JPS63133360A - 磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法 - Google Patents
磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法Info
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- JPS63133360A JPS63133360A JP27876986A JP27876986A JPS63133360A JP S63133360 A JPS63133360 A JP S63133360A JP 27876986 A JP27876986 A JP 27876986A JP 27876986 A JP27876986 A JP 27876986A JP S63133360 A JPS63133360 A JP S63133360A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気記録媒体にパルス信号を記録し、これを
磁気ヘッドで再生した時に再生信号のピーク部分に発生
するエラー の発生原因となる媒体欠陥の有無を高精度
に検出できる媒体欠陥検出方法に関するものである。
磁気ヘッドで再生した時に再生信号のピーク部分に発生
するエラー の発生原因となる媒体欠陥の有無を高精度
に検出できる媒体欠陥検出方法に関するものである。
磁気記録媒体におけるディジタル信号の記録の有無の判
別は、該媒体の記録磁化の微分波形として得られるはず
の再生信号パルスの有無によって行う。したがって磁気
記録媒体におけるディジタル記録信号弁別マージンを向
上させるためには、再生信号パルスの時間的なピーク位
置のずれおよびピークレベルの変動が一定の範囲内に納
まっているとともに、信号パルスの記録されていない媒
体部分から雑音性のパルスが発生しないことが必要であ
る。
別は、該媒体の記録磁化の微分波形として得られるはず
の再生信号パルスの有無によって行う。したがって磁気
記録媒体におけるディジタル記録信号弁別マージンを向
上させるためには、再生信号パルスの時間的なピーク位
置のずれおよびピークレベルの変動が一定の範囲内に納
まっているとともに、信号パルスの記録されていない媒
体部分から雑音性のパルスが発生しないことが必要であ
る。
第3図は、NRZI変調方式により変調してデータを記
録した場合の再生信号パルスを示した波形図である。同
図において1は記録データ系列、2は再生信号パルス系
列、19は再生信号パルス系列2についてパルスレベル
があるレベルに達しているか否かを判別するためのスラ
イスレベル、3は再生信号パルス系列2に示すパルスの
なかで、ピーク位置が記録データ系列1に示す本来の記
録位置より時間的にずれているもの、4はピークレベル
が、スライスレベル19に比べ、著しく低いもの、5は
記録データ系列1において信号が記録されていないのに
雑音によりパルスを生じているものを示す。
録した場合の再生信号パルスを示した波形図である。同
図において1は記録データ系列、2は再生信号パルス系
列、19は再生信号パルス系列2についてパルスレベル
があるレベルに達しているか否かを判別するためのスラ
イスレベル、3は再生信号パルス系列2に示すパルスの
なかで、ピーク位置が記録データ系列1に示す本来の記
録位置より時間的にずれているもの、4はピークレベル
が、スライスレベル19に比べ、著しく低いもの、5は
記録データ系列1において信号が記録されていないのに
雑音によりパルスを生じているものを示す。
6は再生信号パルス系列2の信号のピーク部分を示すピ
ーク検出データ系列1,7は記録が正常に行われた場合
に再生信号パルスのピーク部分が存在すべき弁別窓系列
であり、8がその弁別窓である。9は弁別窓8の窓幅内
に存在するピーク検出データ系列6について得られる再
生データ系列である。記録データ系列1、再生データ系
列9において10は中心レベルであり、中心レベル10
を過ぎる場合に情報が存在する。
ーク検出データ系列1,7は記録が正常に行われた場合
に再生信号パルスのピーク部分が存在すべき弁別窓系列
であり、8がその弁別窓である。9は弁別窓8の窓幅内
に存在するピーク検出データ系列6について得られる再
生データ系列である。記録データ系列1、再生データ系
列9において10は中心レベルであり、中心レベル10
を過ぎる場合に情報が存在する。
ここで信号の検出過程を説明すると、まず再生信号パル
ス系列2の信号の中でスライスレベル19を越えるピー
ク部分に対応してピーク検出データ系列6が得られる。
ス系列2の信号の中でスライスレベル19を越えるピー
ク部分に対応してピーク検出データ系列6が得られる。
つぎにピーク検出データ系列6のデータが弁別窓系列7
における弁別窓8の区間に入っている場合に再生データ
系列9が得られる。再生データ系列9において、11.
