JP2813863B2 - 光学式記録情報媒体の製造装置 - Google Patents

光学式記録情報媒体の製造装置

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JP2813863B2
JP2813863B2 JP7227360A JP22736095A JP2813863B2 JP 2813863 B2 JP2813863 B2 JP 2813863B2 JP 7227360 A JP7227360 A JP 7227360A JP 22736095 A JP22736095 A JP 22736095A JP 2813863 B2 JP2813863 B2 JP 2813863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式情報記録媒体の製
造装置に係り、更に詳しくは、光学的に記録・再生可能
な記録層が形成された一側ディスク基板に金属反射膜層
及び保護膜層を形成せしめた一側ディスクと、光学的に
記録・再生可能な記録層が形成された他側ディスク基板
に金属反射膜層及び保護膜層を形成せしめた他側ディス
クと、の2枚のディスクが貼り合されて成る光学式情報
記録媒体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、光学式情報記録媒体が多々
使用されている。上記光学式情報記録媒体は、高い記録
密度、速いアクセス、交換して使用可能、不揮発性等々
の特徴を持ち、ビデオやオーディオ等の分野や、情報処
理分野でも広く普及している。
【0003】そして、上記光学式情報記録媒体の構造を
みてみると、円盤状の薄いプラスチックのディスク原板
と、このディスク原板の表面上に凹凸のピット列が形成
された記録層と、上記記録層上に形成された金属反射膜
層と、上記金属反射膜層上に形成された保護膜層と、か
ら成る。
【0004】所で、近時に於ては上記光学式情報記録媒
体の容量を増加させた光学式情報記録媒体の使用が考え
られるようになってきた。この大容量の光学式情報記録
媒体としては、上記記録層及び金属反射膜層並びに保護
膜層が形成されたディスクを2枚貼り合わせて製造され
るものが考えられている。
【0005】そして、上記2枚のディスクを貼り合わて
成る容量を増加させた光学式情報記録媒体を製造する製
造装置、即ち、光学的に記録・再生可能な記録層が形成
された一側ディスク基板に金属反射膜層及び保護膜層を
形成せしめた一側ディスクと光学的に記録・再生可能な
記録層が形成された他側ディスク基板に金属反射膜層及
び保護膜層を形成せしめた他側ディスクの2枚のディス
クを貼り合せて光学式情報記録媒体を製造する光学式情
報記録媒体の製造装置が求められている。
【0006】所で、上記2枚のディスクを貼り合わせて
容量を増加させた光学式情報記録媒体を製造する光学式
情報記録媒体の製造装置に於ては、2枚のディスクを貼
り合わせる為の装置が必要となり、この装置としては大
きく分けて3つの装置が考えられるものである。つま
り、上記2枚のディスクのそれぞれに糊付けを行なう為
のディスク糊付装置、及び、上記2枚のディスクを互い
に重ね合わせるディスク重ね合わせ装置、並びに、上記
重ね合わせた2枚のディスクを仮プレスする仮プレス装
置の3つの装置である。
【0007】この中で、特に上記ディスク糊付装置に着
目すると、このディスク糊付装置は、上記2枚のディス
クのそれぞれの片側面のみに糊を付ける為の装置であ
る。このディスク糊付装置としては、一般的にホットメ
ルトタイプの糊付装置が考えられる。具体的には、例え
ば回転する2つのローラのうち、一方のローラの表面に
ホットメルトタイプの糊を付け、上記2つのローラの間
に上記ディスクを通すことでディスクの片側面に糊を付
ける装置である。
【0008】上記のように、従来のディスク糊付装置と
してホットメルトタイプの糊を使用した糊付装置が考え
られるものの、これに代えて、液状の糊を使用する糊付
装置が求められるようになった。
【0009】更に、上記ディスク重ね合わせ装置及び仮
プレス装置に於ても、上記液状の糊が付けられた2枚の
ディスクに特に対応する工夫が求められるようになっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記液状の糊を使用す
るディスク糊付装置によると、上記ディスクに付けた液
状の糊の厚みを均一且つ平滑な状態にすることが重要で
ある。
【0011】更に、上記ディスク重ね合わせ装置による
と、次の点に留意することが重要である。即ち、上記液
状の糊は、硬化反応速度が均一で急速な為、重ね合わせ
る時点で2枚のディスクのセンターホールを精度良く合
わせる、いわゆるセンターホール位置だし精度を良くす
る必要がある。また、上記糊は液状の為に2枚のディス
クの間に空気が残存する場合があり、この空気の残存を
防止する必要がある。
【0012】また、上記仮プレス装置に於ても、上述し
たディスク重ね合わせ装置と同様にセンターホール位置
だし精度を良くした上で2枚のディスクの間に空気が残
留することを防止する必要がある。
【0013】従って、本発明の目的とする所は、上記液
状の糊の厚みを均一且つ平滑な状態で2枚のディスクの
それぞれに糊付けを行なうディスク糊付装置、及び上記
液状の糊を付けた2枚のディスクをセンターホール位置
だし精度を良くした上で、2枚のディスク間の空気の残
存を少なくし、以って2枚のディスクを重ね合わせるデ
ィスク重ね合わせ装置、並びにセンターホール位置だし
精度を良くした上で2枚のディスク間の空気の残存を少
なくする仮プレス装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
考案は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案
は、光学的に記録・再生可能な記録層が形成された一側
ディスク基板2Aに金属反射膜層7及び保護膜層8を形
成せしめた一側ディスク3Aと、光学的に記録・再生可
能な記録層が形成された他側ディスク基板2Bに金属反
射膜層7及び保護膜層8を形成せしめた他側ディスク3
Bと、の2枚のディスクのそれぞれの片側面に液状の糊
を付けるディスク糊付装置400と、上記糊付けされた
2枚のディスクの糊付層9どうしを重ね合わせるディス
ク重ね合わせ装置500と、上記重ね合わせた2枚のデ
ィスクを仮プレスする仮プレス装置600とを備える光
学式情報記録媒体の製造装置に於て、上記ディスク糊付
装置400は、液状の糊が均一な深さで供給される糊受
けパレット421と、上記糊受けパレット421上の液
状の糊を上記一側及び他側ディスク3A、3Bに転写す
る糊転写部423と、から成る糊転写装置420A、4
20Bと、上記糊が転写された一側及び他側ディスク3
A、3Bを水平状態で回転せしめる糊付ディスク回転装
置430A、430Bと、から成り、上記糊転写装置4
20A、420Bの糊転写部423は、上記糊受けパレ
ット421と一側ディスク3A及び他側ディスク3Bと
の間を移動可能と成されている共に、上下動可能であ
り、且つ、その形状は半球状であって、頂部423Bに
一側ディスク3A或いは他側ディスク3Bのセンターホ
ール3Ab、3Bbと同等の直径を有するセンターホー
ル逃げ穴427が形成されていて、而も、上記糊を付け
る為に上記糊受けパレット421に押し付けられたとき
及び上記一側ディスク3A及び他側ディスク3Bに押し
付けられたとき、上記頂部423Bから放射状に周縁部
423Cに向かって漬れながら相手側に接触してゆくよ
うな弾力性を有する材質から成るものであり、上記ディ
スク糊付装置400にて糊付けされた一側ディスク3A
と他側ディスク3Bの2枚のディスクの糊付層9どうし
をディスク重ね合わせ装置500にて重ね合わせた後、
重ね合わせた2枚のディスクを仮プレス装置600にて
仮プレスすることを特徴とする光学式情報記録媒体の製
造装置である。
【0015】そして、上記ディスク糊付装置400にて
糊付けされた一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2
枚のディスクの糊付層9どうしを重ね合わせる為のディ
スク重ね合わせ装置500が、上記一側ディスク3A及
び他側ディスク3Bの双方のセンターホール3Ab、3
Bbに通され、且つ、これらのセンターホール3Ab、
3Bbの直径に過不足なく嵌る直径を有するセンターピ
ン515を有し、上記一側ディスク3Aと他側ディスク
3Bの糊付層9どうしを重ね合わせるとき、上記一側デ
ィスク3Aをセンターピン515に通した上でたわみ軸
線Nを中心にして他側ディスク3Bに向かって凸となる
ように弓状にたわませ、この弓状にたわませた一側ディ
スク3Aにたわみ軸線Mを中心にして一側ディスク3A
に向かって凸となるように弓状にたわませた他側ディス
ク3Bをセンターピン515に通しつつ重ね合わせ、而
も、上記一側ディスク3Aのたわみ軸線Nと、上記他側
