JP2817090B2 - 背負バッグ - Google Patents

背負バッグ

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JP2817090B2
JP2817090B2 JP32955294A JP32955294A JP2817090B2 JP 2817090 B2 JP2817090 B2 JP 2817090B2 JP 32955294 A JP32955294 A JP 32955294A JP 32955294 A JP32955294 A JP 32955294A JP 2817090 B2 JP2817090 B2 JP 2817090B2
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JP
Japan
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shoulder
belt
mounting plate
shoulder belt
bag body
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JP32955294A
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Inventor
隆道 金野
Original Assignee
有限会社金野縫製
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リュックサック等の背
負バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、背負う人の身長の相違にかかわら
ず、誰もが背負いやすいように、背負ベルトの上端部の
取付位置を上下方向に変位させて好適なポジションに位
置するように調節可能とした背負バッグが存在する。図
7及び図8は、そのような背負バッグの一例を示したも
のである。以下、この従来例について説明する。この背
負バッグは、肩掛ベルト1a,1bの上端部を接続する
プラスチック製の「パッチ」と称される肩掛ベルト取付
板2をバッグ本体3とは分離して設け、一方、バッグ本
体3の背当面4には、その中央部の高さが異なる複数位
置にそれぞれ横向き配置で平行に且つその内面部を上下
方向に開通させたテープ状のフック9を設けると共に、
それらフック9の内部に挿通可能でその下半部に面状フ
ァスナ(商品名は「ベルクロ」又は「マジックテープ」
など)の受部5aを、又、その上半部には面状ファスナ
の掛部5bをそれぞれ備えた取付ベルト6を設けて、そ
の取付ベルト6を上記の肩掛ベルト取付板2の下端部に
設けた取付孔7に通して繋いでから折り返して面状ファ
スナの受部5aと掛部5bを係止することによって、肩
掛ベルト取付板2をバッグ本体3の背当面4の任意の高
さの位置に取付可能としている。
【0003】しかしながら、上記のような従来の背負バ
ッグは、バッグ本体3の背当面4に対する肩掛ベルト取
付板2の密着性が悪くて不安定なので、バッグ本体3を
背負って歩いたときにバッグ本体3が左右に揺れて、歩
きにくく且つ疲れやすいという弊害があった。また、バ
ッグ本体3の荷重は主に取付ベルト6における面状ファ
スナの受部5aと掛部5bの係止力によって支えられる
ので、その受部5aと掛部5bが疲労して劣化しやすく
耐久性が劣るという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決すること、すなわち、背負バッグにおける肩掛ベ
ルト取付板とバッグ本体の背当面との密着性を改善して
バッグ本体を揺れにくくすると共に、取付ベルトの面状
ファスナにかかる荷重を軽減して劣化を防ぎ耐久性を向
上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の背負バッグは、肩掛ベルト1a,1bの上
端部を接続する肩掛ベルト取付板2をバッグ本体3とは
分離して設け、バッグ本体3の背当面4に止着した取付
ベルト6をその肩掛ベルト取付板2に繋ぐことにより背
当面4の任意の高さの位置に肩掛ベルト取付板2を固定
可能とした背負バッグにおいて、肩掛ベルト取付板2の
上下両端にそれぞれ突出片10,11を設けると共に、
バッグ本体3の背当面4における異なる高さの複数位置