12はそれぞれ再生信号パルス系列2の3.4のパルス
に対応するが、4はピークレベルの不足により、また3
はピーク位置の時間的ずれにより記録情報が検出されず
エラーになる。また再生データ系列9における13は再
生信号パルス系列2の5のパルスに対応し、記録データ
系列1において記録されていない信号がパルス性雑音の
存在により、あたかも記録されているかのように再生さ
れているエラーである。
における弁別窓8の区間に入っている場合に再生データ
系列9が得られる。再生データ系列9において、11.
12はそれぞれ再生信号パルス系列2の3.4のパルス
に対応するが、4はピークレベルの不足により、また3
はピーク位置の時間的ずれにより記録情報が検出されず
エラーになる。また再生データ系列9における13は再
生信号パルス系列2の5のパルスに対応し、記録データ
系列1において記録されていない信号がパルス性雑音の
存在により、あたかも記録されているかのように再生さ
れているエラーである。
第4図は媒体欠陥の有無を検出するために従来用いられ
ている検出方法を説明するための波形図である。同図に
おいて、14は媒体欠陥検出のために媒体に記録する所
謂all “1”信号、15はall “1”信号
14の正レベル部分についてとった平均再生出力レベル
であり、15′は同じく負レベル部分についてとった平
均再生出力レベル、16aは正レベルの平均レベル15
を基準にそれよりレベルの低いパルス(ミッシングパル
ス)、16bも負レベルの平均レベル15′についてみ
たミッシングパルス、17は媒体を飽和直流消去した場
合にその状態にある媒体から再生された再生雑音、18
は再生雑音17において前記再生出力の平均レベル15
.15’を相対的基準として見た場合に、レベルの比較
的大きい雑音(エクストラパルス)である。
ている検出方法を説明するための波形図である。同図に
おいて、14は媒体欠陥検出のために媒体に記録する所
謂all “1”信号、15はall “1”信号
14の正レベル部分についてとった平均再生出力レベル
であり、15′は同じく負レベル部分についてとった平
均再生出力レベル、16aは正レベルの平均レベル15
を基準にそれよりレベルの低いパルス(ミッシングパル
ス)、16bも負レベルの平均レベル15′についてみ
たミッシングパルス、17は媒体を飽和直流消去した場
合にその状態にある媒体から再生された再生雑音、18
は再生雑音17において前記再生出力の平均レベル15
.15’を相対的基準として見た場合に、レベルの比較
的大きい雑音(エクストラパルス)である。
通常、第3図における12のようなエラーは、第4図に
おけるミッシングパルス16a、16bを検出すること
によって検出できる。また第3図における13のような
エラーは、第4図におけるエクストラパルス18を検出
することによって検出できる。
おけるミッシングパルス16a、16bを検出すること
によって検出できる。また第3図における13のような
エラーは、第4図におけるエクストラパルス18を検出
することによって検出できる。
しかしながら第4図の方法においては第3図における再
生データ系列9の11に示すような、再生信号パルス系
列2においてパルス3がピークレベルが変化せずピーク
位置のみが変化することに起因して生じるエラーは検出
することができない。
生データ系列9の11に示すような、再生信号パルス系
列2においてパルス3がピークレベルが変化せずピーク
位置のみが変化することに起因して生じるエラーは検出
することができない。
また第4図のミッシングパルス16a、16bを検出す
る検出方法においても、そのために試験記録するall
“1”信号のピーク位置と媒体欠陥位置とが一致し
ない場合にはエラーとなり得るその媒体欠陥位置が検出
されにくいという欠点があった。
る検出方法においても、そのために試験記録するall
