JPH0786845A - 可変電流源 - Google Patents
可変電流源Info
- Publication number
- JPH0786845A JPH0786845A JP5250150A JP25015093A JPH0786845A JP H0786845 A JPH0786845 A JP H0786845A JP 5250150 A JP5250150 A JP 5250150A JP 25015093 A JP25015093 A JP 25015093A JP H0786845 A JPH0786845 A JP H0786845A
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- JP
- Japan
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- resistor
- operational amplifier
- output
- input terminal
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特に高周波領域において出力インピーダンスを
大きくすることが可能で、出力の可変範囲が広く、且つ
構成の簡単な電流源を提供すること。 【構成】演算増幅器20と、この演算増幅器の反転入力
端及び基準電位源間に接続された第1抵抗器R1と、演
算増幅器20の出力端及び上記反転入力端間に接続され
た第2抵抗器R2と、演算増幅器20の非反転入力端及
び可変電圧源Vos間に接続された第3抵抗器R3と、上
記非反転入力端及び電流出力端間に接続された第4抵抗
器R4と、演算増幅器20の出力端と上記電流出力端と
の間に直列接続されたインダクタL及び第5抵抗器R5
とを具える。
大きくすることが可能で、出力の可変範囲が広く、且つ
構成の簡単な電流源を提供すること。 【構成】演算増幅器20と、この演算増幅器の反転入力
端及び基準電位源間に接続された第1抵抗器R1と、演
算増幅器20の出力端及び上記反転入力端間に接続され
た第2抵抗器R2と、演算増幅器20の非反転入力端及
び可変電圧源Vos間に接続された第3抵抗器R3と、上
記非反転入力端及び電流出力端間に接続された第4抵抗
器R4と、演算増幅器20の出力端と上記電流出力端と
の間に直列接続されたインダクタL及び第5抵抗器R5
とを具える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波領域における出
力インピーダンスを増加し得る可変電流源に関する。
力インピーダンスを増加し得る可変電流源に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】信号伝送
系を介して負荷に交流信号を供給する際に、信号源側で
直流オフセット電圧を発生する場合、交流信号の周波数
が数百MHz程度の高周波領域に達すると、直流オフセ
ット用電源の出力容量成分を介して高周波成分が失わ
れ、負荷に供給すべき出力信号の波形が歪むという問題
が生じる。このため、直流オフセット用電源の出力イン
ピーダンスが高周波領域においても高い値に維持される
ことが望ましい。
系を介して負荷に交流信号を供給する際に、信号源側で
直流オフセット電圧を発生する場合、交流信号の周波数
が数百MHz程度の高周波領域に達すると、直流オフセ
ット用電源の出力容量成分を介して高周波成分が失わ
れ、負荷に供給すべき出力信号の波形が歪むという問題
が生じる。このため、直流オフセット用電源の出力イン
ピーダンスが高周波領域においても高い値に維持される
ことが望ましい。
【0003】図2は、可変直流オフセット機能を有する
信号伝送系の従来の構成を示す図である。交流信号源V
sは、種々の波形、周波数、振幅が選択可能な交流出力
信号を発生する。この交流出力信号は出力抵抗器Rs、
出力端子10及び信号伝送ケーブル12を介して負荷R
Lに交流信号を供給する。Vosは、直流オフセット用可
変直流電圧源であり、比較的抵抗値の高いオフセット出
力抵抗器Roを介して直流オフセット電圧を出力端子1
0に加える。この構成では、オフセット出力抵抗器Ro
により、信号の周波数領域に関係なく一定の出力インピ
ーダンスが得られるが、Roの抵抗値が数KΩ程度必要
なので、数十Ωの負荷に対して±1V程度の直流オフセ
ット電圧を発生するためには、数十V程度の出力範囲を
有する電圧源を設けなければならない。
信号伝送系の従来の構成を示す図である。交流信号源V
sは、種々の波形、周波数、振幅が選択可能な交流出力
信号を発生する。この交流出力信号は出力抵抗器Rs、
出力端子10及び信号伝送ケーブル12を介して負荷R
Lに交流信号を供給する。Vosは、直流オフセット用可
変直流電圧源であり、比較的抵抗値の高いオフセット出
力抵抗器Roを介して直流オフセット電圧を出力端子1
0に加える。この構成では、オフセット出力抵抗器Ro
により、信号の周波数領域に関係なく一定の出力インピ
ーダンスが得られるが、Roの抵抗値が数KΩ程度必要
なので、数十Ωの負荷に対して±1V程度の直流オフセ
ット電圧を発生するためには、数十V程度の出力範囲を
有する電圧源を設けなければならない。
