JP2814293B2 - 定電圧回路 - Google Patents

定電圧回路

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JP2814293B2
JP2814293B2 JP12512890A JP12512890A JP2814293B2 JP 2814293 B2 JP2814293 B2 JP 2814293B2 JP 12512890 A JP12512890 A JP 12512890A JP 12512890 A JP12512890 A JP 12512890A JP 2814293 B2 JP2814293 B2 JP 2814293B2
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雅行 鎌田
修治 砂野
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安藤電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、出インピーダンスにピークをもたない定
電圧回路についてのものである。
[従来の技術] 次に、従来技術による定電圧回路を第8図により説明
する。
第8図の1は基準電源、2は演算増幅器、3はTR(ト
ランジスタ)、4は電源、5はTR3の伝達アドミッタン
スを決定する抵抗、8は出力バイパス用のコンデンサで
あり、抵抗成分8Aと容量成分8Bとをもつ。
7はTR3のバイアス用の抵抗、10は出力端子、11は負
荷である。
演算増幅器2の反転入力端子により基準電源1の電圧
E1が接続され、演算増幅器2の非反転入力端子には出力
端子10の電圧が接続される。
演算増幅器2は基準電源1の電圧E1と出力端子10の電
圧を比較し、比較出力を増幅し、TR3に供給する。演算
増幅器2とTR3で、出力端子10の電圧がE1と等しくなる
ように帰還ループを形成している。
帰還ループの周波数特性は、第10図のように設定さ
れ、帰還ループが安定に動作するようにしている。
第10図の極21はコンデンサ8と抵抗7、負荷11の抵抗
成分の並列値による時定数、変曲点22はコンデンサ8の
容量成分8Bと抵抗成分8Aとによる時定数、極23は演算増
幅器2の内部の最大時定数、極24は演算増幅器2の2番
目の時定数である。
極21・23・24と変曲点22を第10図のように配置すれ
ば、帰還ループ内の利得は−6dB/OCTより急峻に減衰す
る所はなくなる。このため、出力端子10から見た内部イ
ンピーダンスが第11図に示すように直流から周波数f4
でなめらかに変化する。
ここで、A=演算増幅器の直流増幅率、Y=TR3と抵
抗5とで合成される電圧電流変換回路の伝達アドミッタ
ンス、R0=抵抗7と負荷11との並列抵抗値、RX=バイパ
スコンデンサの抵抗成分8Aの値、E1=基準電源1の電圧
である。
[発明が解決しようとする課題] 第8図では、負荷が出力端子10と接地間に接続されて
おり、第12図に示すように負荷11に流れる電流I1は同じ
方向に変動する。負荷電流I1をTR3のコレクタ電流I2
供給することにより、出力端子10の電圧V1は、第12図に
示すように、過渡状態で帰還ループの周波数特性に対応
したグリッチが生じるだけで、他の部分ではE1V一定に
保たれる。
第12図では、負荷11に流れる電流>>抵抗7に流れる
電流としている。
しかし、第9図の負荷条件では、次のような問題が生
ずる。
第9図の22は電圧E1Vの電源、21はパルス信号源であ
り、その他の部分は第8図と同じものである。
第9図の各部の電圧・電流波形を第13図により説明す
る。第9図の負荷条件で、パルス信号源21から波高値±
EAVのパルスを発生させた場合、V2は第13図のようにな
り、このとき電流I1は波高値±IAAの交流電流となる。
このため、電流が出力端子10より流入する区間t1→t2
t3→t4ではTR3のコレクタ電流I2が遮断されてしまい、
演算増幅器2とTR3による帰還ループの制御ができなく
なり、出力端子10の電圧V1波形は電流I1により第13図の
V1のように変動する。
この問題を解決する手段として、抵抗7に流れる電流
I3を|I3|>|IA|となるように抵抗7の抵抗値を設定する
という方法が考えられる。
しかし、この方法では電流I3により、TR3と抵抗7の
発熱量が増えるという問題がある。
