JP2814850B2 - 磁気ヘッドノイズ検出方式 - Google Patents
磁気ヘッドノイズ検出方式Info
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- JP2814850B2 JP2814850B2 JP22113992A JP22113992A JP2814850B2 JP 2814850 B2 JP2814850 B2 JP 2814850B2 JP 22113992 A JP22113992 A JP 22113992A JP 22113992 A JP22113992 A JP 22113992A JP 2814850 B2 JP2814850 B2 JP 2814850B2
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- Japan
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- magnetic head
- noise
- circuit
- magnetic
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドのノイズ検出
方式に関し、特に薄膜磁気ヘッドの選別に用いるノイズ
検出方式に関する。
方式に関し、特に薄膜磁気ヘッドの選別に用いるノイズ
検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ヘッドの特性試験において、
出力信号を試験する場合には、例えば、オッシロスコー
プを用いて信号波形を観測している。
出力信号を試験する場合には、例えば、オッシロスコー
プを用いて信号波形を観測している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に漠
膜磁気ヘッドでは、磁気ディスク媒体に書き込まれた信
号を読み出す際に、瞬間的にノイズ(図2を参照)を発
生することがある。このようなノイズの発生は、薄膜磁
気ヘッドの磁気回路を構成する軟磁性薄膜、例えば、N
iFe膜の磁区の不安定性に起因すると考えられてい
る。また、このノイズの再現性は悪く、かつ過渡的なも
のであり、しかも、ノイズの発生する確率は、数万回の
書き込み・読み出しに1回程度と非常に小さい。
膜磁気ヘッドでは、磁気ディスク媒体に書き込まれた信
号を読み出す際に、瞬間的にノイズ(図2を参照)を発
生することがある。このようなノイズの発生は、薄膜磁
気ヘッドの磁気回路を構成する軟磁性薄膜、例えば、N
iFe膜の磁区の不安定性に起因すると考えられてい
る。また、このノイズの再現性は悪く、かつ過渡的なも
のであり、しかも、ノイズの発生する確率は、数万回の
書き込み・読み出しに1回程度と非常に小さい。
【0004】従って、従来のようなオッシロスコープを
用いる方法では、ノイズを観測することができず、磁気
ヘッドの歩留りが低下するという欠点があった。
用いる方法では、ノイズを観測することができず、磁気
ヘッドの歩留りが低下するという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定磁気ヘ
ッドを40〜80℃に加熱する加熱手段と、加熱した前
記被測定磁気ヘッドにより磁気ディスク媒体に信号を書
き込むための書込み回路と、前記被測定磁気ヘッドが前
記磁気ディスク媒体から読み出した信号を再生する読出
し回路と、この再生信号から所定の閾値を超えるノイズ
を検出するパルス検出回路と、検出したノイズを個数を
計測するパルスカウント回路とを備えている。また、前
記加熱手段が、前記比測定磁気ヘッドにレーザ光を照射
するHeNeレーザ光発生機であってもよい。
ッドを40〜80℃に加熱する加熱手段と、加熱した前
記被測定磁気ヘッドにより磁気ディスク媒体に信号を書
き込むための書込み回路と、前記被測定磁気ヘッドが前
記磁気ディスク媒体から読み出した信号を再生する読出
し回路と、この再生信号から所定の閾値を超えるノイズ
を検出するパルス検出回路と、検出したノイズを個数を
計測するパルスカウント回路とを備えている。また、前
記加熱手段が、前記比測定磁気ヘッドにレーザ光を照射
するHeNeレーザ光発生機であってもよい。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。磁気ヘッド1は、書込回路3および読出し回路
4に接続されている。そして、磁気ヘッド1は、HeN
eレーザー光発生機2により発生させられたHeNeレ
ーザ光で照射され、常温より高い温度に加熱される。
である。磁気ヘッド1は、書込回路3および読出し回路
4に接続されている。そして、磁気ヘッド1は、HeN
eレーザー光発生機2により発生させられたHeNeレ
ーザ光で照射され、常温より高い温度に加熱される。
【0008】この状態において、書込回路3により磁気
ディスク媒体に書込操作を行ない、その後に読み出しを
行なう。書込み操作のとき、磁気ヘッド1を形成する磁
性体は、書込み回路3から送出される書込み電流の極性
に従って磁化反転するが、その磁化反転状態は周波数に
よって異なるため、実際にその磁気ヘッドが使用される
磁気ディスク装置の使用周波数と同じ周波数で駆動する
のが望ましい。
ディスク媒体に書込操作を行ない、その後に読み出しを
行なう。書込み操作のとき、磁気ヘッド1を形成する磁
性体は、書込み回路3から送出される書込み電流の極性
に従って磁化反転するが、その磁化反転状態は周波数に
よって異なるため、実際にその磁気ヘッドが使用される
磁気ディスク装置の使用周波数と同じ周波数で駆動する
のが望ましい。
【0009】読出し回路4からの出力信号は、パルス検
出回路5に入力される。パルス検出回路5では予め設定
された閾値以上のパルス(ノイズ)を検出する。そし
て、パルスカウント回路6によってパルスの個数を計測
する。これによって、図2に示すような、ノイズVeを
発生する磁気ヘッドを選別することができる。
出回路5に入力される。パルス検出回路5では予め設定
された閾値以上のパルス(ノイズ)を検出する。そし
て、パルスカウント回路6によってパルスの個数を計測
する。これによって、図2に示すような、ノイズVeを
発生する磁気ヘッドを選別することができる。
【0010】なお、このノイズと発生温度との関係を実
検等により評価してみると、40℃以上で発生ノイズの
カウント数が増加することが判明した。また、磁気ヘッ
ドの組立に用いる接着剤は、80℃を超えると変質する
恐れがある。従って、ノイズ測定は、40〜80℃で行
うのが、より精度よく検出できることになる。
