JP2814640B2 - 紙幣判別装置 - Google Patents

紙幣判別装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙幣の金種及び真偽を判別する紙幣判別装置
に関するものである。
(従来の技術) 例えば、銀行等に設置されている自動入出金機や両替
機に投入された紙幣の種類(金種)及び真偽を判別する
紙幣判別装置において、判別手段の1つとして、磁気セ
ンサを用いて紙幣の磁気成分を検出し、その検出パター
ンや検出レベルを、予め設定された標準パターンや基準
レベルと比較することにより、金種及び真偽判別を行う
ことが知られている。
ところが、磁気センサはセンサ素子に感度のバラツキ
があり、所定の出力を得るためにこのバラツキを補正し
なければならない。
このバラツキを補正するために、例えば従来の紙幣判
別装置の構成を示す第4図の方法が用いられていた。
同図において、磁気センサ1、抵抗器16、可変抵抗器
17及び演算増幅器18は、従来の紙幣判別装置の構成要素
である。15は発振器で、一定周波数、一定振幅の正弦波
を出力する。3は線材で、前記発振器15に接続され、シ
ート状の絶縁シート4に固定されている(以降、線材3
を固定したシート状の絶縁シート4を調整用媒体とい
う)。19は交流電圧計で、抵抗器16、可変抵抗器17、演
算増幅器18で構成される増幅回路の出力を測定する。
次に、従来の紙幣判別装置の動作について第4図に基
づいて説明する。
まず、線材3に、発振器15により、一定周波数、一定
振幅の正弦波電流iを流す。この電流iにより、線材3
の回りには磁界が発生する。その磁界の強さをHで表わ
すと、線材3から距離rの位置には、 なる磁界が発生することが、アンペアの法則により知ら
れている。
次に、紙幣判別装置(紙幣鑑別装置)に調整用媒体を
投入し、絶縁シート4に固定された線材3を磁気センサ
1の検知面に近づけ、交流電圧計19の指示値Eが最大と
なる位置、すなわち、線材3が磁気センサ1の真上にく
るように調整用媒体を固定する。このとき、前述した増
幅回路の出力が定常的な正弦波であることは言うまでも
ない。
さらに、交流電圧計19の指示値Eが所定値となるよう
に、可変抵抗器17を調整し、磁気センサ1の感度バラツ
キの補正を行っていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の装置では、磁気センサの感
度バラツキを補正する場合、電流を流して磁界を発生さ
せる線材と、磁気センサ素子の間をある決められた距離
に固定し、電圧計の指示値を見ながら、可変抵抗器を調
整しなければならないため、短時間に補正を行うことが
できないという問題点があった。
さらに人手による作業のために、調整用媒体の位置ズ
レや、可変抵抗器における調整ズレによる補正バラツキ
が発生し、誤判別をしてしまうという問題点があった。
本発明はこれらの問題点を解決するためのもので、調
整用媒体を磁気センサ検知面上を通過させるだけで、基
準データを極めて短時間に精度よく自動的に補正するこ
とが可能な紙幣判別装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するために、紙幣の磁気成
分を検出し、紙幣の金種及び真偽を判別する紙幣判別装
置において、紙幣を搬送する搬送手段と、紙幣の磁気成
分を検出する磁気検出手段と、この磁気検出手段の出力
を一定の利得で増幅する増幅手段と、この増幅手段の出
力をディジタル値に変換する変換手段と、磁気検出手段
の感度に応じて紙幣の金種及び真偽を判別するための基
準データを補正する補正動作モードか紙幣の検出動作を
行なう通常動作モードかのいずれかに動作モードを設定
する動作モード設定手段と、被補正装置の補正基準デー
タを計算する演算手段と、標準装置に所定の定常的な磁
界を発生する磁界発生媒体を通過させて得られた変換手
段の出力と当該出力に基づいて予め設定された標準基準
データとを格納する第1の記憶領域と、被補正装置の補
正基準データを格納する第2の記憶領域とを有する記憶
手段とを具備したことに特徴がある。
