JP2812574B2 - 低周波トランス - Google Patents

低周波トランス

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JP2812574B2 JP3104944A JP10494491A JP2812574B2 JP 2812574 B2 JP2812574 B2 JP 2812574B2 JP 3104944 A JP3104944 A JP 3104944A JP 10494491 A JP10494491 A JP 10494491A JP 2812574 B2 JP2812574 B2 JP 2812574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、低周波領域で使用
されるインバータトランスや商用周波数で使用される配
電用トランスなどとして好適な低周波トランスに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、低周波領域で使用されるインバー
タトランスや商用周波数で使用される配電用トランスな
どにおいては、高飽和磁束密度で比較的低鉄損失のケイ
素鋼板が主に使用されている。この種のケイ素鋼板にお
いては、特公昭62−37688号公報や特公昭62−
45285号公報に見られるように、圧延や焼鈍による
再結晶化などの技法によって磁束密度の向上と鉄損の低
減が図られている。
【0003】また、最近においては、超急冷法の進展に
より、低鉄損の高ケイ素Si箔帯や 鉄基アモルファス合
金薄帯が作成されるようになり、低周波トランス材とし
て注目されている。これらの中で特に、鉄基のアモルフ
ァス合金は、商用周波数における鉄損がケイ素鋼板の数
分の一と小さいために、省エネルギー材として注目さ
れ、一部で実用に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら前記ケ
イ素鋼板は、鉄損が十分低くはないために、省エネルギ
ー、トランスの発熱等の点で十分に満足できるものでは
ない。また、従来のケイ素鋼板は、鉄基アモルファス合
金よりも飽和磁束密度が低い問題がある。
【0005】一方、鉄基アモルファス合金は、鉄損は少
ないが、磁歪が著しく大きく、応力に敏感であるため
に、機械的振動や合金自体の自重による変形などにより
磁気特性が劣化しやすい問題がある。
【0006】このような背景の基に本発明者らは、先
に、高飽和磁束密度のFe系軟磁性合 金を特願平2ー1
08308号明細書において平成2年4月24日付けで
特許出願している。
【0007】この特許出願に係る合金の他の1つは、次
式で示される組成からなることを特徴とする高飽和磁束
密度合金であった。(Fe 1-a Co a)b Bx Ty T'z
【0008】但しTはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W
からなる群から選ばれた1種又は2 種以上の元素であ
り、且つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、T'は
Cu,Ag,Au,Ni,Pd,Ptからなる群から選ばれた1種
又は2種以上の元素であり、a≦0.05、 b≦92原子
%、 x=0.5〜16原子%、 y=4〜10原子%、z=
0.2〜4.5原子%である。
【0009】また、前記特許出願に係る合金の他の1つ
は、次式で示される組成からなることを特徴とする高飽
和磁束密度合金であった。Fe b BxTy T'z
【0010】但しTはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W
からなる群から選ばれた1種又は2 種以上の元素であ
り、且つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、T'は
Cu,Ag,Au,Ni,Pd,Ptからなる群から選ばれた1種
又は2種以上の元素であり、b≦92原子%、 x=0.5
〜16原子%、 y=4〜10原子%、 z=0.2〜4.5
原子%である。
【0011】更に本発明者らは、前記合金の発展型の合
金として、先に、以下に示す組成の合金について特許出
願を行っている。
【0012】この特許出願に係る合金の1つは、次式で
示される組成からなることを特徴とする高飽和磁束密度
合金であった。(Fe 1-a Q a)b Bx Ty
【0013】但しQはCo,Niのいずれか、または、両
方であり、TはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,Wからな
る群から選ばれた1種又は2種以上の元素であり、且
つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、 a≦0.05、 b≦93原子%、 x=0.5〜8原子%、
y=4〜9原子%であ る。
【0014】また、前記特許出願に係る合金の他の1つ
は、次式で示される組成からなることを特徴とする高飽
和磁束密度合金であった。Fe b BxTy
【0015】但しTはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W