ディスク3Bのたわみ軸線Mとを十字状と成し、上記た
わみ状態にある一側及び他側ディスク3A、3Bを互い
の中央部3Ac、3Bcから円周端部3Ad、3Bdに
かけて次第に接触していくよう構成されているものであ
って、さらに、上記ディスク重ね合わせ装置500が、
糊付層9を上にした状態の一側ディスク3Aを吸着保持
し、その吸着保持部分かたわみ軸線Nをはさんだ両端部
の下面である吸着部520と、上記吸着保持した一側デ
ィスク3Aの中央部3Acを下方から押圧し、上記たわ
み軸線Nを中心にして一側ディスク3Aを弓状にたわま
せる一側ディスク押圧部530と、から成る一側ディス
ク保持装置500Aと、糊付層9を下にした状態の他側
ディスク3Bを挟持保持し、その挟持保持部分かたわみ
軸線Mをはさんだ両端部である開閉チャック540と、
上記挟持した他側ディスク3Bの中央部3Bcを上方か
ら押圧し、上記たわみ軸線Mを中心にして他側ディスク
3Bを弓状にたわませる他側ディスク保持装置500B
と、から成ることをも特徴とする光学式情報記録媒体の
製造装置である。
【0016】さらに、上記ディスク糊付装置400にて
糊付けされた一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2
枚のディスクの糊付層9どうしを重ね合わせる為のディ
スク重ね合わせ装置500が、上記一側ディスク3A及
び他側ディスク3Bの双方のセンターホール3Ab、3
Bbに通され、且つ、これらのセンターホール3Ab、
3Bbの直径に過不足なく嵌る直径を有するセンターピ
ン915を有し、上記一側ディスク3Aと他側ディスク
3Bの糊付層9どうしを重ね合わせるとき、上記一側デ
ィスク3Aをセンターピン915に通した上で他側ディ
スク3Bに向かって凸となるようにおわん状にたわま
せ、このおわん状にたわませた一側ディスク3Aに一側
ディスク3Aに向かって凸となるようにおわん状にたわ
ませた他側ディスク3Bをセンターピン915に通しつ
つ重ね合わせ、而も、上記一側ディスク3Aのおわん頂
部3Aaと、上記他側ディスク3Bのおわん頂部3Ba
とが接触し、ここから一側及び他側ディスク3A、3B
のそれぞれの円周端部3Ad、3Bdにかけて次第に接
触していくよう構成されているものであって、さらに、
上記ディスク重ね合わせ装置500が、糊付層9を上に
した状態の他側ディスク3Bを吸着保持し、その吸着保
持部分が円周端部3Bdの下面である吸着部920と、
上記吸着保持した他側ディスク3Bの中央部3Bcを下
方から押圧し、他側ディスク3Bをおわん状にたわませ
る他側ディスク押圧部930と、から成る他側ディスク
保持装置900Bと、糊付層9を下にした状態の一側デ
ィスク3Aを挟持保持し、その挟持保持部分が円周端部
3Adである開閉チャック940と、上記挟持した一側
ディスク3Aの中央部3Acを上方から押圧し、一側デ
ィスク3Aをおわん状にたわませる一側ディスク保持装
置900Aと、から成ることをも特徴とする光学式情報
記録媒体の製造装置である。
【0017】加えて、上記ディスク糊付装置400にて
糊付けされた一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2
枚のディスクの糊付層9とうしをディスク重ね合わせ装
置500にて重ね合わせた後、重ね合わせた2枚のディ
スクを仮プレスする仮プレス装置600が、重ね合わせ
た一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2枚のディス
クのセンターホール3Ab、3Bbに通され、且つ、こ
れらのセンターホール3Ab、3Bbの直径に過不足な
く嵌る直径を有するセンターピン515と、上下動可能
であって半球状に形成された押圧部620とを備え、而
も、上記半球状の押圧部620は、重ね合わされた2枚
のディスクに押し付けられたとき、上記押圧部620の
頂部620Aから放射状に周縁部620Bに向かって潰
れながら相手側に接触していくような弾力性を有する材
質から成るものであって、さらに、上記仮プレス装置6
00の押圧部620の頂部620Aには、センターピン
逃げ穴621が形成されていることをも特徴とする光学
式情報記録媒体の製造装置である。
【0018】
【作用】上記構成によりその動作を説明する。第1に、
上記半球状の糊転写部423を備えたディスク糊付装置
400によると、先ず上記糊受けパレット421に液状
の糊が供給される。このとき、上記糊受けパレット42
1に供給された液状の糊は、均一な所定深さを有する。
次に、上記糊転写部423が下降せしめられ、上記糊受
けパレット421に押し付けられる。このとき、上記糊
転写部423は、頂部423Bから放射状に周縁部42
3Cに向かって潰れながら糊受けパレット421に接触
していき、上記半球状表面に液状の糊が転写される。
【0019】次に、上記糊転写部423は、上昇せしめ
られて上記糊受けパレット421から離され、一側ディ
スク3A或いは他側ディスク3Bの上方まで移動せしめ
られる。次に、上記糊転写部423は、下降せしめら
れ、上記一側ディスク3A或いは他側ディスク3Bの片
側上面に押し付けられる。このとき、上記糊転写部42
3は、頂部423Bから放射状に周縁部423Cに向か
って潰れながらディスクに接触していき、ディスクの片
側上面全体(ディスクのセンターホール間近からディス
クの周縁部に至るまで)に液状の糊が転写される。
【0020】次に、上記液状の糊が転写された一側ディ
スク3A或いは他側ディスク3Bは、上記糊付ディスク
回転装置430A、430Bによって水平状態で回転せ
しめられ、ディスク上の糊が均一且つ平滑に拡散せしめ
られる。
【0021】第2に、上記一側ディスク3Aの両端部を
挟むディスク重ね合わせ装置500によると、先ず上記
一側ディスク保持装置500Aによって、上記ディスク
糊付装置400で液状の糊が付けられた一側ディスク3
Aの両端部の下面が吸着保持され、且つ、この一側ディ
スク3Aの中央部3Acが下方から押圧されて弓状にた
わむ。つまり、この一側ディスク3Aはたわみ軸線Nを
中心にしてたわむ。
【0022】次に、上記他側ディスク保持装置500B
によって、上記ディスク糊付装置400で液状の糊が付
けられた他側ディスク3Bの両端部が挟持保持され、且
つ、この他側ディスク3Bの中央部3Bcが上方から押
圧されて弓状にたわむ。つまり、この他側ディスク3B
はたわみ軸線Mを中心にしてたわむ。
【0023】次に、上記弓状にたわんだ一側ディスク3
A及び他側ディスク3Bが互いに重ね合わされる。この
とき、上記一側ディスク3Aのたわみ軸線Nと、上記他
側ディスク3Bのたわみ軸線Mとは、十字状と成され
る。そして、上記たわみ状態にある一側ディスク3A及
び他側ディスク3Bは、互いの中央部3Ac、3Bcか
ら円周端部3Ad、3Bdにかけて次第に接触せしめら
れていき、2枚のディスク間の液状糊に含まれる空気が
押し出される。
【0024】第3に、上記他側ディスク3Bの円周端部
3Bdを挟むディスク重ね合わせ装置500によると、
先ず上記他側ディスク保持装置900Bによって、上記
ディスク糊付装置400で液状の糊が付けられた他側デ
ィスク3Bの円周端部3Bdの下面が吸着保持され、且
つ、この他側ディスク3Bの中央部3Bcが下方から押
圧されておわん状にたわむ。
【0025】次に、上記一側ディスク保持装置900A
によって、上記ディスク糊付装置400で液状の糊が付
けられた一側ディスク3Aの円周端部3Adが挟持保持
され、且つ、この一側ディスク3Aの中央部3Acが上
方から押圧されておわん状にたわむ。
【0026】次に、上記おわん状にたわんだ一側ディス
ク3A及び他側ディスク3Bが互いに重ね合わされる。
このとき、上記たわみ状態にある一側及び他側ディスク
3A、3Bは互いの中央部3Ac、3Bcから円周端部
3Ad、3Bdにかけて次第に接触せしめられていき、
2枚のディスク間の液状糊に含まれる空気が押し出され
る。
【0027】第4に、上記仮プレス装置600による
と、先ず、上記重ね合わされた2枚のディスクに向けて
上記押圧部620が下降せしめられ、上記重ね合わされ
たディスクが押圧部620に押圧せしめられる。このと
き、上記半球状の押圧部620は、頂部620Aから放
射状に周縁部620Bに向かって潰れながらディスクに
接触していき、2枚のディスク間の液状糊に含まれる空
気が押し出される。
【0028】
【実施例】次に、添付図面に従い本発明の実施例を詳述
する。図1及び図2で示された装置が光学式情報記録媒
体の全体の製造装置であって、図1で示された装置が前
工程の製造装置、図2で示された装置が後工程の製造装
置である。つまり、本発明を含む製造装置は一側ディス
ク3Aと他側ディスク3Bとが形成され、この2つのデ
ィスクを貼り合せることによって形成される光学式情報
記録媒体の製造装置である。そして、本発明を含む製造
装置は、厚さ0.6mmの一側ディスク3Aと、厚さ
0.6mmの他側ディスク3Bとを貼り合せて成る1.