“1”信号のピーク位置と媒体欠陥位置とが一致し
ない場合にはエラーとなり得るその媒体欠陥位置が検出
されにくいという欠点があった。
第5図は従来用いられている塗布形媒体と近年高密度記
録用媒体として用いられるようになった連続薄膜媒体の
場合の雑音発生機構および雑音波形を示した説明図であ
る。
録用媒体として用いられるようになった連続薄膜媒体の
場合の雑音発生機構および雑音波形を示した説明図であ
る。
同図において、20.21,22.23は塗布形媒体の
場合であり、20は雑音発生機構、21はその発生雑音
、22は雑音を含んだ信号記録磁化、23は再生信号波
形の模式図である。また24.25,26.27は連続
薄膜媒体の場合であり、24は雑音発生機構、25はそ
の発生雑音、26は雑音を含んだ信号記録磁化、27は
再生信号波形の模式図である。
場合であり、20は雑音発生機構、21はその発生雑音
、22は雑音を含んだ信号記録磁化、23は再生信号波
形の模式図である。また24.25,26.27は連続
薄膜媒体の場合であり、24は雑音発生機構、25はそ
の発生雑音、26は雑音を含んだ信号記録磁化、27は
再生信号波形の模式図である。
これらの2種の媒体を比較すると、塗布形媒体の媒体雑
音の主因は20に示すように、媒体欠陥や不純物の境界
における磁化不連続性であって、その発生雑音は21に
示すようにダイパルスであり、そのため22に示すよう
に飽和磁化部分31゜S2で最も雑音を発生しやすいと
いう特徴をもつ。
音の主因は20に示すように、媒体欠陥や不純物の境界
における磁化不連続性であって、その発生雑音は21に
示すようにダイパルスであり、そのため22に示すよう
に飽和磁化部分31゜S2で最も雑音を発生しやすいと
いう特徴をもつ。
このため23に示すように再生信号のピーク部分よりも
、パルスのすその部分Fl、F2の雑音が大きい。これ
に対し、連続薄膜媒体の媒体雑音の主因は微少領域にお
ける保磁力の不均一性などの磁気特性のゆらぎであり、
24.25.26に示すように磁化遷移部分子l、T2
で雑音が発生しやすいという性質をもつ。このため、2
7に示すように再生信号のすその部分よりも、パルスの
ピーク部分の雑音が大きい。
、パルスのすその部分Fl、F2の雑音が大きい。これ
に対し、連続薄膜媒体の媒体雑音の主因は微少領域にお
ける保磁力の不均一性などの磁気特性のゆらぎであり、
24.25.26に示すように磁化遷移部分子l、T2
で雑音が発生しやすいという性質をもつ。このため、2
7に示すように再生信号のすその部分よりも、パルスの
ピーク部分の雑音が大きい。
従って信号パルス記録位置である磁化遷移部分に雑音が
存在して発生するエラーの検出に際して、媒体を直流消
去した状態において該媒体から再生される再生雑音中の
エクストラパルスを検出することは、信号のピーク部分
でのパルス性雑音の評価が出来ないことから不適であり
、充分な精度が得られないという欠点があった。
存在して発生するエラーの検出に際して、媒体を直流消
去した状態において該媒体から再生される再生雑音中の
エクストラパルスを検出することは、信号のピーク部分
でのパルス性雑音の評価が出来ないことから不適であり
、充分な精度が得られないという欠点があった。
本発明はこれらの欠点を除去するため、信号記録時にお
ける磁化過程を直流磁界の印加により再現し、磁気記録
媒体もしくは記録再生トランクを一様に信号記録時のピ
ーク部分と同じ磁化状態としたのち、再生パルス性雑音
を測定する方法によって、信号記録時にパルス性雑音に
よりピーク部分に生ずるエラーの原因となる媒体欠陥の
検出を高精度に行うことを目的とする。
ける磁化過程を直流磁界の印加により再現し、磁気記録
媒体もしくは記録再生トランクを一様に信号記録時のピ
ーク部分と同じ磁化状態としたのち、再生パルス性雑音
