JP2811661B2 - アミノブテノールの製造方法 - Google Patents
アミノブテノールの製造方法Info
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- JP2811661B2 JP2811661B2 JP291190A JP291190A JP2811661B2 JP 2811661 B2 JP2811661 B2 JP 2811661B2 JP 291190 A JP291190 A JP 291190A JP 291190 A JP291190 A JP 291190A JP 2811661 B2 JP2811661 B2 JP 2811661B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特開昭61−85365号、特開昭61−207375号
に記載されている抗潰瘍剤などの医薬品の合成原料とし
て重要な中間体4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オ
ールの製造方法に関する。
に記載されている抗潰瘍剤などの医薬品の合成原料とし
て重要な中間体4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オ
ールの製造方法に関する。
[従来の技術] 4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールの製造方
法としては、 (1)4−アミノ−2−ブテン−1−オールの接触還元 Andre Marszak−Flenry,Jeannine Laroche:Bull.So
c.Chim.France,第6巻,第1270頁(1963年) (2)3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジンの還元的開環 O.Wichterle,J.Novk:Collect.Czech.Chem.Commun.,
第15巻,第309頁(1950年). が知られている。
法としては、 (1)4−アミノ−2−ブテン−1−オールの接触還元 Andre Marszak−Flenry,Jeannine Laroche:Bull.So
c.Chim.France,第6巻,第1270頁(1963年) (2)3,6−ジヒドロ−1,2−オキサジンの還元的開環 O.Wichterle,J.Novk:Collect.Czech.Chem.Commun.,
第15巻,第309頁(1950年). が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 医薬品の製造原料として用いるためには、安価、高品
質かつ大量生産が可能となるような簡便な製造法の確立
が重要である。従来の4−アミノ−2−ブチン−1−オ
ールの接触還元方法による4−アミノ−シス−2−ブテ
ン−1−オールの製造方法においては、品質上影響のあ
る立体異性体などの不純物の混入あるいは製造原料とし
て4−アミノ−2−ブチン−1−オールを入手しにくい
など大量の製造には問題点があった。また、3,6−ジヒ
ドロ−1,2−オキサジンの還元的間環は反応終了後の頻
雑な処理の問題などにより大量生産に用いるのには適当
でなかった。
質かつ大量生産が可能となるような簡便な製造法の確立
が重要である。従来の4−アミノ−2−ブチン−1−オ
ールの接触還元方法による4−アミノ−シス−2−ブテ
ン−1−オールの製造方法においては、品質上影響のあ
る立体異性体などの不純物の混入あるいは製造原料とし
て4−アミノ−2−ブチン−1−オールを入手しにくい
など大量の製造には問題点があった。また、3,6−ジヒ
ドロ−1,2−オキサジンの還元的間環は反応終了後の頻
雑な処理の問題などにより大量生産に用いるのには適当
でなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、4−アミノ−シス−2−ブテン−1−
オールの大量生産に適した製造方法の確立を目的として
鋭意検討を行なってきた。その結果、容易に入手可能な
シス−2−ブテン−1,4−ジオールより簡便な方法で誘
導できる4,7−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2
−オキシドにフタルイミドを導入し、さらにフタルイミ
ドをアミンに変換することにより4−アミノ−シス−2
−ブテン−1−オールが簡便かつ高収率、高品質で得ら
れることを見出し、さらに詳細な検討を加え本発明を完
成した。
オールの大量生産に適した製造方法の確立を目的として
鋭意検討を行なってきた。その結果、容易に入手可能な
シス−2−ブテン−1,4−ジオールより簡便な方法で誘
導できる4,7−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2
−オキシドにフタルイミドを導入し、さらにフタルイミ
ドをアミンに変換することにより4−アミノ−シス−2
−ブテン−1−オールが簡便かつ高収率、高品質で得ら
れることを見出し、さらに詳細な検討を加え本発明を完
成した。
すなわち、本発明は、4,7−ジヒドロ−1,3,2−ジオキ
サチエピン−2−オイシドにフタルイミドのアルカリ金
属塩、またはアルカリ土類金属塩を反応させ、得られた
N−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテニル)フタルイ
ミドにヒドラジン、酸またはアルカリを反応させること
を特徴とした4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オー
ルの製造方法である。
サチエピン−2−オイシドにフタルイミドのアルカリ金
属塩、またはアルカリ土類金属塩を反応させ、得られた
N−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテニル)フタルイ
ミドにヒドラジン、酸またはアルカリを反応させること
を特徴とした4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オー
ルの製造方法である。
本発明で用いるフタルイミドのアルカリ金属塩あるい
