JPH0511166Y2 - - Google Patents

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JPH0511166Y2
JPH0511166Y2 JP6020488U JP6020488U JPH0511166Y2 JP H0511166 Y2 JPH0511166 Y2 JP H0511166Y2 JP 6020488 U JP6020488 U JP 6020488U JP 6020488 U JP6020488 U JP 6020488U JP H0511166 Y2 JPH0511166 Y2 JP H0511166Y2
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belt
container
hook
loop fastener
loop
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ベルトによつて持ち運ぶ携帯用容器
に関するものである。
[従来の技術] 従来のベルトで持ち運ぶ携帯用容器としては、
実公昭58−1499号の保温・保冷バツグが考案され
ている。この保温・保冷バツグを携帯するための
ベルトは、容器本体の左右両側面にベルトの端部
を取着した構造であつて、ベルトを肩に掛けてバ
ツグを持ち運ぶようになつている。
また、本出願人も先に実開昭59−115781号の包
装容器を提案した。この包装容器の携帯用ベルト
は、容器本体の相対向する側壁の縦中央部外側に
それぞれ形成されたベルト通し孔、及び、ベルト
掛止溝にて係止された上で、容器本体の底面に掛
け回された構造であつて、ベルトを肩に掛けて包
装容器を持ち運ぶようになつている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記考案のバツグ及び包装容器である
と、ベルトの長さ調整具(ストラツプ)がベルト
に設けられているが、このストラツプによる長さ
調整は、肩掛けを前提とした長さ調整であるた
め、容器を手に提げて持ち運びできる程、ベルト
の長さを短く調整できない。
[考案の目的] 本考案は上記問題点を解決し、ベルトの長さを
簡単に調整して、肩掛けにも手提げにしても持ち
運び可能な携帯用容器を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は携帯用容器であつて、合成樹脂等より
形成された容器10とこの容器10を携帯するた
めのベルト30よりなり、前記容器10は、相対
向する一方の両側壁12a,12aの幅方向の中
央部外側にベルト通し孔26,26を有し、底面
12cにおいて他方の両側壁12b,12b間の
中央部に面フアスナー28を有し、前記ベルト3
0は、両端部30a,30bの片面に互いに係合
する面フアスナー32,34をそれぞれ有し、前
記ベルト30の両端部30a,30bを前記容器
10の底面12cに掛け回して、両端部30a,
30bの面フアスナー32,34を容器10の底
面12cの面フアスナー28に係止した状態で肩
掛けが可能な長さを有するとともに、前記ベルト
30の一端部30aを面フアスナー28,32に
よつて前記容器10の底面12cに係止し、他端
部30bを容器10の底面12cを経て上方へと
掛け回した状態において、該端部30bの面フア
スナー34をベルト30に係止する位置に面フア
スナー36を設けたものである。
また、容器10は、相対向する一方の両側壁1
2a,12aの幅方向の中央部外側にベルト通し
孔26,26を有し、前記ベルト30は、一端部
30aの表面と他端部30bの裏面とに互いに係
合する面フアスナー38,40を有し、前記ベル
ト30を前記容器10の底面12cを回し上方に
引き出し、前記ベルト30の両端部30a,30
bの面フアスナー38,40同士を係止した状態
において肩掛けが可能な長さを有するとともに、
前記ベルト30を前記容器10の底面12cを回
し容器10上方に引き出しベルト30同士を重ね
た状態で、一端部30aの面フアスナー38を該
ベルト30の裏面に、他端部30bの面フアスナ
ー40を該ベルト30の表面に係止できる位置に
面フアスナー42,44をそれぞれ設けたもので
ある。