を測定する方法によって、信号記録時にパルス性雑音に
よりピーク部分に生ずるエラーの原因となる媒体欠陥の
検出を高精度に行うことを目的とする。
上記目的達成のため、本発明では、磁気記録媒体に対し
、該媒体の保持力に比べ充分大きな直流磁界を、その記
録方向において印加する第1の段階と、次いで該媒体に
対し、前記記録方向とは逆の方向において、該媒体を飽
和させるに足る直流磁界よりも小さな直流磁界を印加す
る第2の段階と、次いで前記媒体を再生することにより
得られる再生雑音を測定する第3の段階と、前記第2の
段階において印加する直流磁界の大きさを可変して前記
第3の段階において得られる再生雑音の測定値が最大に
なるように、前記第1、第2及び第3の各段階を繰り返
す第4の段階と、前記第4の段階において得られた再生
雑音の測定値が最大値となるような直流消去状態にある
媒体についてその雑音出力を再生し、或る一定のレベル
を超えるパルス性雑音出力を検出する第5の段階と、に
より媒体欠陥検出方法を構成する。
、該媒体の保持力に比べ充分大きな直流磁界を、その記
録方向において印加する第1の段階と、次いで該媒体に
対し、前記記録方向とは逆の方向において、該媒体を飽
和させるに足る直流磁界よりも小さな直流磁界を印加す
る第2の段階と、次いで前記媒体を再生することにより
得られる再生雑音を測定する第3の段階と、前記第2の
段階において印加する直流磁界の大きさを可変して前記
第3の段階において得られる再生雑音の測定値が最大に
なるように、前記第1、第2及び第3の各段階を繰り返
す第4の段階と、前記第4の段階において得られた再生
雑音の測定値が最大値となるような直流消去状態にある
媒体についてその雑音出力を再生し、或る一定のレベル
を超えるパルス性雑音出力を検出する第5の段階と、に
より媒体欠陥検出方法を構成する。
前記第5の段階において検出されたパルス性雑音出力に
より媒体欠陥有りと判定して媒体欠陥のネ★出を行う。
より媒体欠陥有りと判定して媒体欠陥のネ★出を行う。
以下、具体的に説明する。
第6図は磁気記録媒体のヒステリシス磁化曲線と記録磁
化過程との関係を模式的に示した特性図である。同図に
おいて、30,31.32.33および33.34.3
5.30は媒体の磁気特性によって決まる磁化曲線のメ
ジャーループである。
化過程との関係を模式的に示した特性図である。同図に
おいて、30,31.32.33および33.34.3
5.30は媒体の磁気特性によって決まる磁化曲線のメ
ジャーループである。
30.33はそれぞれ充分に大きな直流磁界を媒体に印
加した時に該媒体がとる磁化状態、31゜34はそれぞ
れ直流消去された状態にあるときの該媒体の磁化状態を
示す。
加した時に該媒体がとる磁化状態、31゜34はそれぞ
れ直流消去された状態にあるときの該媒体の磁化状態を
示す。
今、磁化状態34にある媒体に、ヘッドによる記録磁界
が負より正側に反転する記録電流で記録を行う場合を考
える。37,38.39は記録電流が反転した直後にお
ける媒体上の代表的3点の記録磁界を示す。この時この
3点の媒体磁化はメジャーループの40.41.42に
位置している。
が負より正側に反転する記録電流で記録を行う場合を考
える。37,38.39は記録電流が反転した直後にお
ける媒体上の代表的3点の記録磁界を示す。この時この
3点の媒体磁化はメジャーループの40.41.42に
位置している。
゛この状態からヘッドが媒体より遠ざかり、記録磁界が
除去されると40.41.42の磁化はそれぞれマイナ
ーループ40〜43.41〜44.42〜45に沿って
移動し、43,44.45の最柊磁化状態として媒体に
記録される。ここで41は磁化曲線の勾配の最も急峻な
部分であり、対応する最終磁化状態44がヘッドによる
記録磁界除去後の再生信号ピーク部分の磁化に当る。
