよび20U/mgであった。
実施例 12 実施例5で得られた中和溶液各90に20%CaCl2水溶
液を10(アルギン酸ナトリウムの場合)、7(κ−
カラギーナンの場合)、3(i−カラギーナンの場
合)を加え、生成するカルシウムゲルを遠心分離により
除去した。上澄液を1N HClを用いてpH2.5に調節し、常
温で30分間保存し、生成する不溶物をデカンタで除去
し、得られる上澄液をpH7.0に調整後、実施例3と同様
に限外過モジュールを用いて約5に濃縮した。この
濃縮液を凍結乾燥して得られる乾燥物はアルギン酸ナト
リウムで410g、κ−カラギーナンで360g、i−カラギー
ナンで280gであり、α−アミラーゼ阻害物質含量はそれ
ぞれ90U/mg、86U/mg、108U/mgであった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/55 ACN A61K 37/64 ABX ADN ACN ADP ADN AED ADP C12N 9/99 AED (72)発明者 長崎 倶久 東京都板橋区舟渡2丁目34番 21―601 号 (56)参考文献 特開 平2−157296(JP,A) 特開 昭57−140727(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 14/415,1/14,1/32,1/34 A61K 38/55 C12N 9/99 CA(STN) BIOSIS(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦または小麦粉の水抽出液を加熱処理す
    るか、酸処理するか、または両者の処理を組み合わせる
    ことにより水抽出液に夾雑する不要蛋白質を変性させ、
    この変性蛋白質を除去して得られるα−アミラーゼ阻害
    物質含有の水溶液を必要に応じて過および除菌処理に
    付し、この水溶液にα−アミラーゼ阻害物質と複合体形
    成可能な多糖類を添加してこの多糖類とα−アミラーゼ
    阻害物質の複合体を形成させ、生成した水不溶性複合体
    を分離することにより多糖類とα−アミラーゼ阻害物質
    の複合体を取り出すか、または必要に応じて分離した上
    記複合体を水に再分散させ、多糖類をゲル化して除き、
    得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液を濃縮ま
    たは乾燥させることから成る、α−アミラーゼ阻害物質
    を取得する方法。
  2. 【請求項2】小麦または小麦粉を水で抽出し、必要に応
    じて過および除菌処理に付して得られる、α−アミラ
    ーゼ阻害物質含有の水溶液に、α−アミラーゼ阻害物質
    と複合体形成可能な多糖類を添加してこの多糖類とα−
    アミラーゼ阻害物質の複合体を形成させ、生成した水不
    溶性複合体を分離し、分離した水不溶性複合体を水に再
    分散させ、得られた多糖類とα−アミラーゼ阻害物質の
    混液を加熱処理して混液に夾雑する不要蛋白質を変性さ
    せ、この変性蛋白を除去して得られるα−アミラーゼ阻
    害物質含有の水溶液を濃縮または乾燥させるか、または
    必要に応じて上記の変性蛋白を除去して得られるα−ア
    ミラーゼ阻害物質含有の水溶液中の多糖類をゲル化して
    除き、得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液を
    濃縮または乾燥させることから成る、α−アミラーゼ阻
    害物質を取得する方法。
  3. 【請求項3】小麦または小麦粉を水で抽出し、必要に応
    じて過および除菌処理に付して得られる、α−アミラ
    ーゼ阻害物質含有の水溶液に、α−アミラーゼ阻害物質
    と複合体形成可能な多糖類を添加してこの多糖類とα−
    アミラーゼ阻害物質の複合体を形成させ、生成した水不
    溶性複合体を水に再分散させ、得られた多糖類とα−ア
    ミラーゼ阻害物質の混液中の多糖類をゲル化して除き、
    得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の水溶液に夾雑す
    る不要蛋白質を加熱処理するか、酸処理するかまたは両
    者の処理を組み合わせることにより変性させ、この変性
    蛋白を除去して得られるα−アミラーゼ阻害物質含有の
    水溶液を濃縮または乾燥させることから成る、α−アミ
    ラーゼ阻害物質を取得する方法。
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