2mmの光学式情報記録媒体の製造装置である。
【0029】先ず、図1を参照して上記前工程の製造装
置の構成を説明する。この前工程の製造装置は、一側デ
ィスク基板2Aを形成、搬送せしめる装置と、他側ディ
スク基板2Bを形成、搬送せしめる装置と、上記一側デ
ィスク基板2A及び他側ディスク基板2Bに金属反射膜
層7及び保護膜層8を形成せしめ搬送せしめる装置と、
の3つの領域に別れた装置群から成る。
【0030】以下上記一側ディスク基板2Aを形成、搬
送せしめる装置について簡単に説明する。この装置は、
一側形成機110Aと、一側1次冷却装置120Aと、
一側吸着搬送装置130Aと、一側2次冷却装置140
Aと、一側搬送装置160Aと、から成る。
【0031】上記一側形成機110Aは、上記一側ディ
スク基板2Aを形成せしめる装置である。上記一側ディ
スク基板2Aは、ポリカーボネートアクリル等の樹脂材
料から形成されたディスク原板に、情報記録信号に対応
したピットの記録層が形成されたプラスチック基板であ
る。つまり、この一側形成機110Aで形成された一側
ディスク基板2Aには映像や音楽等のソフトが記録され
ている。
【0032】次に、上記一側1次冷却装置120Aは、
上記一側形成機110Aで形成された一側ディスク基板
2Aを上記一側形成機110A内部から搬出せしめ、除
電、除塵、冷却する装置であって、上記一側ディスク基
板2Aを垂直な円周に沿って垂直に真空吸着保持する。
そして、上記一側ディスク基板2Aを保持した状態で全
体が垂直な円周に沿って回転する。
【0033】次に、上記一側吸着搬送装置130Aにつ
いて説明する。この一側吸着搬送装置130Aは、上記
一側1次冷却装置120Aから一側2次冷却装置140
Aへ上記一側ディスク基板2Aを搬送せしめる装置であ
って、上記一側ディスク基板2Aを真空吸着保持して搬
送する。
【0034】次に、上記一側2次冷却装置140Aにつ
いて説明する。この一側2次冷却装置140Aは、上記
一側1次冷却装置120Aで60゜Cの温度まで冷却し
た一側ディスク基板2Aを、更に40°Cの温度まで冷
却し、且つ一時的にディスクバッファとして用いる装置
であって、内部に水平な円周に沿って一側ディスク基板
2Aを垂直に独立保持する。そして、上記一側ディスク
基板2Aを保持した状態で全体が水平に回転する。
【0035】次に、上記一側搬送装置160Aについて
説明する。この一側搬送装置160Aは、上記一側2次
冷却装置140Aから後述する搬送テーブル210へ上
記一側ディクス基板2Aを搬送せしめる装置であって、
上記一側ディスク基板2Aを真空吸着保持して搬送す
る。
【0036】次に、上記他側ディスク基板2Bを形成、
搬送する装置について説明する。この装置は、上記一側
ディスク基板2Aを形成、搬送する装置と同様の装置で
ある。即ち、他側形成機110Bと、他側1次冷却装置
120Bと、他側吸着搬送装置130Bと、他側2次冷
却装置140Bと、他側搬送装置160Bとから成る。
【0037】そして、これらの装置によって他側ディス
ク基板2Bが形成され、上記一側ディスク基板2Aも位
置せしめられる後述する搬送テーブル210に搬送され
る。尚、この他側ディスク基板2Bには一側ディスク基
板2Aとは異なるソフトが記録されている。
【0038】次に、上記一側ディスク基板2A及び他側
ディスク基板2Bに金属反射膜層7及び保護膜層8を形
成し、搬送する装置について説明する。この装置は、搬
送テーブル210と、金属反射膜成膜装置220と、取
り出し搬送装置230と、保護膜塗布装置240と、検
査テーブル250と、乾燥装置251と、欠陥検査機2
52と、刻印確認カメラ253と、排出装置260と、
欠陥ディスク積載ポール270と、ディスク積載テーブ
ル280と、から成る。
【0039】上記搬送テーブル210は、この搬送テー
ブル210上の一側ディスク基板2A成いは他側ディス
ク基板2Bを搬送するテーブルであって、時計回り或い
は反時計回りに90゜づつ回転し、上記金属反射膜成膜
装置220側へ一側ディスク基板2A或いは他側ディス
ク基板2Bを搬送する。
【0040】上記金属反射膜成膜装置220は、上記一
側ディスク基板2A或いは上記他側ディスク基板2Bの
記録層に金属反射膜を成膜する装置であって、上記搬送
テーブル210上の一側ディスク基板2A或いは他側デ
ィスク基板2Bを吸着して金属反射膜成膜装置220内
部に搬送する。
【0041】ここで、上記一側2次冷却装置140A及
び他側2次冷却装置140Bのディスクバッファとして
の機能を説明する。上記金属反射膜成膜装置220に
は、一側ディスク基板2A及び他側ディスク基板2Bが
交互に50枚づつ供給されるものであって、例えば上記
一側2次冷却装置140Aから金属反射膜成膜装置22
0へ一側ディスク基板2Aが供給されている間、上記他
側2次冷却装置140Bに他側ディスク基板2Bがスト
ックされていて、上記一側ディスク基板2Aの供給が終
了すると、次にストックされていた他側ディスク基板2
Bが金属反射膜成膜装置220へ供給される。上記一側
及び他側2次冷却装置140A、140Bの動作は制御
装置(図示せず)によって行われる。
【0042】次に、上記取り出し搬送装置230は、上
記金属反射膜が成膜された一側ディスク基板2A或いは
他側ディスク基板2Bを上記搬送テーブル210から上
記保護膜塗布装置240に搬送する装置である。
【0043】次に、上記保護膜塗布装置240は、上記
一側ディスク基板2A或いは他側ディスク基板2Bの金
属反射膜層7に保護膜を塗布する装置である。上記保護
膜塗布装置240は、一側保護膜塗布装置240Aと、
他側保護膜塗布装置240Bとの2台を備えている。そ
して、上記金属反射膜が成膜され、且つ保護膜が塗布さ
れた一側ディスク基板2A及び他側ディスク基板2Bを
以下それぞれ一側ディスク3A及び他側ディスク3Bと
する。
【0044】上記検査テーブル250は、上記取り出し
搬送装置230によって保護膜塗布装置240から搬送
された一側ディスス3A或いは他側ディスク3Bを搭載
するものである。
【0045】上記乾燥装置251は、上記一側ディスク
3A或いは他側ディスク3Bに塗布した保護膜を乾燥せ
しめる装置である。
【0046】次に、上記欠陥検査機252は、上記一側
ディスク3A或いは他側ディスク3Bの欠陥及び保護膜
塗布欠陥の検査を行なう機械である。
【0047】次に、上記刻印確認カメラ253は、上記
検査テーブル250上のディスクが一側ディスク3Aで
あるか他側ディスク3Bであるかを確認するカメラであ
る。上記一側ディスク3A或いは他側ディスク3Bに
は、それぞれ一側或いは他側を示す刻印がある。上記刻
印確認カメラ253は、この一側或いは他側を示す刻印
を上記検査テーブル上で確認する。
【0048】次に、上記排出装置260は、上記一側デ
ィスク3A或いは他側ディスク3Bを検査テーブル25
0から排出する装置である。
【0049】次に、欠陥ディスク積載ボール270は、
上記欠陥検査機252で欠陥ディスクと判定されたディ
スクが積載されるポールであって、欠陥ディスクと判定
された一側ディスク3Aが積載される欠陥一側ディスク
積載ポール270Aと、欠陥ディスクと判定された他側
ディスク3Bが積載される欠陥他側ディスク積載ポール
270Bとを備える。上記欠陥一側ディスク積載ポール
270A及び欠陥他側ディスク積載ポール270Bは、
それぞれ垂直に立てられたポールを有する。
【0050】上記ディスク積載テーブル280は、正常
ディスクを積載するテーブルであって、一側ディスク積
載テーブル280Aと、他側ディスク積載テーブル28
0Bとを備えている。上記一側及び他側ディスク積載テ
ーブル280A、280Bには、一側ディスク3A及び
他側ディスク3Bがそれぞれ複数積載される。
【0051】以上は前工程の装置を説明した。次に、図
2を参照して後工程の製造装置を説明する。この後工程
の装置は、上記一側ディスク3A及び他側ディスク3B
の貼り合わせ工程を含む装置であって、ディスク供給装
置300と、ディスク糊付装置400と、ディスク重ね
合わせ装置500と、仮プレス装置600と、プレス装
置700と、ディスク検査排出装置800とから成る。
【0052】上記ディスク供給装置300は、一側ディ
スク供給装置310Aと、他側ディスク供給装置310
Bとを備えている。上記一側ディスク供給装置310A
は、上記前工程の一側ディスク積載テーブル280Aに
積載された一側ディスク3Aが搬送されてきて積載され
る一側ディスク供給テーブル311Aを備えている。そ
して、この例では、積載された一側ディスク3Aの一群
が6つ設置される。そして、上記一側ディスク供給装置
310Aは、上記積載された一側ディスク3Aを昇降せ
しめる昇降装置を備えていて、一側ディスク取り出し装
置350Aによって一側ディスク3Aを1枚づつ次の一
側糊付テーブル410Aの一側ディスク供給ポジション
411Aに搭載するものである。
【0053】次に、上記他側ディスク供給装置310B
について説明すると、この他側ディスク供給装置310
Bは、上記一側ディスク供給装置310Aと同様の装置
であり、他側ディスク供給テーブル311Bと、他側デ
ィスク取り出し装置350Bを備えている。そして、上
記他側ディスク3Bを上記他側ディスク供給テーブル3
11Bから次の他側糊付テーブル410Bの他側ディス
ク供給ポジション411Bに1枚づつ供給するものであ
る。
【0054】次に、本発明の特徴とする装置であるディ