(作用) 以上のような構成を有する本発明によれば、補正モー
ド時に、磁気発生媒体を、被補正装置の磁気検出手段の
検出部上を搬送手段により搬送して得られる変換手段の
出力、記憶手段の第1の記憶領域に格納されている標準
装置の変換手段の出力及び前記標準基準データに対し
て、演算手段が演算を施す。演算結果の値を被補正装置
の補正基準データとして記憶手段の第2の記憶領域に記
憶しておく。
そして、通常動作モード時には、この記憶手段の第2
の記憶領域に記憶された補正基準データに基づいて判別
が行なわれる。
したがって、本発明は前記問題点を解決でき、基準デ
ータを極めて短時間に精度よく自動的に補正することが
可能な紙幣判別装置を提供できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図である。
同図において、1は媒体の磁気成分を検出する磁気セ
ンサ、2は定量流源、3は定量流源2から供給される直
流電流を流し、一定磁界を発生させる線材、4は線材3
を固定するためのシート状の絶縁シート、5は磁気セン
サ1の出力を一定利得で増幅する固定利得増幅器、6は
固定利得増幅器5の出力を後述するCPU11からのサンプ
ル信号に基づいてディジタル値に変換するA/D変換器、
7は固定利得増幅器5の出力を入力し、後述する基準デ
ータと比較すべく判別データを出力する判別回路、8,9
はA/D変換器6及び判別回路7の出力を一時格納するレ
ジスタ、10は絶縁シート4に線材3を固定した調整用媒
体を搬送手段(図示せず)により磁気センサ1の検知面
上を通過させ、その装置における基準データを求める動
作モードである補正動作モードと、紙幣の検出動作を行
なう通常動作モードとのどちらかの動作モードに後述す
るCPU11を設定する動作モード設定部、11は動作モード
設定部10により設定された動作モードに従って一連の動
作を制御するCPU、12はある特定の装置(以下、標準装
置という)を用いて予め設定された標準基準データと、
標準装置に調整用媒体を通過させたときのA/D変換器6
の出力のピーク値と、後述する被補正装置における補正
された補正基準データとを格納する不揮発性の読み書き
可能なメモリ、13はバスである。
次に、第1図に加え第2図及び第3図を参照して本実
施例の動作について説明する。なお、本実施例での基準
データは検出レベルに比例しているものとする。ここで
第2図は本実施例における調整用媒体の線材3の位置と
磁気センサ1の検出レベルとの関係を示す図、第3図は
標準装置を用いて得られた標準基準データと被補正装置
の基準データとの関係を示す図である。
先ず、被補正装置において例えば切替スイッチ(図示
せず)を補正動作側に切り替えることにより、動作モー
ド設定部10からCPU11に補正動作信号が送信され、CPU11
は補正動作モードとなる。次に、所定の直流電流により
定常磁界を発生している線材3を有した調整用媒体を図
示しない搬送手段により第2図の矢印方向に所定の一定
速度vで搬送する。但し、搬送速度vは磁気センサ1の
検出レベル波形が本装置の周波数特性の平坦部分となる
ような速度とする。搬送されてきた調整用媒体の到来を
搬送方向に関して磁気センサ1に並んで検知部が配置さ
れた図示しない媒体検知手段が検知すると、CPU11に媒
体検知信号が伝達される。CPU11はこの媒体検知信号を
受けると、得られる磁気センサ1の検出信号より十分高
い周波数のサンプリング信号をA/D変換器6によりその
出力Drを読取り、読取り開始時点からの最大点をCPU11
内蔵のレジスタ(図示せず)に格納する。調整用媒体の
後端が媒体検知手段の検知部を通過すると、CPU11に媒
体通過信号が伝達され、CPU11は先ずA/D変換器6の出力
Drの読取りを停止する。このときCPU11内蔵のレジスタ
には第2図に示すような検出レベルerのピーク値Erp
ディジタル値Drpが格納されている。そして、メモリ12
に予め格納されている標準装置に調整用媒体を通過させ
た場合に得られるA/D変換器6のディジタル出力のピー
ク値Dsp(第2図に示すEspのディジタル値)と、この出
力に基づいて予め設定された例えば第3図(b)に示す