さらに、前記ベルト30は、一端部30aに係
合用リング46を有し、前記ベルト30の他端部
30bの片面において間隔をおいて互いに係合す
る面フアスナー48,50を設け、前記ベルト3
0を前記容器10の底面12cに掛け回し上方に
引き出し、前記ベルト30の一端部30aのリン
グ46へ他端部30bを通して折り返し、該端部
30bの面フアスナー48,50同士を係止した
状態において肩掛けが可能な長さを有するととも
に、前記ベルト30を前記容器10の底面12c
に掛け回し上方に引き出し、ベルト30の一端部
30aのリング46へ他端部30bを通して折り
返してベルト30同士を重ねた状態で、該端部3
0bの面フアスナーを該ベルト30に係止できる
位置に面フアスナー52を設けたものである。
[作用] 本考案の第1の請求項の携帯用容器を肩掛けの
状態で持ち運ぶのには下記のように行なう。
容器10上方よりベルト30の両端部30a,
30bを、相対向するベルト通し孔26にそれぞ
れ挿通し、容器10の底面12cに掛け回し、ベ
ルト30の両端部30a,30bの面フアスナー
32,34と容器10の底面12cの面フアスナ
ー28とを係止させる。これによりベルト30が
容器10に沿つて固定され、容器10を肩に掛け
て持ち運べる。
次に、容器10を手提げの状態で持ち運ぶのに
は下記のように行なう。
ベルト30の一端部30aを上方よりベルト通
し孔26に挿通して、この端部30aを面フアス
ナー28,32によつて容器10の底面12cに
係止する。ベルト30の他端部30bを、上方よ
り前記ベルト通し孔26とは相対向するベルト通
し孔26に挿通し容器10の底面12cを経て該
ベルト30と重ねながら上方へと掛け回して容器
10上方に回し、このベルト30の該端部30b
の面フアスナー34を面フアスナー36へ係止す
る。これにより、ベルト30が容器10に沿つて
固定され、ベルト30の長さが手提げに好適な長
さになつて容器10を持ち運べる。
本考案の第2の請求項の携帯用容器を肩掛けの
状態で持ち運ぶのには下記のように行なう。
ベルト30の一端部30aを上方よりベルト通
し孔26に挿通して容器10の底面12cを経て
前記ベルト通し孔26とは相対向するベルト通し
孔26に挿通して引き出し、容器10上方におい
てベルト30の両端部30a,30bの面フアス
ナー38,40を係止させる。これによつてベル
ト30が容器10に固定され、容器10を肩に掛
けて持ち運べる。
次に容器10を手に下げて持ち運ぶ場合を下記
に説明する。
ベルト30の一端部を上方よりベルト通し孔2
6に挿通して容器10の底面12cに掛け回し、
さらに前記ベルト通し孔26とは相対向するベル
ト通し孔26に挿通して引き出し、容器10上方
においてベルト30同士を重ねて、ベルト30の
一端部30aの面フアスナー38を該ベルト30
の裏面の面フアスナー44へ係止し、他端部30
bの面フアスナー40を該ベルト30の表面の面
フアスナー42へ係止する。これにより、ベルト
30は手提げに好適な長さとなる。
本考案の第3の請求項の携帯用容器を肩掛けの
状態で持ち運ぶのには下記のように行なう。
ベルト30の他端部30bを上方よりベルト通
し孔26に挿通して容器10の底面12cに掛け
回し、さらに前記ベルト通し孔26とは相対向す
るベルト通し孔26に挿通して引き出し、ベルト
30の該端部30bを容器10上方に位置させ
る。そして、このベルト30の該端部30を一端
部30aの係合用リング46へ通した後折り返し
て、該端部30bに設けた一対の面フアスナー4
8,50を係合させる。これによつて、ベルト3
0が容器10に固定され、容器10を肩に掛けて
持ち運べる。
次に容器10を手に下げて持ち運ぶ場合を下記
に説明する。
ベルト30の他端部30bを上方よりベルト通
し孔26に挿通して容器10の底面12cに掛け
回し、さらに前記ベルト通し孔26とは相対向す
るベルト通し孔26に挿通して引き出しベルト3
0の他端部を容器10上方に位置させる。そし
て、このベルト30の該端部30bを一端部30
aの係合用リング46へ通した後折り返して、ベ
ルト30同士を重ね、ベルト30の該端部30b
の面フアスナーを該ベルト30の面フアスナー5
2へ係止させる。
1 実施例 以下、本考案の第1の実施例を図面に基づいて
説明する。