スク糊付装置400について説明する。このディスク糊
付装置400は、一側ディスク3Aを糊付けする一側デ
ィスク糊付装置400Aと、他側ディスク3Bを糊付け
する他側ディスク糊付装置400Bとを備えている。
【0055】上記一側ディスク糊付装置400Aは、一
側糊転写装置420Aと、一側糊付ディスク回転装置4
30Aとを備えている。また、一側ディスク3Aを水平
に搭載して全体が回転する一側糊付テーブル410Aを
備えている。
【0056】先ず、上記一側糊付テーブル410Aは、
一側ディスク3Aが水平に搭載されるポジションを4つ
有する4分割テーブルであって、水平から見て反時計回
りに1ステップづつ回転する。上記一側糊付テーブル4
10Aの表面には、センターピン413が突出してい
る。このセンターピン413の直径は、センターピン4
13が一側ディスク3Aのセンターホール3Abに過不
足なく嵌る直径を有しており、このセンターピン413
を一側ディスク3Aのセンターホール3Abに通すもの
である。上記一側ディスク取り出し装置350Aによっ
て搬送された一側ディスク3Aは、この一側糊付テーブ
ル410Aのセンターピン413が立つ一側ディスク供
給ポジション411Aに搭載されるものである。
【0057】次に、図3及び図4を参照して上記一側糊
転写装置420Aを説明する。この一側糊転写装置42
0Aは、糊受けパレット421と、糊転写部423を備
えている。
【0058】上記糊受けパレット421は、糊ノズル4
24から供給される液状の糊を受けるパレットであっ
て、供給された糊は所定の深さで溜められる。上記糊の
所定深さは、後述する糊転写部423の表面423Aに
良好に糊が転写され、且つこの糊転写部423から一側
ディスク3Aに糊が転写されたとき、この一側ディスク
3Aに良好に転写されるような深さを有するものであっ
て、この例では、後述する糊転写部423に糊を転写し
たとき、糊が糊転写部423に5〜10マイクロメート
ルの厚さで転写されるような深さを有する。
【0059】上記糊ならしブレード422は、上記糊受
けパレット421に対して水平に移動し、上記糊受けパ
レット421に供給された液状の糊を均一にならすもの
である。
【0060】上記糊転写部423は、上記糊受けパレッ
ト421と、上記一側糊付テーブル410A上の一側デ
ィスク3Aとの間を移動可能と成されている。この例で
はスライドユニット425を備え、糊転写部423はこ
のスライドユニット425に沿って移動する。また、こ
の糊転写部423は上下動可能と成されている。この例
ではエアーシリンダー426を備え、上記糊転写部42
3は、このエアーシリンダー426によって上下動せし
められる。
【0061】さらに、上記糊転写部423の形状は下方
に凸と成す半球状であり、且つ頂部423Bにセンター
ホール逃げ穴427が形成されている。このセンターホ
ール逃げ穴427は、上記センターピン413が通され
た一側ディスク3Aのセンターホール3Abをよけ、上
記一側ディスク3Aのセンターホール3Ab間近から糊
を転写する為の部分である。
【0062】そして、上記半球状の糊転写部423は、
上記糊を付ける為に上記糊受けパレット421に押し付
けられたとき、及び上記一側ディスク3Aに押し付けら
れたとき、上記半球状の頂部423Bから放射状に周縁
部423Cに向かって潰れながら相手側に接触していく
ような材質から成る。即ち、上記糊転写部423が一側
ディスク3Aに押し付けられたとき、上記半球状の糊転
写部423の頂部423Bから放射状に周縁部423C
に向かって潰れながら一側ディスク3Aに接触していく
ので、上記液状の糊の中に含まれる空気が一側ディスク
3Aの中央部3Acから円周端部3Adに移動して外部
に出されるものである。
【0063】次に、上記一側糊付ディスク回転装置43
0Aは、糊が転写された一側ディスク3Aを水平状態で
回転せしめる装置であって、一側ディスク3Aに転写さ
れた糊を一側ディスク3A上で均一且つ平滑に拡散させ
るものである。図5を参照して詳しく説明すると、この
一側糊付ディスク回転装置430Aは、上記一側糊転写
装置420Aで糊付けされた一側ディスク3Aを1ステ
ップだけ進めた位置に配設されていて、一側糊付テーブ
ル410A上にある一側ディスク3Aを下から吸着保持
する吸着部431を備えている。この吸着部431は、
真空引きにより吸着するものであって、真空引き管43
4が連設されている。そして、上記吸着部431を回転
せしめるサーボモータ432を備えていて、上記吸着部
431は一側ディスク3Aを吸着した状態で回転する。
【0064】次に、上記一側糊付ディスク回転装置43
0Aで回転せしめられた一側ディスク3Aを1ステップ
だけ進めた位置に糊付一側ディスク搬送装置450Aが
配設されている。この糊付一側ディスク搬送装置450
Aは、一側ディスク排出ポジション412Aに位置した
一側ディスク3Aを次の重ね合わせテーブル510の一
側ディスク供給ポジション511に搬送する装置であっ
て、上記一側ディスク3Aを挟んで搬送するものであ
る。
【0065】他方、上記他側ディスク3Bを糊付けする
他側ディスク糊付装置400Bは、上記一側ディスク糊
付装置400Aと同様の装置であって、他側糊転写装置
420Bと、他側糊付ディスク回転装置430Bとを備
えていると共に、他側糊付テーブル410Bを備えてい
る。そして、上記他側糊付テーブル410Bの他側ディ
スク排出ポジション411Bに搭載された他側ディスク
3Bは、上記他側糊付転写装置420Bで糊が転写され
た後、上記他側糊付ディスク回転装置430Bで回転せ
しめられて、糊が均一且つ平滑に拡散され、他側ディス
ク排出ポジション421Bに移動するものである。そし
て、上記他側糊付テーブル410B上の他側ディスク3
Bにはセンターピン413が通されている。
【0066】そして、上記他側糊付ディスク回転装置4
30Bで回転せしめられた他側ディスク3Bを1ステッ
プだけ進めた位置に後述する他側ディスク保持装置50
0Bが配設されている。この他側ディスク保持装置50
0Bは、他側ディスク排出ポジション412Bに位置し
た他側ディスク3Bを次の重ね合わせテーブル510の
他側ディスク供給ポジション512に搬送する装置であ
る。
【0067】次に、本発明の特徴とする装置であるディ
スク重ね合わせ装置500について説明する。上記ディ
スク重ね合わせ装置500は、一側ディスク保持装置5
00Aと、他側ディスク保持装置500Bとを備えてい
る。また、一側及び他側ディスク3A、3Bが搭載され
る重ね合わせテーブル510も備えている。
【0068】上記重ね合わせテーブル510は、ディス
クが水平に搭載されるポジションを4つ有する4分割テ
ーブルであって、平面から見て時計回りに1ステップづ
つ回転する。そして、上記重ね合わせテーブル510に
は、糊が転写された一側ディスク3Aが搭載される一側
ディスク供給ポジション511と、同じく糊が転写され
た他側ディスク3Bが搭載される他側ディスク供給ポジ
ション512とがある。上記重ね合わせテーブル510
の各ポジションの表面には、センターピン515が突出
しており、このセンターピン515に一側ディスク3A
或いは他側ディスク3Bのセンターホール3Ab、3B
bが嵌る。
【0069】上記一側ディスク保持装置500Aは、一
側ディスク3Aの両端を保持し、この保持した状態から
一側ディスク3Aの中央部3Acを下方から押圧し、一
側ディスク3Aを弓状にたわませる装置である。上記一
側ディスク保持装置500Aを図6から図9を参照して
具体的に説明すると、この装置は上記重ね合わせテーブ
ル510の下部に配設されていて、吸着部520と、一
側ディスク押圧部530とを備えている。上記吸着部5
20は、真空吸着口521を有し、真空引き管522に
よって真空引きされるものである。
【0070】そして、上記真空吸着口521は、上記重
ね合わせテーブル510上に搭載された一側ディスク3
Aの両端部に対応する位置に開いている。つまり、上記
真空吸着口521が一側ディスク3Aを下方から真空吸
着保持するものである。このとき、一側ディスク3Aの
糊付層9は上側に向いている。尚、上記吸着部520
は、重ね合わせテーブル510の4つのポジション全て
に備えられている。
【0071】次に、上記一側ディスク押圧部530は、
上記両端部が真空吸着によって保持された一側ディスク
3Aを下方から押圧するものである。詳しくは、上記一
側ディスク押圧部530は、一側エアーシリンダー53
1によって上下動せしめられ、重ね合わせテーブル51
0の下部に位置する。そして、上記重ね合わせテーブル
510には、上記一側エアーシリンダー531によって
上下動せしめられる一側ディスク押圧部530を通す通
し穴が形成されている。
【0072】即ち、上記一側ディスク保持装置500A
は、上記吸着部520で一側ディスク3Aの両端部を保
持し、この保持した状態から上記一側ディスク3Aの中
央部3Acを下方から押圧し、上記一側ディスク3Aを
たわませる。このとき、一側ディスク3Aのたわみ軸線
Nが図7中に於て左右方向Xに、図8中に於て紙面に直
角方向に存在する。
【0073】次に、上記他側ディスク保持装置500B
について説明する。上記他側ディスク保持装置500B
は、開閉チャック540と、他側ディスク押圧部550
とを備えている。上記開閉チャック540は、他側ディ
スク3Bを両端から挟み反転させる開閉腕541を有す
る。この開閉腕541は、左右方向Xに沿って開き、そ
