JPH0227622Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227622Y2 JPH0227622Y2 JP1985136370U JP13637085U JPH0227622Y2 JP H0227622 Y2 JPH0227622 Y2 JP H0227622Y2 JP 1985136370 U JP1985136370 U JP 1985136370U JP 13637085 U JP13637085 U JP 13637085U JP H0227622 Y2 JPH0227622 Y2 JP H0227622Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin diode
- control voltage
- high frequency
- transistor
- diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005481 NMR spectroscopy Methods 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Attenuators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は高周波信号の信号強度を可変するアツ
テネータ回路に関し、特にピンダイオードを用い
たアツテネータ回路に関する。
テネータ回路に関し、特にピンダイオードを用い
たアツテネータ回路に関する。
[従来の技術]
第2図は従来核磁気共鳴装置に用いられている
ピンダイオードを用いた高周波アツテネータ回路
の一例を示す。このアツテネータ回路は、高周波
入出力端子1,2間に接続されるピンダイオード
D1と、このピンダイオードD1に流す直流電流
を制御するトランジスタQ1とを主な構成要素と
しており、トランジスタQ1のベースに供給され
る制御電圧Vbを変化させることによりピンダイ
オードD1に流す直流バイアス電流を変化させれ
ば、ピンダイオードのインピーダンスが変化し、
高周波出力端子から取出される高周波信号のレベ
ルを変化させることができる。
ピンダイオードを用いた高周波アツテネータ回路
の一例を示す。このアツテネータ回路は、高周波
入出力端子1,2間に接続されるピンダイオード
D1と、このピンダイオードD1に流す直流電流
を制御するトランジスタQ1とを主な構成要素と
しており、トランジスタQ1のベースに供給され
る制御電圧Vbを変化させることによりピンダイ
オードD1に流す直流バイアス電流を変化させれ
ば、ピンダイオードのインピーダンスが変化し、
高周波出力端子から取出される高周波信号のレベ
ルを変化させることができる。
ピンダイオードD1の両端に接続されるピンダ
イオードD2,D3は、ピンダイオードD1が遮
断状態の時にその両端を交流的に接地し、それに
より遮断特性を向上させ高周波信号の漏れを減少
させるためのものである。
イオードD2,D3は、ピンダイオードD1が遮
断状態の時にその両端を交流的に接地し、それに
より遮断特性を向上させ高周波信号の漏れを減少
させるためのものである。
[考案が解決しようとする問題点]
ところが、第2図に示す回路では、トランジス
タQ1のVBEが周囲の温度変化に対し極めて敏感
に変化するため、トランジスタQ1に流れるコレ
クタ電流Icが変化し、それに伴つてピンダイオー
ドD1に流れるバイアス電流が変化し、アツテネ
ータの減衰量が変化してしまうことは避けられな
い。
タQ1のVBEが周囲の温度変化に対し極めて敏感
に変化するため、トランジスタQ1に流れるコレ
クタ電流Icが変化し、それに伴つてピンダイオー
ドD1に流れるバイアス電流が変化し、アツテネ
ータの減衰量が変化してしまうことは避けられな
い。
又、ピンダイオード自体も温度特性を持ち、そ
の温度特性により順方向電圧が変化するので、や
はりアツテネータの減衰量が変化してしまう。
の温度特性により順方向電圧が変化するので、や
はりアツテネータの減衰量が変化してしまう。
本考案は上述した点に鑑みてなされたものであ
り、温度安定度の良い高周波アツテネータ回路を
提供することを目的としている。
り、温度安定度の良い高周波アツテネータ回路を
提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段]
この目的を達成するため、本考案は、高周波入
出力端子間に接続されるピンダイオードと、制御
電圧に応じて該ピンダイオードに流す電流を可変
するためのトランジスタを備えた高周波アツテネ
ータ回路において、前記ピンダイオードと同様の
温度特性を示すダイオードと抵抗の直列回路に電
流を流すことにより制御電圧を発生する回路と、
該制御電圧が正入力端子に供給され該制御電圧を
増幅して前記トランジスタへ送る誤差増幅器を設
け、前記トランジスタの出力として得られる前記
ピンダイオードのバイアス電流に対応する電圧を
前記誤差増幅器の負入力端子にフイードバツクす
るように構成したことを特徴としている。
出力端子間に接続されるピンダイオードと、制御
電圧に応じて該ピンダイオードに流す電流を可変
するためのトランジスタを備えた高周波アツテネ
ータ回路において、前記ピンダイオードと同様の
温度特性を示すダイオードと抵抗の直列回路に電
流を流すことにより制御電圧を発生する回路と、
該制御電圧が正入力端子に供給され該制御電圧を
増幅して前記トランジスタへ送る誤差増幅器を設
け、前記トランジスタの出力として得られる前記
ピンダイオードのバイアス電流に対応する電圧を
前記誤差増幅器の負入力端子にフイードバツクす
