JPS6372689A - (−)−α−カイニン酸の中間体およびその製造方法 - Google Patents

(−)−α−カイニン酸の中間体およびその製造方法

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JPS6372689A
JPS6372689A JP61218719A JP21871986A JPS6372689A JP S6372689 A JPS6372689 A JP S6372689A JP 61218719 A JP61218719 A JP 61218719A JP 21871986 A JP21871986 A JP 21871986A JP S6372689 A JPS6372689 A JP S6372689A
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acid
kainic acid
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JP61218719A
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Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
国郎 小笠原
Takumichi Sugihara
多公通 杉原
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発IIは、駆虫作用や神経生理活性を有する(−)
−α−カイニン酸の中間体およびその製造方υ、に関す
る。さらに詳しく言うと、この製造方法は、(−)−α
−カイニン酸のみならず、たとえばドウモイ酸やその誘
導体などの、(−)−α−カイニン酸と同様のピロリジ
ン骨格を右するアミノ酸を合成する場合にも用いること
ができるる。
[従来の技術およびそのI!’!+題点〕(−)−α−
カイニン酸は、おもに海人りより抽出、中継され銅虫駆
除薬として用いられてきたが、近年、駆虫作用の他に神
経生理活性を有することがIIらかになり注口されてい
る。
この(−)−α−カイニン酸の合成に関しては、メチル
−N−)リフルオロアセチル−グリシネートを原料とし
、分子内エン反応によってd1合成したs、lq 結晶
?1 ニヨ’J分;1する方法[0ppolzer、W
and A+dres、H,、)!elv、chis、
Acta、82.2282(1979)]や(◆)−5
−エチルグルタメートを原ネ4とし、前記方法と同様に
分子内エン反応によりエナンチオ選択的に合成する方u
[oppolzer、W、 and Thirring
K、、J、Am、Cbem、Soc、、 104.49
78(1982)]などが提案されている。
しかしながら、これら従来の方法で得られる中間体は(
−)−α−カイニン酸と同じピロリジン骨格を有するア
ミノ酸、たとえばドウモイ酸やその誘導体の合成への応
用が困難であるという問題があった。
[前記問題点を解決するための手段] この発明の目的は、前記問題点を解消し、 (−)−α
−カイニン酸の中間体を提供すること、および、ドウモ
イ酸のように(−)−α−カイニン酸と同じピロリジン
骨格を有するアミノ酸やその誘導体の合成にも利用でき
る中間体を経由して(=)−α−カイニン酸の中間体を
製造する方法を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明者らが鋭、a研究を
玉ねた結果、酒石酸から合成された(2S、 3S)−
1−ベンジルオキシ−3,4−エポキシ−2−ブタノー
ル[Hungerbuhler、E、 et al、、
Angew、Chim、 Int、 Ed、、18.9
58(1979)] を出発原料とし、かつ、メルドラ
ム酸を用いることによって応用範囲の広い新規化合物が
立体選択的に得られることを見い出してこの発明に到達
した。
すなわち、この発明の概要は第[1]式で示されると共
に(Is、3aR,?aR)−N−ベンジルオキシカル
ボニル−4,4−ジメチル−1−ヒドロキシメチル−6
−オキソ−オクタヒドロピラノ [3,4−C] ピロ
ールと命名される(−)−α−カイニン酸の中間体であ
り、 (ただし、式[1F中、anはベンジル基を表わす、) 出発原料として(2S、3S)−1−ベンジルオキシ−
3,4−エポキシ−2−ブタノールを用い、少なくとも
先述反応下程、メルドラム酸とのフルドール縮合を経由
する逆電f−要=i’j分子内へテロディールス拳アル
ダー反応工程を含むことを4¥徴とする(−)−α−カ
イニン酸の中間体のSJn方法である。
この発明に係る(−)−α−カイニン酸の中間体は、第
1図で化合物(11)として示される新規な化合物であ
り、第1図に示すように、(2S、3S) −1−ベン
ジルオキシ−3,4−エポキシ−2−ブタノールを出発
原料にして次のようにして合成することができる。
(2S、3S)−1−ベンジルオキシ−3,4−エポキ
シ−2−ブタノール[化合物(1)]は酒石酸から、公
知の方法により[)Iungerbuhler、E、 
et at、。
Angew、Chis+、 Int、 Ed、、18.