の内側面には他側ディスク3Bの両端部が嵌るV字状溝
541aが形成されている。
【0074】つまり、上記開閉チャック540は、他側
ディスク3Bの両端部をV字状溝541aに入れつつ挟
んで保持し、次に、反転する。このとき、上記他側ディ
スク3Bの糊付層9は下方に向いている。尚、この例の
上記開閉腕541は、両側へそれぞれ5mm開く。
【0075】次に、上記他側ディスク押圧部550は、
上記両端部が挟まれた他側ディスク3Bを上方から押圧
するものである。詳しくは、上記一側ディスク押圧部5
50は、他側エアーシリンダー551によって上下動せ
しめられ、上記重ね合わせテーブル510の上方に位置
する。
【0076】即ち、上記他側ディスク保持装置500B
は、上記開閉チャック540で他側ディスク3Bの両端
部を保持して反転せしめ、この保持した状態から上記他
側ディスク3Bの中央部3Bcを上方から押圧し、上記
他側ディスク3Bをたわませる。このとき、他側ディス
ク3Bのたわみ軸線Mが図7中に於て紙面に直角方向
に、図8中に於て前後方向Yに存在する。尚、この例で
は上記たわみは1mm〜2mmのたわみである。
【0077】そして、上記たわんだ一側ディスク3A
と、たわんだ他側ディスク3Bとが重ね合わされると
き、上記一側ディスク3Aのたわみ軸線Nと、他側ディ
スク3Bのたわみ軸線Mとは十字と成すものである(図
9参照)。そして、上記2枚のディスクは、一側及び他
側ディスク3A、3Bの中央部3Ac、3Bcから円周
端部3Ad、3Bdにかけて次第に接触していき、一側
及び他側ディスク3A、3Bの糊付層9どうしが合わさ
れるものである。
【0078】次に、本発明の特徴とする装置の仮プレス
装置600について図10及び図11を参照して説明す
る。この仮プレス装置600は、上記重ね合わされた2
枚のディスク、つまり重ね合わせディスク4を仮プレス
する装置であって、上記他側ディスク供給ポジション5
12から1ステップだけ進んだ所に位置し、押圧部62
0を有する。上記押圧部620は、上下動可能である。
【0079】この押圧部620を上下動可能にする為
に、この例ではエアーシリンダー622を備えている。
また、この押圧部620の形状は下方に凸と成す半球状
である。そして、頂部620Aにセンターピン逃げ穴6
21が形成されている。このセンターピン逃げ穴621
は、上記重ね合わせテーブル510のセンターピン51
5が押圧部620に当たることを防止する穴である。
【0080】そして、上記押圧部620は、重ね合わせ
ディスク4に押し付けられたとき頂部620Aから放射
状に周縁部620Bに向かって潰れながら相手ディスク
に接触していくような弾発性を有する材質から成る。即
ち、上記押圧部620は、上記重ね合わせディスク4を
上方から押圧し、このとき漬れて重ね合わせディスク4
の中央部4cから円周端部4dに向かって次第に押圧し
ていく。、このとき、重ね合わせディスク4内の液状の
糊内部の空気が外部に押し出されるものである。尚、プ
レスするときの加圧力は、例えば50kg〜200kg
の間で調整可能である。
【0081】上記仮プレス装置600で仮プレスされた
重ね合わせディスク4は、上記重ね合わせテーブル51
0の重ね合わせディスク排出ポジション513に移動
し、この位置から移載装置630によって次のプレスデ
ーブル710の重ね合わせディスク供給ポジション71
1に搭載される。
【0082】次に、プレス装置700について説明す
る。このプレス装置700は、プレステーブル710を
備えている。上記プレステーブル710は、ディスクが
水平に搭載されるポジションを6つ有する6分割テーブ
ルであって、平面から見て時計回りに1ステップづつ回
転する。上記プレステーブル710の各ポジションには
センターピンが突出している。
【0083】さらに、上記プレス装置700はプレスポ
ジション713を3つ有していて、プレスされた重ね合
わせディスク4は、貼り合わせディスクとして貼り合わ
せディスク排出ポジション712に位置し、移載装置7
20によって次の形成検査テーブル810の貼り合わせ
ディスク供給ポジション811に搭載される。尚、上記
プレスポジション713の数は、生産サイクルによって
例えば3〜6の範囲で選択可能にするものである。
【0084】次に、ディスク検査排出装置800につい
て説明する。このディスク検査排出装置800は、形成
検査テーブル810と、外周形成装置820と、除電装
置830と、欠陥検査装置840と、刻印読取装置86
0と、排出装置870とを備えている。
【0085】上記形成検査テーブル810は、ディスク
が水平に搭載されるポジションを6つ有する6分割テー
ブルであって、センターピンを有し、平面から見て反時
計回りに1ステップづつ回転する。
【0086】上記外周形成装置820は、上記貼り合わ
せディスクの外周部にはみ出た糊等を取り除き、貼り合
わせディスクの端面を形成する装置であって、上記貼り
合わせディスクを高速回転せしめる回転部と、上記貼り
合わせディスクの端面を切削する刃物とを備えている。
【0087】上記除電装置830は、上記外周形成装置
820において切削された切削粉を静電除去しながら吸
収する装置であって、上記貼り合わせディスクをクリヤ
ーにするものである。
【0088】上記欠陥検査装置840は、上記貼り合わ
せディスクの表面及び裏面に付着した塵や傷を検査する
装置であって、検査装置本体841と、アーム842
と、欠陥ディスクテーブル843を備えている。つま
り、上記形成検査テーブル810の検査位置813に位
置した貼り合わせディスクは、アーム842によって保
持され、検査装置本体841内部に搬送され、検査され
る。その結果、良好な貼り合わせディスクは、検査位置
813に返却され、そのまま次のステップへ進み、欠陥
の貼り合わせディスクは、上記アーム842に保持さ
れ、欠陥ディスクテーブル843に積載される。
【0089】上記刻印読取装置860は、上記貼り合わ
せディスクの一側ディスク3A及び他側ディスク3Bの
それぞれ異なった刻印番号を認識し良否を判定する装置
である。上記刻印読取装置860は、取り出しアーム8
61を備えている。
【0090】上記排出装置870は、上記貼り合わせデ
ィスクを形成検査テーブル810から排出する装置であ
る。上記排出装置870は、排出アーム871と、貼り
合わせディスクテーブル872と、欠陥貼り合わせディ
スクテーブル873とを備えている。上記排出アーム8
71は、上記形成検査テーブル810の排出位置815
から上記貼り合わせディスクを排出するアームである。
上記貼り合わせディスクテーブル872は、製品として
の貼り合わせディスクをストックするテーブルである。
上記欠陥貼り合わせディスクテーブル873は、欠陥の
貼り合わせディスクをストックするテーブルである。
【0091】以上の構成により、上記製品としてのディ
スクができるまでの工程を説明する。先ず、前工程の装
置に於て、上記一側形成機110Aで一側ディスク基板
2Aが形成され、上記一側1次冷却装置120A内に搬
送される。上記一側ディスク基板2Aには、映像や音楽
等のソフトが記録層として形成されている。上記一側1
次冷却装置120A内で1次冷却された一側ディスク基
板2Aは、一側吸着搬送装置130Aによって一側2次
冷却装置140A内に搬送される。上記一側2次冷却装
置140A内で2次冷却された一側ディスク基板2A
は、上記一側搬送装置160Aによって上記搬送テーブ
ル210に搬送される。
【0092】他方、上記他側形成機110で形成された
他側ディスク基板2Bも同様に、上記他側1次冷却装置
120B、他側吸着搬送装置130B、他側2次冷却装
置140B、他側搬送装置160Bを経て上記搬送テー
ブル210に搬送される。尚、上記他側ディスク基板2
Bには、一側ディスク基板2Aとは異なる映像や音楽等
のソフトが記録されている。
【0093】上記搬送テーブル210には、上記一側デ
ィスク基板2A及び他側ディスク基板2Bが一定枚数づ
つ交互に供給される。つまり、例えば上記一側ディスク
基板2Aが50枚連続して供給された後、上記他側ディ
スク基板2Bが50枚連続して供給される。
【0094】次に、上記搬送テーブル210上の一側デ
ィスク基板2A或いは他側ディスク基板2Bには、上記
金属反射膜成膜装置220で記録層上に金属反射膜層7
が形成され、次いで、保護膜塗布装置240で金属反射
膜層7上に保護膜層8が形成される。次に、上記金属反
射膜層7及び保護膜層8が形成された一側ディスク基板
2A或いは他側ディスク基板2Bである一側ディスク3
A或いは他側ディスク3Bは、上記検査テーブル250
に搭載される。上記検査テーブル250上の一側ディス
ク3A或いは他側ディスク3Bは、上記乾燥装置251
で乾燥され、次に、上記欠陥検査機252で欠陥品であ
るか否か検査され、次に刻印確認カメラ253で刻印が
確認され、次に、上記排出装置260で欠陥品と良好
品、及び一側ディスク3Aと他側ディスク3Bとに区分
けされて積載される。
【0095】次に、後工程の装置に於て、上記一側ディ
スク供給装置310A及び他側ディスク供給装置310
Bに、上記前工程の装置で区分けされた一側ディスク3
A及び他側ディスク3Bが積載された状態でそれぞれ搬
送される。そして、上記一側ディスク供給装置310A
上の一側ディスク3Aは、上記一側ディスク取り出し装
置350Aによって1枚づつ搬送され、一側糊付テーブ
ル410Aの一側ディスク供給ポジション411Aに搭
載される。搭載された一側ディスク3Aはセンターピン
