JPS6293288A - 光学活性14−ヒドロキシ−e−ホモエブルナンの製造方法 - Google Patents

光学活性14−ヒドロキシ−e−ホモエブルナンの製造方法

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JPS6293288A
JPS6293288A JP23217785A JP23217785A JPS6293288A JP S6293288 A JPS6293288 A JP S6293288A JP 23217785 A JP23217785 A JP 23217785A JP 23217785 A JP23217785 A JP 23217785A JP S6293288 A JPS6293288 A JP S6293288A
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JP23217785A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
国郎 小笠原
Seiji Sato
誠司 佐藤
Emiko Goto
後藤 恵美子
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、の1 本発明は、式(T) 〈 で示される光学活性14−ヒドロキシ−E−ホモエブル
ナンの製造方法に関するものである。
14−ヒドロキシ−E−ホモエブルナンは、E−ホモエ
ブルナモニンひいてはビンカミンの合成中間体として周
知の化合物である。ビンカミンは脳血管拡張作用を示し
、脳障害の治療に大変有用な医薬品として注目されてい
る。
差速Jと改I− 既に、14−ヒドロキシ−E−ホモエブルナンの製造方
法としては、ブジャース等が報告している。(^、Bu
zas and C,Retourne、Tetrah
edroo、34゜3001 (1978) )  す
なわち、1−エチル−3,46,7,12,12b−へ
キサヒドロインドロ(2,3−a)キノリジンに過塩素
酸とアクロレインを反応させて14−ヒドロキシ−ホモ
エブルナメニン過塩素酸塩とし、亜鉛と酢酸で還元しラ
セミ体の14−ヒドロキシ−E−ホモエブルナンを合成
している。しがしこの方法は、出発原料の製造の困難さ
やその後の光学分割の収率を考慮すればかならずしも満
足すべきものではない。
日 ゞ″゛   ・6L 本発明は安価に製造可能な化合物を出発原料とし、収率
よく、光学活性14−ヒドロキシ−E−ホモエブルナン
を製造する新規な方法を提供する。
、占 7゛1.の 本発明は、光学活性な14−ヒドロキシ−E−ホモエブ
ルナンを次のような工程で製造する。
すなわち、式(Il) で示されるインドール化合物を過ヨウ素酸アルカリ金属
塩と反応させ、更にρ−トルエンスルボン酸の存在下低
級アルコール溶媒中にて還流し、得られた式(III)
と式(IV) 〈 (式中、Rは炭素数1ないし3のアルキル基を表す)で
示される光学活性ラクタム体のシス−トランス混合物を
カラムクロマトグラフィーによって分離し、場合によっ
ては式(1)の化合物を再度P−トルエンスルホン酸の
存在下低級アルコール溶媒中で還流し、式(IV)の化
合物にエビメリ化して、得られた式(IV)の化合物を
ボラン−ジメチルスルフィド錯化合物で処理して、式(
V)て・示される光学活性アルコキシアミン化合物とし
更にそれを含水環状エーテル溶媒中酸の存在下加水分解
することからなる光学活性14−ヒドロキシ−E−ホモ
エブルナンの製造方法である。
本発明の出発物質である式(If)で示されるインドー
ル化合物は、すでに公知の化合物であり、その製造方法
は、ギブソン等により報告されている。  (K、H,
Gibson and J、E、5axton、J、C
hem、Soc。
Perkin  I 、 1972.2776 )  
ギブソン等はトリプタミンとエチル−β−(1−エチル
−25,3−シス−ジヒドロキシシクロペンチル)プロ
ピオネートを反応させてラセミ体のインドール化合物を
得ている。しかし、光学活性体のみを得る別の製造方法
として、本発明者はトリプタミンと式(■)で示される
光学活性ラクトン化合物を反応させて式(It)のイン
ドール化合物を合成する方法を新規に開発した。式(V
l)の化合物は文献未記載の新規化合物であり、その製
法は同日出願の別の特許で開示した。トリプタミンと式
(Vl)で示されるインドール化合物からは、芳香族系
溶媒中でアルキルアルミニウム化合物の存在下反応させ
れば容易に式(II)の化合物に導くことができる。
式(■)のインドール化合物は、低級アルコールと水の
混合溶媒中退ヨウ素酸アルカリ金属塩で処理して一旦ア