にそれぞれ横向き配置で平行に且つその内面部を上下方
向に開通することによりその内側に上記の肩掛ベルト取
付板2の突出片10,11を上下方向から挿入して挟み
止め可能とするテープ状のフック9を設けたことを特徴
とする構成としたものである。
【0006】
【作用】肩掛ベルト取付板2の上下両端にそれぞれ設け
た突出片10,11を、バッグ本体3の背当面4の異な
る高さの複数位置に設けたフック9の内面部に挿入して
挟み止めすることによって、肩掛ベルト取付板2が背当
面4に密着して固定が安定化する。
【0007】また、バッグ本体3の荷重は取付ベルト6
から肩掛ベルト取付板2を介して、その肩掛ベルト取付
板2の上端に設けた突出片10が内面部に挿入するフッ
ク9によっても負担されるので、取付ベルト6の面状フ
ァスナにかかる負担が軽減する。
【0008】
【実施例】以下、図に示した本発明の実施例について説
明する。まず、図1〜図3は第1の実施例を示したもの
である。図において符号2が「パッチ」と称されるプラ
スチック製の肩掛ベルト取付板であり、この肩掛ベルト
取付板2の両肩部に左右一対の肩掛ベルト1a,1bの
上端が接続している。この肩掛ベルト取付板2はバッグ
本体3から分離していて、バッグ本体3の背当面4の任
意の位置へ移動可能である。この肩掛ベルト取付板2は
上下両端にそれぞれ突出片10,11を設けていて、そ
の下端の突出片11には2つの横長の取付孔7,8を上
下配置で平行に且つ近接するように穿設している。
【0009】バッグ本体3の背当面4の中央部における
異なる高さの複数位置には等間隔でそれぞれ横向きのテ
ープ状のフック9を設けている。各フック9は平行で且
つ上下に並んでいて、それぞれ両端部を背当面4に対し
縫着して中間内面部を上下方向に開通させている。
【0010】バッグ本体3の背当面4の中央部には取付
ベルト6も設けている。取付ベルト6は下端部を背当面
4に対し止着して、それより上方部位はフリーにしてい
る。また、この取付ベルト6の略下半部にはループ状の
糸を多数植設した面状ファスナの受部5aを、又、略上
半部にはフック状の糸を多数植設して上記の受部5aに
対して係止可能な面状ファスナの掛部5bを設けてい
る。この取付ベルト6は上記の各フック9の内面部に挿
通している。
【0011】肩掛ベルト取付板2は以下の手順でバッグ
本体3の背当面に固定する。まず、肩掛ベルト取付板2
を背当面4における中央部の任意の高さの位置に配し
て、その肩掛ベルト取付板2に対して取付ベルト6を繋
ぎ止める。この場合、肩掛ベルト取付板2に設けた2つ
の取付孔7,8のうち、まず上側の取付孔7に対し裏面
側から取付ベルト6を挿通し、次に表面側に突出した取
付ベルト6を今度は逆に下側の取付孔8に対し表面側か
ら裏面側へと挿通し、それから取付ベルト6の先端を下
側に向けてフック9の内面部に挿通することにより面状
ファスナの受部5aと掛部5bを係止させる。このよう
に取付ベルト6を肩掛ベルト取付板2の2つの取付孔
7,8に挿通すると、2つの取付孔7,8は一般的に
「コキ」と称されているベルト長さ調節具と同様にスト
ッパ機能を発揮して取付ベルト6をしっかりと固定す
る。上記の従来例のように、この取付孔が一つだけだと
ストッパ機能がないので、面状ファスナの係止力に対す
るバッグ本体の荷重の負担が大きいが、この実施例のよ
うに2つの取付孔7,8を設けてストッパ機能を持たせ
れば荷重は取付ベルト6の本体と肩掛ベルト取付板2と
にかかるので、面状ファスナの負担が極めて小さくな
る。次に、肩掛ベルト取付板2の上端に設けた突出片1
0をその上方に位置するフック9の内面部に下方から挿
入すると共に、肩掛ベルト取付板2の下端に設けた突出
片11をその下方に位置するフック9の内面部に上方か
ら挿入する。これにより肩掛ベルト取付板2は上下端が
押えられて浮き上がらず背当面4に密着すると共に上下
方向の位置ずれが無くなる。また、上記のように肩掛ベ
ルト取付板2にかかる荷重の一部は、肩掛ベルト取付板
2の上端に設けた突出片10が挿入したフック9にも作
用するので、肩掛ベルト取付板2、取付ベルト6、及び
取付ベルト6の面状ファスナの受部5aと掛部5b等の
負担が軽減する。
【0012】次に、図4〜図6は本発明の第2の実施例
を示したものである。上記の第1の実施例では、肩掛ベ
ルト取付板2の上下端に設ける突出片10,11がそれ
ぞれ1つだけであったが、この第2の実施例では、肩掛