からなる群から選ばれた1種又は2 種以上の元素であ
り、且つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、b≦9
3原子%、 x=0.5〜8原子%、 y=4〜9原子%で
ある。
【0016】以上のように本発明者らは、前記各組成の
種々のFe系軟磁性合金を開発した わけであるが、前記
組成の合金について研究を重ねた結果、これをトランス
用として用いても良好な特性がえられることが判明した
ので本願発明に到達した。
【0017】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、高飽和磁束密度を示し、低周波領域で鉄損が
少なく、耐熱性にもすぐれた低周波トランスを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【課題を解決するための手段】 請求項に記載した発明
は前記課題を解決するために、次式で示される組成から
り、微細な結晶粒を主とする組織からなる高飽和磁束
密度Fe系軟磁性合金と導線とからなるものである。 (Fe 1-a Q a)b Bx Ty
【0023】但しQはCo,Niのいずれか、または、両
方であり、TはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,Wからな
る群から選ばれた1種又は2種以上の元素であり、且
つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、a≦0.0
5、 b≦93原子%、 x=0.5〜8原子%、 y=4〜
9原子%であ る。
【0024】請求項に記載した発明は前記課題を解決
するために、次式で示される組成からなり、微細な結晶
粒を主とする組織からなる高飽和磁束密度Fe系軟磁性
合金と導線とからなるものである。 Fe b Bx Ty
【0025】但しTはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W
からなる群から選ばれた1種又は2 種以上の元素であ
り、且つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、b≦9
3原子%、 x=0.5〜8原子%、 y=4〜9原子%で
ある。
【0026】
【作用】微細な結晶粒を主とする組織からなり、特定の
組成の軟磁性合金を用いてトランスを形成するので、高
飽和磁束密度と高透磁率を兼ね備え、熱安定性を併せ持
つ低周波トランスを得ることができる。
【0027】
【実施例】図1は本発明のトランスの一実施例を示すも
ので、この例のトランスTは、左右一対の磁心1と、磁
心1,1に巻回されてなる導線2を主体として構成され
ている。前記磁心1は図2に示すように、薄帯を巻回し
て構成されている。この薄帯は、Fe 90 Zr 72
u 1 なる組成などからなる軟磁性合金薄帯と、この軟磁
性合金薄帯の一面に形成されたMgOなどの絶縁層とか
らなるものである。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】なお、前記薄帯を構成する軟磁性合金の1
つとして、次式で示される組成からなる高飽和磁束密度
Fe系軟磁性合金を使用することができる。 (Fe 1-a Q a)b Bx Ty
【0033】但しQはCo,Niのいずれか、または、両
方であり、TはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,Wからな
る群から選ばれた1種又は2種以上の元素であり、且
つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、a≦0.0
5、 b≦93原子%、 x=0.5〜8原子%、 y=4〜
9原子%であ る。
【0034】更にまた、前記薄帯を構成する軟磁性合金
の1つとして、次式で示される組成からなる高飽和磁束
密度Fe系軟磁性合金を使用することができる。Fe b
Bx Ty
【0035】但しTはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,W
からなる群から選ばれた1種又は2 種以上の元素であ
り、且つ、Zr,Hfのいずれか、又は両方を含み、b≦9
3原子%、 x=0.5〜8原子%、 y=4〜9原子%で
ある。
【0036】本発明で用いる軟磁性合金は、前記組成の
非晶質合金あるいは非晶質相を含む結晶質合金を溶湯か
ら急冷することにより得る工程と、これを加熱し微細な
結晶粒を形成する熱処理工程によって通常得ることがで
きる。
【0037】本発明のトランスに用いる軟磁性合金にお
いて、非晶質相を得やすくするためには、非晶質形成能
の高いZr、Hfのいずれかを含む必要がある。またZr、
Hf はその一部を他の4A〜6A族元素のうち、Ti,
V,Nb,Ta,Mo,Wと置換する ことが出来る。ここでC
rを含めなかったのは、Crが他の元素に比べ非晶質形成
能が劣っているからであるが、Zr,Hfを適量添加した
ならば、更にCrを添加しても良いのは勿論である。
【0038】Bには本発明に用いる合金の非晶質形成能