除去されると40.41.42の磁化はそれぞれマイナ
ーループ40〜43.41〜44.42〜45に沿って
移動し、43,44.45の最柊磁化状態として媒体に
記録される。ここで41は磁化曲線の勾配の最も急峻な
部分であり、対応する最終磁化状態44がヘッドによる
記録磁界除去後の再生信号ピーク部分の磁化に当る。
ここでヘッドに直流電流を流し、媒体を記録再生トラッ
ク−周に亘って一様に直流磁化させ、かつその−1m化
を信号記録時の再生信号ピーク部分と同じ磁化状態とす
ることを試みる。まず、充分に大きな直゛流磁界により
媒体を一旦飽和磁化し媒体を点33の状態とした後、そ
の直流磁界を除去すると媒体の磁化は点34に位置する
。
ク−周に亘って一様に直流磁化させ、かつその−1m化
を信号記録時の再生信号ピーク部分と同じ磁化状態とす
ることを試みる。まず、充分に大きな直゛流磁界により
媒体を一旦飽和磁化し媒体を点33の状態とした後、そ
の直流磁界を除去すると媒体の磁化は点34に位置する
。
次ぎにその磁化方向と逆の方向に点41に相当する直流
磁界を加えた(この操作を“未飽和直流消去操作”と記
す)後その直流磁界を除去すると媒体は41〜44に沿
って磁化が変化し最終的に点44に位置する。この操作
を繰り返すことにより、媒体の磁化を一様に再生信号ピ
ーク部分と同じ状態つまり点44に位置する状態とする
ことができる。この磁化状態にある媒体から再生を行う
とその再生信号のピーク位置における磁化変動、即ち信
号記録時の媒体雑音および雑音性パルスを検出すること
ができる。
磁界を加えた(この操作を“未飽和直流消去操作”と記
す)後その直流磁界を除去すると媒体は41〜44に沿
って磁化が変化し最終的に点44に位置する。この操作
を繰り返すことにより、媒体の磁化を一様に再生信号ピ
ーク部分と同じ状態つまり点44に位置する状態とする
ことができる。この磁化状態にある媒体から再生を行う
とその再生信号のピーク位置における磁化変動、即ち信
号記録時の媒体雑音および雑音性パルスを検出すること
ができる。
第7図は未飽和直流消去を施した状態にある媒体の媒体
雑音実効値(帯域30MT(、)の消去電流依存性、及
び孤立波(単一のパルス波形)記録を行った場合の再生
出力ならびに孤立波再生波形を積分して求めた再生磁束
量の記録電流依存性を示す特性図である。
雑音実効値(帯域30MT(、)の消去電流依存性、及
び孤立波(単一のパルス波形)記録を行った場合の再生
出力ならびに孤立波再生波形を積分して求めた再生磁束
量の記録電流依存性を示す特性図である。
同図において、横軸50は記録電流IWもしくは消去電
流rEを示す。51は媒体雑音実効値特性、52は媒体
雑音実効値の最大値、53は媒体雑音の最大値52を与
える消去電流IEの値、54は孤立波再生出力特性、5
5は再生磁束量特性である。51,54.55すべて相
対値で示した。
流rEを示す。51は媒体雑音実効値特性、52は媒体
雑音実効値の最大値、53は媒体雑音の最大値52を与
える消去電流IEの値、54は孤立波再生出力特性、5
5は再生磁束量特性である。51,54.55すべて相
対値で示した。
55は充分大きな記録電流IWで媒体が飽和記録された
時の値を1として規格化して示した。
時の値を1として規格化して示した。
第7図に示すように、孤立波記録において再生出力特性
54は記録電流rwが約15mAで飽和しており、その
約半分の7〜8mAの電流値53で未飽和直流消去状態
にある媒体から再生した媒体雑音が最大値52に達する
。この電流値53においては再生磁束量特性55は0.
5となっている。
54は記録電流rwが約15mAで飽和しており、その
約半分の7〜8mAの電流値53で未飽和直流消去状態
にある媒体から再生した媒体雑音が最大値52に達する
。この電流値53においては再生磁束量特性55は0.