ベルト取付板2の上端における左右2箇所と、下端にお
ける左右2箇所にそれぞれ突出片10,11を設けてい
る。また、これに応じて、バッグ本体3の背当面4に設
けるフック9も少し長めにして両端及び中央部を背当面
4に対し縫着することにより左右に分けて、左右両側の
突出片10,11をそれぞれ内面部に挿入可能としてい
る。また、取付ベルト6も左右2本を備えてそれぞれフ
ック9の内面部に挿通している。その他の構造は上記の
第1の実施例と同じである。この第2の実施例のよう
に、肩掛ベルト取付板2の上下両端にそれぞれ2つの突
出片10,11を設ける構成とすれば、肩掛ベルト取付
板2の四隅が押え止めされるので、上記の第1の実施例
のように突出片10,11が1つのものに比べ、フック
9による肩掛ベルト取付板2の固定が安定することにな
る。また、肩掛ベルト取付板2の横方向の位置ずれも抑
えられる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記の通りであり、バッグ本体
3の背当面4に対する肩掛ベルト取付板2の密着性が向
上して固定状態が安定するので、バッグ本体3を背負っ
て歩いたときの揺れを抑えることができ、背負う人が歩
きやすく且つ疲れにくくなるというが効果がある。ま
た、バッグ本体3の荷重の一部がフック9によって分担
されることになるので、取付ベルト6の面状ファスナの
負担が軽減されて劣化が抑えられ耐久性が向上するとい
う効果がある。尚、上記の実施例のように肩掛ベルト取
付板2に2つの取付孔7,8を設けて「コキ」のように
ストッパ機能を持たせれば、面状ファスナによる荷重の
負担が極めて小さくなり効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】第1の実施例の一部を切除した斜視図である。
【図3】第1の実施例の略中央部の部分断面図である。
【図4】第2の実施例の斜視図である。
【図5】第2の実施例の一部を切除した斜視図である。
【図6】第2の実施例の略中央部の部分断面図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】従来例の略中央部の部分断面図である。
【符号の説明】
1a 肩掛ベルト 1b 肩掛ベルト 2 肩掛ベルト取付板 3 バッグ本体 4 背当面 5a 面状ファスナの受部 5b 面状ファスナの掛部 6 取付ベルト 7 取付孔 8 取付孔 9 フック 10 突出片 11 突出片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肩掛ベルト1a,1bの上端部を接続す
    る肩掛ベルト取付板2をバッグ本体3とは分離して設
    け、バッグ本体3の背当面4に止着した取付ベルト6を
    その肩掛ベルト取付板2に繋ぐことにより背当面4の任
    意の高さの位置に肩掛ベルト取付板2を固定可能とした
    背負バッグにおいて、肩掛ベルト取付板2の上下両端に
    それぞれ突出片10,11を設けると共に、バッグ本体
    3の背当面4における異なる高さの複数位置にそれぞれ
    横向き配置で平行に且つその内面部を上下方向に開通す
    ることによりその内側に上記の肩掛ベルト取付板2の突
    出片10,11を上下方向から挿入して挟み止め可能と
    するテープ状のフック9を設けたことを特徴とする背負
    バッグ。
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JPH08154722A JPH08154722A (ja) 1996-06-18
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FR2837078B1 (fr) * 2002-03-15 2005-12-02 Lafuma Sa Dispositf de reglage en position de portage d'un sac a dos
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KR20230135147A (ko) * 2021-04-07 2023-09-22 가부시키가이샤 구롱티푸 백팩

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