を高める効果、および前記熱処理工程において磁気特性
に悪影響を及ぼす化合物相の生成を抑制する効果がある
と考えられ、このためB添加は必須である。Bと同様に
A1,Si,C,P等も非晶質形成元素として一般に用いら
れており、これらの元素を添加した場合も本発明と同一
とみなすことができる。
【0039】なお、Cu,Niおよびこれらと同族元素の
うちから選ばれた少なくとも1種又は2種以上の元素
を、4.5原子%以下、より好ましくは0.2原子%〜
4.5原子%配合すると、前記熱処理工程により優れた
軟磁気特性を得ることができる。又これらの元素の中で
もCuは特に好適である。
【0040】上述のCu,Ni等の元素の配合量が0.2原
子%以下の場合は、熱処理後の冷却速度を速めることが
望ましい。図3は、Fe88Cu13Zr8なる組成の軟
磁性合金の試料を650℃に1時間加熱した後、種々の
冷却速度で冷却した後の透磁率を測定した結果を示す、
冷却速度と透磁率の関係のグラフである。このグラフか
ら、冷却速度を速めると透磁率が向上することが分か
る。Cu,Ni等の元素が0.2原子%以下になると、透磁
率が低下する傾向があるが、前記のように冷却速度を速
めることによって、透磁率が低下する傾向を打ち消すこ
とができる。
【0041】また、Cu,Ni等の添加により、軟磁気特
性が著しく改善される機構については明らかではない
が、結晶化温度を示差熱分析法により測定したところ、
Cu,Ni等を添加した合金の結晶化温度は、添加しない
合金に比べてやや低い温度であると認められた。これは
前記元素の添加により非晶質相が不均一となり、その結
果、非晶質相の安定性が低下したことに起因すると考え
られる。また不均一な非晶質相が結晶化する場合、部分
的に結晶化しやすい領域が多数でき不均一核生成するた
め、得られる組織が微細結晶粒組織となると考えられ
る。
【0042】また特にFeに対する固溶度が著しく低い
元素であるCuの場合、相分離傾向があるため、加熱に
よりミクロな組成ゆらぎが生じ、非晶質相が不均一とな
る傾向がより顕著になると考えられ、組織の微細化に寄
与するものと考えられる。
【0043】以上の観点からCu及びその同族元素、Ni
およびPd,Pt以外の元素でも結晶 化温度を低下させる
元素には同様の効果が期待できる。またCuのようにFe
に対する固溶限が小さい元素にも同様の効果が期待でき
る。
【0044】以上、本発明の高飽和磁束密度Fe系軟磁
性合金に含まれる合金元素の限定理 由を説明したが、
これらの元素以外でも耐食性を改善するために、Cr,R
uその 他の白金族元素を添加することも可能であり、ま
た、必要に応じて、Y,希土類 元素,Zn,Cd,Ga,In,
Ge,Sn,Pb,As,Sb,Bi,Se,Te,Li,Be,Mg,Ca,S
r,Ba等の元素を添加することで磁歪を調整することも
できる。その他、H,N,O,S等の不可避的不純物につ
いては所望の特性が劣化しない程度に含有していて も
本発明の高飽和磁束密度Fe系軟磁性合金の組成と同一
とみなすことができる のは勿論である。
【0045】本発明に用いる合金の1つにおけるFe,C
o量のbは、92原子%以下である。これは、bが92原
子%を越えると高い透磁率が得られないためであるが、
飽和 磁束密度10kG以上を得るためには、bが75原
子%以上であることがより好ましい。なお、元素T'zを
含有しない合金系においては、Fe,Co,Ni量のbは、高
い飽和磁束密度を得るために93原子%以下とする。
【0046】前記合金の飽和磁束密度は、通常10KG
以上のものが多いが、低周波トランス用としては、トラ
ンスを小型化する上で特に13KG以上あるものが好ま
しい。
【0047】前記合金は、前記組成の非晶質合金あるい
は非晶質相を含む結晶質合金を溶湯から急冷することに
より得る工程と、この工程で得られたものを加熱し微細
な結晶粒を析出させる工程によって通常得ることができ
る。
【0048】ここで前記組成の合金の薄帯を得る方法の
1つを片ロール液体急冷法に基づいて説明する。
【0049】まず、1つの回転している鋼製ロール上に
置かれたるつぼのノズルから、溶融金属をアルゴンガス
などの圧力により前記ロール上に噴出させ、急冷して薄
帯を得る。この方法によって幅約数十mm、厚さ20〜4
0μm程度の薄帯を得ること ができる。薄帯が得られた
ならば、この薄帯上に電気泳動法、溶射法、スパッタリ
ング法、蒸着法などの常法によってMgOなどからなる
絶縁層を形成し、この 絶縁層を内側にして薄帯を巻回
することで図2に示す磁心1を得ることができる。
【0050】次に磁心1を500〜700℃の温度に1
時間保持し、水焼き入れなどの手法によって急冷し、続
いて焼鈍することで、磁心1を構成するFe系軟磁性合
金を 結晶化する。このように結晶化させることによ
り、磁気特性と耐熱性が向上し、目的の磁心1を得るこ
とができる。
【0051】以上のように得られた低周波トランスは、
高い飽和磁束密度を示し、高い透磁率を示すFe系軟磁
性合金からなるので、優れた磁気特性を発揮するととも
に、合金自体、500℃以上の温度で熱処理されて製造
されるので、当然、耐熱性にも優れている。