るように構成したことを特徴としている。
[作用]
誤差増幅器にピンダイオードのバイアス電流に
対応する電圧をフイードバツクし、該電圧と制御
電圧との差に基づいて制御用トランジスタを駆動
するため、温度変化によりトランジスタのVBEが
変化してもその変化量は誤差増幅器に負帰還さ
れ、実際の変化量は誤差増幅器の利得分の1に圧
縮される。それと同時に、誤差増幅器の入力部に
付加されているダイオードの温度特性により制御
電圧が温度と共に変化するため、このダイオード
として高周波入出力端子間に接続されるピンダイ
オードと同様の温度特性を示すものを選べば、該
ピンダイオードの温度特性に起因するアツテネー
タの減衰量変化がキヤンセルされる。以下、図面
を用いて本考案の一実施例を詳説する。
対応する電圧をフイードバツクし、該電圧と制御
電圧との差に基づいて制御用トランジスタを駆動
するため、温度変化によりトランジスタのVBEが
変化してもその変化量は誤差増幅器に負帰還さ
れ、実際の変化量は誤差増幅器の利得分の1に圧
縮される。それと同時に、誤差増幅器の入力部に
付加されているダイオードの温度特性により制御
電圧が温度と共に変化するため、このダイオード
として高周波入出力端子間に接続されるピンダイ
オードと同様の温度特性を示すものを選べば、該
ピンダイオードの温度特性に起因するアツテネー
タの減衰量変化がキヤンセルされる。以下、図面
を用いて本考案の一実施例を詳説する。
[実施例]
第1図は本考案を実施した高周波アツテネータ
回路の一例を示す。第1図において、ピンダイオ
ードD4と可変抵抗R1を直列接続した回路3に
抵抗R2を介して電流を流すことにより制御電圧
Vbが得られ、この制御電圧はR2の抵抗値を変
えることにより適宜な値に設定できる。そして、
この制御電圧Vbは誤差増幅器4を介してトラン
ジスタQ1へ送られ、ピンダイオードD1にはこ
の制御電圧Vbに対応したバイアス電流が流れる。
又、前記誤差増幅器4にはトランジスタQ1のエ
ミツタ電圧Veが負帰還される。
回路の一例を示す。第1図において、ピンダイオ
ードD4と可変抵抗R1を直列接続した回路3に
抵抗R2を介して電流を流すことにより制御電圧
Vbが得られ、この制御電圧はR2の抵抗値を変
えることにより適宜な値に設定できる。そして、
この制御電圧Vbは誤差増幅器4を介してトラン
ジスタQ1へ送られ、ピンダイオードD1にはこ
の制御電圧Vbに対応したバイアス電流が流れる。
又、前記誤差増幅器4にはトランジスタQ1のエ
ミツタ電圧Veが負帰還される。
上記構成において、トランジスタQ1のエミツ
タ−アース間の電圧VeはピンダイオードD1に
流れるバイアス電流に対応する。そして、誤差増
幅器4は、この電圧Veと抵抗R1,R2及びピ
ンダイオードD4によつて電源電圧Vccを分圧し
て得られる制御電圧Vbとが等しくなるように動
作する。
タ−アース間の電圧VeはピンダイオードD1に
流れるバイアス電流に対応する。そして、誤差増
幅器4は、この電圧Veと抵抗R1,R2及びピ
ンダイオードD4によつて電源電圧Vccを分圧し
て得られる制御電圧Vbとが等しくなるように動
作する。
従つて、周囲の温度の変化によりトランジスタ
Q1のVBEが変化しても、その変化量は誤差増幅
器4への負帰還によつて圧縮される。実際の変化
量は誤差増幅器4の利得をAとすれば、1/Aに
圧縮される。誤差増幅器として通常用いられる演
算増幅器のループゲインは103以上あるので実際
の変化量は極めて小さくなる。
Q1のVBEが変化しても、その変化量は誤差増幅
器4への負帰還によつて圧縮される。実際の変化
量は誤差増幅器4の利得をAとすれば、1/Aに
圧縮される。誤差増幅器として通常用いられる演
算増幅器のループゲインは103以上あるので実際
の変化量は極めて小さくなる。
更に、温度変化によりピンダイオードD1の順
方向電圧が変化しても、誤差増幅器4の入力部に
付加されているピンダイオードD4の順方向電圧
も同様に変化し、それにより制御電圧が温度と共
に変化するため、該ピンダイオードD1の温度特
性に起因するアツテネータの減衰量変化がキヤン
セルされる。このキヤンセルを理想的に行うため
には、ピンダイオードD1,D4として特性の揃
つたものを使用し、D4にD1と同じバイアス電
流を流すようにすれば良い。
方向電圧が変化しても、誤差増幅器4の入力部に
付加されているピンダイオードD4の順方向電圧
も同様に変化し、それにより制御電圧が温度と共
に変化するため、該ピンダイオードD1の温度特
性に起因するアツテネータの減衰量変化がキヤン
セルされる。このキヤンセルを理想的に行うため
には、ピンダイオードD1,D4として特性の揃
つたものを使用し、D4にD1と同じバイアス電
流を流すようにすれば良い。
尚、このダイオードD4としては必ずしもピン
ダイオードを使用する必要はなく、シリコンダイ
オードでもシヨツトキバリアダイオードを用いて
も良い。ただし、その場合には、ダイオードの特
性が若干違うことから、前述したキヤンセルが理
想的に行かず、温度変化に対応して多少アツテネ
ータの減衰量が変化してしまうが、従来に比べれ
ばはるかに改善されることは言うまでもない。
ダイオードを使用する必要はなく、シリコンダイ
オードでもシヨツトキバリアダイオードを用いて
も良い。ただし、その場合には、ダイオードの特
性が若干違うことから、前述したキヤンセルが理
想的に行かず、温度変化に対応して多少アツテネ
ータの減衰量が変化してしまうが、従来に比べれ
ばはるかに改善されることは言うまでもない。
前記上記実施例では連続可変の可変抵抗R1を
用いて制御電圧Vbを連続的に変えられるように
したが、複数の固定抵抗を切換スイツチで切換え
るようにすれば、減衰量設定をステツプ的に行う