413に通され、ディスクがずれないように配置され
る。
【0096】次に、上記一側ディスク糊付装置400A
で上記一側ディスク3Aが糊付けされる。即ち、上記一
側ディスク供給ポジション411A上の一側ディスク3
Aは、1ステップだけ進み、上記一側糊転写装置420
A内に位置せしめられる。ここで、上記一側ディスク3
Aに糊転写部423が押し付けられる。
【0097】このとき、上記糊転写部423は、頂部4
23Bから周縁部423Cにかけて次第に潰れて糊が転
写される。転写された糊は、一側ディスク3Aのセンタ
ーホール3Ab間近から円周端部3Adまで付いてい
て、糊の厚さは保護膜層8上に5〜10マイクロメート
ルの厚さである。
【0098】次に、糊が転写された一側ディスク3A
は、1ステップだけ進み、上記一側糊付ディスク回転装
置430A上に位置せしめられ、回転せしめられる。上
記一側ディスク3Aは、0〜4000rpmまでの回転
速度で所定時間回転せしめられる。上記回速度及び回転
時間は制御装置によって可変可能である。この回転によ
って、上記一側ディスク3Aに転写された糊が均一且つ
平滑になる。
【0099】次に、上記一側ディスク3Aは、1ステッ
プだけ進み、上記一側糊付テーブル410Aの一側ディ
スク排出ポジション412Aに位置する。ここで、上記
一側ディスク3Aは、上記糊付一側ディスク搬送装置4
50Aによって搬送され、上記重ね合わせテーブル51
0の一側ディスク供給ポジション511に搭載される。
このとき、上記一側ディスク3Aの糊付層9は上になっ
ている。
【0100】他方、上記他側ディスク3Bは、上記他側
ディスク取り出し装置350によって上記他側ディスク
供給装置310Bから1枚づつ取り出されて、上記他側
糊付テーブル410Bのセンターピンに通されつつ、他
側ディスク供給ポジション411Bに搭載される。上記
他側ディスク3Bは、上記一側ディスク3Aと同じく糊
が転写され、上記他側糊付テーブル410Bの他側ディ
スク排出ポジション412Bに位置する。ここで、上記
他側ディスク3Bは、上記他側ディスク保持装置500
Bによって搬送される。
【0101】次に、上記一側ディスク供給ポジション5
11に搭載された一側ディスク3Aは、上記一側ディス
ク保持装置500Aによってたわんだ状態で保持され
る。つまり、一側ディスク3Aの両端部が上記吸着部5
20によって吸着され、一側ディスク3Aの中央部3A
cが上記一側ディスク押圧部530によって下方から押
圧された状態になる。そして、この状態で上記一側ディ
スク3Aは、1ステップだけ進み、上記他側ディスク供
給ポジション512に位置する。
【0102】他方、上記他側ディスク供給ポジション5
12では、上記他側ディスク保持装置500Bによって
挟まれた他側ディスク3Bが反転せしめられ、且つたわ
んだ状態で糊付層9を下にして上記一側ディスク3Aに
重ね合わされる。つまり、上記他側ディスク3Bは、上
記他側ディスク保持装置500Bの開閉チャック540
によって両端部が挟まれて反転せしめられ、上記他側デ
ィスク押圧部550によって中央部3Bcが下方に押圧
された状態で一側ディスク3A上に重ねられる。この重
ね合わせのとき、上記一側ディスク3A及び他側ディス
ク3Bにはセンターピン515が通される。
【0103】そして、上記一側ディスク3Aのたわみ軸
線Nと、上記他側ディスク3Bのたわみ軸線Mとは十字
状になるよう重ね合わされる。そして、上記一側ディス
ク3Aと他側ディスク3Bとは、互いの中央部3Ac、
3Bcから円周端部3Ad、3Bdに向かって接触して
いく。これにより、上記一側ディスク3A及び他側ディ
スク3B間の液状の糊に含まれる空気が外部に押し出さ
れる。
【0104】次に、上記重ね合わされた一側ディスク3
A及び他側ディスク3B、つまり、重ね合わせディスク
4は、センターピン515が通された状態で1ステップ
だけ進み上記仮プレス装置600で仮プレスされる。つ
まり、上記仮プレス装置600の押圧部620が重ね合
わせディスク4に押し付けられる。このとき、上記押圧
部620は、頂部620Aから周縁部620Bにかけて
漬れながら重ね合わせディスタ4に接触していく。
【0105】これにより、上記重ね合わせディスク4の
2枚のディスク間の糊内部に含まれる空気を外部に押し
出すことができる。そして、上記重ね合わせディスク4
は、上記移載装置630によって重ね合わせディスク排
出ポジション513から上記プレステーブル710の重
ね合わせディスク供給ポジション711に搬送される。
【0106】次に、上記重ね合わせディスク4は、上記
プレス装置700によってプレスされる。プレスは定め
られた圧力、例えばディスク1枚当たり300kg〜6
00kgの圧力で所定時間加圧される。
【0107】次に、上記プレスされた後の重ね合わせデ
ィスク4、つまり貼り合わせディスクは、貼り合わせデ
ィスク排出ポジション712に進む。上記貼り合わせデ
ィスク排出ポジション712に位置した貼り合わせディ
スクは、上記移載装置720によって搬送され、上記形
成検査テーブル810の貼り合わせディスク供給ポジシ
ョン811に搭載される。
【0108】次に、上記貼り合わせディスクは1ステッ
プだけ進み、上記外周形成装置820で貼り合わせディ
スクの外周部にはみ出た糊等が取り除かれ、貼り合わせ
ディスクの端面が切削形成される。
【0109】次に、上記貼り合わせディスクは1ステッ
プだけ進み、上記除電装置830に位置する。そして、
この除電装置830によって、上記外周形成装置820
において切削された切削粉が、静電除去されながら吸収
されディスクがクリヤーにされる。
【0110】次に、上記貼り合わせディスクは1ステッ
プだけ進み、上記欠陥検査装置840で貼り合わせディ
スクの表面及び裏面に付着した塵や傷が検査される。そ
して、良好な貼り合わせディスクは、上記検査位置81
3に返却され、そのまま次のステップへ進み、欠陥の貼
り合わせディスクは、上記アーム842に保持され、上
記欠陥ディスクテーブル843に積載される。
【0111】次に、上記良好な貼り合わせディスクは1
ステップだけ進み、上記刻印読取装置860で刻印番号
が認識され良否が判定される。
【0112】次に、上記貼り合わせディスクは、1ステ
ップだけ進んで排出位置815に位置し、上記排出装置
870によって排出される。このとき、良好な貼り合わ
せディスクは、上記貼り合わせディスクテーブル872
に積載される。また、欠陥の貼り合わせディスクは、上
記欠陥貼り合わせディスクテーブル873に積載され
る。
【0113】以上により、製品としての貼り合わせディ
スク、つまり、2枚のディスクが貼り合されて成る光学
式情報記録媒体5(図12参照)を得ることができる。
上記光学式情報記録媒体5は、一側ディスク3Aと他側
ディスク3Bの2枚のディスクの保護膜層8どうしが貼
り合されていて、表面10A及び裏面10Bが透過面と
成っている。
【0114】次に、図13から図16を参照して第2の
実施例を示す。この例は、上記ディスク重ね合わせ装置
500の別の例である。このディスク重ね合わせ装置5
00は、他側ディスク保持装置900Bと、一側ティス
ク保持装置900Aとを備えている。そして、上述した
重ね合わせテーブル510と同様の重ね合わせテーブル
910も備えている。
【0115】上記重ね合わせテーブル910は、一側デ
ィスク3A及び他側ディスク3Bを搭載するテーブルで
ある。上記重ね合わせテーブル910の表面には、セン
ターピン915が突出しており、このセンターピン91
5に一側ディスク3A及び他側ディスク3Bのセンター
ホール3Ab、3Bbが嵌る。
【0116】上記他側ディスク保持装置900Bは、他
側ディスク3Bの円周端部3Bdを吸着保持し、この保
持した状態から他側ディスク3Bの中央部3Bcを下方
から押圧し、他側ディスク3Bをおわん状にたわませる
装置である。具体的には、この装置は、真空吸着によっ
て他側ディスク3Bを吸着する吸着部920と、他側デ
ィスク押圧部930とを備えている。上記吸着部920
は、重ね合わせテーブル910に真空吸着口921を有
し、真空引き管922によって真空引きされるものであ
る。そして、上記真空吸着口921は、上記重ね合わせ
テーブル910上に搭載された他側ディスク3Bの円周
端部3Bdに対応する位置に開いている(図15参
照)。吸着保持された他側ディスク3Bの糊付層9は上
側を向いている。
【0117】次に、上記他側ディスク押圧部930は、
円周端部3Bdが吸着によって保持された他側ディスク
3Bを下方から押圧するものである。詳しくは、上記他
側ディスク押圧部930は、他側エアーシリンダー93
1によって上下動し、上記重ね合わせテーブル910の
下部に配設されている。そして、上押重ね合わせテーブ
ル910には、上記他側ディスク押圧部930を通す為
の通し穴が形成されている。
【0118】即ち、上記他側ディスク保持装置900B
は、上記他側ディスク3Bをセンターピン915に通し
た状態で、上記吸着部920によって他側ディスク3B
の円周端部3Bdを吸着保持し、この保持した状態から
上記他側ディスク3Bの中央部3Bcを下方から押圧
し、上記他側ディスク3Bをおわん状にたわませるもの
である。
【0119】次に、上記一側ディスク保持装置900A
について説明する。上記一側ディスク保持装置900A
は、開閉チャック940と、一側ディスク押圧部950
とを備えている。上記開閉チャック940は、一側ディ
スク3Aの円周端部3Adを包むように挟持する開閉腕