10は、概略形状が直方体である箱状の容器で
あつて、容器本体12と蓋体14より構成され、
いずれも発泡ポリスチレン等の合成樹脂の発泡体
にて形成され、容器10内部にドライアイスと共
に生鮮食料品等が収容できる。また、容器本体1
2と蓋体14は、嵌合部16,18にて嵌合自在
になつている。
容器本体12の相対向する、短辺側の両側面1
2a,12aの幅方向の中央部には、把持部20
となすべき上端部を残して適宜の幅、深さを有す
るベルト掛止溝22がそれぞれ形成されている。
前記両把持部20には、前記ベルト掛止溝22
と連続した高さ方向の四角形状通し孔、すなわ
ち、ベルト通し孔26がそれぞれ貫設されてい
る。なお、前記側壁12aの中央部にベルト通し
孔26を設けているため、側壁12aは中央部ほ
ど肉厚に形成されている。
容器本体12の底面12cにおいて、長辺側の
両側壁12b,12b間の中央部には、両側面1
2a,12aに設けたベルト掛止溝22と連続し
てベルト掛止溝24が設けられている。また、こ
のベルト掛止溝24の中央には、ループ側の面フ
アスナー28が、接着剤または、両面接着テープ
等によつて取付けられている。
蓋体14の短辺側の両側部14a,14aには
切欠部15,15が設けられている。
30は、繊維または合成樹脂よりなる携帯用の
ベルトであつて、テープ状に形成されている。
ベルト30の両端部30a,30bの裏面に
は、それぞれフツク側の面フアスナー32,34
が接着剤または両面接着テープあるいは縫製、高
周波または超音波ウエルダー等によつて取付けら
れている。
ベルト30の長さは、ベルト30を容器10の
底面12cに掛け回した状態で肩掛けが可能な長
さに形成されている。
ベルト30の表面の下記の位置には、手提げ用
面フアスナー36が設けられている。この手提げ
用面フアスナー36はループ側であつて、接着
剤、または、両面接着テープあるいは縫製、高周
波または超音波ウエルダー等によつてベルト30
の表面に取付られている。手提げ用面フアスナー
36が取付られている位置は、ベルト30の一端
部30aを上方よりベルト通し孔26に挿通して
底面12cに係止し、そしてベルト30の他端部
30bを容器本体12の底面12cを経て上方へ
と掛け回して、容器10上方に端部30bを位置
させ、この該端部30bの面フアスナー34と係
止できる位置に手提げ用面フアスナー36が設け
られている。この場合に、容器10の上方にある
ベルト30の長さは、容器10の長辺方向の長さ
より少し長い程度であつて、ベルト30を手で持
つのに好適な長さとなつている。
上記構成の携帯用容器10を使用する場合には
下記のように行なう。
まず、容器本体12を肩掛けの状態で持ち運ぶ
のには下記のように行なう。
容器10の上方より、ベルト30の両端部30
a,30bを、相対向するベルト通し孔26にそ
れぞれ挿通し、ベルト掛止溝22,24に沿つて
容器本体12の底面12cに掛け回し、ベルト3
0の両端部30a,30bのフツク側の面フアス
ナー32,34を容器本体12の底面12cのル
ープ側の面フアスナー28へ係止させる。これに
より、ベルト30が容器本体12に沿つて固定さ
れ、容器10を肩に掛けて持ち運べことができ
る。
次に、容器10を手提げの状態で持ち運ぶのに
は下記のように行なう。
ベルト30の一端部30aを上方よりベルト通
し孔26に挿通して、この端部30aを面フアス
ナー32によつて底面12cに係止する。ベルト
30の他端部30bを上方よりベルト通し孔26
に挿通してベルト掛止溝22,24に沿つて容器
本体12の底面12cを経て、該ベルト30と重
ねながら上方へと掛け回して、下方より再びベル
ト通し孔26に挿通し引き出して容器10上方に
回し、該端部30bの面フアスナー34を手提げ
用面フアスナー36へ係止する。これにより、ベ
ルト30が容器本体12に沿つて固定され、ベル
ト30の長さが手提げに好適な長さになつて容器
10を持ち運べる。
また、肩掛け状態、及び、手提げ状態において
も、ベルト30の係合は、面フアスナーによつて
行うため、容器10外方に突出する部分がなく持
ち運び易い。また、ベルト30の表面に露出して
いる面フアスナーはループ側のため、持ち運びの
際に服等に、面フアスナーが付着することがな
い。さらに、ベルト30が容器10の底面12c