5となっている。
このことは電流値53では、媒体の磁化がOであること
を示しており、磁化曲線の勾配最大点(第6図における
44)に対応した磁化、すなわち信′ 号を記録した
場合の再生信号ピーク部分に等しい磁化状態となってい
ることを示している。
を示しており、磁化曲線の勾配最大点(第6図における
44)に対応した磁化、すなわち信′ 号を記録した
場合の再生信号ピーク部分に等しい磁化状態となってい
ることを示している。
このことから媒体雑音が最大となる消去電流値53で未
飽和直流消去を行うことにより媒体を一様に再生信号ピ
ーク部分と同じ雑音状態とすることができ、この雑音の
なかで特にレベルの高いパルス性の雑音を検出すること
により、信号を記録した場合に再生信号ピーク位置のず
れる媒体欠陥の検出を行うことができる。
飽和直流消去を行うことにより媒体を一様に再生信号ピ
ーク部分と同じ雑音状態とすることができ、この雑音の
なかで特にレベルの高いパルス性の雑音を検出すること
により、信号を記録した場合に再生信号ピーク位置のず
れる媒体欠陥の検出を行うことができる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。同
図において、60は雑音測定を行う磁気ディスク媒体、
61は雑音検出に用いるヘッド、62はヘッド61に記
録電流もしくは消去電流を供給する記録・消去回路、6
3はヘッド61から得られる再生信号出力を増幅する増
幅器、64はヘッド61から増幅器63を介して得られ
る再生信号出力の平均レベルを測定する測定器である。
図において、60は雑音測定を行う磁気ディスク媒体、
61は雑音検出に用いるヘッド、62はヘッド61に記
録電流もしくは消去電流を供給する記録・消去回路、6
3はヘッド61から得られる再生信号出力を増幅する増
幅器、64はヘッド61から増幅器63を介して得られ
る再生信号出力の平均レベルを測定する測定器である。
65はヘッド61、記録・消去回路62により未飽和直
流消去された状態にある媒体60からの雑音出力のなか
で、測定器64より得られた平均レベルを基準とし、そ
れから見た一定値を越えるパルス性雑音を検出する回路
である。
流消去された状態にある媒体60からの雑音出力のなか
で、測定器64より得られた平均レベルを基準とし、そ
れから見た一定値を越えるパルス性雑音を検出する回路
である。
本方法における雑音パルス測定法においては、まず第1
段階として、ヘッド61および記録・消去回路62によ
って媒体60に信号を記録しその平均的信号レベルを測
定器64によって測定する。
段階として、ヘッド61および記録・消去回路62によ
って媒体60に信号を記録しその平均的信号レベルを測
定器64によって測定する。
つぎに第2段階として、ヘッド61および記録・消去回
路62によって媒体60に未飽和直流消去を施す。しか
るのち第3段階として、媒体60からの媒体雑音をヘッ
ド61および増幅器63によって再生し、測定器64に
よって第1段階で求めた平均的信号レベルと比較し、所
与の一定比率に従い、相対的にレベルの大きいパルス性
雑音を検出する。この一連の操作により信号記録時の再
生信号パルス付近に存在するパルス性雑音を検出するこ
とができる。
路62によって媒体60に未飽和直流消去を施す。しか
るのち第3段階として、媒体60からの媒体雑音をヘッ
ド61および増幅器63によって再生し、測定器64に
よって第1段階で求めた平均的信号レベルと比較し、所
与の一定比率に従い、相対的にレベルの大きいパルス性
雑音を検出する。この一連の操作により信号記録時の再
生信号パルス付近に存在するパルス性雑音を検出するこ
とができる。
第2図は本方法により検出されたパルス性雑音を示した
ものであり、66は媒体雑音がOである場合の第3図に
おける再生信号パルス系列2に相当する波形である。6
7は本方法により検出されたパルス性雑音であり、波形
66に67が重畳することによって雑音を含んだ波形2
Aが得られる。
ものであり、66は媒体雑音がOである場合の第3図に
おける再生信号パルス系列2に相当する波形である。6
7は本方法により検出されたパルス性雑音であり、波形
66に67が重畳することによって雑音を含んだ波形2
Aが得られる。
68.69.70は雑音波形67に含まれるパルス性雑
音であり、これらの位置が再生信号パルス系列66のピ
ーク位置と一致した場合に再生信号のエラーを発生する
。71は飽和形の直流消去を受けた状態にある媒体から
の再生雑音の波形であり、雑音波形67における70に
相当するパルス雑音72のみが検出され、68.69に
相当するパルス性雑音は検出されない。
音であり、これらの位置が再生信号パルス系列66のピ
ーク位置と一致した場合に再生信号のエラーを発生する
。71は飽和形の直流消去を受けた状態にある媒体から
の再生雑音の波形であり、雑音波形67における70に
相当するパルス雑音72のみが検出され、68.69に
