JP2816254B2 - 磁気デイスク駆動装置 - Google Patents

磁気デイスク駆動装置

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JP2816254B2
JP2816254B2 JP3504891A JP3504891A JP2816254B2 JP 2816254 B2 JP2816254 B2 JP 2816254B2 JP 3504891 A JP3504891 A JP 3504891A JP 3504891 A JP3504891 A JP 3504891A JP 2816254 B2 JP2816254 B2 JP 2816254B2
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JP
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magnetic disk
slider
negative pressure
magnetic
magnetic head
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正夫 大北
泰洋 秋山
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気デイスク駆動装置に
係り、特に、フレキシブルな磁気デイスクを磁気ヘツド
に接触させるための負圧発生部が設けられたスライダ
を、磁気デイスクの半径方向に移送する磁気デイスク駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気デイスクには硬質のハードデイスク
と可撓性に富んだフレキシブルデイスクとがあり、ハー
ドデイスクを組み込んだ磁気デイスク駆動装置では磁気
ヘツドを磁気デイスクの表面から微小量浮上させた状態
で信号の書込/読出が行なわれる。このためにハードデ
イスクを組み込んだ磁気デイスク駆動装置では高出力の
信号が得にくく、また磁気ヘツドとハードデイスクとの
クラツシユ事故が生じ易いという難点がある。フレキシ
ブルなデイスクにはこのような難点はないが、密封ケー
ス内でフレキシブルデイスクを高速回転すると、デイス
ク表面に生じる気流の乱れによつてデイスクが、ばたつ
いて磁気ヘツドに安定に接触しなくなるという問題が発
生する。
【0003】これらの問題を解決するために、磁気ヘツ
ドが収容保持され磁気デイスクの半径方向に移送される
スライダに負圧発生部を形成して、磁気デイスクの回転
により磁気デイスクの表面に生じ、スライダの長手方向
に流れる気流により負圧を発生させて、フレキシブルな
磁気デイスクを磁気ヘツドに吸引して安定に接触させる
磁気デイスク駆動装置が提案されている。図4及び図5
は従来提案されている磁気デイスク駆動装置を説明する
図で、図4はスライダの構成を示す平面図、図5は作動
時の説明図である。
【0004】従来のスライダ3は図4に示すように、平
面形状が長方形に形成されその中心位置に上面から先端
を突出させて磁気ヘツド2が一体的に収容保持されてい
る。このスライダ3の磁気デイスク10との対向面に
は、磁気ヘツド2の軸芯を中心にして周縁部にほぼコ字
型の凸面部6aが設けられている。この凸面部6aと磁
気ヘツド2の外周面間には凹状の負圧発生部7aが形成
され、前記凸面部6aの一端縁側(上流側)にはテーパ
ー8が設けられ、一方、負圧発生部7aの下流側は開口
部6dが形成されている。
【0005】このような構成のスライダ3を磁気デイス
ク10に近接対向させ、図示せぬスピンドルモータで磁
気デイスク10を高速回転させながら、アーム15によ
つてスライダ3を磁気デイスク10の半径方向に移送す
ることにより、磁気ヘツド2によつて磁気デイスク10
に対して信号の書込/読出が行なわれる。この場合磁気
デイスク10を高速回転すると磁気デイスク10の表面
に気流が生じ、この気流がスライダ3の長手方向に流れ
てスライダ3に形成されている負圧発生部7aに達する
と、磁気デイスク10とスライダ3との間隔が急に広が
るために、負圧発生部7aによつて負圧が発生する。こ
のためフレキシブルな磁気デイスク10は、負圧発生部
7aに生じた負圧によつて吸引されて磁気ヘツド2に確
実に接触した状態となり、高出力状態での信号の書込/
読出動作が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように従来
の磁気デイスク駆動装置では、回動軸Oを中心にアーム
15を回動させてスライダ3を磁気デイスク10の半径
方向に移送しているが、磁気デイスク10の回転方向に
発生する気流の方向B1は、スライダ3が磁気デイスク
10の外周縁部にあるとスライダ3の側縁部に対し略平
行である。しかし、この状態からアーム15を磁気デイ
スク10の中心側に回動すると、気流の方向B2はスラ
イダ3の側縁部との交差角がしだいに大きくなる。そし
て、気流の方向B2に対してスライダ3下流寄りの交差
角が最も大きく、この部分Aで、磁気デイスク10に負
圧が更に発生して局部的に磁気デイスク10が引つぱら
れ、磁気ヘツド2に対する磁気デイスク10の接触状態
が不安定になる。このようにして生じる負圧の大きさ
は、磁気デイスク10に対するスライダ3の位置によつ
て異なり、かつ強くなるので、磁気デイスク10がスラ
イダ3に強く接触して破損したりすることもある。
【0007】本発明は前述したような従来の磁気デイス
ク駆動装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目
的は、スライダの磁気デイスクの半径方向に移送しても
新たな負圧の発生が発生せず、磁気デイスクに与えられ
る負圧が局部的に変動しない磁気デイスクを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、スピンドル
モータにより回転駆動する磁気デイスクと、この磁気デ
イスクの半径方向に磁気ヘツドを移送するスイングアー
ムと、前記磁気ヘツドを収容保持するとともに、前記磁
気デイスクを吸引する長方形状の負圧発生スライダを備
え、前記磁気ヘツドにより前記磁気デイスクに対して信
号を書込/読出を行なう磁気デイスク駆動装置におい
て、前記磁気デイスクの回転によつて生じる気流に沿う
ように、前記スライダの側部を傾斜して構成したことに
より達成される。
【0009】
【作用】前記手段により、磁気デイスクの半径方向での
スライダの移送に際して、磁気デイスクの回転によつて
生じる気流が、スライダの側縁部を横切つて負圧発生部
に入り込むことがなく、スライダの移送に伴なつて負圧
発生部に新たな負圧が発生しない。このため、磁気デイ
スクに生じる負圧が局部的に変動することが防止され