に掛け回されているため、重たい物を容器10に
収容して持ち運んでも、重量を容器本体12の底
面12cで受けることとなり、面フアスナー同士
の係合が解除されベルト30が容器10から外れ
るおそれはない。
例えば、容器10の大きさが縦20cm、横40cm、
高さ20cmの場合には、ベルト30の長さは略170
cm、手提げ用面フアスナー36の取付け位置は一
端部から略37cmの位置に設けるのが好適である。
本考案の第2の実施例を下記に説明する。
10は容器であつて、前記実施例と同じ構造の
ものであるが、底面12cに面フアスナー28を
設けていない構造となつている。
30は、携帯用のベルトである。このベルト3
0の一端部30aの表面にループ側の面フアスナ
ー38を、他端部30bの裏面にフツク側の面フ
アスナー40が設けられている。
ベルト30の長さは、ベルト30を容器10の
底面12cに掛け回した状態で肩掛けが可能な長
さに形成されている。
ベルト30の表面及び裏面の下記に示す所定の
位置では、手提げ用面フアスナー42,44がそ
れぞれ設けられている。ベルト30の表面に設け
られた手提げ用面フアスナー42はループ側であ
り、また、裏面に設けられた手提げ用面フアスナ
ー44はフツク側である。これら手提げ用面フア
スナー42,44は接着剤または両者接着テープ
あるいは縫製、高周波または超音波ウエルダー等
によつてそれぞれベルト30に取付けられてい
る。
手提げ用面フアスナー44がベルト30に設け
られている位置は、ベルト30の一端部30aを
容器本体12底面12cを経て上方に掛け回し、
容器本体12上方においてベルト30同士を重ね
た状態で、この端部30aの面フアスナー38を
該ベルト30の裏面に係止できる位置に設けられ
ている。手提げ用面フアスナー42は、他端部3
0bの面フアスナー40を該ベルト30の表面に
係止できる位置に設けられている。
例えば、容器10の大きさが縦20cm、横40cm、
高さ20cmの場合には、ベルト30の長さは略180
cm、手提げ用面フアスナー42,44の取付け位
置は端部30a,30bからそれぞれ略46cmの位
置に設けるのが好適である。
上記構成の携帯用容器10の使用状態を下記に
説明する。
まず、肩掛け用の容器10として使用する場合
には下記のように行なう。
ベルト30の一端部30aを上方よりベルト通
し孔26に挿通して、ベルト掛止溝22,24に
沿つて容器本体12の底面12cを経て、前記ベ
ルト通し孔26とは相対向するベルト通し孔26
に挿通して引き出す。そして、容器本体12の上
方において、ベルト30の両端部30a,30b
の面フアスナー同士38,40を係止させる。こ
れによつて、ベルト30が容器本体12に固定さ
れ、容器10を肩に掛けて持ち運べる。
次に容器10を手に下げて持ち運ぶ場合を下記
に説明する。
ベルト30の一端部30aを上方よりベルト通
し孔26に挿通して、ベルト掛止溝22,24に
沿つて容器本体12の底面12cに掛け回し、さ
らに、前記ベルト通し孔26とは相対向するベル
ト通し孔26に挿通して引き出し、容器本体12
の上方においてベルト30同士を重ねる。ベルト
30の一端部30aの面フアスナー38を該ベル
ト30の裏面の手提げ用面フアスナー44へ係止
し、他端部30bの面フアスナー40を該ベルト
30の表面の手提げ用面フアスナー42へ係止す
る。これにより、ベルト30は手提げに好適な長
さとなる。
本考案の第3の実施例を下記に説明する。
10は容器であつて、第1の実施例と同じ構造
のものである。
30は携帯用ベルトである。このベルト30の
一端部30aは折返されて、この折返された部分
に金属性または合成樹脂性の係合用リング46が
固定されている。
ベルト30の他端部30bの表面において、間
隔をおいて互いに係合する面フアスナー48,5
0が設けられている。面フアスナー48はフツク
側であつて、面フアスナー50はループ側であ
る。
ベルト30の長さは、ベルト30を容器10の
底面12cに掛け回した状態で肩掛けが可能な長
さに形成されている。
ベルト30の表面の下記に示す所定の位置に
は、ループ側の手提げ用面フアスナー52が設け
られている。この手提げ用面フアスナー52の取
付け位置は、他端部30bを上方よりベルト通し