958(+979)1.合成することができる。
この化合物(1)をトリフェニルホスフィン、ジフェニ
ルホスホリルアジドおよびジイソプロピルアゾジカルボ
キシレートと反応させて、化合物(2)へ導く、この反
応は先述反応、すなわち、シ体配置などの反転を伴なっ
たアジド化であり、化合物(2)は未反応のジフェニル
ホスホリルアジドとの混合物として得られる。
化合物(2)とトリフルオロポランエーテレートとを接
触させて、エポキシ部分を7セトニドに変換しアジド体
である化合物(3)とする、エポキシ部分を存在させた
ままにしておくと1次の工程において該エポキシ部分が
開裂してしまい、この発明の目的を阻害することがある
ので好ましくない。
化合物(3)を水素化アルミニウムリチウムなどの還元
剤で還元し、アジド部分をアミツノ^に変換してアミン
体である化合物(4)を得る。このとき、接触還元を行
なうとベンジル基が脱離するllff1性があるので、
たとえば水素化アルミニウムリチウムのテトラヒドロフ
ラン懸濁液と前記化合物(3)のテトロヒドロフラン溶
液とを反応させる、いわゆるLAHi元を行なうのが好
ましい。
化合物(4)とカルボベンゾキシクロリドとを反応させ
てカルボベンゾキシアミド体である化合物(5)とし、
該化合物(5)にプレニルノ^を導入してN−プレニル
・アミド体である化合物(6)とする、プレニルノ^の
導入は、たとえば荊記化合物(5)とプレニルクロリド
とを反応させて行なうことができる。このプレニルノ人
は、この発Illの51造方法において屯要な反応工程
の一つである逆電子要諸分子内へテロディールス拳アル
ダー反応において、いわゆるジェノファイルとなるもの
である。
化合物(6)の7セトニドをジオール体に変換してジオ
ールである化合物(7)を得る。さらに、この化合物(
7)をアルデヒドに変換して化合物(8)とする。
化合物(8)をエタンジアンモニウムジアセテート触媒
の存在下にメルドラム酸と反応させる。このとき、前記
アルデヒドとメルドラム酸とにおいてアルドール縮合が
起こり、続いて、これをジエンとする逆電f要語11分
子内へテロディールス・アルダ−反応により二環性化合
物(9)が得られる。
化合物(9)を加水分解することによりラクトン体であ
る化合物(10)を得る。最後に、化合物(lO)とト
リブロモポラン−塩化メチレン溶液とを反応させること
により、式[11で表わされる]1的化合物(11)を
得る。
この化合物(11)から(−)−α−カイニン酸を誘導
するには、たとえば以下のようにすればよい。
すなわち、化合物(11)をジョーンズ酸化反応により
カルボン酸である化合物(12)とし、該化合物(12
)を接触還元して化合物(13)とする。
この化合物(13)は、(−)−α−カイニン酸を汝硫
酸と反応させて得られる既知物質であり、化合物(13
)のラクトン部分を加水分解した後、水酸基部分を脱水
して二重結合を導入することにより、(−)−α−カイ
ニン酸を得ることができる。
[発IJIの効果] この発IJlによれば、駆山作用や神経生理活性を有す
る(−)−α−カイニン酸の中間体である化合物;  
(Is、3aR,7aR)−N−ベンジルオキシカルボ
ニル−4,4−ジメチル−1−ヒドロキシメチル−6−
オキソ−オクタヒドロピラノ [3,4−C] ビロー
ルを得ることができる。また、この発明の方法は、前記
(−)−α−カイニン酸の合成に有用であるばかりでな
く、たとえばドウモイ酸やその誘導体のような(−)−
α−カイニン酸と同様のピロリジン骨格を有するアミノ
酸を合成する場合にも用いることができ、応用範囲が広
くて、工業的tAMとして有用である。
[実施例] 次に、この発明の実施例および参考例を示して、この発
明をさらに具体的に説明する。
(実施例) 化合物 2)の合成 (2S、3S) −1−ベンジルオキシ−3,4−エポ
キシ−2−ブタノール20.4g (105mmol)
をテトラヒドロフラン400mJlに溶かし、トリフェ
ニルホスフィン33.1g (128鳳■ol)を加え
た後、アルゴン気流下かつ水冷攪拌下に、ジフェニルホ
スホリルアジド27.5m l (128麿mat)お
よびジイソプロビルアゾジ力ルポキシレー) 24.8
m文(126■鳳of)を加えた。20分後、室温に戻
してから、さらに5時間。
攪拌した。溶媒を減圧留去してからシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン、体積比1:
20)に付すことにより44色油状物質である化合物(
2)と未反応のジフェニルホスホリルアジドとの分離不
可濠な混合物を10.1g得た。
この化合物(2)は、そのまま次の反応に用いた。
なお、化合物(2)の物性データを次に示す。
I RFaax  Cm−1: 2100N M R(
CDC13/TNS)δ : 2.79(d、28.J
−5H,)。
2.98〜3.33(m、2H)、 3.33〜3.9
7(s、3)1)。
4.81 (s、2H)、 7.35(s、5M)M 
S ”/e : 219(M・)、 91(100%)
化合物(3)の合成 前記化合物(2) 10.1gをアセトン150 ml
に溶かした後、トリフルオロボラン番エーテレート0.