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面(図1〜図3)
を参照して説明する。ここで図1はスライダの構成を示
す平面図、図2は図1の部分拡大図、図3は図2のA−
A断面図である。
【0011】図1に示すようにスライダ11の両側縁
は、磁気デイスクの回転によつて磁気デイスクの表面に
生じ、スライダ11を長手方向に流れる気流Xの下流側
に向かつて、スライダ11の長手方向の中心線Cに近付
くように前記中心線Cに対して角度θの傾斜を付けて形
成されている。スライダ11の周縁部にはほぼ逆コ字型
の凸面部11aが形成してあり、凸面部11aの前記気
流の上流側の端部にはテーパー12が、下流側の端部は
開口溝20が設けてあり、図2及び図3に示すように開
口溝20の両側にはテーパー21が形成してある。スラ
イダ11の上面から先端を突出させて、スライダ11に
は磁気ヘツド2が収容保持されており、前記凸面部11
aと磁気ヘツド2間には凹状の負圧発生部13が設けら
れている。また、この負圧発生部13は磁気ヘツド2よ
り前記気流の下流側の表面積が、上流側の表面積よりも
大に設定され、これは、下流側の負圧の方を上流側の負
圧より大きくしてある。また、スライダ11はシークの
開始位置(磁気デイスク10の外周近傍)で中心線Cが
磁気デイスク10の円周方向に向けてスイングアーム1
5に取り付けてある。前記角度θは、シークの終了位置
(スライダ11が磁気デイスクの半径方向において磁気
デイスクの外周から最も離れた位置)で前記気流がスラ
イダ11の側縁部に平行となるように設定されているも
ので、例えば、スイングアーム15の振幅角度とほぼ同
じくしてある。
【0012】次に、このような構成の実施例の動作を説
明する。図1に示すようにスライダ11が磁気デイスク
10の外周縁部近傍にあるシーク開始の状態では、磁気
デイスク10の回転により生じる気流Xは、テーパー1
2部分から負圧発生部13に流入し、磁気デイスク10
との間隔が急に変化するために磁気デイスク10に負圧
を与える。この負圧によつて磁気デイスク10は磁気ヘ
ツド2側に吸引されて、磁気ヘツド2に接触状態とな
る。この場合、磁気ヘツド2に対して例えば下流側の負
圧発生部13の面積を上流側の面積よりも広くして下流
側の方で大きな負圧を受け、磁気ヘツド2の上流側端部
で磁気デイスク10が多少浮き上がり気味となる。この
ために、磁気デイスク10が凸面部11aの前記気流の
下流側端部に突き当たつて磨耗することがなく、磁気ヘ
ツド2の上流側と下流側で磁気デイスク10はバランス
よく吸引され、磁気デイスク10は磁気ヘツド2に安定
に接触して送られる。
【0013】スイングアーム15の回動によりスライダ
11が磁気デイスク10の半径方向に移送され磁気デイ
スク10の最内周部に達すると、図1に示すように磁気
デイスク10の回転で生じる気流B2はスライダ11の
側縁部に平行になる。従つてスライダ11が磁気デイス
ク10の最外周部からシークを開始して、最内周部に達
するまでの間、つまり、磁気ヘツド2がどの位置にあつ
ても、気流がスライダ11の側縁部を横切つて負圧発生
部13に入り込むことがなく、テーパー12部分から流
入する気流によつて負圧発生部13で通常の負圧が発生
し、この負圧が局部的に乱されることがない。
【0014】このようにして実施例によると、スライダ
11のシーク角度範囲内において磁気デイスク10の回
転によつて生じる気流が、スライダ11の側縁部から負
圧発生部13内に流入して、負圧発生部13で設定され
た負圧を局部的に変動させることが防止される。このた
め、シークの途中で負圧が局部的に変動して磁気デイス
ク10がスライダ11に強く接触して破損するなどの事
故が防止される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シーク範囲の角度でスライダの周縁部の凸面部を横切つ
て気流が負圧発生部に流入せず、負圧発生部で設定され
た通常の負圧が気流によつて局部的に乱されて、磁気デ
イスクがスライダに接触して磨耗するなどの事故が防止
され、安定して信号の書込/読取りが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す平面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】従来のスライダの構成を示す説明図である。
【図5】従来のスライダの動作を示す説明図である。
【符号の説明】
2 磁気ヘツド 10 磁気デイスク 11 スライダ 11a 凸面部 13 負圧発生部 15 アーム θ 角度

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルモータにより回転駆動する磁
    気デイスクと、この磁気デイスクの半径方向に磁気ヘツ
    ドを移送するスイングアームと、前記磁気ヘツドを収容
    保持するとともに、前記磁気デイスクを吸引する長方形
    状の負圧発生スライダを備え、前記磁気ヘツドにより前
    記磁気デイスクに対して信号を書込/読出を行なう磁気
    デイスク駆動装置において、前記磁気デイスクの回転に
    よつて生じる気流に沿うように、前記スライダの側部を
    傾斜して構成したことを特徴とする磁気デイスク駆動装
    置。
JP3504891A 1991-02-06 1991-02-06 磁気デイスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2816254B2 (ja)

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JPH04254957A JPH04254957A (ja) 1992-09-10
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US7012785B2 (en) * 2002-10-07 2006-03-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for head slider and suspension reducing air flow turbulence about the slider when accessing a rotating disk in a disk drive

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JPH04254957A (ja) 1992-09-10

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