941を有する。この開閉腕941は、左右方向Xに沿
って開き、その内側面には一側ディスク3Aの円周端部
3Adが嵌るV字状溝941aが形成されている。つま
り、上記一側ディスク3Aは、上記V字状溝941aに
嵌って上記開閉腕941に挟持保持されるものである。
このとき、一側ディスク3Aの糊付層9は下方に向いて
いる。尚、この例では上記開閉腕941は、両側へそれ
ぞれ20mmづつ開く。
【0120】次に、上記一側ディスク押圧部950は、
上記円周端部3Adが挟持された一側ディスク3Aを上
方から押圧するものである。詳しくは、上記一側ディス
ク押圧部950は、一側エアーシリンダー951によっ
て上下動し、上記重ね合わせテーブル910の上方に位
置する。
【0121】即ち、上記一側ディスク保持装置900A
は、上記開閉チャック940で一側ディスク3Aの円周
端部3Adを保持し、この保持した状態から上記一側デ
ィスク3Aの中央部3Acを上方から押圧し、上記一側
ディスク3Aをおわん状にたわませる。
【0122】そして、上記一側ディスク3Aと、他側デ
ィスク3Bとを重ね合わせるとき、上記重ね合わせテー
ブル910上の他側ディスク3Bに対して上記一側ディ
スク3Aを下げていき接触させる。このとき、上記一側
ディスク3A及び他側ディスク3Bは、互いのおわん頂
部3Aa、3Baから円周端部3Ad、3Bdにかけて
次第に接触していく。これにより、液状の糊に含まれる
空気が外に押し出されるものである。
【0123】以上のように、上記製造装置によると、製
品としての光学式情報記録媒体5、つまり、一側ディス
ク3Aと他側ディスク3Bの2枚のディスクが貼り合さ
れて成る光学式情報記録媒体5を得ることができ、上記
光学式情報記録媒体5は、2枚のディスクの上記保護膜
層8どうしが貼り合されていて、表面10A及び裏面1
0Bが透過面と成っている(図12参照)。
【0124】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明は請求項1記載
によると、上記半球状の糊転写部により、この糊転写部
を一側及び他側ディスクに押し付けたとき、上記半球状
の頂部から放射状に周縁部に向かって潰れながら相手側
に接触し、これにより、液状の糊をディスクに転写する
ことができる。そして、この糊転写部にはセンターホー
ル逃げ穴が形成されているので、ディスクに糊を転写し
たときにディスクのセンターホール間近から糊を転写す
ることができる。これにより、上記2枚のディスクを貼
り合わせたときに、上記センターホール間近まで付いた
糊が2枚のディスクをしっかりと良好に接着せしめる。
また、上記糊受けパレットに均一な深さで液状の糊を供
給することにより、この糊受けパレットから糊転写部に
糊を転写したとき、上記糊転写部に所定の厚さで糊を転
写し易く、糊転写部からディスクに糊を転写したときに
予め定められた糊厚を実現し易い。そして、上記糊付デ
ィスク回転装置により、上記ディスク上の糊が拡散さ
れ、糊の厚みを均一且つ平滑な状態にすることができ
る。
【0125】また、請求項2によると、上記センターピ
ンにより、このセンターピンを一側及び他側ディスクの
センターホールに通すことができる。これにより、上記
一側及び他側ディスクの重ね合わせ時のセンターホール
位置だし精度が良好となる。更に、上記一側ディスク保
持装置及び他側ディスク保持装置により、上記一側ディ
スクと、他側ディスクとを重ね合わせるとき、上記一側
ディスクのたわみ軸線と、上記他側ディスクのたわみ軸
線とを十字状と成して重ね合わせられるので、上記たわ
み状態にある一側及び他側ディスクを互いの中央部から
円周端部にかけて次第に接触せしめていくことができ
る。これにより、上記2枚のディスク間の液状糊にはデ
ィスクの中央部から円周端部にかけての圧力がかかり、
糊に含まれていた空気を外へ押し出すことができる。即
ち、上記2枚のディスク間の液状糊に含まれる残留空気
を少なくすることができ、製品となったときのディスク
厚さを精度良く出すことができる。
【0126】また、請求項3によると、上記センターピ
ンにより、このセンターピンを一側及び他側ディスクの
センターホールに通すことができる。これにより、上記
一側及び他側ディスクの重ね合わせ時のセンターホール
位置だし精度が良好となる。更に、上記一側ディスク保
持装置及び他側ディスク保持装置により、上記一側ディ
スクと、他側ディスクとを重ね合わせるとき、上記他側
ディスクのおわん頂部と、上記一側ディスクのおわん頂
部とが接触し、ここから一側及び他側ディスクのそれぞ
れの円周端部にかけて次第に接触せしめていくことがで
きる。これにより、2枚のディスク間の液状糊にはディ
スクの中央部から円周端部にかけての圧力がかかり、液
状糊に含まれていた空気を外へ押し出すことができる。
即ち、上記2枚のディスク間の液状糊に含まれる残留空
気を少なくすることができ、製品となったときのディス
ク厚さを精度良く出すことができる。
【0127】また、請求項4によると、上記センターピ
ンにより、このセンターピンを重ね合わせたディスクの
センターホールに通すことができる。これにより、上記
一側及び他側ディスクの重ね合わせ後のセンターホール
位置だし精度が良好となる。更に、上記半球状の押圧部
により、この押圧部を重ね合わされたディスクに押し付
けたとき、上記半球状の頂部から放射状に周縁部に向か
って潰れながら相手側に接触していく。これにより、2
枚のディスク間の液状糊にはディスクの中央部から円周
端部にかけての圧力がかかり、糊に含まれていた空気を
外へ押し出すことができる。即ち、上記2枚のディスク
間の液状糊に含まれる残留空気を少なくすることがで
き、製品となったときのディスク厚さを精度良く出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置の前工程の装置を示した図である。
【図2】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置の後工程の装置を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク糊付装置の一側糊転
写装置の平面図である。
【図4】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク糊付装置の一側糊転
写装置の正面図である。
【図5】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク糊付装置の一側糊付
ディスク回転装置の正面図である。
【図6】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置の平
面図である。
【図7】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置の正
面図である。
【図8】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置の側
面図である。
【図9】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記録
媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置によ
ってたわんだ状態にある一側及び他側ディスクのそれぞ
れのたわみ軸線を示した平面図である。
【図10】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記
録媒体の製造装置に含まれる仮プレス装置の正面図であ
る。
【図11】本発明の第1の実施例で示した光学式情報記
録媒体の製造装置に含まれる仮プレス装置の押圧部の底
面図である。
【図12】本発明の第1及び第2の実施例で示した光学
式情報記録媒体の製造装置によって製造された光学式情
報記録媒体の断面図である。
【図13】本発明の第2の実施例で示した光学式情報記
録媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置の
平面図である。
【図14】本発明の第2の実施例で示した光学式情報記
録媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置の
正面図である。
【図15】本発明の第2の実施例で示した光学式情報記
録媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置の
図14のA−Aから見た他側ディスクの平面図である。
【図16】本発明の第2の実施例で示した光学式情報記
録媒体の製造装置に含まれるディスク重ね合わせ装置に
よって重ね合わされる2枚のディスクのたわみ状態を示
した断面図である。
【符号の説明】
400 ディスク糊付装置 400A 一側ディスク糊付装置 400B 他側ディスク糊付装置 420A 一側糊転写装置 420B 他側糊転写装置 430A 糊付一側ディスク回転装置 430B 糊付他側ディスク回転装置 413 センターピン 421 糊受けパレット 423 糊転写部 427 センターホール逃げ穴 500 ディスク重ね合わせ装置 500A 一側ディスク保持装置 500B 他側ディスク保持装置 520 吸着部 530 一側ディスク押圧部 540 開閉チャック 550 他側ディスク押圧部 600 仮プレス装置 620 押圧部 621 センターピン逃げ穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−242533(JP,A) 特開 昭63−96753(JP,A) 特開 昭64−14750(JP,A) 特開 昭63−249950(JP,A) 特開 昭63−49424(JP,A) 特開 平3−245331(JP,A) 特開 平4−32045(JP,A) 特開 平4−14637(JP,A) 特開 昭63−112838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/26 531