57m l <4.63mmo1)を加え、アルゴン気
流下に加熱還流した。 17時間後、反応液を室温まで
冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム木溶液を加えて中和し
た後、溶媒を減圧留去した。残渣をエーテルで抽出して
から、無水WL酸マグネシウムを用いて乾燥させ、エー
テルを減圧留去することにより橙色油状の化合物(3)
を11.1g得た。
この化合物(3)は、そのまま次の反応に用いた。
なお、化合物(3)の物性データを次に示す。
I  R)@JX    cr’:  2100N M
 R(CDCLx/TMS)  δ  :1.35.1
.44(それぞれs、 8H)。
3.41〜4.22(m、6H)、  4.80(s、
2H)、  7.35  (s、5H)MS”/e: 
 27?(M・)、91(100り化合物(4)の合成 水素化アルミニウムリチウム1.85g (48,7腸
層of)のテトラヒドロフラン(100m l )懸濁
液に、アルゴン気流下かつ水冷攪拌下に、面白化合物(
3)11.1gをテトラヒドロフラン110mJ1に溶
解させて得た溶液を滴下した。30分後、室温に戻して
から、さらに2時間、攪拌した。その後、アンモニア水
を加え、セライトを用いて鑓過した濾取物をエーテルで
洗浄した0次に、有機層をあわせ、無水硫酸マグネシウ
ムを用いて乾燥させた後、溶媒を減圧留去することによ
り黄色油状の化合物(4)10.0gを得た。
この化合物(4)は、そのまま次の反応に用いた。
なお、化合物(4)の物性データを次に示す。
IRシーax     Cm−’:  338GN M
 R(CDC13/TMS)  δ:1.34.1.3
9(それぞれs、 8H)。
2.23 (広幅、2)1.070で消失)。
2.93〜 4.27(s+、6H)、4.50(s、
2H)、7.28(s、5H)MSs/、:  251
(M’)、91(100%)化合物(5)の合成 +ij記化白化合物)10.0gを塩化メチレン200
m文に溶解させて得た溶液に、アルゴン気流下かつ水冷
攪拌下に、ジイソプロピルエチルアミン22.0m l
 (1261mat)およびカルボベンゾキシクロリド
7.0 ml(49層脂at)を加えた。30分後、室
温に戻してから、さらに3時間、攪拌した0反応液に、
塩化メチレンを加えた後、2N塩酸水溶液、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順にこれらを用いて
洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥
させた後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン、体積比
1:10)に付すことにより無色油状の化合物(5)を
14.9g  (38,7gaol)得た。1Fj記化
合物(1)からの収率は36.8%であった。
なお、化合物(5)の物性データを次に示す。
I  R1max   Cy’:  3330. 17
2ON M R(CDCh/〒Ms)δ :1.34.
1.38(それぞれs、 BH)。
3.27〜4.34(m、7H)、 4.51(s、2
B)。
5.10 (s、2H)、 7.30.7.34(それ
ぞれs 、 10M)M S ’/e : 385(M
・) 、91(100り化合物(6)の合成 アルゴン気流下に、水素化ナトリウム749膳g(18
,7mmal)をヘキサン(20m交)で2回洗詐し、
その後、DMF(ジメチルホルムアミド)30mJlの
懸濁液とした。この懸濁液に、前記化合物(5) 4.
88g (12,1mmol)のD M F (50m
 l )溶液を水冷攪拌しつつ滴下した後、室温で1昨
間、攪拌した。丹び、水冷とした後、プレニルクロリド
1.51 g (14,4■履o1)を加是て室温に戻
し、さらに7時間、攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液を水冷下に加えた後、前記DMFを真空下で留去
した。残渣をエーテルに溶かした後、飽和食塩水を用い
てエーテル層を洗い、無水硫酸マグネシウムを用いて乾
燥させてから、エーテルを減圧留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン
、体g比1:15)に付すことにより黄色油状の化合物
(6)を得た。
この化合物(6)は、そのまま次の反応に用いた。
なお、化合物(6)の物性データを次に示す。
I RFaax  cal: 170ON M R(C
[lCh/TにS)δ :1.32.1−38(それぞ
れs、8H)、1.47〜1.93(m、8H)、 3
.45〜4.87(m、10)1)。
4.95〜5.43(m、3)1)、7.25(g、I
OH)M S ’/e:  453(M・)、91(1
00り分子に測定(MS@/e) 計算値(C2?)13 s NOsとして):453.
