JP2815250B2 - マルチヘッド型ラインプリンタにおけるキャリア制御方法 - Google Patents

マルチヘッド型ラインプリンタにおけるキャリア制御方法

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JP2815250B2
JP2815250B2 JP3180035A JP18003591A JP2815250B2 JP 2815250 B2 JP2815250 B2 JP 2815250B2 JP 3180035 A JP3180035 A JP 3180035A JP 18003591 A JP18003591 A JP 18003591A JP 2815250 B2 JP2815250 B2 JP 2815250B2
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聡 由雄
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字領域を分割して複
数個のヘッドにより並行して印字するマルチヘッド型ラ
インプリンタにおける無印字区間を考慮したマルチヘッ
ド搭載キャリアの効率的な制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシングルヘッド型のシリアルプリ
ンタは、機構が簡単で軽量である反面、ヘッドが全印字
領域を移動する必要があるため、印字動作が遅いという
問題があった。
【0003】マルチヘッド型のラインプリンタは、この
シングルヘッド型シリアルプリンタの印字速度を改善す
るために開発されたもので、1行の印字領域を複数分割
し、各分割領域に別々のヘッドを割り当てて並行して印
字できるようにしたものである。
【0004】図6にその概略構成を示す。図示された例
では3個のヘッドが用いられている。図6において、
1,2,3はヘッド、4は各ヘッドを等間隔で保持し、
同時に行方向に移動制御するためのキャリア、5はプラ
テン、6は印字バッファ、7は全印字領域、8,9,1
0は各ヘッド1,2,3による分割印字領域である。
【0005】動作時にキャリア4は図の左右の方向に駆
動され、キャリア4上の各ヘッド1,2,3はそれぞれ
対応する分割印字領域8,9,10を走査することによ
り、全印字領域7の走査が行われる。キャリア4の位置
に応じて各ヘッド1,2,3に印字バッファ6から印字
データが供給され、並行して印字が実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のマルチヘッド型
ラインプリンタでは、印字が行われる場合、各ヘッドが
1行の全印字領域を走査するようにキャリアの移動が行
われる。しかし印字データによっては、印字が不要な区
間も生じ、キャリアの移動が無駄に行われる場合があっ
た。
【0007】本発明は、マルチヘッド型ラインプリンタ
における無駄なキャリア移動をなくすことにより、印字
性能の向上を図ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
行分の印字データを保持する印字バッファと、行方向に
移動制御される1つのキャリア上に行方向に一定間隔で
搭載された複数個のヘッドとを備え、該複数個のヘッド
の夫々に対応させて1行の印字領域を複数分割し、各分
割された印字領域に対応する印字バッファ内の印字デー
タを夫々対応するヘッドに分配して並行印字を行うマル
チヘッド型ラインプリンタにおいて、印字バッファ内の
印字データについて各分割印字領域単位に印字範囲を調
べて各印字範囲を1つに重ね合わせ、重ね合わされた結
果の印字範囲により印字実行区間の印字開始点と印字終
了点とを求めて、キャリアの行方向移動を制御するもの
である。
【0009】図1に本発明の原理的構成を示す。図1に
おいて、1,2,3はそれぞれマルチヘッドを構成する
個別のヘッドである。
【0010】4は、ヘッド1,2,3を等間隔で保持す
るキャリアである。6は、印字バッファである。7は、
全印字領域である。
【0011】8,9,10は、ヘッド1,2,3に割り
当てられた分割印字領域である。11は、上位装置から
受信した印字データを格納する入力バッファである。1
2は、本発明によるキャリア制御を含む印字に必要な全
ての制御を行う印字制御部である。
【0012】13,14,15は、ヘッド1,2,3を
それぞれ駆動するヘッドドライブ回路である。16は、
キャリア4を駆動するキャリアモータである。
【0013】17は、キャリアモータ16を駆動するモ
ータドライブ回路である。印字制御部12は、ホストC