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に記録・再生可能な記録層が形成
    された一側ディスク基板2Aに金属反射膜層7及び保護
    膜層8を形成せしめた一側ディスク3Aと、光学的に記
    録・再生可能な記録層が形成された他側ディスク基板2
    Bに金属反射膜層7及び保護膜層8を形成せしめた他側
    ディスク3Bと、の2枚のディスクのそれぞれの片側面
    に液状の糊を付けるディスク糊付装置400と、上記糊
    付けされた2枚のディスクの糊付層9どうしを重ね合わ
    せるディスク重ね合わせ装置500と、上記重ね合わせ
    た2枚のディスクを仮プレスする仮プレス装置600と
    を備える光学式情報記録媒体の製造装置に於て、 上記ディスク糊付装置400は、液状の糊が均一な深さ
    で供給される糊受けパレット421と、上記糊受けパレ
    ット421上の液状の糊を上記一側及び他側ディスク3
    A、3Bに転写する糊転写部423と、から成る糊転写
    装置420A、420Bと、上記糊が転写された一側及
    び他側ディスク3A、3Bを水平状態で回転せしめる糊
    付ディスク回転装置430A、430Bと、から成り、 上記糊転写装置420A、420Bの糊転写部423
    は、上記糊受けパレット421と一側ディスク3A及び
    他側ディスク3Bとの間を移動可能と成されている共
    に、上下動可能であり、且つ、その形状は半球状であっ
    て、頂部423Bに一側ディスク3A或いは他側ディス
    ク3Bのセンターホール3Ab、3Bbと同等の直径を
    有するセンターホール逃げ穴427が形成されていて、
    而も、上記糊を付ける為に上記糊受けパレット421に
    押し付けられたとき及び上記一側ディスク3A及び他側
    ディスク3Bに押し付けられたとき、上記頂部423B
    から放射状に周縁部423Cに向かって漬れながら相手
    側に接触してゆくような弾力性を有する材質から成るも
    のであり、上記ディスク糊付装置400にて糊付けされ
    た一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2枚のディス
    クの糊付層9どうしをディスク重ね合わせ装置500に
    て重ね合わせた後、重ね合わせた2枚のディスクを仮プ
    レス装置600にて仮プレスすることを特徴とする光学
    式情報記録媒体の製造装置。
  2. 【請求項2】 上記ディスク糊付装置400にて糊付け
    された一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2枚のデ
    ィスクの糊付層9どうしを重ね合わせる為のディスク重
    ね合わせ装置500が、上記一側ディスク3A及び他側
    ディスク3Bの双方のセンターホール3Ab、3Bbに
    通され、且つ、これらのセンターホール3Ab、3Bb
    の直径に過不足なく嵌る直径を有するセンターピン51
    5を有し、上記一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの
    糊付層9どうしを重ね合わせるとき、上記一側ディスク
    3Aをセンターピン515に通した上でたわみ軸線Nを
    中心にして他側ディスク3Bに向かって凸となるように
    弓状にたわませ、この弓状にたわませた一側ディスク3
    Aにたわみ軸線Mを中心にして一側ディスク3Aに向か
    って凸となるように弓状にたわませた他側ディスク3B
    をセンターピン515に通しつつ重ね合わせ、而も、上
    記一側ディスク3Aのたわみ軸線Nと、上記他側ディス
    ク3Bのたわみ軸線Mとを十字状と成し、上記たわみ状
    態にある一側及び他側ディスク3A、3Bを互いの中央
    部3Ac、3Bcから円周端部3Ad、3Bdにかけて
    次第に接触していくよう構成されているものであって、
    さらに、上記ディスク重ね合わせ装置500は、糊付層
    9を上にした状態の一側ディスク3Aを吸着保持し、そ
    の吸着保持部分がたわみ軸線Nをはさんだ両端部の下面
    である吸着部520と、上記吸着保持した一側ディスク
    3Aの中央部3Acを下方から押圧し、上記たわみ軸線
    Nを中心にして一側ディスク3Aを弓状にたわませる一
    側ディスク押圧部530と、から成る一側ディスク保持
    装置500Aと、糊付層9を下にした状態の他側ディス
    ク3Bを挟持保持し、その挟持保持部分がたわみ軸線M
    をはさんだ両端部である開閉チャック540と、上記挟
    持した他側ディスク3Bの中央部3Bcを上方から押圧
    し、上記たわみ軸線Mを中心にして他側ディスク3Bを
    弓状にたわませる他側ディスク保持装置500Bと、か
    ら成ることを特徴とする請求項1記載の光学式情報記録
    媒体の製造装置。
  3. 【請求項3】 上記ディスク糊付装置400にて糊付け
    された一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2枚のデ
    ィスクの糊付層9どうしを重ね合わせる為のディスク重
    ね合わせ装置500が、上記一側ディスク3A及び他側
    ディスク3Bの双方のセンターホール3Ab、3Bbに
    通され、且つ、これらのセンターホール3Ab、3Bb
    の直径に過不足なく嵌る直径を有するセンターピン91
    5を有し、上記一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの
    糊付層9どうしを重ね合わせるとき、上記一側ディスク
    3Aをセンターピン915に通した上で他側ディスク3
    Bに向かって凸となるようにおわん状にたわませ、この
    おわん状にたわませた一側ディスク3Aに一側ディスク
    3Aに向かって凸となるようにおわん状にたわませた他
    側ディスク3Bをセンターピン915に通しつつ重ね合
    わせ、而も、上記一側ディスク3Aのおわん頂部3Aa
    と、上記他側ディスク3Bのおわん頂部3Baとが接触
    し、ここから一側及び他側ディスク3A、3Bのそれぞ
    れの円周端部3Ad、3Bdにかけて次第に接触してい
    くよう構成されているものであって、さらに、上記ディ
    スク重ね合わせ装置500は、糊付層9を上にした状態
    の他側ディスク3Bを吸着保持し、その吸着保持部分が
    円周端部3Bdの下面である吸着部920と、上記吸着
    保持した他側ディスク3Bの中央部3Bcを下方から押
    圧し、他側ディスク3Bをおわん状にたわませる他側デ
    ィスク押圧部930と、から成る他側ディスク保持装置
    900Bと、糊付層9を下にした状態の一側ディスク3
    Aを挟持保持し、その挟持保持部分が円周端部3Adで
    ある開閉チャック940と、上記挟持した一側ディスク
    3Aの中央部3Acを上方から押圧し、一側ディスク3
    Aをおわん状にたわませる一側ディスク保持装置900
    Aと、から成ることを特徴とする請求項1記載の光学式
    情報記録媒体の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記ディスク糊付装置400にて糊付け
    された一側ディスク3Aと他側ディスク3Bの2枚のデ
    ィスクの糊付層9どうしをディスク重ね合わせ装置50
    0にて重ね合わせた後、重ね合わせた2枚のディスクを
    仮プレスする仮プレス装置600が、重ね合わせた一側
    ディスク3Aと他側ディスク3Bの2枚のディスクのセ
    ンターホール3Ab、3Bbに通され、且つ、これらの
    センターホール3Ab、3Bbの直径に過不足なく嵌る
    直径を有するセンターピン515と、上下動可能であっ
    て半球状に形成された押圧部620とを備え、而も、上
    記半球状の押圧部620は、重ね合わされた2枚のディ
    スクに押し付けられたとき、上記押圧部620の頂部6
    20Aから放射状に周縁部620Bに向かって潰れなが
    ら相手側に接触していくような弾力性を有する材質から
    成るものであって、さらに、上記仮プレス装置600の
    押圧部620の頂部620Aには、センターピン逃げ穴
    621が形成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2あるいは請求項3記載の光学式情報記録媒体の
    製造装置。
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