孔26に挿通して容器本体12の底面12cに掛
け回し、さらに、前記ベルト通し孔26とは相対
向するベルト通し孔26に挿通して引き出し、こ
の端部30bを容器本体12上方に位置させる。
そして、この端部30bを、ベルト30の一端部
30aに設けたリング46へ通した後、折り返し
てベルト30同士を重ね、ベルト30の他端部4
8の面フアスナー48を該ベルト30の表面に掛
止できる位置に設けられている。この場合に容器
10上方のベルト30の長さは、手提げに好適な
ように設定しておく。
54は摺動阻止用面フアスナーであつて、容器
本体12の底面12cの面フアスナー28と係合
可能なフツク側であつて、ベルト30の端部30
bを容器本体12の底面12cに掛け回した状態
で、容器本体12の底面12cの面フアスナー2
8と相対向する位置に設けられている。
上記構成の携帯用容器10の使用状態を下記に
説明する。
まず、肩掛け用の容器10として使用する場合
には下記のように行なう。
ベルト30の他端部30aを上方よりベルト通
し孔26に挿通してベルト掛止溝22,24に沿
つて容器本体12の底面12cに掛け回し、さら
に前記ベルト通し孔26とは相対向するベルト通
し孔26に挿通して引き出し、容器本体12上方
にベルト30の他端部を位置させる。そして、こ
の端部30bを、一端部30aのリング46を通
した後折り返して、一対の面フアスナー48,5
0を係止させる。これによつてベルト30が容器
本体12に固定され、容器10を肩に掛けて持ち
運べる。さらに、摺動阻止用面フアスナー54に
よつて、ベルト30が容器本体12の周面に沿つ
て摺動することがない。
次に容器10を手に下げて持ち運ぶ場合を下記
に説明する。
ベルト30の他端部30bを上方よりベルト通
し孔26に挿通してネルト掛止溝22,24に沿
つて容器本体12の底面12cに掛け回し、さら
に前記ベルト通し孔26とは相対向するベルト通
し孔26に挿通して引き出し、容器本体12上方
に端部30bを位置させる。そして、この端部3
0bを、一端部30aのリング46を通した後折
り返して引き出しベルト30同士を重ね、ベルト
30の他端部30bの面フアスナー48を該ベル
ト30の表面の手提げ用面フアスナー52へ係止
させる。なお、第10図,第11図の場合には、
ベルト30を端部30bを内側から外側に折返し
ているが、外側から内側に折返してもよい。
例えば、容器10の大きさが縦20cm、横40cm、
高さ20cmの場合には、ベルト30の長さは略180
cm、手提げ用面フアスナー52の取付け位置はリ
ング46のある一端部30aから略77cmの位置に
設け、摺動阻止用面フアスナー54は、一端部3
0aから略36cmの位置に設けるのが好適である。
なお、この第4の実施例において、摺動阻止用
面フアスナー54を設けたが、この面フアスナー
54を省略してもよい。
[考案の効果] 上記考案の携帯用容器であると、面フアスナー
の着脱操作だけで、容器を肩掛け用と手下げ用に
とベルトの長さを簡単に調整できる。また、肩掛
け状態、及び、手提げ状態においても、ベルトの
係合は、面フアスナーによつて行うため、容器外
方に突出する部分がなく持ち運び易い。また、ベ
ルトが容器の底面に掛け回されているため、重た
い物を容器に収容して持ち運んでも重量を容器の
底面で受けることとなり、面フアスナー同士の係
合が解除されてベルトが容器から外れるおそれは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は、本考案の第1の実施例で
あつて、第1図は、容器の斜視図、第2図は、蓋
体を外した状態の容器の斜視図、第3図は、ベル
トの平面図、第4図は、容器の肩掛け状態の縦断
面図、第5図は、第4図における要部拡大縦断面
図、第6図は、容器の手提げ状態の縦断面図、第
7図から第9図は、本考案の第2の実施例であつ
て、第7図は、ベルトの平面図、第8図は、容器
の肩掛け状態の縦断面図、第9図は、容器の手提
げ状態の縦断面図、第10図から第12図は、本
考案の第3の実施例であつて、第10図は、ベル
トの平面図、第11図は、容器の肩掛け状態の縦
断面図、第12図は、容器の手提げ状態の縦断面
図である。 符号の説明、10……容器、12a……側面、
12b……側面、12c……底面、26……ベル