251501・) 実a1罐イー1  、 453.2517(M ・)化
合物(7)の合成 前記化合物(6) 5.60gをメタノール80m文に
溶かした後、lO%塩酸水溶液30m lを加え、アル
ゴン気流下に4時間、室温で攪拌した。水冷下、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和した後、減圧下に
溶媒を留去した。残渣を塩化メチレンに溶かした後、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥
させてから溶媒を減圧留去して黄色油状の化合物(7)
を4.80g得た。
この化合物(7)は、そのまま次の反応に用いた。
化合物(7)の物性データを次に示す。
I Ry man  cs−’ : 3440,189
0゜NMR((:[1C13/TMS)  5  :1
.43〜1.98(m、8B)。
2.53〜4.35(m、10H)、  4.50(s
、2B)、  5.13(s、2)1)。
5.47〜5.93(鳳、IH)。
7.28.7.29 (それぞれs、IH)M S ”
/e : 413(M・)、 at(tooり分子礒測
定(MS自7e) 計算値(C24H3+NO5として):413.220
2(Mつ 実測値;  413.2225(M・)化合物(lO)
の合成 前記化合物(7)  4.38 gをメタノール80m
Mに溶解させた。水冷下に、この溶液に、メタ過ヨウ素
酸ナトリウム2.79g (13,Oi+mol)の水
(30購1)溶液を加えて攪拌した。25分後、過ヨウ
素酸ナトリウム由来の塩が溶けるまで木を加え、その後
、エーテルを用いて抽出した。エーテル層を合わせ、無
水硫酸マグネシウムで乾燥させてから、溶媒を減圧留去
することにより化合物(8)を4.10g#!Jた。
前記化合物(8)4.1Bgをインプロパツール30m
文に溶かした後、アルゴン気流ドかつ水冷攪拌下に、メ
ルドラム酸1.84g (12,8麿mat)およびエ
タンジアンモニウムジアセテート193mg(1,07
m1of)を加え、室温に戻してから13時間、攪拌し
た0次いで、水冷下に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、その後、エーテルを用いて抽出した。エーテル層
を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥させてから溶媒
を減圧留去することにより化合物(9)を4.83g得
た。
前記化合物(9)をジオキサン−水(体積比2 : 1
)  120m1に溶かし、アルゴン気流下に加熱還流
した。2時間後、室温まで冷やしてからエーテルで希釈
し、飽和炭酸水よナトリウム水溶液で洗浄した。この水
層からエーテルを用いて塩析した後、有機層を合わせ、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させてから溶媒を減圧留去
した。この残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(Mlエチル−ヘキサン、体桔比l:4)に付すことに
より淡黄色油状の化合物(lO)を1.58g (3,
73■mat)を得た。前記化合物(5)からの収率は
33.2%であった。
なお、化合物(lO)の物性データを次に示す。
I RF@JX  cml: 1720.170ON 
M R(CDCI3/TMS)δ :1.33.1.4
2(それぞれs、8H)。
1.90〜4.10(m、9)1)、 4.47(広幅
s、2H)。
5.12  (g、2H)、 ?、51.7.55(そ
れぞれs、IOH)M S ”/e : 423(N’
)、 91(100り分子量測定(MS−/e ) 計算値(lj2 s To q )IQsとして):4
23.22O45(・) 実測値;  423.2085(X・)[a lo =
 −24,8’  (c =0.15)化合物(11)
の合成 前記化合物(1G)  317mg(0,75+smo
l)を塩化メチレン6m文に溶かした。この溶液に、ア
ルゴン気流Fに一40℃で攪拌しつつ、IM)リブロモ
ポランー塩化メチレン溶液0.82m文(0,82■謹
口l)を加えた。1時間後、温度を0℃に上げ、さらに
30分間、攪拌した。その後、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液を加え、しばらく攪拌してから、塩化メチレンを
加えて稀釈した。水層から塩化メチレンで抽出した後、
有機層をあわせ、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し
てから溶媒を減圧留去した。
残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(酢酸エチル
−ヘキサン、体植比2:l)に3回、付してから再結晶
(塩化メチレン−ヘキサン)させることにより、白色針
状結晶である化合物(11)を102 mg(0,31
mmol)得た。この際、ra料である+7ij記化合
物(10)を141mg(0,31s+5ol)回収し
た。
収率は73.6%であった。
なお、化合物(11)の物性データを次に示す。
I  RF @−X   cm−’ :  344G、
1720.170ON M R((:DC+3/TNS
)  δ :1.36,1.45(それぞれs、8H)
1.98〜3.93(m、l0H)、  5.12(s
、28)、  7.35  (s、5H)MS@/e:
  333(M’)、91(100%)組成分析 。計算値(C+5lh3NOs として):C,84,
85,)!、8.95.  N、4.35゜実測イ/j
  :  C,64,70,)!、8.8B、N、4.