【0052】従って、商用周波数で使用する配電用トラ
ンスや低い周波数で使用するインバータトランス等に好
適なトランスが得られる。
【0053】(製造例1)Fe 90 Zr 72 Cu 1
る組成を有し、厚さ20μm、幅50mmの軟磁性薄帯
に、MgOからなる厚さ1μmの絶縁層を被覆して薄帯を
作成し、この薄帯を巻き回して高さ200mm、幅100
mmのリング状の磁心を作成した。この磁心をN2ガス雰
囲気中で600℃に1時間加熱した後に100℃/分の
冷却速度で室温まで冷却した。
【0054】この熱処理後の磁心を2つ用い、これらの
間に図1に示すように導線を巻回することで図1に示す
構造のトランスを作成した。このトランスの飽和磁束密
度Bs は、16.7kG、角形比Br/Bsは80%、保磁
力Hcは30mOe、飽和磁歪定数は5×10-6であり、
従来の配電トランス用のFe基アモルファス合金が示す
値の1×10-5以下の優れた値であった。また、50H
z、Bmが12kGにおける鉄損が0.10W/kgであり、
優れた値を発揮することが判明した。
【0055】(製造例2)表1に示す組成の合金溶湯を
単ロール法により急冷し、幅25mm、厚さ18μmの合
金薄帯を作製した。
【0056】次にこの合金薄帯を外径40mm、内径35
mmに巻き回し、トロイダルコアとし、製造例1と同等の
熱処理を行った。熱処理後の合金は、100〜200オン
ク゛ストローム以下の粒径の超微細な結晶粒が組織の大部分を
占めていた。
【0057】次にこの磁心をコアケースに入れ、1次側
と2次側それぞれ250ターンの巻線を行い、50H
z、12kGにおける鉄損を測定した。得られた結果を表
1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】表1から明らかなように、本考案に係るト
ランスは、従来のケイ素鋼によるトランスよりも鉄損が
低く、柱状トランスや低周波インバータトランス等に適
していることが明らかになった。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
別の組成の軟磁性合金からなるために、商用周波数で使
用される配電用トランスや低周波数領域で使用するイン
バータトランス等に好適な、飽和磁束密度が高く、低鉄
損失であって、しかも耐熱性に優れたトランスを提供す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図
【図2】本発明の一実施例を示す磁心の斜視図
【図3】冷却速度と透磁率の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 磁心 2 導線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内 無番地川内住 宅11−806 (56)参考文献 特開 平1−242755(JP,A) 特開 昭56−72153(JP,A) 特開 平1−294847(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 1/153

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式で示される組成からなり、微細な結
    晶粒を主とする組織からなる高飽和磁束密度Fe系軟磁
    性合金と導線とからなることを特徴とする低周波トラン
    ス。(Fe 1-a Q a)b Bx Ty 但しQはCo,Niのいずれか、または、両方であり、T
    はTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,Wからなる群から選ば
    れた1種又は2種以上の元素であり、且つ、Zr,Hfの
    いずれか、又は両方を含み、 a≦0.05、 b≦93原子%、 x=0.5〜8原子%
    y=4〜9原子%である
  2. 【請求項2】 次式で示される組成からなり、微細な結
    晶粒を主とする組織からなる高飽和磁束密度Fe系軟磁
    性合金と導線とからなることを特徴とする低周波トラン
    ス。Fe b Bx Ty 但しTはTi,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Mo,Wからなる群か
    ら選ばれた1種又は2種以上の元素であり、且つ、Zr,
    Hfのいずれか、又は両方を含み、b≦93原子%、 x=0.5〜8原子% y=4〜9原子
    %である。
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DE112008000720T5 (de) 2007-03-20 2010-04-29 Nec Tokin Corp., Sendai Weichmagnetische Legierung, die weichmagnetische Legierung verwendendes magnetisches Teil und Verfahren zum Herstellen derselbigen

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