PUなどの上位装置から1行分の印字データを受信し、
入力バッファ11に格納する。次にこの印字データの印
字開始位置と印字終了位置とを検出し、これを分割印字
領域8,9,10の各始端と終端の位置と比較すること
により、印字開始位置と印字終了位置とをそれぞれ含む
ことになる分割印字領域を検出するとともに、印字不要
区間を識別する。この識別結果に基づいてキャリアの有
効な移動範囲を決定するとともに、印字バッファ6への
印字データの展開、キャリアモータ16の駆動、ヘッド
1,2,3の駆動の各制御を実行する。
【0014】なおこの図では、3個のヘッドからなるマ
ルチヘッドの例を用いて説明されているが、本発明は任
意複数個のヘッドからなるマルチヘッドに適用される。
【0015】
【作用】図2により、本発明の作用を説明する。図2の
(a)は印字データの印字範囲が1つのヘッドの分割印
字領域内に納まっている場合の例、(b)は2つのヘッ
ドの分割印字領域にまたがっている場合の例、(c)は
3つのヘッドの分割印字領域にまたがっている場合の例
を示す。
【0016】図2の各(a),(b),(c)におい
て、8,9,10は分割印字領域、18は入力印字デー
タの印字範囲、19はキャリアの移動可能範囲、20は
各ヘッド共通の印字実行区間を示す。
【0017】図2の(a)の例では、分割印字領域8お
よび10には印字が行われず、分割印字領域9の中央部
分の印字範囲18でのみ印字が行われる。そのため、キ
ャリアの移動可能範囲19内でも、印字実行区間20は
中間部分のみとなり、キャリアの移動制御はこの部分で
のみ行えばよいことになる。
【0018】これに対して図2の(b)の例では、印字
範囲18が、分割印字領域8の終わりの部分と、分割印
字領域9の始めの部分とにまたがっている。この場合、
キャリアの移動可能範囲19内では、印字実行区間20
が始めの部分と終わりの部分とに分かれ、中間は空白区
間となるが、キャリアの移動は全範囲で必要となる。し
かし、空白区間でキャリアを高速移動させることによ
り、時間短縮が可能である。
【0019】また図2の(c)では、印字範囲18が3
つの分割印字領域8,9,10にまたがっているため、
キャリアの移動可能範囲19の全範囲が印字実行区間2
0となり、キャリアの移動も全範囲で行われる。
【0020】したがって、図2の(a)において、キャ
リア制御の効率化が図られる。
【0021】
【実施例】図3ないし図5により本発明実施例によるキ
ャリア制御を説明する。図3は説明に用いられる記号の
説明図、図4および図5は組み合わされて1つの制御フ
ローを示す。
【0022】この実施例では、ヘッドの個数をnとし、
個々のヘッドとそれに対応する分割印字領域とをi(i
=1,2,…,n)で識別する。また分割印字領域iの
最小値(カラムアドレス)をXSi、最大値(カラムア
ドレス)をXEiで表す。
【0023】図3の(a)は、i−1,i,i+1の分
割印字領域を一般化して示し、その中で印字範囲の印字
開始位置をPTDSA、印字終了位置をPTDEAで示
す。図3の(b)は図3の(a)の各分割印紙領域の範
囲を走査するための現在(前回求められた)のキャリア
の移動範囲を示し、その中の印字開始位置をXDSA、
印字終了位置をXDEAで示す。
【0024】次に図4および図5に示す制御フローの動
作を説明する。まず1文字分の印字データ(イメージデ
ータの場合も含む)を受信すると、印字全範囲の印字開
始位置PTDSAと印字終了位置PTDEAとを求め
る。次にi=0に初期化し、i=1からi=n−1まで
の間で、PTDSA≦XEiとなる最大値XEiをもつ
最初の分割印字領域iのヘッドiを選択する。次にPT
DEA≦XEiを調べ、不成立(N)ならば図5のフロ
ーに移り、成立(Y)ならば(a)の処理を行う。な
お、i=n−1までにPTDSA≦XEiを満足するi
が得られない場合にはi=nとし、(a)の処理を行
う。(a)の処理を行うこれらの場合は、印字範囲のP
TDSAとPTDEAとがともに単一の分割印字領域i
内にあり、図2の(a)の例に対応する。
【0025】(a)の処理では、PTDSA−XSi
PTDEA−XEiの演算を行って、それぞれPTDS
AおよびPTDEAからなる印字範囲を、キャリア移動
可能範囲内のアドレスに変換し、変換されたPTDSA
およびPTDEAをそれぞれ前回求めたキャリアの移動
範囲を示す現在のXDSAおよびXDEAと比較し、P
TDSAとXDSAのうちの小さい方を次のXDSAと
し、PTDEAとXDEAのうちの大きい方を次のXD
EAとして決定する。さらにPTDSAからPTDEA
までの印字データを印字バッファに展開して、XDSA
およびXDEAに基づきキャリアを制御する。