35゜[a ]lo= −9,84° (c = 0.
75)m p 、 129〜130℃ (参考例) 化合物(12の合成 前記化合物(11) 102mg(0,31mmol)
のア七トン(3,0mF)溶液に、アルゴン気流下に水
冷攪拌しつつ、8Nジヨーンズ試薬(Cr03−e硫°
酸)180JL l (1,44m5+ol )を加え
た。3時間後、室温にもどし、さらに10時間、攪拌し
た。その後、インプロパツールを加え、しばらくした後
、エーテルおよび水で稀釈した。水層をエーテルで抽出
してから、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させ、溶
媒を減圧留去することにより無色油状の化合物(12)
を!30mg(0,26mmol)得た。
収率は85%であった。
なお、化合物(12)の物性データを次に示す。
I  RF @JX    cm  ’ :  295
0,1700.188ON M R(C[lCh/TM
S) a  :1.8B、 1.75(それぞれs、 
8H)。
1.80〜4.12(層、8H)。
4.22(広幅、d、 IH,J−5Hz)。
5.18 (広幅s、2M) 、7.38(s、5H)
MS・/e : 3470I’ ) 、91(100り
分子−、lj、測定(MS・/e ) 計算イ/i(C+a)12+NOi として):347
、1389(M・) 実測fハ;  347.1371(M・)[a  lo
  = +0.19  (c = 1.08)化合物(
13)の合成 前記化合物(12) 81mg (7)メタノール(2
,5m l )溶液に10%パラジウム−炭素8.7m
gを加え、水素気流下に室温で攪拌した。2時間後、木
1.Omfiを加え、さらにlO峙間、攪拌した。その
後、セライト症過してから溶媒を減圧留去した。残渣を
メタノール−水から再結晶することにより、白色針状結
晶である化合物(13)を23■g(0,14gaol
)得た。
収率は77%であった。
この(13)は(−)−α−カイニン酸を汝硫酸で3時
間、攪拌した後、水酸化バリウム水溶液を用いて正確に
中和することにより得られる既知物質であるから、逆反
応つまり化合物(13)のラクトン部分を加水分解した
後、水酸基部分を脱水して二重結合を導入することによ
り(−)−α−カイニン酸をtA造することができる。
なお、化合物(!3)の物性データを次に示す。
ujor I RF aax  Cm ’ : 3550,343
0.1890.180ON M R(Dz O/TMS
)δ :1.33,1.42(それぞれS、8)1)。
2.55〜2.81(s+、IH)、  2.82(d
t、IH,J=12.8Hz)。
3.14〜3.30(層、3H)、3.78(dd、I
H,J馬9,12Hz)。
3.99(d、IH,J=3.5Hz)MS”/e: 
213(M’) 、1B9(1001)[a  lo 
 =−13,7°  (C= 0.10.H2O)mp
、284℃(分解)
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る(−)−α−カイニン酸の構造
およびその製造方法を示す反応工程図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1式で示される(−)−α−カイニン酸の中間
    体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式[1]中、Bnはベンジル基を表わす。)
  2. (2)出発原子として(2S,3S)−1−ベンジルオ
    キシ−3,4−エポキシ−2−ブタノールを用い、少な
    くとも光延反応工程、メルドラム酸とのアルドール縮合
    を経由する逆電子要請分子内へテロディールス・アルダ
    ー反応工程を含むことを特徴とする(−)−α−カイニ
    ン酸の中間体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2703679A1 (fr) * 1993-04-05 1994-10-14 Rhone Poulenc Rorer Sa Nouveaux dérivés de perhydroisoindole, leur préparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent.
JP2008001625A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Univ Of Tokyo ピロリジン誘導体の合成方法
CN109251946A (zh) * 2018-10-08 2019-01-22 浙江海洋大学 一种利用海洋硅藻共栖细菌发酵制备遗忘性贝毒软骨藻酸的方法

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CN109251946B (zh) * 2018-10-08 2021-10-22 浙江海洋大学 一种利用海洋硅藻共栖细菌发酵制备遗忘性贝毒软骨藻酸的方法

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