はアルカリ土類金属塩とは、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、カルシウム、マグネシウムなどの金属塩であ
る。
はアルカリ土類金属塩とは、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、カルシウム、マグネシウムなどの金属塩であ
る。
4,7−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2−オキ
シドとフタルイミドのアルカリ金属塩、またはアルカリ
土類金属塩との反応においては、クロロホルム,ジクロ
ロメタンなどのハロゲン系溶媒、ヘキサン,ベンゼン,
トルエンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール,エタノ
ール,イソプロパノールなどのアルコール系溶媒、ジメ
チルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドなどの有
機溶媒中において、室温から溶媒の沸点まで、好ましく
は50℃から溶媒の沸点までの反応温度において行なうこ
とができる。
シドとフタルイミドのアルカリ金属塩、またはアルカリ
土類金属塩との反応においては、クロロホルム,ジクロ
ロメタンなどのハロゲン系溶媒、ヘキサン,ベンゼン,
トルエンなどの炭化水素系溶媒、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル系溶媒、メタノール,エタノ
ール,イソプロパノールなどのアルコール系溶媒、ジメ
チルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドなどの有
機溶媒中において、室温から溶媒の沸点まで、好ましく
は50℃から溶媒の沸点までの反応温度において行なうこ
とができる。
また、反応液が均一の溶液にならないような場合、相
関移動触媒を加えることにより反応を促進することがで
きる。相関移動触媒としてはテトラブチルアンモニウム
アイオダイド、テトラブチルホスホニウムクロリド、ベ
ンジルトリエチルアンモニウムブロミド、18−クラウン
−6などが挙げられる。
関移動触媒を加えることにより反応を促進することがで
きる。相関移動触媒としてはテトラブチルアンモニウム
アイオダイド、テトラブチルホスホニウムクロリド、ベ
ンジルトリエチルアンモニウムブロミド、18−クラウン
−6などが挙げられる。
本反応で得たN−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテ
ニル)フタルイミドより目的とする4−アミノ−シス−
2−ブテン−1−オールを得るための反応は、フタルイ
ミドをアミンに変換させ得る一般的方法で行なうことが
できる。即ち、反応溶媒としてメタノール,エタノール
などのアルコール系溶媒あるいはテトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのエーテル系溶媒などの有機溶媒、また
は水を使用し、単独または数種の溶媒を混合して行なう
ことができる。さらに、溶媒を使用することなく反応さ
せることも可能である。
ニル)フタルイミドより目的とする4−アミノ−シス−
2−ブテン−1−オールを得るための反応は、フタルイ
ミドをアミンに変換させ得る一般的方法で行なうことが
できる。即ち、反応溶媒としてメタノール,エタノール
などのアルコール系溶媒あるいはテトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのエーテル系溶媒などの有機溶媒、また
は水を使用し、単独または数種の溶媒を混合して行なう
ことができる。さらに、溶媒を使用することなく反応さ
せることも可能である。
反応温度は室温〜加熱下において、ヒドラジンあるい
は酸ないしアルカリを用いて加水分解することにより目
的とする4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールと
することができる。本発明における製造原料である4,7
−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2−オキシド
は、シス−2−ブテン−1,4−ジオールより、J.Alvhl
lらの方法[Chemica Scripta.,第24巻,第170頁(1984
年)]により得ることができる。
は酸ないしアルカリを用いて加水分解することにより目
的とする4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールと
することができる。本発明における製造原料である4,7
−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2−オキシド
は、シス−2−ブテン−1,4−ジオールより、J.Alvhl
lらの方法[Chemica Scripta.,第24巻,第170頁(1984
年)]により得ることができる。
[発明の効果] 本発明に係る4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オ
ールは、特開昭61−85365号,特開昭61−207375号に記
載されている抗潰瘍剤などの医薬品の合成原料として重
要な中間体である。すなわち、本発明により不純物の含
有の極めて少ない4−アミノ−シス−2−ブテン−1−
オールを高収率で容易に製造することが可能となり、4
−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールを原料とする
上記医薬品の開発が可能となった。
ールは、特開昭61−85365号,特開昭61−207375号に記
載されている抗潰瘍剤などの医薬品の合成原料として重
要な中間体である。すなわち、本発明により不純物の含
有の極めて少ない4−アミノ−シス−2−ブテン−1−
オールを高収率で容易に製造することが可能となり、4
−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールを原料とする
上記医薬品の開発が可能となった。
[実施例] 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 (1)N−(4−ヒドロキシ−シス−1−ブテニル)フ