ト通し孔、28……容器底面の面フアスナー、3
0……ベルト、30a……ベルトの一端部、30
b……ベルトの他端部、32……ベルトの一端部
の面フアスナー、34……ベルトの他端部の面フ
アスナー、36……手提げ用面フアスナー、38
……ベルトの一端部の面フアスナー、40……ベ
ルトの他端部の面フアスナー、42……手提げ用
面フアスナー、44……手提げ用面フアスナー、
46……係合用リング、48……ベルトの他端部
の面フアスナー、50……ベルトの他端部の面フ
アスナー、52……手提げ用面フアスナー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂等より形成された容器10とこの容
    器10を携帯するためのベルト30よりなり、 前記容器10は、相対向する一方の両側壁1
    2a,12aの幅方向の中央部外側にベルト通
    し孔26,26を有し、底面12cにおいて他
    方の両側壁12b,12b間の中央部に面フア
    スナー28を有し、 前記ベルト30は、両端部30a,30bの
    片面に互いに係合する面フアスナー32,34
    をそれぞれ有し、前記ベルト30の両端部30
    a,30bを前記容器10の底面12cに掛け
    回して、両端部30a,30bの面フアスナー
    32,34を容器10の底面12cの面フアス
    ナー28に係止した状態で肩掛けが可能な長さ
    を有するとともに、前記ベルト30の一端部3
    0aを面フアスナー28,32によつて前記容
    器10の底面12cに係止し、他端部30bを
    容器10の底面12cを経て上方へと掛け回し
    た状態において、該端部30bの面フアスナー
    34をベルト30に係止する位置に面フアスナ
    ー36を設けてなることを特徴とする携帯用容
    器。 2 合成樹脂等より形成された容器10とこの容
    器10を携帯するためのベルト30よりなり、 前記容器10は、相対向する一方の両側壁1
    2a,12aの幅方向の中央部外側にベルト通
    し孔26,26を有し、 前記ベルト30は、一端部30aの表面と他
    端部30bの裏面とに互いに係合する面フアス
    ナー38,40を有し、前記ベルト30を前記
    容器10の底面12cを回し上方に引き出し、
    前記ベルト30の両端部30a,30bの面フ
    アスナー38,40同士を係止した状態におい
    て肩掛けが可能な長さを有するとともに、前記
    ベルト30を前記容器10の底面12cを回し
    容器10上方に引き出しベルト30同士を重ね
    た状態で、一端部30aの面フアスナー38を
    該ベルト30の裏面に、他端部30bの面フア
    スナー40を該ベルト30の表面に係止できる
    位置に面フアスナー42,44をそれぞれ設け
    てなることを特徴とする携帯用容器。 3 合成樹脂等より形成された容器10とこの容
    器10を携帯するためのベルト30よりなり、 前記容器10は、相対向する一方の両側壁1
    2a,12aの幅方向の中央部外側にベルト通
    し孔26,26を有し、 前記ベルト30は、一端部30aに係合用リ
    ング46を有し、前記ベルト30の他端部30
    bの片面において間隔をおいて互いに係合する
    面フアスナー48,50を設け、前記ベルト3
    0を前記容器10の底面12cに掛け回し上方
    に引き出し、前記ベルト30の一端部30aの
    リング46へ他端部30bを通して折り返し、
    該端部30bの面フアスナー48,50同士を
    係止した状態において肩掛けが可能な長さを有
    するとともに、前記ベルト30を前記容器10
    の底面12cに掛け回し上方に引き出し、ベル
    ト30の一端部30aのリング46へ他端部3
    0bを通して折り返してベルト30同士を重ね
    た状態で、該端部30bの面フアスナーを該ベ
    ルト30に係止できる位置に面フアスナー52
    を設けてなることを特徴とする携帯用容器。
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