標準基準データのディジタル値のDsmax(i),D
smin(i)とを読出し、被補正装置の補正基準データの
ディジタル値のDrmax(i),Drmin(i)を次の如く計
算する。
Drmax(i)=nDsmax(i);i=1〜m Drmin(i)=nDsmin(i);i=1〜m ここで、nは被補正装置における磁気センサと、標準
装置における磁気センサとの感度Drp/Dspである。
そして、CPU11は上式において得られた被補正装置の
補正基準データDrmax(i),Drmin(i)を第1図のメ
モリ12に記憶する。最後に、前述した図示しない切替ス
イッチを通常動作側に切り替えることにより動作モード
設定部10からCPU11に通常動作信号が送られると、上述
の補正動作は完了して通常動作になる。そして、通常動
作時には上述の補正動作により求めれた補正基準データ
に基づいて紙幣の種類及び真偽の判定が行なわれる。
尚、上述した基準データは検出レベルに比例したもの
として考えてきたが特にこれに限ることはなく、基準デ
ータと検出レベルとの間に何らかの関係があれば演算内
容を変えることにより基準データを補正することができ
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、簡単なモード
設定を行い、調整用媒体を磁気センサ検知面上を搬送さ
せるだけで、基準データを自動補正できるようにしたの
で、極めて短時間に補正が行えるとともに、人為的調整
誤りがなくなり、極めて高精度に補正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、 第2図は本実施例における調整用媒体の線材の位置と磁
気センサの検出レベルとの関係を示す図、 第3図は標準装置を用いて得られた標準基準データと被
補正装置の基準データとの関係を示す図、 第4図は従来の磁気検出装置を示す構成図である。 1:磁気センサ、2:定電流源、 3:線材、4:絶縁シート、 5:固定利得増幅器、6:A/D変換器、 7:判別回路、8,9:レジスタ、 10:動作モード設定部、11:CPU、 12:メモリ、13:バス、 14:検知素子、15:発振器、 16:抵抗器、17:可変抵抗器、 18:演算増幅器、19:交流電圧計。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣の磁気成分を検出し、紙幣の金種及び
    真偽を判別する紙幣判別装置において、 紙幣を搬送する搬送手段と、 前記紙幣の磁気成分を検出する磁気検出手段と、 該磁気検出手段の出力を一定の利得で増幅する増幅手段
    と、 該増幅手段の出力をディジタル値に変換する変換手段
    と、 前記磁気検出手段の感度に応じて紙幣の金種及び真偽を
    判別するための基準データを補正する補正動作モードか
    紙幣の検出動作を行なう通常動作モードかのいずれかに
    動作モードを設定する動作モード設定手段と、 被補正装置の補正基準データを計算する演算手段と、 標準装置に所定の定常的な磁界を発生する磁界発生媒
    体を通過させて得られた前記変換手段の出力と、当該出
    力に基づいて予め設定された標準基準データとを格納す
    る第1の記憶領域と、前記被補正装置の補正基準データ
    を格納する第2の記憶領域とを有する記憶手段とを具備
    し、 前記補正モード時に、前記磁気発生媒体を、前記被補正
    装置の前記磁気検出手段の検出部分上を前記搬送手段に
    より搬送して得られる前記変換手段の出力、前記記憶手
    段の第1の記憶領域に格納されている前記標準装置の前
    記変換手段の出力及び前記標準基準データに対して、前
    記演算手段により演算を施して得られた値を前記被補正
    装置の補正基準データとし、該補正基準データを前記記
    憶手段の第2の記憶領域に記憶し、 前記通常動作モード時には、前記記憶手段の第2の記憶
    領域に記憶された前記補正基準データに基づいて判別を
    行なうことを特徴とする紙幣判別装置。
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