ルデヒド体とし、次いで直ちに低級アルコール溶媒中p
−トルエンスルホン酸を反応させて式(I[I)および
式(IV)で示されるラクタム体のシス−トランス混合
物を得る。過ヨウ素酸アルカリ金属塩は、0℃付近の低
温で加えることが望ましいシス−トランス混合物は、シ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーによって容易に式
(I[[)の化合物と式(IV)の化合物に分離するこ
とができる。どちらも再結晶によって白色粉末状結晶と
して得られる0式(IV)の化合物はそのまま次の反応
に使用することができるが、式(I[[)の化合物では
エピマーとなってしまうので使用できない。そこで式(
III)の化合物は、もう一度アルコール溶媒中p−ト
ルエンスルホン酸の存在下に加熱処理するとエビメリ化
が生じ、式(IV)の化合物に変換することができる。
このことは本発明の大きなメリットの一つであり、従来
のE−ホモエブルナン誘導体の製造方法が光学活性体の
他の一方を廃棄せざるを得ないのに較べてコストの軽減
に大きく寄与している。
式(IV)の化合物は環状エーテル溶媒中ボラン−ジメ
チルスルフィド銘化合物で処理してアミド基を還元し、
式(V)の光学活性アルコキシアミン体とすることが出
来る。この際、反応はO′C付近の低温でしかもアルゴ
ン気流中で行うことが望ましい。メトキシアミン体はメ
タノールより再結晶を行うと白色プリズム状結晶として
得ることができる。
式(V)のアルコキシアミン体は、含水環状エーテル溶
媒中酸の存在下加熱還流して本発明の目的化合物である
光学活性14−ヒドロキシ−E−ホモエブルナンに導く
ことができる。酸触媒としては、p−トルエンスルホン
酸ピリジニウム塩が好ましい、得られた光学活性14−
ヒドロキシ−E−ホモエブルナンは、無色ガラス状の物
質であり、赤外、NMR等からその構造が確認された。
更にこれをピリジンジクロメートで酸化し、光学活性E
−ホモエブルナモニンに導き分析したところ文献値とま
ったく一致した。
以下実施例、参考例により本発明を更に詳細に説明する
参考例 1 エ    のインドール ム のLj告トリプタミン1
.03gを501のベンゼンに懸濁させ、アルゴン気流
下−15°Cでトリメチルアルミニウムを滴下し20分
後室温に戻し、45分液液51のベンゼンに溶かした光
学活性7−ヒドロキシ−4a−エチル−へキサヒドロシ
クロペンタ[blピラン−2−オン540 mgを滴下
した2時間還流後、10%塩酸水4mlを加え20分攪
拌した。これを塩化メチレンで希釈し、10%塩酸水、
飽和食塩水、飽和重曹水で洗い、無水硫酸マグネシュウ
ム乾ti tit、溶媒を留去して810mgの組成物
を得た。これをシリカゲル50gのカラムクロマトにか
け、5%メタノール−ジクロルメタン混合溶媒で流出し
、720mgの表題fヒ合物を得た。
I Rv 、、X: 3400,3300(011)、
1630(NH−Co−)Cot−’NMRδ (C’
DC+、+C口JOD)   :  0.78(3H,
t、Jl、4Hz)1.05−2.28(IOH,m)
、2.88(2B、tJ:、6Hz)、3.22−4.
15(6tl 、m>、 4 、55 (l)! 、 
br >、 6.67−7、67(5H、a+)、 9
.5(lit。
br) MASS  :実測値  344.2068計算値  
344.2098 実施例 I J        工      の −ム  の L
j告参考例で得られた式(II)のインドール化合物1
00mgをメタノール6ml水6mlに溶かし、過ヨウ
素酸ナトリウム95mg(1,5当りを0°Cで加えそ
のまま2時間攪拌した。塩化メチレンで希釈し、飽和食
塩水で洗い、無水硫酸マグネシュウムで乾燥させ、溶媒
留去後これを直ちに51のメタノールに溶かし、p−1
〜ルエンスルホンiQ 5 mgを加えて4時間65℃
で攪拌した。塩化メチレンで希釈後、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗しt、無水硫酸マグネシュウム乾燥後溶媒留
去した。これを5gのシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーでエーテル−ヘキサン(2:1)混合溶媒で分M精
製し、式(II[)の化合物27mgと式(IV)の化
合物33mgを得た。
式(I[)の化合物の分析 融  点  :  77−79  ℃ I Rv、、X: 1640cm (>NCO−)NM
Rδ (CDCI、)   :  0.75(3H,t
)、0.83−2.83<13H。
m)、2.90(3B、s)、4.83(Iff、s)
、5.17(IH,m)、5.67(IH,m)、6.