この発明は、第9図・第13図のIA>>I3とし、交流電
源が流入するような負荷に対して安定に動作し、直流か
ら数MHzまで出力インピーダンスにピークをもたない定
電圧回路の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、この発明では、基準電源1
が反転入力端子に接続され、出力端子10が非反転入力端
子に接続される演算増幅器2と、演算増幅器2の出力を
入力とする第1のTR3と、出力端子10と接地間に接続さ
れ、抵抗成分8Aと容量成分8Bをもつコンデンサ8とを有
し、第1のTR3の出力を出力端子10に接続し、演算増幅
器2と第1のTR3で帰還ループを形成する定電圧回路に
おいて、第1のTR3に対しコンプリメンタリプッシュプ
ル出力回路を構成する第2のTR23と、第1のTR3と第2
のTR23のベース間に接続される電源25とを備え、f2をコ
ンデンサ8の抵抗成分8Aと容量成分8Bで生じる時定数の
周波数とし、f3を演算増幅器2の内部で生ずる極のうち
時定数が最大の周波数としたとき、帰還ループの周波数
特性をf3≧f2に設定する。
次に、この発明による定電圧回路の構成を第1図によ
り説明する。
第1図の23はTR、24は抵抗、25は電源であり、その他
は第2図と同じものである。
第1図では、TR3に対しTR23をコンプリメンタリプッ
シュプル出力回路になるように接続し、TR3とTR23のベ
ース間に電源25を接続する。
電源25はTR23にバイアス電圧を与え、TR23は抵抗24で
バイアス電流が供給され、TR3と一組になりプッシュプ
ル動作をする。
第1図では、f2をコンデンサ8の抵抗成分8Aと容量成
分8Bで生じる時定数の周波数とし、f3を演算増幅器2の
内部で生ずる極のうち時定数が最大の周波数としたと
き、演算増幅器2とTR3・TR23で構成する帰還ループの
周波数特性をf3≧f2に設定する。
[作用] 第1図では、TR3と抵抗5で伝達アドミッタンスYA
もつ電圧電流変換回路を構成し、TR23と抵抗24で伝達ア
ドミッタンスYBをもつ電圧電流変換回路を構成してい
る。これによりTR3・23と抵抗5・24は伝達アドミッタ
ンス(Y4+YB)をもつ電圧電流変換回路を構成し、出力
端子10に接続される。
コンデンサ8は帰還回路の開ループゲインを設定す
る。このときの開ループ周波数特性と出力端子10のイン
ピーダンス特性を第2図と第3図により説明する。
第2図は第1図の帰還ループの周波数特性を示し、極
21はTR8・9の合成出力インピーダンスとコンデンサ8
による時定数、変曲点22はコンデンサ8の容量成分8Bと
抵抗成分8Aによる時定数、極23は演算増幅器2の最大の
時定数、極24は演算増幅器2の2番目の時定数である。
第2図の極と変曲点により、帰還ループ内で−6dB/OC
Tより急峻に減衰するところがなくなる。このときの出
力端子10からみた内部インピーダンスは、第3図のよう
になり、直流から周波数f4までなめらかに変化する。
ここに、A=演算増幅器の直流電圧増幅率、YA+YB
TR3・23、抵抗5・24で構成される電圧電流変換回路の
合成伝達アドミッタンス、RZ=TR3・23のコレクタ端子
のもつ出力インピーダンスの並列値、RX=コンデンサ8
の抵抗成分8Aの値である。
出力端子10から交流I1が流入した場合、第4図に示す
ようにI1の波高値を±IAAとすると、電流が流入する区
間t1→t2、t3→t4では、TR3のコレクタ電流I2は0とな
るが、TR23のコレクタ電流I3がI1と等しくなる。これに
より演算増幅器2、TR23及び電源25による帰還ループが
保持され、出力端子10の電圧V1をE1Vに保つ。
次に、出力端子10から電流が流出する区間t2→t3
は、TR23のコレクタ電流I3は0となるが、TR3のコレク
タ電流I2がI1と等しくなる。これにより演算増幅器2と
TR3で構成される帰還ループが保持され、出力端子10の
電圧V1をE1Vに保つ。
出力端子10に交流電流が流入しても、端子電圧V1は第
4図に示すように、電流I1の向きが変化するときに帰還
ループの周波数特性に対応したグリッチが生じるだけ
で、他の部分ではE1Vに保たれる。また、このときTR3・
23に流すバイアス電流は、I1=0のときTR3・23を活性
状態に保つための大きさでよく、第9図で説明したよう
な負荷11に流れる電流に依存することはなく、出力端子