相当するパルス性雑音は検出されない。
すなわち1、本発明では、未飽和形の直流消去を行うこ
とを−・つの要件としているが、それとは異なる飽和形
の直流消去を行う場合には、本発明による効果が期待で
きないことを示している。
とを−・つの要件としているが、それとは異なる飽和形
の直流消去を行う場合には、本発明による効果が期待で
きないことを示している。
以上説明したように、本発明によれば、媒体に記録した
信号を再生して得られる再生信号パルス付近に存在する
雑音性パルスの検出により媒体欠陥の検出を高精度に行
えるという利点がある。
信号を再生して得られる再生信号パルス付近に存在する
雑音性パルスの検出により媒体欠陥の検出を高精度に行
えるという利点がある。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本発明により得られるパルス性雑音の観測波形と再生信
号との関係を示す波形図、第3図は磁気記録における記
録データ、再生信号波形および検出データを示す波形図
、第4図は従来用いられている媒体欠陥の検出方法説明
のための波形図、第5図は媒体雑音発生機構の説明図、
第6図は本発明における、媒体磁化曲線と記録磁化過程
の関係を原理的に説明した特性図、第7図は本発明に用
いる未飽和直流消去法における、媒体雑音の消去電流依
存性を示した特性図、である。 符号の説明 60・・・磁気ディスク媒体、61・・・ヘッド、62
・・・記録・消去回路、63・・・増幅器、64・・・
出力レベル測定器、65・・・パルス性雑音検出回路。 代理人 弁理士 松 崎 清 115 図 F1)2
本発明により得られるパルス性雑音の観測波形と再生信
号との関係を示す波形図、第3図は磁気記録における記
録データ、再生信号波形および検出データを示す波形図
、第4図は従来用いられている媒体欠陥の検出方法説明
のための波形図、第5図は媒体雑音発生機構の説明図、
第6図は本発明における、媒体磁化曲線と記録磁化過程
の関係を原理的に説明した特性図、第7図は本発明に用
いる未飽和直流消去法における、媒体雑音の消去電流依
存性を示した特性図、である。 符号の説明 60・・・磁気ディスク媒体、61・・・ヘッド、62
・・・記録・消去回路、63・・・増幅器、64・・・
出力レベル測定器、65・・・パルス性雑音検出回路。 代理人 弁理士 松 崎 清 115 図 F1)2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法において、 前記媒体に対し、該媒体の保持力に比べ充分大きな直流
磁界を、その記録方向において印加する第1の段階と、
次いで該媒体に対し、前記記録方向とは逆の方向におい
て、該媒体を飽和させるに足る直流磁界よりも小さな直
流磁界を印加する第2の段階と、次いで前記媒体を再生
することにより得られる再生雑音を測定する第3の段階
と、前記第2の段階において印加する直流磁界の大きさ
を可変して前記第3の段階において得られる再生雑音の
測定値が最大になるように、前記第1、第2及び第3の
各段階を繰り返す第4の段階と、前記第4の段階におい
て得られた再生雑音の測定値が最大値となるような直流
消去状態にある媒体についてその雑音出力を再生し、或
る一定のレベルを超えるパルス性雑音出力を検出する第
5の段階と、から成り、 前記第5の段階において検出されたパルス性雑音出力に
より媒体欠陥有りと判定して媒体欠陥の検出を行うこと
を特徴とする磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27876986A JPS63133360A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27876986A JPS63133360A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133360A true JPS63133360A (ja) | 1988-06-06 |
Family
ID=17601928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27876986A Pending JPS63133360A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 磁気記録媒体における媒体欠陥検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63133360A (ja) |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP27876986A patent/JPS63133360A/ja active Pending
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