【0026】図5のフローは、PTDSAとPTDEA
とが異なるiのヘッドにまたがっている場合のものであ
る。まず、iをnまで順次1ずつ増加させていき、PT
DEA≦XEiとなるヘッドiを選択する。選択結果の
ヘッド数が全体で2個(Y)であれば(b)の処理を行
い、3個以上であれば(c)の処理を行う。
【0027】(b)の処理は図2の(b)の例に対応
し、印字開始位置をXDSAの最小値に、また印字終了
位置をXDEAの最大値に設定し、XDSAからPTD
EAまでの印字データと、PTDSAからXDEAまで
の印字データを印字バッファに設定する。
【0028】(c)の処理は、図2の(c)の例に対応
している。(b)と同様にXDSAの最小値とXDEA
の最大値を次のXDSAとXDEAとし、XDSAから
XDSEまでの印字データを印字バッファに展開する。
【0029】なお印字指令を受信した場合、印字データ
と印字データとの間に一定間隔以上のスペースがあるか
どうかを求め、ある場合にはスペース開始アドレスおよ
び終了アドレスからキャリアのスルーアップ開始位置お
よびスルーダウン終了位置を求め、キャリアのスピード
管理を行う。またキャリアの現在位置と印字開始位置と
の間に一定間隔以上のスペースがあるかどうかを調べ、
ある場合には、印字開始前のキャリアのスルーダウン位
置を求め、同様にキャリアのスピード管理を行う。
【0030】さらに印字起動させるヘッドごとに、印字
データ先頭アドレスを求め、キャリアスピード管理デー
タ、印字開始位置、印字終了位置から、キャリアモータ
とヘッドの駆動制御を行う。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、印字範囲が各々の分割
印字領域内に納まっている場合に、キャリアの移動範囲
を最小限に抑えることができ、また印字データ間に一定
間隔以上のスペースがあった場合にはキャリアスピード
を上げることにより高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成図である。
【図2】本発明の作用説明図である。
【図3】本発明実施例における記号の説明図である。
【図4】本発明実施例におけるキャリア制御のフロー図
である。
【図5】本発明実施例におけるキャリア制御のフロー図
である。
【図6】従来のマルチヘッド型ラインプリンタの概略構
成図である。
【符号の説明】
1,2,3 ヘッド 4 キャリア 6 印字バッファ 8,9,10 分割印字領域 11 入力バッファ 12 印字制御部 13,14,15 ヘッドドライブ回路 16 キャリアモータ 17 モータドライブ回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−153154(JP,A) 特開 昭59−22766(JP,A) 特開 昭61−157151(JP,A) 特開 昭63−257669(JP,A) 特開 昭56−162670(JP,A) 特開 昭60−141578(JP,A) 特開 昭62−220347(JP,A) 特開 昭62−105667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/515 B41J 2/51 B41J 19/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1行分の印字データを保持す
    る印字バッファと、行方向に移動制御される1つのキャ
    リア上に行方向に一定間隔で搭載された複数個のヘッド
    とを備え、該複数個のヘッドの夫々に対応させて1行の
    印字領域を複数分割し、各分割された印字領域に対応す
    る印字バッファ内の印字データを夫々対応するヘッドに
    分配して並行印字を行うマルチヘッド型ラインプリンタ
    において、 印字バッファ内の印字データについて各分割印字領域単
    位に印字範囲を調べて各印字範囲を1つに重ね合わせ、
    重ね合わされた結果の印字範囲により印字実行区間の印
    字開始点と印字終了点とを求めて、キャリアの行方向
    動を制御することを特徴とするマルチヘッド型ラインプ
    リンタにおけるキャリア制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、印字データ間に一定
    間隔以上の空白部があるとき、キャリア速度を高速化す
    ることを特徴とするマルチヘッド型ラインプリンタにお
    けるキャリア制御方法。
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