10から交流電流が流入するような使用目的に対して安定
に動作する定電圧電源が得られる。
[実施例] 次に、第1図の実施例回路を第5図により説明する。
第5図では、基準電源1は+5V、抵抗5・24は5Ω、TR
3はPNP型、TR23はNPN型、抵抗31は500Ω、電源4は+10
V、電源25として使用するツェナーダイオード34はツェ
ナー電圧8.1V、コンデンサ8は静電容量1000μFで内部
抵抗100mΩである。
第5図の回路によれば、第6図に示すような帰還ルー
プの周波数特性と、第7図に示すような出力端子10のイ
ンピーダンス特性をもつ定電圧回路を実現することがで
きる。
次に、第5図の直流バイアス電圧について説明する。
出力電圧V1が基準電源1の電圧5Vと等しくなった状態
で、電圧V5・V3とはそれぞれ0.25Vの等しい電圧とな
る。このとき、TR3・23のバイアス電流は50mAの等しい
電流が流れる。
V2は0.95V、抵抗31とツェナーダイオード34にはバイ
アス電流1.9mAが流れる。
内部で発生する最大の時定数の極の周波数が10kHz、
2番目の時定数の極の周波数が50MHz以上、直流増幅率
が12500倍のものを演算増幅器2として使用すれば、第
6図に示すような帰還ループ利得を実現することがで
き、このときの出力端子10のインピーダンス特性は第7
図になる。
第5図の+Vccは+15V、−Vccは−15Vである。
[発明の効果] この発明によれば、交流電流が流入するような負荷に
対して安定に動作し、直流から数MHzまで出力インピー
ダンスにピークをもたない定電圧電源を作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による定電圧回路の構成図、第2図は
第1図の帰還ループの周波数特性を示す図、第3図は第
1図の出力インピーダンスを示す図、第4図は第1図の
出力電圧・電流特性を示す図、第5図は第1図の実施例
の回路図、第6図は第5図の帰還ループの周波数特性
図、第7図は第5図の出力端子10のインピーダンスを示
す図、第8図は従来技術による定電圧回路の構成図、第
9図は第8図にパルス信号源21と電源22を接続した回路
図、第10図は第8図の帰還ループの周波数特性を示す
図、第11図は第8図の出力端子10から見た内部インピー
ダンスを示す図、第12図は第8図の出力端子10の電圧特
性を示す図、第13図は第9図の各部の電圧・電流波形図
である。 1……基準電源、2……演算増幅器、3……TR(トラン
ジスタ)、4……電源、5……抵抗、6……コンデン
サ、8……コンデンサ、8A……コンデンサ8の抵抗成
分、8B……コンデンサ8の容量成分、23……TR、24……
抵抗、25……電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−9914(JP,U) 実開 昭62−158517(JP,U) 特許2510481(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05F 1/56 G05F 1/618

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準電源(1)が反転入力端子に接続さ
    れ、出力端子(10)が非反転入力端子に接続される演算
    増幅器(2)と、演算増幅器(2)の出力を入力とする
    第1のTR(3)と、出力端子(10)と接地間に接続さ
    れ、抵抗成分(8A)と容量成分(8B)をもつコンデンサ
    (8)とを有し、第1のTR(3)の出力を出力端子(1
    0)に接続し、演算増幅器(2)と第1のTR(3)で帰
    還ループを形成する定電圧回路において、 第1のTR(3)に対しコンプリメンタリプッシュプル出
    力回路を構成する第2のTR(23)と、 第1のTR(3)と第2のTR(23)のベース間に接続され
    る電源(25)とを備え、 f2をコンデンサ(8)の抵抗成分(8A)と容量成分(8
    B)で生じる時定数の周波数とし、f3を演算増幅器
    (2)の内部で生ずる極のうち時定数が最大の周波数と
    したとき、帰還ループの周波数特性をf3≧f2に設定する
    ことを特徴とする定電圧回路。
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