検等により評価してみると、40℃以上で発生ノイズの
カウント数が増加することが判明した。また、磁気ヘッ
ドの組立に用いる接着剤は、80℃を超えると変質する
恐れがある。従って、ノイズ測定は、40〜80℃で行
うのが、より精度よく検出できることになる。
【0011】次に、このノイズ方式の原理について説明
する。
する。
【0012】まず、書込回路3を駆動して磁気ヘッド1
に書込操作を行う。そうすると、書込操作が終った後
に、磁気ヘッド1を形成する磁性体はある磁化状態にな
る。この磁化状態が不安定、すなわち、磁区が不安定な
状態にあるとすると、磁性体はレーザ光の照射による温
度上昇により、強制的に安定な状態に遷移させられるた
め、磁気ヘッド1は、図3に示すようなノイズVN を発
生する。ところが、磁性体の磁区が安定ならば、加熱し
ても磁区状態は変化しないためにノイズの発生はない。
に書込操作を行う。そうすると、書込操作が終った後
に、磁気ヘッド1を形成する磁性体はある磁化状態にな
る。この磁化状態が不安定、すなわち、磁区が不安定な
状態にあるとすると、磁性体はレーザ光の照射による温
度上昇により、強制的に安定な状態に遷移させられるた
め、磁気ヘッド1は、図3に示すようなノイズVN を発
生する。ところが、磁性体の磁区が安定ならば、加熱し
ても磁区状態は変化しないためにノイズの発生はない。
【0013】従って、図3に示すように、ノイズVN を
予め適当な閾値(+)Vs+または(−)Vs−に設定
し、パルス検出回路5を用いて検出すれば、不安定な磁
化状態を持つ磁気ヘッド、すなわち、図2に示すような
ノイズを発生するヘッドを選別できる。
予め適当な閾値(+)Vs+または(−)Vs−に設定
し、パルス検出回路5を用いて検出すれば、不安定な磁
化状態を持つ磁気ヘッド、すなわち、図2に示すような
ノイズを発生するヘッドを選別できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、40〜8
0℃に加熱した磁気ヘッドを用いて、信号の書き込み・
読み出しを行うことにより、磁気ヘッドの不安定な磁化
状態を安定な磁化状態に遷移させ、そのときに生じるノ
イズを検出することにより、不安定な磁化状態を持つ磁
気ヘッドを選別することができるため、歩留りをを向上
できるという効果を有している。
0℃に加熱した磁気ヘッドを用いて、信号の書き込み・
読み出しを行うことにより、磁気ヘッドの不安定な磁化
状態を安定な磁化状態に遷移させ、そのときに生じるノ
イズを検出することにより、不安定な磁化状態を持つ磁
気ヘッドを選別することができるため、歩留りをを向上
できるという効果を有している。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】磁気ヘッドから発生するノイズ波形の一例を示
す図である。
す図である。
【図3】磁気ヘッドを構成する磁性体が安定状態から不
安定状態に遷移する際に発生するノイズ波形の一例を示
す図である。
安定状態に遷移する際に発生するノイズ波形の一例を示
す図である。
1 磁気ヘッド 2 HeNeレーザ光発生機 3 書込み回路 4 読出し回路 5 パルス検出回路 6 パルスカウント回路
Claims (2)
- 【請求項1】 被測定磁気ヘッドを40〜80℃に加熱
する加熱手段と、加熱した前記被測定磁気ヘッドにより
磁気ディスク媒体に信号を書き込むための書込み回路
と、前記被測定磁気ヘッドが前記磁気ディスク媒体から
読み出した信号を再生する読出し回路と、この再生信号
から所定の閾値を超えるノイズを検出するパルス検出回
路と、検出したノイズの個数を計測するパルスカウント
回路とを備えることを特徴とする磁気ヘッドノイズ検出
方式。 - 【請求項2】 前記加熱手段が、前記被測定磁気ヘッド
にレーザ光を照射するHeNeレーザー光発生機である
ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドノイズ検出
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22113992A JP2814850B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 磁気ヘッドノイズ検出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22113992A JP2814850B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 磁気ヘッドノイズ検出方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668434A JPH0668434A (ja) | 1994-03-11 |
JP2814850B2 true JP2814850B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=16762077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22113992A Expired - Fee Related JP2814850B2 (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 磁気ヘッドノイズ検出方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2814850B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08182714A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Mutsumi Tekunika:Kk | 小動物埋葬用棺 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22113992A patent/JP2814850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668434A (ja) | 1994-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980714 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814 Year of fee payment: 10 |
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