【0004】よって、本発明の目的は、特に高周波領域
において出力インピーダンスを大きくすることが可能
で、出力の可変範囲が広く、且つ構成の簡単な電流源を
提供することである。
において出力インピーダンスを大きくすることが可能
で、出力の可変範囲が広く、且つ構成の簡単な電流源を
提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の電流源は、演算増
幅器20と、この演算増幅器の反転入力端及び基準電位
源間に接続された第1抵抗器R1と、演算増幅器20の
出力端及び上記反転入力端間に接続された第2抵抗器R
2と、演算増幅器20の非反転入力端及び可変電圧源Vo
s間に接続された第3抵抗器R3と、上記非反転入力端及
び電流出力端間に接続された第4抵抗器R4と、演算増
幅器20の出力端と上記電流出力端との間に直列接続さ
れたインダクタL及び第5抵抗器R5とを具える。
幅器20と、この演算増幅器の反転入力端及び基準電位
源間に接続された第1抵抗器R1と、演算増幅器20の
出力端及び上記反転入力端間に接続された第2抵抗器R
2と、演算増幅器20の非反転入力端及び可変電圧源Vo
s間に接続された第3抵抗器R3と、上記非反転入力端及
び電流出力端間に接続された第4抵抗器R4と、演算増
幅器20の出力端と上記電流出力端との間に直列接続さ
れたインダクタL及び第5抵抗器R5とを具える。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の可変電流源を直
流オフセット回路として利用したシステムの構成を示す
回路図である。図2の従来例の構成に対応する構成要素
には同じ参照符号を示している。
流オフセット回路として利用したシステムの構成を示す
回路図である。図2の従来例の構成に対応する構成要素
には同じ参照符号を示している。
【0007】本発明の可変電流源の構成を説明する。演
算増幅器20の反転入力端は第1抵抗器R1を介して接
地されると共に、出力端との間に第2抵抗器R2が接続
されている。演算増幅器20の非反転入力端は、第3抵
抗器R3を介して直流可変電圧源Vosの出力端に接続さ
れると共に、第4抵抗器R4を介して信号出力端子10
に接続される。また、演算増幅器20の出力端と信号出
力端子10との間には、インダクタL及び第5抵抗器R
5の直列回路が接続されている。
算増幅器20の反転入力端は第1抵抗器R1を介して接
地されると共に、出力端との間に第2抵抗器R2が接続
されている。演算増幅器20の非反転入力端は、第3抵
抗器R3を介して直流可変電圧源Vosの出力端に接続さ
れると共に、第4抵抗器R4を介して信号出力端子10
に接続される。また、演算増幅器20の出力端と信号出
力端子10との間には、インダクタL及び第5抵抗器R
5の直列回路が接続されている。
【0008】上述の可変電流源から信号出力端子に供給
される出力電流Iosは、近似的に以下の数式1で表され
る。
される出力電流Iosは、近似的に以下の数式1で表され
る。
【数1】Ios = (R2/R1)Vos/R5 但し、R1/R2=R3/R4 R3+R4>>R5
【0009】本実施例では、各回路素子の値は、R1=
2.5KΩ、R2=500Ω、R3=2.5KΩ、R4=
500Ω、R5=22Ω、L=22μHである。ただ
し、本発明はこれらの値に限定されるものでないことは
勿論である。また、演算増幅器20は、高周波特性の良
好な電流帰還型演算増幅器を使用することが望ましい
が、これも必須要件ではない。演算増幅器20の開ルー
プ・トランス・インピーダンスROLを用いると、図1の
可変電流源回路の出力インピーダンスZoは、以下の数
式2で表される。
2.5KΩ、R2=500Ω、R3=2.5KΩ、R4=
500Ω、R5=22Ω、L=22μHである。ただ
し、本発明はこれらの値に限定されるものでないことは
勿論である。また、演算増幅器20は、高周波特性の良
好な電流帰還型演算増幅器を使用することが望ましい
が、これも必須要件ではない。演算増幅器20の開ルー
プ・トランス・インピーダンスROLを用いると、図1の
可変電流源回路の出力インピーダンスZoは、以下の数
式2で表される。
【数2】Zo = (1+ROL/R2)(R5+jωL)
【0010】演算増幅器20の開ループ・トランス・イ
ンピーダンスROLは、通常数百KΩ程度であり、R2=
500Ωなので、(1+ROL/R2)の項の値は少なく
とも数百〜1000程度となる。よって、演算増幅器2
0の出力端と信号出力端子10との間に接続された第5
抵抗器R5とインダクタLとの合成インピーダンスの数
百倍〜1000倍程度の出力インピーダンスが得られ
る。従って、ωL=0と見なせる直流又は低周波領域に
おいても、かなり大きな出力インピーダンスが得られ
る。更に、高周波領域に関してはωLの項が大きくなる
ので更に大きな出力インピーダンスが実現出来る。従っ
て、直流から高周波領域まで出力インピーダンスが大き
く、特に高周波領域の出力インピーダンスを格段に大き
くできるので、高周波数の信号波形の歪を大幅に低減で
きる。よって、本発明の可変電流源は、高周波信号源の
直流オフセット電源に使用するのに好適である。更に、