97−7.57(4H,m)式(IV>の化合物の分析 融  点  :  149−150  ℃[α]  :
 −17,7Hc=1.40.c)ICI、)し I Rv 、、、 :1640cm(>NCO−)NM
Rδ(CDCI、)  : 1.00(3H,t、J・
8.2Hz)、 1.20−3.67(13H,m)、
2.93(3H,s)、4.63(IH,m)、4.9
7(IH。
m>、5.77(lH,m) MASS  :実測値  33LOO4計算値  33
7.999 実施例 2 エ    の ム のエピメ1 実施例1で得た式(Iff)の化合物全量を再びメタノ
ール5mlに溶解し、p−トルエンスルホン酸5mgを
加えて65°C6時間反応させた。その後は実施例1と
同様に後処理し、白色粉末状の結晶15ragを得た。
分析の結果は前述の式(IV)のものと完全に一致した
実施例 3 エ (V のメト シアミン の−1゛告式(IV)の
化合物80+ngをTHFHF溶媒6之lかし、ボロン
−ジメチルスルフィド錯化合物のTHF溶液0.15m
1をアルゴン気流中O℃で加える。更に0.20m1を
追加し3時間反応後、アンモニア水を滴下し11時間攪
拌する。塩化メチレンで希釈し、水、飽和食塩水で洗い
、無水硫酸マグネシュウム乾燥後溶媒留去すると61m
gの粗結晶が得られた。メタノールで再結晶すると白色
のプリズム状結晶の式(V)の化合物がんられた。
融  点  +  130.5−131.5  °C[
α]  : −12,42(C=1.07.CllCl
、 )I Rv=、X: 1460cm (>NCO−
)NMRδ(CDCI3)  : 0.8?(311,
t、J=7.0Hz)i、02−3.87(16H,i
+)、2.80(3H,s)、4.00(lH,brs
)、5.83(IH,m)、6.83−7.57(4H
,m)MASS  :実測値  324.1111計算
値  324.201 元素分析 −0%  8%  N% 実測値  77.44  8.71 8.47計算値 
 ??、73  8.70 8.63実施例 4 14−ヒドロ シーE−ホモエブルナンの1式(V)の
メトキシ体70mgを50%含水テトラヒドロフラン8
ml中に溶解し、p−トルエンスルホン酸ピリジン塩6
mgを加え、70℃で5日間攪拌する。冷却後塩化メチ
レン20m1で希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシュウムで乾燥する。溶媒留去する
と62mgの無色ガラス状の目的物を得ることができる
I Rv w+ax  :  3350ca+−’NM
Rδ(CDCIJ)  : 0.90(3H,L、に8
.011z)、3.67(1)1.+n)、4.07(
I)1.brs)、6.22(111,s)、7.20
(4H,m)。
1.63−3.50(16H,m) 発」狙Q」L星一 本発明は、収率の優れた光学活性のビンカミン類の新た
な合成方法を提供するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で示される光学活性14−ヒドロキシ−E−ホモエブル
    ナンを製造するにあたり、式(II)▲数式、化学式、表
    等があります▼(II) で示されるインドール化合物を過ヨウ素酸アルカリ金属
    塩と反応させ、更にp−トルエンスルホン酸の存在下低
    級アルコール溶媒中にて還流し、得られた式(III)と
    式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは炭素数1ないし3のアルキル基を表す)で
    示される光学活性ラクタム体のシス−トランス混合物を
    カラムクロマトグラフィーによって分離し、場合によっ
    ては式(III)の化合物を再度p−トルエンスルホン酸
    の存在下低級アルコール溶媒中で還流し、式(IV)の化
    合物にエピメリ化して、得られた式(IV)の化合物をボ
    ラン−ジメチルスルフィド錯化合物で処理して、式(V
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) で示される光学活性アルコキシアミン化合物とし更にそ
    れを含水環状エーテル溶媒中酸の存在下加水分解するこ
    とからなる光学活性14−ヒドロキシ−E−ホモエブル
    ナンの製造方法。
  2. (2)式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) で示される左旋性ラクタム化合物。
  3. (3)式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) で示される左旋性14−メトキシ−E−ホモエブルナン
    化合物。
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