ことができ、設定の再現性が向上するしコンピユ
ータ制御に適している。
用いて制御電圧Vbを連続的に変えられるように
したが、複数の固定抵抗を切換スイツチで切換え
るようにすれば、減衰量設定をステツプ的に行う
ことができ、設定の再現性が向上するしコンピユ
ータ制御に適している。
[考案の効果]
以上詳述した如く、本考案によれば、ピンダイ
オードを用いた高周波アツテネータ回路における
温度安定性を向上させることができる。
オードを用いた高周波アツテネータ回路における
温度安定性を向上させることができる。
第1図は本考案を実施した高周波アツテネータ
回路の一例を示す図、第2図は従来例を説明する
ための図である。 1,2:高周波入出力端子、3:ダイオードと
抵抗を直列接続した回路、4:誤差増幅器、Q
1:トランジスタ、D1〜D4:ピンダイオー
ド。
回路の一例を示す図、第2図は従来例を説明する
ための図である。 1,2:高周波入出力端子、3:ダイオードと
抵抗を直列接続した回路、4:誤差増幅器、Q
1:トランジスタ、D1〜D4:ピンダイオー
ド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高周波入出力端子間に接続されるピンダイオ
ードと、制御電圧に応じて該ピンダイオードに
流す電流を可変するためのトランジスタを備え
た高周波アツテネータ回路において、前記ピン
ダイオードと同様の温度特性を示すダイオード
と抵抗の直列回路に電流を流すことにより制御
電圧を発生する回路と、該制御電圧が正入力端
子に供給され該制御電圧を増幅して前記トラン
ジスタへ送る誤差増幅器を設け、前記トランジ
スタの出力として得られる前記ピンダイオード
のバイアス電流に対応する電圧を前記誤差増幅
器の負入力端子にフイードバツクするように構
成したことを特徴とする高周波アツテネータ回
路。 (2) 前記制御電圧を発生するための回路に用いら
れるダイオードはピンダイオードである実用新
案登録請求の範囲第1項記載の高周波アツテネ
ータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985136370U JPH0227622Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985136370U JPH0227622Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6244524U JPS6244524U (ja) | 1987-03-18 |
JPH0227622Y2 true JPH0227622Y2 (ja) | 1990-07-25 |
Family
ID=31039415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985136370U Expired JPH0227622Y2 (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0227622Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2906384B2 (ja) * | 1991-07-05 | 1999-06-21 | シャープ株式会社 | 可変減衰器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5286041A (en) * | 1976-01-12 | 1977-07-16 | Nippon Gakki Seizo Kk | Voltage control type resistor circuit |
JPS55140316A (en) * | 1979-04-19 | 1980-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | Voltage control high frequency variable attenuation device |
JPS60134615A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-17 | Nec Corp | 電圧制御減衰器 |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP1985136370U patent/JPH0227622Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5286041A (en) * | 1976-01-12 | 1977-07-16 | Nippon Gakki Seizo Kk | Voltage control type resistor circuit |
JPS55140316A (en) * | 1979-04-19 | 1980-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | Voltage control high frequency variable attenuation device |
JPS60134615A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-17 | Nec Corp | 電圧制御減衰器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6244524U (ja) | 1987-03-18 |
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