本実施例においては、可変電圧源Vosの可変電圧範囲を
±5Vとすると、出力電流の可変範囲が±40mA程度
となるので、負荷抵抗値が数十Ωの場合で±1V程度の
オフセット電圧を容易に発生することが出来る。
ンピーダンスROLは、通常数百KΩ程度であり、R2=
500Ωなので、(1+ROL/R2)の項の値は少なく
とも数百〜1000程度となる。よって、演算増幅器2
0の出力端と信号出力端子10との間に接続された第5
抵抗器R5とインダクタLとの合成インピーダンスの数
百倍〜1000倍程度の出力インピーダンスが得られ
る。従って、ωL=0と見なせる直流又は低周波領域に
おいても、かなり大きな出力インピーダンスが得られ
る。更に、高周波領域に関してはωLの項が大きくなる
ので更に大きな出力インピーダンスが実現出来る。従っ
て、直流から高周波領域まで出力インピーダンスが大き
く、特に高周波領域の出力インピーダンスを格段に大き
くできるので、高周波数の信号波形の歪を大幅に低減で
きる。よって、本発明の可変電流源は、高周波信号源の
直流オフセット電源に使用するのに好適である。更に、
本実施例においては、可変電圧源Vosの可変電圧範囲を
±5Vとすると、出力電流の可変範囲が±40mA程度
となるので、負荷抵抗値が数十Ωの場合で±1V程度の
オフセット電圧を容易に発生することが出来る。
【0011】以上本発明の好適実施例について説明した
が、本発明はここに説明した実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく必要に応
じて種々の変形及び変更を実施し得ることは当業者には
明らかである。
が、本発明はここに説明した実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく必要に応
じて種々の変形及び変更を実施し得ることは当業者には
明らかである。
【0012】
【発明の効果】本発明の可変電流源は、簡単な構成であ
りながら、出力インピーダンスを特に出力端子の高周波
信号に対して大きな値にできるので、従来のように出力
抵抗器を設ける必要がなく、負荷側の高周波信号の波形
の歪を格段に低減できる。また、可変範囲の比較的小さ
な電圧源を用いて比較的大きな可変範囲の出力電流を発
生できる。
りながら、出力インピーダンスを特に出力端子の高周波
信号に対して大きな値にできるので、従来のように出力
抵抗器を設ける必要がなく、負荷側の高周波信号の波形
の歪を格段に低減できる。また、可変範囲の比較的小さ
な電圧源を用いて比較的大きな可変範囲の出力電流を発
生できる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】従来の直流オフセット機能付信号発生システム
の一例を示す回路図である。
の一例を示す回路図である。
R1 第1抵抗器 R2 第2抵抗器 R3 第3抵抗器 R4 第4抵抗器 R5 第5抵抗器 L インダクタ Vos 可変電圧源 20 演算増幅器
Claims (1)
- 【請求項1】 演算増幅器と、 該演算増幅器の反転入力端及び基準電位源間に接続され
た第1抵抗器と、 上記演算増幅器の出力端及び上記反転入力端間に接続さ
れた第2抵抗器と、 上記演算増幅器の非反転入力端及び可変電圧源間に接続
された第3抵抗器と、 上記非反転入力端及び電流出力端間に接続された第4抵
抗器と、 上記演算増幅器の出力端と上記電流出力端との間に直列
接続されたインダクタ及び第5抵抗器とを具えることを
特徴とする可変電流源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5250150A JPH0786845A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 可変電流源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5250150A JPH0786845A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 可変電流源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786845A true JPH0786845A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17203568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5250150A Pending JPH0786845A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 可変電流源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0786845A (ja) |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP5250150A patent/JPH0786845A/ja active Pending
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