タルイミドの製造 フタルイミドカリウム塩330gを乾燥ジメチルホルムア
ミド1.5に懸濁し、撹拌下70〜80℃に加熱しながら4,7
−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2−オキシド2
39gを1時間で滴下した。同温度で10時間撹拌した。反
応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えてジクロ
ロメタンで抽出した。水、希塩酸ついで水、飽和食塩水
で洗い、無水硫酸ソーダで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、330gのN−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテニ
ル)フタルイミドを得た。
タルイミドの製造 フタルイミドカリウム塩330gを乾燥ジメチルホルムア
ミド1.5に懸濁し、撹拌下70〜80℃に加熱しながら4,7
−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン−2−オキシド2
39gを1時間で滴下した。同温度で10時間撹拌した。反
応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えてジクロ
ロメタンで抽出した。水、希塩酸ついで水、飽和食塩水
で洗い、無水硫酸ソーダで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、330gのN−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテニ
ル)フタルイミドを得た。
PMR(CDCl3)δ: 4.40(2H,brs.) 4.44(2H,brs.) 5.78(1H,m) 5.90(1H,m) 7.7〜7.9(4H,m) CI−MS;m/e 218(M+1)+ (2)4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールの製
造 N−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテニル)フタル
イミド130gをエタノール1.5に溶解し、ヒドラジン・
1水和物60mlを加え、12時間撹拌した。析出する結晶を
濾取し、エタノールで良く洗浄した。エタノール層を合
わせエタノールを留去し、残渣を減圧蒸留し、37.1g
(収率71.2%)の4−アミノ−シス−2−ブテン−1−
オールを得た。
造 N−(4−ヒドロキシ−シス−2−ブテニル)フタル
イミド130gをエタノール1.5に溶解し、ヒドラジン・
1水和物60mlを加え、12時間撹拌した。析出する結晶を
濾取し、エタノールで良く洗浄した。エタノール層を合
わせエタノールを留去し、残渣を減圧蒸留し、37.1g
(収率71.2%)の4−アミノ−シス−2−ブテン−1−
オールを得た。
b.p.110〜120℃/11mmHg (文献値;85℃/0.7mmHg) PMR(CDCl3)δ: 2.50(3H,brs.), 3.38(2H,d,J=7Hz), 4.17(2H,d,J=7Hz), 5.6〜5.8(2H,m).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 雅俊 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正 製薬株式会社内 (72)発明者 畑山 勝男 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正 製薬株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 215/24 C07C 213/02 CA(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】4,7−ジヒドロ−1,3,2−ジオキサチエピン
−2−オキシドにフタルイミドのアルカリ金属塩、また
はアルカリ土類金属塩を反応させ、得られたN−(4−
ヒドロキシ−シス−2−ブテニル)フタルイミドにヒド
ラジン、酸またはアルカリを反応させることを特徴とし
た4−アミノ−シス−2−ブテン−1−オールの製造方
法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP291190A JP2811661B2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | アミノブテノールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP291190A JP2811661B2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | アミノブテノールの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03209349A JPH03209349A (ja) | 1991-09-12 |
| JP2811661B2 true JP2811661B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=11542541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP291190A Expired - Lifetime JP2811661B2 (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | アミノブテノールの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811661B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-10 JP JP291190A patent/JP2811661B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03209349A (ja) | 1991-09-12 |
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